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  [No.2536] 流れ星に願いを 投稿者:門森 輝   投稿日:2012/07/30(Mon) 21:48:22   50clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 星が輝く空の下。とある小高い丘へと続く森の小道を、一匹のボーマンダが下っていました。
 丘から少し下った所で、彼は一匹のイーブイがその道を登って来ている事に気付きました。
「ん? どうしたんだ坊主。こんな時間に」
 ボーマンダの突然の問いに、イーブイが驚きながらも答えます。
「ふあ!? え、えっと、えっと、流れ星にお願いすれば叶うって聞いて、えっと、お兄ちゃんが今日の夜位に見れるかもって言ってて、一つお願いしたい事があって、で、でも森からじゃ木が邪魔で見えないから、だから、えと、こっちにあるあそこなら綺麗に見えるかなって思って、だから……えっと、うん……じゃない、はい、です」
 それを聞いたボーマンダは少し考えた後、こう言いました。
「あー、突然済まなかったな。とりあえず落ち着いてくれ。そうだな、坊主。一つ頼まれてくれねぇか?」
「え? で、でも知らないポケモンに付いて行っちゃいけないって言われてて……」
「あぁ、そう言うんじゃないから安心しろ。俺もここの丘に流れ星見に来たんだけどよ、そこの森に用があったの忘れててな。で、俺が行くまで坊主に場所取っといて欲しいんだ。頼まれてくれるか?」
「うん! それならいいよ! あっ、いいですよ!」
「そんな無理して畏まんなくてもいいんだが」
「かしこまんなくてって? 違う、えっと……かしこまんなくてって何ですか?」
「いや、だからあれだよ、その……そんな風にですとかますとか付けなくてもいいって事だよ」
「ほんと!? いいの!? 分かった!」
「じゃあ、頼んだぞ」
 そう言ってボーマンダは森へ向かって行きました。イーブイは暫しボーマンダを見送った後、丘へ向かって駆け出しました。

 イーブイが丘に着いてから暫くした時の事。辺りには誰もいない中、イーブイがボーマンダさんはまだか、流れ星はまだか、と考えながら星空を見上げていると、突然森から光が天へと昇っていきました。天へと一直線に向かった光は森の遥か上空で弾け飛び、幾多もの輝きが星空を駆けて行きます。
「うわぁ……きれー……あっ、そうだ! 願い事っ!」
 イーブイはその光景に見とれつつも、願い事を唱えます。
「お父さんとお母さんが仲直りします様に。……それから――」

 星が輝く空の下。イーブイは丘の上でボーマンダを待ち続けます。そしてボーマンダが小道を登って来るのを見るやいなや、イーブイはボーマンダに駆け寄りました。
「おぅ、思ったより遅くなった。待たせて済まなかったな。で、どうだ? 流れ星はもう流れちまったか?」
 ボーマンダがこう言うと、イーブイは少し考えてから答えました。
「すっごかった! すっごい綺麗で、もうきらきらが凄くて、えっと、とにかくすっごいの!」
「あー、そうか。やっぱ終わっちまってたかぁ。ま、見れて良かったな、坊主。願い事は出来たのか?」
「うん! お父さんとお母さんが仲直りします様にって! それとね」
「ん? あれ、さっき会った時は願い事は一つって言ってなかったか?」
「あっ、えっと……そう! 一つ! うん! 昨日お父さん達喧嘩しちゃって……今日になってもまだあのままみたいで……だから流れ星にお願いしたの!」
「そうか……んー、きっと叶うんじゃねぇかな、坊主」
「えへへ……んと、それじゃあボクはもう帰るね! ありがと!」
「おぅ、気を付けて帰れよ!」
「うん! バイバイ!」
 そうしてイーブイは森へ向かって駆けて行きます。イーブイがふと星空を見上げると、一筋の流れ星が駆けて行きました。それを見たイーブイは立ち止まり、再び願い事を唱えます。
 お父さんとお母さんが仲直りします様に。それから――

 いつかあのボーマンダさんみたいになれます様に――


――――――――――――――――――――――――

 Q.りゅうせいぐんは教え技なのにどうしてこのボーマンダは使えるんですか?
 A.ご都合主義です☆

 と言う訳でベタですけども竜星群に願い事。私が三人称で書くと台詞が多くなる様ですね。間投詞も多すぎますね。読み難いったらありゃしない。
 更に書いてない情報も少なくないので内容も分かり難い事態に。ボーマンダがどうしてそうしたのかとか、何故その日に流星群が見れるのが分かるのかとか、他にも幾つか。ボーマンダが竜星群使った事すら明記してませんね。これで理解しろってかなりの無茶振りな気がして来ました。考えてはいるんですけどどこにどう入れれば自然か分からず断念。
 この後イーブイに礼を言われていた事に気付いて、ばれてたのか……? 的な感じでボーマンダが少し照れたり。しかも直前に「叶うんじゃねぇかな」って言ってるからそれに対しての礼なのか判断が付かず、もどかしい思いをしたり。ボーマンダかわいいよボーマンダ。これも本文にはどう入れれば自然か分からず断念しましたけど。
 それにしてもこの子達頭の回転が速いのか遅いのか。少し考えただけでどうするか決めてるのに応答がしどろもどろですし。どうすれば良いんだろう。
 あとタイトルが七夕スレへのレスに似ているのははい、使い回しです。浮かばないんですもの、仕方ないですね。
 とりあえずショタイーブイ可愛いから満足です。イーブイかわいいよイーブイ。
 以上後書きという名のスーパー言い訳タイムでした。

【書いてもいいのよ】
【描いてもいいのよ】
【お好きにどうぞなのよ】
【イーブイかわいいよイーブイ】