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  [No.4193] Subject Notes...? #129030 小さくてかわいいイーブイズ 投稿者:   《URL》   投稿日:2024/05/04(Sat) 22:16:16   11clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

※こちらは586さん作『Subject Notes.』シリーズの三次創作です。

Basic Informations:
Subject ID:
#129030

Subject Name:
小さくてかわいいイーブイズ

Registration Date:
2010-11-21 11:21:00

Precaution Level:
Level 1(2010-11-21以前)→Level 0(2011-11-21以降、2014-11-21以前)→Level 1(2014-11-21以降)

Handling Instructions:
 野生の携帯獣#129030は市販の小型ケージに入れ、低異常性携帯獣保管庫に収容してください。食事として体重の5%量の陸棲携帯獣向け標準ペレットを1日3回に分けて与えてください。1〜3日に1回、ケージを清掃してください。携帯獣#129030から求められても、菓子類の供与を行わないでください。携帯獣#129030の詳細な取扱いについては、マニュアル#129030を参照してください。
 既に飼い主がいる携帯獣#129030については、収容の対象外です。携帯獣#129030の飼い主に1ヶ月に1度ヒアリングを行い、携帯獣#129030の生態に変化がないか確認してください。携帯獣#129030の飼い主の一覧はリストL-129030-1を参照してください。

[2011-11-21 Update]
 上記の取扱方は廃止されました。案件管理局に携帯獣#129030が持ち込まれた場合、団体#129030に移送してください。
 その他の取扱手順は必要ありません。

[2014-11-21 Update]
 コア拠点に収容する個体を除き、携帯獣#129030-1を従前通り団体#129030に移送してください。既に飼い主がいる携帯獣#129030については、取扱手順の対象外です。

 常に6体の携帯獣#129030-1をコア拠点に収容し、1日1回、生態調査レポートを提出してください。コア地点に収容した携帯獣#129030-1には2ヶ月に1度、収容継続希望調査を行います。収容継続を希望しない携帯獣#129030-1は団体#129030に移送し、新たに生態調査に協力する携帯獣#129030-1を団体#129030から受け入れてください。携帯獣#129030-1の詳細な取扱については、マニュアル#129030を参照してください。
 携帯獣#129030-1を用いた実験を行う場合、書式F-129030-1に記入し、ワークフローを回付してください。実験には、実験に参加する携帯獣#129030-1自身の同意が必要であり、携帯獣#129030-1からの訴えがあれば、実験中であっても即座に実験を中止しなければなりません。また、携帯獣#129030-1の食性に関する実験は無期限に却下されます。
 リストL-129030-2にこれまで報告のあった異常性を取りまとめています。リストL-129030-2にない新規の異常性が報告された場合、リストL-129030-2を更新してください。その後、異常性なしと判断された事柄についても、リストL-129030-2から削除しないでください。

 野生の携帯獣#129030-2〜9を確保した場合、確保した支局を暫定的にコア拠点とし、マニュアル#129030を参考に携帯獣#129030-2〜9の収容と生態調査を行ってください。1つの支局に7体以上の携帯獣#129030-2〜9が収容された場合、携帯獣#129030-2〜9の収容方法について見直しが行われます。

Subject Details:
 案件#129030はイーブイの一種と見られる携帯獣に関する案件です。
 携帯獣#129030の存在が最初に確認されたのは、2010年8月29日2時36分のソーシャルネットワークサービスへ投稿です。「友人からイーブイを貰った」というコメント付きの投稿で、添付された写真には携帯獣#129030の姿が写っています。案件管理局は2010年8月30日に投稿者と接触し、携帯獣#129030について調査を行いました。この過程で、携帯獣#129030は複数個体存在することが確認されました。調査の結果、軽度の異常性有りの疑い・観察を要するとして、2010年11月21日に案件立ち上げが行われました。
 携帯獣#129030は、イーブイの一種と見られる携帯獣です。通常のイーブイと異なる外見的特徴として、個体の高さ平均が0.1mであり、脚部が短く、頭部・尾部・眼球が大きく、一般的にかわいいという印象を与える容姿であることが挙げられます。その他、通常のイーブイと異なる点として、著しく戦闘能力及び運動能力が低いこと、あらゆる環境テストでタマゴが未発見であることが挙げられます。また、携帯獣#129030は、いずれの個体も人語を高いレベルで理解し、やや舌足らずなものの会話に支障ないレベルで発語可能です。また、人間向けに作成された一般的な菓子類を好み、それらを問題なく摂取可能です。また、縮小化及びデータ化に極めて高い抵抗力を示し、ボールでの捕獲は極めて困難です。
 これらの差異にも関わらず、携帯獣図鑑などのデバイスは携帯獣#129030を例外なく「イーブイ」として認識します。習得する技能は通常のイーブイと同一です。

 飼い主から携帯獣#129030を引き離す際に携帯獣#129030が重篤な精神的ストレスを訴えたため、また初期調査で危険性が低いと判断されたため、既に飼い主のいる携帯獣#129030については、収容せず現状維持が選択されました。

[2011-11-21 Update]
 イーブイ及びその進化種に関する事案の一斉監査により、案件取扱継続によるマネジメントリスクの上昇が看過できないと指摘されました。
 以下、指摘事項の抜粋です。

・収容された携帯獣#129030の個体数が多すぎて、当初の取扱手順で定められた低異常性携帯獣保管庫に入り切らず、通常倉庫や職員の居室に収容する等、取扱手順違反が起こっている。
・携帯獣#129030の管理費用(特に食費)が膨大な額になっている。
・携帯獣#129030への1日3回の給餌で業務時間が終わってしまう。
・案件立ち上げから一年が経過したが、注意すべき異常性は発見されず、また危険性や攻撃性も極めて低いため、管理局で収容する必要性が低い。

 これらの指摘を受け、案件#129030は同日取扱停止が決定されました。
 外部交流委員会により、収容中の携帯獣#129030は団体#129030「ちびブイ保護センター」に移管することが決定されました。団体#129030は携帯獣#129030の発見当初から有志で保護活動を行っており、携帯獣#129030の大量収容に特化した施設とノウハウを有している団体です。

[2012-11-21 Update]
 イーブイ及びその進化種に関する事案の一斉監査の際、携帯獣#129030が接客サービス業を行う飲食店が複数存在することが報告されました。
 直ちに飲食店近郊の職員らが調査したところ、これらの飲食店は団体#129030が運営しており、当該飲食店の経常利益は団体#129030が行う携帯獣#129030の保護・管理活動に使用されているとの調査結果が得られました。帳簿上にも不審な点はなく、案件についても現状継続が採択されました。

[2013-11-21 Update]
 イーブイ及びその進化種に関する事案の一斉監査の際、携帯獣#129030の進化種についての報告がなされました。
 この報告を受け、イーブイに似た携帯獣は携帯獣#129030-1、シャワーズ・サンダース・ブースター・エーフィ・ブラッキー・リーフィア・グレイシア・ニンフィアに似た携帯獣は携帯獣#129030-2〜9、これらの携帯獣#129030-1〜9を総括した分類は携帯獣#129030として再分類されました。また、この変更に伴い、案件名が「小さくてかわいいイーブイ」から「小さくてかわいいイーブイズ」に変更されました。
 携帯獣#129030-2〜9は、それぞれシャワーズ・サンダース・ブースター・エーフィ・ブラッキー・リーフィア・グレイシア・ニンフィアの一種と見られる携帯獣です。元となった携帯獣の違いを除き、携帯獣#129030-1と同様の特徴を持ちます。
 携帯獣#129030-2〜9についても異常性は発見されず、危険性や攻撃性も極めて低いため、案件については現状維持が選択されました。

[2014-11-21 Update]
 イーブイ及びその進化種に関する事案の一斉監査の際、携帯獣#129030に異常性があるのではないか、という一般市民からの問い合わせが複数件あったことが報告されました。
 問い合わせ内容は概ね共通しており、携帯獣#129030には自身を「かわいい」と認識させる異常性があり、この性質によって周囲の人間に携帯獣#129030の世話をさせているというものです。さらに加えて、人間を扇動し携帯獣#129030が目論む世界征服に加担させているという問い合わせも数件存在しました。
 携帯獣#129030-1が自身を「かわいい」と認識させる異常性を持つ可能性については、案件立ち上げ時に行われた実験により否定されています。携帯獣#129030-2〜9については、進化後の種のみがその性質を持つ可能性は低いと考察されています。
 また、携帯獣#129030の戦闘能力・運動能力・知能レベルから考えて、携帯獣#129030が世界征服を行うことは不可能です。問い合わせについては、携帯獣#129030の大言壮語を真に受けた一般市民が行ったものと考えられます。

 現時点では異常性を認められないものの、毎年監査で指摘が入る事態を受けて、当該案件の警戒レベルを「1」(異常性はあるが危険性は認められない)に引き上げ、取扱再開がなされました。
 2011年度監査での指摘事項を受け、携帯獣#129030-1の全頭収容は行わず、数体の携帯獣#129030-1を定められた支局(コア拠点)に収容し、生態調査を行います。
 携帯獣#129030の食性は既に充分判明しています。実験と称して菓子類を過剰に供給する行為を防ぐため、携帯獣#129030の食性に関する実験は無期限に却下されます。

 飼い主を持たない携帯獣#129030-2〜9が存在しないため、管理局による携帯獣#129030-2〜9の収容は未だに行われていません。野生の携帯獣#129030-2〜9の確保に努めてください。

Supplementary Items:
本案件に付帯するアイテムはありません。