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  [No.2578] ホウエン居住レポート 投稿者:NOAH   投稿日:2012/08/21(Tue) 09:57:38   95clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


引っ越し。

それは住み慣れた土地を離れ、新しい土地で、新しい人達に出会うことができる、素敵なイベント。

ジョウト生まれのカントー育ちでありながら、シンオウやイッシュにも行ったことがある私なのだが、ホウエンには初めて来るどころか、これから目の前の、水東荘(みあずまそう)という二階建の古いアパートに、住むというから驚きだ。

まずいな私。生きていけるだろうか。

「貴女が秋風カエデさん?ヘェ、これまた
えーらしい子が来たなぁ。その紅い髪もえぇなぁ。」

「はあ……ありがとうございます……。」

「ああ、えーらしい別嬪さんやから見惚れてたわぁ。
私は一応、ここの大家やっとるんよぉ。
何かあったら声掛けてな?」

ああ、大家さんだったのか。
しかし、「えーらしい」 とは一体……。
方言かな。あとで調べよう。

とりあえず、大家さんに鍵を貰うと
突然、腰のボールホルダーのモンスターボールから
一匹飛び出してきた。

間違いない。我が相棒、メイプルだ。(因みにヤミカラスの♀である)
空中で翼を羽ばたきながら現れ、そのまま私の頭に乗っかった。
この子は、人の頭に乗るのが好き乗っかり魔である。

「まあ、ヤミカラス!初めて見るわぁ。
ホウエンにはいないから、なかなか見れないんよ。
それにしても、主人に似てえーらしい子やねぇ。」

あ、メイプルが照れた。「えーらしい」 の意味は
流石にわかってないな。だって私も知らないし。

とりあえず、大家さんに礼を言ってその場を離れると、私はこれから住む、203号室に向かった。
メイプルは相変わらず、頭に乗っかったままだ。

カンカン、と、子気味よく階建を登ってすぐが203号室。
貰った鍵を差し込んで扉を開けると、大きな本棚と、メイプルご愛用の止まり木(実は結構、高かったり)を含んだ
大きな荷物以外、段ボールの中で眠っている。

しかし、まず先に何をしよう。
片付けか、差し入れを渡すか、調べものか……。
メイプルは早速、ご愛用の止まり木に止まって部屋をぐるり、と見渡していた。

時刻はちょうどお昼頃。
しかも、今日は休日だ。

なら、差し入れを渡して、ご飯を食べて
それから片付けと行こうか。

そうと決まると、私はメイプルを呼んで頭に乗せると
ジョウト名物のいかり饅頭を持って、お隣さんへと挨拶しに向かった。


*あとがき*
覚えている人がいるかはわかりませんがお久しぶりです。
NOAHと言います。語り部九尾の作者と言えばわかるでしょうか……。

いろいろあって、現在は九州に引っ越して暮らしてます
場所は大分県です。なのでそこで覚えた方言を入れました
「えーらしい」とは、大分弁で「可愛らしい」 と言う意味です。

また暫くお世話になります。よろしくお願いします。

*タグ*
【書いてもいいのよ】
【描いてもいいのよ】
【水東荘新規居住者、及び住人募集】


  [No.2579] 【書いてみた】201号室:ミズシマ 投稿者:神風紀成   投稿日:2012/08/21(Tue) 16:13:42   85clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

チョロネコの額ほどの空間に、ちゃぶ台と座布団二枚。
ちゃぶ台の上に、湯のみが二つ。
湯のみの側に、野菜炒めの皿と御握りと味噌汁のお椀が二つずつ。

座布団の上に、子供一人。
座布団の上に、大人一人。

子供の側に、レパルダス一匹。
大人の側に、ルカリオ一匹。

『いただきます』の声が二つ。それを見計らったかのようなノックの音が、二回。
何でもない兄弟の日常が、この音で崩される。

「はい」

レパルダスを撫でていた凛は、兄である大輝が立ち上がったのを確認して御握りに手を伸ばした。熱いので注意して中身を割る。梅干入り。白米がピンク色に染まっている。
熱い味噌汁を見て、少し顔を顰める。

「もう少しぬるめにしてって言ったのに……」

凛は猫舌である。どんなに大好きな物でも、熱々は食べられない。おまけにこの部屋には冷房がついていない。あるのはいつ壊れてもおかしくない扇風機のみである。
それでも日当たりの関係か、ここに越してきてからは一度も熱中症にはなったことがない。兄の健康管理のおかげかもしれないが。

「凛!来て挨拶しなさい」

氷水を飲んでいたところへ、兄の声が響く。ため息をついて、レパルダスを飛び越えた。
玄関先に立つ二つの人影。一つは兄。もう一つは…… 女性だ。
髪は赤毛。以前読んだ『赤毛のアン』に出てくる赤よりも少しだけ濃い。あちらが『にんじん』なら、こちらは『トマト』とギルバートに言われることだろう。
背丈は小柄。いや、兄の側に立っているから小さく見えるだけかもしれない。兄は百八十近い。ちなみにオレは百五十ちょっとしかない。
彼女の頭に停まっているのは、図鑑でしか見たことのない、ヤミカラス。重くないのだろうか。

「今日からこの水東荘に住むことになりました、秋風カエデです。……よろしくお願いします」
「こちらこそ。私は水嶋 大輝です。こちらは弟の凛」
「……はじめまして」

困ったことがあれば何でも言ってください、という兄の言葉に彼女は『ありがとうございます』と言い、『これ、うちの実家の名物です』といかり饅頭を渡してきた。
こちらで言うヒウンアイスみたいなポジションだろうか。
ふと足元に柔らかい感触。レパルダスが玄関先までやってきていた。口元に米粒が付いてる。

「こら、レパルダス、ダメだってば」
『ミャオン』

レパルダスとヤミカラスはお喋りを始めてしまった。悪タイプ同士、何か通じ合うものがあるのかもしれない。
『これからよろしくお願いします』という挨拶で、一先ず彼女は部屋に戻って行った。

「美人さんだったね」
「……」
「どうしたの?……もしかして、気になった?」
「馬鹿を言うな。早く食べろ」
「はいはい」

華ができた、気がする。
なんだか楽しくなりそうだ。


――――――――――――――
えっと、初めまして。神風紀成と申します。
面白そうだったので書いちゃったんですけど…… いいんですかね、こんな感じで?
他の部屋の住人さんがどんな感じなのか気になってます。
とりあえず、彼らもよろしくお願いします(?)

では。


  [No.2581] Re: 【書いてみた】201号室:ミズシマ 投稿者:NOAH   投稿日:2012/08/21(Tue) 20:12:58   83clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


おお。神風さま!ホウエン居住レポートに
小説を投稿して頂きありがとうございます!!

201号室、水嶋兄弟、登録しました(^_^)
レパルダス可愛い……米粒つけてすり寄ってくるなんて……!!

これからよろしくお願いしますね(^_^)

では、続きをば

――――――――――――――――――――――――――――

挨拶周りを終えて、部屋に戻った。
時計の針は12時を大きく過ぎていた。

『ヤミィ♪』

「ふふ……お隣さんのレパルダスとすっかり仲良くなったのね」

201号室の水嶋大輝さんと、その弟の凛さん。
大輝さんは礼儀正しい、真面目そうな青年で
凛さんはどこか、つん、とした、何だかチョロネコや
ニューラを彷彿とさせる少年だった。

そして、今はご愛用の止まり木で羽を休ませながら
日向に当たり、気持ち良さそうに目を瞑るメイプルは
挨拶周りで出会った、凛さんの足下にすり寄ってきた
一匹のレパルダスと、楽しそうに、何かを話していた様子だった。
悪タイプ同士、どこか話が合ったのだろう。
あの場に姉さんのマニューラがいたら、更に盛り上がっていたに違いない。

そんなことを思いながら、メイプルを始めとした、私の手持ち達の
お昼を用意して、私自身も、ここに来る途中で寄ってきた、コンビニで買った
お握りとお茶をちゃぶ台の上に置くと、残りの五匹をボールから出して
大量の本や調理器をどうしようか、近くにスーパーでもないだろうかと考えつつ
エビマヨの入ったお握りを口に入れた。


*あとがき*
セリフ少ない;;!!
書きたいこと纏まらなかった上にお昼ご飯のようすしか書けなかった……。
でも、これで一旦落ち着きましたので、ゆっくり書けます(^_^)

カエデちゃんはヤミカラス♀のメイプル含め、6匹の手持ちがいます。
他の5匹も追々、紹介する予定です。
あと、彼女のお姉さんもいつか出します。

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  [No.2582] 誰も来ないけど続き書いてみる 投稿者:NOAH   投稿日:2012/08/22(Wed) 14:28:57   78clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


かえちゃんの「引っ越し」 と言うものが終わって
お昼ご飯も食べて、窓側になぜかあったあたしの特等席に立つと
かえちゃんは急に「何か」 をし出した。

ロゼッタ(ロズレイド♀)が言うには
『かえちゃんの本を片付ける』 らしい。
うー、みんな手伝うのかな……。

「メイプルー、ちょっと手伝ってー。」

『なに、かえちゃん!メイプル何でもやるよ!』

かえちゃんの頭に乗っかって、覗き込んだ。
かえちゃんの髪、綺麗な赤色でいい匂いー。

「これ、カーテン。付けれる?」

『お安い御用だ!』

よかった。あたしもかえちゃんの手伝いができて。
カーテンレールの上狭いから乗れないけど、何とかなるかな。

『メイプル、無理しないでよ?』

『もう、ロゼッタてば心配症なんだから!
このくらい平気だよ!と、言うか、これくらいできないと
かえちゃんの相棒失格になるよ、あたし。』

『大丈夫よ、そのときは私がカエデの相棒になるから。』

『え………。』

『うふふ♪冗談よ♪』

ごめん、ロゼッタ……冗談に聞こえない。
まあ、相棒の座を渡す気はないから、いいけどさ!!
とりあえず、カーテン付けちゃおっと。


――――――――――――――――――――――――――


「きゃああっ!!」

どさどさ!!

『な、なに!?かえちゃんどうしたの!?』

『たいへん だ ! あるじ が ほん の なか に うもれている !!』

『いけない、助けるぞ!!』

アコニ(ゲンガー♂)とツァオメイ(コジョンド♂)によって
かえちゃんは本の中から助け出されました。(気絶してるっぽいけど。)

あちゃー、部屋の中が本まみれだ。
大丈夫かな、これ……。

―ドンドンドンドン!!

「秋風さん!どうしましたー!?秋風さん!!」

『あるじ の おとなりさん だね。でようか?』

『俺が行く。アコニはここにいろ。
ロゼッタとメイプルは片付け頼む。』

あーあ、先が思いやられるよ……。


*あとがき*
今回はメイプル視点で書いて見ました。
全体的にどたっとしてますね、ごめんなさい。

引っ越し初日でトラブル発生。
どうしてこうなった……。

*タグ*
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