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  [No.3070] 【記事部門・新形式提案】ジョウトに渡ったビーダルたち【フォルクローレ】 投稿者:No.017   投稿日:2013/10/08(Tue) 01:14:58   66clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
【記事部門・新形式提案】ジョウトに渡ったビーダルたち【フォルクローレ】 (画像サイズ: 700×538 100kB)

◆ジョウトに渡ったビーダルたち

 ジョウト地方のキキョウ、コガネ、エンジュの間に位置するシガラは丘陵から良質の陶土が産出する土地柄で、古くから焼き物が盛んであった。茶の湯が盛んだったコガネやエンジュに近かった事も手伝って、その陶器は信楽焼の名で大いに発展を遂げた。温かみのある緋色の発色と焦げの味わいはまさにジョウトのわびさびを表現していると言えよう。
 さて、信楽焼といえば酒を持ったビーダルのものが有名だが、その歴史は比較的浅く、明治期に入ってからであるらしい。最初にビーダルを焼いたのはシンオウ地方から渡ってきた藤原銕造(てつぞう)という人物と言われている。彼は酒買い小僧と故郷のポケモンであるビーダルを組み合わせてこのデザインを作り上げたという。今や信楽焼きの代名詞となったとぼけた顔の酒買いビーダルが並ぶ光景はこの土地の風物詩となっており、町の人口よりビーダルの方が多いと言われているほどだ。
 シガラの土は腰が強く、大物づくりに適している他、小物づくりにおいても細工しやすい特性で、現代でも陶工達によって数多くのポケモンをモチーフにした信楽焼が開発されている。最近はイーブイのものが人気という。
 好きなポケモンを特注できるサービスもあるので、気になる方は問い合わせてみては。





以下、提案
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記事部門規定の文字数に達しなかったブツなので投げておく。
通常の記事だと見開きで記事1ページ、絵1ページの見開き2ページなんだけど、
仮にこれを採用する場合、1ページで、記事の3分の1、絵3分の2という配分になる。
こういう形式も悪く無いかも、と思った。
書き手さん的にも、絵師さん的にも通常記事より、気楽に出来そう。
三次後半からの採用、どうだろう?


  [No.3082] 椰子の実の神話【文字下限数緩和】 投稿者:No.017   投稿日:2013/10/26(Sat) 01:35:31   74clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

◆椰子の実の神話

 南の島国の神話には共通したモチーフがある。海の向こうにある理想郷――神様の国から海流に乗り、壺が流れ着く。その中身は食料となる種(多くは五穀の)で、それを最初に島に住み着いた人間が受け取る、という内容だ。東南アジアのバナナを主食とする地域の多くではその役割を担うのはトロピウスである。
 口伝のひとつによれば、その地域に最初にやってきた夫婦であるイラブーとイノーはある時、幾つかの椰子の実が浜辺に漂着しているのを発見した。夫のイラブーは割って食べようとしたが、妻のイノーは育てればもっと多くの実りをもたらすだろうと手をつけさせなかった。
 次の日に椰子の実は芽吹き、三日目には羽根のような大きな葉が四枚生えた。七日目には竜の首を生やして鳴き声を発し、十日目には四つの足を生えて歩き出したという。まだ子の無かったイノーは大変にこの竜達を可愛がった。竜達は南国の日の光を浴びて日増しに大きくなりやがて顎の下に果物がたわわに実ると、それをイノーに与えたという。これが東南アジアにおける種々のバナナの最初という風に言われている。やがて竜達は葉の羽根で飛び立ち、どこかへと去ってしまったが、風の強い朝の浜辺にはココヤシやマンゴー、ドリアンなどの果物が漂着するようになっと伝えられている。



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三次募集後半から、400文字程度の記事を認めます。
通常の記事は、1200文字程度でほぼ紙1枚、絵1枚と一緒に見開き(2ページ)で記事を構成しますが、
400文字程度の場合 紙の3分の1を使い、残りの3分の2が絵になります。
つまり通常記事のハーフサイズが出来るわけです。
アイディアをより気軽に形にしていただければ。