[掲示板へもどる]
一括表示

  [No.3385] メタネタ地獄 投稿者:焼き肉   《URL》   投稿日:2014/09/14(Sun) 16:18:52   41clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 くだらないメタネタ三本立てです。笑って流してやってくだされば幸いです。


  [No.3386] スカイトレーナーの苦悩 投稿者:焼き肉   投稿日:2014/09/14(Sun) 16:21:29   104clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:メタネタ】 【ポケモンXY

 注・メタネタ、人によっては不愉快な茶化しネタを含みます。



 我ら、スカイトレーナー。スカイトレーナーとは文字通り、スカイバトルというバトルを専門に戦うトレーナーのことです。ここでプレイヤーの挑戦をずっと待っているのですが……来ませんね。

 最初に来た時、プレイヤーは鳥ポケモンを持っていなかったのです。残念ですね。あ、来ました来ました、プレイヤーです! 鳥ポケモンをゲットしたらしく、まっすぐこっちに向かってきます。

 どれどれ、一体何のポケモンを……。え、ルチャブル?

 ごめんなさいルチャブルはスカイバトルに出られないのです。そらをとぶを覚えるって? 黄色いネズミを連れたトレーナーはスカイバトルに出していたって?

 そうは言っても決まりですから……肩を落として去って行ってしまいました。見たところあのルチャブルはずいぶん大切に育てられていたようです。もうあのルチャブルを外して、他の飛べるポケモンを……という考えはあのプレイヤーにないでしょう。

 …… …… ……
 …… …… ……

 ああー、スタッフロールの音楽が聞こえてきました。チャーッチャララーッチャララーッチャッチャーチャーチャララ♪……間違えました。今回初代を意識した要素が多いものでつい。

 タタタターン♪これも違う。Nが行ってしまう。

 パーラーララーラーラーラーラーラー♪ ああそうそう、今回のスタッフロールはオーケストラのような趣の前奏なんですよね。壮大です。

 遥か遠く、パレードをやってるあたりの空に浮かんでいる歌詞も素敵です。ボーカルがほしいくらい。
 
 ああー、今回もダメだった。我らスカイトレーナーと戦わずに、プレイヤーの方はEDまで行ってしまわれた。この前のプレイヤーのそらをとぶ要員は、ドードーでした。しかもいいのか悪いのか、とくにやり込むタイプの方ではなかったようで……。



 半分実話。BW1のED大好きなんだけど出だしのあとのメロディーが擬音語で説明しにくい。 


  [No.3387] 素晴らしき提案娘 投稿者:焼き肉   《URL》   投稿日:2014/09/14(Sun) 16:23:45   133clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:ポケモンBW2

 注・人によっては不愉快な茶化しネタ・くだらない思いつきが含まれます。




「う、うーん……」

 ポケモンブリーダーのヤスコは重い頭を振りながら、体を起こした。こんなところに覚えはないが、広い倉庫
の床に寝かされていたようだ。彼女はトレーナーの通り道に立っては何度も勝負を挑んで来るので、一部で「通
行止め」というあだ名で呼ばれている。
 
「ここはどこかしら」

 そのすぐ横で、同じくポケモンブリーダーのコハルも目を覚ます。彼女もヤスコと似たようなことをしている
ので、コハルというか困るとか言われている。

「森の中じゃないとおちつかないなあ」

 少し離れたところで、ポケモンブリーダーのユウリも目を覚ます。彼はしょっちゅう迷いの森の中をうろつい
ているので、最近街中にいると落ち着かないのだ。

 その他次々と、床にゴロリと寝かされていた者達が目を覚まし始める。みんなして同じような顔に同じような
格好。ここにいる人間は全員、各地にいるポケモンブリーダーたちだった。

 ギイイイイッ、とホラーゲームのような音を立てて、入り口の扉が開かれる。頭に二つのお団子をつけ、その
お団子の下から髪を垂らした、トレーナーらしき少女がツカツカとブリーダーたちに歩み寄っていった。
 
「まず最初に名乗りましょうか……そうですね、ブラック2なのでまっくろ2とでも名乗っておきましょう。こ
んな名前でプレイするプレイヤーは多分いないでしょうから」

 どっかの児童文学で有名な外国の作家のような配慮をしながら、まっくろ2はゴルバットかどっかのチャンピ
オンみたいに両腕を広げる。

「ちょっとミルホッグ×6のさいみんじゅつで眠ってもらってこんなところに招待したのは他でもありません、
あなた達にはここで思うぞんぶん、わたしや彼らと戦っていただきたいのです」

 両腕を広げたまっくろ2の後ろには、たくさんのトレーナーがいた。誰も彼もイルミーゼならぬヤリコミガチ
ーゼって感じの、ギラギラした目をしている。
 
「何度も勝負をしかけてくるあなたたちにはいろんな意見があります。「うざい」「面倒くさい」「レベル上げ
が楽」「助かる」etc……ですが、肯定、否定どちらの側も、各地に散っていると面倒だという意見は共通して
います。そこで、」

 ビシイッ! とまっくろ2はポケモンブリーダーたちを指さした。ちなみにイッシュの舞台である外国で、人
を指差すのは失礼に当たるそうなので絶対にしてはいけない。

「こうして一か所に集まってもらって、思う存分あなた達と、あなた達と戦いたい人たちだけで戦ってもらおう
と計画を立てたのです」

 ポケモンブリーダーたちは互いに顔を見合わせ、ざわざわとざわめき出した。同じブリーダー同士、どうする
? と相談しあっているようだ。

「当然何度も戦ってもらうことにはなりますが、あなた達のポケモンは戦闘ごとにしっかり回復させていただき
ますし、あなた達とあなた達のポケモンが疲れてきた場合はそこで終わらせてまた明日ここに集まるということ
で話がついています。もちろん謝礼は弾ませていただきますし、惜しみません。あなたたちも存分に、好きなだ
け勝負を挑むことができます。どうですか? ブリーダーの仕事には色々と、先立つものも必要でしょう?」

 まっくろ2の発言に、一人のポケモンブリーダーが一歩を踏み出した。22番道路の川の近くに立っている、
ポケモンブリーダーのアグリだ。

「いま自分たちにできることをするだけです!」

 投げたボールから、彼の相棒のバクーダ♂Lv41が飛び出してくる。

「きみたちにお願いがあります! そう、勝負です!」

 同じように7番道路のミツテルが一歩踏み出し、手持ちのコアルヒー♂Lv31を投げたボールから出した。

「愛情こめて育てた自慢のポケモンたちよ!」

 つられたように11番道路のアヤノがエモンガ♀Lv41を出した。

「そうこなくっちゃ、面白くないですよね。さあ、誰も損をしないバトル、始めっ!!」

 まっくろ2の合図とともに、ポケモンブリーダーとヤリコミガチーゼのバトルの火蓋が切って落とされた。



 くだらないネタですが、こんなくだらないものを書くために、わざわざ各地のポケモンブリーダーのセリフと
手持ちをメモった根性だけは認めてやってください。まっくろ2はブラック2にだけ存在するかもしれない謎キ
ャラなので、ハピナスとかラッキーを持ったブリーダーはいません。他にもブリーダーいるのに見落としてたらすいません。
 タイトルとまっくろ2の名前の付け方は好きな某作家とその作品の日本版タイトルのオマージュです。   


  [No.3389] うごかぬ人 投稿者:焼き肉   《URL》   投稿日:2014/09/14(Sun) 16:25:49   120clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:初代?】 【メタネタ

 注・人によっては不愉快な茶化しネタ・くだらない思いつきが含まれます。



「あーもー、まただよまたー!」

 特に目立ったところのない、モブという感じの特徴のない男が、建物の前で何やら叫んでいた。声を聞きつけ
た、物語の冒頭でかがくのちからってすげー! とか言ってそうな太った男が、モブっぽい男のところにドタド
タと走り寄って来る。

「いったいぜんたい、どうしたんだい」
「ああちょうどいい、マクノシタがきた。かいりきでこいつをどかしてくれよ」
「誰がマクノシタだこの野郎。てかこいつって?」
「こいつだよこいつ」

 モブっぽい男が示した先には、一人の赤い帽子を被った少年が、フレンドリィショップの入り口を塞ぐ形で立
っている。
 
 妙なことにこの少年、風が吹いても髪を揺らすこともなければ、瞬きすらしないのだ。まるで氷漬けにされた
ポケモンみたいに固まって、全く動かない。

「どうしちゃったんだこの少年。どっか具合でも悪いのか?」
「違うよ違う、『セーブ』して冒険終了中なんだよ。まったくもー、こっちは店の中に用があるってのに」
「あーなるほどプレイヤーさんかあ。まあしょうがねーべ、お母さんに『ゲームしてないで宿題しなさい!』っ
て怒られて、慌ててセーブしてやめたのかもわからんし」
「それもそうだな。おいマクノシタ、悪いけどこいつをかいりきで押すの手伝ってくれないか」
「だーかーら、だーれがマクノシタだっつーの」

 言いながらも、太った男はモブっぽい男が少年を押すのを手伝ってやる。ちょうど一マス分くらい動かすと、
モブっぽい男は「ふう助かった!」と言って、店の中に入っていった。

 しばらくして買い物を終えたモブっぽい男がドアから出てきて、ありがとう、たすかったよと太った男にジュ
ースを差し出す。

「さて、一息ついたところで悪いが、こいつを元の位置に戻すのを手伝ってくれないか?」
「え? だってこのままにしておいたほうが通るのに便利だろうに」
「よく考えてみろ。プレイヤーが冒険を再会したら、一マスだけ位置がズレてました、なんて動く日本人形みた
いで気持ち悪いじゃないか。小さい子だったら軽いトラウマになるし、ゲー●リの信用にも関わる。なぞのばし
ょやけつばんどころの騒ぎじゃないぞ」
「それもそうだな」

 太った男は納得して、モブっぽい男と一緒に動かない少年を元の位置に戻した。軽い運動で汗をかいてしまっ
た太った男は、ふうと汗を拭いながらジュースをあおる。

「いやしっかし、どこでもセーブできるってのもアレだな、こっちには迷惑だな。他のゲームみたいに教会や魔
法陣、フィールド画面、後宿屋かどっかでだけセーブしてくれればいいのに」
「何言ってんだ。『どこでもセーブ、どこでも再開!』それがポケモンのいいところじゃないか」


  [No.3408] スカイトレーナーの楽しみ 投稿者:焼き肉   《URL》   投稿日:2014/09/23(Tue) 00:03:17   93clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:メタネタ

 注・「スカイトレーナーの苦悩」の続きです。
 注2・メタネタ・人によっては不快なくだらない思いつき・茶化し描写があります。



 しくしく。我らスカイトレーナー……。前回プレイヤーは私達をスルーしてEDまで行ってしまいました。

 このまま我らは存在意義も見いだせぬまま、やたらへんぴなところに棒立ちし続けるのでしょうか。しくしく


 ……しくしくしく……あ、あの金髪は! ビキニのおねえさん!

 じゃありませんでした、間違えようもありません、間違えましたが。プレイヤーです。唯一神のプレイヤーで
す!

 今度はスカイバトルが出来るポケモンを連れてきたようです。よーし行きなさいフワンテ♂Lv15!

 対する向こうのポケモンは……げえっ! チルタリスLv51!?

 思わず言葉が崩れるくらいびっくらこきました。それしかいなかったってあーた、ちょっとまってくださいよ
、プレイヤー同士の対戦では野生産(笑)かもしれないですけど、Lv51はLv51なんですからね!

 プレイヤーは、ドラゴン/ひこうの威厳を魅せつけるようなりゅうのいぶきでこっちのフワンテを倒したあと
、チルタリスを引っ込めました。

 ふう、よかった……残りの手持ちがピジョンLv18しかいないこっちはまず勝てませんが、他のポケモンを出
してくるなら一発くらい攻撃を喰らわせるくらいはできそうです。

 さーてプレイヤーの次のポケモンは……ほげええええええ、フリーザーLv70!?

 11回エンカウントしてようやっとゲットしたって、ちょい待てやこらー、力量差考えてクレヨンパステル絵
の具!!!

 びっくりしすぎてフリーザーのれいとうビームより寒いギャグを言っちゃったじゃああーりませんか、もう。

 もうこの後の展開は言うまでもありませんね。負けましたよ、見事に。
 


 でも不思議と、ボクとポケモン達は晴れやかでした。

 だって、今回の新要素であるボクらは、プレイヤーさんと戦うことを楽しみにして、こうしてここにいるのです。

 だから、戦えたこと自体がとってもうれしいんですよ。

 戦ってくださったあなたに、ボクの個性が一番発揮される、戦闘後のお祝いセリフを述べさせて頂きます。



「キミは 空高く ボクたちを 吹き飛ばしたね」