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  [No.3665] ポケモン2種 抗議受け揺れる和名表記(27面) 投稿者:Ryo   投稿日:2015/03/30(Mon) 20:50:53   76clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

カントー新聞 20XX年8月25日版より

ポケモン2種 揺れる和名表記 「女性差別」との抗議受け
日本ポケモン学会は24日、「日常における女性差別を考える会」ら3団体から、「ポケモン全国図鑑」に登録されているポケモンのうち「ハハコモリ」「ママンボウ」の2種について標準和名の変更を求められた件について「今のところ変更の予定はない」と回答した。
3団体は23日に「子供の世話をしたり、怪我や病気の介抱をするのは母親の役目である、という古いジェンダー観を植え付けるような印象を与える和名はよくないのではないか」「ハハコモリもママンボウも雌雄で子育てや介抱行動における役割の区別があるのかどうかはわかっておらず、メスのみが子育てや介抱行動を行うものと誤解させる名前は教育上混乱を与える」として日本ポケモン学会に抗議。名称の変更を求めていた。
日本ポケモン学会(サクラ ヨウイチ会長)はこれを受けて「一度名付けられ、定着してしまった名前を再度変更することは難しい」とし、「ハハコモリもママンボウもその行動と雌雄の関係についてはまだわかっていない点が多く、現時点で安易に和名を変更する事はかえって混乱を与える」と変更の意がないことを強調した。一方で学会は全国のポケモン研究所や博物館等に和名変更についてのアンケートを取る案を発表し、今後の生態調査とアンケートの結果によっては和名の変更も検討に入れる、との見解を示した。
3団体から提案された変更案はそれぞれ「ハコモリ(葉に子守りの意)」と「アロモーラ(イッシュ地方での呼称を取り入れたもの)」。

一口メモ ポケモンの標準和名について
ポケモンの標準和名は図鑑、公的文書等で使われるそのポケモンの公式の和名である。一種につき一つに定められており、また、日本語表記で6文字以内(2014年の規定変更より前は5文字以内)となるよう定められている。他の命名上の規定については「あからさまな身体的または歴史的差別用語を含む命名の禁止」等のルールがあるが、今回のケースがルールに抵触するかどうかは議論の余地がある。
これまで表記ゆれの訂正を除いて和名が変更されたケースは一度もないが、分類名についてはポリゴンの「シージーポケモン」が「バーチャルポケモン」に変更された例がある。
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調べても日本ポケモン学会の会長名が分からなかったので適当に名づけました。もし公式に発表されていたらすみません…


  [No.3775] シリーズ・農業を考える 長ネギ農家は今 投稿者:Ryo   投稿日:2015/06/18(Thu) 00:03:20   87clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

20XX年10月2日 ジョウト新報 地域面より

アサギ、エンジュ間を結ぶ38番道路、39番道路を中心に、カモネギによる長ネギの食害がここ数年で急速に深刻化している。
カモネギはポケモントレーナー以外による捕獲が禁止されており、防ぐ手立てがないのが現状。今年の被害額は3000万円を越え、関係者は頭を抱えている。

「冬の収穫期には半分の長ネギがやられました。いいネギばかりを選んで持って行くんです。残ったのは売り物にならないようなネギだけですよ」
エンジュシティで長ネギ農家を営むオオノ・タケゾウさん(72)は、そう言ってため息をついた。鳥ポケモン対策の電気網なども試してみたが効果は薄いという。
「カモネギは目が良くて賢く、ものを切るための道具も持っているので、電気網を切ってしまうんですよ。そうやって一度学習してしまうともうダメです。効果はなくなります」

カモネギはかつて肉や羽毛のために乱獲され、また生息地の環境悪化などから絶滅寸前に陥った経緯があり、19XX年に制定された「ポケモン保護法」により一切の捕獲、狩猟を禁じられた。その後、狩猟圧からの解放、ポケモンのタマゴの発見による繁殖の容易化等が実を結び、カモネギの個体数は約六万羽まで回復した。ジョウトにはそのうち約一万五千羽が生息しており、現在も増加傾向にある。
「個体数の増加に伴い、巣を作るために必要なクキがカモネギにとって足りなくなってしまった。そのためクキを手に入れられなかったカモネギが人里に降り、長ネギをクキの代わりに使っているのでは」と、鳥ポケモン研究家のイシバシ教授は語る。

カモネギの個体数増加によるこうした被害を受けて国は19XX年「ポケモン保護法」を改正し、国に登録されたポケモントレーナーであればカモネギを捕獲できる許可を出したが、被害は一向に減る気配がない。進化もせず、強い技を覚えることもできないカモネギはポケモントレーナーにとっても育てる価値の低いポケモンと見られており、捕獲数が伸びないのだ。

捕獲や防除といった方向からではなく、共存の道を探る動きもある。カモネギの主な生息地である39番道路では、カモネギが巣を作るために必要なクキの種類を特定し、そのクキだけを植えた畑を作る計画が進められている。
「やっぱりね、人とポケモンですから。仲良くやっていかないといけないですよ」
そう語るのはアサギで農家を営んでいるミヤシタ・ヒロノブさん(51)。ミヤシタさんが作った約1ヘクタールの畑には、カモネギが持っていたクキから特定された植物3種が植えられている。カモネギはクキを作る際に植物から枝も葉も取り除いてしまうため、特定には植物学者の協力も必要だったという。
「最初は誰もわかってくれなかったが、熱心に話すうちに色々な人の協力を仰ぐことができました。今カモネギのための畑を作っている人は私の他に5人ほどです。この計画がうまくいって、人間とカモネギの架け橋になればと思います」
ミヤシタさんの呼びかけにより始まったこの「カモネギの畑」計画は早ければ20XX年にも実現するという。


  [No.3826] 毒キノコ「トウチュウカソウ」にご注意ください!/小金市ホームページ 投稿者:Ryo   投稿日:2015/09/07(Mon) 19:02:27   86clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

9月下旬より、ウバメの森自然公園(日和田町)をはじめ、延寿市、日和田町域などにおいて、ポケモン「パラス」ならびに極めて危険性の高い毒キノコ「トウチュウカソウ」が大量発生しており、今後、小金市周辺でも発生する可能性があります。

トウチュウカソウは主にパラスの背中に寄生している大変危険なキノコです。山林、草むら等で見かけた場合次の3点を必ず守ってください。
(1)絶対に食べないでください
胞子が極めて強い生命力を持っており、加熱するなどの一般の調理方法では死滅しません。トウチュウカソウの危険性はこの胞子の生命力にあり、少量でも体内に入ると3日以内に体内臓器全てが胞子に侵食され、多機能不全等を起こして死に至る可能性があります。(体にキノコが生えて死ぬ、というのは迷信です。そこまで症状が進む前に死に至ります)
薬効があるからと言って持ち帰ろうとする人が時折見られますが、大変危険ですので絶対にやめてください。
(2)絶対に触らないでください
秋から冬にかけてのトウチュウカソウは少しの刺激でも胞子を空中に散布します。空気中の胞子を吸入しただけでも中毒症状を引き起こすため、不用意に刺激することは控えてください。
また、胞子そのものに触れた場合も皮膚が炎症を起こすなどの症状が出る場合がありますので、危険です。
(3)近寄らないでください
上記の通り、胞子の漂っている空気を吸入しただけでも危険なキノコですので、有資格者(バッジテスト3級以上のポケモントレーナー)以外は自分で対処したり捕獲したりしようとせず、市の保健衛生課に連絡してください。

厚生労働省ホームページより

特徴…高さ数センチから十数センチの厚いかさを持ったキノコで、赤い地色にオレンジの斑点模様をしています。

発生時期…主に夏から秋にかけて発生し、冬にかけて胞子の空中散布による中毒の危険性が強まります。

発生場所…主にポケモン「パラス」「パラセクト」の背中ですが、稀にアカボングリの木の根本などに生えていることもあります。また野生環境下において「パラス」が「パラセクト」まで成長することは非常に稀ですが、万一「パラセクト」に遭遇した場合は、有資格者(バッジテスト6級以上のポケモントレーナー)以外は直ちにその場を離れ、最寄りの市町村の保健衛生課に連絡してください。

症状…トウチュウカソウの胞子に侵された患者の症状は3つのフェーズに分けられます。
前駆期(食後30分〜2日)、発熱、嘔吐、下痢、吐き気、軽い混乱症状などを起こし、光や熱を極度に恐れる特徴的な症状が現れます。また、症状が進むに連れて外部からの声かけに反応しなくなります。
この時期に胞子を完全に除去することができれば助かる可能性は大きくなりますが、症状が進み、急性期に入ると助かる可能性は非常に低くなります。
急性期(食後3日〜4日)3日位内に胞子の侵食が体内の臓器全てに及び、多臓器不全、脳萎縮、精神錯乱を起こします。
特徴的な症状として、恐光、恐熱発作(光や熱を恐れ、それらに曝されると錯乱症状を起こす)、しきりにジュースやスポーツドリンクを飲みたがる、人の呼びかけに反応しなくなる、などが挙げられます。
胞子の侵食が体外にまで及んだ場合は、皮膚の剥落、体毛の脱毛などが起こります。
昏睡期(食後5日〜)
呼吸器系統が胞子によって機能しなくなり、呼吸障害によって昏睡、死亡します。

急性期に入ると助かる可能性は非常に低くなります。また、回復しても脳に後遺症が残り、運動機能、言語機能に障害が残ることがあります。皮膚の剥落、脱毛の跡などが残ることもあります。
胞子が皮膚についた場合はその箇所が炎症を起こす場合があります。また、目に入ると失明を起こす可能性があります。
またいずれの場合においても胞子が体から除去されていない状態で患者が食事、または点滴などの形で栄養補給を行った場合、胞子の侵食が劇的に進行し、症状が大きく悪化します。
手に胞子がつき、炎症を起こした患者がスポーツドリンクを飲んだことにより、炎症が急激に広がって指が壊死した例があります。

トウチュウカソウを人間が誤って食べた場合は、すぐに吐きだしてください。真水を飲み、喉に指を入れて吐くことを数回繰り返してください。胞子を吸入した場合も同様の措置を取ってください。
誤って触れた場合はすぐに石鹸で洗い流してください。石鹸がない場合は応急処置として大量の真水(水ポケモンの「みずでっぽう」などでも良い)で洗い流し、後に石鹸で洗ってください。胞子が目に入った場合はすぐに目薬あるいは真水で洗い流してください。
いずれの場合においても、後で必ず医師の診察を受けてください。医師の診察を受けるまでは真水以外のものを摂取することは絶対に避けてください。

トウチュウカソウを手持ちのポケモンが誤って食べたり、胞子に触れたり吸入してしまった場合は、すぐに最寄りのポケモンセンターへ連れて行ってください。草タイプのポケモン、特性「そうしょく」のポケモンにおいても同様にポケモンセンターへ連れて行ってください。上記の中毒症状はポケモンの使う「わざ」とは性質が違うので、タイプや特性で無効化できるものではありません。山林や草むらを歩くときには「そらをとぶ」「テレポート」が使えるポケモンを複数連れ歩くことを強く推奨します。

お問い合わせ先
小金市 健康部 保健衛生課
電話 XXX-XXX-XXXX ファックスXXX-XXX-XXXX


  [No.3994] シキジカが「ニキジカ」に?気候変化の影響か(14面) 投稿者:Ryo   投稿日:2017/05/08(Mon) 13:48:06   74clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

南ホウエン新聞 202X年6月3日版 地域面より

シキジカが「ニキジカ」に?気候変化の影響か 海南環境大で研究進む

 グラードンの出現による「ゲンシ化現象」以降に生息が確認された仕岳町のシキジカに202X年、「はるのすがた」と言われる体色が観測されなかった事が、海南大環境学部のツシマ・ソウジ教授(ポケモン生態学)研究室の観測調査で分かった。
 ツシマ教授によると、201X年の3月から5月にかけて、仕岳町内の森、草むらなどの5箇所でシキジカの群れを目視調査し、202X年に同じ場所で地立仕岳高校の生物教諭、ノモト・ケンイチロウさん(52)が累積したデータと比較した。

 シキジカは四季の変動に合わせて体の色を四種類に変化させる習性があることで知られているが、観測が始まった201X年には対象となった800頭のほぼ全てで観測できていた「はるのすがた」は、10年間で50頭に急減少。シキジカ達は気温の上昇するシーズンには「ふゆのすがた」から一気に「なつのすがた」になってしまい、「はるのすがた」でいる期間も10年間で約3週間から約5日に短縮されていた。
 「あきのすがた」でいる期間も減っている。同様にして10月から12月にかけて観測したデータによると、「あきのすがた」が観測されたシキジカは800頭から600頭に減り、期間も約2ヶ月から約1ヶ月半と、短縮の傾向が見られるという。
 海南大環境学部は気象学とポケモン生態学の両面から研究を進め、201X年から202X年までの仕岳町の平均気温や気象との関連を調べている。

 シキジカはその生態から「自然環境を映す鏡」とされ、野生個体が多く生息しているイッシュ地方では、シキジカの体色の変遷の期間から気候や気温の長期的な変化を探る研究が進んでいる。
 仕岳のシキジカはこのまま「ニキジカ」となってしまうのだろうか。海南大環境学部はイッシュの季節研究所とも連絡を取り、更に観測を続ける予定だという。