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  [No.3878] ポケモンの鳴き方について 投稿者:逆行   投稿日:2016/01/23(Sat) 23:43:53   85clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 ポケモンの鳴き声は、地方によって実は違います。とある地方のポケモンは、自分の種族名を繰り返して鳴きます。アチャモなら「チャモチャモ」とか、フシギダネなら「ダネダネ」とかですね。後マンムーやマンキーは……はい、そういうことですね。
 また別のとある地方では、まるで奇声を発しているかのように鳴きます。「ギャオー」とか「グギャー」とかですね。伝説のポケモンであるレシラムは、「モエルーワ」と鳴くそうです。レシラムは、自分が出した炎で焼かれている対戦相手の姿を見て萌えているそうです。もちろん嘘です。レシラムは何かに萌えている訳ではありません。そういうふうに聞こえるというだけの話です。
 更に別のとある地方では、ポケモン達は人間の言葉を話していました。これは極めて稀な例です。もちろんぺらぺらと喋るわけでなく片言ですが、それでも凄いことですね。
 なぜ地方によって鳴き方が色々なのか。それは、地方によって喉の発達の度合いが違ったり、ポケモンに言葉を教える文化があったり、そういうのが原因とされております。
 今日私がやってきた地方も、ポケモンの鳴き方が特徴的な地方です。この地方ではなんと、ポケモンの鳴き声が全て「キュー」らしいです。意味伝わりますか。全てのポケモンが「キュー」と鳴きます。
 最初この事実を聞いたとき、大変驚きました。だってどう考えても、そんなことがあるわけないと思うでしょ。全種族鳴き声が一緒なんて、個性の喪失にも程があります。それに、「キュー」と鳴くイメージが合わないポケモンも結構います。
 しかし、意外や意外。自分は実際にその地方に行って聴いてきました。すると、全てのポケモンが全くイメージを崩すことなく「キュー」と鳴いていたんです。
 自分は、片っ端からトレーナーを見つけては、所有しているポケモンの鳴き声を聴かせてもらいました。
 まず、ピカチュウの鳴き声を聴かせてもらいました。「キュー」でした。次にマリルの鳴き声を聞かせてもらいました。マリルも同じく「キュー」でした。
 まあ、ピカチュウとかマリルでしたら、違和感を抱く人はほとんどいないでしょう。両方鼠なので、本当は「チュー」って鳴いた方がイメージ通りなんですけどね。
 次に聴いたのが、カラカラでした。カラカラも、同じような感じで「キュー」と鳴きました。まあ、カラカラでもそこまで違和感はないでしょう。
 今度はヌオーを持ったトレーナーを見つけました。ヌオーはちょっと「キュー」はイメージと違うような気がすると思ったんですが。しかし、
「キューーーーーーーーーーー」
 ヌオーはこのように鳴きました。とっても長い鳴き声でした。長くすることによって、ヌオーののんびりした感じが出ていますね。
 お次はテッカニンです。
「キュッ」
 これもイメージどおりですね。素早さに優れたポケモン、という感想を抱かせます。
 別のトレーナーの所に行って、今度はゴニョニョの鳴き声を聴かせてもらいました。
「……キュー(ぼそっ)」
 なるほど、って感じですね。小さい声でゴニョニョは「キュー」と鳴くんですね。そのトレーナーはドゴームも持っていたので、そちらの鳴き声も聴かせてもらいました。
「キュー!!!!!!!!」
 そうなるでしょうね。途轍もなく煩く「キュー」となくという。耳がキーンとしましたね。
 ここまでのポケモンは、完全にイメージどおりの鳴き方をしています。ただね、次のポケモンだけは、どうしたって「キュー」ではイメージに合わないだろうと思っていました。
 そのポケモンは、ビリリダマでした。
 これは流石に無理だろうと。ビリリダマというのは、モンスターボールのような丸い形をしており、こういう無機質的なポケモンが「キュー」なんて鳴いたら、いくらなんでもイメージが崩壊するだろうと。そう、思っていたんです。そしたら、ビリリダマはこう鳴いたんです。
「球」
 これは衝撃でした。なんと漢字の球。予想の斜め上をいきました。「球」でしたら、ビリリダマの特徴を的確に表していますからね。いやあ、お見事です。
 その後、ナマケロというポケモンの鳴き声も聞きました。ナマケロもビリリダマと同じく漢字でした。
「休」
 これは、ナマケロの特性どおりの鳴き方ですね。そして、ヤルキモノは「急」でした。これも、はりきりという特性を表していますね。ケッキングの鳴き声は聴いてませんが、恐らく「休」に戻るんでしょう。
 キュウコンの鳴き声も聴きました。キュウコンは、こう鳴くだろうという予想がついていました。ところが、
「灸」
 いやあ、見事に裏切られました。てっきり数字の「九」だと思っていました。お灸の「灸」でしたね。炎タイプに相応しい鳴き方だと思います。
 最後に、ポリゴンの鳴き声を聴きました。ポリゴンは電子空間を自由自在に移動できるポケモンです。たぶん電子音で「キュー」と鳴いたりするのかなあと、そんなことを思っていました。そしたら、
「1001」
 まさかの2進数の9でした。


  [No.3879] どう鳴いてくれるのか 投稿者:小樽   投稿日:2016/01/23(Sat) 23:59:37   27clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

逆行さんこんばんは。
小説を書くときに鳴き声をどうするかは悩みどころなので読んでいて面白かったです。
ピカチュウって「ぴかぴ!」にしがちですが、「ヴァッ」じゃダメな理由ないですもんね。

ヌオーのぽやーっとした「きゅーーーーー」がかわいいなああああああと思っていたところで、
ビリリダマおまえどう鳴くんや……もしやおまえもその顔で「きゅー」なんか……からの「球」「休」「灸」が筋肉痛のお腹に響きました。
最後は「1001」でオチているのが、データ的側面のあるポケモンらしくていいなあとも思います。

拙い感想ですがお目通しくださりありがとうございました。


  [No.3880] Re: どう鳴いてくれるのか 投稿者:逆行   投稿日:2016/01/24(Sun) 10:34:16   33clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

小樽さん感想ありがとうです。

普段書いたことない記事形式の文でしたが、お楽しみ頂けたようでほっとしています(´ω`)

ポケモンの鳴き声は本当に小説によって様々ですよね。
種族名で鳴くのは変だって意見も多いですが、鳴き声から種族名がつくのって、意外と現実の動物でも多いらしいですよ(

<ビリリダマおまえどう鳴くんや……もしやおまえもその顔で「きゅー」なんか……からの「球」「休」「灸」が筋肉痛のお腹に響きました。

冷静に考えると、 鳴き声が漢字って意味不明ですけどね。
鳴き声がアルファレッドの「Q」っていうのも考えましたが、当てはまりそうなポケモンがいませんでした(

<拙い感想ですがお目通しくださりありがとうございました。

いえいえ、こうやって感想を書いてくださるだけでも十二分、いえ十二億分にありがたいです。
ありがとうございました。