もふ地獄(いや好きな人にとっては天国だろうが正直すげぇ息苦しい)が終って気がついた。
しかしまぁ、ポケモントレーナー薔薇色ライフの夢が断たれたと言え、もふパラと言えば人間→狐ポケモンという別の意味のポケモンライフが待っていることである。これはある意味でも貴重じゃん!?
ポケダン世界でない以上、人間がポケモンになれるチャンスなんてやっぱ滅多にない(はずだ)。
ところで、俺キツネになった割にはさっきからごろごろとのた打ち回っているんだが。なんというか、手も無い、足も無い。ついで言うと尻尾も無い。もふもふな毛皮も無い。
なんかつるつるしてる。
従って移動は転がった方が早い。
おめでとう! は ビリリダマに へんかした! ▼
目の前に現れたウィンドウが文字を写しだした。
・・いやいや、全然おめでとうじゃないし。名前のところ空白だし!扱いがひでぇ。しかも進化じゃなくんて変化かよ。あってるけど。
しかし何故ビリリダマ。狐のきの字どころかタイプすらあってない。ていうかもふもふどころか動物ですらねぇぇ!
何故にアイテムと間違えて戦闘に突入するようなポケモンなのだ。どうせ爆発するなら進化形の方がはったりがきくじゃないか。
ぼん、と尻尾の生えたウィンドウが消えた。水色とフツーのゾロアが共同で化けていたらしい・・妙なもんに化けんな。
横で長老が爆笑している。あんたがやったんだろうがぁぁ!
「ふふふ、すまんのう。お主、でこぼこが多かったからのう。丁寧に研磨してやったらそうなってしまったんじゃ」
悪びれもせずにさらっと長老が言う。納得。研磨じゃしょうがない。
「あの、俺変身とかイリュージョンって使え」
「ビリリダマが何を言う」
やっぱ無理ですか。
「じゃあ俺化かしマスターには」
「慣れるわけなかろう」
この人(狐)なんで俺を研磨なんかしちゃったの。もふパラじゃねーよただのつるパラじゃねーか。自分で言って自分がハゲみたいだ。自爆!
しかし なにも おこらない ▼
「ええええ」
「あ、お主の使える技を教えてなかったのう」
そう、長老が言って紙切れを見せた。
『ビリリダマの おぼえている わざ
テレポート じゅうでん あまごい いやなおと』
さりげなく右上に『Lv,1』の表示まである。
・・・あの、これで一体どうしろと。
つづけんたろす
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余談 さてどーしませう
【続いて欲しい?ならば拍手だ】
【もう先の展開が分かるよねタブンネ】