Chapter-52『スイクンとリオル!色違いのポケモン!!』 (1) ヨシノシティでマドカと別れたマサト達は、次の目的地であるキキョウシティを目指して、まずはミキの次のジム戦が行われるエノタケジムがあるエノタケタウンに向かっていた。 マサト「ミキさん、次はジョウトで合計10個目のバッジをかけてバトルするんですね。」 ミキ「うん。次に向かうエノタケタウンは『四季美しい緑の町』って言われているわ。エノタケジムのリーダーはヤマトさんって言って、あくタイプを使いこなすのよ。」 コトミ「そうですかぁ。あくタイプって、四天王のカリンさんと同じですね。ミキさんはエーフィでは相性が悪いと思うんですが、大丈夫ですか?」 ミキ「心配はいらないわ。あたしもあたしなりにしっかりと作戦は立ててるわ。そしてエノタケを出たら、次はマサト君とコトミちゃんのコンテストね。」 マサト「ヤギブシタウンのヤギブシ大会ですね。ヨシノ大会ではアリサさんが強かったですけど、今度は負けてられないね!」 サーナイトは大きくうなずいて答えた。 コトミ「そしてヤギブシ大会の次はいよいよキキョウシティね。あたしとマサト、初めてのジム戦ね。一緒にバッジをゲットしましょう!ね!」 マサト「うん!」 と、そのときだった。 ミキ「マサト君、コトミちゃん!何かの気配を感じない?」 マサト「いいえ。」 コトミ「あたしは別に何も感じないですけど・・・。」 ミキ「あたしだけかしら。何か強いポケモンの気配を感じるの。もしかしたらこの近くにいるかもしれないわ。気を付けてね!」 マサト「はい!」 そこに一筋の風が吹いた。さっきまでは無風と言ってよかったのだが、風がマサト達に向かって吹き付け始めていた。 コトミ「北風ね。何かしら。ミキさんの言っている通りかもしれないわね。」 マサト「うん。急に北風が吹いたと言うことは、もしかしたら何かの前触れかもしれないね。」 ミキ「やっぱりマサト君とコトミちゃんも気づいていたのね。これはきっとあのポケモンがすぐ近くにいるんだわ。」 マサト「あのポケモン!?」 コトミ「確か、聞いたことがあるわ。北風の生まれ変わりと言われるポケモンが伝説に伝えられているって言う話・・・。」 ミキ「きっとそうだわ。ジョウト地方に伝わる伝説のポケモン・スイクンよ!」 ミキがそこまで言ったとき、道の向こうからポケモンの鳴き声とおぼしき声が響いた。それと同時にまた一筋の北風が吹きわたる。 マサト「向こうにスイクンがいるんだ!行ってみよう!」 コトミ・ミキ「うん!」 マサト達は声のした方向に向かって走っていった。 しばらく道を行くと、1匹の神々しいポケモンが道の真ん中に立っているのが見受けられた。 マサト「あのポケモンがスイクンだね!」 コトミ「ジョウトの伝説に伝えられる3匹のうちの1匹ね。」 コトミはポケモン図鑑を取り出してスイクンをチェックした。 ミキ「やっぱりスイクンだったのね。いつ見てもりりしくて美しいって思うわ。でもこのスイクン、あたしが以前見たものとは色が違うわ。前見たときは、そうだったわね、もうちょっと色が薄かった気がするわ。」 コトミ「そうね。図鑑にあるスイクンとも色が違うわ。」 ポケモン図鑑にあるスイクンは、胴体が薄い水色で、頭の印象的なエメラルドグリーンの飾りに紫の立派なたてがみと言う出で立ちだった。だが今マサト達が見ているスイクンは、胴体の水色がどことなく濃い。そして飾りやたてがみも青っぽくなっていた。明らかに色違いのポケモンだ。 マサト「伝説のポケモンにも色違いがいるんだね。ところでミキさん、以前にもスイクンを見かけたって言うと?」 ミキ「うん。あたしがヤマブキシティを旅立った日だったんだけど、ブライトンパークの片隅でスイクンを見たのよ。このエーフィもまだイーブイだったんだけど、一緒に同じスイクンを見たわ。あのとき、りりしくて美しい姿を見て、『いつかはあのポケモンをゲットしたい』って思ったわ。あたしが初めて見た伝説のポケモンで、そしてあたしがこのエーフィと並んで一番好きなポケモン。それがスイクンなのよ。」 エーフィもスイクンに対して、美しいものに対する眼差しで見つめていた。 マサト「そうだったんですか。・・・おや?スイクン、何かを伝えたがっているみたいだ!」 ミキ「どうしたの?」 スイクンは何かを訴えかけているのだろうか。私についてこいと言っている感じにも聞こえた。 コトミ「きっと、スイクンはあたし達に言葉が通じなくても、伝えたいことがあるんだと思うわ。行ってみましょう!」 マサト・ミキ「うん!」 色違いのスイクンはマサト達を招き入れる姿勢で道を進んでいった。果たして、何が待ち構えていると言うのだろうか。 (2) 次の目的地・エノタケタウンに向かっていたマサト達。そこで見たのは、ジョウト地方に伝わる伝説のポケモンの1つ・スイクンだった。 かつてミキがヤマブキシティを旅立った日に見たと言うスイクン。だがこのスイクンは伝説にしては珍しい色違いだったのである。 このスイクンは何かを伝えたい様子でマサト達を招き入れる。マサト達はスイクンにしたがって進んでいった。 マサト「あっ!?」 コトミ「湖がよどんでいるわ!」 そこには美しい湖が広がっているはずだった。だが、湖の水は濁っており、普段の美しさはどこにも見られない。 そして湖のほとりで、1匹のポケモンが横たわっていた。 マサト「このポケモンはリオルだ!」 マサトはポケモン図鑑を取り出してリオルをチェックする。 コトミ「確か、ルカリオの進化する前の姿だったわね。」 マサト「このリオルも色違いだね。」 ミキ「そうね。でもこのリオル、どこか様子がおかしいわ。具合が悪いみたいだわ。」 そう言いながら、ミキはリオルの額に手を当ててみた。――明らかに通常の体温ではなかった。熱にうなされていると言ってもおかしくなかった。 ミキ「大変だわ。このリオル、かなりひどい熱だわ!きっとこの濁った水を飲んでしまったのかもしれないわ。マサト君、コトミちゃん、早く薬になるきのみを採ってきて!」 マサト・コトミ「はい!」 マサトとコトミは二手に分かれてきのみを探しに行くことになった。 ミキ「リオル、すぐにきのみを持ってきてくれるわ。大丈夫よ。」 ミキはそう言ってリオルを励ました。 一方、マサトとコトミは、リオルの体力の回復に効果があるきのみを探して湖の回りに分け入っていった。 マサト「あれはオレンのみだね。あそこにはオボンのみもあるね。早くリオルのところに持っていこう!」 サーナイトも一緒になってきのみを集めている。 コトミ「あそこにはモモンのみ、そしてあれはラムのみ。状態異常に効果があるきのみだわ。」 エルレイドもきのみを集めるのに長い肘をいかしている。幸い、湖の周辺は他にも体力の回復や状態異常に有効な効果のあるきのみが多く植えられており、ほどなくして相当な数のきのみが集まった。 たくさんのきのみを持ってマサトとコトミはリオルのもとに戻った。 マサト「これだけあれば足りる?」 ミキ「そうね。これを薬にして飲ませれば、リオルも元気になると思うわ。マサト君、コトミちゃん、2人とも手伝って!」 ミキのアドバイスのもと、マサトとコトミはきのみを調合させて薬を作った。飲みやすくするため、スープ状に仕立て上げた。 ミキ「マサト君、飲ませるのはあなたの役割よ。」 マサト「僕が・・・?」 ミキ「マサト君が初めてラルトスと出会ったとき、ずっと看病していたんでしょ?だから、マサト君がするべきだと思うわ。」 コトミ「あたしも協力するわ。早く良くなって欲しいもんね。」 マサト「うん!」 そう言って、マサトは薬の入った瓶を取り出した。そしてスプーンで薬をすくうと、リオルに差し出した。 マサト「リオル、お薬を飲んで、早く元気になってね。」 リオルはスプーンに恐る恐る口を近づけた。そして薬を一口飲んだ。――リオルの表情が、心なしか和らいだ気がした。 ミキ「薬の効果が効き始めたのね。もう2、3回薬を飲ませて、一晩休めば元気になると思うわ。だから、今晩はあたし達がしっかり見守ってあげましょう!」 マサト・コトミ「はい!」 〜挿入歌:『小さきもの』が流れる〜 マサト達の看病もあり、リオルは夜になると熱も落ち着き、すやすやと寝息をたてていた。 その晩、マサト達はリオルに付き添って、湖のほとりで一夜を明かすことになった。まだ油断はできないと言うミキの判断だった。 コトミはすでに寝息をたてて眠っていた。 ミキ「コトミちゃん、もう寝ちゃったわね。・・・マサト君、まだ起きてる?」 マサト「はい。ミキさん、どうしたんですか?」 ミキ「うん。あたし、3年振りにジョウトを回って思ったんだけど、いろんなところが変わっていて、それでも変わらないところは変わっていないって、そう言う気がするの。」 マサト「そうですね。」 と言って、マサトは空に光る無数の星々を見上げた。 マサト「お姉ちゃんも同じ空を見ていたのかなぁ・・・?」 ミキ「そうだと思うわ。あれからもう3年になるけど、あたしがあのとき見た空、そして今見ている空。一見すると何も変わっていないって思うけど、でもどこかが変わっているわ。たくさんの星は、2年や3年では変わらないけど、でも何千年、何万年かたつと、今あたし達が見ているのとは全く違う空が広がっていると思うわ。今、あたし達がこうして旅しているのは、広い宇宙の歴史からすればほんの一瞬の出来事かもしれないけど、あたし達人間やポケモンにとっては、一生の宝物になるって、あたしは思ってるわ。」 マサト「そうですね。今のミキさんの話を聞いていると、ジラーチのことを思い出します。」 ミキ「ジラーチって、1000年に1度だけ目を覚まして7日間だけ活動するって言われているポケモンでしょ?そんなポケモンもマサト君は知ってるのね。」 マサト「はい。まだ僕がサトシやお姉ちゃん達と旅していたとき、ホウエンでジラーチと仲良くなったんです。7日間はあっという間でした。今では眠り繭になって、ファウンスでまた1000年の眠りについているんです(注・七夜の願い星・ジラーチより)。」 ミキ「そうだったんだ。マサト君は自分のポケモンを持てないうちから、たくさんの経験を積み重ねていたのね。うん。マサト君だったら、きっとサトシ君みたいなポケモンマスターになれると思うわ。」 マサト「はい。・・・ふぁ〜、僕も眠くなってしまいました。そうだ、リオルは?」 ミキ「リオルなら大丈夫よ。ぐっすり眠ってるわ。明日にはもう元気になってると思うわ。だからマサト君、心配しないで、ゆっくり休んでね!」 マサト「はい。」 そしてマサトも眠りについた。 ミキはバッグからタオルを取り出すと、コトミ、そしてマサトにかけた。 ミキはしばらくマサトとコトミ、そしてリオルの様子を見たあと、もう一度空にきらめく満天の星々を見上げた。そして、ゆっくりと横になり、眠りに落ちていった。 翌朝――。 マサト「うん・・・?」 マサトは誰かがすぐ横にいる気がして目を覚ました。横を見ると、あのリオルがすっかり元気になった表情を見せていた。 マサト「あ、リオル!ずいぶん元気になったんだね!」 リオルは元気はつらつと言った表情で両方の腕を振り回した。そして腕を構えると、勢いよく水色の球を打ち出したではないか。 マサト「この技は!?」 ミキ「間違いないわ。今のははどうだんよ(※)!」 コトミ「えっ、でもはどうだんって、リオルのときは覚えられないはずでしょ?」 ミキ「と言うことは、このリオルはとても珍しいポケモンと言うことね。」 リオルはマサトの方を向くと、いかにもバトルしたいと言う表情を浮かべていた。 ミキ「マサト君、リオルはマサト君とバトルしたがっているんだと思うわ。リオルを看病したんだから、きっとそのお礼なんだと思うわ。」 マサト「えっ、でも・・・。」 コトミ「確かにあたしやミキさんも一緒に看病してたけど、でも一番働いてくれたのはマサトだと思うわ。だから、リオルはマサトと一緒に行きたいんだと思うの。」 ミキ「そして、一緒に行く実力があるかどうか、リオルはマサト君の実力を確かめたいんだと思うわ。マサト君、やってごらん!」 マサト「はい!」 こうして、マサトは色違いのリオルを相手にバトルすることになった。果たして、マサトはリオルをゲットすることができるのだろうか。 (3) 〜挿入歌:『Together(2007バージョン)』が流れる〜 色違いのスイクンに導かれて、マサト達が看病した色違いのリオル。リオルはマサト達の看病の結果、体力も回復、元気な姿を見せていた。そして、リオルはマサトとバトルすることになったのである。 マサト「リオルはかくとうタイプ。有利にバトルするとすれば、エスパータイプだ!行け、サーナイト!」 マサトはサーナイトを繰り出した。 コトミ「サーナイトならリオルに対して相性抜群ね。」 ミキ「でも、はどうだんを覚えているほどだから、気を付けないと意外な技を受けてピンチになってしまうかもしれないわ。その点は注意すべきところね。」 マサト「サーナイト、サイコキネシス!」 サーナイトがいきなりサイコキネシスでリオルの行動を封じた。 コトミ「効いてるの!?」 ミキ「まだ油断できないわ。リオルはたくさんの技を使いこなすことができるの。」 ミキの言葉通りだった。リオルはサイコキネシスを振りほどくと、サーナイトに向かって大口を開けてかみつく体制に入ったではないか。 コトミ「あのリオル、かみつくも使えるの!?」 ミキ「違うわ。あれはかみくだくよ!」 リオルのかみくだく攻撃がサーナイトに命中した。効果は抜群だ。 マサト「サーナイト!」 さらにリオルは連続ではどうだんを放ってサーナイトを翻弄する。はどうだんはかくとうタイプの技で、エスパータイプのサーナイトに対しては効果今一つだが、それでも連続でダメージを受けたことでサーナイトは攻撃のチャンスがつかみにくくなっていた。 マサト「負けるなサーナイト!シャドーボール!」 サーナイトがシャドーボールを放つ。だがリオルはシャドーボールを素早い身のこなしでかわすと、そのまま一気にサーナイトに突っ込んでいった。でんこうせっかだ。 コトミ「早いわ!」 ミキ「さすがはリオルね。ルカリオの進化前のことだけはあるわ。」 マサト「サーナイト、テレポート!」 サーナイトがテレポートで姿を消した。でんこうせっかは姿が消えたあとに通過、リオルの攻撃は外れた。 マサト「サーナイト、マジカルリーフ!」 サーナイトはリオルの真後ろに現れると、マジカルリーフを放った。さすがのリオルも真後ろからの攻撃は予期できなかったのか、もろにダメージを受けてしまった。 マサト「うん!サーナイト、もう一度サイコキネシス!」 サーナイトが再びサイコキネシスでリオルを操った。リオルは思い通りの行動ができない。効果は抜群だ。 コトミ「今度はどうなの!?」 ミキ「この程度ではまだ分からないわ。リオルはまだ反撃のチャンスをうかがっているのかもしれないわ。」 その通り、リオルはサイコキネシスを再び振りほどくと、連続ではどうだんを放ち始めた。まだやる気満々と言ったところだろう。 マサト「(やっぱりリオルは素早い・・・。進化すればミキさんが使いこなしているルカリオになるのもうなずける。)サーナイト、シャドーボールだ!」 サーナイトがシャドーボールを放つ。シャドーボールははどうだんと激しくぶつかり合い、大爆発を引き起こした。 やがて爆発が収まり、煙が晴れた。サーナイトとリオルはなおもにらみ合いを続けていたが、さすがに息が上がりかけていた。そしてリオルが再びでんこうせっかで一直線に突っ込んだ。 コトミ「マサト、気を付けて!」 そう言っている間にもリオルはぐんぐんとサーナイトに迫っていた。 マサト「今だ!サーナイト、でんじほう!」 サーナイトがでんじほうを放った。強力なでんじほうをまともに受けたリオルはその場に倒れ込み、さらに追加効果で麻痺してしまった。 マサト「行け、モンスターボール!」 マサトは勢いよくモンスターボールを投げた。リオルは赤い光と共にモンスターボールの中に消えていき、やがてボールが赤ランプを点滅させ始めた。緊張の一瞬だ。 しばらくランプが点滅していき、やがて点滅が静かに収まった。リオルをゲットしたのだ。 マサト「よーし!リオル、ゲットでGO!」 サーナイトも一声あげて喜びを表した。それと同時にリオルの入ったボールが消え、転送されたのだった。 そこに通信が入る。声の主はアユミの姉・コノハだった。 コノハ「こんにちは、マサト君。」 マサト「コノハさん!」 コノハ「マサト君、すごいわね。色違いのリオルなんて、滅多に見られないポケモンなのよ。今あたしの育て屋さんに転送されたわ。」 マサト「コノハさんのところだったんですね。リオルのこと、よろしくお願いします。」 コノハ「分かったわ。リオルを使うときはいつでも連絡してね。」 マサト「はい。」 そう言うと通信が切れた。と、道の向こうに昨日の色違いのスイクンが立っていた。 ミキ「スイクン・・・?」 コトミ「またあたし達を呼んでいるのかしら。」 スイクンは湖の方向に向かって行く。 マサト「湖に向かっている。行ってみよう!」 マサト達はスイクンに従って湖に向かった。昨日と同じで、湖は濁っており、このままでは元の水に戻りそうもない。 ミキ「確かスイクンは、濁った水も元の清らかな水に戻す力を持っているって聞いたことがあるわ。スイクン、あなたならきっとできるわ!」 スイクンは湖に向かい、水面を踊るかのごとく飛び回った。すると、今の今まで濁っていた水面がみるみるうちに美しく澄んだ水に戻っていった。 やがて湖は美しい水面を称えるまでに戻ったのである。スイクンの秘められた力が湖を蘇らせたのだ。 ミキ「スイクン、ありがとう!」 スイクンはマサト達の回りを一回りすると、湖の向こうに飛び去っていった。 マサト「スイクン・・・。伝説に聞いていたけど、こんな凛々しいポケモンを間近で見られて、僕、よかったです。」 コトミ「ミキさんがスイクンに会いたいって言う気持ち、あたし、よく理解できました。いつかゲットできたらいいですね。」 ミキ「ありがとう。あたし、今回の出来事でスイクンをもっと気に入れたわ。うん。いつか必ず、あのスイクンをゲットして見せるわ!」 湖での出来事。それはマサト達にとって、たくさんの思い出を残したことだろう。 そして、マサトは新たな仲間、リオルを加えることができた。次なる目的地、キキョウシティに向かって、マサト達の旅は、まだまだ続く。 (※)「リオルのはどうだんについて」 本来、リオルははどうだんを覚えることはできませんが、ポケモンレンジャー・バトナージのスペシャルミッションで入手できたリオルがはどうだんを覚えていたことから、リオルははどうだんを覚えられるものとします。 Chapter-53に続く。