2008年4月に今は亡き「ぽけあに」の掲示板で書き始めてから2年3か月、アニメDP編の完結より一足早く、ようやくナナシマ編の完結を見ることができました。 そこで今回は、ナナシマ編のあとがきとジョウト編のまえがきをかねて、コーヒー・ブレイクという形で書いてみたいと思います。 まず、このお話を書こうと思ったそもそものきっかけは、AG・ホウエン編で放送されたマサトとラルトスのお話がきっかけでした。 「ポケモントレーナーになったら迎えに行く」という約束。そしてマサトは現実にポケモントレーナーとなったらどういう旅をすることになるのだろうか。いろいろなプランを 練っていましたが、当時は自由に編纂できるという状況もなく、数年が流れていきました。 そしてあるとき、ポケサンのアニメ再放送枠でマサトとラルトスのお話が放送され、「そうだ、正式に書いてみよう」と思い立ち、旧ぽけあに掲示板に最初のお話を投稿いたしました。 今回、作中にサトシやハルカ、ヒカリ、タケシ、カスミなど、現在のアニメ歴代レギュラー陣の名前も多数登場しますが、そもそもサトシの冒険がどういった形で完結を見るのかは 現在のところ明らかになっていないことから、作中ではサトシ達は名前だけの登場にとどめております。それでもいつかはマサトとサトシのバトルを書こうという構想は一応練っております。 それからはほぼ1〜2週間に1話のペースで書き綴っておりましたが、2009年12月末を持って「ぽけあに」は掲示板が廃止され、2010年2月12日に無期限更新停止、 以後は事実上の閉鎖となってしまいました。それに伴い、当マサポケ様に連載場所を移して書き綴っておりました。 今回、現在の管理人様が引退なされるため、今後の状況如何によっては当マサポケ様の閉鎖もあり得るということを知り、万一閉鎖となったときに備えて別のサイトでも連載を行うことに なりました。ですが、当マサポケ様が管理人様を交代して存続するということになり、引き続いてこちらでも連載ができるということになりました。 ですが、向こうのサイト様でも平行して連載を行っていこうと考えております。そのため、二重投稿ということになってしまうかもしれませんが、その点はご容赦くださいませ。 また、劇中で取り上げられたオリジナル要素についてもいくつか取り上げていきたいと思います。 <ジョウトリーグ四天王について> 作中で登場したジョウトリーグの四天王・ルリカ。彼女はくさタイプを使う四天王という設定ですが、これまでのシリーズではもちろんくさタイプを扱う四天王は登場していません。 どうして彼女を登場させたかといいますと、ちょうどルリカが初登場した頃は金銀リメイク(ハートゴールド・ソウルシルバー)の噂で持ちきりだったことから、私もリメイクされたらいいなと 思い、ジョウト地方の四天王、そしてくさタイプの四天王を登場させた次第でありました。 DSでリメイクされると、私は容量の関係からジョウトにも四天王が配置されると思っており、四天王が追加されるのではないかと思っておりましたが、実際にはオリジナルの金・銀同様 一貫してセキエイ高原がポケモンリーグとなったため、四天王の追加はかないませんでした。ですが、ジョウトにもカントーとは別のリーグが用意されている以上、ジョウトリーグの 四天王もオリジナル要素を加えてもいいのではないかと思い、こうして四天王を加えた次第でした。 <ナナシマ・バトルチャンピオンシップスについて> ナナシマ編のクライマックスでマサト達が出場したナナシマ・バトルチャンピオンシップス。名前の由来はもちろんポケモンの公式大会・ポケモンワールドチャンピオンシップスです。 ワールドチャンピオンシップスではゲーム大会とカードゲーム大会の2つに分かれておりますが、作中ではカードゲーム大会に相当する描写がないことから、バトル大会とコンテスト大会の 2つに分けて著しました。 さて、これからマサト達はジョウト地方での冒険を始めることになります。 ナナシマ編は全52回(スペシャルエピソード含む)と、通常のアニメでしたら約1年分のところをぽけあに様の事実上の閉鎖や各種の事情などから2年3か月も費やしてしまいました。 ジョウト編ではマサト達のジムとコンテストの挑戦、そしてジョウトリーグとポケモンコンテスト、さらにスペシャルエピソードの掲載を考えると、ジョウト編もほぼ同じ程度の執筆期間に なるだろうと思います。長丁場になるかもしれませんが、なにとぞお付き合いをよろしくお願いいたします。 それでは、また。 2010年7月10日  ダイヤモンド・パールシリーズ劇場版完結編「幻影の覇者・ゾロアーク」公開の日に  あゆみ