第6話 凍ったウリムー 最初の進化  大樹と留美は最初のジムのある町、キキョウシティを目指していた。  ヨシノシティから北に進めば行けば着くのだが、思った以上に長いのだった。 「スゲェ、辺り1面岩だらけだな。」 「こう言う所には岩タイプや地面タイプがいるのよね。」  2人は壮大な岩山を進んでいたのだった。  周囲にはがけなのが多くあったが、通行者用の道もあったため、2人はそこを歩いていた。 「でも全然いねえぞ」 「おかしいわね〜〜〜?」  もう1時間ほど歩いてはいるが、イシツブテ一匹もいないのであった。  すると、そんな彼らの前に現われたのは 「あ、あそこに何かあるわ!」 「ん?」  行って見ると、そこには凍ったポケモンがいたのだった。  凍っているのはいのぶたポケモンのウリムーであった。 「何で氷タイプが?って、ヒノアラシ、火炎放射だ!」 「ヒノ〜!」  火炎放射で氷はとけ、ウリムーは解放された。  だが、ウリムーは友好的な目つきはしてはいなかった。 「ウリ〜〜〜〜!!」 「わぁ、襲ってきたぞ!」 「イーブイ、ウリムーに体当たりよ!」 「ブイ!」  襲ってきたウリムーに体当たりをした。  凍っていた事もあったのか、ウリムーは簡単に吹っ飛んだT。 「行け、モンスターボール!!」  簡単にウリムーをゲットできた。 「にしても、何で怒ってたんだ?」 「それにこんな岩山で凍るなんて・・・もしかして、誰かに凍らされたんじゃ?」 「それで襲ってきたと言う事か・・・」  すると、何かを思いついたのか、大樹はどかかに向かって大声で叫んだ。 「何なんだ〜〜〜〜!!」 「な、何よ?}  すると、何処からともなく声が聞こえてきた。 「何だかんだと聞かれたら!」 「答えてあげるが世の情け!」(以下省略)  出てきたのは何時ぞやのロケット団員、ミサキとソウシであった。  そして一緒にいるのはにまいがいポケモンのシェルダーであった。 「一度試して見たかったけど、出てくるもんだな!」 「?」 「またあったな、よく我らの仕業だとわかったものだ。」 「あんたのシェルダーがウリムーを凍らせていたのね!?」 「いかにも、ここには沢山の種類の岩ポケモンや地面ポケモンがいるのでな!」 「もっとも、そのウリムーには逃げられたけどね!」  やっぱりこいつらの仕業だったのだった。  ウリムーはこいつらと大樹達を間違えていたのである。 「ここであったのも何かの縁、あんた達のポケモンも頂くわ!  行きなさい、デルビル、シェルダー!」 「サイホーン、ケンタロスも行け!」 「みんなも行け!」 「あなた達もよ!」  両者ともに手持ちを全て出してのバトルが始まった。  数なら圧倒的に有利な大樹と留美であったが、それはミサキとソウシの罠なのであった。 「よし、ポケモンゲットマシン発動!!」 「何!?」 「きゃっ!?」  すると、真下かから複数の柵が飛び出し、大樹達は閉じ込められたのだった。  唯一出られたのは空を飛べるホーホーとポッポだけであった。 「これ逆転よ!」 「お前達とポケモン達も我らのものだ!」 「あんた達には催眠術をかけて我らの戦力にするのよ!」 「どうやらセンスが言いみたいだしな!」  とんでない奴らだ。 「ポッポ、風おこしよ!」 「シェルダー、オーロラビーム!」 「ホーホー、催眠術だ!」 「ふっ、サイホーン、岩なだれだ!」 「げ、岩系最強の技!」  前回とはけた違いのパワーに、ホーホーはダウンしてしまった。  残ったポッポもほとんどダメであった。 「我らには沢山のわざマシンもあるからな!」 「クッソォ〜〜!」 「残ったそいつもダメだな!」 「覚悟しなさい!小娘がロケット団に絶てついた報いよ!」 「!!」  もう、悔しくて涙がこぼれ出してきた。  と、その時 「ポ〜〜〜〜!!」 「な、何!?」 「これは!?」  突如、ポッポのからだが輝き出したのだった。 「留美、ポッポの奴進化するぞ!」 「う、嘘!」  そして、ポッポは一回り大きくなってピジョンに進化したのだった。 「「うそ〜〜〜〜〜!!」」  驚くロケット団をよそに・・・・ 「やっと出られた〜!」 「上がないからバランスが悪かったみたいね!」 「し、しまった!!」  こっちもニドランのにどげりで柵を倒していた。 「メリープ、電気ショック!」 「カラカラ、骨こん棒!」  この攻撃でサイホーンとシェルダーは倒れた。  なお、ケンタロスはニドランとチコリータにより、すでにダウン!(いつの間に) 「ピジョン、風おこし!」 「「いやぁ〜〜〜〜〜!!」」  反撃するまもなく、デルビルは二人と一緒に飛ばされてしまった。 「「やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 その後・・・・  あの後、捕まっていたポケモン達も解放され、一見落着となった。 「さ〜て、俺達も先に行くか?」 「そ〜ね、ここにいたポケモン達のデータもとれたし、それに新しい仲間もできたしね!」 「ウリ〜〜!」  ウリムーは留美の横で喜んでいた。  ピジョンもまた、留美の肩の上に止まりながら喜んでいる。 「よ〜し、キキョウシティに向かって出発だ〜〜!!」  そして彼らの旅は続くのだった。 次回予告 「ジムを目指すトレーナーが集まる道バトルロード!  ここで一気にレベルを上げようとする俺達の前に、  またしてもミサキとソウシのロケット団が襲いかかり、みんなのポケモンがつかまってしまった!  唯一のこったメリープも、呆気なくやられてしまう。  が、そんな俺達が先で見つけたのは?  メリープ、こうなったら俺達でみんなを助けてやるんだ!  次回 メリープの新しい力 」