事件−17**号の経緯そして結末                      事件17**号事件捜査概要                                      作成日時19**年 *月**日                                          (日時がかすれていて読めなくなっている) 以下は事件17**号、俗に言うシオン事件の警察捜査ファイルである。 なお持ち出しを硬く禁じる。 発生状況ー午後6時?から午後7時ごろかと思われる、詳しい時間はこれから特定予定。      発生場所は8番道路、第一発見者は近隣住民のA氏。      A氏いわく「散歩をしていたらポケモンらしきものが倒れているのを見つけた、どうやら一刻を争うようなキズがあったので保護            し、ポケモンセンターへ連れて行った」 被害ポケモンーガラガラと特定。いまだに意識は不明、ポケモンセンターで治療中。        どうやら、殴られた(複数人数)ことによる脳内出血や頭蓋骨骨折している。        虐待の可能性? 備考:どうやら、ガラガラのほかにカラカラがいた模様(親子?)カラカラの行方を捜し、即急に保護をする必要があり。                                        作成者******(これも読めなくなっている) ある子供の日記 きょうはとてもかわいそうなじけんがおきていました。 ガラガラというポケモンがおおけがをしていてしかもそれが人によってやられたものだということです。 わたしはこのじけんを知ってとてもかなしい思いになりました。 ポケモンと人はなかよくしないといけないのに、どうしてこのガラガラのトレーナーさんはどうしてなかよくできなかったのかなぁ。 あと、ガラガラがはやくげんきになってほしいです、そしてじぶんのこどものカラカラとさいかいできればうれしいいな。 現場にて・・・ 「あーダメだ、こっちもダメだぁ足跡が結構ごちゃごちゃしてて特定できんわぁ」 「そんなぁ、困ったなぁまた課長にどやされちゃうよ」 二人の刑事はそんなことをいいながら、現場での捜査を続けていた。 今やっているのは、足跡を検出して犯人を特定する作業をしていた・・・が。 足跡が重なり、ごちゃごちゃとしているため中々特定できないでいた。 刑事、スーツをきた若い方が言った。 「トミさん、やっぱり無理なんじゃ・・・こんなにごしゃっとしてるんですし・・・」 「いーや篠田、あきらたらそこで終わりだぞ、絶対どこかにあるはずだ、犯人につながる証拠が」 しばらく二人は現場をうろうろしていた。 「やっぱりないですよ・・・それにそろそろほんぶにもどっ」 「ねぇねぇお兄ちゃんたちって刑事さん?」 「へ?」 あきらめかけ帰ろうとした時不意に篠田は声をかけられた。 そこには、小さな女の子が立っていた。 「き、君は?」 「ちぃちゃん」 女の子、ちぃちゃんと名乗ったその子はこんなことをいった。 「わたしね、見たの、ポケモンさんをいじめているトレーナーさん」 ちぃちゃん(女の子)の証言 あのねあの日ね、ちょっとお母さんに頼まれてお使いにいってたの、ヤマブキシティにね。 その帰りにね、みたの、ガラガラのお母さんがね、黒い服を着た人うーん3人くらいかなぁにね追いかけられてたの。 もちろんちいさなカラカラも一緒にね、それでね、ガラガラのお母さんはね、小さなカラカラにね「あなただけは逃げて」って そういう風な動作をしたの、でもカラカラはいやいやしてたの、そのうちにね、さっきの黒服の人が追いついてきて、あとは、あとは う、ひっく、あ、大丈夫だよ大丈夫だってガラガラのためだもん。 え、そのときあなたはどこにって?うっく、えーとね、草むらの近くに子供しか知らない隠れ場所があるのそこにずっと隠れてたの。 でね、そのときにガラガラがカラカラをえいって最後の力を出してこっちへ投げてきたの、だから急いでカラカラを捕まえたの。 あのねあのね、わたしねまだトレーナーになれてないからモンスターボールもってなかったの、だからガラガラのお母さんは助けられなかったの。 ねぇいまガラガラかあさんはどうしてるの?助かるよね?たすかるよね? 次の日の新聞 シオン事件のガラガラ死亡 先日起きたシオン事件のガラガラが今朝死亡した。 死因は頭蓋骨骨折、による脳挫傷    (中略) この事件について町の人は 「犯人を許さない、絶対につかまってほしい」シオンタウン フジの家勤務 みぃ子 「どうして、こんなことをしたのかが全くわからない、犯人は早く名乗り出て欲しい」シオンタウン フジの家リーダー フジ老人 尚、子供のカラカラはフジの家で保護されていることが証言により判明した。 黒服の人(再びちぃちゃんの証言) 黒服の人達?うーんとねほんとに全部黒だったような気がする。 うーーーーーんとね、うーーーーん・・・・・あっ。 思い出したよ思い出した!あのねなんかね胸に大きく「R」かな?なんかそういう文字が書いてあったような気がしたよ。 えーとね真っ赤な「R」の文字があったような気がしたよ。 後日、この証言が決めてなり、ロケット団の団員が4人逮捕された。 こうして事件は終わるかに見えた・・・が。 週刊誌の記事 恐怖!タワーにでる幽霊は殺されたガラガラの亡霊? 最近噂になっているシオンタワーに出るポケモンの霊は先日のシオン事件で殺されたガラガラの幽霊だという噂がある。 この噂を確かめるため編集員はシオンタワーへと足を運んだ。 タワーの管理人フジ氏の証言 「ええ、そうでほぼ間違いはないでしょう。私も思ってますよあの霊はガラガラの霊だと思うよ。  まだ未練があるんだねぇ、かわいそうだねぇ、あんたらこれからタワーに行く?やめたほうがいいよ。  最近タワーの中が少し変だからねぇ、やめた方がいいよ」 これが証言である。 我々はこの後タワーへ入ろうとしたが、タワーに入る前調査員の1人が原因不明の熱が出てしまい調査を断念した。 その後・・・ ある日を境にこの噂はなくなる。 どうやらガラガラの未練が消え成仏したらしい。 一説によれば未練をなくして成仏させたのは一人の若いトレーナーだという。 それは、定かではない噂だがこの事件は何か、とても何か大切なものを見つめ直すいいきっかけなのではないのではないだろうか。                                  カントー日報の記事より                                                         終 あとがき ずいぶんご無沙汰ですきねづかです。 今回は少し新しいタイプの小説にチャレンジしてみました。 どうだったでしょうか? 少しでも楽しんだり出来てくれれば嬉しいです。 それでは、また。