Curse of summer night 「第一話」 季節は夏真っ盛りのこの時期。 人は皆、楽しさと思い出を求めては休暇にくりだす。 ある人は山へ避暑地に行くだろう。 田舎に帰省する人もいるだろう。 だがやはりなんと言っても夏と言えば海。 真っ赤に太陽が激しく輝き、 それに応えようと波はまるで風がに舞うかのように激しく流れる。 人々の楽しい思い出を乗せて…。 しかし、そんな楽しい夏の思い出とは裏腹に海は時として人々を恐怖のどん底に叩き落す事もある…。 ―――オレンジ諸島・とある島――― 太陽が眩しい。 季節は、真夏真っ只中である。 人は皆快楽や思い出を作ろうとここを訪れる人々の数も少なくない。 ここオレンジ諸島は季節に関係なく人々は楽しい海を満喫できる。 不思議な事にここ一帯の天候は一年中真夏日よりなのである。 恐ろしい悪夢の風を乗せて。 そんな不思議な環境なこの地で。 この物語は幕を開ける。 そう、この地を舞台にとある悪夢の夜が始まろうとしているのだ。 続く。