―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― オレはしばらく走り続けた、辺りには森が広がっている事に気付いた時に ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 後ろを振り向いたらもう、オレの町は見えなくなりました ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 少年を前を向く 「とにかく道を進もう、ついでにポケモンGetGet♪」 少年は鼻歌とスキップしながら(!?)歩いていく 「おっと・・・そうだ」 少年はすぐに立ち止まり、ズボンのベルトについた6個の小さい赤い球体 モンスターボールの1つを持って、大きくさせる 「出てこい「ギー」!」 パカっと音がした モンスターボールは開いたと同時に 光の物体が飛び出す 光の物体は、すぐに地上に着いた途端、正体が現れた まずパッと見だと 背中に緑の球根みたいのをしょっている よくよく細かく見ると 体の色は青、ちょっと緑色のかけらのみたいな模様があちらこちらで付いている まるっこい耳、その下の目は赤くて、唇は上だけ、先に尖っているような感じ 短い足で、指は3本 今朝オーキド研究所でもらったポケモン たねポケモン「フシギダネ」のギーが出て来た 「ダネぇぇv」 と一声した途端、少年に抱きついた 「おっととと・・」 バランスを崩しかけるがすぐに戻す 少年は赤ん坊の時にする高い高いみたいのをして、空に向ける 「これから大変だけどよろしくな、とりあえずポケモンGetに協力してくれよ?」 「ダッネ♪」 ギーは笑顔で答えた ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 何だか迷いそうで怖い森だった、でもポケモンがあんまり出てこなかった ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― だから、この時のポケモンはフシギダネのギーだけ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― でも、この後、ちょっと疲れたんで、切り株を見つけそこに行こうととしたら ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 先に誰かが座っていた、と思いきやそれは、「ピチュー」でした ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「あれは・・・もしやピチュー?」 少年は瞬きを止め、じっと見る 道のはずれの切り株に黄色い物体が座っていた その黄色い物体は 上だけ黒みがかかった直角三角形の大きい耳 黄色い体で首がある辺りにも黒みがかかっている その体から出た短い腕と手、3本指の足に 後ろからぴょんと出ている先頭から大きすったのがかくっと曲がった所からは小さくなる黒い尻尾 こねずみポケモン「ピチュー」がいた 少年はポケットから、赤い長方形の小さい箱みたいのを出した、これが「ポケモン図鑑」である 少年のポケモン図鑑がピチューの方向を向き、突然パカっと開いた ピンと音ともにピチューの映像が現れた 「ピチュー [こねずみポケモン] ピカチュウノ進化前 体ガ小サクテモ大人ヲシビレサセル程ノデンゲキホドノ電撃を放ツコトガデキル タダシ、電気ヲタメルノガ下手デー驚イタリ笑ッタリスルトスグニ放電して、自分モ驚イタリスル」 少年はポケモン図鑑を戻し 「よぉーし、ピューをGet!いけ、ギー!」 ピチュー指差して言う 「フシ、ダネダネ!」 っとピョンと飛んでピチューの近くまで行く 「・・ピ?・・!?ピチュ!!」 ピチューは後ろに何かいるのに気付いて振り返り 威嚇する 「ギー、まずは体当たり!」 「ダッネぇぇぇぇぇ!!」 体を顔より前にして片方の肩をそれより前にして飛び上がる ガン!! 「っピっ!?・・・・ピィチュ!!」 ビリビリ!! ピチューの腹辺り命中し、少しよろめくが すぐに体勢を変え、体をぐぐっと引き寄せ、光線のごとく 体全体から電撃が出て、そのままギーに当たろうとする 「ギー、回避して、そのまま・・・つるのむち!」 「ダネ!!」 ギーは、こっちに向かってくる電撃の上を飛んで、ピチューの真上に来た 「ピー・・・・・・・ピチュ!?」 ピチューは今の電撃を放って、びっくりしてひっくり返っていた シュンシュン!! 何が風を切りながらピチューに当たろうとしている それは、ギーの体から草のつるが・・まさしくむちのようにピチューを襲う スパンスパン! 「ピィぃ・・・・・・・」 バタン! つるのむちがピチューが弾き飛ばし 地面に落下 「チュぅぅぅ・・・・・・・」 どうやら気絶してしまったようだ 少年は今の光景を見ながら自然にズボンに付いた、モンスターボールを出して大きくさせる そして、右に持ち 「いまだ、モンスターボール!!」 掛け声とともに投げる 勢い良く飛び、ピチューの体に当たった途端 空中でパカっと開き 赤い光がピチューを包み、そのまま光はモンスターボールへ戻り 地面に落ちる モンスターボールはしばらく動き、開閉ボタンの所が 赤い光をピコンピコンと出す・・・・・ そして・・しばらくして ヒュン 変な音ともに光が消えて動きも止まる 少年の瞳はもの凄く輝き出して・・・ 飛び上がった 「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― オレの初Getだった、しかも結構ここでは珍しいピチュー、すっごい感激をしたよ、うんうん ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― オレは喜びのまいとかそうゆうのでも良かったけど ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 親父がまだトレーナーだった時に、こんな事を言ったらしいから言ってみた ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ピチュー、Getだぜ!」 片手でピチューの入ったモンスターボールを斜めに空を指す ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「Getだぜ」、何故か親父はこれを熱心に教えてくれた、ポーズまで ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― おばあちゃんの話だと、旅立ちの前夜、深夜までこのポーズの練習をしていて、チコクしたとか ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― でも、親父の話だとあまりの興奮で深夜まで寝れなかったとか ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― どっちか正しのかな? ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― おっと、話を戻すね、で、ちょうど傷薬持ってたから、ピチューを出したんだ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出した途端、ピチューの電撃を喰らいました ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― シビレて痛たかった、慣れれば大丈夫だって親父はそんな事言ってたな、とりあえずそれで許してくれて、傷薬をやって ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ピチューの名前は「ラノル」にした、理由は特になし、オレはラノルをモンスターボールに戻した ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― その後、再び道を進んだけど、何か不思議な事に道に迷ってしまいました、何故か ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「何故だ・・何故、まよったぁぁぁぁぁぁ!!」 頭をだかえ、大空に向かって叫んだ 空は青くすんでいて、小さな雲が通って行く・・・・ そして遠くから、ポッポの鳴き声がしている 「はぁぁ・・・どうしよう」 肩をがくと落とす 「ダネ・・・・」 ギーが心配そうに彼のそばによる 「ごめんな、いきなり・・・」 少年はしゃがんでギーの頭を撫でる 「ダネ・・・・ダ?ダっダネダネ!フシ!」 何か見つけたようで、何か慌ててる 「どうしたんだよ?ギー?」 後ろを振り返った途端、怪しい光の球体が目の前にいた 「・・・うわぉ・・・・」 少年は目を点にして目の前にそれがあるからかどうかわからないがそんな一言だけしか出なかった 突然その光は突然動き出した 「あっ待って!!」 「ダネダネー!?」 少年とギーは走り出した ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― その光を追ってたら、いつのまにかいつもの道に戻っていました ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あの光はどこにもいなかった、なんだったんだろ? ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― とにかく道に戻ったので、また走っちゃいました ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 走り続けて、とうとう着きましたトキワシティ、後は最初に書いたとおり ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 実はオレは今いるのはトキワシティじゃいなんだよね ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― トキワの森さ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・・・・・・・・・・ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 暗黒の空は その深い森をも緑から黒へと・・ 色を変える そんな、ある1つのでかい木下で・・・ リュックを隣に置いて帽子をその上に被せている ジャケットはリュックの中に入れてるようだ あの少年は ギーと一緒に寝袋に入っていた 少年は上半身だけ起き上がらせ 分厚い赤いカバーの本 表紙にはでっかく「Diary (英語で日記)」と書かれている ・・少年は日記を書いている 「[てなわけで、旅立ちした最初の日は過ぎていきました]・・・と終わりと」 日記を閉じ、リュックに入れる ついでにシャーペンをリュックのポケットに入れる 少年は一度ギーを見る ギーは寝息を出して寝ていた 少年はしばらく、両手を頭の後ろにして寝転び寝袋を上半身だけ出して 夜空を眺めていた・・・・ 「・・・・・・」 少年は寝袋から上半身だけ起き上がらせ そして、近くにあったリュックからゴソゴソとさっき入れた日記帳を出して ちょうど月が照らして辺りは明るい そのため日記も書きやすくなっていた 少年はシャーペンを出して書き始めた しばらく、何か擦る音が続き 「よーし、終わりと・・・さぁねよねよ・・・」 再び日記をリュックに入れ戻し 少年は寝袋に入り 目を閉じる 静かな森・・・そして・・その上で暗黒の世界が広がり 月と星達が輝きを出していた・・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― そうそう、旅に出てみて思ったんだけど、月ってさあ、何かせつない感じ?そうゆう気持ちになるんだよね ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 何でだろうね?不思議だなー、それじゃ ―――――――――――――――――― おやすみなさい