――レギスタンの日が暮れていく。 ――ネバーランドの日が暮れて行く。 巨大なビルに、魔法街灯に明かりが灯り、機械と魔法の世界は、それぞれの夜を迎える。 レギスタンの大都市から、少し離れた場所。 貧民層の粗末な家が、塔のように連なるスラム・タワー。 天辺の家の屋根に立ち、視界に広がる夕焼けの草原、そして都市を見つめる少女がひとり。 夕日を浴びて鮮やかな色を見せる赤い服は・・血の色か、心に宿った炎か・・ 空は、星空。 「わたしは今日、タカマサを倒します」 少女は言った。誰にでもなく。 「お星様、見守っていてください」 微笑し、少女は身を翻し、屋根を下りた。 「・・普段は、神様なんて信じないのにな」 ――星空よ 消えてしまわないで。 ――もう少しだけ 夢を見させて・・    続    あとがき はーい! Kです! 連休更新1発目は、ポケライン2プロローグでした。 短い上に、リントの1人舞台なので、みなさんに怒られそう(汗) ラストに出てきた言葉は、ポケライン2のメインテーマになる予定のセリフです。 Starryでいう『私の心は(以下略)』みたひな。 ではではっ。 次回は第1話ですね!