なぞのばしょ で おきた こと A−1 ・・・もうダメだ。 どの位歩いたのか見当もつかない。この行けども行けども真っ黒な世界は、もううんざりだ。 ・・・・あの時、僕は― B−1 チッ。失敗したか。 仕方ない・・・ いや・・・でも・・・ あの時、あんなことしなければ― A−2 そうだ、何故かわからないけれど四天王の部屋の入り口でドアに向かってなみのりをしたんだ。 そしたら・・・ 僕は・・・ 壁を抜けて― B−2 でも、アルセウスが裏技で手に入るなんて、信じてしまうに決まってるだろ。 だから急いで調べて、ゲームの電源を入れて、 四天王のところに行って、 もちろんなみのりを覚えたポケモンを連れて― A−3 そうだ、壁を抜けて、心の赴くままに歩いて。 地図には順番に「なぞのばしょ」とか「ソノオのはなばたけ」とか表示されて。 あるところでたんけんセットを使って、地上にでたら― B−3 そして、調べたとおりに歩いた。 右に200歩、下に351歩、左に934歩、上に437歩・・・・ でも、ガセで・・・ たんけんセットを使って、わくわくしながら地上にでたら― A−4 動けなくなっていた。 足が、いや体が少しも動かない。 どういうことなんだ― B−5 ボタンが効かなくなっていた。 どのボタンを押しても反応がなくて。 どうしても動かなくて。 もう、あきらめよう― 僕は、電源を切った。 A−6 その場に立ち竦んでいたら 「!?」 体が、消えていく。 B−6 そして再度電源を入れた。「ポケットモンスター ダイヤモンド」というタイトルが表示される。 そして、カーソルボタンの下を押して、 Aボタンを押して― A−7 助けてくれ!! 助けてくれ!! だれか、助けてくれ!!消えてしまう!!! ・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!! B−7 せっかくクリアしたのに、もったいなかったかな。 でも、仕方ないか。 新しい主人公の名前は― A’―1 さて、出かけよう。 「ダイヤー!!早く来いよ!!」 隣の奴が呼んでいる。 B−8 そろそろやめよう。 僕はセーブして、電源を切った。 ・・・・・・・・・・・・・ また新しい裏技を探そう。何回失敗してもいいや。ゲームだし。 A’−2 ・・・・・・・・・!!!!!!!!! A’’−1 ・・・・・・・・・!!!!!!!!! A’’’−1 ・・・・・・・・・!!!!!!!!! A’’’’−1 ・・・・・・・・・!!!!!!!!! 終