私の名前はミライ!! 年齢は10歳! 出身地は・・・シゲタウンだっけ?。 どうでもいいか・・・。 ねぇ、あなたは大切な人がいなくなったことある? 私はあるよ。命の次に大切な人がいなくなったことが・・・・。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 読みきり作品「さよなら、キング。また会えるよね・・・」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 4年前、私の家におばあちゃんが来た。 ミライ「お久しぶり、おばぁちゃん!」 おばあちゃん「おやおや、ミライはいつも元気だねぇ。」 ミライ「ありがとう、おばぁちゃん!!あっ、そうだ、キングを呼んでくるね」 ガラ バタバタバタバタ おばあちゃん「ふふふ。ミライが元気でいて良かったよ。そう思わないかい?ミキ?」 お母さん(ミキ)「ええ。2年前にあんなことがあってミライはすごく、暗くなったのに・・・。 あの時と全然違う人みたい。」 おばあちゃん「ええ。二年前、カズキさんが交通事故で亡くなってもう、二年も経つんだねぇ。」 そう、私のお父さんは、私が4歳の時に交通事故でこの世からいなくなった。 その時の私は、ショックに立ち直れなかった。 おばあちゃん「ミライの所にキングを連れてきて本当に良かったわ。」 お母さん「ええ。本当によかった。」 ガラ ミライ「おばぁちゃん、キングをつれてきたよ!!」 キング「ガウ」 おばあちゃん「元気だったかいキング?」 キング「ガルルル。ガウ、ガルルルル。」  通訳(ああ。元気だったぜ、キラ。) おばあちゃん「そうか。私も元気だよ」 キング「ガウ、ガルルル。ガルルル。」  通訳(キラ、お前、全然変わってないな) おばあちゃん「ふふふ。キングだって全然変わってないよ。」 おばあちゃんはキングが言ってる事がわかる。おばあちゃんはカントーのトキワシティって言う所が出身地なんだって。 その力はトキワの森から力をもらったんだって。 一度行って見たいな、トキワシティに。 お母さん「あら、もうこんな時間。今からご飯を作ったら遅くなるし・・・。」 ミライ「えー、食べないのぉー?」 お母さん「食べるわよ。今からキンテツシティに行って、ミライが好きな焼肉を食べにいきましょう。」 ミライ「えっ、本当!?わぁーい。」 おばあちゃん「今から歩いていくのかい?」 お母さん「ふふふ。歩いていくわけないじゃない。」 おばあちゃん「じゃあ何でいくんだい?」 ミライ「知らないの?ママは「ぽけもんとれーなー」なんだよ。ハクちゃんですぐに行けるよ」 ママは小さい頃、カントーで旅をして、ポケモンリーグでチャンピヨンになって、ポケモンマスターになったらしい。 今でも時々バトルをしている。 お母さん「ミライ。早く行く準備をしなさい。」 ミライ「はぁーい。行こう、キング、今日は焼肉だって。」 キング「ガウ!」 バタバタバタバタ 5分後・・・ ミライ「ママ、準備できたよ!」 お母さん「そう。さぁ、出てきなさい!ハク!!!」 ボン! カイリュウ(以下ハク)「リュー」 ハクはママのカイリュウ。名前はハク。近い所に行く時はハクに乗っていくの。 お母さん「さあ、乗って」 ミライ「おばぁちゃん、はやく!!!」 おばあちゃん「わかったよ。キング!」 キング「ガウ!」  通訳(今行く!) お母さん「ハク、キンセツシティまでお願い。」 ハク「リュー」 通訳(わかったよ) バサバサバサバサバサ この日までは平和だった。 次の日 ミライ「ねぇキング外で遊ばない?」 キング「ガウ。」  通訳(いいぞ) ミライ「そう、じゃあママに言ってこう!!」 バタバタ ミライ「ママ、遊んでくるね!!!」 お母さん「わかったわ」 おばあちゃん「きよつけていくんだよ。」 ミライ「ハァーイ。行こう、キング。」 ガチャ バタバタバタバタ その日は外で遊ばなければキングは私の前からいなくならなかったのに・・・・・。 ミライ「鬼ごっこしよう!!キングが鬼だからね」 ダッ キング「ガウ、ガルル!!!」  通訳(まて、ミライ!!!) ミライ「アハハハハ。」 ブウウウウウウウウウン 近くですごいスピードで走ってくる車が来ていた。 私は鬼ごっこに夢中だったからそのことには全然気がつかずに・・・・ ミライ「こっちだよ、早くきなよ、キング!!」 ダッ 飛び出してしまった・・・。 キング「ガウ!!!!」  通訳(ミライ!!!!) ミライ「えっ?・・・!きぁぁぁぁぁぁぁぁ」 キキキキキキキキキキキキキ ドン!!! ミライ「・・・?(イッ、痛くない)・・・・・!キング!?」 前を見たら血が出て、ぐったりしているキングが見えた。 ミライ「キッ、キング?どうしたの?ねえ、何で血が出てるの?ねえ、キング!!」 すごい音がしたから家からママと、おばあちゃんが出てきた。 お母さん「どうしたの?ミラ・・!」 おばあちゃん「!」 ミライ「キング・・・。どうして・・・。」 私は何が何だか、わからなかった。 私が混乱している時に キングが苦しそうにこんなことを言った。 キング「ガ、がウ・・・」  通訳(ミ、ミライ・・・) ミライ「キング!!」 キング「ガウガルルルルル・・・がウガ・・・ガウ・・ガルガ・・ウ・・。」  通訳(これだけは言わせてくれ・・・お前に・・・会えて・・良かっ・・た・・。) ガク ミライ「キング!キング!!キングーーーー!!!!!!」 私は、必死にキングの名前を呼んだ。 無駄なことだったのに・・・・・。 キングはもう、この世にいないのに・・・・・。 お母さん「うっ、うう。」 おばあちゃん「なっ、なんで・・・キングが・・・。」 みんな、泣いていた。だって、家族だったキングがもう、一緒に遊んだり・・・・、 一緒にご飯を食べたり、一緒に寝ることが・・・もう出来ないから。 いま、この話しを読んでいる人ならわかるでしょう? 命の次に大切な人がなくなったら・・・・・。 キングがいなくなってから私は、ずっと家に閉じこもっていた。 お母さん「ミライ。買い物に行くわよ。一緒に行く?」 ミライ「・・・、いかない。・・・。」 お母さん「でも、今日は行かないと駄目よ。」 ミライ「いいよ。今日は行きたくないの・・・。」 お母さん「お父さんに会いたくないの?」 ミライ「・・・・・わかった。行く」 お母さん「行くんだったら、したくをしてきてちょうだい」 ミライ「・・・わかった」 一時間後・・・・・ お母さん「遅かったじゃない。どうしたの?」 ミライ「なんでもない。」 お母さん「そう。なら、早く行きましょう。さぁ、出てきなさい!ティオ!!」 ボン!! ティオ(ネイティオ以下ティオ)「ネイ」 ティオは、ママのネイティオ。名前はティオ。遠い所に行く時はティオの[テレポート]でいの。 だってその方が早くいけるでしょう? お母さん「ティオ、[テレポート]!!」 ティオ「ネイ。」 シュン ティオ「ネイ。」 キュウーィーン タン お母さん「着いたわ。さっ、お父さんに会いに行きましょう」 ミライ「う、うん。」 私は久しぶりにお父さんに会った。 最初はあいさつをして、次にお墓の掃除をして、 次にお弁当を食べた。(お墓の前で・・・) それが終ったら、帰る準備をした。 お母さん「ちょっと、ここで待っててくれない?」 ミライ「何で?」 お母さん「いいから、待ってて」 バタバタバタバタバタ ミライ「・・・・・・・・・」 おとなしく、待ってると・・・・・・・・・、 ガサガサガサ ピュン!!!! ミライ「何!?」 ポチエナ「ガウ!!」 ミライ「キッ、キング?」 私は一瞬びっくりした。だって、もう、この世界にいないはずのキングが目の前にいた から。 ポチエナ「ガウ?」   通訳(なに?) ミライ「似てる・・・。まさか、キングの生まれ変わりなの?」 ポチエナ「?」 スリスリスリ お母さん「ごめん、遅くなっちゃ・・・・・ミライ!!!」 ミライ「キャハハ!!くすぐったいよ!!!」 お母さん「ミライ、どうしたの?そのポチエナは・・・?」 ミライ「えっ、さっき草むらであったの。ねえ、この子、キングに似てない?」 お母さん「たしかに・・・。もしかして、キングの生まれ変わりじゃないの!?」 ミライ「私もそう思う。ねえ、この子をうちにつれて帰って良いでしょう?」 お母さん「別に良いけど・・・。」 ミライ「やったー!!!!」 お母さん「(全然違う人みたい。さっきまで元気ががながったのに・・・・・・」 ミライ「ママ、そろそろ帰らない?」 お母さん「そっ、そうね。出てきなさい、ティオ!!!」 ボン ティオ「ネイ」 お母さん「ティオ、[テレポート]!!!」 ティオ「ネイ」 シュン ティオ「ネイ」 タン ミライ「ココが私のうちよ」 ポチエナ「ワン!!!」 私はその日から元気になった。 ママもすごっく驚いていた。 一年後、ポチエナは、ポチエナからグラエナに進化した。 そして三年後・・・ ママにある事を言った。 ミライ「ねぇママ、私・・・、ポケモントレーナーになりたいの。だッ、だめ・・?」 お母さん「別に良いわよ。でも、ポけモンなしでは駄目よ。」 ミライ「それは大丈夫。この子と一緒に旅に出るから。」 スタスタ グラエナ「ガウ。」 お母さん「・・・・・。良いわ。旅に出ても良いわよ」 ミライ「ほっ、本当!!!!」 お母さん「ただし、月に一度は絶対に連絡をすること。いい?」 ミライ「うん!!やったぁー!!!!」 グラエナ「ガウ!!!」 それでわたしは明日から旅をすることになった。 そのときはすごくうれしかった。 翌日 お母さん「ミライ、忘れ物はない?ハンカチ持った?モンスターボール持った?」 ミライ「大丈夫、全部持ってるよ。もう、心配しすぎだって。」 お母さん「誰だって、心配はするわよ・・・・・。」 ミライ「ふぅーん。じゃ、そろそろ行くね。」 お母さん「ちょっと待って!!!!」 ミライ「忘れ物は無いよ。」 お母さん「いいから来て。いい物をあげるから。」 ミライ「?」 お母さん「これ、グラエナに使ってあげなさい。きっと役に立つから」 ママから貰ったものはなんと・・・ ミライ「これって、・・・技マシン[シャドーボール]!!なんで・・・」 お母さん「グラエナが覚えている悪タイプの技は[噛み付く]しか覚えてないでしょう? ちょっと心配だったから・・・。」 ミライ「・・・・・・ありがとう!!ママ!!!行って来ます!!」 お母さん「行ってらっしゃい」 ミライ「出てきて、グラエナ!!」 ボン!! グラエナ「ガウ!!!」 ミライ「今日からあなたの名前はキングよ」 キング「ガウ?」  通訳(えっ?) ミライ「行こう、キング!!」 キング「・・・・・ガウ!!!」  通訳(・・・・・ああ!!!!) こうして私は旅に出た。 まぁ、これで、話は終りね。 えっ、どうしてこの話をしたかって? それは・・・、自分でもわかんない。 何でだろうね。 えっ、キングがいなくなってから、寂しくないのかって? そりゃあ、寂しいよ。 でも、いつまでも寂しがったらキングか安心して天国にいけないじゃない? だから・・・、あんまり寂しがってないんだよ。 それに、私の心の中にキングがいつも応援してくれている。 私の心の中にキングがいるって、信じてる。 これからも、そう信じていく。 信じ続ける。 いつまでも・・・。 END