第四話 ここに来た理由
          サトシはトキワのポケモンセンターでロケット団を倒し、新たな仲間も入り、いよいよトキワの森に向
          う、と思ったらまだトキワシティ。 そしてここはトキワのフレンドリーショップ。

          シャワーズ「何買うのサトシ?」
          サトシ「モンスターボールさ! それをどんどん買えばポケモン何匹もゲットするだろ?」
          シャワーズ「それ買うなら傷薬も買えば?」
          サトシ「傷薬買いたいけど、ここには売り切れてるらしいぜ。」
          シャワーズ「じゃあ毒消し、麻痺直し、眠気覚ましも買ったら? それがなかったらポケモンかわい
          そうだよ。」
          サトシ「それもいいな! よし、それも買おう!」
          シャワーズ「後タウンマップもね!」
          サトシ「えー!? タウンマップもってそれ値段高いんだよ!」
          シャワーズ「でもこれセールになってるよ! 一枚100円だって!」
          サトシ「何、一枚100円!? それ結構安いじゃん! よし、それも買おう!」
          店員「いらっしゃいませ! 何をお越しですか?」
          サトシ「えーと、モンスターボール20個と毒消し、麻痺直し、眠気覚ましに、タウンマップ!」
          店員「はいどうぞ! またお越しください!」
          サトシ「よし、買ったぜ!」
          ―フレンドリーショップの外―
          カスミ「遅いわねー、サトシ。」
          ピカチュウ「ピカチュウ。」
          ブルーザー「まあ、仕方ねえよ! どうせみんな買い物しなきゃ行けねえけどな!」
          カスミ「ねえ、ブルーザーさん。 貴方は一体どこか来たの?」
          ブルーザー「ああ、それか。 その話、サトシが出て来るまでにしてくれ。」
          カスミ「何で?」
          サトシ「ただいまー!」
          カスミ「サトシ、遅いじゃない!」
          サトシ「ごめん、つい何買うか悩んじゃって!」
          コゴロウ「なあみんな! もう昼時間だからどっかに食おうぜ!」
          クリスティ「それもそうね! お腹すいちゃったし!」
          カルロス「でもそんな金あるか?」
          コゴロウ「大丈夫! ちゃんと金いっぱいあるから、何でも食ってもいいぜ!」
          サトシ「やったー! じゃあ行こう!」
          ―トキワの食堂―
          カスミ「ごちそう様!」
          カルロス「ふう、食った食った!」
          サトシ「コゴロウさん、ほんとに奢ってくれるんですか?」
          コゴロウ「いいんだよ! 俺金あるから気にしないでいいよ!」
          サトシ「本当ですか! ありがとうがざいました!」
          コゴロウ「いいんだって! それから俺達に丁寧語喋らなくていいよ! それから名前に「さん」って
          言わないでいいから!」
          サトシ「分かった! ところでみんなは何で俺の名前知ってるんだ?」
          ブルーザー「実は俺達がこの世界に来た時、マサラタウンって言う町に来たんだ。 そこでお前を見
          たんだよ。 名前はもちろんお前の母親から聞いたからな! あの時俺達はお前の腕前を見たくて
          お前の後を追ったのさ!」
          サトシ「俺の後を追ってた? でもあの時俺の後ろに誰もいなかったよ!」
          カルロス「まあ後ろって言うより森の中で隠れてたんだよな!」
          ブルーずー「そう、だがその時お前はオニスズメ達とお前が始めてゲットしたオニドリルに追いかけ
          られた。 その時はもう少しお前が死ぬところだったぜ。 あの時俺達はお前を助けるところだった
          が、お前のピカチュウのおかげで倒した! だから俺達はお前のような強い味方を探してたんだ
          よ! お前のピカチュウは強いし、 シャワーズはすごかったぜ! お前のシャワーズが喋れるなん
          てすごいと思ったぜ! まああのニャースよりもな。」
          サトシ「それより確か「この世界に来た時」って言ったよね? まさかブルーザー達は別の世界から
          来たの?」
          ブルーザー「ああ、そうさ! 実は俺とクリスティ、カルロスとコゴロウは「聖剣世界」と言う世界から
          来た。 ブレイク、アシュラとゼトラは「FF世界」と言う世界から来たのさ。」
          カスミ「「聖剣世界」と「FF世界」?」
          ブルーザー「実は「聖剣世界」と「FF世界」は「この世界」と同じなんだけど、その住むモンスター達
          は当然違うんだ。 場所も時代もね!」
          カスミ「じゃあどうやって来たの?」
          ゼトラ「精霊達の扉さ。 次々の世界には精霊がいる。 俺達はその祈りで精霊達が扉を作ったの
          さ。 だがこの祈りは俺達しか覚えてないんだ。 他の人は覚えてない物さ。」
          シャワーズ「でもどうやって覚えたの?」
          クリスティ「色々な先生や師匠達に教わったの。 だから誰でも覚えれないわけ。」
          サトシ「だったら俺達にも覚えさせてくれよ!」
          ブルーザー「それは出来ない。」
          カスミ「何で?」
          コゴロウ「失敗したら二度と生きて帰れないから。」
          サトシ「そ、そうなの。 てことは結構恐ろしい祈りなのね?」
          アシュラ「まあそうとも言うでござる。 だが上手な人は出来るでござるぞ!」
          カスミ「やっぱり覚えない方がいいね。 ところで私確かどこから来たのって言ったよね?」
          ブルーザー「ああ、それか。 よし、教えてやろう! 俺は「草原の国フォルセナ」と言う草原と剣の国
          から来たのさ。 そこでは色々な剣士達が必殺剣を習う場所なのさ。 そこでは「黄金の戦士」と言う
          剣士が暗黒の龍を倒した伝説があるので、俺はそれであこがれて旅立ってるのさ。 最強の剣士
          になるたびにな! ここに来た理由はポケモンに興味あったからだ。」
          サトシ「え!? じゃあブルーザー達の世界ではポケモンって言う生物の名前が広げられたの?」
          カルロス「ああ、でも俺達の世界ではポケモンは存在しないんだ。 でも興味ある奴がいるけど、ど
          うやって会うか分からないだけだ。」
          カスミ「ふーーん、じゃあクリスティは?」
          クリスティ「私は「魔法王国アルテナ」と言う雪原と魔法の国から来たの。 そこでは色々な魔法を
          覚える魔法使い達がいる有名な国なの。 私は新たな魔法を覚えるためにブルーザー達と一緒に
          旅立っているの。 ここに来た理由はもちろんポケモンに興味あったわけ。 それからフォルセナとア
          ルテナは知り合いどうしの国なの。」
          サトシ「へぇー、そんなに有名なんだ。 アルテナって。」
          クリスティ「そう! それから、私こう見えてもブルーザーの恋人なの!」
          サトシ「えーー!?」
          カスミ「そうなの!?」
          ブルーザー「そうなんだよ! 実は俺は一回アルテナに行って付き合っちゃったんだよな! そして
          俺達恋しちゃって。」
          シャワーズ「知らなかった...」
          ピカチュウ「ピカチュウ。」
          カルロス「こいつ羨ましいんだぜ! 俺達は彼女一人もいねえんだぞ!」
          コゴロウ「そうそう! 俺達本当はモテてるのに、彼女一人もいねえんだよ!」
          ブレイク「俺達は彼女がいないの本当に悔しいんだぜ!」
          アシュラ「その通りでござる!」
          ゼトラ「興味ないね...」
          サトシ「まあ落ち着いて。 ところでカルロスはどこから来たの?」
          カルロス「俺は「ビーストキングダム」と言う満月の夜と獣人達が住む国から来た。 獣人とは狼男
          の一種で、夜になると狼、昼になると人間になる生物さ。」
          シャワーズ「でも昼なのになんで狼のままなの?」
          カルロス「昼でも狼のままの獣人がいるんだよ。 それから俺の国はいつも夜なんだ。 その国では
          獣人達が格闘の技を覚える場所でもあるのさ。 俺の夢は世界一の格闘家になる夢があるんだ。
          もちろん俺はポケモンにも興味あるぜ。 俺はこう見えても格闘家だけど、ポケモン研究員なんだ
          ぜ。」
          サトシ「ポケモン研究してるの!? すごいなー! じゃあコゴロウは?」
          コゴロウ「俺は「砂の要塞ナバール」と言う砂漠とシーフと忍者達が住む要塞から来たんだ。 そこ
          ではトラップを作ってるシーフ達と忍術を覚える忍者達がいる場所なんだ。 そこでは盗賊団もいる
          んだぜ。 その盗賊団は人を殺したりはしない軍団なんだ。 その目的は金もうけをしてる奴の金を
          盗む軍団なんだ。 まあ俺の趣味じゃねえけどよ。 俺の夢は新たな忍術を習う目的があるのさ!
          他にも興味あるのはポケモンさ!」
          カスミ「でも盗みって犯罪なんでしょう?」
          コゴロウ「犯罪だけど俺の場合ではどうする事もないんだ。 でも馬鹿笑いをしてる金持ちをお仕置
          きするのは仕事だけどね。 はい次ぎは、ブレイクさん。」
          ブレイク「おい、まあ仕方ないな。 俺は「ミッドガル」と言う科学や戦士達がいる町から来たんだ。
          でもそこは俺にとっては気に入らない町さ。 俺はその町の元「ブレイクマンソルジャー」と言う射撃
          兵士だったが、 俺はその軍団をやめた。」
          ピカチュウ「ピカ? ピカピカチュウ?」
          シャワーズ「どうして自分の町が気に入らないとか軍団をやめたのだって。」
          ブレイク「その理由は町の大統領の「神羅」と言う奴が世界を潰そうとしてる悪党なんだ。 世界の
          エネルギーを奪い、人を苦しみ、くだらない科学的なメカを作った。 俺はゴミ捨て場のような町「七
          番街」に生まれた。 平和そうな町だったが、俺にとってはさみしい町だった。 俺は家族がいたが、
          ある出来事で死んだ。」
          カスミ「何で死んだの?」
          ブレイク「神羅は七番街を潰したんだ! 柱を倒し、町を破壊し、様々な人間を皆殺しに! 俺の家
          族はそれと一緒に死んだ。 俺は心には痛むほど傷があり、 苦しいほど悲しみを与えた。 そして俺
          はいつか家族の仇を取るために、俺は神羅を裏切り、ブルーザー達と一緒に旅立ったのだ! それ
          から俺もポケモンに興味を持った。」
          カスミ「悲しい話...」
          サトシ「でもいつか家族の仇を取るんだね。」
          ブレイク「ああ、いつかな...よし! 次はアシュラの番!」
          アシュラ「え、拙者が!? まあ仕方ないでござるの! 拙者は「ウータイ」と言う原始時代っぽい町
          から来たのでござる。 そこでは元は神の神殿とかあったが、今はリゾートタウンになってしまった
          のでござる。 拙者は侍軍団を雇って、色々なモンスター達と戦っていたのでござる。 拙者は最強
          の武士になるのが夢なのでござる。 ポケモンも興味あったのでござるからな。」
          シャワーズ「そこにはどんな神がいたの?」
          アシュラ「「ダチャオ」と言う神でござる。 ダチャオこそ様々な神があり、現在故郷では山の銅像と
          して存在されているのでござる。 今でもウータイのシンボルとなっているのでござるのだ。」
          サトシ「すごいんだね。」
          アシュラ「そうでござるぞ。 それじゃあ次はゼトラ殿!」
          ゼトラ「おう。 実は俺は余り記憶が残ってないんだ。 俺はどこで住み、余り家族がいない。 余りに
          も何も覚えてないんだ。」
          シャワーズ「え!? じゃあ昔からずーっと孤独だったの!?」
          ゼトラ「ああ、多分な。 でも俺はポケモン興味あったぜ。」
          サトシ「なるほどー。 それより確かみんなモンスターボールあったね。 そこにはモンスターボール
          売ってるの?」
          ブルーザー「いや、モンスターボールはカルロスが作ったんだ。」
          カスミ「え!? ボールはカルロスが作ったの!?」
          カルロス「ああ! まあ俺はポケモン研究家だからな。 作る方法は色々な道具を使って、完成した
          んだ! だから俺達はこのボールで俺達の世界のモンスター達をゲットしたのさ!」
          シャワーズ「すっごーい! 信じられなーい!」
          ピカチュウ「ピーカチュウー!」
          サトシ「まあ色々な話をしてありがとう! これでやっと分かったよ!」
          カスミ「まあ少しは勉強になったからね。」
          ブルーザー「ああ、じゃあそろそろ行くか?」
          カルロス「ちょっと待った! 行く前にこれサトシに渡さしてくれ!」
          ブルーザー「おう、いいぜ。」
          サトシ「え? 俺に何あげるの?」
          カルロス「これさ!」
          カルロスはサトシにポケモン図鑑のような形をした物2個あげた。
          サトシ「何これ? なんかポケモン図鑑みたいな物だよ。」
          カルロス「これは「聖剣図鑑」と「FF図鑑」と言って、俺達が持っているモンスターの特徴なところや
          タイプを教えてくれるハイテクな図鑑だ! これさえあればお前がまだ見たこともない俺達のモンス
          ター達が分かるぜ!」
          サトシ「ありがとうカルロス! じゃあ今からトキワの森にレッツゴー!」
          全員「おう!」
          コゴロウ「おっといけね! 金置くの忘れるところだった!」
          店員「ありがとうございます! また来てください!」
          サトシ「それじゃ、行くか!」
          サトシはブルーザー達の世界の事色々知る事が出来、いよいよトキワの森へ向う!
          続く。