第六話 トキワの森でゲットだぜ!
          サトシは新たなポケモンをゲットし、ミニスカートのアカネに勝ち、トキワの森に到着! そしてここは
          トキワの森、別名「迷いの森」。 ここは虫ポケモン達が住む森で、そこにいたのはサトシ達。

          カスミ「キャーーーーーー!」
          サトシ「な、何だよ!? 驚かしやがって!」
          カスミ「あ、あそこ! む、虫!」
          コゴロウ「牛?」
          カルロス「あははははは! 今の面白かったぞ、コゴロウ!」
          カスミ「ギャグってる場合じゃないわよ! あそこ!」
          サトシ「おっ! どれどれ!」
          ポケモン図鑑「キャタピー・芋虫ポケモン・緑の皮膚に覆われている。 脱皮して成長すると糸をか
          けて蛹になる。 頭の先にある触角に触れると強烈な匂いを出して身を守ろうとする。 ポケモンの
          中で早く進化をするポケモン。」
          ブレイク「なあ、サトシ。 こいつあんまし強くねえからゲットしたら? こいつ進化するの早いぜ!」
          サトシ「じゃあやってみおう。 モンスターボール!」
          ポン! コロコロ、コロコロ...シューーーーーー...」
          シャワーズ「あっ! ほんとだ! 何もしないでゲットした!」
          サトシ「まっいいか! キャタピーゲットだぜ! ほら見ろカスミ!」
          カスミ「きゃー、こっちに来ないでよ!」
          シャワーズ「何で? ボールの中って見えないんだよ。」
          ピカチュウ「ピカピカ。」
          カスミ「だってそれキャタピーが入ってるの分かるんだもん! そういうものは無視!」
          ブルーザー「今のはシャレ?」
          カスミ「違うの!」
          サトシ「あはははは! これでポケモン増えて来た! よし、一回キャタピーを出そう!」
          カスミ「え!?」
          サトシ「行けー、キャタピー!」
          カスミ「きゃーーーーーーーー!!」
          カスミは逃げた!
          キャタピー「キャタ?」
          ブルーザー「おい、カスミ。 そんなに遠くに逃げなくてもいいぞ。」
          カスミ「だってーーーー...」
          キャタピー「キャタ? キャッターーーー!」
          ダダダダダダダ! キャタピーはカスミの方に走ってる!
          カスミ「キャーーーーー!!!」
          キャタピー「キャタ!?」
          カスミ「ちょっと近寄らないでよ!」
          サトシ「おいカスミ! 俺のキャタピーにそんな言い方はねえだろ!」
          カスミ「あのね、人間は好き嫌いがあるのよ! ねえ、クリスティ!」
          クリスティ「あら、でも私虫好きよ。 本物はいやけど、ポケモンの虫は好きよ。 だって私の世界で
          は可愛いのいるから!」
          カスミ「え!? うそー...」
          ブルーザー「こういう奴だけど、見る?」
          カスミ「いや! 絶対いや! でもピカチュウとシャワーズはいいけどね!」
          シャワーズ「そうだけどね。」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          サトシ「シャワーズ、ピカチュウーー!!! お前達はどっちの味方なんだよ!?」
          シャワーズ「あ、ごめんごめん! もちろんサトシの味方だよ!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          アシュラ「変な事実になってしまったでござるの。」
          ―夜―
          ブルーザー「お休みな、サトシ!」
          サトシ「お休み! キャタピー、明日がんばろうな!」
          カスミ「がんばるのはあんたの方よ!」
          サトシ「分かってるよ!」
          ゼトラ「まったく、仲良くならねえ奴等だな。」
          みんなは寝てしまったが、サトシのポケモン達はまだ寝ていない。
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
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          ピカチュウ「今日は大変だったね。」
          キャタピー「うん。」
          シャワーズ「ねえキャタピー、気持ち分かるけど誰でもあるんだよ。 その虫嫌いなところ。」
          キャタピー「そうでもないよ。 だって他の女の子は他のキャタピー達をゲットしてるんだよ。」
          ピカチュウ「まあ、それはそうだけど。」
          キャタピー「でも僕早く進化してカスミを驚かしたいな。」
          シャワーズ「そのうち早く進化するよ! 早く寝よ!」
          ピカチュウ「うん! じゃあお休み、キャタピー!」
          キャタピー「お休み!」
          ―次の朝―
          カスミ「う、うーーーん...え!? きゃーーーーーー!!」
          サトシ「な、何だいきなり!?」
          コゴロウ「うーん? 何だよいきなり叫びやがって!?」
          カスミ「何でキャタピーは私の横に寝てるのよ!?」
          カルロス「ぷっ! またかい? クックックック...」
          カスミ「何が可笑しいのよ!? とにかくキャタピーは私に近寄らないで!」
          ガーーーーン! キャタピー大ショック!
          サトシ「おい何てこと言うんだよ! さっさとキャタピーに謝れ!」
          カスミ「ふん!」
          ブレイク「たく、懲りねえ奴だな! お、あれは?」
          サトシ「え? 何?」
          クリスティ「あそこに鳥ポケモンがいる!」
          サトシ「ほんと!? どれ、ポケモン図鑑!」
          ポケモン図鑑「ピジョン・鳥ポケモン・ポッポの進化形。 足の爪は発達している。 餌のタマタマを掴
          んで100キロ先の巣まで運ぶ。有り余る体力の持ち主で広い縄張りを飛び回り遠くまで餌を探し
          に行く。」
          サトシ「よおし、あいつゲットしてやるぜ! キャタピー、君に決めた!」
          カスミ「あ!!」
          シャワーズ「え!?」
          ピカチュウ「ピカ!?」
          カスミ「何やってるのよ、サトシ! 早くキャタピーを戻して!」
          サトシ「え? 何でだよ?」
          カルロス「あのな、虫は飛行に弱いんだよ!」
          サトシ「え!?」
          ピジョン「ピジョーーーー!」
          キャタピー「キャタピーーーーー!!!」
          ピジョンはキャタピーを襲い、キャタピーは逃げ回っている。
          サトシ「きゃ、キャタピー、戻れ!」
          アシュラ「危なかったでござるな。」
          サトシ「こうなったら飛行対飛行だ! 行け、オニドリル!」
          オニドリル「ギャオーーーーー!」
          サトシ「オニドリル、「ドリル嘴」だ!」
          オニドリル「ギャオーーーー!」
          ギュルルルルル! ドカ! オニドリルの「ドリル嘴」!
          ピジョン「ピジョ、ピジョーン!」
          バキ! ピジョンの「電光石火」!
          サトシ「オニドリル、「乱れ付き」攻撃!」
          オニドリル「ギャオーーーー!!」
          ズタタタタタタ! オニドリルの「乱れ付き」攻撃!
          ピジョン「ピジョーーーー...」
          サトシ「今度はとどめのモンスターボール!」
          ポン! コロコロ、コロコロ...シューーーーー...
          サトシ「やったー! ピジョン、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「やったね、サトシ!」
          コゴロウ「今度は気を付けろよ。」
          サトシ「ああ! 見ろよカスミ! 今度はピジョン...」
          バシ! カスミはサトシを殴った!
          ブルーザー「あっ!」
          サトシ「いて! また殴ったな!」
          カスミ「何でそんな事するのよ! キャタピーは飛行タイプのポケモンに弱いのよ! あんたトレーナ
          ーならそんなことしないでよ!」
          サトシ「でも、トレーナーは間違える事もあるんだから...」
          カスミ「ポケモンを好きだけじゃないの! 自分のポケモンの弱点を知るのはポイントでしょ! あん
          たどうしてそんなことするのよ!」
          カルロス「まあまあ、落ち着けって!」
          カスミ「カルロスは黙っててよ!」
          カルロス「あ、あのな! だいたい間違える奴は世の中いっぱいいるんだよ! そういう事は仕方ね
          えだろ! 今のはもうすんだ事だ!」
          ???「話はそこまでにしておくわよ!」
          サトシ「な、何だ?」
          ???「なんだかんだと聞かれたら...」
          ???「答えてあげるは世の情け...」
          ???「世界の破壊を防ぐため...」
          ???「世界の平和を守るため...」
          ???「愛と真実の悪を貫く...」
          ???「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ???「ムサシ!」
          ???「コジロウ!」
          ムサシ「銀河をかけるロケット団の二人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          ブレイク「またあのあほな奴等か。」
          ムサシ「私達はあんた達に用はない!」
          コジロウ「俺達はピカチュウとシャワーズに用がある!」
          サトシ「何でだよ?」
          ムサシ「そのピカチュウとシャワーズは...」
          コジロウ「我々ロケット団が探してた物なのだ!」
          カスミ「それはなぜなのよ?」
          ニャース「あの時トキワのポケモンセンターで戦った時、あんな力でニャー達は倒したのニャ! もし
          かしてあいつらに何かの力が秘められてるのにゃ!」
          ムサシ「そこで私達は...」
          コジロウ「そのピカチュウとシャワーズを頂く!」
          全員「何!?」
          ムサシ「アーボ、行けー!」
          コジロウ「お前も行け、ドガース!」
          アーボ「シャーボ!」
          ドガース「ドガース!」
          コジロウ「ドガース、「ヘドロ攻撃」!」
          ベッチャ! ドガースの「ヘドロ攻撃」! ヘドロはピカチュウとシャワーズの目に当たった!
          ピカチュウ「ピカ、ピカ、チュウー!」
          シャワーズ「み、見えない!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ! くっそー! カスミ、こいつを守ってくれ!」
          カスミ「え、でも!」
          サトシ「いいから守ってくれ!」
          カスミ「う、うん!」
          サトシ「ブルーザー達は手を出さないでくれよ! こいつらは俺が相手にする!」
          ブルーザー「分かった! 頼んだぞ!」
          サトシ「おう! こいつは今ゲットしたばかりだけど、 行けー、ピジョン!」
          ピジョン「ピジョーー!」
          サトシ「ピジョン、「電光石火」だ!」
          ピジョン「ピジョーン!」
          ピジョンの「電光石火」! しかしアーボとドガースは素早くよけた!
          ムサシ「アーボ、「巻き付く」攻撃!」
          アーボ「シャーー!」
          グググググググ! アーボの「巻き付く」攻撃!
          ピジョン「ピジョーーーー...」
          サトシ「ヤバイ! 戻れ、ピジョン! 次は何を出せばいいんだ? オニドリルはさっきバトルで疲れき
          ってるし、やっぱりこいつらを出すしかないや! コラッタ、ニドラン♂、ニドラン♀! 頼むぞ!」
          コラッタ「コラッタ!」
          ニドラン♂「ニドー!」
          ニドラン♀「ラーン!」
          コジロウ「無理だぜ! ドガース、「煙幕」だ!」
          ドガース「ドガーース! ブシュウーーーー...」
          ドガースの「煙幕」!
          コジロウ「よおし! とどめは「体当たり」だ!」
          ドガース「ドガーース!!」
          ドカ! ドガースの「体当たり」! コラッタ、ニドラン♂と♀は倒れた!
          サトシ「コラッタ、ニドラン♂、ニドラン♀!」
          ムサシ「オーッホホホホ! さあそうするの? もうポケモン入ないんじゃない?」
          コジロウ「さあおとなしくピカチュウとシャワーズをよこしな!」
          サトシ「くそー、やっぱりこいつしかいねえみたいだな。」
          カスミ「サトシ、それは!」
          サトシ「本当はこの戦いだけは出したくなかったんだけど、お前なら出来るぜ!」
          カルロス「やめろサトシ! 虫タイプは毒にも弱いんだぞ!」
          サトシ「分かってる! でも俺のポケモンはこれしかないんだ! 頼むキャタピー、最後まで戦ってく
          れ!」
          キャタピー「キャターー...」
          ムサシ「ん? あははははは! 虫けらなんか出すなんて!」
          コジロウ「笑わせるぜー!」
          ニャース「ニャーーははははは!」
          ムサシ「だったら今から楽にしてやるよ! アーボ、とどめよ!」
          コジロウ「ドガースもやっちまえ!」
          キャタピー「キャターーーー!!!」
          ピカチュウ「ピカカーーーー!!!」
          シャワーズ「キャタピー! 逃げろー!」
          サトシ「ど、どうすれば!? はっ! 待てよ、確かあの時!」
          ポケモン図鑑「(脱皮して成長すると糸をかけて蛹に変わる。)」
          サトシ「糸...そうか! キャタピー、「糸を吐く」攻撃だ!」
          キャタピー「キャタ、キャタピー!」
          ブシュウーーーー! キャタピーの「糸を吐く」攻撃!
          アーボ「アボ!?」
          ドガース「ドガ!?」
          アーボとドガースは糸に包まれた!
          サトシ「キャタピー、「体当たり」でドガースは叩き飛ばせ!」
          キャタピー「キャター!」
          ドカーン! キャタピーの「体当たり」! バキーン! 叩き飛ばされたドガースはアーボに当たった!
          ドガース「ドガーーー...」
          アーボ「アボーーーー...」
          ムサシ「うそー...」
          コジロウ「虫けらに負けるなんて...」
          ニャース「だったらニャーが行くニャ!」
          サトシ「キャタピー、もう一回「糸を吐く」攻撃!」
          ブシュウーーーーー! キャタピーの「糸を吐く」攻撃!
          ニャース「ニャ!? ニャニニュネニョ!!!???」
          ニャースは糸に包まれた!
          ムサシ「しょうがない! こうなったら引き返すわ!」
          コジロウ「その代わりこのバラを置いとくぜ!」
          コジロウは地面にバラを置いた。
          ロケット団「やな感じーーーーーーー!!!」
          サトシ「やったー! よくやったなキャタピー!」
          キャタピー「キャ、キャタ、キャタ。」
          シャワーズ「無事だったんだね。 よかったー。」
          ピカチュウ「ピカピカ。」
          ブレイク「でもどうやってこいつが糸を吐くの分かったんだ?」
          サトシ「あの時ポケモン図鑑で調べた時分かっちゃって。」
          カスミ「すごいじゃないキャタピー、貴方って結構強いじゃない!」
          サトシ「あっ! 今誉めたな! じゃあ今からこいつと仲直りしろ!」
          カスミ「え!? 何でよ!?」
          ゼトラ「早くしねえと、こいつお前に糸吐くぜ!」
          カスミ「わ、分かったよ...」
          カスミはキャタピーをなでようとしたら...ブシュウーーーーーー!!!
          カスミ「キャーーーーーーーーー!!!!!」
          ゼトラ「ほらね。 だから言わんこっちゃない。」
          サトシ「ど、どうしたんだキャタピー!?」
          アシュラ「キャタピーの進化が始まったの様でござるな!」
          サトシ「え、そうなの!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          糸はキャタピーに包まれて蛹になった!
          サトシ「こ、これは!?」
          ポケモン図鑑「トランセル・蛹ポケモン・キャタピーの進化形。 固いカラに包まれているが中身は柔
          らかいので強い攻撃には耐えられない。身を守るためひたすらカラを固くしても強い衝撃を受けると
          中身が出てしまう。」
          サトシ「やったー! キャタピーはトランセルに進化したよ!」
          シャワーズ「やったね!」
          ピカチュウ「ピッピカピ!」
          クリスティ「よかったねサトシ! 進化するところを見るの初めてだっけ?」
          サトシ「うん!」
          カスミ「やっぱし、ポケモン好きな人でも間違える事もあるのね。 人にとっては喜びが必要だから
          ね。 多分私が間違ってたわ。」
          その時カスミの顔の前にトランセルが現れた!
          カスミ「え!? キャーーー!!」
          サトシ「どうしたんだよ、カスミ? まさか仲直り忘れていねえだろうな?」
          カスミ「わ、忘れていないわよ!」
          サトシ「それならいいけどな! よしみんな、行こう!」
          全員「おう!」
          サトシは新たなポケモンもゲットし、キャタピーはトランセルに進化したし、マヌケなロケット団を倒し
          たし、サトシ達の旅は続く!
          続くったら続く!