第七話 サムライ少年との戦い
          サトシは新たなポケモンをゲットし、キャタピーはトランセルに進化し、サトシ達の旅は続く。 でもこ
          こはまだトキワの森。 どうやらサトシ達は道に迷ったようだ。

          カスミ「何で道に迷うのよ!?」
          サトシ「俺に言うなよ!」
          シャワーズ「足疲れた...」
          ピカチュウ「ピーカチュウ...」
          カルロス「ここは別名「迷いの森」と呼ばれてるから、迷路のような森だな。 これでは確かに迷い
          やすいな。」
          ブレイク「木、木、木! 右も左も前も後ろもみんな木! 俺は木を見るのあきれたぞ!!」
          ブルーザー「だったら見るな!」
          ???「おっ! 君トレーナー?」
          サトシ「ん? 虫取り少年? 俺はトレーナーだよ。 それがどうした?」
          虫取り少年「やっぱりトレーナーか! だったら勝負しようよ!」
          サトシ「えー!? 勝負!? こんな時に!?」
          カスミ「あのね、悪いけど今それどころじゃないの! 他の人とやってくれない?」
          虫取り少年「だめだ! トレーナーである僕は勝負なんか断れないよ!」
          サトシ「しょうがねえな! それじゃあやるか! ついでに名前は?」
          虫取り少年「僕の名前はオサム! 僕のポケモンはこいつだ! 行け、キャタピー!」
          サトシ「ならばこっちはピジョンだ!」
          オサム「キャタピー、「体当たり」!」
          サトシ「残念だけど俺の方が先だぜ! ピジョン、「電光石火」!」
          ドカーン! ピジョンの「電光石火」! ドサ! キャタピーは倒れた!
          オサム「あー! 僕のキャタピーが!! なかなかやるね! だったらこっちはビードル!」
          ビードル「ビーー!」
          ポケモン図鑑「ビードル・毛虫ポケモン・森や草地に多く生息。 頭の先に5cmぐらいの小さく鋭い
          毒針を持つ。森や草地のしげみに隠れひたすら葉っぱを食べている。 キャタピーと同じくポケモン
          の中で早く進化する。」
          サトシ「よし、こっちは取り換え! 戻れ、ピジョン! 次はこいつだ、ニドラン♂!」
          オサム「ニドラン♂か、毒対毒ね! ビードル、「毒針」攻撃!」
          ビードル「ビーーー!!」
          サトシ「こっちも「毒針」攻撃だ!」
          ニドラン♂「ニドーーー!」
          ドカーン! ニドラン♂とビードルの「毒針」攻撃! ニドラン♂の方が先に攻撃した!
          ビードル「ビーーーー....」
          オサム「あーーー!? 僕のビードルが!!!」
          サトシ「よっしゃー!! 再び勝ったぜ!」
          カスミ「なかなかのもんね。」
          シャワーズ「よくがんばったね、サトシ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          オサム「君なかなか根性あるな。 だったらサムライに勝てるね。」
          アシュラ「サムライ? 拙者の事でござるか?」
          オサム「違うよ、僕と同じ虫取り少年さ。 サムライは虫ポケモンのトレーナーで、武士の魂を持つ
          持ち主さ! 今どこにいるか分からないけど、会う時は気を付けた方がいいよ!」
          サトシ「分かった! じゃあお前も気を付けろよな!」
          オサム「大丈夫だよ! それじゃ、また会おうな! さいならー!」
          オサムは行ってしまった。
          コゴロウ「今日はなんか簡単なバトルだったな。」
          サトシ「ああ、まあな。 おっ! あれは...」
          シャワーズ「野生のビードル!」
          ビードル「ビー?」
          サトシ「はは! こいつオサムが持ってた奴と同じだ! よおし、ならばゲット!」
          カスミ「またー!?」
          カルロス「少しぐらい我慢しろ!」
          サトシ「 ニドラン♀、君に決めた!」
          ニドラン♀「ラーン!」
          サトシ「ニドラン♀、「引っかく」攻撃!」
          グサ! ニドラン♀の「引っかく」攻撃!
          ビードル「ビーーー!」
          グサ! ビードルの「毒針」攻撃!
          サトシ「ニドラン♀は毒タイプだから、そんな攻撃全然効かないぜ! ニドラン♀、本当の「毒針」攻
          撃を奴に見せろ!」
          ニドラン♀「ニッドラーン!」
          グサ! ニドラン♀の「毒針」攻撃!
          ビードル「ビーーー...」
          サトシ「よし、弱ってる! これならゲット!」
          その時サトシの後ろに誰かが来た。
          シャワーズ「ん? 何あの人?」
          ゼトラ「トレーナーだろ?」
          カスミ「サトシ、あんたの後ろに誰かがいるよ!」
          サトシ「え? また虫取り少年? 悪いけどこっちは忙しいからトレーナー戦はまた後で!」
          虫取り少年「お主マサラから来たトレーナーか?」
          サトシ「は? そうだけど、今忙しいから今日はお前と...な!?」
          サトシの顔の目の前に虫取り少年が持ってる刃物があった!
          サトシ「か、刀!?」
          虫取り少年「やっと見つけたのでござる!」
          カスミ「ちょっと君、何やってるのよ!!」
          シャワーズ「サトシに何する気だ!」
          ピカチュウ「ピカピカ!」
          虫取り少年「何ってポケモン勝負するのでござる!」
          サトシ「お前なーーーー...俺は忙しいって言ってる、あっ!!」
          気が付いたらビードルの姿が消えた!
          サトシ「ビ、ビードルがいねえ! お前なんてことするんだ! おかげで逃げちまったじゃねえか!」
          虫取り少年「そ、そんな事拙者に言われても...」
          アシュラ「拙者? ござる? それからあの防具と刀...サトシ殿! あのお方多分サムライと言うお
          方ではないのでござるか?」
          カスミ「え!? あの子があの噂のサムライ!?」
          サトシ「お前もしかしてサムライ!?」
          虫取り少年「いかにも! 拙者は虫取り少年のサムライ! いざ、勝負!」
          サトシ「ふん! いいだろ、相手にしてやるぜ! さっきのお返しだからな! 俺のポケモンはもちろん
          ニドラン♀だ!」
          サムライ「ならば拙者のはこいつでござる! 行け、カイロス!」
          カイロス「カーーイ!」
          ポケモン図鑑「カイロス・くわがたポケモン・2本の長い角はパワフル。 一度挟まれてしまったら千
          切れるまではなさない。 寒くなると動けなくなるから暖かい所に住んでいる。」
          サトシ「よおし、こうなったら! ニドラン♀、「毒針」攻撃!」
          ニドラン♀「ラーン!」
          グサ! ニドラン♀の「毒針」攻撃!
          サムライ「そんな物は効かないのでござる! カイロス、「地球投げ」!」
          カイロス「カーイ!」
          カイロスはニドラン♀を持ち上げた!
          カイロス「カーイロース!」
          ビューーーーン! ドガーン! カイロスの「地球投げ」!
          ニドラン♀「ラーーーン...」
          サトシ「ニドラン♀! くっそー、こうなったら! ピジョン、君に決めた!」
          ピジョン「ピジョーーーン!」
          サトシ「ピジョン、「風おこし」だ!」
          ピジョン「ピジョジョジョジョジョーン!」
          バサバサバサバサ! ピジョンの「風おこし」!
          サムライ「それも全然効かないでござる! カイロス、「挟む」攻撃!」
          カイロス「カーイ!」
          ガキーン! カイロスの「挟む」攻撃!
          ピジョン「ピジョーーー...」
          サトシ「ピジョン! くっそー、次何を出せばいいんだ? ニドラン♂とオニドリルは同じことするし、よ
          し! コラッタ、君に決めた!」
          コラッタ「コラッタ!」
          サトシ「コラッタ、「電光石火」!」
          ドカ! コラッタの「電光石火」!
          サムライ「やるけどまだまだでござる! カイロス、「突進」攻撃!」
          カイロス「カーイロス!」
          ドカ! カイロスの「突進」攻撃!
          コラッタ「コラーーー...」
          サトシ「コラッタ! 仕方ねえ、次はこいつしかいねえな! トランセル、君に決めた!」
          トランセル「トランセル!」
          カスミ「ちょっとそのトランセル動けないんでしょう!?」
          サムライ「これなら簡単でござる! カイロス、「鋏ギロチン」!」
          カイロス「カーーイ!!」
          ガシ! カイロスは角でトランセルを掴んだ!
          カルロス「気を付けろサトシ! あの「鋏ギロチン」は相手を真っ二つに切られちまう一撃必殺技
          だ!」
          サトシ「何!?」
          シャワーズ「これじゃあトランセルが死んじゃう!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          サトシ「くっ! どうすれば!? そうだ! トランセル、「固くなる」だ!」
          トランセル「トランセル!」
          トランセルの「固くなる」!
          ガッチーン! カイロスの「鋏ギロチン」! だが固くなったトランセルはカイロスの角の刺が折れた!
          サトシ「どうだ! これならカイロスは「鋏ギロチン」出来ねえぞ!」
          サムライ「よくやるでござる! 戻れ、カイロス! 次はこいつでござる! 行け、トランセル!」
          トランセル「トランセル!」
          サムライ「トランセル、「固くなる」!」
          カチーン! トランセルの「固くなる」!
          サトシ「こっちも「固くなる」!」
          カチーン! トランセルの「固くなる」!
          サムライ「もっと「固くなる」!」
          カチーン! トランセルの「固くなる」!
          サトシ「うーーー、「固くなる」!」
          カチーン! トランセルの「固くなる」!
          カスミ「ちょっとー...」
          シャワーズ「何これ?」
          ピカチュウ「ピカチャア?」
          コゴロウ「アホが...」
          ―一方ロケット団―
          コジロウ「なあ、こんな箱で出来た戦車本当にシャワーズとピカチュウゲット出来るの?」
          ムサシ「私に言わないでよ! この事を考えたのはニャースよ!」
          ニャース「もたもたしないで走るニャー!」
          コジロウ「だったらお前も走れ!!」
          バキ! コジロウはニャースを叩き落とした!
          ニャース「ニャーー!! ちょっと待ってニャー!」
          ―一方サトシ達―
          サトシの仲間達は寝ていた。
          サムライ「か、「固くなる」...」
          カチーン! トランセルの「固くなる」!
          サトシ「こ、こっちも「固くなる」...」
          カチーン! トランセルの「固くなる」!
          サムライ「うぐぐぐぐ...」
          サトシ「イギギギギ...」 
          ドサドサ! サトシとサムライは倒れた!
          カスミ「ちょっと、あんた達まで固くなってどうするのよ!」
          シャワーズ「眠い...」
          ピカチュウ「ピカチュウ...」
          ブルーザー「どうでしたか? バトルの感想は?」
          クリスティ「あんまり長かったね。」
          コゴロウ「寒ーーーいバトルでしたね。」
          カルロス「ああ、寒すぎてしゃれにもなんねえ。」
          ブレイク「終わったのね...ん? な、何だあれは!?」
          サトシ「え!?」
          森の中から何十匹蜂ポケモン達が現れた!
          ポケモン図鑑「スピアー・毒蜂ポケモン・コクーンの進化形。 集団で現れる事もある。 猛スピードで
          飛び回りお尻の毒針で刺しまくる。 両手とお尻にある3本の毒針で相手を刺して刺して刺し捲くっ
          て攻撃する。」
          サムライ「さっきお主がゲットしようとしたビードルが仲間を呼んだみたいでござる!」
          シャワーズ「またこれ?」
          ズタタタタタタ! スピアーの「乱れ付き」攻撃!
          サトシ「うわっ! 危ない! あ、トランセル!」
          一匹のスピアーはトランセルを持ち去ってしまった!
          サトシ「トランセルー!!」
          カスミ「サトシ、そんな事よりも逃げた方がましよ!」
          サトシ「でもトランセルが!」
          サムライ「とにかく逃げるでござる!」
          サトシ達は逃げた!
          アシュラ「どうするのでござるか? 逃げても逃げてもまだ追いついているでござるぞ!」
          サトシ「前オニスズメの時と同じだぜ! とにかくあの草地の中に隠れるぞ!」
          サトシ達は草地の中に隠れた。
          ゼトラ「ふう、見失ったか。」
          クリスティ「これで楽になったね!」
          ブルーザー「ああ、ん? げっ!」
          サトシ「何? あっ!」
          サトシ達は大きな木にくっ付いてる茶色い蛹ポケモン達を見た。
          ポケモン図鑑「コクーン・蛹ポケモン・ビードルの進化系。 大人の体を作るための一時的な状態。
          自分ではほとんど動けない。 自分ではほとんど動けないが危なくなると針を出して毒を与える事も
          あるらしい。」
          カスミ「うっそー、とにかくみんな静かにした方がいいわよ! もしも大きい声言うと気づくかも知れな
          いから!」
          サトシ「分かってるよ! あっ!」
          コクーン達の真下にトランセルがいた。
          サトシ「俺のトランセルだ! 待ってろよ、今来るから!」
          カルロス「待て、動かない方がいい! そこに行くと気づいちまうからな!」
          サトシ「そうだったな、じゃあどうするんだ?」
          ブレイク「ん? げっ! しまった、くしゃみが...は、は、はーくしょん!!」
          コクーン達「ギロッ!」
          全員「げっ!!」
          コクーンはスピアーに進化した!
          ブルーザー「逃げろー!!」
          サトシ「ちょっと待て、俺のトランセル!」
          ピカチュウ「ピカピ!」
          シャワーズ「トランセルを助けるのは後にしようよ!」
          サトシ「でも!」
          カスミ「あっ! あそこに小屋があるわよ!」
          サムライ「あれは拙者の小屋でござる! みんな、あそこに入るでござる!」
          バタン! サトシ達はサムライの小屋に入り、ドアのカギをかけた。
          ゼトラ「た、助かったー...」
          サムライ「とにかくお主達ここで休むといいでござる。」
          クリスティ「ここなら助かるかもね。」
          カスミ「ところでサムライ、何であんたあの時サトシと戦いたがったの?」
          サムライ「実は拙者はマサラから来た3人トレーナー達と戦ったのでござる。 あのお方達はすごく
          強かった。 拙者のポケモン達があのお方達に負けるなんて知らなかったのでござる。」
          サトシ「シゲルとブルーとイエローだな。 またあいつらかよー。」
          サムライ「でもサトシ殿とは全然違うのでござるな。」
          サトシ「それってどう言う意味だよ!?」
          サムライ「いやいや、冗談でござるよ冗談!」
          ―夜―
          サトシの仲間とサムライはもう寝てしまったが、サトシだけまだ起きてる。
          サトシ「トランセル、どうしてるのかな?」
          ―次の朝―
          サトシは仲間達に言わないで一人でトランセルを取り戻そうとしてトランセルの所に行った。 そして
          ここはコクーン達が進化した場所。
          サトシ「ふう、やっと付いた。」
          サトシは大きな木の横にいたトランセルを見た。
          サトシ「俺のトランセルはそこにいるけど、木の上にいるのは寝ているスピアー。 起こしたら大ピン
          チだぜ。 こうなったら静かにあそこに行かなくちゃ。」
          ???「グッドモーニングニャ!」
          サトシ「え!? そ、その声は、ニャース!?」
          ニャース「よく知ってたニャ!」
          サトシ「な、何でここに入るんだよ!?」
          ???「なんだかんだと聞かれたら...」
          ???「答えてあげるは世の情け...」
          サトシ「げっ!! あれはムサシとコジロウ! おい、お前ら! 静かにしろ!」
          ムサシ「これがないと気合が出ないのよ! それでは続き! 世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          サトシ「だから静かにしろ!」
          ムサシ「銀河をかけるロケット団の二人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!!!」
          ニャース「ニャーーんてニャ!!」
          スピアー達「ブ!?」
          サトシ「あっ!! 馬鹿、起こしちまったじゃねえか!! しょうがねえ、あいつらをおとりにしてトラン
          セルを取り戻そう!」
          ムサシ「逃がさないわよ!」
          スピアー達「ブーーーン!!」
          サトシ「よし、たぁーーー!!!」
          サトシはスピアーの攻撃を素早くかわした!
          コジロウ「な、これってまさか...」
          ニャース「まだだニャ! なぜかと言うとニャー達は戦車を持ってたのニャ!」
          ムサシ「そうそう、それ! ではさっそく!」
          ムサシ達はニセ戦車を持ち上げた。 だがそれはビードル達が食べていた!
          ニャース「ニャ、ニャんでニャ? 攻撃から守るために箱で出来たのに...」
          ロケット団「お馬鹿!!」
          サトシ「よし、どうにかスピアー達から逃げたぞ! さあトランセル、俺と一緒に行こう!」
          トランセル「イヤンセル、イヤンセル!」
          トランセルは嫌がってる!
          サトシ「え!? 何でだよ? まさか俺がお前を見捨てたと思ってるんだろ? そんな事はない、とに
          かく早くここから出よ!」
          サトシはトランセルを持ち上げて逃げた!
          スピアー「ブ!? ブーーーーン!」
          スピアー達はサトシを追いかけた!
          サトシ「トランセル、俺が悪かったよ。 でもあの時俺はお前を助けたかったけど、スピアー達のせい
          で無理だったんだよ! うわっ!」
          サトシはころんでトランセルを落とした。
          サトシ「う、そ、そうだな...確かに俺はお前を見捨てた様に見えたけど、そう見えるな。 でも、俺
          は約束する! もう俺は二度と誰も見捨てる事はしない! 絶対に!」
          その事を聞いたトランセルは泣きそうになった。
          サトシ「やっと分かってくれたな、さあ早く行こう!」
          その時カスミ達が来た!
          カスミ「サトシ、危ない!」
          ピカチュウ「ピカピ!!」
          サトシ「え!? カ、カスミ達!?」
          シャワーズ「サトシ、後ろ!!」
          サトシ「え、うわっ!!」
          サムライ「あれはスピアーの得意技「ダブルニードル」! サトシ殿、早く逃げるでござる!」
          だが間に合わなかった!
          サトシ「うわーーー!!」
          スピアー「ブーーーーン!」
          スピアーの「ダブルニードル」!
          トランセル「トラン!」
          バキー!! トランセルの「体当たり」! 「体当たり」でスピアーの針が折れた!
          サトシ「と、トランセル!?」
          スピアー「ブーーーー...」
          スピアーは逃げてしまった。
          サトシ「トランセル、大丈夫か!? トランセル!」
          その時トランセルの体から光が出た!
          サトシ「あっ!」
          カスミ「これは!?」
          ブルーザー「まさか...」
          トランセルの体からバタフリーが出た!
          バタフリー「フリーフリー!」
          サトシ「バ、バタフリー!」
          ポケモン図鑑「バタフリー・ちょうちょポケモン・ トランセルの進化形。 羽は水を弾くりんぷんに守ら
          れている。 雨の日でも空を飛ぶ事が出来る。」
          サトシ「バタフリー、俺のために進化したんだね。 よし、じゃあ気合いを入れようぜバタフリー!」
          バタフリー「フリフリー!」
          サトシ「バタフリー、こいつら全員に「眠り粉」だ!」
          バタフリー「フッリーー!!」
          パラパラパラパラ! バタフリーの「眠り粉」! 「眠り粉」でスピアー達が眠ってしまった。 おまけに
          ビードル達とロケット団は寝てしまった。
          サトシ「やったー! 全員眠らせたぞ!」
          カスミ「すごいね、サトシ。 あっ!!」
          サトシ「え? あっ!!」
          まだ眠っていなかったスピアーが二匹いた!
          コゴロウ「まずい、逃げろサトシ!」
          サトシ「こうなったら、バタフリー! もう一回...」
          ドカ! 一匹のスピアーがもう一匹のスピアーを倒した!
          スピアー「ブーーーー...」
          サトシ「な!? 何だ!?」
          ???「やあみなさん、ちょっと間に合わなかったみたいだね!」
          カルロス「そ、その声は!」
          サトシ「オサム!?」
          オサム「そうだよ! さっきスピアーの鳴き声が聞こえたらここに来たのさ! おかげで僕のビードル
          はスピアーに進化したよ!」
          クリスティ「え!? じゃああのスピアーは君の?」
          オサム「そうだよ!」
          サトシ「オサム、わざわざ助けに来てくれてありがとう。」
          オサム「いいんだよ! じゃ、僕はこれで!」
          オサムはスピアーを戻して行ってしまった。
          サトシ「そうだ、今寝ているこのスピアーゲットしよ!」
          サムライ「それなら拙者も!」
          ポン、ポン! コロコロ、コロコロ...シューーーーー...
          サトシ「よっしゃー! スピアー、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          サムライ「こちらもスピアー、ゲットだぜ!」
          カスミ「これでやっとおさまったね。」
          ―数分後―
          ここはトキワの森の出口。
          カスミ「やっと出口に付いたわ!」
          ブレイク「木だらけの場からやっと出たぜ。」
          サトシ「ありがとうサムライ、出口を教えてくれて。」
          サムライ「いいんでござる! お主次ぎの町に行くんでござるだろ? この道のまっすぐにニビシティ
          と言う町がある。 そこに行けばよい!」
          サトシ「ああ、分かった!」
          サムライ「それから拙者もお主と一緒に付いて来てもいいかな?」
          サトシ「え? 何でいきなり?」
          サムライ「実はあの時の戦いまだ修行が足りなかったみたいのでござる。 だから拙者もお主みた
          いに強くなりたいのでござる! 付いて来てもいいでござるか?」
          サトシ「うーーん...まあそれもいいな! いいぜ、付いて来ても!」
          サムライ「本当でござるか! ではお願いするでござる!」
          サトシ「これからもよろしくな!」
          ゼトラ「また仲間増えたな。」
          アシュラ「よかったのでござるな、サトシ殿。」
          サトシ「うん!」
          サトシのトランセルはバタフリーに進化し、スピアーもゲットし、サムライも新しく仲間に入った。 サト
          シ達は今からニビシティに向う! そこではどんな事が起きるのか? その後ロケット団は...
          コジロウ「おいムサシ、いつまでこんなコクーンの格好なんかしなきゃいけねえんだよ?」
          ムサシ「しょうがないでしょ! こいつらから逃げるためにこの格好しなきゃいけないの!」
          ニャース「あニャ? ヤバイ、くしゃみが! は、は、はーくしょいん!」
          コクーン達「ギロッ!」
          スピアー達「ブ!?」
          ロケット団「うそ。 やな感じーーーーーー...」
          続く。