第八話 ニビシティジムの戦い
          ここはニビシティ。 ニビは灰色石の色で、石に詳しい町。 石に詳しいよりも平和な町。 ここでは科
          学博物館もある町で、入り口の近くにいたのはサトシ達。 サトシはトキワの森で虫取り少年のサ
          ムライを倒し、トランセルはバタフリーに進化し、スピアーもゲット出来、サムライも新しく仲間にな
          り、ニビシティに到着!

          サトシ「やっと付いたぜ!」
          カスミ「長い迷いだったけど付いててよかったね。」
          ブルーザー「ここがニビシティか。」
          クリスティ「なかなかきれいな町ね。」
          ???「ニビは灰色石の色。」
          カルロス「は? あんた誰?」
          ???「私の名はムノー。 そこの頭に捲いてるバンダナの男。 お前が座っている石は私の商品
          。」
          コゴロウ「え!? おっと、すまん! これ商品だと知らなかったんだよ!」
          ムノー「まあ良い。 ところでお前達の名は?」
          サトシ「俺の名はサトシ! 世界一のポケモンマスターを目指すために旅立っているんだ!」
          ムノー「なるほど、ん?」
          シャワーズ「ん? 何?」
          ピカチュウ「ピカ?」
          ムノー「お前のポケモンどうやら疲れているようだな。 ここのポケモンセンターに案内する。」
          サトシ「え? あ、は、はい。」
          ブレイク「おいサムライ、このおっさん知ってるか?」
          サムライ「いや、知らないでござるよ。」
          ゼトラ「それにしてもこんな石を売ってるなんて、どんな変な奴でも見たこともねえな。」
          アシュラ「そうでござるな。」
          カスミ「みんな、早くしないとサトシ行っちゃうわよ!」
          ブルーザー「あっ! ちょ、ちょっと待ってくれよ!」
          ―ここ、ニビのポケモンセンター―
          サトシ「お願いします!」
          ジョーイ「はい、お預かりします!」
          サトシ「あっ! ジョーイさん!」
          ジョーイ「あら? なぜ貴方が私の名前を知ってるの?」
          サトシ「だってトキワシティに会ったじゃないですか。」
          ジョーイ「ああ、あれね。 私はトキワシティに入るジョーイの妹なの。 それでもしかして君がサトシ
          君?」
          サトシ「はい、そうですけど。」
          ジョーイ「姉から聞いたわ。 貴方が姉のポケモンセンターを救ってくれたと連絡が来てたわ。 本当
          にありがとう。」
          サトシ「あ、うん。」
          ジョーイ「それじゃあちょっと待ってね。」
          サトシ「ふう、ん? 何だあのポスター?」
          サトシは壁に付いているポスターを見た。
          サトシ「何々? ポケモンリーグ認定チャンピオンを探しています。 ここでは最強のトレーナー達が
          います。 ぜひここで戦いにきてください。 これならポケモンマスターになれる! よおし、やってやる
          ぜ!」
          カスミ「あら、やるのこれ?」
          サトシ「ん? 何だよ?」
          カスミ「これに出場するにはいくつかの町のジムに公式戦に勝ってバッジを手に入れなきゃならな
          いのよ。 あんたなら出来る?」

          サトシ「もちろん出来るとも!」
          ムノー「ふっふっふ...君ここのジムに公式戦に挑む気か?」
          サトシ「え? そうだけど。」
          ムノー「ならべせいぜいがんばりな。 はっはっはっは...」
          ムノーはポケモンセンターに出て行ってしまった。
          サトシ「ここってジムあるの?」
          カスミ「何よ、今話した時知ってたくせに。 もちろんあるわよ。」
          サトシ「ほんとか!? よおし、やるぜ!」
          ジョーイ「はい、サトシ君。 ポケモン回復したわよ。」
          ピカチュウ「ぴか!」
          シャワーズ「ふう、元気になった!」
          サトシ「ありがとう! それじゃあ行くか!」
          ピカチュウ「ピカ?」
          シャワーズ「え? どこに?」
          サトシ「決まってるだろ? ジムに行くのさ! でもどこなんだ? そのジムって。」
          カルロス「おお、そのジムなら俺知ってるぞ。 そこに案内してやるぜ。」
          サトシ「本当に? ありがとう。」
          ―ここ、ニビシティジム―
          サトシ「ここがジムか、何でここだと分かったんだ?」
          カルロス「ポケモン回復してた時俺ちょっとここの町歩き回ってたからな。 そして偶然見付けたんだ
          よ。」
          サトシ「ふーん。 よし、入るか!」
          カルロス「俺は客席にいるからそこでお前の戦う所見るよ。」
          サトシ「うん。 よし入るぞ。」
          サトシ達はニビジムに入った。
          サトシ「たのもー!」
          ???「おやおや。 また挑戦者か。 ここに来たのは公式戦だな?」
          サトシ「ああ、そうさ! 俺はマサラタウンのサトシ! ここバッジをゲットしに来た!」
          ???「なるほど、お前もマサラタウンから来たのか。 この前ここで勝った三人のトレーナー達の
          一人だな?」
          サトシ「またシゲルとブルーとイエローかよ? あいつらもうバッジゲットしちまったのか? まあ、そう
          とも言えるけど。」
          ???「俺はニビシティジムリーダータケシ! 勝負だ!」
          サトシ「いいぜ! 俺のポケモンはピカチュウだ!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          タケシ「ピカチュウか! だけど俺の敵になれないな! 俺のポケモンはこのイワークだ!」
          イワーク「イワーー!!」
          ピカチュウ「ピカ!?」
          ポケモン図鑑「イワーク・岩蛇ポケモン・普段土の中に住んでいる。 地中を時速80kで掘りながら
          餌を探す。 通った跡はディグダの住処になる。 ポケモンの中では一番大きく背の高いポケモンで
          ある。」
          ピカチュウ「ピカーー!!」
          サトシ「おい、どうしたんだよピカチュウ?」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          タッチ! ピカチュウはモンスターボール交代しようとしている。
          サトシ「おい、勝手にピジョンに交代するなよ!」
          ピカチュウ「ピカー。」
          カルロス「サトシ、がんばれよ!」
          コゴロウ「俺も応援してるからな!」
          カルロス「え!? こ、コゴロウ!? いつのまに...何でお前がここに入るんだよ!?」
          コゴロウ「さっき近道に行ったから先に来たのさ。」
          タケシ「話はもうすんだか? さっさと戦うぞ!」
          サトシ「しょうがねえ、ピカチュウがヤダと言うんならシャワーズに決めた!」
          シャワーズ「オッケー!」
          タケシ「それならこっちから先に行くぞ! イワーク、「体当たり」だ!」
          イワーク「イワーーーー!!」
          シャワーズ「わ、わ、わ! うひゃーー!」
          ドカーン! イワークの「体当たり」! イワーク地面にぶつかった!
          サトシ「シャワーズ、「電光石火」!」
          シャワーズ「よし、うぉーーーーー!!!」
          シャワーズの「電光石火」!
          タケシ「イワーク、「叩き付ける」攻撃!」
          イワーク「イワーーーーーー!!」
          バキ! イワークの「叩き付ける」攻撃! シャワーズは攻撃を受けて吹き飛ばされた!
          シャワーズ「うわーーーーー!!」
          ドン! シャワーズは壁に当たった! ドサ! そして最後に落ちた!
          サトシ「シャワーズ! だ、大丈夫か?」
          シャワーズ「う、も、もう戦う力がなくなった...」
          タケシ「シャワーズリングアウトだから戦闘不能!」
          サトシ「くっそー、こうなったらピカチュウ、行け!」
          ピカチュウ「ピカ、ピカチュウ!」
          タケシ「イワーク、「締め付ける」攻撃!」
          イワーク「イワーー!」
          ピカチュウ「ピカ!?」
          ギュウーーーーー! イワークの「締め付ける」攻撃! 
          ピカチュウ「ピカーーーー!」
          サトシ「ピカチュウ、「電気ショック」だ!」
          ピカチュウ「ピカ、チュウーーーー!!」
          ビリリリリリリリ! ピカチュウの「電気ショック」!
          イワーク「イワ?」
          サトシ「な、き、効かない!?」
          タケシ「イワークは岩タイプのポケモン! 岩は電気には効かないぞ! イワーク、攻撃続けろ!」
          イワーク「イワーーー!」
          グググググググ! イワークは攻撃を続けている!
          ピカチュウ「ピカーーーー!!」
          カルロス「このままピカチュウがやられる!」
          コゴロウ「サトシ、ポケモン取り換えろ!」
          サトシ「そんな事言ったって、あんな状態じゃ戻さねえよ!」
          ピカチュウ「ピカーーーー...」
          サトシ「や、やめろ! やめてくれ! 試合放棄だ!」
          タケシ「やっと負けを認めたな。」
          ―数分後―
          サトシ達はニビジムから出て、ポケモンセンターに向うところ。
          カルロス「でもあんなに強いなんて、俺知らなかったな。」
          コゴロウ「ああ、強敵な奴だぜ。」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ。 ごめんな。」
          カルロス「ん?」
          サトシ達の前にムノーがいた。
          サトシ「ムノーのおじさん。」
          ―ここ、ムノーの家―
          ムノー「やっぱり負けたのか。 奴は強い男なんだぞ。 あんまり自分のポケモンを痛い目にしない
          方がいい。」
          サトシ「だってあんなに強いとは俺知らなかったんだよ。」
          カルロス「ところでムノーのおっさん。 お前奴の事知ってるのか?」
          ムノー「まあ知ってるとも。 奴の家に案内するか?」
          サトシ「じゃあお願いします。」
          ―ここ、タケシの家―
          ムノー「ここがタケシの家だ。」
          コゴロウ「ひえーー。 中には妹と弟大勢いるぞ。」
          妹「ねえ、これ破けちゃった。 これ直せる?」
          タケシ「はいはい、ちょっと待ってね。」
          カルロス「なんか母親タケシに似てるな。 声も同じだし。」
          ムノー「何馬鹿の事言っとるんだ。 あれはタケシ本人だ!」
          サトシ「え!? あれがタケシ!?」
          弟「ねえお兄ちゃん、お腹すいたよ。 ご飯まだ?」
          タケシ「今作ってるから待っててね。」
          コゴロウ「うーーん、なんて言うか。 これなんか、変。」
          カルロス「おまけにエプロン付けてるし。」
          ムノー「彼は両親がいたが、ある父親は急にポケモントレーナーになると決め、旅立ってしまった。
          だが一度も帰ってこなかった。 そんな情けない父親は帰ってこないと言う母親は急に逃げてしまっ
          たのだ。」
          サトシ「なるほど。 だから妹達と弟達の面倒見なきゃいけないんだ。」
          ムノー「その通りだ。」
          カルロス「あの、話変わるけど。 問題は公式戦なんだけど。 奴を倒す方法はあるか?」
          ムノー「あるぞ。 私に付いてこい。」
          ―ここ、謎の小屋―
          ムノー「ここは発電所だ。 ここでお前のピカチュウに電気を最大パワーアップすれば、タケシに勝て
          るかもしれない。」
          サトシ「そうか、分かった! じゃあさっそく!」
          ムノー「だが発電するのに水は流れてこん。」
          サトシはこけた。
          コゴロウ「心配御無用! 俺に任せな! 水を流せばいいんだな? よし、受けてみよ! 忍法「水団
          の術」!
          ジャーーーーーー! コゴロウの手から大きな水が吹き出した!
          聖剣図鑑「ニンジャの得意魔法「水団の術」。 水の術で雨を降らしたり、水を流したり、 津波を起こ
          す事が出来る術。 他にもこの術は水に潜って隠れる事も出来る。」
          サトシ「すっげー! コゴロウにはそんな術もあったのか!?」
          コゴロウ「どうだ、驚いただろ! ムノーさん、水を流したぞ!」
          ムノー「よし、じゃあサトシ君! ピカチュウをここに連れて来るんだ。」
          サトシ「はい!」
          その時サトシは急いでムノーの家に戻ってピカチュウとシャワーズを連れてきた。 ここは発電所の
          中。 ピカチュウのほっぺ両側にワイヤの付いたテープを付けていた。
          ムノー「それじゃあ行くぞ。 サトシ達は外に待ってろ。」
          サトシ「はい!」
          サトシ達は発電所に出た。
          ガチ! ムノーはマシンのレバーを上げた。 ワイヤに電気が流れ始めた。
          ピカチュウ「チャ!? チャーーーーー!!!」
          ムノー「我慢しろ! こうすれば君が強くなる!」
          ピカチュウー「チャーーーーーー!!!」
          ―外―
          カルロス「なんかすっげー苦しんでるぞ?」
          コゴロウ「大丈夫なのか?」
          シャワーズ「ピカチュウ、がんばって!」
          サトシ「がんばれよ、ピカチュウ!」
          ―中―
          ピカチュウ「ピーーカーー!!!!!」
          ムノー「ん?」
          バチバチ、バギューン! マシンがいきなり壊れた!
          ムノー「こ、これは!?」
          ピカーーーーーン! 発電所が光った!
          ―次の朝―
          サトシ「たのもー!」
          タケシ「また公式戦か? いいだろ!」
          カスミ「がんばりなさいよ、サトシ!」
          ブルーザー「今度こそ俺達も応援するからな!」
          クリスティ「がんばってね、サトシ!」
          カルロス「今度こそ勝てるかな?」
          コゴロウ「昨日やった特訓なら勝てるだろ!」
          サムライ「がんばるのでござるぞ!」
          ブレイク「サトシの奴一体どんな特訓したんだ?」
          アシュラ「拙者にも分からんでござる。」
          ゼトラ「まあ見たら分かるだろ。」
          タケシ「では、始めるぞ! 俺のポケモンはイシツブテだ!」
          イシツブテ「イシ!」
          ポケモン図鑑「イシツブテ・岩石ポケモン・丸くて持ちやすいので掴んで相手に投げてぶつけるイシ
          ツブテ合戦が出来る。 山道など多く生息する。 気づかずに踏みつけると怒り出すので要注意。」
          サトシ「よし、俺のポケモンはニドラン♂だ!」
          ニドラン♂「ニドーーー!」
          タケシ「イシツブテ、「メガトンパンチ」!」
          イシツブテ「アイヨ!」
          バキ! イシツブテの「メガトンパンチ」!
          サトシ「ニドラン♂、「乱れ付き」攻撃!」
          ニドラン♂「ニドニーーー!」
          ズタタタタタタタタ! ニドラン♂の「乱れ付き」攻撃!
          タケシ「何度もやっても無駄だ! イシツブテ、「体当たり」!」
          イシツブテ「オイサー!」
          ドカ! イシツブテの「体当たり」!
          カスミ「何やってるのよ! 早くポケモン戻して!」
          コゴロウ「待て! 奴が何をやるか分かる! そのまま放っておけ!」
          タケシ「どうした? もう戦う力がないのか?」
          サトシ「そんな事ないよ! 今考え中だ! くそー、今なの技出せばいいんだ? 「毒針」はだめだし、
          「体当たり」もだめだ。 じゃあ何を出せば、ん? 待てよ、ニドラン♂、ニドラン、ニドラ、ニド、そう
          か! ニドラン♂、「二度蹴り」だ!」
          ニドラン♂「ニッドーーー!!」
          ダダダダダダ! ニドラン♂の「二度蹴り」!
          イシツブテ「オイテ!」
          タケシ「何、格闘技か!?」
          サムライ「どうやら効果は抜群でござるな!」
          サトシ「よおし、ニドラン♂! あれ?」
          パァーーーーー! ニドラン♂体が光かった!
          カスミ「こ、これは...」
          サトシ「ま、まさか...」
          ニドリーノ「ニドリーーノ!」
          タケシ「進化した!?」
          ポケモン図鑑「ニドリーノ・毒針ポケモン・ニドラン♂の進化形。 怒りやすい性格。 発達した角を振
          り回してダイヤモンドも串刺しにする。 頭にある角の毒素は突き刺した時の衝撃で滲み出るしくみ
          だ。」
          サトシ「ニドラン♂がニドリーノに進化した! やったー! 今度こそもやろうぜ、ニドリーノ!」
          ニドリーノ「ニドリーーノ!」
          サトシ「ニドリーノ、もう一回「二度蹴り」だ!」
          タケシ「そうはさせん! イシツブテ、「突進」攻撃だ!」
          イシツブテ「ワッショイ!」
          ドカーン! イシツブテの「突進」攻撃!
          ニドリーノ「ニドーーー...」
          サトシ「あ、ニドリーノ! くそー、後もう少しで弱点分かったに。 まあ進化したばかりだから疲れて
          るんだな。 よし、次はピカチュウだ!」
          タケシ「またピカチュウか?」
          サトシ「このピカチュウは前よりも違うぜ! ピカチュウ、昨日の特訓の制覇を奴に見せるんだ!」
          ピカチュウ「ピカ!!」
          サトシ「ピカチュウ、「10万ボルト」!」
          ピカチュウ「ピーカーチュウーーー!!!」
          イシツブテ「ヌァニ!」
          ビリリリリリリリリリリ!!!! ピカチュウの「10万ボルト」!
          イシツブテ「アリガトヨ...」
          サトシ「よっしゃー! 一匹倒した!」
          カスミ「うそ、石は電気に通さないはずなのに...」
          カルロス「すっげーぞサトシ!」
          コゴロウ「次はイワークだぜ! がんばれよサトシ!」
          タケシ「戻れイシツブテ! お前のポケモンそこぞこ成長したようだな。 だが、俺のイワークの敵で
          はない! 行けー、イワーク!」
          イワーク「イワーーーー!!」
          タケシ「イワーク、「締め付ける」攻撃!」
          ギュウーーーーーー!! イワークの「締め付ける」攻撃!
          ピカチュウ「ピカーーーーー!!!」
          サトシ「ピカチュウ、「10万ボルト」だ!」
          ビリリリリリリリリ!! ピカチュウの「10万ボルト」!
          イワーク「イワーーーーーー!!!」
          サトシ「いいぞピカチュウ、効いてるぞ!」
          タケシ「イワーク、電気を堪えろ!」
          ピカチュウ「ピカーー...」
          サトシ「しまった、電気がなくなった!」
          サムライ「これはまずいでござる!」
          ググググググググ...イワークの攻撃はまだ続けている!
          ピカチュウ「ピカーーーーーーー....」
          サトシ「く、や、やめ...」
          タケシ「やめろ、イワーク!」
          サトシ「え!?」
          タケシ「攻撃するのやめろ!」
          サトシ「な、何で?」
          タケシ「「締め付ける」攻撃はやめにしておこう。 今度はまじめな戦いだ!」
          サトシ「いいだろ。 ピカチュウは疲れきってるから、次はシャワーズだ!」
          シャワーズ「来い!」
          タケシ「イワーク、「体当たり」だ!」
          イワーク「イワーーー!!」
          ドカ! イワークの「体当たり」!
          シャワーズ「いた! やったなーー!!」
          サトシ「えっとー、確かシャワーズの技は...待てよ。 確か1番道路の時、思い出した! シャワー
          ズ、「溶ける」だ!」
          シャワーズ「アイアイサー!」
          バシャーーーン! シャワーズの「溶ける!」 シャワーズは地面の中に溶けた!
          タケシ「何!?」
          イワーク「イワ!?」
          バシャーーーン! シャワーズはイワークの後ろに移動してもとに戻った!
          サトシ「よし、シャワーズ! その隙に、「水鉄砲」!」
          シャワーズ「オッケーー! ブーーーーー!!」
          バシャ! シャワーズの「水鉄砲」!
          イワーク「イワーーーーーー!!!」
          サトシ「やっぱり! イワークは水に弱い! こうなったら戻れ、シャワーズ!」
          タケシ「な、何だと!?」
          サトシ「ピカチュウ、もう一回頼むぞ! 「電気ショック」だ!」
          ピカチュウ「ピカーーチュウーーーーー!!!!」
          ビリリリリリリリリリ!!! ピカチュウの「電気ショック」!
          イワーク「イワーーーーーーーーー!!!」
          サトシ「よし、ピカチュウ! とどめは...な!?」
          その時サトシの回りに妹達と弟達が現れた!
          サトシ「な、何だ!? この大勢の子供達はー!?」
          妹1「イワークをいじめないで!」
          サトシ「いじめないってあのね...」
          弟1「そうだそうだ!」
          妹2「タケシは悪くない!」
          弟2「タケシは悪くないからピカチュウをとどめをさせなかったんだ!」
          サトシ「え!?」
          クリスティ「あらら、いつのまに。」
          ブレイク「誰だあの子達は?」
          コゴロウ「タケシの妹達と弟達だよ。」
          タケシ「お前達! 勝手に試合の邪魔するな!」
          サトシ「いや、確かこの子達の言う通りだ。 今回はまじめな戦いじゃなかったけど、今度こそは
          正々堂々と戦うよ! 今日は俺の負け! またここに来るよ!」
          サトシは行ってしまった。
          カスミ「サトシ!?」
          ゼトラ「何だ? いきなり降参か?」
          サムライ「何でござるか?」
          タケシ「サトシ...」
          ―ニビシティジムの外―
          サトシ「ピカチュウ、ごめんな。 お前を無理矢理戦わせて。」
          ピカチュウ「ピカピカチュウ。」
          シャワーズ「ねえサトシ、何で降参するの? 後もう少しで勝てたかも知れなかったんだよ。」
          サトシ「いいんだよこれで。」
          カルロス「おい、サトシ! どうしたんだよいきなり?」
          コゴロウ「そうだぜ! 急に試合放棄なんて。」
          サトシ「いや、なぜかさっきの妹達と弟達が言った言葉にちょっと分かっててね。」
          カルロス「それで降参か?」
          コゴロウ「がっかりだ。 昨日の特訓は何だったんだ?」
          サトシ「ごめんよみんな。 ん?」
          タケシ「おーい、。サトシ!」
          サトシ「タケシ?」
          タケシ「サトシ、忘れ物だ! これはポケモンリーグ行きのバッジ、グレーバッジだ! 受け取ってく
          れ!」
          サトシ「受けられないよ。 だって俺負けたから。」
          タケシ「いや、俺の方が負けたぜ。」
          カルロス「は?」
          タケシ「実は俺はジムリーダーよりもブリーダーになりたいんだ。 もちろん世界一のポケモンブリー
          ダーに! でも俺は妹達と弟達の面倒を見なきゃ行けないんだ。 だからこそ、俺の変わりに願いを
          かなえたいんだ! 受け取ってくれるよな?」
          サトシ「タケシ、分かった! 受け取るよ!」
          タケシ「ありがとう!」
          カルロス「うーーん、なんか言い話やな!」
          コゴロウ「泣かせるぜ!」
          サトシ「グレーバッジ、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          サトシ「うん! あ、ムノーさん!」
          タケシ「え? ムノー?」
          ムノー「よくやったなサトシ君、そしてタケシ!」
          タケシ「そ、その声は!?」
          カルロス「え!? 何!?」
          コゴロウ「タケシの奴、ムノーさんの事知ってるのか!?」
          ムノー「その通りだ!」
          バッ! ムノーは付け髭と帽子を取った! その顔はタケシそっくりだった!
          タケシ「おやじ!?」
          サトシ「お、おやじだって!?」
          コゴロウ「じゃあ全然帰って来なかった情けねえ父親って事は...」
          ムノー「実に私の事だ。 タケシ、お前もサトシ君と一緒に行け!」
          タケシ「え、いいのか? でも、妹達と弟達は?」
          ムノー「私はお前の変わりに面倒を見る! それまでに旅に出るだぞ!」
          タケシ「ありがとう、おやじ! あ、そうそう! ついでに、はい! これ。」
          ムノー「ん? 何だ?」
          タケシはムノーに針と糸をあげた。
          ムノー「は!? これって!?」
          タケシ「えーとまず洗濯は1日に2回して、後は買い物はいつも昼の2時に出かける。 次ぎは..
          .」
          ムノー「ちょ、ちょっと待って! 今メモするから!」
          ―数分後―
          タケシ「と言うわけで、今度はサトシと一緒に付いて来る事にしました。 これからもよろしくな!」
          サトシ「こちらこそ!」
          ブルーザー「新しい仲間も増えたっと言うし。」
          サムライ「長い戦いも一件落着でござる!」
          タケシ「それより、あの子何で付いて来てるんだ?」
          カスミ「私の自転車を弁償するために付いて来てるの!」
          サトシ「ヤベ! みんな行くぞ!」
          シャワーズ「うん!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          タケシ「あ、ちょっとサトシ!」
          サムライ「待つでござる!」
          ブルーザー「おい、待ってくれ!」
          カスミ「あ、ちょっと何でみんな逃げるのよ! 待ちなさいよ!」
          サトシはタケシとの公式戦に勝ち、ニドラン♂はニドリーノに進化し、グレーバッジもゲット出来、タ
          ケシは新しく仲間になった! そしてサトシ達の旅はまだまだ続く。
          続くったら続く。