第九話 化石ポケモンの博物館
          ニビシティジムリーダータケシとの戦いに勝ち、グレーバッチをゲットしたサトシ。 おまけにニドラン
          ♂はニドリーノに進化し、タケシも新たに仲間に入り、旅は続く! だがここはまだニビシティ。

          カスミ「何でまだこの町に出ないのよ!」
          サトシ「俺に言うなよ! カルロスがまだこの町によりたい場所があるって言うんだよ!」
          タケシ「それってもしかして今ここで逸りの科学博物館?」
          カルロス「その通り! そこでは色々なポケモンに詳しい物があるのさ! 色々な研究家達がここに
          来ると言う有名な博物館なのさ! その場の名はニビ科学博物館! ポケモン研究員である俺は
          一度そこによりたかったんだぜ!」
          サトシ「そんなにその博物館有名なの?」
          タケシ「ああ。 俺がここでジムを雇ってた時、 色々な研究員達がここに来るんだよ。 多分博物館
          によってたんだよ。」
          サムライ「そこには何があるのでござるか?」
          カルロス「そこには様々なポケモンの化石があるんだよ! 俺はそれを見たくてよりたいんだよ!」
          サトシ「じゃあ行ってみるか? その博物館に?」
          カスミ「えー!? 私疲れてるのよ!」
          タケシ「俺も行く! 俺一度博物館に入った事がないんだ!」
          ブルーザー「じゃあそこで時間潰しでもするか。」
          シャワーズ「賛成!」
          ピカチュウ「ピッカー!」
          カスミ「しょうがないわね!」
          サトシ「よし、じゃあ博物館でレッツゴー!」
          全員「おう!」
          サトシ達は博物館に向った。 だがサトシの後ろにいた木の上に謎の影がいた。
          ムサシ「ジャリーボーイ達は博物館に向ってるわね。」
          コジロウ「有名だって言ってたから、もしもそこの博物館の物を盗んだら!」
          ニャース「売って金もうけだニャー!」
          ムサシ「それじゃあ私達も出発!」
          全員「おう!」
          ロケット団も博物館に向った。
          ―ここ、ニビ科学博物館―
          サトシ「ここがニビ科学博物館か。」
          カスミ「大きい...」
          カルロス「それは当然さ! 有名だからでかいのさ!」
          サムライ「一体何があるか楽しみでござる!」
          タケシ「俺もだぜ! 一回行った事もないから楽しみだぜ!」
          コゴロウ「お前ら落ち着かんかい?」
          ブレイク「ふーーん。 わりとビッグなミュジーアムだな。」
          アシュラ「ミュジーアムって何なんでござるか?」
          ゼトラ「英語で博物館って言う意味だよ。」
          クリスティ「ねえブルーザー、早く中に入ろうよ!」
          ブルーザー「ああ! じゃあ入ろうぜ!」
          サトシ「うん!」
          サトシ達は博物館の中に入った。
          サトシ「うわー! 中広いんだな!」
          店員「それは当然であります。 ここは有名な博物館。 研究員達がいつも来る博物館です。 貴方
          達お客様ですね? 子供一人は50円。 大人一人は500円です。」
          コゴロウ「俺が金出すよ。 はい、金渡す。」
          店員「はい、ありがとうございました。 どうぞごゆっくり。」
          シャワーズ「すごい場所だね。」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          ???「おや、これはこれは。 貴方達ここに来るの初めてですか?」
          サトシ「ん? 研究員? うん、そうだけど。」
          研究員「始めまして。 私はここの管理人で研究員のホンダと申します。 よろしく。」
          サトシ「あ、は、はあ。 よろしく。」
          ホンダ「貴方達ここに来るの初めてならば色々な物を教えてやります。」
          サトシ「あ、ありがとうございます。」
          カルロス「ひゃー、いっぱい化石そろってる! おっ! このプテラノドンのような化石は何だ?」
          ホンダ「それは「プテラ」と言う古代ポケモンの化石です。」
          カスミ「じゃあこのかまを持ってるポケモンの化石は?」
          ホンダ「それは「カブトプス」と言う古代ポケモンの化石です。」
          コゴロウ「このタコのような化石は?」
          ホンダ「それは「オムスター」と言う古代ポケモンの化石です。」
          タケシ「色々な化石あるんですねえ。」
          ホンダ「おや? 貴方はニビシティジムリーダータケシさんですか?」
          タケシ「え? そうですけど。」
          ホンダ「いやー、これは驚きました! 私貴方をこの博物館を招待させようとしたのですが、忙しそう
          だったので会う事が出来ませんでした。 いやー、でもここで会うとは私も嬉しいです。」
          タケシ「え、そんなに俺と会いたかったんですか!? すごいなー。」
          ゼトラ「この化石は伝説の生物ってわけか。 なんか興味持ったような感じだぜ。」
          ホンダ「そうですか。 貴方に興味を持つとはさすがです。」
          ゼトラ「あの、別に本気に言ってるわけじゃねえけど。」
          ブレイク「なあ、二階に何があるんだ?」
          ホンダ「二階では宇宙博物館をやってます。 ぜひ見に行ってください。」
          サトシ「じゃあ二階に行くか!」
          ―ニ階―
          サトシ「うひゃー! すげー部屋だな!」
          タケシ「天井にはプラネトリュームみたいだぜ。」
          サムライ「天井にも色々の星もぶらさがってるでござる。」
          カルロス「地球と月と太陽、火星、木星、土星に水星。 色々な星もぶらさがってるな。」
          カスミ「でも奇麗ね。」
          クリスティ「なんだかロマンチック!」
          ホンダ「ここでは「月の石」と言う石を研究しています。」
          サトシ「月の石?」
          カルロス「それって月から来た石って事か?」
          ホンダ「そうです。 伝説によると月の石は月から来たと言う伝説があるのです。 それはめったに誰
          も手に入れる事が出来ない幻の石なのです。」
          アシュラ「そういう伝説があるのでござるのか。」
          ブルーザー「そこにある石とどう違うんだ?」
          ホンダ「例え大きさでも月のマークのある石があったらそれは月の石なのです。 そこにも月のマー
          クもあります。」
          ブルーザー「これニセモノじゃねえの?」
          ホンダ「とんでもない! 昔月に行った研究員達がこれを発見して持ってきた物です! 確かに本物
          です! ニセモノだったらあんなマークはしませんよ!」
          サトシ「どんなシャトルに乗ったんですか?」
          ホンダ「そこの奥にある大きなシャトルがあるでしょう。」
          ブレイク「おお!! これは有名と呼ばれるシャトル、コロンビア号じゃねえか! ひゃー、本物を見る
          なんて俺始めてだ!」
          ホンダ「それに乗って月に行ったのです。」
          サトシ「すごいよこれ。」
          タケシ「確かに有名な博物館だ。」
          ドッカーーーーン!! 突然天井が爆発した!
          サトシ「な、何だ!?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブルリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河をかけるロケット団の二人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          サトシ「またあいつらか?」
          ホンダ「何と、あの有名な侍、宮本武蔵と佐々木小次郎か!?」
          ムサシ「いや、そのムサシとコジロウじゃない。」
          コジロウ「もしもそうだったら俺はムサシに殺されてるよ。」
          ムサシ「何馬鹿の事言ってるのよ! そんな事する分けないじゃない!」
          ニャース「今はそんな事言ってる場合じゃニャいニャ!」
          コジロウ「おお、そうでした! 俺達はここの博物館の物を盗みに来た!」
          サトシ「何だと!?」
          ムサシ「もしも...」
          コジロウ「もしもこの博物館のもを盗んだら、売って金もうけなのだ!」
          ホンダ「何ですと!?」
          ムサシ「そして...」
          コジロウ「そしてその金でうまい飯食べほうだいなのだ!」
          バコーーン! ムサシはハンマーでコジロウを殴った!
          ムサシ「あのね、あんたばっかり喋んないでよ! 私も喋りたいんだから、勝手に割り込まないで
          よ!」
          コジロウ「は、はい...」
          ニャース「ほんにゃらさっさと仕事始めるにゃ!」
          ムサシ「アーボ、行けー!」
          アーボ「シャーーボ!」
          コジロウ「お前も行け、ドガース!」
          ドガース「ドガーース!」
          サトシ「よし、ニドラン♀、コラッタ! 君に決めた!」
          ニドラン♀「ラーーン!」
          コラッタ「コラッタ!」
          タケシ「俺も行くぜ! 行け、イシツブテ!」
          イシツブテ「イシ!」
          サムライ「拙者も行くでござる! 行け、カイロス!」
          カイロス「カーイ!」
          ブルーザー「モールベアも行けー!」
          モールベア「モール!」
          クリスティ「私もいくわ! お願いね、サハギン!」
          サハギン「ギーン!」
          聖剣図鑑「サハギン・魚モンスター・昔の伝説の生き残りとも言えるモンスター。 手に持ってるフォ
          ークのような槍は鋭くどんなものを突き刺す。 動きが鈍いが泳ぎに得意。 別名「海の兵士」。」
          カルロス「お前も行け、バウンドウルフ!」
          バウンドウルフ「ガルルル!」
          聖剣図鑑「バウンドウルフ・狼モンスター・森に多く生息するモンスター。 牙が鋭く齧られるともの
          すごく痛むらしい。 いつも怒っている性格で鬼のように相手を追いかけ回る。 だが時々いつも怒っ
          てるわけではない。」
          コゴロウ「ファイヤドレイク、行け!」
          ファイヤドレイク「ドレイク!」
          聖剣図鑑「ファイヤドレイク・炎モンスター・蛙に見えるが炎を吹き出す事が出来るモンスター。 火
          山に多く生息し、時々山に来て山火事になる場合もある。 溶岩の中に入っても大丈夫。」
          ブレイク「お前の出番だ、ファーストレイ!」
          ファーストレイ「ブォーン!」
          FF図鑑「ファーストレイ・拳銃モンスター・足が一本でもちゃんと立つ事が出来る。 強力なレーザー
          を発射する事が出来るので当たらないように要注意。 そのレーザーは鉄でも壊す事が出来る。」
          アシュラ「頼むでござる、インセクトキマラ!」
          インセクトキマラ「キーー!」
          FF図鑑「インセクトキマラ・昆虫モンスター・体が大きく手の針は鋭い。 一回刺されると毒を浴びる
          ので要注意。 口からも毒ガスを吐き出すのでこれも要注意。」
          サトシ「カスミとゼトラ! ホンダさんと一緒にここから逃げるんだ! 後は俺達に任せろ!」
          カスミ「分かるけど出口見て!」
          カルロス「え? あ、出口が!」
          気づいたら二階の出口が岩で塞がっていた!
          ゼトラ「さっきの爆発で岩が落ちて、出口を塞がったんだよ。」
          ムサシ「オーホッホッホ! どうやらもう逃げられないわね!」
          サトシ「コラッタ、アーボに「噛み付く」攻撃! ニドラン♀はドガースに「二度蹴り」だ!」
          コラッタ「コラッター!」
          ガブ! コラッタの「噛み付く」攻撃!
          ニドラン♀「ニドラーーーン!」
          ダダダダダダダ! ニドラン♀の「二度蹴り」!
          タケシ「イシツブテ、「メガトンパンチ」!」
          イシツブテ「アイヨ!」
          バキ! イシツブテの「メガトンパンチ」!
          サムライ「カイロス、「突進」攻撃!」
          カイロス「カーイロス!」
          ドカ! カイロスの「突進」攻撃!
          ブルーザー「モールベア、「ローリングアタック」!」
          モールベア「モーール!」
          ギュルルルルルル! ドカ! モールベアの「ローリングアタック」!
          クリスティ「サハギン、「乱れ付き」攻撃よ!」
          サハギン「ギーーーン!」
          ズタタタタタタ! サハギンの「乱れ付き」攻撃!
          コゴロウ「ファイヤドレイク、「バーニングアタック」!」
          ファイヤドレイク「ドッレーーイク!」
          ブォーーーーー! ドカ! ファイヤドレイクの「バーニングアタック」!」
          ブレイク「ファーストレイ、「レーザー」攻撃!」
          ファーストレイ「ブォーン、ガチャ!」
          ビーーーーー! ファーストレイの「レーザー」攻撃!
          アシュラ「インセクトキマラ、「乱れ引っかき」でござる!」
          インセクトキマラ「キーーーー!」
          グサグサグサグサ! インセクトキマラの「乱れ引っかき」!
          アーボ「アボーーー...」
          ドガース「ドガーーー...」
          ムサシ「あっ! 何て事するのよ!?」
          コジロウ「まだ何もしてないのに!?」
          ゼトラ「サトシ、俺も手伝うぞ! 行けー、ドラゴン!」
          ドラゴン「グワーーーーー!!!」
          FF図鑑「ドラゴン・ドラゴンモンスター・昔の伝説の生き残りと言われるモンスター。 口から炎を吹
          きだし、相手を黒焦げにするのが得意。 その大きな翼で空を飛ぶ事が出来る。」
          ムサシ「これってやっぱり...」
          コジロウ「やな感じかな?」
          ゼトラ「言うのも遅いぜ! ドラゴン、「叩き付ける」攻撃だ!」
          ドラゴン「グヲーーーーーー!!」
          バキーーー!! ドラゴンの「叩き付ける」攻撃! ドラゴンのしっぽでロケット団を叩き飛ばした!
          ムサシ「きゃーーーー!! いたーーい!!」
          コジロウ「死ぬほど痛すぎるーー!!」
          ニャース「もうやられてしまったニャーー!!」
          バゴーーーン! ロケット団は出口を塞いでた岩に当たって、岩は砕け散った! おまけにロケット
          団は階段に転がり落ちた!」
          サトシ「よし、行こう!」
          ―一階―
          サトシ「やっと下に付いた!」
          タケシ「とにかく早くここから出よう!」
          ムサシ「そうはさせないよ!」
          出口の目の前にロケット団達がいた!
          サトシ「な!? いつのまに!?」
          コジロウ「もうこれ以上ここから出さねえぞ!」
          ニャース「おかげでここの物盗む時間がなくニャったニャ。」
          コゴロウ「それはおめでたいね!」
          ムサシ「うるさい! もうここから出さないわよ!」
          コジロウ「覚悟はいいだろうな!」
          カルロス「くっそー、なんかねえか? こいつらを倒す物は? おっ! あれならいいや!」
          カルロスはカブトプスの化石に向った。 その化石のガラスを割った!
          ホンダ「あ、君! 何て事するんだね!」
          カルロス「悪いけどこのかま借りるぜ!」
          シャワーズ「え!? かま!?」
          ピカチュウ「チュウ!?」
          ムサシ「かまって...」
          コジロウ「カブトプスの?」
          カルロス「へっへっへ! その通りだ! 通さねえと切るぞ! きえーーーーい!」
          ムサシ「キャーーーーーー!!! こっちに来ないでー!」
          コジロウ「とにかく逃げろーー!!」
          ニャース「ニャーーーーー!!!」
          ロケット団は博物館から出て行ってしまった。
          ロケット団「やな感じーーーーーー!!!」
          サトシ「やったぜ!」
          カルロス「はーっはっはっは! どうだ、参ったか!」
          ブルーザー「カルロス、頼むからそれ捨てろ。」
          カルロス「あ、ごめん。」
          ニドラン♀「ニドー...ラン!!」
          サトシ「ん? どうしたんだ、ニドラン♀?」
          パァーーーー... ニドラン♀の体が光った!
          タケシ「これってもしかして!」
          カスミ「もしかして...」
          ニドリーナ「ニドリーーーナ!」
          サトシ「進化した!」
          ポケモン図鑑「ニドリーナ・毒針ポケモン・ニドラン♀の進化形。メスなので性格は温厚。 口から出
          す超音波は相手を惑わす力がある。巣穴の奥にいる時に必ずトゲトゲが引っ込む。 リラックスして
          いる証拠だ。」
          サトシ「やっと、やっと進化したよ! 嬉しいぜ、ニドリーナ!」
          ニドリーナ「ニドリーーナ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          ピカチュウ「ピッカ!」
          コラッタ「コラッター!」
          店員「う、あ、あれ!? ホ、ホンダ博士! どうしたのですか!?」
          ホンダ「おお! これはこれは、無事だったのですね! 実は...」
          ホンダは全て起った事を店員に喋った。
          店員「なるほど、ロケット団がここに来たのですね。 ロケット団を倒したのは君達だね! ありがと
          う!」
          サトシ「う、うん。 でも博物館が...」
          ホンダ「大丈夫ですよ。 ここは直ぐに修理出来るからから気にしないでいいよ。」
          サトシ「お金の事は?」
          ホンダ「私達が持ってるポケモンなら修理出来ます。 お金なんぞかまいません。」
          サトシ「そうですか、色々すみませんでした。」
          ホンダ「いいんだよ、謝らなくて。 そうだ、お礼にこれをあげよう。」
          ホンダはポケットから奇麗な色をした丸い物をサトシにあげた。
          サトシ「これは?」
          ホンダ「「秘密の琥珀」といって、大昔に残っていた琥珀ですよ。 これを持って行きなさい。」
          サトシ「あの、これは何のために?」
          ホンダ「これはあるポケモンの化石があるんですよ。 だが小さすぎて私には分からないのです。
          私はこれの事すごい強いポケモンだと睨んでいるのです。 そこで君、これをどこかの研究所に行っ
          て復活させてくれ。 そしてそのポケモンは君の物だ!」
          サトシ「ありがとう、ホンダさん! それじゃあもう行きますから。」
          ホンダ「いつかまたここに来なさいよ!」
          サトシ「はい!」
          カスミ「秘密の琥珀ね。 どんなポケモンなのかしら?」
          タケシ「分からないな。 でも復活するの楽しみだな。」
          サトシ「うん!」
          サトシはホンダから「秘密の琥珀」を貰い、ニドラン♀はニドリーナに進化し、サトシ達の旅は続く。
          続くったら続く。