第十一話 秘密の化石
          サトシはリカオと出会い、新たなポケモンもゲットし、ピッピ達を助け、ピッピから月の石を貰い、サ
          トシ達の旅は続く。 ここはまだお月見山で、今出口に行くところ。
          シャワーズ「そうだ! あのー、リカオさん? 僕この話を言いたくなかったんだけど、言ってもいいか
          な?」
          リカオ「え? 何を?」
          シャワーズ「ピッピ達の事なんだけど。 あの時ピッピ達と話してた時、一匹のピッピが誰かにゲット
          されてしまったんだって。」
          サトシ「何!? それって本当か!?」
          カスミ「それで誰だか分かったの?」
          シャワーズ「ゲットされてしまったって聞いたけど、誰だか覚えてないんだって。」
          タケシ「それってまさかロケット団かな?」
          サムライ「そんな事ないでござるよ、タケシ殿。」
          ???「おや!? 君達トレーナー?」
          サトシ「何だ? 短パン小僧か? トレーナーだけど何だよ?」
          短パン小僧「僕最近怪しい奴等を見かけるんだ! 君達もその仲間か?」
          ブルーザー「何言ってるんだよ? んなわけねえだろ?」
          短パン小僧「だったら勝負しようよ! 僕の名前はノブユキ! 勝負だ!」
          サトシ「なんだか分かんねえけど、やるか! 俺のポケモンはスピアーだ!」
          スピアー「ブーーーン!」
          ノブユキ「じゃあ僕のポケモンはこのコラッタだ!」
          コラッタ「コラッター!」
          ノブユキ「コラッタ、「電光石火」で倒すんだ!」
          コラッタ「コラーー!」
          コラッタの「電光石火」! しかしスピアーは攻撃を素早くかわした!
          サトシ「よおし、一発で楽勝! スピアー、「ダブルニードル」!
          スピアー「ブーーーン!!」
          グサグサ! スピアーの「ダブルニードル」!
          コラッタ「コラーー...」
          サトシ「ヤッホー! 楽勝だぜ!」
          ノブユキ「あ、僕のコラッタが! 仕方ない、僕の負けだよ。 やっぱし怪しい奴じゃなかったんだね
          。」
          クリスティ「怪しい奴って何なの?」
          ノブユキ「最近ここに怪しい奴等がここに入るんだよ。 性格悪そうで余り人に優しくないんだ。 ここ
          でいつも通ってるニビシティの人たちも困ってるんだ。」
          カルロス「その奴の服装は知ってるか?」
          ノブユキ「知ってるよ! 確か、全体黒い服をして、黒い帽子をかぶっていて、それから胸当たりに
          「R」の文字が付いてたよ!」
          コゴロウ「「R」だと!? それってもしかして!」
          全員「ロケット団!?」
          アシュラ「そう考えありえるでござるな。」
          ブレイク「なあ、そいつの仲間に赤くて長い髪の毛をした女いなかったか?」
          ゼトラ「それから青い髪の毛をしてハンサムっぽい男と喋るニャースもいなかったか?」
          ノブユキ「いや、見なかったよ。」
          ブルーザー「服装によるとロケット団だな! じゃあ奴等今どこに入るか分かるか?」
          ノブユキ「噂なら聞いたけど、どこだか分かんないよ。 でも会ったら気を付けた方がいいよ! 僕もう
          行くからまたね!」
          ノブユキは行ってしまった。
          サトシ「あいつら仲間がいたのか? 多分手強そうな奴等なのかな?」
          リカオ「多分出口にいないはずだよ! そこの橋後には地下一階だよ!」
          サトシ達は橋後に降りた。 洞窟の奥に山男がいた。
          サトシ「あ、山男だ。 すみません!」
          山男「うわっ! 何だ、子供か。」
          タケシ「何やってるんですか?」
          山男「俺の名はゲンゾウ。 下の階になんか不気味そうな声が聞こえるんだ。」
          カスミ「どんな風に?」
          ゲンゾウ「それが分からないんだ。 なんて言ってるかさっぱり分からん。」
          ???「誰だ、貴様らは!」
          サトシ「え!? あ、あの服装は!」
          全員「ロケット団!?」
          ロケット団員「何? なぜ俺がロケット団だと分かった? ははー、さては貴様らムサシ隊長とコジロ
          ウ隊長と出会ったな? それとも噂を聞いたのか? まあいい、知ってしまったのならここで終わらせ
          てやる!」
          ゲンゾウ「しまった、逃げるぞ!」
          サトシ「待って、ここは俺に任せろ! ピカチュウ、君に決めた!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          ロケット団員「くだらん奴を出すとはいい度胸だ! ズバット、行け!」
          ズバット「キーーーー!!!」
          サトシ「くだらない奴だとー! もう怒ったぜ! ピカチュウ、あいつら全員に「10万ボルト」だ!!」
          ピカチュウ「ピッカーチュウーーー!!!」
          ビリリリリリ!!! ピカチュウの「10万ボルト」!
          ズバット「キーーーーー!!!」
          ロケット団員「うぎゃーーーーーー!!」
          ドサドサ! ズバットとロケット団員が倒れた!
          サトシ「よっしゃー! 再び楽勝!」
          リカオ「とにかく早くここから出た方がいいよ! この橋後の下に行けば地下二階だよ! 後もう少し
          だからがんばって!」
          サトシ達は橋後に降りた。
          サトシ「ん? ヤバ、みんな! あの岩の後ろに隠れて!」
          サトシ達は岩の後ろに隠れた!
          ロケット団員「ムサシ隊長、コジロウ隊長! 団員Aは何者かにやられてしまいました!」
          ムサシ「何ですって! Aが誰かにやられたの!?」
          カスミ「ムサシとコジロウってこの団員達の隊長だったの?」
          タケシ「知らなかったー。」
          コジロウ「で、その奴とは誰?」
          ロケット団員「は! 何人もいたので誰だか分かりませんが、一人なら分かります! 一人は赤い帽
          子をしていて、ピカチュウのトレーナーらしいです! ついでに、横にはシャワーズもいました!」
          ニャース「ニャ、ニャんと!?」
          ロケット団員「は? どうかしましたか?」
          コジロウ「い、いや! 何でもない! とにかく仕事を続けろ!」
          ロケット団員「は!!」
          シュン! 団員は一瞬姿を消した!
          ムサシ「ねえ、赤い帽子をしてピカチュウとシャワーズのトレーナーってまさか...」
          コジロウ「あいつだろうね。」
          ニャース「かもにゃ。」
          ???「ふう、疲れた。 ん!?」
          ムサシ「おっ! あれは理科系の男!」
          理科系の男「だ、誰だお前達!?」
          コジロウ「おお! その手に抱いてるのは、ポケモンの化石! しかも二個も!」
          ニャース「いい物を見つけたニャ! それをニャー達によこすニャ!」
          理科系の男「い、嫌だ! この化石は僕が拾ったんだ! ぜーんぶ僕のだからな!」
          ムサシ「あっそ、じゃあ渡さないなら私達が先に...」
          サトシ「そうは行かねえぜ!」
          コジロウ「ひっ! あの声は!!」
          サトシ「もちろん俺だ! お前達まだここにいたのか? 何でまだここにいるんだよ?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          サムライ「今その話をしてないのでござるけど。」
          ムサシ「うるさいわね! 私達はここの化石と月の石をゲットしに来たのよ!」
          タケシ「月の石はもうすんだ事だろ! でも化石って?」
          リカオ「そう言えばホンダ博士がこう言ったな! お月見山でもポケモンの化石も会ったって! ここ
          は昔人間が生まれる前にポケモンも住んでたと言う伝説があった!」
          コジロウ「その通り! 俺達はこうして仲間を呼び、化石と月の石を探してるのさ!」
          カスミ「あんた達って団員達の隊長だったの!?」
          ニャース「そうにゃ! こいつらの白い服は隊長と言う印なのにゃ!」
          ゼトラ「ふん、くだらん!」
          コジロウ「何だとー!? だったらポケモン勝負でも...」
          ???「ちょっとお待ち! 私達も戦うわよ!」
          サトシ「え!? 誰だ!?」
          ???「なんだかんだと聞かれたら...」
          ???「答えてあげないの普通だが...」
          ???二人「まあ特別に答えてやろう!」
          ???「地球の破壊を防ぐため...」
          ???「地球の平和を守るため...」
          ???「愛と誠実の悪を貫く...」
          ???「キュートでお茶目な敵役...」
          ???「ヤマト!」
          ???「コサブロウ!」
          ヤマト「宇宙を駆けるロケット団の二人には...」
          コサブロウ「ショッキングピンク桃色の明日が待ってるぜ!」
          ヤマト「なーんてな!」
          ???「だっちゅーの!」
          カスミ「もう二人のロケット団!?」
          ムサシ「ちょっとなんであんた達がこんな所にいるのよ!?」
          コジロウ「それにさっきのセリフは俺達のセリフだ!」
          ニャース「でも変えてるニャ。」
          ヤマト「だって私達も出たかったのよ!」
          コサブロウ「お前達ばっかり出て来るから俺達の出番がなかったんだ!」
          ???「ラッタ!」
          サトシ「あのポケモンは何だ?」
          ポケモン図鑑「ラッタ・ねずみポケモン・コラッタの進化形。後ろ足の指は3本で小さな水掻きが付
          いている。 川を泳いで渡る。 後ろ足にある小さな水掻きで川を泳ぐのは水の中の餌を取るため
          だ。」
          タケシ「まさかお前達も団員の隊長なのか!?」
          ヤマト「その通り! 私達は白い服がなくてもこういうセリフのあるロケット団が隊長なの!」
          ニャース「まあそう言う事ニャ。」
          コサブロウ「そうそう、俺達がここに来た理由はこの洞窟の広場にこんなポケモンいっぱいゲットし
          ちまったんだよ!」
          コサブロウは大きな檻を持って来た。
          リカオ「あっ!! それは、ピッピ達だ!」
          ピッピ達「ピッピ!!」
          コサブロウ「それからかけらの山も見つけたので念のために持って来たのだ!」
          カスミ「そ、それは月の石!!」
          ムサシ「あらま! それは私達が狙ってた月の石とピッピ達!」
          コジロウ「お前達がやってくれたのか!?」
          ヤマト「当ったり前でしょ? だって私達は貴方達の仲間だもん!」
          コサブロウ「それから道のど真ん中にこいつらもゲットしちまったのさ!」
          コサブロウは紐に捲いてる二人のトレーナーを連れてきた。
          サトシ「あっ!! シゲルとブルー!!」
          シゲル「サトシ!? な、何でこんな所に!?」
          ブルー「サトシ、助けて!!」
          ムサシ「あら、このジャリンコ達はあんたの知り合いなの?」
          サトシ「お前ら一体シゲルとブルーに何をするんだ!」
          コサブロウ「もちろん俺達の邪魔をしてるから散々お仕置きするのだ!」
          サトシ「何だとーー!! 許さない、お前達なんか許さない!」
          コジロウ「おっ!? やる気か!?」
          シゲル「やめろ、サトシ! こいつらお前の相手じゃねえ! 早く逃げろ!」
          ブルー「危ないわ、サトシ! やられちゃうよ!」
          サトシ「そうは行かねえんだ! 俺はお前達を助ける! 俺は誰にも見捨てる事は出来ないと決め
          たんだ! だから俺は絶対にお前達を助ける!」
          シゲル「サ、サトシ...」
          ブルー「あ、私達の事を...」
          タケシ「やめな、サトシ! こいつらじゃ相手にならねえぞ!」
          カスミ「そうよ! あんた一人で戦うんじゃ無理よ!」
          サトシ「シゲルとブルーは俺の友達だ! 友達でも俺は見捨てるわけには行けねえ! 俺が絶対に
          助ける!」
          シゲル「サトシ、俺達のために...」
          ブルー「サトシ、ありがとう!」
          ブルーはなぜか泣いた。
          サトシ「今度は俺の全ポケモンで戦うぜ! みんな出て来い!」
          シャワーズ「おう!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          オニドリル「ギャオーー!」
          コラッタ「コラッタ!」
          ニドリーノ「ニドリーノ!」
          ニドリーナ「ニドリーナ!」
          バタフリー「フリーー!」
          ピジョン「ピジョーン!」
          スピアー「ブーーン!」
          ズバット「キーー!」
          イシツブテ「イシ!」
          サンド「ピキーー!」
          パラス「パラパラ!」
          ムサシ「こうなったら気合入れるわよ! アーボ、行け!」
          コジロウ「ドガース、お前も行け!」
          ヤマト「私のポケモンはラッタよ!」
          コサブロウ「ビリリダマ、こんな奴等ぶっ倒しちまえ!」
          アーボ「シャーボ!」
          ドガース「ドガース!」
          ラッタ「ラッタ!」
          ビリリダマ「ビリリ!」
          ポケモン図鑑「ビリリダマ・ボールポケモン・正体不明の生物。 嫌な音を出したり突然自爆する事
          もあると言う。 モンスターボールに似ているのは保護色のためだと言われるが意外と簡単に自爆
          する。」
          ゲンゾウ「サトシと言ったな! 俺も手伝うぞ! ワンリキー、お前も行けー!」
          ワンリキー「ワンリキー!」
          ポケモン図鑑「ワンリキー・怪力ポケモン・全身が筋肉になっており子供ほどの大きさしかないの
          に大人100人を投げ飛ばせる。 小さな体だが力持ち。 その上色々な格闘技をマスターしていてと
          ても強い。」
          理科系の男「た、確かサトシと言ったね? 僕も手伝うよ! べトベター、お前も戦うんだ!」
          ベトベター「ベター!」
          ポケモン図鑑「べトベター・ヘドロポケモン・月からX線を浴びたヘドロがべトベターに変化した。 汚
          い物が大好物。 臭くて触る事が出来ないし通った後には草も生えない。」
          サトシ「ピカチュウ、アーボに「電気ショック」! シャワーズは「水鉄砲」! コラッタとズバットは「噛
          み付く」攻撃!」
          ピカチュウ「ピカーチュウーーー!!」
          ビリリリリリ!!! ピカチュウの「電気ショック」!
          シャワーズ「オッケー! ブーーーー!!」
          バシャ! シャワーズの「水鉄砲」!
          コラッタ「コラッター!」
          ズバット「キーーーー!!!」
          ガブガブ! コラッタとズバットの「噛み付く攻撃」!
          アーボ「アボーーーー!!!」
          サトシ「オニドリルとスピアー、ドガースに「乱れ付き」! ニドリーノとニドリーナは「二度蹴り」だ!」
          オニドリル「ギャオーーーー!!」
          スピアー「ブーーーン!!」
          ズタタタタタタタ!!! オニドリルとスピアーの「乱れ付き」!
          ニドリーノ「ニドリーーノ!」
          ニドリーナ「ニドリーーナ!」
          ドカドカドカドカ! ニドリーノとニドリーナの「二度蹴り」!
          ドガース「ドガ!!」
          サトシ「バタフリーとパラス、ラッタに「痺れ粉」! ピジョンとサンドは「砂駆け」攻撃だ!」
          バタフリー「フリーフリー!」
          パラス「パラパラ!」
          バラバラバラバラ! バタフリーとパラスの「痺れ粉」!
          ピジョン「ピジョーーン!」
          サンド「ピキーー!!」
          バッ!! ピジョンとサンドの「砂駆け」攻撃!
          ラッタ「ラッタ!?」
          サトシ「イシツブテ、ビリリダマに「メガトンパンチ」!」
          ゲンゾウ「ワンリキー、イシツブテと一緒に「メガトンパンチ」!」
          理科系の男「べトベター、「ヘドロ攻撃」!」
          イシツブテ「アイヨ!」
          ワンリキー「リキーー!!」
          バキバキ!! イシツブテとワンリキーの「メガトンパンチ」!
          ベトベター「ベターーー!!」
          ベチャ! べトベターの「ヘドロ攻撃」!
          ビリリダマ「ビリ!!」
          ゲンゾウ「ワンリキー、とどめは「地球投げ」だ!」
          ワンリキー「ワンリキー!」
          ワンリキーはドガースを持ち上げた!
          ワンリキー「リキーーーー!!」
          ブォン! ワンリキーの「地球投げ」! バゴーーーン!! ドガースはロケット団達のポケモンに命
          中した!
          アーボ「アボー...」
          ドガース「ドガー...」
          ラッタ「ラッタ...」
          ビリリダマ「ビリリ...」
          ムサシ「あー、私達のポケモンが!!」
          コジロウ「まだ何もしてないのに!?」
          カスミ「すごい、サトシ。 こんな事も出来るなんて。」
          タケシ「これなら勝てるかも!」
          サトシ「どうした! まだやりたいか!」
          ヤマト「ど、どうしよう?」
          コサブロウ「こうなったら奥の手! ビリリダマ、「自爆」だ!」
          ビリリダマ「ビリリ!!」
          ドカーーーーーーーン!!!! ビリリダマの「自爆」!
          シャワーズ「うわーーーー....」
          ピカチュウ「ピカー...」
          オニドリル「ギャオーー...」
          コラッタ「コラー...」
          ニドリーノ「ニドリーノ...」
          ニドリーナ「ニドリーナ...」
          バタフリー「フリー...」
          ピジョン「ピジョー...」
          スピアー「ブーー...」
          ズバット「キーー...」
          イシツブテ「ウガ...」
          サンド「ピキー...」
          パラス「パラパラ...」
          ワンリキー「リキー...」
          ベトベター「ベター...」
          サトシ「あっ!! み、みんな!? 大丈夫か!?」
          ゲンゾウ「ワンリキー!?」
          理科系の男「べトベター!?」
          シャワーズ「ぼ、僕は大丈夫だけど...みんなはもう...動けなくなったよ...」
          ムサシ「オーッホッホッホッホ! どう、今の攻撃は!」
          コジロウ「俺達をなめるから悪いんだよ!」
          ヤマト「さてどうする?」
          コサブロウ「負けたなら俺達がとどめをさすぜ!」
          サトシ「くそー!」
          カスミ「もうこれでお終いなの?」
          タケシ「俺達の負けなのか?」
          サムライ「ヤバイでござるぞ!」
          ブルー「サトシ!」
          シゲル「サトシのポケモンはもう入ない! このままじゃサトシ達がやられてしまう! そして俺達も、
          これでお終いなのか? どうすればいいんだ!?」
          ???「大丈夫! 俺に任せろ!」
          ブルー「え!? だ、誰!?」
          シゲルとブルーの後ろにコゴロウがいた!
          コゴロウ「しーーー! 静かに! 俺の名はコゴロウ! サトシの仲間の一人だ! 今ここから出すか
          らな!」
          ブチ! コゴロウはナイフを出して紐を切った!
          コジロウ「ハッハッハッハ! とどめだ、ドガー...」
          ブォーーー!! 謎の炎がコジロウの顔に吹いた!
          コジロウ「あぢーーーー!!!」
          バシャ! 謎の水はコジロウの顔に当たった!
          コジロウ「ぶほ!?」
          ???「リザー!」
          ???「カメーール!」
          サトシ「な!? あれは!?」
          ポケモン図鑑「リザード・火炎ポケモン・ヒトカゲの進化形。 しっぽを振り回して相手をなぎ倒し鋭い
          爪でズタズタに引き裂いてしまう。 強敵と戦い続けエキサイトすると青白い炎を吐き出す事があ
          る。」
          サトシ「じゃああれは!?」
          ポケモン図鑑「カメール・亀ポケモン・ゼニガメの進化形。 ペットとして人気が高い。 また毛で覆わ
          れたしっぽは長生きするシンボルである。 ポカンと頭を叩かれる時甲羅に引っ込んでよける。 でも
          ちょっとだけしっぽが出ている。」
          ムサシ「誰よ、な!?」
          シゲル「俺だよ! よくもサトシのポケモン全部やられさしてくれたな!」
          ブルー「サトシを倒しちゃう奴なんか私が許せないわ!」
          ヤマト「うそ!? あんた達紐に捲いてたはずよ!」
          コサブロウ「どうやって抜けたんだ!?」
          コゴロウ「残念ながら俺が紐を切ったんだよ! 檻に出たこのピッピ達もな!」
          ピッピ達「ピッピ!」
          ムサシ「し、しまった!!」
          シゲル「今度は仕返しするぜ! サンダース、「10万ボルト」!!」
          サンダース「サーーンダーース!!」
          ポケモン図鑑「サンダース・雷ポケモン・イーブイが「雷の石」を与えると進化する。 怒ったり驚いた
          りすると全身の毛が針のように逆立って相手を貫く。 また感情が変わるたびに電気が溜まる。」
          ビリリリリリリ!!! サンダースの「10万ボルト」!
          ムサシ「ぎゃーーーーーー!!!!」
          ブルー「ブースターとピクシー! 出て来てー!」
          ブースター「ブーーー!!」
          ピクシー「ピクシーー!!」
          ポケモン図鑑「ブースター・炎ポケモン・イーブイが「炎の石」を与えると進化する。 体内に炎袋が
          あり深く息を吸い込んだ後1700度の火を吐く。」
          リカオ「ピクシー!? な、何で君がピクシーを持ってるの!?」
          ブルー「ピッピを見かけてゲットしちゃったのよ。 それに月の石も見つけちゃってそれで進化したの
          よ。」
          ブレイク「じゃあピッピ達が言ってたトレーナーって君の事だったのか!?」
          ブルー「え!? まさかゲットしちゃいけなかったの!? ご、ごめんなさい。」
          リカオ「う、いいんだよ! 気にしないで! 早くそのピクシーを!」
          ブルー「うん! ブースター、「火炎放射」! ピクシーは「往復ビンタ」よ!」
          ブースター「ブーーーー!!!」
          ブォーーーーー!! ブースターの「火炎放射」!
          ヤマト「あぢーーーーー!!!」
          ピクシー「ピックシー!!」
          バシバシバシバシ! ピクシーの「往復ビンタ」!
          コサブロウ「いたたたたたた!!」
          ヤマト「よくもやってくれたわね! ラッタ、「捨て身タックル」!
          ラッタ「ラッター!!」
          ドガーーーーン!!! ラッタの「捨て身タックル」!
          リザード「リザーー...」
          サンダース「サンダーース...」
          カメール「カメー...」
          ブースター「ブーー...」
          ピクシー「ピクシーー...」
          シゲル「み、みんな!?」
          ブルー「し、しっかりして!」
          ムサシ「どう、これで満足?」
          コジロウ「もうこれで終わりにしようぜ!」
          シゲル「もうこれ以上戦えない。 そうだ! サトシ、お前月の石持ってるか!?」
          サトシ「え、ああ。 2個持ってるけど。」
          シゲル「それにニドリーノとニドリーナに与えな! そうすれば進化する!」
          サトシ「ほ、本当に!? でもどうしてその事を!?」
          シゲル「俺のニドリーノもそれで進化したんだ! さあ早く!」
          サトシ「分かった!」
          サトシは月の石2個ニドリーノとニドリーナに与えた。 ニドリーノとニドリーナの体が光った!
          カスミ「こ、これは!?」
          タケシ「ま、まさか!?」
          ニドキング「キーング!」
          ニドクイン「クイーン!」
          サトシ「ほんとだ、進化した!!」
          ポケモン図鑑「ニドキング・ドリルポケモン・ニドリーノが月の石を与えると進化する。 石のように固
          い皮膚と長く伸びた角が特徴。 角は毒もあるので注意。 鋼のような皮膚を行かした体当たりは強
          力。 角はダイヤモンドも突き刺す。」
          サトシ「じゃあこれは!?」
          ポケモン図鑑「ニドクイン・ドリルポケモン・ニドリーナが月の石を与えると進化する。 固くて針のよ
          うな鱗が体を覆っている。 興奮すると針が逆立つ。 固い鱗に覆われた感情な体の持ち主。 鱗は
          生え変わるらしい。」
          サトシ「進化した、やったぜー! ニドキング、ニドクイン! やろうぜ! これが俺の仲間の仇だ! ニ
          ドキングとニドクイン、同時に強力な「体当たり」だ!」
          ニドキング「キーーーング!!!」
          ニドクイン「クイーーーン!!!」
          ムサシ「うそ...」
          コジロウ「進化した...」
          ヤマト「これって私達...」
          コサブロウ「ゲームオーバー?」
          ニャース「そうらしいニャ。」
          ドカーーーーン!!! ニドキングとニドクインの「体当たり」!
          ムサシ「キャーーー!! 今日は私達の負けよーー!!」
          コジロウ「今日もまたこれぐらい勘弁してやるぜーー!」
          ヤマト「今日はあんた達の勝ちよーー!」
          コサブロウ「俺達は飛びながら帰るぜーー!」
          ニャース「それではまた明日ニャーー!」
          ロケット団1「やな感じーーーーーー!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ちーーーーーーー!!」
          キラ!
          サトシ「やったーー!! 勝ったぜー!」
          カスミ「よかったね、サトシ!」
          タケシ「これで戦いは終わったな!」
          サムライ「終わってよかったでござる!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ。」
          ピカチュウ「ピカチュウ。」
          サトシ「このニドキングとニドクインのおかげだよ! ありがとう、みんな!」
          ニドキング「キーング!」
          ニドクイン「クイーン!」
          シゲル「よかったな、サトシ。」
          ブルー「助けてくれてありがとう。」
          ―お月見山の外―
          リカオ「これでお別れか。 サトシ君も旅気を付けてね。」
          サトシ「リカオさんも元気にこことピッピ達を守ってね! それからゲンゾウさんと理科系の男は一緒
          に行かないの?」
          ゲンゾウ「俺はここに残る。 山男だから。」
          理科系の男「僕はニビシティに行くよ。 どうせ博物館に行く予定だったからな。」
          リカオ「これからもみんな気を付けてね。 それからブルーって言ったね? ピクシーの事頼んだよ
          !」
          ブルー「うん、分かった!」
          理科系の男「それから、これ一個持って行きな!」
          サトシ「え、化石!? でもどうして!?」
          理科系の男「僕がロケット団に襲われた時助けてくれたお礼さ! 遠慮なくもらえよ!」
          サトシ「ありがとう! これは何の化石?」
          理科系の男「「甲羅の化石」と言ってどうやら珍しい古代ポケモンの化石らしいんだよ! ここから
          は遠いけど、「グレンタウン」と言う町に行けばいいよ! そこには化石を復活する研究もしてるらし
          いから!」
          サトシ「分かった。 いつかそこに行くよ!」
          理科系の男「そうだ、紹介しなかったな! 僕はカズオ! 僕もう行くから、いつかどこかでまた会お
          う!」
          サトシ「ああ、また会おうな!」
          カズオは行ってしまった。
          リカオ「そうそう! この道のまっすぐにはハナダシティだよ! そこに行って休んだ方がいいよ!」
          サトシ「分かった!」
          カスミ「うん...」
          カスミはなぜか落ち込んでいる。
          サトシ「それじゃあおれもう行くから、またな!」
          リカオ「さようなら! また来てねー!」
          ゲンゾウ「気を付けるんだぞー!」
          サトシ達は行ってしまった。
          シゲル「なあ、サトシ。 あのさ、俺達もお前と一緒に行ってもいいかな?」
          サトシ「え? 何で?」
          シゲル「俺達もうイエローの所まで辿り付かないみたいなんだ。 それからさっきロケット団に負けた
          から、俺の育て方もちょっと悪かったみたいだしい。」
          ブルー「それにライバルの私達がなぜかサトシに助けられたし、お願い! 私達も一緒に行かせ
          て!」
          シャワーズ「仲間にしようよ、サトシ! もうライバルじゃないかも知れないから!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          サトシ「うーーーん、それもそうだな! 一緒に来てもいいぜ!」
          シゲル「ほんとか!? ありがとう、サトシ! それから、ライバルの時はごめんな!」
          ブルー「これからもよろしくね、サトシ!」
          サトシ「ああ!」
          サトシはお月見山でシゲルとブルーを助け、ピッピ達を再び助け、ニドリーノとニドリーナはニドキン
          グとニドクインに進化し、カズオから「甲羅の化石」を貰い、いよいよハナダシティに出発! それか
          らシゲルとブルーも新たに仲間になり、サトシ達の旅は続く!
          続くったら続く!