第十二話 ハナダジムの水中家
          ここはハナダシティ。 ハナダは水色神秘の色で、水に詳しい町。 水に詳しいより水ポケモントレー
          ナー達がよく来る有名な町。 入り口近くに入るのはサトシ達。 サトシはお月見山でピッピ達を助
          け、ニドリーノとニドリーナがニドリキングとニドクインに進化し、カズオと言う理科系の男から「甲羅
          の化石」を貰い、ライバルのはずのシゲルとブルーが仲間になり、いよいよハナダシティに向う!
          だがその町に行きたくない奴がいた。

          サトシ「おい? どうしたんだよ 、カスミ?」
          シャワーズ「何で一緒に行かないの?」
          ピカチュウ「ピカチュウ?」
          カスミ「え、いや、あのー。 ハナダシティに行くのやめた方がいいよ!」
          シゲル「それはなぜだ?」
          カスミ「あそこにはこわーい幽霊ポケモンがいるのよー。」
          カスミは恐い顔をしている。
          サトシ「あはははは!! 面白い顔するな、カスミ! 行こう、みんな!」
          カスミ「え!? ちょ、ちょっと待ってよ!!」
          タケシ「どうしたんだよ、カスミ?」
          カスミ「ねえ、ハナダシティよりクチバシティに行かない? あそこには豪華客船があるのよ。」
          ブルー「本当に!? すごいわ!」
          カスミ「そう! それか水辺のポケモンもいるよ!」
          サトシ「でも俺達はハナダシティに行くの!」
          ドサン! カスミはこけた!
          シゲル「確かハナダシティにもジムあったぜ。」
          サトシ「ジムがあるなら先に行くの断れないぜ!」
          サトシ達は行ってしまった。
          カスミ「もう、サトシったら頭固いんだから!」
          ―ハナダシティ―
          サムライ「おや? あそこに人が大勢いるでござるぞ?」
          サトシ「ちょっと行って見よう!」
          サトシ達は大勢の人たちの所に来た。
          タケシ「一体何があったんだ?」
          シゲル「これは事件だな。」
          ジュンサー「ちょっと君達!」
          ブルー「え!?」
          ジュンサー「君達見掛けない子ね!」
          サトシ「あっ! 貴方はトキワシティにいたジュンサーさん!」
          ジュンサー「あらよく知ってるね! 私はもちろんジュンサーよ! てちょっとなんで私の姉の事知っ
          てるの? 貴方達警察の知り合い?」
          ブルーザー「は?」
          ジュンサー「さては悪い事をした犯人さん!?」
          ジュンサーは手錠を出した!
          サトシ「あのー、これ見ないと分かりません?」
          サトシとシゲルとブルーはポケモン図鑑を出した。
          ポケモン図鑑「このポケモン図鑑サトシとシゲルとブルーに送る...」
          タケシ「それに俺は元ニビシティのジムリーダーだし。」
          サムライ「拙者はトキワの森から来たでござる。」
          クリスティ「ねえ私達どうするの?」
          コゴロウ「これじゃあ俺達だけでも追い出されちまうぞ!」
          カルロス「大丈夫! 俺達の図鑑はポケモン図鑑と同じだから平気さ!」
          ブレイク「ほんとか? じゃあやってみようぜ!」
          聖剣図鑑「この聖剣図鑑ブルーザーとクリスティーとカルロスとコゴロウに送る...」
          FF図鑑「このFF図鑑ブレイクとアシュラとゼトラに送る...」
          ジュンサー「あら、確かに動かぬ証拠ね! ごめんなさいね、疑われて!」
          アシュラ「ふう、危なかったでござる。」
          ゼトラ「ところで何の事件が起ったんだ?」
          ジュンサー「盗難事件なんだけど、ちょっと変わった泥棒さん達なのよ。 盗まれたのは巨大機械と
          ホースだけなんだけど。」
          ブルー「そう言えば変わった泥棒ね。」
          ジュンサー「さあそこ行って行って! 野次馬達はどっか行きなさい!」
          ブルーザー「野次馬って、おい! 俺達は...」
          クリスティ「やめてよ、ブルーザー!」
          サトシ達は別の所でベンチに座っていた。
          サトシ「なあ、タケシ。 ここのジムリーダーはなんのポケモン使うんだ?」
          タケシ「残念だけどそれは言えないな! なぜかと言うと俺は元ジムリーダーだからだ!」
          シゲル「なるほどね、じゃあ俺達だけで考えるしかねえのか。」
          ブルー「じゃあ早く行こうよ!」
          サトシ「じゃあ俺達も行くか!」
          タケシ「俺はちょっとここの店に行ってくるよ!」
          サトシ「ああ、じゃあジムで待ってるよ! それじゃ、ブルーザー達も! あれ!?」
          ブルーザー達はいきなりいなくなった!
          シゲル「もう入ない、早い...」
          サトシ「どこに行ったのか知らないけど、バッジゲットのために出発だ!」
          全員「おう!」
          ―ここ、ハナダシティジム―
          サトシ「ここがハナダジムか。」
          ブルー「なんか可愛い看板があるね!」
          シゲル「じゃあ中に入ろうか?」
          サトシ「ああ!」
          サトシはジムの中には行った。
          サトシ「うわっ!! 何これ!?」
          ジムの中には大きな会場の人たちとプールがあった!
          ラジオ「皆様、お待ちかねになりました。 それではショーが始まります!」
          シゲル「ショー?」
          プールに3人の大人のお姉さん達がいた。 ドバーーーン! 3人の大人のお姉さん達がプールの中
          には行った。 プールの中に踊り始めた。
          ブルー「これってシンクロスイミング?」
          客1「ひゅーー! アヤメちゃーん!」
          客2「ボタンちゃーん!」
          客3「サクラちゃーん!」
          シゲル「何だこれは? ここジムじゃねえの?」
          サトシ「それよりこの下に行こう。」
          サトシ達は階段に降りた。
          サトシ「な!? 何だこれは!?」
          ブルー「今度は水族館!?」
          階段の下には水族館だった!
          シゲル「じゃあここジムじゃねえんだな?」
          サトシ「じゃあ本当のジムはどこだ?」
          ???「本当のジムはここだ!」
          シャワーズ「え? 海パン野郎?」
          サトシ「誰だ?」
          海パン野郎「俺は海パン野郎のシミズ! お前達ここで公式戦しに来たのか?」
          サトシ「やっぱりここがジムだったんだな! ああ、そうさ!」
          シミズ「悪いけどここのジムリーダーは今仕事中だ! 今から帰ってもらうぜ! それとも嫌というな
          ら、勝負だ!」
          サトシ「おう、いいぜ!」
          ブルー「待って! ここは私にやらせて! カメールちゃん、行くのよ!」
          カメール「カメーール!」
          シミズ「俺のポケモンはこのシェルダーだ!」
          シェルダー「シェルー!」
          ポケモン図鑑「シェルダー・二枚貝ポケモン・ダイヤモンドよりも固いカラに覆われている。 しかし中
          は以外と柔らかい。どんな攻撃にも絶える固いカラだが開くと柔らかい中身がむき出しになる。」
          シミズ「シェルダー、「体当たり」!」
          シェルダー「シェルッダー!」
          ブルー「カメールも「体当たり」!」
          カメール「カメーール!」
          ドカ! シェルダーとカメールの「体当たり」! しかしシェルダーが倒れた!
          シェルダー「シェルーー...」
          シミズ「そ、そんな馬鹿な!? 俺のシェルダーが!?」
          ブルー「どうかしら? 私のカメールの方が強かったみたいね! ん?」
          サトシ「あ、あの人たちは!」
          ???「ふう、楽しかったね!」
          ???「本当ね! あら?」
          ???「シミズさん! どうしたのですか?」
          シミズ「アヤメさんとサクラさんとボタンさん! ショーはもう終わったのですか?」
          アヤメ「ええ、数分前から。 それよりこの方達は?」
          サトシ「俺はマサラタウンから来たサトシ!」
          シゲル「同じくシゲル!」
          ブルー「同じくブルー!」
          サトシ「俺達は公式戦を受けに来た! 貴方達は?」
          サクラ「私はサクラ! ここのジムリーダーよ!」
          アヤメ「同じくアヤメ!」
          ボタン「同じくボタン!」
          サクラ「私達はハナダシティのジムリーダーで世界一の美少女3人姉妹よ!」
          シャワーズ「美少女3人姉妹?」
          ボタン「言ったおかげでいい感じーー!! きゃーははははは!!」
          シミズ「この人たちはいつもこうなんだよ。」
          サトシ「あ、そう。」
          ―バトルステージ―
          サトシ「さあ、勝負しよう!」
          シゲル「もしも俺達の誰かが勝ったら、バッジは俺達の物だからな!」
          ブルー「負けないわよー!」
          ボタン「悪いけど、私達戦う気分じゃないの。」
          サトシ「え!? 何で!?」
          アヤメ「君達マサラタウンから来たって言ったよね? 同じくそこから来たトレーナーが強いポケモン
          で私達を倒したのよ。」
          シゲル「またイエローかよー?」
          ブルー「また遠く行っちゃったのね...」
          サクラ「私達のポケモンは今入院中なの、だから今日は戦えないの。」
          サトシ「それじゃあ、ここのバッジゲット出来ないんだね。」
          シャワーズ「がっかりだね...」
          ピカチュウ「ピカー...」
          サクラ「でもゲット出来る方法はあるわ。 パウワウ、こっちに来て!」
          パチパチ! サクラは手を叩いた。 バシャーーン! プールからポケモンが現れた。
          ???「パウワウ!」
          ポケモン図鑑「パウワウ・海驢ポケモン・水色の大望に覆われた皮膚は分厚くて丈夫。 零下40度
          でも活動出来る。 凍るほど寒い所が好き。 氷点下10度くらいで気持ちよく泳いでいる。」
          パウワウの舌に何かを掴んでいる。 サクラはそれを取った。
          サクラ「はい、ブルーバッジよ! それから3人分もね!」
          サトシ「え!? いいの、それ? でもバトルなしで貰うなんて...」
          シゲル「いいのかよくないのか...」
          ブルー「分からないみたいな...」
          アヤメ「貰わないの?」
          サトシ「じゃ、じゃあ貰う事に...」
          ???「ちょっと待ったー!!」
          全員「え!?」
          サトシ「か、カスミ!?」
          カスミ「サクラお姉ちゃん! バトルなしであげちゃ困るけど!」
          シゲル「カスミってこの人たちの事知ってるのか!?」
          カスミ「そう! なぜなら私が世界一美少女4人姉妹だからよ!」
          ボタン「違うの! 美少女3人姉妹よ!」
          カスミ「あのねーーー!!!」
          ブルー「じゃあカスミとこの人たちは姉妹だったの?」
          アヤメ「そうだけどね! でもなんで帰って来たの? 私達と同じ美少女になるために帰らないって言
          ったくせに!」
          カスミ「え、でも。 だからここに来たくないって言ったのに。」
          サトシ「そうか。 カスミはここに行きたくない理由はこれの事だったのか。」
          サクラ「まだなってないと聞いたらこっちはがっかりして来たわ。」
          カスミ「そうじゃないのよ! 実は私サトシに問題があって付いて来たのよ! お姉ちゃん達はもうポ
          ケモンないんでしょ? ここは私に任せて!」
          アヤメ「まあ、ポケモン残ってるのはカスミだけね。」
          ボタン「じゃあ公式戦受けてもいいよ、サトシ君!」
          サトシ「よっしゃー! じゃあさっそくやるか!」
          カスミ「いいわよ! 覚悟しておきなさいよ!」
          シゲル「ちょっと待った! 俺からルールをあげよう! もしもサトシが勝ったら、ブルーバッジ3人分
          貰う事にするぜ!」
          サクラ「分かったわ!」
          ???「がんばれよー、サトシ!」
          サトシ「え!? そ、その声は...ブルーザー達か!?」
          ブルーザー「その通り!」
          シゲル「いつのまに!? どうしてここに!?」
          クリスティ「タケシから聞いてここに来て応援しに来たのよ!」
          カルロス「今度みんな大勢に来たぞ!」
          コゴロウ「今度は負けるなよ、サトシ!」
          ブレイク「でもゼトラの奴、どこに行っちまったんだ?」
          アシュラ「そのうち来る出ござるよ。」
          サムライ「がんばるでござるぞー!」
          サトシ「みんな、ありがとう! 俺がんばるぜ!」
          サクラ「頼むわよ、カスミ!」
          カスミ「分かったわ! 行けー、マーイステディ!」
          ???「ジュワ!」
          ポケモン図鑑「ヒトデマン・星型ポケモン・海辺に多く現れ夜になると中心が点滅する。 体の中心
          部分さえ残っていればどんなに細かく切られても再生すると言う。」
          サトシ「じゃあ俺のポケモンはピカチュウ、あれ!?」
          ピカチュウ「ピーカピーカ!」
          ピカチュウは嫌がってる!
          サトシ「おい、どうしてだよ? まさかお前カスミと仲良くしてたから戦いたくないのか?」
          ピカチュウ「ピカピカ!」
          サトシ「しょうがねえな、じゃあバタフリー! 君に決めた!」
          バタフリー「フリーフリー!」
          カスミ「ヒトデマン、「水鉄砲」よ!」
          ヒトデマン「デヤ!」
          ブーーーー!! ヒトデマンの「水鉄砲」! しかしバタフリーは素早く攻撃をかわした!
          サトシ「バタフリー、「痺れ粉」!
          バタフリー「フリーー!」
          バラバラバラバラ! バタフリーの「痺れ粉」!
          ヒトデマン「ヅワ!?」
          カスミ「ヒトデマン、水の中に潜って体に付いた粉を洗い流すのよ!」
          バシャーーン! ヒトデマンは水に潜った! バシャーーーン! ヒトデマンは水から出た!
          シゲル「何!? 元気になってるぞ!?」
          カスミ「水があればどんなものを洗い流せるのよ! ヒトデマン、「水鉄砲」よ!」
          ヒトデマン「デゥワ!」
          バシャ! ヒトデマンの「水鉄砲」!
          バタフリー「フリーーー...」
          サトシ「バタフリー、戻れ! なかなかやるな、次のポケモンは俺のシャワーズだ!」
          シャワーズ「僕はこう見えてもピカチュウとは違うからね! 勝負だよ!」
          アヤメ「カスミってなかなかやるわ。」
          ボタン「あんな力あるなんてすごいわ。」
          サクラ「がんばって、カスミ!」
          カスミ「うん! で、もう交代? じゃあ私も交代するわ! そのポケモンはこのスターミーよ!」
          スターミー「フウ!」
          ポケモン図鑑「スターミー・謎のポケモン・幾何学的なボディーから宇宙生物ではないかと地元で
          は疑われている。 コアと呼ばれる中心部分が七色に輝くのは通信しているからだと言われてい
          る。」
          カスミ「スターミー、「水鉄砲」よ!」
          スターミー「フォー!」
          ブーーーーー!!! スターミーの「水鉄砲」!
          サトシ「シャワーズ、こっちも強力な「水鉄砲」だ!」
          シャワーズ「おう! ブーーーーー!!!」
          バッシャン! シャワーズの「水鉄砲」! シャワーズの攻撃はスターミーの攻撃を突き通した!
          スターミー「フ!?」
          カスミ「何ですって!?」
          バッシャーン! 攻撃はスターミーに命中して壁に当たった!
          スターミー「フーー...」
          カスミ「スターミー!?」
          サトシ「よおし、俺のか...」
          ドカーーーン!!! 壁がいきなり割れ謎の大型機械が現れた!
          シゲル「何だ!?」
          ブルー「一体何なの!?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河に駆けるロケット団の二人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          サトシ「ロケット団!? それにあの大型マシンは!?」
          ブルーザー「あれは、ここの盗難事件で盗まれた巨大機械とホース! まさかあの時、お前達がそ
          れを盗んだのか!?」
          コジロウ「その通り! ポケモンの中には確かに水に弱い奴の数が多い。」
          ニャース「だからニャー達はここの水と水ポケモンを頂くニャ!」
          カチ! ブォーーーー!! ニャースはスイッチを押し、機械が水を吸い込み始めた!
          アヤメ「あっ! 水が吸い込まれていく!」
          カスミ「こ、このままじゃ水がなくなってしまうわ! あんた達いいかげんにしないと...」
          ニャース「うるさいニャ! お前達なんかどっか行けにゃ!」
          ガチ! ブーーーー!! ニャースはスイッチを押し、機械が水を吐き出した!
          4人姉妹「キャーーーーーー!!!」
          水はカスミ、サクラ、アヤメ、ボタンに当たった!
          サトシ「カスミ、アヤメさん、サクラさん、ボタンさん!」
          ニャース「ニャははのは! それでは仕事の続きニャ!」
          カチ! ブォーーーーー!! ニャースはスイッチを押し、機械が水を吸い込み始めた!
          4人姉妹「やめてーー!!」
          ムサシ「オーッホッホッホ! 止めたって無駄だよーん!」
          パウワウ「パウワウ!!」
          サクラ「あっ!! パウワウ!!」
          パウワウは機械の中に吸い込まれてしまった!
          コジロウ「おお! いい者ゲット!」
          カスミ「もう、許せない! スターミー、「体当たり」で機械を壊しなさい!」
          スターミー「フィー!」
          ガン! スターミーの「体当たり」! しかし効果はなかったみたいだ…
          カスミ「スターミー、どんどん「体当たり」を食らって!」
          サクラ「もうやめて、カスミ! これ以上無理よ!」
          アヤメ「これじゃあカスミが負けちゃうわよ!」
          ボタン「もう戦うのやめて!」
          カスミ「私はやめない! 私がパウワウとみんなを助けるの! お姉ちゃんのためでも、見捨てるわ
          けにはいけないわ!」
          サクラ「カスミ...」
          アヤメ「私達を...」
          ボタン「助けてくれるのね...」
          ニャース「もう邪魔ニャ! これでもやられろニャ!」
          ガチ! ブーーーーーー!! ニャースはスイッチを押し、機械が水を吐き出した!
          カスミ「きゃーーーー!!」
          水はカスミに当たり、おもいっきり壁に当たった!
          カスミ「うっ....」
          ドサ! カスミは倒れた!
          サクラ「カスミ!!」
          アヤメ「しっかりして、カスミ!!」
          ボタン「大丈夫!? カスミ!!」
          ブルーザー「くそー、もう我慢出来ねえ!!」
          カルロス「俺達がやるぜ!!」
          コゴロウ「お前達なんかもう許さねえぞ!!」
          サトシ「待って、俺がこいつらを倒す! ピカチュウ、水に「10万ボルト」だ!」
          ピカチュウ「ピーーーカーーーチュウーーー!!!」
          ビリリリリリリ!! ピカチュウの「10万ボルト」!
          ロケット団「あぎゃぎゃぎゃぎゃーーーー!!!!」
          コジロウ「やっぱり俺達の負けなのね...」
          バシャーン! ロケット団は水の中に落ち、ホースの中に吸い込まれた。
          コジロウ「掃除機に吸い込まれるところはよーーく分かった!」
          ムサシ「それは洗濯機でしょ!!」
          ドバーーン!! ロケット団はホースの奥の方に飛ばされた!
          パウワウ「パウワウ!」
          ロケット団「やな感じーーーーーーー!!!」
          キラッ!
          サトシ「やったー! 勝ったぜ!」
          シゲル「これでバッジゲット!」
          ブルー「そうだね!」
          サクラ「ありがとう、私達のために。 それからカスミも!」
          カスミ「あ、ありがとう...サトシ。」
          サトシ「だ、大丈夫か、カスミ!? すごいケガしてるぜ!」
          アヤメ「うん、でもカスミは私達を助けてくれたから。 ありがとう、カスミ!」
          ボタン「でもこのままじゃ、カスミは死んじゃうわ! 早く病院に行かなくちゃ!」
          サクラ「ちょっと待って! サトシ君、シゲル君、ブルーちゃん。 確かにこの勝負私達の負けよ。 公
          式戦に勝った証にこの...」
          ゴゴゴゴゴ.... 突然地震が起った!
          サムライ「な、何だ!?」
          アシュラ「これは!?」
          サトシ「まさかまたロケット団じゃ!?」
          ブレイク「いや、この地震はロケット団じゃねえ! 一体何が!?」
          クリスティ「あっ!! みんな、あのプールの中見て!!」
          サクラ「え!?」
          ドバーーーーン!!! プールから巨大なモンスターが現れた!
          ???「グヲーーーーーーー!!!!」
          シゲル「な、何だあれは!?」
          FF図鑑「シーウォーム・海鼠モンスター・ランドウォームの進化形で地から水に変化したモンスタ
          ー。 太平洋によく生息し近寄ると危ないので要注意。 口から強力な水を吐く事が出来るので当た
          らないように要注意。」
          ブルー「こ、これって一体!?」
          ???「クックック...ここがポケモン世界か。 人間が多いと聞いたらさすがに多いぜ! これなら
          どんな人間でも生物でも殺し続けるぜ!!」
          サトシ「何!? 誰だ!?」
          ???「俺は人間を殺すためにこの世から生まれた...俺は町を潰すためにこの世から生まれ
          た...俺は銀河の星を破壊するためにこの世から生まれた! 俺は死と殺しの力を持つ死の魔闘
          士...俺は邪悪の力を持つ魔の魔術師...俺は暗黒の世界から来たモンスター達を使う悪の悪
          魔使い...そして俺は死と闇の世界から生まれた暗黒のソルジャー! 俺は水のモンスターを使
          う水の生物使い、「魚水鬼軍団」の団長、ゲルト! そしてその軍の名は、「リユニオン」だ!!」
          全員「「リユニオン」!?」
          サトシ「何それ、ロケット団と同じ秘密結社か?」
          ゲルト「ロケット団? 秘密結社? 何だそれは? 俺はそんなくだらん奴等の同じ奴等じゃねえ! 
          「リユニオン」は秘密結社ではなく、人間を殺し捲くる死の軍団なのだ!」
          全員「何だって!?」
          アシュラ「おい、あの戦士の格好。 ゼトラに似ておらんか?」
          ブレイク「そ、そう言えば...」
          ゲルト「おや、お前達はどうやらゼトラの事知ってるんだな? まあお前達に言っても関係ねえな!」
          アヤメ「ちょっとあんた! 何しにここに来たのよ!」
          ゲルト「ここは確か水に詳しい有名な町と聞いてここに来たのだ。 確かにここは水に詳しい町だ。
          そこで俺達はこの水と水ポケモンを頂く!」
          ボタン「何ですって!? まさかあんた達ロケット団の真似でもしてるの!?」
          ゲルト「言ったはずだ! 俺はあんなくだらん奴等とは同じじゃねえと! 俺がここに来たのはこのプ
          ールの水を奪いに来た! その理由は水では俺達のエネルギーだからだ! このプールは俺達の
          エネルギーの一部! それを奪えば、俺達が最強になる! そしてポケモンには珍しい力があると
          聞いてな! だから俺はここの水系ポケモンを頂くために来たのだ! そいつらのエネルギーを奪う
          ためにな!」
          サクラ「何言ってるの!? エネルギーを奪うためなら頂く必要はないじゃないの! それなら直ぐに
          返せる事じゃないの!」
          ゲルト「残念ながらお前の考えは全て間違ってるぜ! 一回エネルギー吸収すると、その者は直ぐ
          に死ぬ! 返してもそのまま死んだままだ!」
          シゲル「何だって!?」
          ゲルト「もう話はこれで終わりだ! 邪魔をする奴は死あるのみ! シーウォーム、行け!」
          シーウォーム「グヲーーーーーー!!!!」
          ブルーザー「こ、こっちに来る! 逃げろー!」
          ドガーーーーン!!! サトシ達はシーウォームの攻撃をかわし、壁にぶつかった!
          アヤメ「だめだわ、これじゃあ逃げきれない! このままじゃカスミは死んでしまう!」
          ゲルト「おや、そこにいる子供はずいぶんケガになってるな? ならば息の根を止まるのはいいぜ!
          シーウォーム、まずあいつから殺っちまえ!」
          シーウァーム「グヲーーーーーーーー!!!!」
          シーウォームはカスミとアヤメの所に向った!
          ブーーーーーー!!! シーウォームの口から水を吐き出した!
          アヤメ「きゃーーーーーーー!!!」
          サクラ「アヤメ、カスミ!!!」
          カルロス「あの野郎!! 何てことを!!」
          アヤメ「う...カ、カスミ!?」
          カスミはそのまま倒れたままだった。
          サクラ「アヤメ、カスミ!! 大丈夫!?」
          アヤメ「大丈夫だけど、カスミが...」
          ボタン「早く手当てしないと、カスミが!!」
          サクラ「カスミ、しっかりして! カスミー!!」
          カスミは起き上がらない。 その時サクラとアヤメとボタンは涙を流した。
          サクラ「カスミ、お願い! 起きて!!」
          アヤメ「お願い、カスミ!!」
          ボタン「カスミ、しっかりして!!」
          ゲルト「もう終わりか? だったらとどめをさすか!」
          ブルー「いけない! サクラさん、アヤメさん、ボタンさん! 早く逃げてー!!」
          サクラ「え!?」
          ゲルト「ハーーハッハッハ!! 気付くの遅いぜ! シーウォーム、 行きやがれ!」
          3人姉妹「きゃーーーーー!!!」
          シーウォーム「グヲーーーー...」
          グサ!!! 何かがシーウァームの頭に突き通った! ドッバーーーーン!! シーウォームは倒れ
          た!
          ゲルト「な!? 誰だ!?」
          ???「戦いはここまでにしようぜ、ゲルト!!」
          サトシ「そ、その声は...ゼトラ!?」
          ゼトラ「サトシ、遅く来しまってすまなかったな!」
          ゲルト「貴様、やっぱりここにいたのか!」
          ゼトラ「なぜだ? 入るのはそんなに悪いのか?」
          ゲルト「貴様、せっかくいいところでとどめをさそうと思ったのによー!! よくも邪魔をさしてくれた
          な、裏切り者め!!」
          シゲル「裏切り者!? ゼトラ、お前あいつの事知ってるのか!?」
          ゼトラ「ん、ま、まあな...」
          ゲルト「クックック! ここで会うとはいい度胸だ! ならばここで死なせてもらおう!」
          サトシ「そうはさせるか!! ピカチュウ!!」
          ピカチュウ「ピカ!!」
          ゲルト「な!?」
          ゼトラ「さ、サトシ!? 何をする気だ!?」
          サトシ「シゲル、ブルー! 電気ポケモンを出して奴を倒すんだ!!」
          シゲル「そうか、よし! 分かったぜ! サンダース、出てこい!」
          サンダース「サンダーーース!」
          ブルー「私電気ポケモン持ってないけど、ピクシーの「指を降る」攻撃なら大丈夫わ! ピクシー、
          「指を降る」攻撃!」
          ピクシー「ピックシー! ピッピッピッピ!」
          ピクシーの「指を降る」攻撃!
          サトシ「よし、みんな! 行くぞー!」
          シゲル「おう!」
          ブルー「オッケー!」
          3人「10万ボルト」!!」
          ピカチュウ「ピカチュウーーーー!!!」
          サンダース「サーーンダーース!!」
          ピクシー「ピーークシーー!!」
          ビリリリリリリリリ!!!!! ピカチュウとサンダースとピクシーの「10万ボルト」!!
          ゲルト「ぐわーーーーーーー!!!!!」
          コゴロウ「やったか!」
          ゲルト「ぐっ!! この野郎!! いいだろ、今回は俺の負けだ!! だがこれで勝ったと思うなよ!
          いつか必ずお前達をこの手で倒してやる! 「セフィロス」はお前達のことを絶対忘れないようにす
          るからな! これからも覚えてろよー!! はーっはっはっはっはっは!!」
          ゲルトと倒れたシーウォームは再びプールの中に消えてしまった...
          サトシ「やったー!! 俺達の勝ちだー!!」
          サクラ「サトシ君、みんな...ありがとう!」
          コゴロウ「サクラさん! こいつがあのマシンの後ろに隠れていたぜ!」
          パウワウ「パウワウ!」
          サクラ「パウワウ!! 無事だったのね!!」
          サクラはパウワウを抱いた。
          クリスティ「ねえ、そんな事よりも早くカスミを!」
          サクラ「あ、そうだったわ! 早くカスミを病院に!!」
          アヤメ「うん!!」
          ゼトラ「セフィロス、リユニオン。 あいつらもう、この世界に来ちまったのか...」
          ―次の朝―
          シャワーズ「カスミが元気になってよかったね!」
          カスミ「うん。 お姉ちゃん達、それからサトシ。 私のためにありがとう。」
          サトシ「いいんだよ! でも半分俺達を助けたのはゼトラだからな!」
          ゼトラ「まあそんな事もあるが...」
          カスミ「私はこれから世界一の美少女なるまで旅に出るわ! もちろんこの人たちと一緒でね!」
          サクラ「カスミ、貴方はもう世界一の美少女になったのよ!」
          カスミ「え!?」
          アヤメ「あの時私達を助けてくれたからよ!」
          ボタン「だからこれからこそ貴方はこれで美少女4人姉妹よ!」
          カスミ「お姉ちゃん達、ありがとう!!」
          サトシ「よかったな、カスミ!」
          カスミ「うん!」
          ???「サクラさーん!!」
          サクラ「あら、シミズさん! どうしたのですか?」
          シミズ「サクラさん、アヤメさん、ボタンさん! どうかこの人たちと一緒に旅立ってください!」
          アヤメ「え!? でもどうして!?」
          シミズ「この人たちはあのロケット団と変な殺人鬼を倒したからですよ! 助手達全員は一緒に戦っ
          てくださいと言っています! ジムは俺に任せてください!」
          ボタン「でも...」
          カスミはどうやら賛成した。
          サクラ「分かったわ! じゃあ決まりね!」
          シミズ「じゃあ分かりました! ジムは俺に任せてください! 修理は俺がやりますから!」
          アヤメ「じゃあ頼んだわよ!」
          シミズ「はい!」
          シミズは行ってしまった。
          サクラ「そうそう! サトシ君、シゲル君、ブルーちゃん。 これは私達とカスミを助けてくれた証、ブル
          ーバッジよ。 受け取って。」
          サトシ「ありがとう!」
          サトシ達はブルーバッジを受け取った。
          3人「ブルーバッジ、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          サクラ「じゃあ私達は旅の準備するから、待っててね!」
          サトシ「うん! あ、タケシ!」
          タケシ「サトシじゃねえか!! もうどこに行ってたんだよ!? ジムに待ってるって言ってたのに、
          探し回ってもいなかったじゃねえか!」
          サトシ「あっ!! 忘れてた! ごめん、タケシ。」
          タケシ「それはいいんだけど、昨日旅館に泊って、今日テレビを見たんだ。 ハナダジムで大変な事
          が起きたって。 それでやっぱりここにいたのか。 俺心配してたぞ。」
          サトシ「まあ、色々ごめんな! タケシ!」
          タケシ「ところで、一体何があったか教えてくれないか?」
          サトシ「それ後で言うよ。」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          ハナダジムでロケット団を倒し、サクラからブルーバッジをゲットしたサトシ達。 サトシ達の旅はま
          だまだ続く! だが問題なのはあの謎の男、ゲルト。 ゲルトはどうやらゼトラの事を知ってるらしい。
          一体ゼトラとゲルトとの関係は?
          続く。