第十八話 隠れ里のフシギダネ
          ポケモンゼミでセイヨとジュンは新たな仲間になり、旅を続くサトシ達! そしてここはどこ?

          ブレイク「何じゃーーい?? また道に迷ったのかーー??」
          サトシ「ここは人が来る道じゃなさそうだな。」
          カスミ「また道に迷っちゃったわね。」
          シャワーズ「疲れたよーー...」
          ピカチュウ「ピカーー...」
          シゲル「俺達まだ25番道路にいるのか?」
          ブルー「それ前に言ったじゃない。」
          タケシ「なんだか疲れたし、どこかに休むか?」
          サムライ「それはいいのでござるが、どこに休めばいいのでござるか?」
          サクラ「あんまし座る場所もないし、何もないわ。」
          アヤメ「もう疲れたわ...」
          ボタン「私もー...」
          アキラ「俺は平気だと思うが...」
          セイヨ「ポケモンゼミから出る道って、こんな森あった?」
          ジュン「ないみたいだけどー、あっ! あそこに切られた大きな木があります!」
          サトシ「やっと見つけたぜ! よし、そこで一休みしよう!」
          サトシ達はそこへ行き、一休みした。
          ブルーザー「ふう、やっと休む事が出来た。」
          クリスティ「そうだね。 あら、あれは?」
          カルロス「何だ? 何か見つけたのか?」
          川に水を飲んでいるポケモンがいた。
          サトシ「あれはナゾノクサだ。 もうゲットしたし、誰かゲットしたい人入る?」
          カスミ「私がゲットするわ! どうせ可愛いポケモンも欲しいわ!」
          ナゾノクサ「ナゾ!?」
          カスミ「それじゃ行けー、マーイステディ!」
          スターミー「オウ!」
          ナゾノクサ「ナゾ、ナゾナゾー!」
          カスミ「逃がさないわよー! スターミー、「水鉄砲」!」
          スターミー「フォウ!」
          バシャ! スターミーの「水鉄砲」!
          カスミ「次は「体当たり」!」
          ドカ! スターミーの「体当たり」!
          ナゾノクサ「ナゾーーー...」
          サクラ「カスミなかなかやるわ。」
          アヤメ「カスミ、今ならゲットよ!」
          ボタン「弱ってるからゲット出来るわ!」
          カスミ「分かった! それじゃ、とどめのモンスターボール!」
          バキ! いきなり何かがモンスターボールを弾き返した!
          カスミ「え!? な、何!? 今のは!?」
          そこでナゾノクサの前に謎のポケモンが現れた!
          サトシ「あ、あれは!?」
          ???「ダネ!」
          全員「フシギダネ!?」
          サトシ「おお! 夢で欲しかったフシギダネだ!」
          ポケモン図鑑「フシギダネ・種ポケモン・生まれた時から背中に植物の種があってすこしづつ大きく
          育つ。 何日だって何も食べなくても元気! 背中の種にたくさん栄養があるから平気だ!」
          フシギダネ「ダネダネー!」
          ドカ! フシギダネの「体当たり」!
          スターミー「フーーーー...」
          カスミ「す、スターミー!? 大丈夫!?」
          サトシ「よーし! 次は俺の出番だ! バタフリー、君に決めた!」
          バタフリー「フリー!」
          サトシ「バタフリー、「眠り粉」だ!」
          パラパラパラパラ! バタフリーの「眠り粉」!
          フシギダネ「ダネ、フーーーーーー!!」
          ブォーーーー! フシギダネは強い息で粉を吹き飛ばした!
          バタフリー「フリーーーー...」
          サトシ「あっ! 寝るな、バタフリー! ちゃんと起きろ!」
          ドカ! フシギダネの「体当たり」!
          サトシ「あっちゃーー...強すぎるぜ!」
          シゲル「次は俺の...」
          バッ! フシギダネは逃げてしまった!
          シゲル「あっ! 逃げた!」
          ブルー「あーあ、逃げちゃった。」
          ―数分後―
          サトシ達は吊り橋の上に歩いていた。
          サトシ「ここにフシギダネがいるなんて、いつかゲットするのわくわくするぜ!」
          シゲル「でも逃げちまったからな。 また会えるのかな?」
          ブルー「多分ね! いつか必ずゲットしたいわ!」
          ジュン「でもこんな所にフシギダネがいるなんて不思議ですよね。」
          カスミ「私があのナゾノクサゲットしたかったのになー。」
          サムライ「まあ、いつかまた出てくるから大丈夫でござるよ!」
          アキラ「ところでタケシ、今俺達どこにいるんだ?」
          タケシ「それが地図に載ってないんだ。」
          ブチ! 吊り橋の紐が息なり切れた!
          ブレイク「な!? 紐が切れた!」
          サトシ「何!? うわーーーー!!!」
          サトシ達は落ちそうになったが、紐に握ったので助かった。
          サトシ「み、みんな大丈夫か!?」
          タケシ「し、しまった! うわーーーーーー!!!」
          コゴロウ「げっ! 俺までかーーーーー!?」
          ドボーーーーーン! タケシとコゴロウは川の中に落ちた!
          シゲル「タケシーーー!!」
          ブルー「コゴロウーーー!!」
          サトシ「うーーーー...カスミ、重い....!」
          カスミ「ちょっと私そんなに重くないわよ!」
          ブルーザー「そんな事より早くこの橋から出ねえと!」
          サトシ達は吊り橋から無事に出た。
          セイヨ「はぁ、はぁ。 タケシとコゴロウはどうなったのかしら?」
          サトシ「とにかく探しに行くぞ!」
          ―数分後―
          サトシ達は崖に近い所に行った。
          サトシ「タケシー! どこだー!?」
          シャワーズ「タケシーー!」
          アシュラ「コゴロウ殿! どこでござるか!?」
          ゼトラ「奴等は一体どこまで流されてんだ?」
          ピカチュウ「ピーーカーー!」
          カスミ「タケ...きゃっ!」
          サトシ「か、カスミ!?」
          カスミはなぜか落とし穴に落ちた。
          シゲル「何やってるんだよ?」
          カスミ「見たら分かるでしょ!?」
          ブルー「大丈夫、カスミ!?」
          カスミ「大丈夫けど、早くここから出してよー!」
          ―数分後―
          クリスティ「一体何なの、この森?」
          サクラ「ここには落とし穴もあるし、切られた吊り橋もあるし。」
          アヤメ「ここって立ち入り禁止な場所じゃないの?」
          ボタン「立ち入り禁止でも罠とか付ける?」
          アキラ「それは付けるんじゃねえの?」
          シャワーズ「でも気味の悪...うわっ!?」
          サトシ「な、何だ!?」
          サトシ達はネットの中に入ってしまい、木にぶら下がってしまった!
          シゲル「また罠かよー!?」
          ブルー「一体何よ、これ!?」
          カスミ「あっ! あれは!」
          サトシ「え、あっ!」
          サトシ達の下にはフシギダネがいた。
          サムライ「あいつの仕業でござるか!?」
          カルロス「たかがポケモンでも罠なんか仕掛けるわけねえだろ?」
          フシギダネ「ダネ!」
          フシギダネは行ってしまった。
          サトシ「あ、ちょ、ちょっと待ってくれ!」
          シゲル「どこへ行くんだよ!?」
          ブルー「戻って来なさいよ!」
          ジュン「でも行っちゃいましたね。」
          ブルーザー「くそーー、これからどうすればいいんだ?」
          セイヨ「私達ずーっとここにいるの?」
          カスミ「そんな事ないわよ! 絶対にここから出れるよ!」
          アシュラ「でもどうやって出れるんでござるか?」
          サムライ「さあ...」
          ゼトラ「でも俺達がここにいる時、タケシとコゴロウどうしちまったんだ?」
          シャワーズ「一体どうしたんだろ?」
          アキラ「多分タケシとコゴロウは川にドンブラコドンブラコと流されて、洗濯をしているおばあさんが
          彼達を拾い、おじいさんが彼達を真っ二つに割って...」
          カルロス「アホかお前は!? そんな怪談話のようなお都議話を言うんじゃねえ!!」
          アキラ「あはははは!! 冗談だよ、冗談!」
          ???「おーい、みんな無事か?」
          サトシ「え? その声はタケシ!?」
          ???「俺も忘れんなー!」
          シャワーズ「コゴロウの声もする!」
          タケシ「何だ、みんなこんな所にいたのか!」
          コゴロウ「みんな無事みたいだな!」
          シゲル「これがどこが無事に見えるんだよ!?」
          ブルー「とにかく早くここから降ろしてよ!」
          コゴロウ「ノープロブレム! 俺に任しな! 行くぜ、「手裏剣」攻撃!」
          シュルルルルル! グサ! コゴロウの「手裏剣」攻撃! ドサ! サトシ達は落ちた!
          サトシ「いってーー。 ちゃんと丁寧に降ろしてくれよな!」
          コゴロウ「ごめん、切られる方法はこれしかなかったんだ。」
          カスミ「ところでタケシとコゴロウは川の流れから出たの?」
          タケシ「実は俺とコゴロウが流されている時、ある奇麗なお姉さんから助けたんだ!」
          コゴロウ「そうそう、あの時彼女が助けてくれて助かったよー。」
          アシュラ「でもコゴロウって忍者の特技を持ってたでござるか? 何で使わなかったのでござる?」
          コゴロウ「あのな、あの状態で出来るわけねえだろ?」
          タケシ「彼女はこの森の住人で、今ここにいるみたいなんだ。 今そこに連れてってやるよ!」
          サトシ「本当か!? じゃあ行こうか!」
          ―謎の小屋―
          タケシ「やっと付いた!」
          コゴロウ「全員連れて来ましたよ!」
          女の人「あら、この人たちがタケシ君とコゴロウさんのお友達なのね? 始めまして! 私の名前は
          ミドリ。 この森の住人なの。」
          サトシ「始めまして、俺のマサラタウンから来たサトシです。 わざわざタケシとコゴロウを助けてくれ
          てありがとう。」
          ミドリ「いいのよ、この人たちは危なかったんだから。」
          カスミ「うわーー! ポケモンがいっぱいいるのね!」
          サクラ「すごいわ!」
          アヤメ「これミドリさんのポケモンですか?」
          ミドリ「ううん。 違うの。」
          ボタン「じゃあこのポケモン達は何ですか?」
          ミドリ「これは捨てられたり傷ついてしまったポケモン達を育っているの!」
          コゴロウ「彼女は傷ついた野生のポケモンや捨てられた元トレーナーのポケモンを育っている人な
          んだ。 ポケモン達ににとってはとても優しい人なんだ。」
          タケシ「そう、いつか俺もポケモンの事を大事にするブリーダーになりたいな。」
          カスミ「でも好きなのはポケモンじゃなくて、ミドリさんだったりして?」
          タケシ「うわっ! 馬鹿、その事言うんじゃねえ!」
          サムライ「ところでミドリ殿。 さっき拙者達はいつも罠にかかってるんでござるが、一体あれは何な
          んでござるか?」
          ミドリ「ごめんなさい、貴方達が引っかかるとは知らなかったわ。 あれはトレーナー達がここに来な
          いように仕掛けてた罠なの。」
          アキラ「じゃあ、あの吊り橋は?」
          ミドリ「それもその一つなの。」
          ―切られた吊り橋―
          ムサシ「ここは確か珍しいポケモンが住んでいると言う噂を聞いたわよ!」
          コジロウ「俺達もそこに行けば、ポケモンは俺達の物だぜ!」
          ニャース「でもこの切られた橋に渡るニャんて難しいニャ!」
          ブチ! 紐は切れた!
          ムサシ「うそーーーーー!?」
          コジロウ「何でじゃーーーー!?」
          ニャース「早すぎるニャーーー!!」
          バシャーーン! ロケット団は川に落ちた。
          ―隠れ里―
          サクラ「さすがに奇麗な場所ね。」
          アヤメ「ほんと! 静かだしね!」
          ボタン「こんな静かな場所があるなんていいね!」
          セイヨ「こんな所もあったなんてすごいわ。」
          ジュン「僕もです。」
          タケシ「俺もここでポケモンの世話もする考えをしてるんだけどなー...」
          カスミ「それはミドリさんと一緒に...」
          バコン! タケシはカスミを殴った!
          カスミ「いたーーい! 冗談なのに殴る事ないでしょう!?」
          カルロス「冗談がリアルすぎるんだよ、お前は。」
          ―崖―
          ドサ! ロケット団は落とし穴に落ちた。
          ムサシ「私達の罠は全然引っかかないのに、何で他人の罠に簡単に引っかかるのよ!?」
          コジロウ「でもいい仕事してますねーー...」
          ニャース「そんな事言うよりも早く出るニャ!」
          ―森―
          ロケット団はネットに入ってしまい、木の上にぶら下がってしまった。
          コジロウ「落とし穴の次になんでこんな罠に引っ掛かるんだ!? ちなみに俺達よりもエキスパート
          だぜ!」
          ムサシ「もうロケット団やめてやる!」
          ニャース「こうなったら本気にやるニャーー!」
          ―隠れ里―
          ナゾノクサ「ナゾー!」
          カスミ「あっ! 貴方はさっきのナゾノクサ!」
          ナゾノクサ「ナゾナゾ!」
          カスミ「ナゾノクサ、あの時はごめんね。 私が貴方を傷つけようとして。」
          ナゾノクサ「ナゾー?」
          カスミ「私が貴方を欲しかったからやっちゃったのよ。 でも貴方はミドリさんの所だと知らなかった
          の。」
          ナゾノクサ「ナゾー...」
          カスミ「本当に、ごめんね...」
          カスミは涙を流した。 サッ! ナゾノクサはカスミの涙を拭いた。
          カスミ「ありがとう。 貴方って本当に優しいのね!」
          フシギダネ「ダネダネーー!!」
          ドカ! フシギダネの「体当たり」! フシギダネはカスミに攻撃した!
          カスミ「きゃっ!!」
          サトシ「あっ!! お前は...」
          シゲル「さっきのフシギダネ!!」
          ナゾノクサ「ナゾ!?」
          サクラ「カスミ!? 大丈夫!?」
          カスミ「う、うん。 大丈夫。」
          アヤメ「ちょっとあんた! カスミになんてことするのよ!?」
          ボタン「そうよ! ひどいじゃない、カスミにあんなことして!」
          サトシ「ちょっと待った! こいつは俺の相手だ!」
          ミドリ「やめて、サトシ君! この子は悪気はなかったのよ!」
          サトシ「え!? どうしてですか?」
          ミドリ「実はナゾノクサは時々トレーナーに襲われてるの。 だからフシギダネはナゾノクサの用心棒
          として見守ってるの。」
          ブルー「用心棒?」
          ミドリ「カスミちゃん、ごめんね。 フシギダネが貴方にあんなことして。」
          カスミ「い、いいのよ。 どうせ悪気はなかったんだから。」
          フシギダネ「ダネーー!」
          ググググ! フシギダネはサトシを押し倒そうとする。
          サトシ「なるほど、てことはこいつはここのポケモンを見守らなきゃいけないんだ。 なんだかゲット出
          来なくなっちまったな。」
          ムサシ「残念だけどお喋りタイムはここまでにするわよ!」
          シゲル「え!? 誰だ!?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          サトシ「またお前達か?」
          ゼトラ「何しにここに来た!?」
          ムサシ「私達はここのポケモンをゲットしに来たのよ!」
          アキラ「何だとー!?」
          コジロウ「だいたいよくも俺達にひどい目にさせたな! あんな罠を仕掛けやがって!」
          ニャース「そこでこの大型ヴァキュームマシンでここのポケモンを貰うにゃ!」
          カスミ「何ですってー!?」
          コジロウ「てなわけで、今から頂だくからな! ポチっとな!」
          ポチ! コジロウはボタンを押し、巨大ホーズは吸い込み始めた!
          サムライ「ヤバイ! このままじゃポケモンが吸い込んでしまうでござる!」
          コゴロウ「みんな! ポケモン達をあの小屋に入れさせろ!」
          ムサシ「そうはさせないわよ!」
          グォーーーーー! マシンの吸い込むパワーが強くなった!
          ナゾノクサ「ナゾーーー!!」
          ナゾノクサは吸い込まれる!
          カスミ「あっ!! だめーーー!!」
          ガシ! フシギダネは「つるの鞭」でナゾノクサを捕まえた!
          フシギダネ「ダネ!」
          カスミ「よかったー...」
          サトシ「カスミ、みんなと一緒に小屋の中に入るんだ!」
          カスミ「うん! 分かった!」
          フシギダネ「ダネ!?」
          サトシはフシギダネを前に押そうとする。
          サトシ「フシギダネも小屋の中に入るんだ!」
          フシギダネ「ダネ...」
          サトシ達は小屋の中に入った。
          コジロウ「ちっ! 全員小屋の中に入っちまったぜ!」
          ニャース「だったら小屋ごと全部吸い込むニャ!」
          グォーーーーー!! マシンは小屋を吸い込もうとする! その時フシギダネは屋根の上にいた!
          フシギダネ「ダーネダネーー!!」
          バシ! フシギダネの「つるの鞭」! 鞭はホーズに当たり、別の方向に向った!
          ムサシ「あっ!! 何するのよ!?」
          サトシは小屋から出てきた。
          サトシ「これで無事だ! ホーズが別の方向に向いてる間、あいつらを吹き飛ばそう! ピジョン、
          「風おこし」だ!」
          ピジョン「ピジョーン!」
          バサバサバサバサ! ピジョンの「風おこし」! ピジョンは大きな竜巻を作った!
          コジロウ「おお! トルネード!」
          ムサシ「そんな事言ってる場合じゃないわよ!」
          ニャース「こっちに来るネード!」
          グォーーーーー!! 竜巻はロケット団とマシンを吸い込んだ!
          ロケット団「わーーーーーー!!!」
          コジロウ「おお! ピッチャーシュート! バッターストライク! ファンタスティック、ノモ!」
          ムサシ「そのトルネードじゃないっての!!」
          ニャース「これでさよならホームランニャー!」
          ロケット団「やな感じーーーーー!!!」
          サトシ「やったー!!」
          カスミ「これで助かったわ!」
          タケシ「危ないところだったぜ。」
          ミドリ「サトシ君、ありがとう。 私達とポケモン達を助けてくれて。」
          サトシ「いいんだよ。 別にたいした事なかったから。 まあ、このフシギダネもみんなを助けてくれた
          からな!」
          フシギダネ「ダネ!」
          シャワーズ「これで無事にいられる事になったね!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          ???「残念ながらこれで終わったと思うなよ!」
          全員「え!?」
          森の中に謎の影が現れた!
          シゲル「だ、誰だ!?」
          ???「クックック...お前達はハナダシティでゲルトを倒した奴等だな? さっきの戦い見させて
          もらったぜ。」
          ブルー「ゲルト!? ま、まさか!?」
          ???「そう! 俺はゲルトと同じ死のソルジャー! 俺は植物のモンスター使い、「毒木草軍団」の
          団長、レグナ! そして俺は奴と同じく、リユニオンソルジャーだ!」
          カスミ「な、何ですってー!?」
          タケシ「こ、こいつもリユニオンの一人なのか!?」
          ミドリ「サトシ君、これは!?」
          サトシ「あいつは人間を殺し、町を潰し、全ての星を破壊しようとする悪の戦士なんだ! 奴等の目
          的は珍しい力を持つポケモンのエネルギーとこの世界なんだ! 奴はポケモンのエネルギーを奪う
          ために最強な戦士になろうとしてるんだ! 奴はロケット団よりも最強の戦士なんだ!」
          ミドリ「何ですて!?」
          アキラ「あれが、リユニオンって言う奴等の一人!?」
          セイヨ「この人が!?」
          ジュン「世界を狙おうとする悪党ってあいつらの事なんですか!?」
          レグナ「いかにもそうだ! ゲルトから聞いたぜ! お前達が奴を倒した人間なんだな? 特にゼト
          ラ、お前もか!」
          ゼトラ「ああ、そうだ!」
          レグナ「ふっ! 何と言う事だ! 裏切り者のゼトラが人間の味方になるとは、知らなかったな! だ
          が、お前達の生きる時はここまでだ! 全員死なせてもらうぜ!」
          タケシ「み、みんな! 早くここから逃げた方がいい!」
          サムライ「逃げたいでござるが、あれを見るでござる!」
          サトシ「え? な!?」
          サトシ達の回りに草のような形をしたモンスター達がいた!
          シゲル「な、何だあれは!?」
          FF図鑑「マンドラゴラ・雑草モンスター・昔の伝説の生物だと言われている。 土の中に住んでいる
          が、それを引き抜こうとすると、恐ろしく叫ぶ。 叫んだ時は直ぐに毒を浴びてしまう。」
          ブルー「え!? そ、それって...」
          レグナ「その通りだ! こいつらが叫んだら、お前達は直ぐに毒を浴びて死ぬぜ! ここには草ポケ
          モンが多く生息している! だから俺はそいつらのエネルギーを奪うためにここに来たのだ! だか
          らお前達はこれまでだ! 俺達の邪魔をする奴は死あるのみだ!」
          ミドリ「ど、どうするの!? 私達はもう...」
          サトシ「まだ決まったわけじゃないよ! こんな所で死んだたまるか!」
          コゴロウ「でもどうするんだよ!? 俺達は逃げられねえんだぞ!」
          ブレイク「ちょっと待って! 俺にいい考えがある!」
          全員「え!?」
          レグナ「クックック! さあ、これで終わりだ! マンドラゴラ、「ポイゾンスクリーム」で死なせてや
          れ!」
          マンドラゴラ「ゴラーーーーー!!」
          ブレイク「今だ!!」
          キーーーーー!! マンドラゴラの「ポイゾンスクリーム」! シュン! だがサトシ達は突然消えた!
          レグナ「な、何!?」
          マンドラゴラ「ゴラ!?」
          レグナ「き、消えた!? どこだ!? どこにいる!?」
          ブレイク「俺はここだ!」
          レグナ「何!?」
          ブレイクは上にいた!
          ブレイク「これでも食らえ! 「ファイヤウェーブ」!」
          ブォーーーー!! ブレイクの「ファイヤウェーブ」!
          マンドラゴラ「ゴラーーーーー...」
          マンドラゴラは黒焦げになった。
          レグナ「な、何だと!?」
          ブレイク「どうだ! これでもうマンドラゴラは入ねえぜ!」
          レグナ「でも、どうやって!?」
          サトシ「残念だったな、レグナ!」
          レグナの後ろにサトシ達がいた。
          レグナ「な!? い、いつのまに!? でもどうやって!?」
          ブレイク「教えてやろう。 実はマンドラゴラが攻撃する時、俺達は無敵状態になったのさ! それは
          針攻撃、「カメレオンスティング」! その技は緑色の光線を同時に三方向撃つ事が出来る! ため
          技をすると自分と近くにいる味方が無敵状態になる! カメレオンのようにカムフラージュし、幽霊み
          たいに物を透き通る事が出来る!」
          レグナ「む、無敵状態!? そうか、あれで姿を消し、俺達から離れるように移動したのか!」
          ブルーザー「ああ、そうさ! これこそはブレイクの考えのおかげさ!」
          サトシ「さあどうする、レグナ? もうマンドラゴラ入ないんだろ?」
          レグナ「ぐっ! 仕方ない、今日はここで勘弁してやるぜ! そしてここはとりあえず諦めよう! だ
          が、これで終わったと思うんじゃねえぜ! 今度また会えたらこの手でお前達倒してやる! そして
          今度俺達の狙いは世界だけではなく、貴様らの命だ!」
          全員「え!?」
          レグナ「ここの住人は関係ないが、セフィロスを倒そうとする奴は俺達の次の狙い目だ! この言葉
          を忘れんじゃねえぞ! いつかまたどこかで会おう! はーっはっはっはっは!」
          シュン! レグナは突然消えた!
          シゲル「やっと消えたか...」
          アキラ「あんな奴を見るのは始めてだぜ。」
          セイヨ「私も。」
          ジュン「僕もです。」
          ミドリ「でもこれでポケモン達が無事にいられるわ。 でも、あの人は多分貴方達を狙うかもしれない
          わ。」
          ゼトラ「大丈夫だ。 あいつらは強いけど、勝つ事は出来ないぜ。」
          ミドリ「それならいいけど、そうだわ! サトシ君、このフシギダネ欲しい?」
          サトシ「それは欲しいけど...」
          ミドリ「だったらあげるわ!」
          サトシ「え!? でもなんで?」
          ミドリ「実はこのフシギダネは余り成長しないの。 ここを守る事が出来るけど、なかなか成長出来
          なくて。 そこで腕のいいサトシ君なら、何とかなるかと思って。」
          サトシ「ミドリさん、分かった! そのフシギダネは俺が貰うよ!」
          ミドリ「ほんとに! ありがとう!」
          シゲル「いいなー、俺それ欲しかったんだけどなー...」
          ブルー「まあ仕方ないよ。」
          フシギダネ「ダーネダネダネ!」
          サトシ「今なんて言った?」
          シャワーズ「もしもフシギダネがそんなに欲しかったら、勝負に勝ってからだって。」
          サトシ「ほんとか! よーし! 受けてやろうじゃねえか! 俺のポケモンはこのピカチュウだぜ! 頼
          んだぞ!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          フシギダネ「ダネー!」
          バシ! フシギダネの「つるの鞭」!
          サトシ「ピカチュウ、どうにかして攻撃をかわせ!」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          バシバシバシバシ! ピカチュウは攻撃をかわそうとするが、攻撃はいつも命中している!
          ピカチュウ「チャアーーー!!」
          カスミ「サトシ、これじゃあピカチュウがやられるわ!」
          サトシ「分かってる! でも後もうちょっと!」
          フシギダネ「ダネフシー!」
          シュルルルル! フシギダネの「つるの鞭」!
          サトシ「よし、今だ! ピカチュウ、つるに「10万ボルト」だ!」
          ピカチュウ「ピーカーチュウーー!」
          ビリリリリリリ!! ピカチュウの「10万ボルト」!
          フシギダネ「ダネーダネダネダネーーーー!!!」
          ドサ! フシギダネは倒れた!
          サトシ「やったー!! フシギダネ、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よくやったね、サトシ!」
          サトシ「うん!」
          ミドリ「これでサトシ君の勝ちね。 それではフシギダネをよろしく頼むね。」
          サトシ「ああ、俺はこいつを大事にするよ!」
          ミドリ「フシギダネ、元気でね!」
          フシギダネ「ダネ!」
          カスミ「ナゾノクサ、貴方も元気でね!」
          ナゾノクサ「ナゾ!」
          タケシ「あのーミドリさん! よろしければ...」
          ミドリ「ありがとう、でも私一人にいられるから大丈夫わ。」
          タケシ「そ、そうですか...」
          タケシは落ち込んだ。
          サトシ「それじゃあ、俺達はもう行きます!」
          ミドリ「さようならー! また来てねー!」
          ロケット団とリユニオンのレグナを倒し、フシギダネもゲットしたし、いよいよ旅を続くサトシ達。 それ
          からサトシ達はこの迷い道に出られるのか?
          続く!