第二十話 ゼニガメ団登場!
          サトシはヒトカゲをゲットし、再び25番道路へ向う! ところが...

          サトシ「ん? うわ!?」
          ドサン! サトシ達は落とし穴に落ちた!
          シゲル「な、何だこれは!?」
          ブルー「何で私達はまた落とし穴に落ちなきゅいけないのよ!?」
          カスミ「またロケット団の仕業!?」
          タケシ「とにかくここから出よう!」
          サトシ達は落とし穴から出た。
          サムライ「ふう、やっと出たでござる。 ん?」
          アキラ「な、何だあれは!?」
          サトシ「あ、あれは!?」
          サトシ達の目の前にサングラスをしたゼニガメ達がいた!
          全員「ゼニガメ!?」
          ポケモン図鑑「ゼニガメ・亀の子ポケモン・長い首を甲羅の中に引っ込める時勢いよく水鉄砲を発
          射する。 水面から水を噴射して餌を取る。 危なくなると甲羅に手足を引っ込めて身を守る。」
          サクラ「まさかこの子達がやったわけではないでしょうね?」
          アヤメ「そうでもないみたいよ。」
          ボタン「でもなんか悪い性格してるみたい。」
          サトシ「これもラッキー! 俺こいつも欲しかったんだよ! よし、こうなったらゲットだぜ! ピカチュ
          ウ、「電気ショック」だ!」
          ピカチュウ「ピーカーチュウー!!」
          ビリリリリリ!! ピカチュウの「電気ショック」!
          ゼニガメ2「ゼニーー...」
          ゼニガメ1「ゼニ!? ゼニガメガ!?」
          ピカチュウ「ピカ! ピカピカチュウ!」
          ゼニガメ1「ゼニーーー!!」
          ピカチュウ「ピカーーー!!」
          ブルーザー「うーーーーん、何言ってるかさっぱり分からん。」
          ジュン「サトシさん、僕も手伝ってもいいですか?」
          サトシ「あ、いいぜ! お前のウツドンなら何とか...」
          ウーーウーーウーーウーー! いきなりサイレンが聞こえて来た!
          ゼニガメ1「ゼニ!? ゼニゼーニ!」
          ゼニガメ3「ガメ!」
          ゼニガメ達はゼニガメ2を持ち上げた。
          ゼニガメ達「ゼニゼーニーーーーー!!」
          ゼニガメ達は逃げた。
          シャワーズ「今のは何だったんだろう?」
          ジュンサー「君達、大丈夫?」
          サトシ「ジュンサーさん!」
          ジュンサー「どうやら無事みたいね。」
          カスミ「ジュンサーさん、今のは?」
          ジュンサーさん「ああ、あれね。 あれは「ゼニガメ団」て言う軍団なの。」
          全員「ゼニガメ団?」
          ―交番―
          ジュンサー「ゼニガメ団はいつも物を盗んでいるポケモン達なの。 壁に落書きしたり、お店の物を
          盗む悪いポケモン達なの。 今でも警察である私には捕まえ難いポケモン達だけどね。」
          セイヨ「まさかあのゼニガメ団って、ロケット団の物なの?」
          ジュンサー「そうでもないわよ。 あれは野生のポケモン達だと思うわ。」
          ブルーザー「野生としては怪しいな。」
          クリスティ「あれってロケット団の物よ! きっとそうかも知れないわ!」
          カルロス「でもあいつらがロケット団のポケモンだとしたら、証拠が必要だぜ。」
          コゴロウ「そう、今でも証拠は一つもねえぜ。」
          サトシ「それはそうだよな...」
          ―外―
          草地の中にロケット団がいた。
          ニャース「あいつらはあそこにいるニャ!」
          コジロウ「よし! もしも奴等が交番から出たら、ピカチュウとシャワーズゲットだぜ! 今すぐに罠を
          作ろう!」
          ムサシ「ちょっと待って! その前にお昼ご飯食べましょ! どうせお腹すいちゃったし。」
          コジロウ「それはいいな! それじゃあランチタイムにするか!」
          ニャース「オッケーニャー! ウニャ?」
          ムサシ「どうしたの、あ!」
          ロケット団の目の前にゼニガメ団がいた。
          ゼニガメ1「ゼニゼーニ!」
          コジロウ「何だよ、飯なんか別けねえぞ!」
          ゼニガメ団「ゼニ! ブーーーーー!!」
          バシャ! ゼニガメ団の「水鉄砲」!
          ロケット団「ぶわ!?」
          ドサ! ロケット団は倒れた!
          ムサシ「アーーウチ...」
          コジロウ「ばたんきゅーーーー...」
          ニャース「ウニャーーース...」
          ゼニガメ団は飯を食べていた。 その時ロケット団は紐に巻いてて木にぶら下がっていた。
          ムサシ「ちょっと! それ私達のお昼ご飯なのよ!」
          コジロウ「俺達はハングリーなんだよ! 俺達のランチ盗むな!」
          ゼニガメ1「ゼーニゼニ!」
          ニャース「あいつらニャー達を馬鹿にしてるニャ!」
          コジロウ「くそーー! どうすれやいいんだ!?」
          ニャース「ここはニャースに任せるにゃ! おミャーら! もしもニャー達をここから出してくれるニャら、
          いい事を教えてあげるにゃ!」
          ゼニガメ団「ゼニ?」
          ニャース「そうすれば、おミャー達は世界一のナンバー1のゼニガメ団になれるニャ!」
          ゼニガメ団「ゼニー!」
          ゼニガメ団は縄を解いてくれた。
          ムサシ「やっと出られたわね。」
          コジロウ「でも腹減ったな...」
          ニャース「よく縄を解いてくれたニャ! それじゃあいい事教えてやるニャ!」
          ―一方サトシ達―
          カスミ、サクラ、アヤメとボタンは釣りをしていた。
          カスミ「なんか釣れるかなー?」
          サクラ「いいポケモンが釣れるといいわ。」
          アヤメ「そうね、いいポケモンいないかな?」
          ボタン「ゼニガメが釣れたらいいけど...」
          バシャーン! ゼニガメ団のゼニガメが現れた!
          ブレイク「おお! ボタンの言う通りゼニガメを釣れたぜ!」
          サトシ「え!?」
          ゼニガメ「ゼニ、ブーーーー!!」
          バシャ! ゼニガメの「水鉄砲」!
          アシュラ「うわっ! 何するでござるか!?」
          ゼトラ「くそー、びしょぬれだぜー!」
          ゼニガメ「ゼーニゼニゼニゼニ!」
          サトシ「やったなー! ピカチュウ、行け!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          ゼニガメ「ゼーニ!」
          ドカ! ゼニガメの「体当たり」!
          ピカチュウ「ピカ!?」
          バッシャーン! ピカチュウが池の中に落ちた!
          サトシ「あっ!! ピカチュウ!!」
          バシャーン! 野生のトサキントが現れた!
          カスミ「あれは野生のトサキントだわ!」
          シャワーズ「ピカチュウ、今助けに行くから!」
          ゼニガメ「ゼニゼニー!」
          ドカ! ゼニガメの「体当たり」!
          シャワーズ「うわーーー!!!」
          バッシャーーン! シャワーズも池の中に落ちた!
          サトシ「シャワーズ!」
          トサキント「トサキン!」
          バキ! トサキントの「角で突く」攻撃!
          ピカチュウ「ピカーーーー!!!」
          シャワーズ「うわーーーー!!!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ!」
          カルロス「俺がトサキントを倒すぜ! モンスターボール、行けー!」
          ポン! コロコロ、コロコロ...シュウーーーー...
          セイヨ「うそ、トサキントを弱らせないでゲットしたわ...」
          カルロス「これでよしっと! で、誰が欲しい?」
          ブルー「私が欲しいわ!」
          カルロス「それなら、ほれ! トサキントはお前の者だぜ!」
          ブルー「やったー! トサキント、ゲッ...え!?」
          気が付いたらサトシ達紐に巻いていた!
          サトシ「な!? いつのまに!?」
          ブルーザー「何だこれは!? たった1秒よりも直ぐに巻いてやがる!?」
          ニャース「これはこれはみなさん! おそろいでようこそニャ!」
          全員「ニャース!?」
          ニャース「ゼニガメ団、よくやったニャ! それではこいつらを直ぐにお前達のアジトに連れた行くの
          ニャ!」
          ―ゼニガメ団のアジト―
          サトシ「くそー! この縄を解け!」
          ニャース「うるさいニャ! 黙らないと痛い目にあうニャ!」
          タケシ「ゼニガメ団、お前達は騙されてるんだ! 俺達をこの縄から出せ!」
          ニャース「言っても無駄ニャ! どうせ信じてくれニャいニャ!」
          シゲル「くそー! ロケット団めー!!」
          タケシ「あっ!! サトシ、ピカチュウとシャワーズが大変だ!」
          サトシ「え!?」
          サトシは檻の中に入ってるピカチュウとシャワーズを見た。
          カスミ「まずいわ、このままじゃピカチュウとシャワーズは死んでしまうわ!」
          サムライ「誰か傷薬持ってるでござるか!?」
          ブルー「持ってないわよ!」
          サトシ「ゼニガメ団、頼む! 俺をこの縄から出してくれ! 今ピカチュウとシャワーズが大変なん
          だ! 町に行って傷薬買うだけでもいいから、俺をこの縄から出してくれ!」
          コゴロウ「俺も行く! サトシに危険な目に合わせねえぜ!」
          ニャース「んな事言っても逃げる気だにゃ!」
          サトシ「そんな事はしない! 早くしないとピカチュウとシャワーズが大変なんだ! だから、この通
          り...!」
          サトシは涙を流した。
          ゼニガメ1「ゼニ...」
          ゼニガメ1はサトシの縄を解いた。
          サトシ「ありがとう、ゼニガメ!」
          コゴロウ「ついでに俺もだ! 俺は逃げねえから!」
          ゼニガメ1「ゼニ!」
          ゼニガメ1はコゴロウの縄を解いた。
          ニャース「それじゃ町に行って傷薬買いに行けニャ! ただしもしもここに戻らニャかったらこの女は
          死刑にするニャ!」
          カスミ「何で私が死刑にしなきゃならないのよ!?」
          ニャース「ニャ!?」
          サトシ「分かった! カスミ、心配するな! 俺は必ずここに戻ってくるぜ! 絶対に!」
          カスミ「サトシ...」
          コゴロウ「じゃあサトシ! 行くぜ!」
          サトシ「おう! みんな、俺を信じろ! カスミ、俺は絶対にここに戻ってくるからな!」
          サトシとコゴロウは行ってしまった。
          カスミ「サトシ...ありがとう。」
          カスミも泣きそうになった。
          ニャース「(行ってみるもんニャら行ってみろニャ! その時ニャー達はもうここにいないからニャ!)」
          ―アジトの放れ―
          コゴロウ「サトシ、お前カスミの事好きなのか?」
          サトシ「な、何言ってるんだよ!?」
          コゴロウ「今の効いたぜ! 何か劇場ドラマって感じだぜ!」
          サトシ「あのなー...まあ、本当は好きなんだけどさ。 言っとくけど、この事はみんなに言うんじゃ
          ねえぞ!」
          コゴロウ「はいはい! 分かりましたよ! ここは俺達だけの秘密ってとこかな?」
          サトシ「まあ、そうだけど。 とにかく早くしないとカスミは多分...」
          コゴロウ「心配するな! ゼニガメ団はそう言う風な殺人鬼じゃねえとおもうぜ。 俺の考えが正しけ
          れば、あいつら殺人はしねえかもな!」
          サトシ「そうだったらいいんだけど、この事をジュンサーさんに知らせたいけど、その事は出来ない
          ぜ。」
          コゴロウ「もうとっくに知らせてるよ!」
          サトシ「え!? どうして知ってるんだよ!?」
          コゴロウ「あの時交番に出る前に、俺はジュンサーさんに盗聴器と発信器のマシンをあげたから
          な! あれさえあれば、俺達は今どこに入るか、何を言ってるか分かるんだ! ジュンサーさんなら
          今の話と行ってる場所が分かるみたいだからな!」
          サトシ「でもどうやってジュンサーさんがその事を知ってるんだ? 一体どこで盗聴器と発信器を隠
          したんだ?」
          コゴロウ「ふっふっふ...教えてやろうか? 実は盗聴器と発信器は俺のバンダナの裏にあるんだ
          よ!」
          サトシ「バンダナの裏!?」
          コゴロウ「もしも俺のバンダナの裏に隠せば、ニャースとゼニガメ団はそれを気付かないはず! そ
          してジュンサーさんは俺達の居場所と声が分かるんだよ!」
          サトシ「さすがコゴロウ! すげーアイディア作じゃねえか!」
          コゴロウ「まあ、俺は盗賊団の一人! スパイなら俺に任せろ!」
          サトシ「とにかく急ごう!」
          コゴロウ「おう!」
          ―吊り橋―
          サトシ「吊り橋に着いたんだけど...」
          コゴロウ「ボロだな...」
          サトシ「でも町に行くのはこれしかねえな! 渡ろう!」
          サトシとコゴロウは橋を渡った。
          コゴロウ「なあ、サトシ。 覚えてるか?」
          サトシ「何が?」
          コゴロウ「隠れ里の吊り橋だよ。 あれって橋を落ちるようにする罠だったよな? それからロンドン
          橋って知ってるか? あれって昔ロンドンの橋が落ちたと言う事があったんだぜ。 もしもこの橋は隠
          れ里とロンドンのように...」
          ブチ! 吊り橋の紐が切れた!
          サトシ「うそーーーー!? うわーーーーー!!!」
          コゴロウ「だーははははは!!! やっぱり言うんじゃなかったーーーーー!!!」
          ドッバーーーーン! サトシとコゴロウは川に落ちて流されて行った。
          ―町―
          サトシとコゴロウは川からようやく出て行き、やっと町についた。
          サトシ「や、やっと付いたぜ...」
          コゴロウ「い、急いで傷薬を...」
          サトシとコゴロウはフレンドリィショップに行った。
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ! 待ってろよ、今すぐに傷薬を...」
          バン! サトシはドアに当たった!
          サトシ「うぎゃーーーー...」
          ドサ! サトシは倒れた! ドアを開けたのはイエローだった!
          コゴロウ「ゲッ!! イエローじゃねえか!? まずい、早く隠れないと!」
          コゴロウはサトシを持ち上げて樽の中に隠れた。
          イエロー「あれ? 今サトシさんの声がしたような...気のせいかな?」
          イエローは行ってしまった。
          コゴロウ「ふう、危ないところだった。 何でイエローがこんな所にいるんだ?」
          その時謎の2人組みがショップに入った。
          コゴロウ「何だあいつら?」
          サトシ「う、あ、あれ?」
          コゴロウ「やっと目が覚めたか。」
          サトシ「いててて、一体何だったんだ? それに、何で俺はコゴロウと一緒に樽の中に入ってるん
          だ?」
          コゴロウ「いやー...色々と会ってね...」
          女の人「きゃーーーーーーー!!!」
          2人「な!?」
          ショップの中に女の人の悲鳴声がした!
          サトシ「な、何があったんだ!?」
          コゴロウ「そうか、あの2人組みはまさか! サトシ、あの窓のから覗いて見よう!」
          サトシとコゴロウは窓から覗いた。 中にはバズーカとマシンガンを持ったムサシとコジロウがい
          た!
          サトシ「ロケット団! あいつらお客さんを撃つ気だな!」
          コゴロウ「心配するな。 あの武器はニセモノだ。」
          サトシ「え? 何で知ってるの?」
          コゴロウ「あれはプラスティック性のモデルだよ。」
          ムサシ「さあ動くんじゃないわよ! さっさとここの火薬を渡しなさい!」
          店員「それはなぜだ!?」
          コジロウ「お前達がいつも困ってるあの馬鹿なゼニガメ団を潰すためだよ! ありがたく思いな!」
          サトシ「ゼニガメ団を潰すためだって!?」
          コゴロウ「そうか! 俺達はゼニガメ団の罠にはまってしまっただけではなく、ゼニガメ団はロケット
          団の罠にはまってしまったんだ!」
          サトシ「そういう事だったんだ!」
          ムサシ「確かに火薬は頂いたわよ!」
          コジロウ「それじゃあ俺達はこの辺で失礼するぜ!」
          ロケット団は逃げた!
          店員「な、何だったんだ? 今のは?」
          サトシ「あいつら一体火薬を何にするんだ?」
          コゴロウ「とにかく早く傷薬を買おう!」
          サトシとコゴロウはショップの中に入った。
          サトシ「すみません! 傷薬を...な!?」
          店員と客達は拳銃を持ち、サトシとコゴロウに向ってる!」
          コゴロウ「お、おい! 何する気だ!?」
          客1「お前達はロケット団の仲間だな!?」
          店員「今度は逃がさないぞ!」
          サトシ「ちょっと待ってくれよ! 俺は傷薬を買うためにここに来たんだよ! ロケット団じゃないんだ
          って!」
          客2「じゃあ証拠でもあるのかよ!?」
          サトシ「証拠って、あのなー!」
          コゴロウ「はいはいはい! 馬鹿な真似はこれでお終いにして、落ち着きましょうよ!」
          客3「何んだとー!?」
          コゴロウ「だから落ち着けって言ってんだよ! 俺達は通り掛かりの者だ! 俺の名はコゴロウ! そ
          してこいつはサトシ! 俺達はロケット団ではなく、正義の戦士なのだ! さて何かしましょう! みな
          さんが今持ってるものは何でしょうか?」
          客4「それは拳銃でしょう? 一体何をするのよ!?」
          コゴロウ「いけねえな! 女の人が拳銃を持つなんて、女の人がそんな物を持つと危険な目にあい
          ますよ! しかもそれじゃあ、嫁に行けませんなー。」
          客4「何ですってー!?」
          コゴロウ「それでは試しにしてみましょう。 一度でもいいから拳銃を壊してみてください!」
          客5「何言ってんだお前は!?」
          コゴロウ「いいから壊してみろと言ってんだよ!!」
          客5「ひっ! わ、分かったよ! やってみるよ! どうせ壊す事も出来...」
          バキ! 拳銃は折れた!
          客5「な、何!? 拳銃が折れた!?」
          店員「何!? でもみんなが持ってるのは全部本物のはず!?」
          コゴロウ「残念でした! 実は俺の横に樽があるでしょう? 中は全部本物! みんなが持ってるの
          は全部ニセモノのモデルガンでーす!」
          全員「何!?」
          客1「そう言えば、なんだか軽かったし...」
          客2「プラスティックのような形をしてたし...」
          客3「でもいつのまに!?」
          客4「どうやってそんな事を出来たの!?」
          コゴロウ「ロケット団がいた時、俺とサトシは窓から覗いてた。 その時俺は客達の後ろのベルトに
          拳銃が挟まり、シャツの中に隠してたり、店員さんのカウンターの下に隠していたんだよ。 そこで
          俺は武器をニセモノに変えたんだよ!」
          客5「でもどうやってすり変えたんだ!? あの時お前の姿は見えなかったぞ!」
          コゴロウ「それはこいつだよ!」
          コゴロウの手にモンスターボール3個持っていた。
          サトシ「あーー!! それは俺のモンスターボール! いつのまに!?」
          コゴロウ「この中にコラッタ、サンドとパラスがいるんだ。 こいつらでこっそりお前達の武器をすり変
          えたんだ! こいつらは小さいからよく見え難いんだぜ! まあ、ロケット団が持ってた武器もニセモ
          ノだし、これでいいだろ?」
          店員「すごい。 気付かなかったよ。」
          サトシ「何で俺のポケモンを勝手に取るんだよ!? それをするんなら自分のでやれよ!」
          コゴロウ「仕方ないだろ! 俺の奴はそれ以上でかいんだ! 今返すからいいだろ?」
          客1「じゃあ君達はロケット団じゃないんだね。」
          サトシ「前から何回も言ってるんだけど。」
          客2「ははは...ごめんな! 疑っちまって。」
          コゴロウ「いいんだよ、どうせ勘違いする事もあるんだからさ。」
          店員「すみませんでした。 私達は貴方達にとんでもない事をしてくれました。 確か傷薬が必要だ
          ったですね? 変わりにただで買ってもいいですよ!」
          サトシ「ただで!? やったー! ありがとう!」
          客4「それから確か女は拳銃を持ってはだめって言ったよね? 今度は使わない事を誓うわ。」
          コゴロウ「それならいいけどな! ん?」
          ジュンサー「サトシ君、コゴロウさん! やっぱりここにいたのね!」
          サトシ「ジュンサーさん! 来てくれたんですか!」
          ジュンサー「まあ、コゴロウさんからくれた盗聴器と発信器のおかげよ! とにかく早くゼニガメ団の
          アジトに行くわよ!」
          サトシ「はい!」
          サトシとコゴロウはジュンサーのバイクに乗り、急いでアジトへ向った。
          ―ゼニガメ団のアジト―
          ジュンサー「この洞窟に行けば、アジトに着くわ! ここから近道だから!」
          サトシ「ありがとう! よし、行くぜ!」
          コゴロウ「おう!」
          サトシとコゴロウは洞窟の中に入った。
          コゴロウ「この洞窟暗いな。 明かりを付けるか! 忍法、「火遁の術」!」
          ブォ! コゴロウの手から炎の玉が出てきた!
          聖剣図鑑「ニンジャの得意魔法「火遁の術」。 炎の術で、炎の壁を作ったり、溶岩を作ったり、炎
          の竜巻も作る事が出来る。 他にもこの術は一瞬に消える事も出来る術である。」
          サトシ「すげえよ、コゴロウ! こんな術も持ってるなんて!」
          コゴロウ「驚いてないで早く進もうぜ!」
          その時道の奥の方に光が見えた。
          サトシ「あっ! あそこにローソクの光が見えるぜ! あそこがカスミ達が入る場所だ!」
          サトシとコゴロウはやっとゼニガメ団の居場所に付いた。
          コゴロウ「やっとつい、あっ!!」
          気付いたらカスミ達がいなかった!
          コゴロウ「カスミ達がいねえ! これはどういう事だ!?」
          サトシ「まさかカスミはもう...」
          コゴロウ「くそー!! とにかくここから出よう!」
          サトシとコゴロウはアジトから出た。 外にはゼニガメ団がいた。
          コゴロウ「あっ! ゼニガメ団だ!」
          サトシ「こら、ゼニガメ団! お前らなんてことしやがったんだ!?」
          ゼニガメ団「ゼニ!?」
          コゴロウ「貴様らよくもカスミを死刑にしやがったな!」
          サトシ「ちゃんと戻ってくると言ったのに! 何でカスミを...」
          カスミ「サトシ、コゴロウ!」
          コゴロウ「え!?」
          サトシ「カ、カスミ!?」
          そこにはカスミ達もいた。
          カスミ「よかった、みんな無事で...」
          サトシ「カスミ、無事だったのか!?」
          カスミ「当たり前よ! それより傷薬は?」
          コゴロウ「ああ、2個持ってきたぜ。」
          シュウーーー! カスミはピカチュウとシャワーズに傷薬を使った。
          サトシ「でもカスミが死刑にならなくてよかった。」
          コゴロウ「でもなんで死刑にならなかったんだ?」
          カスミ「ゼニガメ達はそんな事をしないのよ。」
          サトシ「え?」
          タケシ「ゼニガメ団は盗みはするが、殺人はしないんだってよ!」
          コゴロウ「やっぱりか。 俺が思ってた通りだぜ。」
          ドカーーーーン! いきなり爆発音が聞こえた!
          シゲル「な、何だ!?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブルーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          サトシ「やっぱりここに来たな、ロケット団!」
          コゴロウ「気を付けろよ、みんな! あいつらは爆弾持ってるぜ!」
          全員「爆弾!?」
          ムサシ「その通りよ! 今度の私は前と違うわよ!」
          コジロウ「と言うわけで、ピカチュウとシャワーズは俺達の物だ! お前達はこれでも受けとりな!」
          ポイポイ! ロケット団は爆弾を投げた!
          サトシ「ヤバイ! みんな逃げろー!」
          ドカーーーーーン! 爆弾は爆発した!
          ニャース「それではさらばニャー!」
          ニャースはピカチュウとシャワーズを抱えながら気球に乗った!
          サトシ「ピカチュウ! シャワーズ!!」
          ブルーザー「とにかくここにいたら危険だ! みんなアジトの中に入るんだ!」
          サトシ達はゼニガメ団のアジトに入った。
          ゼニガメ1「ゼニゼニー!」
          サトシ「あっ!! ゼニガメ!」
          サトシはゼニガメの所に行った!
          ドカーーーーーン! 爆弾はサトシの近くに爆発した!
          カスミ「サトシーーー!!!」
          サトシはまだ無事に生き、ゼニガメを守った。
          サトシ「ぐっ! ゼニガメ、大丈夫か?」
          ゼニガメ1「ゼニ!?」
          サトシ「俺の事はかまうな! 早く...ここから逃げろ!」
          コジロウ「ほーらよ!」
          ポイ! コジロウは爆弾を投げた!
          カスミ「サトシ! 危ない!!」
          シゲル「サトシ、逃げろ!」
          ブルー「早く逃げて!」
          サトシ「ゼニガメ、お前だけでも逃げろ!」
          ゼニガメ1「ゼニ...ゼニーーーーーー!!」
          サトシ「うわ!?」
          ゼニガメ1はサトシを持ち上げた! ゼニガメ1は泣きながら走った。
          ゼニガメ1「ゼニーーーー!!」
          ドカーーーーンドカーーーーン! ゼニガメ1はサトシを持ち上げながら次々の爆発をかわした! そ
          してようやくアジトの中に入った!
          タケシ「サトシ、ゼニガメ!」
          サムライ「無事でござあるか!」
          アキラ「でもサトシだけかなりひでえ傷をしてるぜ!」
          クリスティ「ここは私に任せて! この「蜂蜜ドリンク」を使えば、大丈夫わ!」
          サクラ「それって何なの?」
          カルロス「回復アイテムで、完全体力回復する事が出来るアイテムさ!」
          クリスティ「これを使えば何とかなるわ! 今回復するから、待っててね!」
          クリスティはサトシに蜂蜜ドリンクを使った! その時サトシの傷がなくなり、体力回復した!
          サトシ「う、あ、あれ? 傷がなくなった!」
          カスミ「サトシ、大丈夫なのね!? よかったー...」
          サトシ「そうだ、ロケット団!!」
          ムサシ「オーッホッホッホ! もうこれで私達の勝ちね!」
          コジロウ「今度は俺達が主役だぜ!」
          サトシ「そうはさせねえぜ!」
          ニャース「ニャ!?」
          ロケット団はサトシとゼニガメ1を見た。
          ムサシ「え!? うそ!? どうして!?」
          コジロウ「お前はもうやられたんじゃなかったのか!?」
          サトシ「そうだったけど、おかげで傷がなくなったぜ! 今度はおかいししてやるぜ! ゼニガメ、「水
          鉄砲」で気球に穴を開け!」
          ゼニガメ1「ゼニ! ブーーーーー!!」
          バシャ! ゼニガメ1の「水鉄砲」! 攻撃は気球に穴を開いた!
          ニャース「ニャーーー!? 気球に穴が!?」
          コジロウ「あっ!! しまった!!」
          コジロウはいきなりピカチュウとシャワーズを放した!
          サトシ「まずい! ピカチュウ、シャワーズ!」
          サトシは落ちたピカチュウとシャワーズを捕まえた!
          サトシ「ふう、危なかったぜ!」
          ロケット団「やな感じーーーーーーーー!!」
          カスミ「サトシ!」
          シゲル「大丈夫か!?」
          サトシ「ああ、大丈夫!」
          ブルー「あっ!! 大変だわ!」
          サトシ達は燃えてる森を見た!
          タケシ「山火事になってる! このままじゃ町も燃えてしまう!」
          ジュンサー「大変だわ!」
          アヤメ「あっ!! ジュンサーさん!」
          ボタン「来てくれたのですね!」
          ジュンサー「今盗聴器でここは山火事だって聞いたわ!」
          セイヨ「盗聴器!?」
          ジュン「それって何ですか?」
          コゴロウ「説明は後だ! とにかく早く火を消さないと!」
          サトシ「そうだ、いい事考えた! ゼニガメ団、「水鉄砲」で火を消してくれ!」
          ゼニガメ団「ゼニ! ブーーーーー!!」
          ゼニガメ団の「水鉄砲」! 「水鉄砲」のおかげで火は消された!
          サトシ「やっと火が消えた!」
          ジュンサー「すごいわ、ゼニガメ団!」
          ―町―
          ジュンサー「ゼニガメ団殿、貴方達は山火事で町を救ってくれたお礼に感謝状を渡します!」
          ジュンサーはゼニガメ団に感謝状を渡した。 住人達とサトシ達はゼニガメ団に拍手した。 その後
          住人達はゼニガメ団に消防団の征服を期させた。 こうしてゼニガメ団は町の消防団となった。一方
          サトシ達は町を出て旅を続ける事にした。 ピカチュウとシャワーズは無事に元気になった。 ところ
          が...
          カスミ「ねえ、あの子まだ付いて来てるけど。」
          サトシ達の後ろにゼニガメ2が付いて来た。
          ゼニガメ1「ゼニ...」
          サトシ「一緒に行くか? ゼニガメ?」
          ゼニガメ1「ゼニ!」
          ゼニガメ1はサングラスを取った。
          ゼニガメ1「ゼニーー!」
          サトシはゼニガメ1を抱いた。
          サトシ「これからもよろしくな、ゼニガメ!」
          ゼニガメ1「ゼーニ!」
          サトシ「ゼニガメ、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          サトシはようやくゼニガメをゲットした! そして次に向うのはクチバシティ!
          続く