第二十二話 電撃対決!クチバジム!
          サトシ達はポケモン研究かのマサキを助け、「船のチケット」を貰い、新たなポケモンもゲットし、い
          よいよクチバに向うところ。 そして迷い道から出るまで2週間...
          サトシ「や、やっと、やっと着いたー!」
          サトシ達はようやくクチバシティに到着! そしてここはクチバシティ。 クチバはオレンジ夕焼けの色
          で、港町のある町。 ここには港町もあり、ジムもある町である。
          全員「ばんざーい! ばんざーい!」
          カスミ「早くお風呂に入りたーい!」
          タケシ「服の洗濯もしたいし!」
          サトシ「それじゃあ、クチバシティジムにレッツ...」
          シゲル「ちょっと待ったー!!」
          ブルー「行く前にポケモンセンターに行かなきゃ!」
          サトシ「あ、そう言えば...」
          シャワーズ「疲れたーー...」
          ピカチュウ「ピカーー...」
          サトシ「こいつらも疲れてるな。 それじゃあ、行く前にポケモンセンターに行くか。」
          ―ポケモンセンター―
          サトシ「お願いします!」
          ジョーイ「はい、それではお借りします!」
          サムライ「おろろ...」
          ジョーイ「あら、貴方達も他の町に入るジョーイと思ってるみたいわね? 私はニビシティに入るジョ
          ーイの妹で、ハナダシティに入るジョーイの従姉妹なの。」
          タケシ「あれまー、どれもこれも美しい顔もしてるなー...」
          アキラ「同じだろ...」
          その時ポケモンセンターから男の子が出て来た。
          男の子1「待ってろよ、コラッタ! 今すぐに大丈夫になるからな!」
          サクラ「あら、あのコラッタものすごい傷してるわ。」
          アヤメ「何でだろう?」
          ボタン「でもかわいそうね。」
          ジョーイ「これで15匹目ね。」
          全員「15匹目!?」
          ジョーイはサトシ達に病室に連れてった。 そこには何匹も傷ついたポケモン達と一緒にいるトレー
          ナー達もいた。
          セイヨ「こ、これ一体!?」
          ジョーイ「これはクチバシティジムのジムリーダーからやられたポケモンなの。」
          ジュン「クチバシティジムのジムリーダーから!?」
          サトシ「ジムリーダー強いの?」
          カスミ「あら、あんたまさかやる気がなくなったの?」
          サトシ「なっ!? そんな事ねえよ!」
          カスミ「まあ、実力がなければ勝てるわけがないね!」
          サトシ「何だとー!?」
          ブルーザー「おいおい、ケンカはよしな!」
          クリスティ「ここは病室よ! ほら、見なさい!」
          トレーナー達はサトシ達を睨み付いた。
          サトシ「あ...」
          ジョーイ「でもケンカする人は仲のいい人と言うわよ。」
          2人「仲のいい!? ふん!」
          コゴロウ「(おい、サトシ。 お前カスミの事好きなのに、あんな事してもいいのか?)」
          サトシ「(大丈夫、さっきのは不利だから気にしない!)」
          カスミ「え? 何か言った?」
          コゴロウ「いやー、何でもない!」
          ピンピンピロリーン! 回復終了のチャイムが鳴った。
          ジョーイ「貴方のポケモンは回復したみたいわね!」
          ―メインホール―
          シャワーズ「うーん、このリンゴおいしいね!」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          サトシ「どうやらみんな回復し終わったみたいだな!」
          シャワーズ「あっ! サトシ!」
          ピカチュウ「ピカピ!」
          サトシ「それじゃあ、クチバジムに行くか!」
          ポケモンセンターからまた男の子が出て来た。
          男の子2「ポッポ、しっかりしろよ!」
          カルロス「またか。 クチバシティジムってそんなに強いのか?」
          ブレイク「分かんねえな。 あれだったら直ぐにやられるみたいな感じだな。」
          ピカチュウ「ピカ!? ピカチュウピカチュウ!」
          ピカチュウはなぜか嫌がってる!
          サトシ「ん? どうしたんだ?」
          シャワーズ「ピカチュウはさっきのポケモンみたいにボコボコされたくないんだって。」
          サトシ「うーん、そうだよな...そうだな! 勝てばいいんだよな!」
          サトシはピカチュウの足を引っ張りながらピカチュウはストレッチャーを掴んでいる。
          ピカチュウ「ピーーカーー!」
          サトシ「おい、ピカチュウ! やってくれよ!」
          ピカチュウ「ピーカ!!」
          ビリリリリリリ!! ピカチュウの「電気ショック」!
          サトシ「あぎゃーーーーー!!!」
          カスミ「これってケンカする人は仲のいい人って言ったわね?」
          タケシ「ああ、確かに...」
          ―クチバシティジム―
          サトシ「ここがクチバジムか...」
          シゲル「看板によれば、どうやら電気ポケモン使いだな!」
          ブルー「ここって強いリーダーがいるのかしら?」
          アキラ「分かんねえな、でも勝つ自信があるかもしれねえぜ!」
          アシュラ「シャワーズじゃ戦える事は出来ないでござるな!」
          シャワーズ「そうみたいね。」
          サトシ「じゃあ、中に入ろう!」
          ???「ちょっと待った! 入る前に俺を倒してからだ!」
          ゼトラ「な、電気グループ!?」
          電気グループ「その通り! 俺は電気グループのライタ! お前達はジムリーダーのマチスと戦うん
          だな? だがその前に俺を倒してからにしておくぜ!」
          サトシ「しょうがねえな、こんな時に。 じゃあ、勝負するぜ!」
          ライタ「いいだろ、俺のポケモンはこのコイルだ!」
          コイル「キューン!!」
          ポケモン図鑑「コイル・磁石ポケモン・空中に浮いたまま移動して左右のユニットから電磁波などを
          放射する。 生まれつき重力を遮る能力を持ち電磁波を出しながら空中を移動。」
          サトシ「よし、俺のポケモンはこのピカチュウだ!」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          ライタ「電気対決だな? いいだろ! コイル、「電気ショック」!」
          コイル「キュルーーン!」
          ビリリリリリリ!! コイルの「電気ショック」!
          サトシ「ピカチュウ、「10万ボルト」だ!」
          ピカチュウ「ピーカーチュウー!!」
          ビリリリリリリリ! ピカチュウの「10万ボルト」!
          コイル「キューーーー...」
          ライタ「さ、さすがに強い。 分かった、ここから通っていいぜ。」
          サトシ「よっしゃー! 勝ったぜ! それじゃあ、さっそく中に入るか!」
          サトシ達はクチバジムの中に入った。
          サトシ「たのもー!」
          そこにはアーミースーツっぽい格好をした男と女の人がいた。
          サトシ「お、俺達は公式戦を受けに来た!」
          助手1「リーダー、また挑戦者が来たぜ!」
          ???「ふっ! またトレーナーが来たな!」
          サトシ「な!?」
          ???「ウェルカムトゥクチバジム! 俺の名はマチス! あだ名はイナズマアメリカンだ!」
          シゲル「で、でかい...」
          ブルー「大きすぎる...」
          アキラ「俺は背によって負けるとは...」
          カルロス「何アホな事言ってるんだ?」
          マチス「さて、フーイズマイチャレンジャーだ?」
          サトシ「イッツミーだ!」
          マチス「ホワット? へーイ、ベイビー!」
          サトシ「ベイビーじゃない! 俺はマサラタウンのサトシだ!」
          シゲル「同じくシゲル!」
          ブルー「同じくブルー!」
          アキラ「俺は違うけど25番道路から来たアキラだ!」
          マチス「はっ! 俺といつも戦ってる奴はいつもベイビーだぜ! ん?」
          ピカチュウ「ピ?」
          マチス「ホワット? ピカチュウ? おいエブリバディー! ピカチュウを持ってるのはやっぱりベイビー
          だぜ! ハッハッハッハ!」
          マチスと助手達は笑った。
          サトシ「何がおかしいんだ!?」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          マチス「ならば俺のポケモンを見せてやろう! ゴー、モンスターボール!」
          ???「ラーイ!」
          ピカチュウ「ピ!?」
          シャワーズ「こ、これは、ライチュウ!」
          ポケモン図鑑「ライチュウ・ねずみポケモン・ピカチュウが雷の石を与えると進化する。 電撃は10万
          ボルトに達する事もあり下手に触るとインド象も気絶する。 体に電気がたまってくると攻撃的な性
          格に変わる。 暗い所で光って見える。」
          マチス「こいつは俺のナンバー1ストロングなポケモンなのさ! ユーのポケモンじゃ俺に勝てる訳
          がないだろ!」
          サトシ「何だと!? 俺のピカチュウは一番強いんだぞ!」
          マチス「甘いな! ポケモンは進化するとストロングになるんだ! 進化する方が一番ストロングなん
          だぜ!」
          サトシ「進化しなくてもそのまま強いんだよ! 俺はこのピカチュウが大好きなんだ!」
          マチス「まだ分からないベイビーだな! ユーの持ってるドールの様なポケモンじゃ、俺のポケモン
          に勝てる事もないぜ!」
          サトシ「何だとー!?」
          ピカチュウ「ピカ! チュウー!!」
          ピカチュウは怒り出した!
          サトシ「ピカチュウ?」
          タケシ「どうやら本気に行きたいみたいだ!」
          カスミ「でもピカチュウはライチュウに勝てるの!?」
          シゲル「分からねえが、やってみるしかねえな! サトシ、絶対に勝てよ!」
          サトシ「ああ! ピカチュウ、がんばれよ!」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          マチス「ふん! 諦めのないボーイだな!」
          ―バトルステージ―
          マチス「確かユーはマサラタウンから来たと言ったな? 同じくここに来たボーイも俺に勝ってしまっ
          たぜ!」
          サトシ「やっぱりイエローだな? オーキド博士が言った通りだ!」
          マチス「それじゃあ、バトルスタートしようぜ!」
          助手1「それではバトルを始めます! クチバジムリーダーマチス、使用ポケモンライチュウ! 挑戦
          者サトシ、使用ポケモンピカチュウ!」
          助手2「時間無制限、攻撃開始!」
          サトシ「ピカチュウ、「電気ショック」だ!」
          ピカチュウ「ピーカチュウーー!!」
          ビリリリリリリリ! ピカチュウの「電気ショック」! しかし効果はなかったみたい...
          ピカチュウ「ピカ!?」
          サトシ「何!? 効かない!?」
          マチス「無駄だ! ユーのピカチュウの攻撃は俺のライチュウにノーエフェクトだぜ! ライチュウ、本
          当の「電気ショック」を奴に見せてやれ!」
          ライチュウ「ラーイチュウーーー!!!」
          ビリリリリリリリ!! ライチュウの「電気ショック」!
          ピカチュウ「ピカーーーーーー!!!」
          サトシ「ピカチュウ!!」
          マチス「だから言っただろ? ユーのピカチュウは俺のライチュウに勝てるわけがないと!」
          タケシ「サトシ、ポケモン変えた方がいい!」
          サトシ「え?」
          タケシ「ピカチュウを戻した方がいい! 奴のレベルが違いすぎる!」
          サトシ「分かった! 戻れ、ピカチュウ!」
          ピカチュウ「ピッ!!」
          ピカチュウは嫌がってる!
          カスミ「まさかこのまま戦う気!?」
          サムライ「これじゃあ、ピカチュウがボコボコにされてしまうでござる!」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          サトシ「やめろ、ピカチュウ!!」
          マチス「まだ戦う気か? 無駄だ! ライチュウ、「メガトンパンチ」!」
          ライチュウ「ラーイ!」
          バキ! ライチュウの「メガトンパンチ」!
          マチス「次は「メガトンキック」!」
          ライチュウ「チュウー!!」
          ドカ! ライチュウの「メガトンキック」!
          ピカチュウ「ピカーーーー!!!」
          ―外―
          ロケット団はジムの窓を覗いた。
          ムサシ「あらー、これは大変だわねー! あのピカチュウはあのライチュウにボコボコされてるわ
          よ!」
          コジロウ「このままじゃ俺達が出る出番がなくなっちまうぜ!」
          ニャース「だから座ってるのニャ!」
          バキバキ! ムサシとコジロウはニャースを殴った!
          ニャース「ニャーーー...」
          ムサシ「ちょっとピカチュウ、ちゃんとやりなさいよ!」
          コジロウ「そうだそうだ! がんばれよって、俺達応援してないか?」
          ―中―
          マチス「それじゃあ、とどめだ! ライチュウ、「10万ボルト」!」
          ライチュウ「ラーイチュウーーーー!!」
          ピカチュウ「ピカーーーーーー!!!!」
          サトシ「ピカチュウ!!!」
          ―数時間後―
          ここはクチバのポケモンセンターの病室。
          ピカチュウ「ピ....」
          サトシ「ピカチュウ! よかった、無事で...」
          ピカチュウ「ピ、ピッ!」
          ピカチュウはそっぽを向いた!
          サトシ「ピカチュウ...」
          タケシ「完全ショックだっただろうな、あのライチュウに負けたからな。」
          サクラ「でもピカチュウはかわいそうだわ。」
          アヤメ「そうよね、ボコボコにされたから。」
          ボタン「これじゃあ勝てる方法はないって事だわ。」
          ジョーイ「でも方法はあるわ!」

          サトシ「あ、ジョーイさん!」
          ジョーイ「これ使ったらどうかしら?」
          サトシ「これは?」
          カルロス「これは「雷の石」じゃねえか! 何かあの「月の石」と同じだぜ!」
          ジョーイ「これを使えば、ピカチュウはライチュウに進化するわよ!」
          サトシ「そうか、これを使えば...」
          ジョーイ「でも使う前に気を付けた方がいいわよ!」
          サトシ「え?」
          セイヨ「進化したらもう二度と元に戻れないのよ!」
          ジュン「トレーナーにとっては考えなきゃいけない事ですからね。」
          サトシ「これを使えばピカチュウは進化する。 でも進化したら二度と戻れなくなる。 これじゃあ、無
          理だと思うけど。 なあピカチュウ、お前ならどうなんだ?」
          ピカチュウ「ピ?」
          ピカチュウは雷の石を見た。 その時ピカチュウは立ち上がった。
          シャワーズ「あっ! だめだよ、立ち上がっちゃ!」
          ピカチュウはまだ雷の石を見ていた。
          ピカチュウ「ピ、ピッ!」
          バシ! ピカチュウは雷の石を叩き飛ばした!
          サトシ「あっ! ピカチュウ?」
          ピカチュウ「ピカピカピカ! ピカピカピカチュウ! ピーッカ! ピカピーッカッチュウ!」
          ―外―
          ロケット団はポケモンセンターの窓を覗いた。
          ニャース「うーー、ニャかせるニャ!」
          ムサシ「ちょっと、ピカチュウはなんて言ったのよ?」
          ニャース「あのライチュウを倒すには、このままで倒したいと言ってるニャ!」
          ムサシ「え!? じゃあ、ピカチュウのままで戦うって言うの!?」
          ニャース「進化したらみんなが困るからだっと言ってるニャ!」
          コジロウ「さすが、男だね!」
          コジロウとニャースは泣いた。
          ブルーザー「このままでライチュウを倒すだと!?」
          クリスティ「そんなの無茶よ!」
          コゴロウ「ゼニガメやヒトカゲやフシギダネもだめなのか!?」
          サトシ「多分使える事は出来るけど、これはピカチュウとの問題なんだ! 無茶かもしれないけど、
          無理じゃない!」
          ピカチュウ「ピカピカチュウ!」
          ―外―
          ニャース「あのライチュウは自分で倒す! 他のポケモンの手は出さないでと言ってるニャ!」
          コジロウ「ちくしょー、泣かせるぜ!」
          ムサシはちょっと泣きそうになったが、ニャースとコジロウはまたまた泣いた。
          サトシ「よし、じゃあ今から特訓だ!」
          ピカチュウ「ピカ! ピ、ピカー...」
          ドサ! ピカチュウは倒れた!
          サトシ「ピ、ピカチュウ?」
          ジョーイ「まだピカチュウの回復は終わってないのよ。」
          サトシ「そうか...」
          ???「どうやらあのライチュウに勝ちたいんだな?」
          シゲル「な、その声は!?」
          サトシ「ライタ!?」
          ライタ「よっ! また会ったな!」
          タケシ「どうしてここに!?」
          ライタ「話は聞いた。 お前のピカチュウがあのライチュウにやられるとは、かなりショックだったな。
          俺はお前達の気持ちは分かるよ!」
          サトシ「ああ、でもどうやってあのライチュウを倒すか分からないんだ。」
          ライタ「俺なら分かるぜ!」
          カスミ「え!? ほんとなの!?」
          ライタ「ああ、電気ポケモンは岩と地面タイプのポケモンに弱い! 「岩落とし」や「穴を掘る」攻撃な
          ら楽勝だが、ピカチュウだけだと言うなら残念だけどな。 でももう一つの弱点ならある!」
          サムライ「あるのでござるか?」
          ライタ「俺しか知らねえが、マチスがピカチュウをゲットした時、直ぐにライチュウに進化したんだ。
          だったらあのライチュウ...」
          サトシ「え?」
          ―次の日―
          サトシ「よし、行くぜピカチュウ!」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          サクラ「ねえライタさん、この作戦で本当にライチュウを倒せる事が出来るの?」
          ライタ「大丈夫! あれならピカチュウは勝てますよ!」
          アヤメ「あら?」
          サトシ達の目の前に応援団の格好をしたロケット団が現れた!
          ボタン「何これ?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは、て違う違う!! それじゃない!!」
          ムサシ「あら、そうでした!」
          ニャース「我々はピカチュウを応援するために来た応援団であるニャ!」
          ロケット団「ウォッス!」
          ニャース「それではピカチュウはライチュウを倒すために応援するニャ!」
          ロケット団「フレー、フレー、ピッカッチュウ! フレ、フレ、ピカチュウ! フレ、フレ、ピカチュウ!」
          セイヨ「な、何なのこれ?」
          ジュン「さあ...」
          ニャース「それではがんばってくださいニャ!」
          ロケット団「さらばだー!」
          ロケット団は走って行った。
          アシュラ「何だったのでござるか?」
          ブレイク「分からんけど、応援ありがとな! ロケット団の人たち!」
          ニャース「ニャ!? ニャンでばれるのニャ!?」
          ロケット団「やな感じ!!」
          ゼトラ「最近変な奴等だな。」
          サトシ「よし、ピカチュウ行こう!」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          ―クチバジム―
          サトシ「たのもー!」
          マチス「おや、またカムバックしたようだな?」
          サトシ「もう一回公式戦に受けに来たぜ!」
          マチス「ふっ! いいだろ! リターンマッチなら受けてやるぜ! 俺のポケモンはもちろんライチュウ
          だ!」
          ライチュウ「ラーイ!」
          サトシ「俺のポケモンは当然ピカチュウだ!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シゲル「ちょっと待った! 俺からルールを説明しよう! もしも俺達が勝ったら、サトシとブルーとア
          キラと俺にバッジを貰うからな!」
          マチス「いいだろ、そのルール受けてやるぜ!」
          助手1「それではルールを説明します! ジムリーダーのマチスが負けたら、オレンジバッジ四人分
          さし上げます!」
          助手2「それでは、リターンマッチを始めます! ジムリーダーマチス、使用ポケモンライチュウ! 挑
          戦者サトシ、使用ポケモンピカチュウ! 時間無制限、攻撃開始!」
          サトシ「作戦通りに行け、ピカチュウ!」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          マチス「作戦? 面白い、ならばそのプランを見せてみろ! ゴー、ライチュウ!」
          ライチュウ「ラーイ!」
          バシ! ライチュウの「叩き付ける」攻撃!
          ピカチュウ「ピカ!!」
          サトシ「ピカチュウ!!」
          バシバシバシバシ! ライチュウの攻撃はまだ続けていた!
          マチス「次は「のしかかり」だ!」
          ライチュウ「ラーーイ!」
          ドッスン! ライチュウの「のしかかり」!
          ピカチュウ「チュウ!!」
          サトシ「ピカチュウ!! がんばるんだ!!」
          ―外―
          ロケット団はジムの窓を覗いた。
          ムサシ「うそ、まだやられっぱなしじゃないの!?」
          コジロウ「どうしてなんだ? 俺達の応援はまずかったのか?」
          ニャース「多分違うと思うニャ!」
          ―中―
          マチス「やっぱりノーグッドだな! ライチュウ、とどめだ!」
          ライチュウ「ラーーイ!!」
          シゲル「まずい!!」
          ブルー「危ない!!」
          サトシ「ピカチュウ、負けるなー!!」
          ピカチュウ「ピカ!!」
          シュン! ドサーン! ピカチュウは攻撃を素早くかわし、ライチュウは地面に倒れた!
          マチス「何!?」
          ライタ「サトシ、このまま続けるといいぜ!」
          サトシ「分かった!」
          マチス「くそ、ライチュウ! 攻撃を続けろ!」
          サトシ「ピカチュウ、攻撃をかわし続けろ!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シュン! ドスン! シュン! ドスン! ライチュウは何回も「のしかかり」したが、ピカチュウは攻撃を
          素早く攻撃をかわし続けた!
          サトシ「よおし、これならどうだ! ピカチュウ、「高速移動」だ!」
          ピカチュウ「ピーカーチュウ!」
          シュンシュンシュンシュン! ピカチュウの「高速移動」! ピカチュウはライチュウに回りながら走っ
          た!
          ライチュウ「ライ? ライ? ライ、ライ、ライ、ライライライライライライ、チュウーー...」
          ライチュウの目が回った!
          サトシ「ライチュウはピカチュウよりも早く動けない! これがライチュウの弱点なんだ!」
          マチス「アイキャントブリーブイット! でも勝負はこれからだ! ライチュウ、「10万ボルト」!」
          ライチュウ「ラーーイ、チュウーーーーー!!!!」
          ライタ「今だ、サトシ!」
          サトシ「ああ! ピカチュウ、今だ!」
          ピカチュウ「ピカ!!」
          ビリリリリリリリリリ!!!! ライチュウの「10万ボルト」! ライチュウの攻撃はジム中に当たっ
          た!
          カスミ「きゃーーーー!!」
          タケシ「うわっ!! これじゃあ危ないぞ!」
          助手1「ひっ!! 危ない!!」
          助手2「きゃっ!!」
          ロケット団「うわーー!!」
          電撃は止まった。
          マチス「ふう、ジ・エンドだな! な!? ホワット!?」
          そこにはしっぽに立ったままのピカチュウがいた!
          ブルーザー「こ、これは!?」
          ライタ「ピカチュウのしっぽをアース代わりにしたんだ! しっぽで地面に立つと、電気エネルギーを
          吸収出来るんだ!」
          マチス「くそー! ライチュウ、「電気ショック」だ!」
          ライチュウ「ラーイ、ラ? ラーーーーイ!!! ラライ??」
          マチス「ど、どうしたんだライチュウ!?」
          ライタ「さっきの攻撃ですべて電気を失ったぜ! これでチャンスだ、サトシ!」
          サトシ「ああ! ピカチュウ、「電光石火」!」
          ピカチュウ「ピーカ!!」
          マチス「こうなったら!! ライチュウ、「突進」攻撃!」
          ライチュウ「ラーーイ!」
          ドカ!! ピカチュウの「電光石火」!
          ピカチュウ「ピーーカチュウ!」
          バシ!! ピカチュウの「叩き付ける」攻撃!
          ライチュウ「ラーーーーイ....」
          ドサ! ライチュウが倒れた!
          マチス「オーノー!!」
          サトシ「やったー!! 勝ったぜーー!!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          マチス「そ、そんな馬鹿な...俺が負けるなんて...」
          サトシ「これで分かったか、マチス? 進化しなくてもそのまま強いと!」
          マチス「た、確かにそうだな。 仕方ない、俺がルーズしたと言うわけで...」
          ???「悪いが戦いはまだ終わってないぜ!」
          全員「え!?」
          ドカーーーーーーン! 壁が爆発した!
          シゲル「な、何だ!?」
          ???「はーっはっはっは!! お前がサトシだな? レグナから聞いたぜ! お前がレグナを倒した
          奴だとな!」
          サトシ「レグナ!? ま、まさかお前は!?」
          ???「そう! 俺はリユニオンソルジャーの一人! そして俺は雷モンスター使い、「雷電神軍団」
          の団長、ラトスだ!」
          マチス「ラトス!? サトシ、ユーこいつの事知ってるのか!?」
          サトシ「ああ、こいつは人間を殺し、町を潰し、世界を破壊しようとする悪の戦士達なんだ! 今はポ
          ケモンのエネルギーを狙ってるんだ! もしもエネルギーを奪ったら、そのポケモンは死ぬ! 多分
          マチスのライチュウを狙ってるかも知れないぜ!」
          マチス「ホワット!?」
          ラトス「おや、よく知ったな! 俺の狙いを当てるとはさすがに頭いいな! でも残念ながらお前達は
          俺を倒す事は出来ねえぜ! 邪魔をする奴はここで死なせてやるぜ!」
          助手1「何だと!?」
          ラトス「さあ、始めるか! イーグルガン、行けー!」
          イーグルガン「ギャオーーーーー!!」
          FF図鑑「イーグルガン・メカ鳥モンスター・神羅が作ったメカで、その素早さはまさに高い。 雷のよ
          うに早く動き、翼からレーザーなど発射する。」
          サトシ「こうなったら戦うしかねえ! ピカチュウ、頼むぞ!」
          ピカチュウ「ピ、ピカ!」
          ラトス「おっ? 電気ポケモン持ってるな? それならいいだろ! イーグルガン、殺っちまえ!」
          イーグルガン「ギャーーー!!」
          バギューン! イーグルガンの口から電気の玉を発射した!
          サトシ「うわ!? よけろ!」
          ドガーーーン! サトシ達は素早く攻撃をよけ、攻撃は地面に当たった!
          ラトス「ほほう、よくよけたな! だがこれならどうだ? イーグルガン、「ギャトリングレーザー」だ!」
          イーグルガン「ギャーーーオ!!」
          ドドドドドドドドド!! イーグルガンの「ギャトリングレーザー」!
          サトシ「わわわ、危ない!!」
          サトシ達は攻撃をよけ続けた。
          ―外―
          ムサシ「ちょっと、何なのあいつは!?」
          コジロウ「俺達と同じ悪役か?」
          ニャース「でもあいつバイオレンスが多すぎるニャ!」
          コジロウ「これは俺達が出る番じゃねえな!」
          ムサシ「とにかくサトシ達を応援しよう!」
          ニャース「してもいいのかニャ?」
          ―中―
          サトシ「はぁ、はぁ、はぁ...だめだ。 こいつは強すぎる!」
          ラトス「さあどうする? 降参するか?」
          サトシ「する、もんか!! こうなったらこれでどうだ!! コラッタ、イシツブテ! 出て来い!」
          コラッタ「コラッタ!!」
          イシツブテ「イシ!」
          カスミ「ちょっと、何する気なの!?」
          サトシ「ピカチュウ、「10万ボルト」だ!」
          ピカチュウ「ピカッチュウーーーー!!!」
          ビリリリリリリ!! ピカチュウの「10万ボルト」! だがイーグルガンは電気エネルギーを吸収して
          いる!
          ラトス「無駄だ! このイーグルガンは雷系のモンスターだ! 電気なんぞ効かないぜ!」
          サトシ「そう思ったら大間違えだ! コラッタ、砕けた壁を「必殺前歯」で削れ!」
          コラッタ「コラ!」
          ガガガガガ! コラッタの「必殺前歯」!
          サトシ「これで何とか岩を作り出した! イシツブテ、岩を奴に投げるんだ!」
          イシツブテ「アイヨ!」
          シゲル「サトシは一体何をしようとするんだ!?」
          イシツブテは岩をイーグルガンに投げた! バッキャ!! 岩に当たった瞬間足が折れた!
          イーグルガン「ギャッ!?」
          ラトス「な、何!?」
          サトシ「よし、効いてる! イシツブテ、どんどん岩を奴に投げるんだ!!」
          イシツブテは岩を投げ続けた! バキバキバキバキ!! 岩に当たる瞬間どんどん体にくっ付いて
          行く!
          アキラ「こ、これは一体!?」
          シャワーズ「そうか、あの岩の中に鉄の棒があるんだ! 鉄は電気に通すとくっ付く事も出来る!」
          ラトス「そうか、電気と鉄を当てると、磁石のようにくっ付く事が出来る! 強力な電気で鉄に通す
          と、くっ付く力は強くなる!!」
          イーグルガンの体にどんどん岩がくっ付いて行く!
          イーグルガン「ギャオーーーーー...」
          ドガーーーーーン! イーグルガンは爆発した!!
          サトシ「や、やったー!! イーグルガンを倒したぜー!」
          ラトス「くっ!! イーグルガンが負けるなんて、いいだろ! 今日はここで勘弁してやる! だがこれ
          で戦いが終わったと思うんじゃねえぞ! 今度また会ったら、この手でお前を倒してやるぜ! いつ
          かどこかで、また会おう! はーっはっはっはっは!!!」
          シュン! ラトスは突然消えた!
          マチス「た、助かったー...サンキュー、サトシ! 俺達の町を救ってくれて!」
          サトシ「いやー、いいんだよ! でもみんなも無事でよかったな!」
          マチス「ああ、そうだ! 俺から勝って、それからこの町を救ってくれた証、オレンジバッジあげよ
          う! それに4人分だ!」
          サトシ「ありがとう! これでオレンジバッジ、ゲットだぜ!」
          シゲル「俺もゲットだぜ!」
          ブルー「私もゲットだぜ!」
          アキラ「最後に俺もゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          サトシ「あ、それからさ。 俺達リユニオンを倒すためにポケモンと仲間を集めているんだ。 マチスも
          仲間にしてくれないか?」
          マチス「メンバーにしたいが、俺はこのジムにいなきゃいけないんだ。」
          助手1「マチスリーダー、ここは俺達に任せてください!」
          マチス「ホワット!? ホワイだ?」
          助手2「リーダーは誰よりも強いライチュウがいるからです! リーダーがサトシ君と一緒に行けば、
          何かの役に立ちますわ!」
          マチス「でもここのリーダーは...」
          助手1「大丈夫です! ライタさんならリーダーの代わりにいられます!」
          ライタ「え!? いいのか、それで!?」
          助手2「いいのよ! マチスの代わりなら大丈夫わ!」
          マチス「うーーん、まあ、しょうがねえな! じゃあサトシ、よろしく頼むぜ!」
          サトシ「ああ、こちらこそよろしくな!」
          ライチュウ「ラーイ!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          ライチュウとピカチュウは握手した。
          マチス「それじゃあ、ライタ! 後は任せたぜ!」
          ライタ「はい!」
          サトシ達はマチスを倒し、リユニオンのラトスを倒し、オレンジバッジもゲットし、マチスを新たな仲間
          に入った! これでまた仲間を増えた! 一方ロケット団は...
          ムサシ「サトシはあの男を知ってるのかしら?」
          コジロウ「もしも知ってるのならサトシも危険だな。」
          ニャース「でもニャー達の応援のおかげで勝ったんだからニャ!」
          ムサシ「そうよね! それじゃあ、私達も帰るとして...」
          コジロウ「おい、そう言えば俺達今回...覗きしかしてねえぞ!!」
          ロケット団「え!?」
          続く。