第二十三話 サントアンヌ号の戦い
          クチバジムでマチスと戦い、リユニオンのラトスを倒し、オレンジバッジをゲットし、マチスを新たな
          仲間にしたサトシ達。 そしてここはまだクチバシティで、ここは港町。

          マチス「ここではサントアンヌ号と言う豪華客船があって、一年で一回このクチバ港に止まるんだ
          !」
          サトシ「へぇー、すごいや! なあみんな、せっかくだからあの船に乗らないか?」
          シゲル「乗りたいけど、そんな金はない。」
          ブルー「チケット買う値段は高いし、私達のお金は無理ね。」
          サトシ「みんなまだ分からないみたいだな! そのチケットならここにあるよ!」
          サトシは船のチケットを出した!
          タケシ「あっ!! それは船のチケット!?」
          カスミ「あ、そうか! それはマサキから貰ったチケットね!」
          サトシ「そう! これがあれば船に乗れるぜ!」
          サムライ「それじゃあ行こうでござる!」
          全員「おう!」
          ―灯台―
          灯台の中にはロケット団がいた。
          ニャース「ボスのお呼びだニャ!」
          ポチ! ニャースはボタンを押し、ロケット団のボスの画面が写った!
          ボス「おや、ムサシとコジロウとヤマトとコサブロウではないか! チケットは全部渡したな?」
          ムサシ「はい! 全部渡しました!」
          コジロウ「トレーナー達は全員船に乗っています!」
          ボス「ご苦労だったな!」
          ???「ペルニャーーン!」
          ニャース「ニャー!? あれはニャーの進化形ぺルシアン!! ニャ、ニャンでニャ!? ボスはニャー
          のペットではニャかったのでは!?」
          ボス「お前達がいつも失敗するので、今はニャースの代わりにこいつをペットにしてやったのだ。 そ
          れにこいつは可愛さがあるな。」
          ペルシアン「ペルニャン!」
          ニャース「そ、そんニャー...」
          ボス「嫌ならお前達にチャンスをあげよう! サントアンヌ号に入るトレーナー達のポケモンを全部頂
          くのだ! 他の団員は全員船に乗っているぞ。」
          ヤマト「出来る限りやってみます!」
          コサブロウ「でも大丈夫なんでしょうか? もしも気付いたら...」
          ボス「なーに、これは私が作った計画だ! そう簡単にはばれまい! それでは仕事の始まりだ!
          船が出港する時、私が合図をあげたら、直ぐにポケモンを頂くのだ! 今度は絶対に失敗するでは
          ないぞ!」
          ロケット団「ラジャ!!」
          ニャース「分かったニャース!」
          ―一方サトシ達―
          サトシ「ここがサントアンヌ号か!」
          サクラ「この船に乗れば、どんなポケモンに会うのかしら!」
          アヤメ「水系ポケモンがいっぱいいればね!」
          ボタン「楽しみだわ!」
          アキラ「でも一体どこへ行くんだ?」
          マチス「その事はまだプランが決まってないんだ。」
          セイヨ「まだ決まってないの。」
          ジュン「それじゃあ、どこに行くか分かりませんね。」
          サトシ「ああ、多分な。 それでは、今から船に乗ろう!」
          全員「おう!」
          ボーイ「ちょっと待ってください! チケットをお願いします!」
          サトシ「あ、そうか。 はい、チケット!」
          サトシはボーイにチケットを見せた。
          ボーイ「はい、どうぞごゆっくり!」
          サトシ達はサントアンヌ号の中に入った。
          ブルーザー「うぉーー!! すっげーぜ、これは!!」
          クリスティ「奇麗な場所ね!」
          カルロス「それにトレーナー達もいっぱいいるぜ!」
          コゴロウ「飯もあるなー...」
          サトシ「それじゃあ、回りを見てみよう!」
          全員「おう!」
          ブッブーー!! 船は出港した。
          ―一方ロケット団―
          ロケット団はボーイの変装をしていた。
          ムサシ「あのジャリボーイも入るわね!」
          ヤマト「でもトレーナーよりも意外と奇麗な船ね! あら? コジロウはどこに行ったのかしら?」
          コサブロウ「ああ、奴ならちょっとどっか行っちまったぜ。」
          ムサシ「えー!? コジロウの奴どっか行っちゃったの!?」
          ヤマト「しょうがないわよ! そうだ、私達もどっか行ってよう!」
          コサブロウ「俺もな!」
          ムサシ「あっ! ちょ、ちょっとー!」
          ―一方サトシ達―
          ブレイク「うーむ、この料理うまいぜ!」
          アシュラ「この肉はものすごくうまいでござる!」
          ゼトラ「確かにうまいな。」
          サトシ「あれ? カルロスは?」
          コゴロウ「ああ、あいつなら釣りしてるよ。」
          カスミ「ポケモンゲットしてるのね? 一体どんなポケモンゲットするのかな?」
          シゲル「まあ、見てのお楽しみだな! おっ!! あそこにポケモン対戦してるぜ!」
          サトシ「え!? ほんとに!?」
          ブルー「ほんとだわ! あそこに船乗りとジェントルマンが戦ってるわ!」
          船乗り「ヒトデマン、「水鉄砲」だ!」
          ヒトデマン「ジュワ!」
          ブーーーー!! ヒトデマンの「水鉄砲」!
          ジェントルマン「ラッタ、「電光石火」!」
          ラッタ「ラーッタ!!」
          ドカ! ラッタの「電光石火」!
          ヒトデマン「フーーー...」
          船乗り「な!? 俺が負けた!?」
          ジェントルマン「どうやらまだポケモンの育てが足りませんね!」
          船乗り「くそー、仕方ねえ! 俺の負けだ!」
          タケシ「あのジェントルマンはなかなか強いな!」
          シャワーズ「そうだね! ん? あっ!!」
          サトシ「ん? どうしたんだ...な!?」
          シゲル「あ、あれは...」
          ブルー「イエロー!?」
          イエロー「あれ? サトシさんじゃないですか! サトシさんも招待されたんですね!」
          サムライ「それより、お主はなぜここに!?」
          イエロー「あっ! サムライさん、お久しぶりです! 実はある変な人からチケットを貰って、ここに来
          たんです!」
          サクラ「変な人から貰った?」
          アヤメ「ちょっと君! それはいけないのよ!」
          ボタン「そうよ! 知らない人から貰っちゃいけないのよ!」
          イエロー「でもあの人たちは僕に無理矢理にあげたし、他のトレーナー達も同じ事してましたよ!」
          アキラ「それなら怪しいな!」
          イエロー「ところでサトシさん、一回勝負しませんか?」
          サトシ「ああ、いいぜ!」
          イエロー「僕からルールを決めます! 使用ポケモンは1対1! 勝負です!」
          サトシ「ああ、いいぜ!」
          ―一方コジロウ―
          おっさん「へい、そこの兄ちゃん!」
          コジロウ「は? 俺の事か?」
          おっさん「そうだよ! 君、これを見ろ!」
          コジロウは水のタンクの中に入ってるポケモンを見た。
          ???「コーイ、コーイ。」
          コジロウ「何じゃこれは?」
          おっさん「これは鯉の王様、コイキング!」
          コジロウ「コイキング?」
          おっさん「ほれ! これ君にあげるよ!」
          コジロウ「何で? 別にいらねえけど。」
          おっさん「固い事言わずに! こいつは黄金を生むポケモンさ!」
          コジロウ「黄金??」
          おっさん「そうさ! こいつは1日で卵を生み、その卵は金なんだ! 1日5回で卵を生み、黄金を手に
          入れるんだよ!」
          コジロウ「すっげー...」
          おっさん「それからなんとその金を売ったら、その値段はなんと何十億円だ!」
          コジロウ「何十億円!? それって何かいい感じ!」
          おっさん「よおし! それならコイキング買うんだね? それなら黄金のモンスターボールと一緒に3
          万円でどうだ?」
          コジロウ「ひゃっほー!! 買います!!」
          ―一方サトシ達―
          イエロー「僕のポケモンはシェルダーだ!」
          シェルダー「シェル!!」
          サトシ「それじゃあ、行くか! フシギダネ、君に決めた!」
          フシギダネ「ダネダネ!!」
          イエロー「え!? フシギダネ!? どうしてサトシさんが持ってるんですか!?」
          サトシ「ある場所でゲットしたんだ! 詳しい場所はそれ以上教えねえよ!」
          イエロー「そうですか、それならいいでしょう! シェルダー、「オーロラビーム」!」
          シェルダー「シェルシェルー!」
          ビーーーーーー!! シェルダーの「オーロラビーム」!
          フシギダネ「ダネ!?」
          サトシ「フシギダネ、「葉っぱカッター」で倒すんだ!」
          フシギダネ「ダネフシー!」
          シュシュシュシュ! グサ! フシギダネの「葉っぱカッター」!
          シェルダー「シェルーーー...」
          イエロー「あっちゃー、やっぱり水系ポケモンではだめですね。」
          サトシ「やったー! 勝ったぜ!」
          イエロー「今回はちょっと簡単で負けてしまいましたけど、今度は負けませんからね!」
          サトシ「ああ!」
          イエロー「じゃあ、僕はちょっとそこら辺に行ってますから。」
          イエローは行ってしまった。
          シゲル「今回は簡単な戦いだったな。」
          サトシ「ああ、そうだな。 1対1よりもっと多ければ楽しかったけどな。 でもいいか!」
          カルロス「よっ! ただいまー!」
          セイヨ「あ、カルロス! お帰りなさい!」
          ジュン「何ゲットしたんですか?」
          カルロス「ああ、ヒトデマンとシェルダーをゲットしたぜ。 これはサトシ、シゲル、ブルー、カスミ、サ
          クラ、アヤメ、ボタン、ジュンとセイヨ! カスミはもうヒトデマン持ってるから、いらないよ菜! ほら
          よ、こいつらはお前達の者だぜ!」
          サトシ「ありがとう! これでヒトデマンとシェルダー、ゲットだぜ!」
          シゲル「俺もゲットだぜ!」
          ブルー「私もゲットだぜ!」
          4人姉妹「私達もゲットだぜ!」
          セイヨ「私もポケモンゲットだぜ!」
          ジュン「僕もゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「これでポケモン増えたね!」
          ―一方ロケット団―
          ムサシ「馬鹿ね! 騙されてるのよ!!」
          コジロウ「え、でもこれすごいじゃない! モンスターボールも黄金なんだぞ!」
          ニャース「騙されてるんだニャー!!」
          グサ!! ニャースの「引っかく」攻撃!
          コジロウ「あーーー!!! モンスターボールがー!!!」
          ヤマト「それってピチピチ跳ねる情けないポケモンでしょ? ちなみにそのモンスターボール、金のペ
          ンキで塗られているだけじゃないの。」
          コジロウ「だって知らなかったんだよ。 給料を全部使うなんて俺って情けない...」
          コサブロウ「でもお前よくそんな金あったなー。」
          コジロウ「ムサシの給料と一緒に...」
          バッキー! ムサシはコジロウを殴った!
          ムサシ「何て事するのよ!! さっさと金返せー!!」
          ―ロケット団のアジト―
          ボスはサントアンヌ号内の画面を見た。
          ボス「そろそろだな!」
          ペルシアン「ニャーーーー!!!」
          ―サントアンヌ号―
          バタンバタン! 扉は全部閉まった!!
          ブルーザー「な!? 何だ!?」
          クリスティ「何が起るの!?」
          トレーナー達の目の前にロケット団員が現れた!
          ミニスカート「きゃーーーー!!!」
          ボーイスカウト「何だお前達は!?」
          短パン小僧「な、何この人!?」
          ロケット団員「黙れ! さっさとポケモンをこっちによこしな!」
          コジロウ「おーい、おっさーん。 どこにいるんだー? 金返してくれー。 なっ!?」
          ムサシはコジロウを引っ張った。
          ムサシ「コジロウ、仕事よ!」
          コジロウ「え、でも...」
          ムサシ「さっさとやる!!」
          コジロウ「あ、はい!!」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          コジロウは落ち込んでいた。
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ...」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ...」
          ニャース「ニャーんてニャ! てコジロウ、元気出すニャ!」
          ヤマト「それからなんだかんだと聞かれたら...」
          コサブロウ「答えないの普通だが...」
          2人「まあ特別に答えよう!」
          ヤマト「地球の破壊を防ぐため...」
          コサブロウ「地球の平和を守るため...」
          ヤマト「愛と誠実の悪を貫く...」
          コサブロウ「キュートでお茶目な敵役...」
          ヤマト「ヤマト!」
          コサブロウ「コサブロウ!」
          ヤマト「宇宙を駆けるロケット団の2人には...」
          コサブロウ「ショッキングピンク桃色の明日が待ってるぜ!」
          ヤマト「なーんてな!」
          ラッタ「だっちゅーの!」
          サトシ「ロケット団!?」
          ロケット団員「さあポケモンを渡せ!」
          カスミ「いやよ! 渡さないわ!」
          サトシ「ピカチュウ、「電気ショック」!」
          ピカチュウ「ピーカーチュウーー!!」
          ビリリリリリリリ!! ピカチュウの「電気ショック」!
          ロケット団員「ギャーーーーーー!?」
          ドサ! ロケット団員は倒れた!
          サトシ「ポケモンを渡すより戦った方がましだ!」
          釣り人「戦う?」
          船乗り「あの子供の言う通りだな!」
          ジェントルマン「そうですね!」
          ガールスカウト「戦えばいいのね!」
          虫取り少年「よおし、やってやろう!」
          サトシ「ピカチュウを持ってるトレーナー達! 「10万ボルト」!!」
          ピカチュウ達「ピーーカーーチュウーー!!!」
          ビリリリリリリリ!! ピカチュウ達の「10万ボルト」!
          イエロー「サトシさん、僕も手伝います! フシギソウのトレーナー達、「つるの鞭」!」
          フシギソウ達「ソウソウ!!」
          シュルルルルルル!! バシバシバシバシ!! フシギソウ達の「つるの鞭」!
          シゲル「リザードのトレーナー達、「火炎放射」!」
          リザード達「リザーーーー!!」
          ブォーーーーーー!! リザード達の「火炎放射」!
          ブルー「カメールのトレーナー達、「水鉄砲」!」
          カメール達「カメール!!」
          ブーーーーーー!! カメール達の「水鉄砲」!
          タケシ「イシツブテのトレーナー達、「体当たり」!」
          イシツブテ達「イシー!!」
          ドカドカドカドカ!! イシツブテ達の「体当たり」!
          カスミ「ヒトデマンのトレーナー達、「スピードスター」!」
          ヒトデマン達「ジュワ!!」
          シュシュシュシュ!! ヒトデマン達の「スピードスター」!
          サクラ「シェルダーのトレーナー達、「オーロラビーム」!」
          シェルダー達「シェルー!!」
          ビーーーーー!! シェルダー達の「オーロラビーム」!
          アヤメ「ニョロモのトレーナー達、「泡」攻撃!」
          ニョロモ達「ニョローー!!」
          ブクブクブクブク! ニョロモの「泡」攻撃!

          ボタン「クラブのトレーナー達、「挟む」攻撃!」
          クラブ達「コキコキー!!」
          チョキチョキチョキチョキ! クラブ達の「挟む」攻撃!
          サムライ「バタフリーのトレーナー達、「痺れ粉」!」
          バタフリー達「フリーフリー!」
          パラパラパラパラ! バタフリー達の「痺れ粉」!
          アキラ「スピアーのトレーナー達、「乱れ付き」!」
          スピアー達「ブーーーン!!」
          ズタタタタタタ!! スピアー達の「乱れ付き」!
          セイヨ「カラカラのトレーナー達、「骨ブーメラン」!」
          カラカラ達「カラカラ!」
          ブンブンブンブン! バキバキバキバキ! カラカラ達の「骨ブーメラン」!
          ジュン「ウツドンのトレーナー達、「葉っぱカッター」!」
          ウツドン達「ドーン!」
          シュルルルル!! グサグサグサグサ! ウツドン達の「葉っぱカッター」!
          マチス「ライチュウのトレーナー達、「電気ショック」!」
          ライチュウ達「ラーーイチュウーー!!」
          ビリリリリリリリ!! ライチュウ達の「電気ショック」!
          ロケット団員達「ぐわーーーーーー!!」
          ロケット団員達は吹き飛ばされた。
          全員「やったーーー!!」
          サトシ「これでロケット団員全員倒したぜ!」
          ムサシ「うそー、これって...」
          コジロウ「俺達もお終い?」
          ヤマト「どうする?」
          コサブロウ「とりあえず、逃げましょう!」
          ???「おっと、そうはさせねえぜ!」
          全員「え!?」
          ドガーーーーーン!! 入り口に何かがぶち破った!!
          ブルーザー「な、何だ!?」
          クリスティ「一体何なの!?」
          ???「おやおや、そこにいるのはサトシ! クックック、久しぶりだな!」
          サトシ「そ、その声は...」
          ???「ふ、まだ覚えてるようだな! いかにもそうだ! 俺は「魚水鬼軍団」の団長、ゲルトだ!」
          カルロス「ゲルト!?」
          ムサシ「ちょっとこの人...」
          コジロウ「クチバジムにいた奴と同じじゃねえか!」
          ニャース「ニャ、ニャんでこんな所に!?」
          ゲルト「ここは豪華客船と聞いて、人間も多くいると思ってな! でもやっぱり俺は正しかった! 俺
          がここに来たのはお前達を全員皆殺しに来た!」
          コゴロウ「何だとー!?」
          ゲルト「そこで俺はこのサハギン達を連れて来た! シーウォームはもう無理な状態になっちまった
          が、今度はこのサハギン達が出る番だ!」
          サトシ「サハギン? あのサハギンはクリスティの持ってるサハギンと違う。」
          FF図鑑「サハギン・亀モンスター・聖剣世界のサハギンと違ってこっちは亀タイプなモンスター。 同
          じく伝説のモンスターの一つと言われる。 攻撃を受ける時はいつも甲羅の中に篭る。 手に持って
          る槍は石でも突き刺す事も出来る。 別名はもちろん「海の兵士」。」
          ゲルト「さあサハギン達! 全員殺っちまえ!!」
          サハギン達「ギーーーン!」
          ブレイク「今度はどうなるんだ!?」
          アシュラ「やっぱり勝負した方が...」
          ゼトラ「サトシ、こうなったら今と同じことしようぜ!」
          サトシ「ああ、それしか方法はないからな! みんな、聞いてくれ! こいつらはかなり危険な奴等
          かもしれないけど、みんなのポケモンで戦えば何とかなるはずさ!」
          船乗り「でもボウズ、あいつは見たこともないモンスターを持ってるんだぜ? どうやって倒せばいい
          んだよ?」
          サトシ「さっきのロケット団達と同じ事をすればいいんだよ! そうすれば勝てるさ!」
          ボーイスカウト「そう言えば考えてみれば...」
          ジェントルマン「仕方ありませんね! やってみましょう!」
          短パン小僧「恐いかもしれないけど、僕やってみる!」
          ミニスカート「私もやってみるわ!」
          ゲルト「おや? みんな気合いが入ったようだな! ならばいいだろ、一人も残らず消してくれるわ!
          サハギン、行けー!」
          サトシ「そうはさせねえぜ! シャワーズ、「水鉄砲」だ!」
          シャワーズ「オッケー! ブーーーー!!」
          バシャ! シャワーズの「水鉄砲」!
          ゲルト「ぐわっ!? な、何しやがる!?」
          シゲル「よし、今だ!」
          虫取り少年「キャタピーのトレーナー達、「糸を吐く」攻撃!」
          キャタピー達「キャターーー!!」
          ブーーーーーー!! キャタピー達の「糸を吐く」攻撃!
          ボーイスカウト「マンキーのトレーナー達、「乱れ引っかき」!」
          マンキー達「ウキャーーー!!」
          バリバリバリバリ!! マンキー達の「乱れ引っかき」!
          ミニスカート「ポッポのトレーナー達、「風おこし」!」
          ポッポ達「ポッポーー!」
          バサバサバサバサ! ポッポ達の「風おこし」!
          短パン小僧「コラッタのトレーナー達、「電光石火」!」
          コラッタ達「コラッターー!!」
          ドカドカドカドカ! コラッタ達の「電光石火」!
          ガールスカウト「ナゾノクサのトレーナー達、「吸い取る」攻撃!」
          ナゾノクサ達「ナゾーー!!」
          シュウーーーーー! ナゾノクサ達の「吸い取る」攻撃!
          釣り人「トサキントのトレーナー達、「滝登り」!」
          トサキント達「トサキーン!」
          バッシャーーーン! トサキント達の「滝登り」!
          ジェントルマン「ニドラン♂のトレーナー達、「二度蹴り」!」
          ニドラン♂達「ニドーーー!!」
          バキバキバキバキ! ニドラン♂達の「二度蹴り」!
          船乗り「ヒトデマンのトレーナー達、「体当たり」!」
          ヒトデマン達「ジュワ!」
          ドカドカドカドカ! ヒトデマン達の「体当たり」!
          サハギン達「ギーーーン...」
          ゲルト「な、何!? そんな馬鹿な!? こいつらがあんな不出来な奴等に負けるとは!?」
          サトシ「不出来だとー!? お前達の方が不出来だろうが! こうなったら俺がとどめをさすぜ! ニド
          キングとニドクインのトレーナー達、「体当たり」!」
          ニドキング達「キーーーング!」
          ニドクイン達「クイーーーン!」
          ドカーーーーン!! ニドキング達とニドクイン達の「体当たり」!
          ゲルト「ぐわーーーーー!!」
          ゲルトとサハギン達は吹き飛ばされた!
          ゲルト「くっそーー!! 覚えてろよーーーー!!」
          全員「やったーーー!!」
          サトシ「またまた勝ったぜーー!!」
          ムサシ「それじゃあ私達も...」
          ヤマト「帰りましょうか...」
          コサブロウ「そうだ、うわっ!?」
          グラッ!! 船は息なり強く揺られた!
          カスミ「あっ!! 嵐になったわ!!」
          タケシ「これじゃあ、港に戻らないぞ!」
          船長「す、すみません! さっきからそっちに騒ぎがあった時、急に何かがメインエンジンが壊れて
          しまいました!」
          シゲル「何だってー!?」
          ブルー「メインエンジンが壊れた!?」
          船長「そうです! 多分何者かがそこに行って壊したらしいんですよ! とにかくこの船はもう危険で
          す! 皆さんは救命ボートに行ってください!」
          釣り人「こうしちゃいられねえ!!」
          ミニスカート「とにかくここから出なきゃ!」
          ガールスカウト「ここが沈んじゃうの!?」
          ボーイスカウト「多分そうだと思う...」
          虫取り少年「とにかく早く逃げないと!!」
          客達は全員救命ボートに乗った!
          サトシ「俺達も! あっ!!」
          サムライ「どうしたのでござるか!?」
          サトシ「バタフリーのモンスターボールが!!」
          サトシのバタフリー入りのモンスターボールが転がってしまった!
          サトシ「待てーー!!」
          アキラ「あっ!! サトシ!!」
          シャワーズ「とにかく早く追いかけよう!」
          ピカチュウ「ピカ!!」
          ―一方ロケット団―
          ムサシ「とにかく私達も!!」
          コジロウ「ちょっと待った!! 俺が勝ったコイキングが!!」
          ヤマト「そんなの放っておけばいいでしょ!」
          コジロウ「だめ!! あれがないと給料返せないんだ! 俺はそいつを探しに行く!!」
          コサブロウ「あっ!! おい!!」
          ニャース「だったら早くするニャ!」
          ―一方サトシ達―
          サトシ「やった! 捕まえ、うわ!?」
          カスミ「キャーーー!!」
          ―一方ロケット団―
          コジロウ「あった! これで、うわ!?」
          ロケット団1「やな感じーーーーー!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ちーーーーー!!」
          グラッ!! 船は強く揺られ、ひっくり返してしまった! 一方他の客達は...
          船長「さあみなさん! ここにいない人は声をかけてください!」
          しーーーん...誰も声をかけなかった。
          船長「よおし、これで全員無事ですね!」
          イエロー「あれ? サトシさん達がいない! はっ! まさか...」
          突然気付いたイエロー。 サトシ達とロケット団は全員船の中に入り、気絶したままだった。 そして
          船は沈んで行ってしまった。 さて、サトシ達とロケット団は無事に沈んだ船に出られるのか?
          続く。