第二十九話 バイバイバタフリー
          サトシ達は乙女ヶ崎でガス状ポケモンのゴースと出会いながらリユニオンソルジャーのガレムを倒
          した。 他にもサトシのニョロモがニョロゾに進化したし、いよいよ、ヤマブキシティへ向う! だがここ
          は何やら崖。

          サトシ「この先に行けばヤマブキシティだな!」
          シゲル「あそこにはジムもあるか?」
          マチス「イエース! あのシティにもジムもあるぜ!」
          ブルー「じゃあ早く行こうよ!」
          ピカチュウ「ピカ? ピカピ!」
          サトシ「どうしたんだ、ピカチュウ?」
          シャワーズ「あそこに何か見えるだって。」
          よく見たら何十匹のバタフリー達がいた。
          カスミ「あっ! ほんとだ、何か見えるわ!」
          タケシ「ああ、あれはバタフリーの群れだよ!」
          サムライ「バタフリーの群れ?」
          タケシ「この季節になると、バタフリーは恋の季節に暮らすんだ。 オスとメスは暮らし、子孫を生む
          季節なんだ。」
          クリスティ「何だかロマンチックな季節ね。」
          ブルーザー「ああ、俺はこういうの初めて聞いたぜ。」
          サトシ「じゃあ俺のバタフリーは?」
          タケシ「メスと暮らさないと子孫は生まれなくなる。」
          サトシ「ヤベ!」
          シゲル「じゃあ俺のバタフリーもか。」
          ブルー「私のバタフリーも行かなきゃいけないのね。」
          ―数時間後―
          アキラ「でも気球をレンタル出来るなんてすげーな。」
          コゴロウ「まあ、ほとんど俺の金で払ってるんだけどよ。」
          タケシ「それじゃあ行くぞ!」
          ブォーーーー!! 気球のバルーンは膨らみ、空を飛んだ。
          サクラ「うわーー、こんなにバタフリーがいるわ!」
          アヤメ「しかももう恋をしてるわ。」
          ボタン「サムライとアキラのバタフリーはどうするの?」
          サムライ「拙者のバタフリーはこのまま取って置く事にするでござる。」
          アキラ「俺のバタフリーはまだ必要だからこのまま残るぜ。」
          シゲル「じゃあ俺は先にやるぜ! 出て来い、バタフリー!」
          バタフリー「フリー!」
          ブルー「バタフリーちゃん、出ていらっしゃい!」
          バタフリー「フリフリー!」
          シゲル「バタフリー、いいバタフリーを見つけるんだぜ!」
          ブルー「元気にいてね!」
          2匹「フリーフリー!」
          バタフリー2匹はいいバタフリーを探しながら行ってしまった。
          シゲル「何だか寂しくなるな。」
          ブルー「そうだね、何だか寂しいわ。」
          タケシ「仕方ないさ。 子孫を生み出すのはこれしか方法はないんだ。」
          ブレイク「で、オスとメスのバタフリーはどう違うんだ?」
          ジュン「オスとメスのポケモンには違う色や違う形があるのですよ。 まあ、あのニドランと同じ者で
          すから。」
          セイヨ「あら? どうしてそう言うの知ってるの、ジュン君?」
          ジュン「前に教わった事あるんですよ。」
          サトシ「じゃあ俺もやるか! バタフリー、君に決めた!」
          バタフリー「フリーフリー!」
          サトシ「バタフリー、いい奴を見付けろよ!」
          バタフリー「フリー!」
          バタフリーは他のバタフリー達のいる場所に飛んで行った。
          バタフリー「フリ?」
          バタフリーはピンク色の知たバタフリーを見つけた!
          バタフリー「フリーーーー!!!」
          カルロス「よっぽどいい奴を見付けたようだな!」
          バタフリー「フリーフリー!」
          バタフリーは急に踊り始めた。
          サトシ「あれ? バタフリーの奴、何やってるんだ?」
          タケシ「求愛ダンスだろ。」
          アシュラ「求愛?」
          タケシ「好きだ好きだと伝えながら踊るダンスさ。」
          ヒューーーー。 ピンクのバタフリーは上に飛んで行ってしまった。
          バタフリー「フリ?」
          バタフリーはピンクのバタフリーを追いかけた。
          ゼトラ「全然受けねえぞ。」
          バタフリー「フリーフリー! フリーフリー!」
          バシ!! ピンクのバタフリーはバタフリーを殴った!
          バタフリー「フリーー...」
          全員「あっ!!」
          ピンクのバタフリーは飛んで行ってしまった。 そしてバタフリーは泣きながら森へ飛んで行ってしま
          った。
          サトシ「あっ! バタフリー、どこへ行くんだよー!?」
          タケシ「振られたか。」
          カルロス「それに一発も。」
          カスミ「えー!? どうしてなの!?」
          サトシ「とにかくバタフリーを探しに行こう!」
          ―森の中―
          気球は森の中へ着律した。
          サトシ「バタフリー! どこにいるんだー!?」
          ピカチュウ「ピカチュウーー!」
          シャワーズ「バタフリー! いたら返事してー!」
          バタフリーは木の後ろに隠れていた。
          サトシ「いた! バタフリー!」
          ピカチュウ「ピカー!」
          シャワーズ「ここにいたんだね!」
          サトシ「でも元気ないなー。」
          タケシ「それは振られたから落ち込んでるんだよ。 分かるよ、その気持ち! どんな男でも振られる
          事もあるからな!」
          ゼトラ「自分に言われる筋合いはねえんじゃねえのか?」
          タケシ「え!?」
          シゲル「でも、何でサトシのバタフリーはそんなに好まないんだ? 何だかおかしいぜ!」
          ブルー「ねえ、これならどう? バタフリーの技を彼女に見せれば、きっと恋するはずよ!」
          カスミ「恋は先制攻撃よ! 相手にがーんとパンチをぶちかまして、相手がヨロッとなってるところで
          ガンガン一気押し捲るのよ!」
          タケシ「そんな事があったのか!? じゃあ俺は一体何をやってたんだ!?」
          カスミ「私だってこういうの知ってるのよ!」
          コゴロウ「じゃあお前やった事あるのか? そういう犯罪的なやり方。」
          カスミ「する別けないでしょ!」
          サトシ「じゃあさっそくやって見ようぜ、バタフリー!」
          ブレイク「ちょっと待った! 念のためこれしておけ!」
          ブレイクは小さなスカーフでバタフリーの首に巻いた。
          ブレイク「これならモテるぜ! 俺と比べるとかっこいいぜ!」
          バタフリー「フリー!」
          ―空―
          バタフリーは再びバタフリー達のいる場所に行き、サトシ達は気球に乗ってバタフリー達の所へ行
          った。
          サムライ「今度こそうまくいけると思うでござるな!」
          サトシ「ああ、でもあのピンクのバタフリーはどこへ行っちまったんだ?」
          サトシは双眼鏡を見ながらピンクのバタフリーを見つけた!
          サトシ「いた! あそこだ! よおしバタフリー、特訓通りやるんだ!」
          バタフリー「フリー!」
          バタフリーはピンクのバタフリーの所に行った。
          サトシ「バタフリー、「風おこし」を見せてやれ!」
          バタフリー「フリーーーー!!」
          バサバサバサバサ! バタフリーの「風おこし」!
          ピンクのバタフリー「フン!」
          サトシ「む!? こうなったらバタフリー、「体当たり」を見せてやれ!」
          バタフリー「フリフリー!」
          ギューン! ギューン! バタフリーの「体当たり」!
          ピンクのバタフリー「フン!」
          バタフリー「フリーーー....」
          バタフリーは再び落ち込んだ。
          サトシ「やっぱりだめでしたね。」
          ピカチュウ「ピカチュウ...」
          シャワーズ「あのバタフリー一体何なの?」
          その時謎のヘリコプターが現れた!
          サクラ「あら? あそこにヘリコプターがあるわ!」
          アヤメ「でもここってヘリコプター禁止だったよね?」
          ボタン「そうだったね。 あれは何だろう?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          ロケット団のヘリコプターから巨大なモンスターボールを出した。
          アキラ「あのヘリコプターに付いてる「R」は、ロケット団!」
          ムサシ「あららー! あんなにバタフリーがいっぱいいるわー!」
          コジロウ「こいつら全部ゲットだぜ!」
          ボン! モンスターボールは網に変わった!
          ニャース「全部頂きニャー!」
          ロケット団はバタフリー達を捕まっている!
          サトシ「やめろー、ロケット団!」
          コジロウ「またあのジャリーボーイ達か。 俺達が現す場所によってはあいつらも現す。」
          ムサシ「でも今回は邪魔させないわよ!」
          ロケット団はバタフリー達を捕まえながらピンクのバタフリーも捕まえてしまった!
          バタフリー「フリー!?」
          セイヨ「何するのよ!? バタフリー達は今恋の季節に過ごしてるのよ!」
          ムサシ「子孫を生んでる間はその子孫は私達の物よ!」
          コジロウ「いい季節だぜー! ハーッハッハッハ!」
          サトシ「何だとー!?」
          バタフリー「フリー!」
          ガン! ガン! バタフリーの「体当たり」!
          サトシ「よおし、そのまま「体当たり」でヘリをぶち壊すんだ!」
          ムサシ「そんな事しても無駄よ!」
          ジュン「あんまし効いてませんよ!」
          サトシ「じゃあバタフリー、「痺れ粉」だ!」
          バタフリー「フリーーー!!」
          パラパラパラパラ! バタフリーの「痺れ粉」!
          コジロウ「ハッハッハッハ! 効かない効かなーい!」
          サトシ「くそ! こうなったらピジョンとオニドリルで...」
          カスミ「待って、サトシ! バタフリーはあのピンクのバタフリーのために戦ってるのよ!他のポケモ
          ンは出さない方がいいわ!」
          サトシ「あっ! そうか。」
          ムサシ「皆様、ロケット団の大活躍見学を見に来てくれてありがとうございます!」
          コジロウ「それでは次回もご機嫌よー!」
          マチス「あいつらエスケープしようとしてるぜ!」
          ブルーザー「追いかける事は出来ねえか?」
          タケシ「気球はヘリコプターと違って早く動けないぜ!」
          バタフリー「フリフリー!」
          バタフリーはロケット団を追いかけた。
          サトシ「あっ! バタフリー!」
          ―岩場―
          サトシ「バタフリー! どこだー!?」
          クリスティ「あのバタフリー、どこに行っちゃったのかしら?」
          カルロス「あいつはあのピンクのバタフリーしか考えてないみたいだな。 それぐらい追いかけるぜ
          。」
          シャワーズ「でもどこに行っちゃったんだろう?」
          ピカチュウ「ピカー。」
          バタフリー「フリーフリー!」
          サトシ「あっ! あの鳴き声は、バタフリー!」
          バタフリー「フリー、フリー!」
          コゴロウ「え? 奴等の所が見つけたって言ってるのか?」
          バタフリー「フリ!」
          ―倉庫の建物―
          ニャース「98匹、99匹、ニャー! 100匹もゲットしたニャ!」
          ムサシ「これをボスに見せれば...」
          コジロウ「叱られずに誉められるぜ!」
          ???「そうはさせるか!」
          ロケット団「誰だ!?」
          サトシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          カスミ「答えてあげるは世の情け...」
          タケシ「世界の破壊を防ぐため...」
          全員「世界の平和を守るため!」
          ロケット団「あ、あのー...」
          シゲル「まあ、こんなところだろ?」
          ブルー「さあ、今からバタフリーを放すのよ!」
          ムサシ「今日と言う今日は...」
          コジロウ「邪魔はさせないぜ!」
          ???「邪魔はお前達だよ!」
          全員「え!?」
          ドガーーーーーン!!! 天井は突然爆発した!
          コゴロウ「な、何だ!?」
          ???「お前達か、ゲルト、レグナ、ラトス、ガレムを倒したのは。 俺は誰だか教えようか? 俺は
          昆虫を使う虫使い。 そしてリユニオンソルジャーの一人、「昆虫鬼軍団」の団長、ゼネン!」
          全員「ゼネン!?」
          ムサシ「あいつはまさか...」
          コジロウ「乙女ヶ崎で会ったあいつと同じ奴!?」
          ゼネン「そう。 俺はガレムと同じソルジャーの一人さ!」
          ゼトラ「何しに来た、ゼネン!?」
          ゼネン「確かこの季節になるとバタフリーと言うポケモンがここに来ると聞いてな。 だから俺はこい
          つらのエネルギーを奪いに来た!」
          全員「何だって!?」
          ゼネン「だがお前達は俺の邪魔をしてるんだ。 悪いが、お前達を死なせてもらうぜ!」
          サトシ「そうはさせないからな! お前の相手はこの俺だ! 勝負だ!」
          シゲル「俺もやるぜ!」
          ブルー「私もやるわ!」
          ゼネン「俺と相手にする気だな? いいだろう、今からあの世へ連れてってやるぜ! 行け、インセク
          トキマラ!」
          インセクトキマラ「キーーーーー!!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ! 頼むぞ!」
          ピカチュウ「ピカー!」
          シャワーズ「オッケー!」
          シゲル「リザード、行け!」
          リザード「リザー!」
          ブルー「カメちゃん、頼むわ!」
          カメール「カメール!」
          ムサシ「その間私達はこれごと...」
          カスミ「そうはさせないわ! スターミー、「体当たり」!」
          スターミー「フーーー!!」
          バキ! スターミーの「体当たり」!
          コジロウ「アーーウチ!」
          ニャース「ニャ!? ニャにするニャ!?」
          ブレイク「お前達だけ逃がすかよ! バタフリーを捕らえた罰だ!」
          アシュラ「覚悟するがよい!」
          ロケット団「逃げろーーー!!」
          ブルーザー「逃がすかーーーー!!」
          サトシ達はゼネンと戦い、カスミ達はロケット団を追いかけてる間、バタフリーはバタフリー達の檻
          に行った。
          バタフリー「フリーーー!!」
          ドカドカドカドカ! バタフリーの「体当たり」!
          バタフリー「フリーーーー!!」
          バタフリーは攻撃を続けている。 その間ピンクのバタフリーの心が開いたようだ。
          バタフリー「フリーーーー!!」
          バキャ! バタフリーの「体当たり」で檻をぶち破った!
          バタフリー達「フリーーーー!!」
          バタフリー達は檻から飛び逃げた!
          ムサシ「あーーーー!! バタフリー達が逃げて行ったわー!」
          コジロウ「とにかく捕まえろー!」
          ゼネン「しまった! 逃げちまったか!」
          サトシ「やったぜ!」
          タケシ「さあ、みんな! 早く逃げるんだ!」
          ガラ! タケシは扉を開き、バタフリー達は飛び逃げた。
          バタフリー「フリーーー...」
          シャワーズ「大丈夫、バタフリー?」
          バタフリー「フリ!」
          サトシ「よくやったな、バタフリー!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          ピンクのバタフリー「フリー!」
          シャワーズ「あっ! ピンクのバタフリー!」
          ピンクのバタフリー「フリー、フリー、フリフリー!」
          コジロウ「そーら!」
          ドカ! バタフリーの「体当たり」!
          コジロウ「オーノーーーーーー!!」
          ポッ! ピンクのバタフリーの顔は赤くなった。
          ―外―
          ムサシ「逃がさないわよ!」
          ロケット団はヘリに乗り、バタフリー達を追いかけた!
          ゼネン「貴様らに渡さねえぜ!」
          ゼネンはインセクトキマラに乗り、飛んで追いかけた!
          サトシ「あいつらまだ諦めないんだな! 俺達も奴等を追いかけよう!」
          ―空―
          ヘリは再び巨大なモンスターボールを出した。 ボン! モンスターボールは網に変わった!
          シゲル「またあの汚い手する気だな!」
          ゼネン「ハッハッハッハ! そいつらのエネルギーは俺の物だ!」
          ムサシ「あっ! またあいつだわ!」
          コジロウ「でも俺達じゃ相手になれねえぜ。」
          ブルー「このままじゃバタフリー達が危ないわ!」
          ピカチュウ「ピカ! ピカピカチュウ!」
          シャワーズ「よし、やってみよう!」
          ピカチュウとシャワーズはバタフリーの背中に乗った。
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ。 一体何するんだ?」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          シャワーズ「僕たちに任せて!」
          ヒューーーー! バタフリー達はゼネンの所へ飛んで行った。
          ピンクのバタフリー「フリーー...」
          バタフリー達はゼネンの前に現れた!
          ゼネン「な、何だお前達は!? 俺の邪魔をする気か!?」
          シャワーズ「あんたなんかバタフリー達を渡さないよ!」
          ゼネン「何!? ん? そう言えばそのバタフリーなかなか強そうだな。 ならばいいだろ! そいつの
          エネルギーを奪わせてやるぜ!」
          シャワーズ「やって見るのならやってみなよ!」
          ヒューーーーー! バタフリー達は飛んで行った。
          ゼネン「逃がすか!」
          気付いて見たらバタフリー達はロケット団の方へ向ってる。
          ムサシ「あら? 何なの?」
          コジロウ「あいつら何をする気だ?」
          ニャース「だんだん近づいて来るニャ!」
          ゼネン「待ちやがれ!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「今だ!」
          ヒューーーー! バタフリー達は突然上に飛んだ!
          ゼネン「何!?」
          ロケット団「わーーーー!! ぶつかるーーーー!!!」
          ゼネン「しまった! 罠にはまってしまった! しょうがねえ、インセクトキマラを身代わりにしよう!
          そしてここは諦める! だがリユニオンの存在はまだ終わってないからな! いつかどこかでまた会
          おう!」
          シュン! ゼネンは突然消えた! ドガーーーーーーン! インセクトキマラはヘリに当たり、爆発し
          た! そしてロケット団は落ちて行く。
          ムサシ「あーーれーーーー!! 落ちるーーーー!!」
          コジロウ「何でこうなるんだーーーー!?」
          ニャース「今回は成功するかと思ったのにニャーーーー!!」
          ロケット団「やな感じーーーーーーー!!」
          キラ!
          バタフリー達はサトシ達の所へ戻った。
          サトシ「よくやったな、お前達!」
          ピカチュウ「ピッカ!」
          シャワーズ「まあ、たいした事ないよ!」
          ピンクのバタフリー「フリー!」
          バタフリー「フリ?」
          ピンクのバタフリー「フリー、フリー。」
          ポッ! ピンクのバタフリーの顔は赤くなり、踊り始めた。
          バタフリー「フリー...」
          タケシ「求愛OKだ!」
          カスミ「やったね、バタフリー!」
          バタフリー「フリーー!」
          ―夕方―
          サトシ達は崖の近くにいた。
          サムライ「もう行っちゃうのでござるな?」
          タケシ「子孫を生まなきゃいけないけどな。 さあ、サトシ。」
          サトシ「分かってるよ!」
          バタフリー「フリー...」
          サトシ「なあ、ピンクのバタフリー。 こいつを頼むぜ! いい奴だからさ!」
          ピンクのバタフリー「フリー!」
          ゼトラ「元気にいるんだな、バタフリー。 いい子孫を生むんだぜ。 もしもだったら、絶対にゼネンに
          会うんじゃねえぜ。」
          サトシ「この事は他の仲間にも伝えておくよ。 元気でな、バタフリー。」
          バタフリー「フリー...」
          バタフリーは涙を流し、ピンクのバタフリーと一緒に飛んだ。

          シゲル「じゃあな、バタフリー!」
          ブルー「元気にいてねー!」
          ピカチュウ「ピーカー!」
          シャワーズ「僕たちバタフリーの事忘れないからー!」
          ピカチュウとシャワーズは涙を流した。
          サトシ「バタフリー...」
          サトシはバタフリーの事を思い出す。 トキワの森でキャタピーをゲットした事を思い出し、ロケット団
          のポケモンを倒した後トランセルに進化したのも思い出す。 そしてサムライと出会った時トランセル
          がバタフリーに進化した事も思い出し、お月見山でリカオと出会った時バタフリーがポケモンフーズ
          を食べるところも思い出す。 ヤマトとコサブロウのポケモンと戦ってた事も思い出し、ハナダジムで
          カスミのヒトデマンと戦ってる事も思い出す。 イエローのポケモンと戦ってた事も思い出し、色々な
          思い出も思い出す。 その思い出を思い出したサトシは、涙を流した。
          カスミ「サトシ、バタフリーもう行っちゃうわよ。」
          サトシ「え? ぐっ! バタフリー、元気でなー!」
          バタフリー「フリーー...」
          サトシ「さようなら、バタフリー! さようならー!」
          バタフリーとピンクのバタフリーは夕日に向って飛んで行ってしまった。
          サトシ「行っちゃったか...」
          タケシ「子孫を生み出すのはこれしか方法はないんだ。 そうすれば幸せになるはずさ。」
          サトシ「ああ、そうだな。」
          ピカチュウ「ピッカ!」
          シャワーズ「ねえ、みんな! あれ見てよ!」
          カスミ「うわー! 奇麗だわー! あんなにバタフリーが託さん!」
          サトシ「元気でな、バタフリー。」
          バタフリー達を助けながらロケット団とゼネンを倒したサトシ達。 そしてバタフリーはピンクのバタフ
          リーと共に平和に暮らせる事にする。 寂しいが幸せになるのはいい物。 そしてサトシ達の旅は、
          まだまだ続く! 
          続くったら続く!