第三十三話 ロケット団のボス
          シルフカンパニーでライバルのイエローとの戦いに勝ち、ジョーイを助けながらシルフカンパニーの社員である研究員エイメイと出
          会ったサトシ達。 エイメイから新たなポケモンラプラスを貰い、いよいよ最上階へ向う! そしてここは社長室...

          ロケット団員「ボス、大変な情報があります。 この建物内にいる団員達と逸れ研究員達はすでにやられてしまいました。 それは
          もちろん例の進入者達です!」
          ボス「お前達は一体何をしているんだ? お前達は私の邪魔をしている進入者を倒す役目ではなかったのか?」
          ロケット団員「はあ、でも奴等は我々よりもレベルが高く、強すぎるんです。 その力こそボスよりも超えてるんです。」
          ボス「ほほう、私よりも強いと言う事か。 だが奴等が強いとまだ決まったわけではない。 お前もそう思っていたか?」
          ロケット団員「はあ、ん?」
          ムサシ「失礼します!」
          ボス「おや? ムサシとコジロウに、ヤマトとコサブロウではないか。」
          コジロウ「ボス、我々は例の進入者と戦いました。」
          ボス「それからどうした? まさか負けてしまったのではないだろうな?」
          ヤマト「え!? す、鋭い...」
          コサブロウ「あのー、ボスの言った通り負けてしまいました。」
          ボス「馬鹿者ーーーーー!!!」
          ロケット団「ひっ!」
          ボス「お前達はあの子供である進入者に負けるとはどういう事だ!? あんな子供に負ける奴なんているか!?」
          ムサシ「で、でもかなりいますよ、そういう人。」
          ボス「お前達は隊長のはずだ! ロケット団員よりも最強のはずだ! たかが子供に負けるとはどういう意味だ!?」
          コジロウ「でもご安心ください! 我々は確かに奴等に負けましたが、奴等ならここには来ないでしょう!」
          ニャース「ニャぜかと言うとボスがカードキーを持ってるんニャ! 鍵を持っていないあいつらならここには来ないニャ!」
          ヤマト「それに、このビルは迷路のようになっていて、この最上階へ行かれませんよ! テレポートタイルがありますけど、行き方
          の分からない場合ではここに来れませんよ!」
          ボス「確かにそうだな。 お前達の言う通りだ。」
          コサブロウ「だが奴等の側に警察がいます! このままじゃ危ないですよ!」
          ボス「お前達は奴等がここに来れないと言ったはずではないか? 今でも迷っている奴等なら、ここには辿り着けまい。 その前に
          お前達が失敗した限り、頭でも冷やして来い。」
          ロケット団「はは! 申し訳ございません!」
          ボス「さて、続きでもするか。」
          社長「お、お前! 私達を一体何をする気だ!?」
          ボス「言ってるはずですよ。 貴方が作った究極のモンスターボールを渡せと。 渡した後この町を我々ロケット団の物にすると。」
          助手「貴方なんかには渡せないわ! もちろんこの町もよ!」
          ボス「そうですか。 渡さないのなら貴方達をロケット団に入らせてもらいますよ。 それでもいいですか?」
          社長「わ、渡す物か! もちろんお前達みたいな悪党には入れないぞ!」
          ボス「それでは、無理矢理と入らせてもらいましょう。」
          ???「そうはいくか!」
          ボス「ん?」
          ガチャ! ドアは自動出来に開き、サトシ達が現れた!
          ムサシ「え!? ジャリーボーイ!?」
          コジロウ「な、何でなんだ!?」
          ヤマト「ここに行ける方法なんて知らないはずなのに!?」
          コサブロウ「それにカードキーなしでどうやって入ったんだ!?」
          ヒデキ「残念でしたね! カードキーにはスペアーもあったんですよ! 一階のメインロビーのカウンターにね! それからここへ行く
          方法は全部私が教えたのですよ!」
          ニャース「ニャ、ニャンと!?」
          ボス「ほほう、お前達が例の進入者か? 私はお前達がここに来るのを待っていたよ。」
          サトシ「お前がロケット団のボスだな!?」
          ボス「いかにもその通りだ。 私はロケット団のボス、サカキだ! お前達は何者だ!?」
          サトシ「俺はマサラタウンから来たトレーナーサトシ!」
          シゲル「同じくシゲル!」
          ブルー「同じくブルー!」
          タケシ「ニビシティの元ジムリーダー、ブリーダーのタケシ!」
          カスミ「ハナダシティのジムリーダーで、世界一の美少女4人姉妹のカスミ!」
          サクラ「同じくサクラ!」
          アヤメ「同じくアヤメ!」
          ボタン「同じくボタン!」
          サムライ「トキワの森の虫取り少年、サムライ!」
          アキラ「24番道路の猛獣使い、アキラ!」
          セイヨ「ポケモンゼミの優等生セイヨ!」
          ジュン「同じく生徒のジュン!」
          マチス「クチバシティのジムリーダーマチス!」
          ジュンサー「私はジュンサー、この町の警官よ!」
          ジョーイ「私はジョーイ、この町のポケモンセンターのジョーイです!」
          ブルーザー「別の世界から来た剣士ブルーザー!」
          クリスティ「同じく魔法使いクリスティ!」
          カルロス「同じく獣人カルロス!」
          コゴロウ「同じく忍者コゴロウ!」
          ブレイク「同じくハンターブレイク!」
          アシュラ「同じく侍アシュラ!」
          ゼトラ「同じく伝説のソルジャーゼトラ!」
          ヒデキ「私はこのシルフカンパニーの社員ヒデキ!」
          エイメイ「同じくエイメイ!」
          サトシ「俺達はこの町を救うためにここに来た! そしてお前達をここから追い出すためもな!」
          サカキ「サトシか。 情報なら聞いたよ。 お前達がこの建物内の団員達と逸れ研究員達を倒したと。 そしてこいつらもね。」
          ニャース「だから反省してるニャー。」
          ジュンサー「ロケット団のボス、サカキさん! 貴方はポケモンを悪用使いで、逮捕します!」
          サカキ「残念ながらそうはいかないんでね。 私は今社長と一緒に重要な話をしているのだ。 私の邪魔をする奴は、痛い目に合
          わせてやろう!」
          サトシ「望むところだぜ!」
          サカキ「私はロケット団のボス、お前達はこの私に倒せる事は出来まい! 行け、サイホーン!」
          サイホーン「ホーン!」
          ポケモン図鑑「サイホーン・トゲトゲポケモン・頭は悪いが力が強く高層ビルも体当たりで粉々に粉砕する。 単細胞で一つの事し
          か考えられない。 突進を始めると眠るまで止まらない。」
          サトシ「サイホーンは地面系ポケモンだな? よし、ならば俺が...」
          タケシ「待て! こいつは俺に任せろ!」
          サトシ「え!? タケシが!? でも...」
          タケシ「大丈夫さ! 岩系ポケモントレーナーである俺なら大丈夫! 行け、イワーク!」
          イワーク「イワーーー!!」
          サカキ「イワークで私のサイホーンを倒せると思っているのか? 無駄だ! サイホーン、「角ドリル」!」
          サイホーン「ホーーーン!!!」
          ギュルルルルルルル! ドガーーーーン! サイホーンの「角ドリル」!
          イワーク「イワーー...」
          タケシ「え!? い、イワーク!?」
          シゲル「一撃で倒しやがった!」
          サカキ「「角ドリル」は角をドリル状にし、相手に突き刺す一撃必殺技だ。 残念ながらお前のイワークはもう戦闘不能だ。」
          タケシ「くっ! ジョーイさん、俺のイワークを頼みます!」
          ジョーイ「はい!」
          ジョーイは傷薬を出してイワークに与えた。
          タケシ「イワークが回復している間に、俺のイシツブテと相手にしてやる!」
          イシツブテ「イシ!」
          サカキ「ゴローンに進化してないそのポケモンでこの私には倒せまい。 サイホーン、もう一回「角ドリル」!」
          サイホーン「ホーーーーン!」
          ギュルルルルルル! サイホーンの「角ドリル」!
          タケシ「今度こそ同じ事はさせないぜ! イシツブテ、「影分身」!」
          イシツブテ「アイヨ!」
          シュ! イシツブテの「影分身」! スカ! サイホーンの攻撃が外れた!
          サイホーン「サイ!?」
          サカキ「「影分身」!? イシツブテはどこだ!?」
          ブルー「あっ! 上にいるわ!」
          サカキ「何!?」
          サイホーンの上にイシツブテがいた!
          タケシ「今だ、イシツブテ! イワークの仇、「メガトンパンチ」!」
          イシツブテ「ワッショイ!」
          バッキーーーー!!! イシツブテの「メガトンパンチ」!
          サイホーン「ホーーン...」
          タケシ「やったー! サイホーンを倒したぜ!」
          ムサシ「ボスのサイホーンを倒した!?」
          コジロウ「あんなに強いのに!?」
          サカキ「よくやったもんだな。 だが次のポケモンならどうかな? 行け、パルシェン!」
          パルシェン「シェン!」
          カスミ「水系ポケモンなら私に任せて!」
          サトシ「カスミ、気を付けろよ!」
          サクラ「がんばってね、カスミ!」
          アヤメ「絶対に負けないでね!」
          ボタン「私達も応援するから!」
          カスミ「任せておいて! 行け、マーイステディ!」
          ヒトデマン「ジェア!」
          サカキ「ヒトデマンでも無駄なもんだ。 パルシェン、「刺キャノン」!」
          パルシェン「パルー!」
          ドンドンドンドン! ドカドカドカドカ! パルシェンの「刺キャノン」!
          ヒトデマン「ジュワ!?」
          サカキ「次ぎは、「冷凍ビーム」!」
          パルシェン「パルルー!」
          ビーーーーーー! カチカチ! パルシェンの「冷凍ビーム」! ヒトデマンは凍ってしまった!
          カスミ「ひ、ヒトデマン!?」
          サカキ「水系ポケモンであろうと、凍る事もあるのだ。 どうやら出すポケモン間違えたようだな。」
          カスミ「ひ、ヒトデマン...」
          カスミは泣きそうになった。
          サカキ「どうした? もう降参するか?」
          カスミ「よくも私のヒトデマンを...許せない! スターミー、ヒトデマンの仇を討って!」
          スターミー「オウ!」
          ジョーイ「その間私がヒトデマンを回復します!」
          ジョーイは凍り直しを出してヒトデマンに与えた。
          サカキ「スターミーでも無駄だ! パルシェン、「吹雪」!」
          パルシェン「パルシェン!!」
          ブォーーーーーー!! パルシェンの「吹雪」!
          サムライ「うわーーーー!! 寒いでござるーーー!!」
          アキラ「これじゃあスターミー全滅か!?」
          攻撃は止まったが、スターミーの姿がいなくなった!
          ジュン「な!? スターミーがいない!?」
          セイヨ「ど、どこへ行っちゃったの!?」
          サカキ「攻撃で吹き飛ばされただろうな。」
          カスミ「そう思ったら大間違えよ! スターミー「体当たり」!」
          スターミー「フーーーー!!」
          ドカ! スターミーの「体当たり」!
          パルシェン「パル!?」
          サカキ「何!?」
          カスミ「吹雪を出す前にスターミーは「小さくなる」を使ったのよ! だから攻撃は受けなかったのよ!」
          サカキ「何だと!?」
          カスミ「さあ、スターミー! 「バブル光線」で、ヒトデマンの仇を討って!」
          スターミー「フォーーー!」
          ブクブクブクブク! スターミーの「バブル光線」!
          パルシェン「パルーー...」
          カスミ「やったわー! ヒトデマン、仇は取ったわよ!」
          サクラ「さすがカスミだわ!」
          アヤメ「がんばったね、カスミ!」
          ボタン「勝ってよかったね、カスミ!」
          カスミ「ありがとう、お姉ちゃん達!」
          サカキ「なかなかやるな。 でも次のポケモンはどうかな? 行け、レアコイル!」
          レアコイル「キェーーーーン!」
          ポケモン図鑑「レアコイル・磁石ポケモン・コイルの進化形。 複数のコイルが連結して強力な磁力線と高電圧を放射する。 謎の
          電波を発信しており半径1kの範囲では気温が2度上がる。」
          マチス「これは俺に任せな! 俺はこのライチュウで十分だ! ゴー、ライチュウ!」
          ライチュウ「ラーイ!」
          サカキ「レアコイル、「電磁波」!」
          レアコイル「キーーーーン!」
          ビリリリリリリ! レアコイルの「電磁波」!
          マチス「ライチュウ! お前はヘビーウェイトしているが、どうにかしてかわすんだ!」
          ライチュウ「ラーイ!」
          シュン! ライチュウは素早くかわし、レアコイルの攻撃が外れた!」
          サカキ「なかなかやるな。 でもこれならどうかな? レアコイル、「フラッシュ」!」
          レアコイル「キューーーーーン!」
          ピカッ!!! レアコイルの「フラッシュ」!
          ライチュウ「ライ!?」
          マチス「うわ!? 眩しい!!」
          ヒデキ「こ、これは「フラッシュ」! 巨大な閃光を出して、相手の命中率を下がらせる技です!」
          サカキ「これなら勝てるか? レアコイル、「10万ボルト」!」
          レアコイル「キェーーーーーン!」
          ビリリリリリリ!! レアコイルの「10万ボルト」!
          ライチュウ「ライーーーー!!」
          マチス「ら、ライチュウ!」
          サカキ「これで負けを挑めるか?」
          マチス「まだゲームオーバーになったわけじゃねえぜ! ライチュウ、「電光石火」だ!」
          ライチュウ「ラ、ラーイ!」
          ドカ! ライチュウの「電光石火」!
          レアコイル「キ!?」
          ブルーザー「「電光石火」!?」
          クリスティ「ちょっと待って!? 確かライチュウはもう「電光石火」覚えてないんでしょ!?」
          マチス「ああ、だがプラクティスの間再び覚えさせたぜ! ライチュウ、奴に本当の「10万ボルト」を見せろ!」
          ライチュウ「ラーイチュウーーーー!!」
          ビリリリリリリリ!!! ライチュウの「10万ボルト」!
          レアコイル「キーーー...」
          マチス「イェーーース! アイウィンザバトル!」
          ライチュウ「ライラーイ!」
          ヤマト「やっぱりだめみたいね。」
          コサブロウ「これじゃあ、俺達の負けかもな。」
          サカキ「さすがに強いな。 だが次のポケモンはそう簡単にはいかないぞ! 行け、ペルシアン!」
          ペルシアン「ペルニャーン!」
          ブルー「ここは私に任せて! このポケモンに勝てる自信があるから!」
          サトシ「がんばれよ、ブルー!」
          シゲル「負けるんじゃねえぜ!」
          ブルー「大丈夫、任せて! ピクシー、行け!」
          ピクシー「ピックシー!」
          サカキ「ぺルシアンは私が大事に育てたポケモンさ。 今でもペットとしているがな。」
          ニャース「元々はニャーがボスのペットだニャ!」
          サカキ「私が育てたこのポケモンの強さを思い知るがいい! ぺルシアン、「乱れ引っかき」!」
          ペルシアン「ニャーーーン!」
          グサグサグサグサ! ぺルシアンの「乱れ引っかき」!
          ピクシー「ピーーーー!!」
          サカキ「次ぎは、「切り裂く」攻撃!」
          ペルシアン「ペルニャーーーン!」
          ブルー「ピクシー、戻って!」
          ブルーはピクシーを戻した。
          サカキ「何!?」
          ブルー「プリン、ぺルシアンに「金縛り」!」
          プリン「プリプリ!」
          ガシ! プリンの「金縛り」!
          ペルシアン「ニャ!?」
          カルロス「ぺルシアンが動けない! 攻撃するチャンスだ!」
          ブルー「分かってるわよ! ピクシー、「指を降る」攻撃!」
          ピクシー「ピックシー! ピッピッピッピ!」
          ピクシーの「指を降る」攻撃! ミワワワワ! ピクシーの「サイケ光線」!
          ペルシアン「ニャーーン...」
          サカキ「な!? ぺルシアン!?」
          ブルー「やったー! 勝ったわー!」
          サカキ「入れ替え作戦を使うとは、なかなかいい作戦だな。 だが、これならどうかな? 行け、カイリキー!」
          カイリキー「リキーー!」
          ポケモン図鑑「カイリキー・怪力ポケモン・ゴーリキーを通信すると進化する。 発達した4本の腕は2秒間に1000発のパンチを繰り
          出す事が出来る。 一本でも山を動かせる力を持った腕を4本全て使ってすごいパンチを繰り出す。」
          シゲル「これなら俺に任せな! ニドキング、頼むぜ!」
          ニドキング「キーング!」
          サカキ「カイリキー、「空手チョップ」!」
          カイリキー「リキーーー!!」
          バキ! カイリキーの「空手チョップ」!
          ニドキング「キング!?」
          シゲル「負けるな、ニドキング! 「体当たり」!」
          ニドキング「キーーーング!」
          サカキ「カイリキー、「捨て身タックル」!」
          カイリキー「リキーーーー!」
          ドカ! ニドキングの「体当たり」とカイリキーの「捨て身タックル」!
          コゴロウ「これは互角だ!」
          シゲル「次にどの技をだそうか? そうだ! 確かニドキングはドリルポケモン! ニドキング、「角ドリル」をやってみろ!」
          ニドキング「キーーーング!」
          ギュルルルルルル! グサ! ニドキングの「角ドリル」!
          カイリキー「リキーー...」
          シゲル「よっしゃー! 勝ったぜー!」
          ムサシ「ウソ!? これってヤバイんじゃない!?」
          コジロウ「ああ、このままじゃ俺達もピンチ。」
          ヤマト「でもボスは最後のポケモンを持ってるわ!」
          コサブロウ「誰が勝つか見なきゃな!」
          サカキ「お前達の腕前は素晴らしい! 部下の言うとおりお前達は私よりも超えてるようだな。 だがお前達が勝ったわけではな
          い! 見せてやろう、最強の悪の力を! 行け、ギャラドス!」
          ギャラドス「グォーーー!!」
          サトシ「ギャラドスなら俺に任せておけ! どうせギャラドスは電気に弱いんだからな! ピカチュウ、君に決めた!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          サカキ「ギャラドス、奴等にお前の本当の力を見せてたれ! 「龍の怒り」だ!」
          ギャラドス「グォーーーーーーーーー!!」
          ブォーーーーーーー! ギャラドスの「龍の怒り」!
          ピカチュウ「ピカ!!」
          サカキ「次ぎは、「ハイドロポンプ」!」
          ギャラドス「グォーーーーーーー!!」
          ブシャーーーーーーー! ギャラドスの「ハイドロポンプ」!
          ピカチュウ「ピカーーー...」
          サトシ「ピカチュウ!?」
          シャワーズ「大丈夫、ピカチュウ!?」
          ピカチュウ「ピ、カ...」
          サカキ「さあ、どうする? 降参するか?」
          サトシ「まだ俺が負けたわけじゃねえぜ! シャワーズ、ピカチュウの仇を討ってくれ!」
          シャワーズ「分かった! やってみるよ!」
          サカキ「まだ戦う気か。 今直ぐにこの戦いを終わらせてやる! ギャラドス、「大文字」!」
          ギャラドス「グォーーーーーー!!」
          ブォーーーーーー!! ギャラドスの「大文字」!
          シャワーズ「うわーーーー!!」
          ブレイク「「大文字」!? 炎系の技!?」
          サカキ「ギャラドスを水系だと思っていたようだな。 だがこいつは炎系の技だって覚えるのだよ! ギャラドス、とどめの「バブル光
          線」!」
          ギャラドス「グォーーーーーー!!」
          ブクブクブクブク! ギャラドスの「バブル光線」!
          シャワーズ「うわーーーーー!!」
          サトシ「シャワーズ!?」
          アシュラ「そんな馬鹿な!?」
          ゼトラ「シャワーズまで負けたのか!?」
          サトシ「シャワーズ、大丈夫か!?」
          シャワーズ「う、だめだ...もう、力尽きたよ...」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ、しっかりしろ!」
          ピカチュウ「ピ...カ...」
          シャワーズ「ご、ごめん...これ以上、戦えないよ...」
          サカキ「やっと負けを挑むか? それとも次のポケモンを出すのか? さあ、どっちかにしろ!」
          サトシ「(ピカチュウとシャワーズはもう戦う体力もない。 どうすればいいんだ!? フシギダネやゼニガメを使っても同じ事だ! 一
          体どうすればいいんだ!? 待てよ! そう言えばギャラドスは、そうだ!)」
          サカキ「さあ、どうする? 降参するか続けるか、どっちにするんだ!」
          サトシ「もちろん続けるに決まってるだろ! ラプラス、君に決めた!」
          ラプラス「ラプラーース!」
          サカキ「何!? ラプラス!?」
          ムサシ「ラプラスだって!?」
          コジロウ「あいつ、いつのまにそんなポケモン持っていたのか!?」
          エイメイ「そのポケモンは私が彼にあげた物だ!」
          ヤマト「何ですってー!?」
          コサブロウ「これって大ピンチ?」
          ポケモン図鑑「ラプラス・乗り物ポケモン・人の言葉を理解する高い知能を持つ。 海の上を人を乗せて進のが好き。別名「シード
          ラゴン」。」
          ラプラス「貴方がサトシですね?」
          サトシ「うわ!? ラプラスが喋った!」
          エイメイ「それはそうですよ! このポケモンは人間の言葉を理解出来るんですから!」
          ラプラス「私はラプラス。 私はこのシルフカンパニーで研究させてもらったポケモンでしたが、ロケット団がこのビルを襲ったと聞き
          ました。 エイメイさんから話を聞きました。 貴方なら私を大事にしてくれるみたいです。 これからもよろしくお願いします!」
          サトシ「ああ、よろしくな! とにかくラプラス、このギャラドスを倒してくれ! こいつが俺のピカチュウとシャワーズを酷い目にした
          んだ! 頼む! みんなの仇を討ってくれ!」
          ラプラス「分かりました。 出来る限りやってみます!」
          サカキ「ハッハッハッハ! 私はこういうポケモンを探していた! ならばお前が負けたらそのポケモンは私の物だ!」
          サトシ「お前なんかに渡してたまるかよ!」
          サカキ「だったら一発で倒してやろう! ギャラドス、「破壊光線」!」
          ギャラドス「グォーーーーーーーーー!!!」
          ビーーーーーー!! ギャラドスの「破壊光線」!
          シゲル「あれは「破壊光線」! 攻撃を受けてしまったらこのビルもこっぱ微塵だ!」
          カスミ「サトシ、危ないわ! 逃げてー!」
          サトシ「俺が負けるかよーーー!! ラプラス、「冷凍ビーム」!」
          ラプラス「分かりました!!」
          ビーーーーーーー!! ラプラスの「冷凍ビーム」! ラプラス「冷凍ビーム」はギャラドス「破壊光線」に当たった!
          ギャラドス「グォ!?」
          カチカチカチカチ! ギャラドスの「破壊光線」は凍っていく!
          サカキ「何!? 凍っている!?」
          ギャラドス「グォーーーーー...」
          凍ってしまったギャラドスの「破壊光線」はギャラドスと共に凍ってしまった!
          サカキ「ギャラドスが凍った!? 馬鹿な、奴は水系のはずじゃ!?」
          ブルー「分かったわ! ギャラドスは水タイプだけではなく、飛行タイプも持っているんだわ! つまりさっきの攻撃は効果は抜群だ
          わ!」
          サカキ「ギャラドスは飛行タイプも持っているだと!?」
          サトシ「や、やったーー!! やっと勝ったぜーー!!」
          ラプラス「ロケット団のボスに勝てておめでとうございます!」
          サトシ「ありがとう、ラプラス! ピカチュウ、シャワーズ、仇は取ったぜ!」
          ピカチュウ「ピカピ...」
          シャワーズ「サトシ、ありがとう...」
          ジョーイ「サトシ君、このポケモンも回復するわ!」
          サトシ「ああ! ありがとう、ジョーイさん!」
          ジョーイ「それでは、お預かりします!」
          ジョーイは傷薬を出してピカチュウとシャワーズに与えた。
          ムサシ「ウソ...」
          コジロウ「ボスが...」
          ヤマト「負けたわ...」
          コサブロウ「あんな...」
          ニャース「ニャつらに!?」
          サカキ「さすがに強い。 この私が子供に負けるとは、納得いかない!」
          サトシ「残念だったな、サカキ! 俺の勝ちだぜ! これからどうする?」
          サカキ「くっ! 仕方あるまい! この町はとりあえず諦める! そしてこのビルもな!」
          タケシ「やっと諦める事が出来たんだな。」
          ジュンサー「さあ、サカキさん! 勘弁して逮捕します!」
          サカキ「おっと、私はまだ警察なんかには捕まえられないぞ! 我々ロケット団は不滅だ! サトシと言ったな! 今回は私がこの
          勝負に負けた事にする! だがまた会ったら、今度こそお前を倒してやる! またどこかで会おう!」
          シュン! サカキは「穴抜けの紐」を使い、姿を消した!
          ムサシ「あっ!! ボス!」
          コジロウ「俺達だけ置いてかないでくれよ!」
          ヤマト「ちょっと待ってくださいよ!」
          コサブロウ「俺達も行きます!」
          ロケット団1「やな感じーーーー!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ちーーーー!!」
          シュンシュン! ロケット団は「穴抜けの紐」を使い、姿を消した!
          サトシ「あいつら、また逃げやがった! ジュンサーさん、すみません。 奴等を捕まえなくて。」
          ジュンサー「いいのよ! またどこかで会える事が出来たら必ず捕まえるわ!」
          社長「いやー、ありがとう皆さん! 私達とこの町を救ってくれてありがとう!」
          助手「本当にありがとうございます! 私達は貴方にどういうお礼をすれば良いのでしょうか?」
          サトシ「いいよ、お礼なんて。」
          ジョーイ「サトシ君! 貴方のポケモン回復したわよ!」
          ピカチュウ「ピカピ!」
          シャワーズ「サトシ!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ! よかったな、元気になって!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          シャワーズ「うん!」
          その時入り口に謎の人影がいた。
          ???「サカキがやられたか。 ふっ! 当然の事だけどな! あんな男がサトシと言う奴に勝てるわけがない。 だが、これで終わ
          ったと思うなよ。 本当の楽しみはこれからだ!」
          ポチ! 謎の影はリモコンのボタンを押した。 ドガーーーーーーーン!!! どこかの階で爆発音を聞こえた!
          全員「うわ!!」
          サムライ「な、何が起ったのでござるか!?」
          ドガーーーーーンドガーーーーーン!! また爆発音を聞こえた!
          社員「社長! 無事ですか!?」
          社長「おう! 君も無事だったか! 一体どうしたのかね!?」
          社員「分かりません! このビルの別の階に爆発がしました! 多分このビルに爆弾が仕掛けているはずです!」
          全員「爆弾!?」
          サトシ「まさかあいつらの仕業だな!?」
          社員「他の社員達は全員無事です! 爆死された人達は一人も入ません! とにかく、このビルはもう危険です! 後もうすぐでこ
          のビルが崩れ落ちます! 早くここから脱出しないと!」
          サクラ「脱出って、どうやってここから出られるの!?」
          アヤメ「この階には階段とエレベーターがないのよ!」
          ボタン「ちょっと待って! あのテレポートタイルならあるでしょ!」
          社員「すみません。 私がこの階に辿り着いた時、タイルはすでに壊れてしまいました。 もう出られません!」
          全員「何だってーー!?」
          アキラ「おい、冗談じゃねえぞ! こんな時になんで壊れてるんだよ!?」
          ジュン「このままじゃ僕たちは死んでしまいますよ!」
          セイヨ「いやーーー!! 私死にたくないーーー!!」
          セイヨは泣き始めてた。
          マチス「おい、サトシ! 何かいいアイディアないか!?」
          サトシ「ユンゲラーなら使えるけど、ここはビルの中! 「テレポート」はここには使えないよ! 使えるのは「穴抜けの紐」だけ!」
          ブルーザー「でもそんな物ないぜ!」
          クリスティ「どうするの!? 私達ここで死にたくないわよ!」
          クリスティも泣き始めた。
          カルロス「後もう少しでこのビルが崩れ落ちる!」
          コゴロウ「もうだめだ、今度こそ俺達は全滅か!?」
          サトシ「くそーーーー!! どうすればいいんだーーー!?」
          ???「それなら私に任せて!」
          全員「え!?」
          シュン! サトシ達の目の前に謎の少女の姿が現れた!
          ブレイク「あっ! 君はあの時の!」
          謎の少女「お兄ちゃん達、私はここから脱出させてやるよ! だからと一緒に来て!」
          アシュラ「ちょっと待つでござる! 一体何を言ってるのでござるか?」
          謎の少女「私には「テレポート」と言う能力を持っているの。 だから私と一緒にここから逃げよう!」
          ゼトラ「おい、ちょっと待ってくれよ! 他の社員達はどうするんだ!? 奴等はまだこのビルに閉じ込まれているんだぜ! このま
          ま奴等をほっておくのか!?」
          謎の少女「心配しないで! 他の人達は全員私が助けたから! とにかく早く!」
          サトシ「わ、分かったよ! じゃあ、頼むよ!」
          謎の少女「任しておいて!」
          サトシ達は謎の少女の手を組んだ。
          謎の少女「それじゃ、いくわよ! 「テレポート」!」
          シュン! サトシ達は突然姿を消した! ドガーーーーーーーーン!!! シルフカンパニーは爆発した! ガラガラガラガラ! シル
          フカンパニーは崩れ落ちた! シュン! サトシ達はシルフカンパニーの外に姿を現した!
          サトシ「いてててて、あっ! シルフカンパニーが!」
          社長「私のビルが、崩れたか。」
          サトシ「あの、社長さん。 すみません、ビルをこんなにしちゃって。」
          社長「いいのだよ! 気にせんでいい! それより他の社員達は?」
          社員達「社長ーーーー!!」
          助手「あ、社長! みんなは無事です!」
          社長「おお! みんな無事か! よかったー。」
          ジュンサー「あら? そう言えばあの子は?」
          気が付いたら謎の少女の姿がいない。
          ジョーイ「そう言えばあの子どこに行っちゃったのかしら?」
          サトシ「きっと俺達を助け終わったから、どっか行っちまったんだろうな。」
          シゲル「ああ、多分な。」
          ブルー「でも私達、あの子にありがとうなんて言わなかったわ。」
          社長「君達、私達とこの町を救ってくれて感謝するよ! サトシ君と言ったね? お礼としてこれを君にあげる!」
          社長はサトシに紫色をして、「M」と言う文字の付いたモンスターボールをあげた。
          サトシ「あのー、これは?」
          社長「これはこの町に発売するために作った究極のモンスターボール、「マスターボール」だ!」
          全員「マスターボール!?」
          社長「そう、このモンスターボールは他のモンスターボールと違って、100%でポケモンをゲットする事が出来るボールだ! いつ
          か発売しようとしたのだが、この事件のおかげで中止にしたよ。 だからお礼として、これを一個君にあげよう!」
          サトシ「ほんとですか!? ありがとうございます!」
          助手「それから、これも持って行ってください!」
          助手はサトシに双眼鏡のような眼鏡をあげた。
          サトシ「これは一体何ですか?」
          助手「これは私達が作った特別品、「シルフスコープ」です! これは見えない幽霊ポケモンを見える事が出来る機械です! これ
          も貴方達にさし上げます!」
          サトシ「ありがとうございます!」
          ヒデキ「サトシ君、皆さん、本当にありがとうございました!」
          エイメイ「君達のおかげでこの町は平和に戻りました! 本当にありがとう!」
          サトシ「まあ、いいって者よ! それじゃ、俺達はジムにでも行くとするか!」
          シゲル「今から? 今日は疲れてるからどこかで泊ろうぜ!」
          ジュンサー「それなら私が案内するわ! もちろんただで泊ってもいいわ! この事件を解決したお礼とね!」
          ブルー「ほんとに! ありがとう!」
          ジョーイ「私はポケモンセンターに戻るわ。 サトシ君、あの時助けてくれてありがとう!」
          サトシ「いいんだよ! ジョーイさんも俺達を手伝ってくれてありがとう!」
          ジョーイ「どう致しまして!」
          ヒデキ「サトシ君、次の旅に気を付けてください! それからジムでがんばってください!」
          エイメイ「ラプラスの事を頼んだよ!」
          ジョーイ「またお会いしましょう、サトシ君!」
          サトシ「ああ! みんな、またな!」
          シルフカンパニーでロケット団のボス、サカキを倒したサトシ達! ビルは崩れ落ちたが、町の平和を守る事が出来た。 だが問題
          なのはビルを爆破した謎の男とサトシ達を助けてくれた謎の少女。 この2人は何者なのであろうか?
          続く。