第三十四話 格闘道場!
          シルフカンパニーでロケット団のボス、サカキを倒し、謎の少女に助けられたサトシ達。 ビルは崩れ落ちてしまったが、町の平和
          が戻る事が出来た。 そして今は朝で、ここはヤマブキシティの旅館。

          サトシ「うーーん、よく寝たぜ!」
          シャワーズ「僕も!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          ジュンサー「あら、サトシ君とみんな! あはよう!」
          サトシ「あっ! ジュンサーさん! おはようございます!」
          ジュンサー「昨日はぐっすり寝たみたいね! これからどうするの?」
          シゲル「これからヤマブキジムに行くところさ!」
          ブルー「あそこでバッジをゲットしに行くの!」
          ジュンサー「それなら気を付けてね! あのジムリーダーは手強いと聞いたけどね。 もちろんあのロケット団のボスみたいに手強
          いかもね。」
          タケシ「まあ、そうですけどね。」
          カスミ「これからシルフカンパニーはどうなるんですか?」
          ジュンサー「またビルを建て直すって社長さんが言ってたわ。 立て直すのは長くかかるかもね。」
          サムライ「それは長いでござるな。」
          ジュンサー「じゃあ、私は仕事あるからもう行くわ!」
          サトシ「そうですか。 昨日言い忘れたけど、俺達と一緒に来てありがとうございます!」
          ジュンサー「いいのよ! サトシ君もこの町を救ってくれてありがとう! それじゃ、ジムでがんばってね! また会おうね、みんな
          !」
          サトシ「ああ! またな!」
          ジュンサーは行ってしまった。
          サトシ「よし! みんな、今からヤマブキジムへ向ってレッツゴー!」
          全員「おう!」
          ―数分後―
          サクラ「ヤマブキジムはどこにあるのかしら?」
          アヤメ「私達まさかまた道に迷ったわけじゃないよね?」
          ボタン「そんな事ないわよ、きっと!」
          サトシ「でもどこだか分からない。」

          アキラ「やっぱり道に迷ったんだな。」
          セイヨ「これからどうするのかしら?」
          ジュン「さあ、他の人に話し掛けましょうか?」
          サトシ「そうだな! ん?」
          サトシは大きなジムを見つけた。
          サトシ「あれがジムかな?」
          マチス「でもジムと言うより道場だな。」
          よく見てみれば道場だった。
          ブルーザー「これは道場だな。 ジムだったらこんなカッコ悪くないはずだろ?」
          クリスティ「そうね、でもこのジムは何なのかしら?」
          カルロス「看板が張ってあるぞ。 「格闘道場!」だってよ。」
          コゴロウ「つまりこのジムは格闘ポケモン達がいるジムだな?」
          サトシ「じゃあ、最初ここによって見るか?」
          ブレイク「でもヤマブキジムはどうするんだ?」
          サトシ「後でに行くから、一応入って見ようぜ!」
          アシュラ「仕方ないでござるな。 とりあえず入るとするでござるか。」
          サトシ「よし、みんな! 入るぜ!」
          ガラ! サトシはジムのドアを開けた。
          サトシ「たのもー、じゃなくて、お邪魔します!」
          ???「オス! お前は何者だ!?」
          サトシ「え? 何者って、俺はマサラタウンのサトシだけど。」
          ゼトラ「空手王か、こいつ?」
          空手王「いかにもその通りだ! お前達何しにここに来た!? まさか道場破りか!?」
          サトシ「は? 何言ってるんだよ? 俺達はただここによっているだけだぜ?」
          空手王「道場破りなら許せぬ! オス! 勝負だ! 行け、ワンリキー!」
          ワンリキー「リキー!」
          サトシ「おい、勝手に勝負するなよ! それに人の話を聞けよ!」
          空手王「どうした!? ポケモンを出さないのか!?」
          サトシ「完全に聞いてない。 もういい!! 勝負だ! 行け、マダツボミ!」
          マダツボミ「ツボツボー!」
          空手王「ワンリキー、「空手チョップ」!」
          ワンリキー「リキーーー!!」
          バキ! ワンリキーの「空手チョップ」!
          マダツボミ「ツボ!?」
          サトシ「負けるな、マダツボミ! 「つるの鞭」だ!」
          マダツボミ「ツボーー!!」
          シュルルルル! バシ! マダツボミの「つるの鞭」!
          ワンリキー「リキーーー...」
          空手王「何ー!? 俺のワンリキーがーー!?」
          サトシ「これならどうだい?」
          空手王「お前達は道場破りだな!? この事を先生に知らせねば!」
          サトシ「だから俺達は道場破りじゃねえって言ってるだろ!?」
          空手王は行ってしまった。
          サトシ「あいつーー、人の話を全然聞いてねえ!! 頭に来るぜ!!」
          シゲル「あいつ耳遠いんじゃねえのか?」
          ブルー「でも、勝ったからいいんじゃないの?」
          マダツボミ「ツボーー。 ツボ!?」
          サトシ「ん!? マダツボミ!?」
          マダツボミの身体は突然光り、形が変わり始めた!
          タケシ「おお! これはもしかして...」
          ???「ドンドーン!」
          カスミ「マダツボミがウツドンに進化したわ!」
          サトシ「やったーー!! 進化したぜー!! よかったな、ウツドン!」
          ウツドン「ドーン!」
          サトシ「よし! 奥に入ろうぜ!」
          サトシ達はジムの奥の方へ入った。
          サトシ「失礼しますぜ!」
          サトシ達が入った部屋には空手王達がいた。
          空手王1「先生! あれです! あいつが道場破りです!」
          サトシ「だからーーー!」
          空手王2「お前達が道場破りか? 俺の助手から話を聞いたぜ!」
          サムライ「違うのでござる! 拙者達はただここによっているだけでござるよ!」
          空手王2「俺はこのジムのリーダーであり、「空手大王」と呼ばれる戦士だ! そう、俺の名はトウマ! 道場破りは絶対に許せ
          ぬ!」
          サクラ「この人も聞いてないわね。」
          アヤメ「空手王ってそんなに人の話を聞かないのかしら?」
          ボタン「ねえ、聞いてるの? 私達は道場破りじゃないの!」
          トウマ「道場破りならばポケモン勝負だ!」
          アキラ「だーーー!!! 人の話を聞けーーーー!!」
          サトシ「でもポケモン勝負なら受け取るぜ!」
          トウマ「いいだろう! 俺は負けねえからな! いざ、勝負! 行け、サワムラー!」
          サワムラー「ムラーー!!」
          ポケモン図鑑「サワムラー・キックポケモン・足が自由に伸び縮みして遠く離れている場合でも相手を蹴り上げる事が出来る。 キ
          ックが当たる瞬間! 足の裏がダイアモンドのように固くなって相手を破壊する。 別名「キックの鬼」。」
          サトシ「よーし、それならこいつで勝負だ! オニドリル、君に決めた!」
          オニドリル「ギャオーーー!!」
          トウマ「サワムラー、あんな奴なんかぶっ飛ばせ! 「飛び蹴り」だ!」
          サワムラー「ムラムラーー!!」
          サトシ「オニドリル、「高速移動」で攻撃をかわせ!」
          オニドリル「ギャオ!」
          シュンシュンシュンシュン! オニドリルの「高速移動」! サワムラーの攻撃が外れた!
          トウマ「何!?」
          サトシ「オニドリル、とどめの「ドリル嘴」!」
          オニドリル「ギャオーーーー!!」
          ギュルルルルルル! ドカ! オニドリルの「ドリル嘴」! 効果は抜群だ!
          サワムラー「ムラーーー...」
          トウマ「な!? 効果は抜群だと!? どういう意味だ!?」
          ポケモン図鑑「格闘タイプのポケモンは飛行タイプに弱い。」
          トウマ「何!? し、知らなかった...」
          サトシ「さあ、どうする? まだ戦う気かよ?」
          トウマ「当然だ! この道場のためなら俺は負けねえ! お前達のような道場破りは絶対にこの手で倒す!」
          ジュン「まだ勘違いしてるみたいですね、この人。」
          セイヨ「もう、いい加減にしてよ! 私達は道場破りじゃないってば!」
          トウマ「行け、エビワラー!」
          エビワラー「エビーー!!」
          ポケモン図鑑「エビワラー・パンチポケモン・サワムラーと違ってこっちはパンチ技を持つポケモン。プロボクサーの魂が乗り移っ
          ている。 パンチのスピードは新幹線よりも速い。 ねじり込むようなパンチ攻撃! コンクリートの壁がドリル場に削られてやがて穴
          が開く。 別名「パンチの鬼」。」
          マチス「あいつ全然リッスンしてないぜ。」
          サトシ「サワムラーの次にエビワラーか。 オニドリル、「乱れ突き」だ!」
          オニドリル「ギャオーーーー!!」
          ズタタタタタ! オニドリルの「乱れ突き」!
          トウマ「エビワラー、「高速移動」で攻撃をかわせ!」
          エビワラー「エビエビー!」
          シュンシュンシュンシュン! エビワラーの「高速移動」! オニドリルの攻撃は外れた!
          トウマ「エビワラー、「雷パンチ」!」
          エビワラー「エビーーーー!!」
          ビリリリリリ! バキ! エビワラーの「雷パンチ」! 効果は抜群だ!
          オニドリル「ギャオーーー...」
          サトシ「な!? オニドリル!?」
          トウマ「エビワラーはこう見えてもパンチの達人! 色々なパンチ技を覚えてるぜ!」
          カルロス「そう言えばエビワラーは炎、電気や氷系のパンチ技を持ってるぜ!」
          サトシ「じゃあ、どのポケモンを使うか? ピジョンじゃ電気や氷に弱いし、ゼニガメや他の水系は電気に弱いし、フシギダネや他
          の草系は炎に弱い。 次ぎに出すポケモンは、よし! ユンゲラー、君に決めた!」
          ユンゲラー「ユンゲラー!」
          トウマ「ゲッ!? ユンゲラー!?」
          ブルーザー「ん? 何びびってるんだよ?」
          トウマ「べ、別にびびってねえよ! エビワラー、「冷凍パンチ」で相手を凍らせ!」
          エビワラー「エビ!」
          サトシ「そうはさせるかよ! ユンゲラー「サイケ光線」だ!」
          ユンゲラー「ユン!」
          ビーーーーー!! ユンゲラーの「サイケ光線」!
          エビワラー「エビーーー...」
          トウマ「うそーー!? 負けたーーー!!」
          サトシ「よっしゃー! 勝ったぜー!」
          ピカチュウ「ピッピカ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          トウマ「くそー、やっぱりエスパーには勝てないと思ったぜ。」
          コゴロウ「格闘タイプのポケモンはエスパーにも弱いのか?」
          空手王1「それはそうさ。 弱いのは飛行だけじゃないよ。」
          トウマ「俺が負けたらこの道場もなくなる! 頼む、この道場の看板だけは持っていかないでくれ!」
          ブレイク「あのな、何回も言ってるけどよ! 俺達は道場破りじゃねえって言ってるだろ!?」
          トウマ「道場破りじゃなくても俺は普通のトレーナーに負けた! 誰であろうと看板だけは持っていかないでくれ!」
          アシュラ「な、何じゃ此奴は?」
          ゼトラ「道場破りじゃないと最初から分かってたのか?」
          トウマ「俺に勝った印として、俺の格闘ポケモンを一つさし上げるぞ!」
          サトシ「え!? 本当に!?」
          トウマ「オス! そうさ! こいつらはかなり力は強いぞ! エビワラーかサワムラー、どっちか一匹選んでくれ!」
          サトシ「じゃあ、ちょっと考えさせてくれ。」
          シゲル「エビワラーは色々なパンチ技を持ってる。 カルロスの言う通り炎、電気や氷系のパンチ技を持ってるみたいだな!」
          ブルー「サワムラーはキックの達人だから、珍しいキック技も持ってるかも!」
          サトシ「どっちか迷うな。 よし、こいつに決めた!」
          トウマ「オス! パンチの鬼、エビワラーを選ぶんだな!」
          サトシ「ああ、どうせ色々なパンチ技を覚えてるこいつなら必要かもな!」
          トウマ「それじゃあ、エビワラーを大切に育ててくれ!」
          サトシ「ああ、ちゃんとこいつを育てるぜ!」
          ムサシ「ちょっと待ったー! そいつはあんたの物じゃないわよ!」
          サトシ「な、何だ!?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          トウマ「ロケット団だと!?」
          ヤマト「入るのはムサシ達だけじゃないわよ!」
          タケシ「今度は何だ!?」
          ヤマト「なんだかんだと聞かれたら...」
          コサブロウ「答えないのが普通だが...」
          2人「まあ特別に答えよう!」
          ヤマト「地球の破壊を防ぐため...」
          コサブロウ「地球の平和を守るため...」
          ヤマト「愛と誠実の悪を貫く...」
          コサブロウ「キュートでお茶目な敵役...」
          ヤマト「ヤマト!」
          コサブロウ「コサブロウ!」
          ヤマト「宇宙を駆けるロケット団の2人には...」
          コサブロウ「ショッキングピンク桃色の明日が待ってるぜ!」
          ヤマト「なーんてな!」
          ラッタ「だっちゅーの!」
          カスミ「またあんた達ね!?」
          サムライ「今度は何しに来たのでござるか!?」
          ムサシ「私達ピカチュウとシャワーズに用はあるけど...」
          コジロウ「そのエビワラーとサワムラーに用がある!」
          サトシ「何!?」
          ヤマト「エビワラーとサワムラーはとても珍しい技持ってるの!」
          コサブロウ「珍しい物は俺達の物になる!」
          ニャース「だからニャー達はこの道場にいるポケモンを全部頂くのニャ!」
          トウマ「何だと!?」
          サトシ「それだけの話か?」
          ムサシ「それだけじゃないわよ!」
          コジロウ「よくもシルフカンパニーの時に邪魔したな!」
          ヤマト「おかげで作戦は大失敗よ!」
          コサブロウ「その借りを返してやるぜ!」
          サトシ「返さなくてもいいよ! 俺達だって言いたい事があるさ! よくもシルフカンパニーを破壊したな!」
          ムサシ「え? 何のことかしら?」
          サトシ「とぼけるな! シルフカンパニーを爆破したのはみんなお前達だと分かってるんだ!」
          コジロウ「おい、ちょっと待って! 俺達ビルを爆破した覚えがないぜ!」
          サトシ「うそ付くな!」
          ヤマト「ほんとだって! 爆破したのは私達じゃないわよ!」
          コサブロウ「信じてくれよ! ビルを爆破した犯人は俺達じゃないんだ!」
          ニャース「犯人はニャー達やボスじゃニャいニャ! 爆弾なんて仕掛けた覚えはニャいニャ! 信じてくれニャ!」
          サトシ「そんなんですむと思ってんのか!? 一度で起ったものは俺が許せねえぞ! エビワラー、君に決めた!」
          エビワラー「エビー!」
          トウマ「サトシ、俺もやる! サワムラー、行け!」
          サワムラー「ムラー!」
          ムサシ「え!? ちょっと!?」
          コジロウ「俺達がやったんじゃないってば!」
          サトシ「お前達がやったのはもうとっくに決まってるんだよ! エビワラー、「連続パンチ」!」
          エビワラー「エビエビー!」
          バキバキバキバキ! エビワラー「連続パンチ」!
          ムサシ「いたたたた!! 痛いじゃない!!」
          トウマ「痛くて結構! サワムラー、「二度蹴り」!」
          サワムラー「ムラムラー!!」
          バキバキバキバキ!! サワムラーの「二度蹴り」!
          コジロウ「いててててて!! まじで痛い!!」
          サトシ「エビワラー、「炎のパンチ」!」
          エビワラー「エビーー!!」
          ブォ! バキ! エビワラーの「炎のパンチ」!
          ヤマト「あちーー!!」
          トウマ「サワムラー、「回し蹴り」!」
          サワムラー「ムラーー!!」
          バキ!! サワムラーの「回し蹴り」!
          コサブロウ「アーウチ!」
          サトシ「エビワラー、とどめは全員に「メガトンパンチ」!」
          エビワラー「エビエビーー!!」
          バキ!!!! エビワラーの「メガトンパンチ」!
          ロケット団1「早やな感じーーーーーーー!!」
          ロケット団2「そして早やな気持ちーーーーーーーー!!」
          サトシ「やっと行ったか。 でもサンキュー、トウマ! 力を貸してくれて!」
          トウマ「いいんだよ! たいした事はねえぜ!」
          ???「お前達勝ったと思ったのか? まだ倒してない奴が一人いるぜ!」
          全員「え!?」
          ドガーーーーーン!! 壁がいきなり爆発した!
          空手王1「な、何だ!?」
          空手王3「何があったんだ!?」
          サトシ「そこにいる奴は誰だ!?」
          ???「お前がサトシか? お前がゼネンと言う男を倒したのか?」
          サトシ「ゼネン!? ま、まさか、お前は...」
          ???「よく知ったな! 俺はゼネンと同じリユニオンソルジャー! 格闘技を持つ獣人使い、最大最強の力を持つ戦士、「獣魔闘
          軍団」の団長、ザクロン!」
          全員「ザクロン!?」
          トウマ「サトシ、奴は何者!?」
          サトシ「奴は人間を殺そうとし、銀河中の星を次々と破壊しようとする悪の戦士なんだ! 俺達はそいつを倒すために旅立ってる
          事もあるんだ! もしも奴はポケモンのエネルギーを奪ったら、そのポケモンは死ぬと言うんだ! 多分この道場にある格闘ポケモ
          ン達を狙ってるかも!」
          トウマ「何だと!?」
          ザクロン「さすがにサトシ、お前の言った事は正解だったな。 そう、俺はここにいる格闘ポケモンのエネルギーを奪いに来た! そ
          うすれば、俺はどんな奴よりも最強に強くなる! だが邪魔が入ったのは仕方ないな。 悪いが、全員死なせてもらうぜ!」
          サトシ「そうはさせるかよ! エビワラー、もう一回頼むぜ!」
          エビワラー「エビ!」
          トウマ「サワムラーもがんばるんだぞ!」
          サワムラー「ムラ!」
          ザクロン「そいつらを使うのか、もったいないぜ! ウェアウルフ、行け!」
          ウェアウルフ「ガルルルル!!」
          サクラ「ウェアウルフ!?」
          アヤメ「あのモンスターカルロスとそっくりだわ!」
          ボタン「でも普通の狼男みたいだわ!」
          聖剣図鑑「ウェアウルフ・獣人モンスター・夜で森の中で生息するモンスター。 狼男に見えるが格闘技を持っている格闘家であ
          る。 色々なパンチ技やキック技を持ち木でも石でも壊す事が出来る。 時によっては夜だけではなく昼もこの姿のままのモンスタ
          ーもいる。」
          サトシ「格闘対決なら俺は負けねえぜ! こいつを倒せば楽勝だぜ!」
          ザクロン「違うな! このウェアウルフはどんな奴よりも強いんだよ! ウェアウルフ、「バルカンジャブ」だ!」
          ウェアウルフ「ガオーーーー!!」
          バキバキバキバキ!! ウェアウルフの「バルカンジャブ」!
          エビワラー「エビ!?」
          サトシ「エビワラー!?」
          ザクロン「次ぎは、「スピンキック」!」
          ウェアウルフ「ガオーーーー!!」
          ドカ! ウェアウルフの「スピンキック」!
          サワムラー「ムラ!?」
          トウマ「サワムラー!?」
          ザクロン「どうした? もう降参か?」
          アキラ「あいつ、強すぎる!」
          ジュン「あのままじゃやられますよ!」
          サトシ「まだ負けねえ! 俺は負けねえぞ!」
          トウマ「この道場を潰そうとする奴はこの手で叩き倒してやる!」
          ザクロン「馬鹿め、頭でも混乱したか? お前達なんか俺に勝てねえと分かれ! ウェアウルフ、とどめの「スマッシュパンチ」!」
          ウェアウルフ「ガオーーーーー!!!」
          サトシ「今だ、エビワラー!」
          エビワラー「エビーーーー!!!」
          バキ!! ウェアウルフの「スマッシュパンチ」! だが攻撃はエビワラーのパンチに当たった!
          セイヨ「こ、これは互角だわ!」
          サトシ「と思ったら違うんだよな!」
          カチカチカチカチ! ウェアウルフの手が凍り始めた!
          ウェアウルフ「ガル!?」
          ザクロン「何!? 凍ってる!?」
          マチス「そうか! あのパンチはノーマルパンチではなく、「冷凍パンチ」!」
          サトシ「その通り! 「冷凍パンチ」が相手に当たったら一瞬に凍らせる事がで来るぜ!」
          ザクロン「な、何だと!?」
          ウェアウルフ「ガオーーーーーー!!」
          カチ!! ウェアウルフは凍ってしまった!
          サトシ「やったー!! 凍ったぜ!」
          トウマ「さすがにサトシ、見事だぜ!」
          サトシ「さあ、ザクロン! まだ戦いたいか?」
          ザクロン「く! 仕方ねえ! この道場は諦めよう! だが俺達はまだ負けたわけじゃねえ! 今度また会ったら、絶対にこの手で倒
          してやるからな! その時まで覚悟してろよ! いつかどこかでまた会おう! ハーッハッハッハッハ!!」
          シュン! ザクロンと凍ったウェアウルフは突然消えた!
          ブルーザー「また逃げやがったか!」
          トウマ「サトシ、ありがとう。 この道場を守ってくれて。」
          サトシ「いいんだよ。 トウマも俺達と一緒に戦ってくれてありがとう!」
          トウマ「オス! そうそう、エビワラーも持って行くとして、よかったらこのサワムラーも持って行ってくれ!」
          サトシ「え!? でもどうして?」
          トウマ「実は俺達は、ヤマブキシティジムのジムリーダーに負けてしまったんだ。 なぜかと言うと格闘がエスパーに弱いと。 俺は
          どうにかしてエスパー系の技を超えさせようとしたのだが、次々のトレーナー戦であっという間に負けた。」
          クリスティ「ジムリーダーはエスパー使いなの?」
          トウマ「ああ、リーダーはこう見えてもこの町で一番強いんだ。 俺はエビワラーとサワムラーをちゃんと育てようとしたのだが、な
          かなか強くなれないんだ。 だから頼む、エビワラーの次ぎ、サワムラーも連れて行ってくれ!」
          サトシ「トウマ、分かった! じゃあ、遠慮なくサワムラーも一緒に連れて行くぜ!」
          トウマ「ありがとう、サトシ! ついでに、この道場で修行でもするかい?」
          サトシ「い、いいよ! そんなの時間がないから。 ところで、教えたい事があるんだけど。 ヤマブキジムはどこなの?」
          トウマ「何言ってるんだ? ジムならこの道場の隣だぜ。」
          全員「え!?」
          トウマ「気付いてなかったのか? この道場の隣に白い建物があるだろ? あれがヤマブキジムさ!」
          カルロス「道場の隣にあったのか?」
          コゴロウ「知らなかった...」
          トウマ「そこはかなり強いぜ! 行く時に気を付けるんだぜ!」
          サトシ「分かった! じゃあ、また会おうな!」
          トウマ「がんばれよ、サトシ!」
          サトシ「よし! みんな、ヤマブキジムに向ってレッツゴー!」
          全員「おう!」
          格闘道場で空手大王と呼ばれるトウマを倒しながら、ロケット団とリユニオンのザクロンを倒し、エビワラーとサワムラーをゲットし
          たサトシ達。 おまけにマダツボミがウツドンに進化してよかった。 次に向うのはヤマブキジム! どういう戦いになるのか、次回
          へ続く!
          続くったら続く!