第三十九話 恐怖!ポケモンタワー
          ここはシオンタウン。 シオンは紫尊い色で、ポケモンのお墓がある有名な町。 礼拝塔もあり、その町にいたのはサトシ達。 サト
          シ達はイワヤマトンネルで「リベンジャー」という名を持ったトレーナー、ダイスケを倒し、リユニオンのガロンを倒し、新たなるポケ
          モンイワークとワンリキーをゲットした。 ガロンを倒したおかげでダイスケは新たに仲間になり、シオンタウンに到着!

          サトシ「やっとシオンタウンに辿り着いたぜ!」
          シゲル「でもなんか不気味な町だな。」
          ブルー「何だかお化けが出そうね。」
          ピカチュウ「ピカ! ピカピ!」
          サトシ「ん? どうしたんだピカチュウ?」
          シャワーズ「ピカチュウはあの家に入りたいんだって。」
          タケシ「あの家? あの大きな家の事か?」
          サトシ「とにかく行って見ようぜ!」
          ―ある大きな家―
          サトシ「ここか。」
          カスミ「「ポケモンボランティアハウス」だって! 多分ここはいっぱいポケモンもいるみたいね!」
          サトシ「ホントか!? じゃあ、入ってみるか!」
          サトシ達は家の中に入った。
          ???「いらっしゃいませ! どなたですか?」
          サトシ「俺はマサラタウンのサトシ! 君は?」
          ???「私の名前はアスカ! この家の助手なの!」
          ???「同じくカガヤ! 俺も助手さ!」
          家の中にいっぱいポケモン達がいた。
          サムライ「この家にいっぱいポケモンいるでござるな!」
          サクラ「このポケモン貴方達の?」
          アスカ「ううん。 これは私達のおじいちゃん、フジおじいちゃんのなの!」
          カガヤ「捨てられたポケモンや買えなくなったポケモンや傷付いたポケモンを拾いながら世話してるんだ。 これこそじいちゃんの
          仕事さ!」
          窓の所にカラカラがいた。
          アヤメ「あは! みてみて! あそこにカラカラがいるわ!」
          ボタン「でも悲しい顔してるわ。」
          アスカ「実はあの子のお母さんがある酷いトレーナーに殺されたの。 おじいちゃんが拾ったの。 孤独だからかわいそうだって。」
          アキラ「母親が殺された!? 一体誰に!?」
          カガヤ「ロケット団さ!」
          全員「ロケット団!?」
          カガヤ「奴は頼りにならないポケモンを直ぐに殺してしまう事になってるんだ! あいつらは犯罪好きな奴等さ! 今でも警察もそ
          れを調査してる途中なんだ。」
          ジュン「犯人はロケット団だって事は本当なんですか!?」
          アスカ「うん。 他の人はそう言ってるけど。」
          セイヨ「あんな事もするなんて、許せないわ!!」
          マチス「で、フーイズフジさんだ?」
          アスカ「おじいちゃんはこのボランティアの会長なの。 でもおじいちゃんこの五日間全然帰って来ないの。」
          ダイスケ「五日間も帰って来ないだって!?」
          カガヤ「じいちゃんはカラカラを慰めるためにカラカラの母親の墓があるポケモンタワーに行ったんだ。 でもあれから行方不明のま
          まなんだ。」
          ブルーザー「ポケモンタワーって、あの塔の事か?」
          アスカ「そうそう! あれがポケモンタワーよ! あそこではよくポケモンのお葬式があるの。 でもあの塔には幽霊が出る噂もある
          の。」
          クリスティ「幽霊が出る噂?」
          カガヤ「ああ、最近あそこにはポケモンの幽霊が出る噂があるんだ。 今でもその幽霊の正体が分からないんだ。」
          カルロス「祈とう師達なら分かるんじゃねえのか?」
          アスカ「それでも分からないんだって。」
          カガヤ「とにかく、出来ればあの塔には入るなよ! もしもの事があったら、直ぐに命は狙われるかもな!」
          ―数分後―
          サトシ達はポケモンボランティアハウスから出た。
          サトシ「行方不明のフジ老人、正体不明の幽霊、ロケット団の殺人、一体何なんだ、これは? よし! とにかく、あの塔の中に入
          るぜ!」
          全員「え!?」
          コゴロウ「何言ってるんだよ!? そんな事したらまた命狙われるかもしれねえんだぞ!」
          サトシ「このまま放って置くわけねえだろ? ロケット団が本当に殺人をしてるかまだ分からないんだ! フジ老人も行方不明だ
          し、それにここで幽霊ポケモンをゲットしなきゃ行けねえだろ?」
          ブレイク「確かにそれもあるな。」
          ピカチュウ「ピカーー...」
          シャワーズ「何だか怖いなー。 やっぱ幽霊ポケモンゲットするのやめようよ!」
          サトシ「何言ってるんだよ!? お前達またナツメのユンゲラーにコテンパンにやられたいのか?」
          シャワーズ「そんな事言ったって...」
          サトシ「仕方ないから我慢しろ!」
          ―ポケモンタワーの中―
          ロケット団は窓から覗いてた。
          ムサシ「ウフフフ、やっぱり来たわね。」
          コジロウ「今度こそあのピカチュウとシャワーズをゲットだぜ!」
          ヤマト「でもこんな墓場でやるの? 何だか怖い感じよ!」
          コサブロウ「仕方ないさ、我慢するしかねえだろ?」
          ニャース「それでは、作戦開始ニャ!」
          バキャ!! 床が崩れ落ち、ロケット団が落ちた!
          ロケット団「あぎゃーーーーーー!!」
          ―外―
          アシュラ「な、何事でござるか!?」
          ゼトラ「まさか、誰かが幽霊に!?」
          ―ポケモンタワーの地下室―
          ムサシ「いたたた、何よこれ!?」
          コジロウ「ここはかなり古い塔だから、床もだめなのか!?」
          ???「ゲヘヘヘヘ...」
          ヤマト「え!? 今、何か聞こえなかった!?」
          コサブロウ「何って?」
          スーーー... ロケット団の目の前にゴースが現れた!
          ゴース「ゴーーース!!」
          ロケット団「ぎゃーーーーーーーーー!!!!」
          ―外―
          シゲル「今度は何なんだ!?」
          ブルー「またあの叫び声だわ!」
          サトシ「あの叫び声どっかで聞いたような...」
          タケシ「とにかく中に入る方がいいぜ。」
          カスミ「最初はサトシから入って!」
          サトシ「え!? 俺!? しょうがねえな!」 
          サトシ達はポケモンタワーの中に入った。 中は色々のポケモンのお墓があった。
          サムライ「ひぇーー...何なんでござるか、ここは?」
          サクラ「ポケモンのお墓だらけだわ...」
          アヤメ「何だか幽霊出そう...」
          サトシ「とにかくみんな、気を付けろ!」
          ???「グヘヘヘヘ...」
          ボタン「え!? い、今のは何!?」
          ???「ギャハハハハハ...」
          アキラ「誰かいるのか? ここに...」
          ―塔のどこかの部屋―
          どこかの部屋にはゴーストとゲンガーがいた。 二匹ともコメディ番組を見ていた。
          ゴースト「ゴースゴスゴスゴス!」
          ゲンガー「ゲーッヘッヘッヘッヘ!」
          その時ゴースが現れた!
          ゴース「ゴースゴスゴスゴス!」
          ―一方サトシ達―
          ジュン「色々なお墓がありますね。」
          セイヨ「ここには誰もいないみたいね。」
          サトシ「おーい、誰かいませんかーーー?」
          その時サトシ達の前に祈とう師がいた。
          マチス「オウ! あそこに祈とう師がいるぜ!」
          サトシ「本当だ! すみません!」
          祈とう師はサトシの方にゆっくりと振り向いた。 その目付きはものすごく様子が変だった。
          ダイスケ「な、何だ? こいつ?」
          祈とう師「ケケケケ...オマエ...タチ...モ...ノロ...ワレ!!」
          ブルーザー「な、何だ!?」
          祈とう師「ケケケケ...ユケ...ゴース!!」
          ゴース「ゴース!!」
          クリスティ「ちょっと、何するの!?」
          サトシ「多分幽霊に取り使われてるかもしれない! どうにかして正気に戻さなきゃ! スリープ、君に決めた!」
          スリープ「スリスリ!」
          祈とう師「ケケケ...ゴース...「アヤシイヒカリ」!!」
          ゴース「ゴース!!」
          ビカ!!! ゴースの「怪しい光」! だが上手く決められなかった!
          サトシ「残念だったな! スリープ、「念力」!」
          スリープ「スリスリーー!!」
          ミワワワワワワ! スリープの「念力」! 効果は抜群だ!
          ゴース「ゴーース...」
          サトシ「よっしゃー! 勝ったぜ!」
          その時謎の魂が祈とう師の身体から出てきた。
          祈とう師「は! わ、ワシは一体何をやってたのじゃ!?」
          コゴロウ「正気に戻ったようだな。」
          サトシ「大丈夫ですか!?」
          祈とう師「いやー、ありがとう! おかげで元に戻ったわい!」
          ブレイク「誰なんですか、あんたは?」
          祈とう師「ワシの名前はツルコ。 ワシはポケモンの幽霊を追っ払おうとしたのだが、逆に取り使われておったのじゃ。 でもおかげ
          でやっと正気に戻ったわい。 感謝するぞ、君達! ところで、君達はなぜここにおるのじゃ?」
          サトシ「俺達はここで幽霊ポケモンをゲットしに来たのさ! それから、行方不明になったフジ老人を探し、ロケット団の犯罪を調べ
          ようとしてここに来たんだ!」
          ツルコ「なるほど、幽霊ポケモンをゲットしに来たのか。 だがそれは無理じゃの。 ここの幽霊ポケモン正体は分からんのじゃ。 ゲ
          ットしても無駄なもんじゃ。」
          アシュラ「そうでござるか。」
          ツルコ「それに、フジ老人が行方不明の事やロケット団の犯罪は警察が調べているはずじゃ。 ここに来ても何もないよ。」
          サトシ「でも...」
          ???「ギャーーッハッハッハッハッハ!!」
          ゼトラ「な、何だ今のは!?」
          ツルコ「幽霊じゃ! 幽霊がここに来るみたいじゃ!」
          サトシ「に、逃げよーー!!」
          サトシ達は逃げた! その時ゴース、ゴースト、ゲンガーが現れた!
          ゴース「ゴースゴス?」
          ゴースト「ゴースト!」
          ゲンガー「ゲンガーー!!」
          ―外―
          カスミ「私はもうあんな所に入るのはいや!!」
          タケシ「俺もだ!」
          サトシ「何だよ!? ポケモンである幽霊がそんなに怖いのか!?」
          サムライ「でもあれは本当の幽霊みたいだったでござるぞ!」
          シゲル「どうする?」
          ブルー「これは諦めるしかないね。」
          サトシ「シゲル達まで。 ピカチュウ、シャワーズ!」
          ピカチュウ「ピーカーピーカ!」
          シャワーズ「僕もあんな怖い所なんて行きたくなーい!」
          サトシ「お前ら情けねえぞ!!」
          ピカチュウ「ピ!!」
          シャワーズ「わ!!」
          サトシ「そんな状態じゃ、またナツメに負けてしまうんだぞ! そして今でもフジ老人は危険な目にあってるかもしれねえんだぞ!
          それで放っておいてもいいのか!?」
          ピカチュウ「ピー...」
          シャワーズ「うー...」
          サトシ「いいか、こういう時は勇気を出さなければならないんだ! それこそ正義のポケモンのやり方だ! 分かるか?」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「うん!」
          サトシ「よし! もう一回挑戦しようぜ!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          シャワーズ「おう!」
          シゲル「その間俺達はここで待ってるぜ!」
          ブルー「行ってらっしゃーい!」
          サトシ「お前達なーーー!!!!」
          コジロウ「しょうがねえな、俺も行くよ!」
          ゼトラ「念のために俺もな!」
          サトシ達はポケモンタワーの中に入った。
          サトシ「またお邪魔しまーす。」
          ピカチュウ「ピーカ?」
          シャワーズ「誰かいませんかー?」
          コゴロウ「ん? おい、あそこにポケモンがいるぜ!」
          ゼトラ「ほんとだ。 何だあれは?」
          ???「カラカラ!」
          サトシ「おお! あれはカラカラ! よーし、ゲットだぜ! シャワーズ、「水鉄砲」!」
          シャワーズ「オッケー! ブーーーーー!!!」
          バシャ! シャワーズの「水鉄砲」! 効果は抜群だ!
          カラカラ「カラーーー...」
          サトシ「よーし、モンスターボール!」
          ポン! コロコロ、コロコロ、シュウーーーー...
          サトシ「やったーー!! カラカラ、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          コゴロウ「がんばったもんだ!」
          ゼトラ「新しいポケモンゲットしたな!」
          サトシ「ああ、でもこれみんながゲット出来なかったのは残念だけどね。 そうだ、一応出してみよう! カラカラ、君に決めた!」
          カラカラ「カラカラ!」
          サトシ「お前は俺達の新しい仲間だ! これからもよろしくな!」
          カラカラ「カラ!」
          コゴロウ「ん? おい、あそこに変な穴があるぞ。」
          シャワーズ「あ、本当だ!」
          ???「うーーーん...」
          サトシ「な、何か聞こえるぜ!」
          その声はロケット団だった。 でもその事はサトシ達には気付いていない。
          コゴロウ「きっと幽霊ポケモンだな! やろうぜ、サトシ!」
          サトシ「おう! ピカチュウ、「電気ショック」だ!!」
          ピカチュウ「ピカチュウ! ピーカーチュウーーー!!」
          ビリリリリリリリ!!! ピカチュウの「電気ショック」!
          ロケット団「ぎゃーーーーーーー!!!???」
          サトシ「次はヒトカゲ、君に決めた!」
          ヒトカゲ「カゲーー!!」
          サトシ「ヒトカゲ、「火炎放射」!」
          ヒトカゲ「カゲーーーー!!」
          ブォーーーーー!! ヒトカゲの「火炎放射」!
          ロケット団「あぢぢぢぢぢぢ!!」
          サトシ「よし! 行け、モンスターボール!!」
          ムサシ「ん?」
          バキ!! モンスターボールはムサシの顔に命中した!!
          ムサシ「いったーい...ん!?」
          ゼトラ「何も起らねえぞ。」
          サトシ「おかしいな、ゲット出来なかったのかな?」
          ムサシ「またあのジャリーボーイね! 私の顔を痛めさせるとは、もうめっちゃくちゃ許せないんだから!!」
          コジロウ「おお、ムサシが燃えている!」
          ニャース「本当に燃えているニャ!」
          ムサシ「でしょ?」
          ヤマト「いや、その燃えてるじゃなくて...」
          コサブロウ「上、上!」
          ムサシ「え?」
          ムサシの髪の毛は燃えていた!
          ムサシ「きゃーーーーー!!! 燃えてる燃えてるーーーー!!」
          サトシ「うわーーー、火の玉だ!」
          その時火が消えた。
          ムサシ「あーーーん、私の髪の毛がーーー。 キューティクルがーーー...」
          サトシ「逃げたのかなー? よーし、もう一回!」
          スーーー... その時サトシ達の前に幽霊が出た!
          ピカチュウ「ピカーーー!!! ピカピーーー!!!」
          サトシ「ん? どうしたんだ、ピカチュウ?」
          シャワーズ「サトシ!! あそこに幽霊がーーーー!!!」
          サトシ「何!?」
          幽霊「ゲーッヘッヘッヘッヘ!」
          コゴロウ「こいつは、ポケモンの幽霊だ!」
          ゼトラ「でも何のポケモンだ、あれは!? 正体が全然分からねえぞ!」
          サトシ「あれは何の幽霊ポケモンだ? そうだ! シルフカンパニーの時あのお姉さんから貰ったこのシルフスコープで確かめてみ
          よう!」
          サトシはシルフスコープを使った。 その時幽霊がポケモンに変わった!
          ???「ゴースト!」
          サトシ「あれは何だ!?」
          ポケモン図鑑「ゴースト・ガス状ポケモン・ゴースの進化形。 暗闇で誰もいないのに見られているような気がしたらそこにゴースト
          がいるのだ。 舐められると命を吸われる。 体が震えて止まらなくなりやがては死にいたると言う。」
          サトシ「よーし、ゲットだぜ! ヒトカゲ、「睨み付ける」攻撃だ!」
          ヒトカゲ「カゲーーー!」
          ギシ! ヒトカゲの「睨み付ける」攻撃!
          ゴースト「ゴースト!」
          ギシ! ゴーストの「ものまね」!
          ヒトカゲ「カゲーーーー!!」
          ヒトカゲは変な顔をした!
          ゴースト「ゲーヘヘヘヘヘヘ!!!」
          ゴーストは笑った!
          サトシ「睨めっこしてどうするんだよ? とにかく戻れ!」
          サトシはヒトカゲを戻した!
          サトシ「こうなったらカラカラ、「骨混紡」!」
          カラカラ「カラーーーー!!」
          ベチョ! ゴーストの「舌で舐める」攻撃! カラカラは麻痺状態になった!
          カラカラ「カラララ...」
          コゴロウ「痺れてしまったぞ。」
          サトシ「とにかく麻痺直しを!」
          サトシは麻痺直しをカラカラに使った!
          カラカラ「カラー!」
          ゼトラ「直ったようだな!」
          スーーー... その時サトシ達の目の前に床から幽霊が現れた!
          幽霊「ギャハハハハ!」
          サトシ「こ、今度は何だ!?」
          サトシはシルフスコープを使った! その土岐幽霊はポケモンい変わった!
          ???「ゲンガー!」
          サトシ「何、あのポケモン?」
          ポケモン図鑑「ゲンガー・シャドーポケモン・ゴーストを通信に使うと進化する。 山で遭難した時命の奪いに暗闇から現れる事が
          あると言う。 突然寒気を感じる時ゲンガーが近くにいる。 もしかして呪いをかけるかもしれない。」
          ゲンガー「ゲンゲロゲーー!!」
          バシーン! ゲンガーははりせんでサトシを殴った!
          サトシ「いて!」
          ピカチュウ「ピカピ!?」
          シャワーズ「サトシ、大丈夫!?」
          サトシ「いててて、大丈夫だけど...」
          ゲンガー「ゲンガー!」
          バシ! ゲンガーははりせんでゴーストを殴った!
          ゴースト「ゴースゴス!」
          ゲンガー「ゲヘヘヘヘ!!」
          ブニョブニョブニョブニョ! ゲンガーとゴーストが跳ねている。
          ゲンガー「ゲンゲロゲーー!」
          ゴースト「ゴースゴスゴスゴス!」
          コゴロウ「何やってるんだ、あいつら?」
          ゼトラ「俺達を笑わせようとしてんじゃねえのか?」
          コゴロウ「何だか分かんねえけど、そんなんじゃ笑わねえよ!」
          ゲンガー「ゲーーーン!?」
          ゴースト「ゴーーース!?」
          ゲンガーとゴーストはショックを受けた!
          ゲンガー「ゲン...」
          ゴースト「ゴス...」
          ゲンガーとゴーストは落ち込んだ。
          サトシ「さては笑わなかったから落ち込んでるんだな?」
          シャワーズ「君達ってお笑い芸人なの?」
          ピカチュウ「ピカチャア?」
          カラカラ「カラカラ?」
          スーーー... ゲンガーとゴーストはゆっくりと床に消えてゆく!
          サトシ「あ! ちょっと!」
          ピカチュウ「ピカ!?」
          シャワーズ「どこに行くの!?」
          カラカラ「カラ!?」
          コゴロウ「あいつ逃げる気だ!」
          ゼトラ「捕まえろ!」
          ドサドサドサ! サトシ達はゲンガーとゴーストを捕まえようとしたが、消えてしまい、そのまま床に落ちた! ボゴ!! その時天
          井の岩が崩れ落ちた!
          サトシ達「うわーーーーーー!!」
          ドガーーーーン!!! サトシ達は崩れ落ちた岩に当たり、気を失った 。 その時ゴース、ゴーストとゲンガーが現れた。
          ゴース「ゴース...」
          ゲンガー「ゲーン...」
          ゴースト「ゴースゴスゴス!」
          シュウーーーー!! ゴーストはサトシ達の魂を取り出した!
          サトシ「う、うーーん...」
          ピカチュウ「ピカ?」
          シャワーズ「あ、あれ?」
          カラカラ「カラ?」
          コゴロウ「ここは...」
          ゼトラ「どこなんだ? あ!!」
          サトシ達は倒れたサトシ達の本体を見た!
          サトシ「お、俺達が...」
          コゴロウ「あんな所に!?」
          ゼトラ「てことは、俺達が幽体離脱したのか!?」
          コゴロウ「じゃあ、俺達はもう死んでるって事か!?」
          シャワーズ「そ、そんなーー!」
          ピカチュウ「ピカ!?」
          カラカラ「カラ!?」
          ゴースト「ゴース!」
          サトシ「ちょっと待ってよ! まだ死にたくないよ!」
          ゴースト「ゴースト!」
          ピュウーーーー! ゴースト達はサトシ達の手を掴んで飛んで行った。
          サトシ「うわーー!? どこへ連れて行くんだよー!?」
          コゴロウ「あの世だったら俺は嫌だからな!!」
          スーーー... サトシ達とゴースト達はポケモンタワーの外から出た。
          ゼトラ「こ、これは?」
          サトシ達は奇麗な明かりをした町を見た。
          シャワーズ「うわーー! 奇麗な眺めだ!」
          カラカラ「カラー!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          サトシ「すっげー眺めだ!」
          ―一方シゲル達―
          ツルコ「ワシはもう帰るとするよ。 くれぐれも気を付けるのじゃぞ!」
          シゲル「ああ。 じゃあ、またな。」
          ツルコは行ってしまった。
          ブルー「それにしてもサトシ達遅いね。」
          タケシ「もう30分以上も過ぎてるぜ!」
          カスミ「まさかサトシ達が何かあったんじゃ、私、見に行ってくる!」
          サクラ「あ、カスミ! 一人じゃ危ないわ! 私も行くわ!」
          アヤメ「あ、お姉ちゃん! 私も行く!」
          ボタン「私も!」
          シゲル「あ、おい! と、とにかく調べに行こう!」
          シゲル達はポケモンタワーに行ってしまった。
          ―一方サトシ達―
          サトシ達は空を飛んでいる。
          サトシ「ひゃっほー!! 気持ちいいぜ!」
          ピカチュウ「ピーーカ!」
          シャワーズ「何だか空を飛ぶなんて始めてだね!」
          カラカラ「カラーー!」
          ゴースト「ゴース!」
          コゴロウ「うわ!?」
          スゴーー... サトシ達はゴーストの口の中に入り、すり通った!
          ゼトラ「な、何するんだよ!? 驚かしやがって!」
          ゴースト達「ゲヘヘヘヘヘ!」
          サトシ達「あははははは!」
          ―ポケモンタワーの謎の部屋―
          ゴースト「ゴースト!」
          サトシ達はおもちゃがいっぱいある部屋に入った。
          ピカチュウ「ピカー!」
          シャワーズ「うわー! おもちゃがいっぱいあるー!」
          カラカラ「カラー!」
          サトシ「そうか、君達遊び相手が欲しかったんだな?」
          ゴースト「ゴースゴス!」
          ゲンガー「ゲンゲン!」
          ゴース「ゴースゴスゴス!」
          ピカチュウ「ピーカピカー!」
          ピカチュウはぶらんこで遊んでいる。
          カラカラ「カラーー!!」
          シャワーズ「わーーい!!」
          カラカラとシャワーズは滑り台で遊んでいる。
          サトシ「確かに、君達遊び相手が欲しいのは分かるよ。 でも、俺には戦わなきゃいけない相手がいるんだ。 それは世界一のポ
          ケモンマスターになる夢を目指さなきゃいけないんだ! そして、この世界を守るために!」
          コゴロウ「俺も奴と一緒に旅立ってるんだ!」
          ゼトラ「俺も同じだ。」
          サトシ「だから、ごめんな。」
          ゴースト達は何だか落ち込んだ。
          ゴースト達「ウワーーーーーン!」
          ゴースト達は泣いた。
          ピカチュウ「ピカチュウ。」
          シャワーズ「まあ、またいつか遊べる事が出来るから大丈夫だよ!」
          カラカラ「カラカラ!」
          コゴロウ「とにかく早く俺達の体に戻ろうぜ!」
          ゼトラ「今でも他の奴等が心配してるかもな!」
          サトシ「うん!」
          ―数分後―
          サトシ「でも、俺達の体はどこにあるんだっけ?」
          ???「お前達何を探しているんだ?」
          コゴロウ「ん!? 誰だ!?」
          ???「おや? 聞いた事がある声だなと思ったら、サトシじゃねえか! ふっふっふ、久しぶりだな!」
          サトシ「は! そ、その声は、ガレム!?」
          ガレム「よく覚えてくれたな! そう、俺は「呪霊死軍団」のガレム! 乙女ヶ崎以来だな!」
          ゼトラ「お、お前、何しにここに来た!?」
          ガレム「ここには幽霊が出る噂を聞いてよ、そのエネルギーを奪いに来た! ところでお前達はなんで幽霊になってるんだ? まさ
          か死んだんじゃねえだろうな?」
          サトシ「な、何言ってるんだよ! 俺達は幽体離脱してるんだ! 俺達の本体は今仮死状態のままなんだぞ!」
          ガレム「仮死状態? やっぱり死んだんだな? 幽体離脱になっても、お前達はもう死んでいるんだよ!」
          コゴロウ「そんなはずはねえだろ!」
          ゴースト「ゴースゴース!」
          ゴースト達は違うと言っている。
          ガレム「でも死んでよかったな! 邪魔な奴が死んで、裏切り者であるゼトラも死んだ! これで邪魔な奴が消えたぜ! そうなれ
          ばこの星を楽に破壊出来るぜ!」
          ゼトラ「何言ってるんだよ!? 俺達はまだ死んでないんだぞ!」
          ガレム「死んでも幽体離脱でも俺は関係ねえ。 お前達は幽霊になったんだ。 だったらこれならどうかな? 幽霊になったお前達を
          この世でもあの世でも消えてやるぜ!」
          ガレムはサトシ達に襲いかけてきた!
          サトシ「や、やば!! こっちに来る!」
          コゴロウ「お前達何とか出来ねえか!?」
          ゴースト「ゴースゴス!」
          シャワーズ「うそー!? あんまし戦えないんだって!?」
          ゼトラ「まじかよ!? 幽体離脱した俺達はもう戦う力ないぜ!」
          サトシ「くそーー! もうだめかーー!!」
          ガレム「ハーッハッハッハ!!! これで最後、な!?」
          シュン! ガレムの目の前に幽霊が現れた!
          ピカチュウ「ピカ!?」
          カラカラ「カラ!?」
          サトシ「な、幽霊!?」
          ゴース「ゴース!?」
          ゴースト「ゴス!?」
          ゲンガー「ゲン!?」
          ガレム「な、何だお前は!?」
          幽霊「立ち去れ...ここから立ち去れ...」
          コゴロウ「な、幽霊が喋った!」
          ゼトラ「お前、助けてくれるのか!?」
          幽霊「その通りだ...」
          ガレム「け! 俺の邪魔をしても無駄だ! だったらお前から消えてもらうぜ!」
          シュン! スカ! 幽霊が突然姿を消し、ガレムの攻撃が外れた!
          ガレム「な、何!?」
          幽霊「私はここだ...」
          ガシ! 幽霊の「金縛り」の様な力を使った!
          ガレム「ぐは!? またか!?」
          サトシ「あれは一体!?」
          サトシはシルフスコープを使った! その時幽霊はポケモンに変わった!
          サトシ「あ、あれは!?」
          全員「ガラガラ!?」
          カラカラ「カラ!? カラカラ!?」
          ガレム「お、お前の正体は、ポケモンなのか!?」
          ガラガラ「ガラ!」
          ガレム「くそ! こんな力でいつも封じてたまるか!!」
          バチ!! ガレムは「金縛り」の様な力を溶けた!
          ガラガラ「ガラ!?」
          ガレム「これでも食らえ!!」
          グサ!!!! ガレムは剣でガラガラを切り裂いた!
          カラカラ「カラカラ!?」
          サトシ「ガラガラ!?」
          だが効果はなかったみたいだ...
          ガレム「な、何!?」
          ガラガラ「ガラガラーー!!」
          ビーーーー!!! ドガーーーーン!! ガラガラの「破壊光線」!
          ガレム「ぐわーーーーーー!!!」
          ガレムは吹き飛ばされた!
          ガレム「くそーー!! 覚えてろよーーーー!!」
          カラカラ「カラカラーーー!!」
          カラカラはガラガラの所へ行って、抱き合いながら泣いた。
          ガラガラ「ガラ...」
          サトシ「あ、カラカラ! 何してるんだ?」
          シャワーズ「サトシ、僕分かっちゃったよ。 あのガラガラはカラカラのお母さんだって。」
          コゴロウ「何!? あれが!?」
          シャワーズ「そう、あれがロケット団に殺されたカラカラのお母さん。 多分ガラガラはカラカラを見守っていたみたいなんだ。 今で
          もカラカラはよっぽど会うの嬉しかったみたいだね。」
          ピカチュウ「ピカ...」
          ガラガラ「ガラ、ガラガラ。」
          ゼトラ「今度は何言ってるんだ?」
          シャワーズ「フジ老人の居場所が分かったんだって! フジ老人はこの塔の最上階にいるだって!」
          サトシ「本当か!? じゃあ、早くしないとな!」
          ガラガラ「ガラガラ。」
          コゴロウ「なんて言ったんだ?」
          シャワーズ「もう天国に行っちゃうんだって。 だからカラカラの事よろしくお願いしますだって。」
          サトシ「そうか、分かった! 俺はこいつを大切にするよ!」
          ガラガラ「ガラ!」
          その時ガラガラは突然光り始めた!
          サトシ「うわ!?」
          コゴロウ「な、何だ!?」
          ゼトラ「ま、眩しい!」
          カラカラ「カラーーーー!!」
          光が止まり、ガラガラは消えて行った。
          カラカラ「カラー...」
          カラカラは悲しく涙を流した。
          サトシ「カラカラ、心配するな! お前の母さんはお前の心の中にいるはずさ! いつまでもお前の母さんはお前と一緒だ!」
          カラカラ「カラ!」
          サトシ「よし! とにかく早く俺達の体に戻ろう!」
          ―一方シゲル達―
          シゲル達は倒れたサトシ達の所へ辿り着いた!
          アキラ「さ、サトシ!?」
          ジュン「ピカチュウ、シャワーズ!?」
          セイヨ「それに、カラカラ!?」
          ブルーザー「コゴロウ!?」
          ブレイク「ゼトラ!?」
          タケシ「おい、しっかりしろ! サトシ、しっかりしろ!」
          カルロス「奴は、息してねえぞ! それに心臓が動いてねえぞ!」
          ダイスケ「もう手遅れだ。」
          ブルー「まさか、そんな...」
          カスミ「いや、サトシ! 死んじゃいや! お願い、目を開けて!」
          でもサトシ達は動かなかった。
          カスミ「お願い、サトシ...死なないで...お願い...」
          カスミは涙を流した。
          ブルー「そんな、サトシが...う、う...」
          ブルーも涙を流した。
          マチス「何て事だ、サトシ達が死んじまうなんて...」
          クリスティ「そんな、コゴロウもゼトラまで...」
          クリスティも涙を流した。
          シゲル「サトシ、うそだろ? ホントに死んだのかよ? 目を覚めろよ、サトシ!」
          シゲルも涙を流した。
          シゲル「サトシ...頼むよ...目を、覚ましてくれ...」
          他の仲間達も涙を流していた。 その時幽体離脱のままのサトシ達とゴースト達が現れた。
          サトシ「あ、みんながいる!」
          シャワーズ「カスミ、ブルーとクリスティも、シゲルとみんなが泣いてる。」
          コゴロウ「よっぽど心配してたようだな。」
          ゼトラ「じゃあ、俺達はこれで...」
          スーーー... サトシ達は自分達の身体から戻った。
          サトシ「う、うーん...あ! みんな!」
          カスミ「さ、サトシ!」
          シゲル「サトシ!」
          ブルー「無事だったのね!?」
          ピカチュウ「ピ、ピカ!」
          シャワーズ「うーん、あ! みんな!」
          カラカラ「カラ?」
          シゲル「ピカチュウ、シャワーズ! それに、カラカラ!」
          コゴロウ「いててて...」
          ゼトラ「やっと元に戻ったか。」
          ブルーザー「コゴロウ!」
          クリスティ「無事なのね!?」
          アシュラ「ゼトラ殿!」
          サトシ「みんな、ごめんな。 心配かけて。」
          カスミ「よかった、生きていて...」
          ブルー「うん!」
          カスミとブルーは涙をふいた。
          クリスティ「本当によかった。」
          クリスティも涙だをふいた。
          シゲル「無事でよかったぜ、サトシ。」
          シゲルも涙をふいた。
          サトシ「ごめんな、みんな。 そうそう、紹介するよ! こいつは俺がゲットしたカラカラ!」
          カラカラ「カラ!」
          シゲル「すげえ、じゃあよろしくな!」
          カラカラ「カラカラ!」
          サトシ「それから、今分かったんだ。 フジ老人はこの塔の最上階にいる!」
          タケシ「ホントか!?」
          サトシ「ああ! 多分今は無事かもしれない! 俺達も最上階に向うぜ! フジ老人を助けるために!」
          全員「おう!」
          幽霊ポケモンのゴース、ゴーストとゲンガーと出会い、ガレムを倒し、ガラガラと出会ったサトシ達。 ガラガラは天国に行ってしま
          い、フジ老人の居場所も分かり、サトシ達も無事生きる事も出来、いよいよポケモンタワーの最上階へ向う!
          続く!