第四十一話 ゴーストVSエスパー
          ポケモンタワーでフジ老人を助けながらリユニオンのガレムとネクロを倒し、新たなポケモンゴーストをゲットし、ポケモンの笛を貰
          ったサトシ達! ゴーストをゲットした事で、いよいよヤマブキシティジムのナツメと挑戦する! そしてヤマブキシティに到着!

          サトシ「やっとヤマブキシティに戻ったぜ!」
          シゲル「まあ、近道の8番道路から通ったおかげだな。」
          ブルー「あの時ナツメと戦ったのは厳しかったけど、ゴーストがいる限り勝てるかもね!」
          ゴースト「ゴースゴスゴス!」
          サトシ「ゴースト、俺達は今ナツメと言うジムリーダーと戦うんだ。 彼女は強力なポケモンユンゲラーを使うエスパー使いなんだ。
          お前の力なら、きっとユンゲラーを倒せるよな!」
          ゴースト「ゴースゴスゴスゴス!」
          タケシ「でも本当に勝てるんだよな? また負けたら、今度は本当の人形になっちまうんだぞ。」
          サトシ「大丈夫、今度こそ勝てる自信があるよ! それに、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ!」
          フシギダネ「ダーネダネ!」
          ヒトカゲ「カゲー!」
          ゼニガメ「ゼニゼーニ!」
          サトシ「こいつらさえいれば、怖くない! 行くぞ、みんな!」
          全員「おう!」
          ―ヤマブキシティジム―
          サトシ達はジムに入った。
          サトシ「たのもー!」
          ナツメ「あら? また来たのね?」
          サトシ「今度こそ公式戦を受けに来た! もう一度勝負しようぜ!」
          人形「いいわ、でも負けたら遊んでくれるわよ!」
          ダイスケ「うわ! な、何だあいつは!? 人形が喋ったぞ!」
          コゴロウ「超能力か何かなんだよ。」
          ナツメ「出でよ、ユンゲラー。」
          ユンゲラー「ユンゲラー!」
          サトシ「俺にはゴーストがいる! ゴースト、君に決めた!」
          ナツメ「ゴースト? ついに幽霊ポケモンをゲットしたのね?」
          人形「で? どこに入るの?」
          サトシ「え?」
          気付いたらゴーストの姿がない!
          サトシ「あれ、ゴースト!? どこなんだよ、ゴースト! いたら返事してくれー!」
          カスミ「やっぱり逃げちゃったのね。」
          サムライ「ゴーストはエスパーに弱い事もあるからでござるからな。」
          サトシ「そ、そんなーーー...」
          サトシは落ち込んだ。
          シゲル「おいおい、どうするんだ?」
          ブルー「今度こそ大ピンチかもね。」
          サトシ「そうだ、ピカチュウ、シャワーズ!」
          ピカチュウ「ピーカーピーカ!」
          シャワーズ「ぼ、僕はやだよ! また嫌な目になるから!」
          サトシ「じゃあ、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ!」
          フシギダネ「ダネ!? ダ、ダネー!」
          ヒトカゲ「カ、カゲー!」
          ゼニガメ「ゼ、ゼニー!」
          シャワーズ「戦うのはやだだって。」
          サトシ「そ、そんなー...」
          ナツメ「何やってるの?」
          ナツメが怒った!
          サトシ「ひ! し、試合放棄!」
          ナツメ「何!?」
          サトシ「に、逃げるぞーー!!」
          サトシ達は逃げた!
          人形「逃がさないわよー!」
          サトシ達は出口に辿り付いたが、シャッターが閉まっていた!
          サクラ「あ! シャッターが閉まってるわ!」
          アヤメ「ナツメの仕業ね!」
          ボタン「あー! あの人形こっちに来たわ!」
          人形「まず最初から人形になるのは貴方達よ!」
          ピカ!! 人形の目が光った!
          タケシ「うわーーーー!!」
          カスミ「きゃーーーー!!」
          クリスティ「きゃーーーーー!!」
          タケシとカスミとクリスティは人形になった!
          サトシ「あ! カスミ、タケシ!」
          サクラ「カスミ!!」
          アヤメ「カスミが、人形になったわ!」
          ボタン「そんな、カスミが...」
          ブルーザー「クリスティまで、この野郎! よくも俺のクリスティを!!」
          カルロス「やめろ! 相手に近寄るとお前も人形になっちまうぞ!」
          ブレイク「ここは俺に任せな! いい加減したらどうなんだ! 人を人形になるのがそんなに楽しいのかよ!」
          人形「もちろん楽しいわよ! だって私遊びたい人が欲しかったんだもん!」
          ブレイク「やる気ないんだったら自殺でもしてろ!! 食らえ、「ファイヤーウェーブ」!」
          ブォーーーー!! ブレイクの「ファイヤーウェーブ」! だが効果はなかったみたい...
          ブレイク「な!? 効かないだと!?」
          人形「そんなのやっても無駄よ! 貴方も人形になりたい?」
          サトシ「わわわわ!! ちょ、ちょっとタンマ!!」
          シュンシュン! サトシの前にユウスケと謎の男が現れた!
          アキラ「ゆ、ユウスケ!?」
          サトシ「おじさん!?」
          ユウスケ「待たせたな!」
          謎の男「とにかく、ここから出るぞ! 「テレポーテーション」!」
          シュン! サトシ達は突然姿を消した! その時ナツメが来た。
          ナツメ「あの男、何者?」
          ―外―
          シュンシュン! ユウスケと謎の男が現れた! シュン! サトシ達は上空に現れた!
          サトシ「え!? うわーーーーー!!」
          ドサドサドサドサ!! サトシ達はユウスケと謎の男の上に落ちた! そしてピカチュウだけ無事に着陸した!
          ピカチュウ「ピーカチュウ。」
          サトシ「「ピーカチュウ」じゃないよ、早く俺達の上から降りてくれよ!」
          謎の男「せめて私の上から降りてくれないかね?」
          ユウスケ「あんたこそ俺の上から降りてくれよ。 重さで苦しい...」
          ―数分後―
          サトシ達はある公園のベンチに座ってる。 その時サクラ、アヤメとボタンは泣いていた。
          サクラ「う、う、カスミ...」
          ゼトラ「おいおい、そんなに泣く事はねえだろ?」
          アヤメ「だって、カスミが人形になったのよ...」
          ボタン「もう、カスミ命を失ったかもしれないのよ...」
          ジュン「でも、まだ死んだわけじゃないんだし、多分人形のままでもまだ生きてるかもしれませんよ!」
          セイヨ「そうよ! 超能力を受けた人にはそう簡単には死なないわよ!」
          サクラ「だって、だって...」
          マチス「ヘーイ、チアーアップ。 元気出しなよ。」
          ダイスケ「でもタケシとクリスティまで人形になっちまうなんて、信じられないよな。」
          ブルーザー「あいつ、よくも俺のクリスティを...絶対に許せねー!!」
          謎の男「多分奴等は無事だと思うが、心配する事はないかも知れんな。」
          サトシ「よくないよ! 俺の仲間が人形になっちまったんだぞ! 本当に生きてるか死んでるかまだ分からないんだぞ!」
          ユウスケ「確かに、そうなんだが...」
          謎の男「それは仕方ないさ、あの子はそういう子じゃなかったんだ。」
          アシュラ「は? お主彼女の事知ってる出ござるか?」
          ユウスケ「彼だけじゃねえさ、俺も知ってるさ。」
          謎の男「彼女が幼い頃からいきなり超能力を覚えてしまってな、それのおかげで友達も作らなく、余りにも彼女を止まる人がいな
          かった。」
          シゲル「彼女の家族はどうしたんだ?」
          ユウスケ「その時家族は彼女から追い出されてしまったさ。 ものすごい超能力を使ってね。 それのおかげで実家も超能力で潰
          され、今でもあんな状態さ。」
          謎の男「その幼い頃の彼女の写真ならある。」
          謎の男はサトシ達に幼い頃のナツメの写真を見せた。
          謎の男「これは彼女の幼い頃の写真。 その母親は彼女の超能力で君達の仲間と同じく人形になり、その父親はそのまま行方
          不明。」
          ユウスケ「彼女にあの人形と同じ格好をしてるだろ? あれは彼女の分身で、今でも彼女を操ってるの人形なのさ。 その事は、
          ジムの助手達にはまだ知らないはずだ。」
          ブルー「あのー、確か私達の町から来た少年で、イエローって言うトレーナーと戦わなかった? 服装は大きな帽子をして、靴はカ
          ウボーイっぽい靴を履いてたトレーナー!」
          謎の男「おや? 彼の知り合いかね? 彼はナツメを一気に倒してしまったよ。」
          ユウスケ「奴は強かったぜ。 フシギソウとイーブイを使いながらナツメのポケモンを倒してしまった。 あいつはもうジムバッジのゴ
          ールドバッジゲットしてしまったからな。」
          サトシ「やっぱりあいつはもう先に行っちまったんだ! でもこの写真、ナツメの部屋にもあったな! 何でおじいさんとユウスケが
          この写真持ってるの!? もしかして...」
          謎の男「(ギク!! ば、ばれてしまったとは!? まあ、この写真を見せてもばれるのは当然かもな。 なぜかと言うと私はナツメ
          のお父さんだから...)」
          サトシ「もしかして貴方は、ナツメの親戚のおじさんですか?」
          ドサドサ!! 謎の男とユウスケはこけた!
          謎の男「何でお前はそんなに鈍いんだ!!」
          ユウスケ「まあまあ、落ち着いて! そう言えば、お前達シオンタウンのポケモンタワーで幽霊ポケモンゲットしなかったのか?」
          サトシ「それが、ゴーストがどっか行っちゃったんだ。」
          謎の男「それは困るな。 でもゴースト以外なら、多分エスパーに勝てるかも知れんが...」
          サムライ「それは何なんでござるか?」
          ユウスケ「ノーマルポケモンがあれば、効果は今一つで済ませるし、エスパー同士なら効果は今一つに済ませるけど、ナツメの
          ユンゲラーはそいつらよりも最強に強いからな。 それに、君スピアーとかゴルバット持ってるだろ? 虫系の技なら勝てるけど、毒
          タイプを持ってる場合じゃ効果は抜群で危険かもな。」
          アキラ「なるほど...」
          謎の男「とにかく、ナツメを倒すにはゴーストを探すしかないな。」
          サトシ「やっぱし?」
          ―町の中―
          サトシ「おーい、ゴーストーー!」
          シャワーズ「どこにいるのーー!?」
          ピカチュウ「ピーカーチュウー!」
          ジュン「どこにいるんだーー?」
          セイヨ「いたら返事してーー!」
          ダイスケ「全く、こんな時にどこ行っちまったんだよ!?」
          マチス「しょうがない奴だな!」
          その時ビルのワイパーボックスの中に謎の影がいた。
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ニャース「もたもたしてる暇はニャいニャース! 早くあのピカチュウとシャワーズをゲットするのニャ!」
          ムサシ「それなら大丈夫よ! なぜかと言うと、私達には新兵器があるのよ!」
          コジロウ「その新兵器はこの網なのだ!!」
          コジロウは網を出した!
          ニャース「どこが新兵器だニャ!?」
          コジロウ「こんな物を使うからまだ新しいんだよ!!」
          ムサシ「すごい! 素晴らしい! 男らしい! 早く捕まえましょう!」
          コジロウ「オッケーな! えいんやーこらー!」
          ニャース「ニャンだか頭が痛いニャー...」
          スーー... ロケット団の目の前にゴーストが現れた!
          ロケット団「お!?」
          ゴースト「ブウェヘヘヘヘヘヘ!!」
          ビヨヨヨーーン! ゴーストは変な顔をした!
          ロケット団「アーーッハッハッハッハッハ!!」
          グラ!! ワイパーボックスのバランスが崩れた!
          ロケット団「え!? あーーーーーー!!」
          ロケット団が落ちた。
          ロケット団「早くもやな感じーーーーーー!!!」
          ドガーーーーーン!! ロケット団は地面の中に突っ込んだ!
          ブルーザー「な、何だ、今のは!?」
          カルロス「こいつらは、ロケット団!?」
          ゴースト「ゴースト!」
          サトシ「ゴースト! お前がやったのか!?」
          ゴースト「ゴースゴスゴスゴス!」
          サトシ「ホントか! でもよかった、見つかって! 俺と一緒にナツメを倒そうぜ!」
          ゴースト「ゴース?」
          コゴロウ「こいつ、覚えてないみたいだぞ。」
          サトシ「なあ、頼むよ! お前がいなかったらナツメを倒せないんだ! お前の力が必要なんだ!」
          ゴースト「ゴース! ゴースゴスゴスゴス!」
          ブレイク「やっと思い出したみたいだな。」
          サトシ「頼む、今はお前が頼りなんだ! タケシとカスミとクリスティが彼女の超能力で人形にされてしまったんだ! お願いだから
          力を貸してくれ!」
          ゴースト「ゴースゴスゴスゴス!」
          アシュラ「これなら勝てるかも知れんんでござるな!」
          サクラ「待っててね、カスミ! 今私達が貴方の仇を取るから!」
          アヤメ「どうにかして、がんばろうね!」
          ボタン「うん! カスミの仇を取るためにね!」
          ゼトラ「だから、まだ死んだと決まってないって。」
          ブレイク「タケシの事はどうしたんだよ?」
          ブルーザー「よーーし、俺は完全に燃えてきたぜ!! クリスティの仇を取るため、この手であの人形を倒すぜ!」
          カルロス「ますます気合が溜まってるな...」 
          ―ナツメの部屋のおもちゃ箱―
          タケシ「(なあ、俺達これからどうするんだろう。)」
          カスミ「(どうにかしてここから出るのよ!)」
          クリスティ「(でもどうやってここから出られるの!? 私達こう見えても人形のままよ!)」
          カスミ「(それはそうだけど...でも今はサトシ達の事は心配だわ...。)」
          タケシ「(ああ、今頃どうしてるんだろうな?)」
          クリスティ「(ブルーザーは私の事を心配してるかもね。 他にもサクラとアヤメとボタンもカスミの事を心配してるかもね。)」
          カスミ「(うん、でもなんでナツメは私達を最初に人形にしたのかしら?)」
          ???「(あの子はそんなに悪くないのです。)」
          タケシ「(え? 誰だ!?)」
          ???「(私はナツメの母親です。)」
          カスミ「(え!? 貴方が、ナツメの母親なんですか!?)」
          ナツメの母「(はい。 すみません、貴方達も人形にさせてしまって。 あの子は小さい頃からそんなに悪くないのです。)」
          クリスティ「(あの、ナツメは一体何者なんですか!?)」
          ナツメの母「(あの子は実は、あの人形に操られてるのです。 小さい頃からずーっと。 私達もどうにかしてあの子を止めようとし
          たのですが、今でもこの通りです。)」
          タケシ「(そうなのか...ん!?)」
          ガラ!! ナツメはおもちゃの家の屋根を開けた!
          人形「さあ、何して遊ぶ?」
          タケシ「(ナツメ!! 俺達をここから出せ!!)」
          カスミ「(今度は私達が公式戦を申し込むわ!!)」
          クリスティ「(早く私達を元に戻して!!)」
          人形「そんなのことしても逃げる気でしょ? だめよ! 貴方達がこれ以上元には戻せないわよ! 貴方達は永遠におもちゃのまま
          になるんだから!」
          タケシ「(お前、人間をおもちゃ扱いするな! 人間はおもちゃじゃないんだぞ!)」
          カスミ「(そうよ! 貴方が思ってる通り全然違うわ!)」
          クリスティ「(サトシ達は絶対に貴方を倒し、私達を助けに来るわ! そして今でも...)」
          サトシ「たのもーーー!!!」
          ナツメ「その声は...」
          カスミ達「(サトシ達だ!!)」
          ―バトルステージ―
          サトシ「俺は公式戦を受けに来たぜ! 今度こそ俺達は本気に行くぜ!」
          ナツメ「もしもまた負けたら、今度こそ逃がさないわよ! そしてあの人形達のようになるからね!」
          カスミ達「(サトシ!!)」
          シゲル「俺からルールをするぜ! もしも俺達が勝ったら、バッジ4人分貰うからな! 負けたら、お前の通りしてやろうじゃねえ
          か!」
          人形「いいわよ! そのルール認めるわ!」
          タケシ「(サトシの奴、本気にやるのか!?)」
          カスミ「(やめて、サトシ! 危険すぎるわ!)」
          クリスティ「(どうにかして逃げて!)」
          サトシ「(みんな、待ってろよ! 絶対に助けてあげるからな!)」
          サクラ「(待っててね、カスミ! 今直ぐ助けるから!)」
          ブルーザー「(クリスティ、待ってるんだぜ! 俺は絶対お前を助けるからな!)」
          ナツメ「出でよ、ユンゲラー!」
          ユンゲラー「ユンゲラー!」
          サトシ「今度こそゴースト、君に決めた!」
          ナツメ「またゴーストを出すのね?」
          人形「でもどこにいるの?」
          全員「え!?」
          気付いたらまたゴーストの姿がない!
          サトシ「あ!! そんな、ゴースト! どこにいるんだよ!? 約束したじゃなーい!」
          コゴロウ「そ、そんな馬鹿な...」
          ブレイク「あいつ再び逃げやがった...あの裏切り者がーーーーー!!!!」
          ピカチュウ「ピカピー...」
          シャワーズ「サトシかわいそう...」
          ナツメ「また試合放棄する気?」
          ナツメが怒った!
          サムライ「ひ!! その言葉が出たでござるか!!」
          アキラ「こ、今度こそ大ピンチ!!」
          サトシ「そ、そんなーーー...」
          サトシは落ち込んだ。
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          サトシ「え!? ピカチュウ、シャワーズ!?」
          シャワーズ「サトシ、ここは僕達に任せて! ゴーストがいなくても僕達が戦うから、それまで諦めないで!」
          サトシ「お前達、俺のために戦うのか?」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「そうだよ! だってサトシを人形にするのは嫌だからね!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ...お前達って言う奴は...」
          サトシは感動している。
          シャワーズ「まずは僕から戦うよ!」
          ユンゲラー「ユンゲラー!」
          ナツメ「ユンゲラー、「サイケ光線」!」
          ユンゲラー「ユン!」
          ビーーーーー!! ユンゲラーの「サイケ光線」!
          サトシ「シャワーズ、「溶ける」攻撃!」
          シャワーズ「オッケー!」
          バシャーーーン!! シャワーズの「溶ける」攻撃! シャワーズは地面の上に溶けた!
          ユンゲラー「ユン!?」
          サトシ「よーし、今だ! 元に戻って「水鉄砲」!」
          バシャーーーン!! シャワーズは元に戻った!
          シャワーズ「食らえ! ブーーーーーー!!」
          バシャ! シャワーズの「水鉄砲」!
          ユンゲラー「ユン!?」
          サトシ「よし、交代! ピカチュウ、「雷」だ!」
          ピカチュウ「ピーーーカーーーチュウーーーーーー!!!!」
          ドガーーーーーーーン!!! ピカチュウの「雷」!
          ユンゲラー「ゲラーーーーーーー!!!!」
          サトシ「やったか!?」
          ナツメ「ユンゲラー、「自己再生」!」
          ユンゲラー「ユンゲラー!」
          シュワーーー! カチン! ユンゲラーの「自己再生」! ユンゲラーの体力が回復した!
          サトシ「か、回復した!?」
          ピカチュウ「ピカ!?」
          シャワーズ「て、手強すぎる!」
          ナツメ「無駄のようね。」
          人形「ウフフフフ!」
          スーーー... ナツメの目の前にゴーストが現れた!
          サトシ「あ!! ゴースト!」
          コゴロウ「あいつ、どこに行ってたんだよ!?」
          ゴースト「ゴース? ゴースゴスゴスゴス!」
          人形「2対1はルール違反よ!」
          シュンシュン! その時謎の男(ナツメの父)とユウスケの姿が現れた!
          ナツメの父「何を言ってる! ゴーストはただ一人で遊んでるだけだ!」
          ユウスケ「それこそルール違反とは関係ないぜ!」
          ゴースト「ゴ、ゴ、ゴ、ス、ス、ス!」
          ナツメ「...」
          ゴーストは変な顔をした。 でも受けない...
          ゴースト「ゴースト!」
          ベロン! レロレロレロレロ! ゴーストは舌で両目を取り、口から出した。
          ナツメ「...」
          でも受けない...
          ゴースト「ゴース? ゴースト!」
          ニュ! バチバチバチバチ! ゴーストは口の中から爆弾を出した!
          ユウスケ「な!? あれは爆弾!?」
          サトシ「ゴースト!? 何する気だ!?」
          ドカーーーーーーーン!!! 爆弾が爆発した!
          ナツメの父「な、何!?」
          ユウスケ「な、ナツメ!?」
          煙りがやみ、ナツメとゴーストは無事だった。
          ゴースト「ゴス?」
          ナツメ「...ぷ、あはははははは!!」
          ゴースト「ゴースゴスゴスゴスゴス!」
          ナツメの父「ナツメが...」
          ユウスケ「笑った!」
          サトシ「は? そ、それがどうしたの?」
          ナツメの父「ナツメは幼い頃、一度笑った事はなかった。 彼女は超能力の夢中で、一度笑った事がなかったのだ。」
          ユウスケ「あの人形のおかげで、彼女を操ってる間一度笑わせないようにしたんだろうな。 でも、彼女の笑う姿を見るのは、俺達
          始めてみたぜ。 これで操りが解けたんだな。」
          ジュン「な、なるほど...」
          セイヨ「でも、まだ戦いは終わってないのよ!」
          ダイスケ「そうだぜ! 操りが解けたと言うよりも、サトシのゴーストと仲良くしてしまったじゃねえか!」
          ナツメの父「あれを見ろ!」
          ユンゲラー「ゲーッヘッヘッヘッヘッヘ!」
          ユンゲラーは腹を抱えながら笑っていた。
          ユウスケ「ユンゲラーはナツメのテレパシーで繋がってて、腹を抱えながら笑ってるぜ。」
          サトシ「はーー??? 何じゃそりゃーー??? じゃあ、もしかしておじさん...」
          ナツメの父「やっと分かったんだな?」
          サトシ「やっぱり親戚のおじさんだったんだね?」
          ドサドサ!! ナツメの父とユウスケはこけた!
          ナツメの父「何でお前はそんなに鈍いんだーーーーー!?」
          ユウスケ「まあまあ、落ち着いて!!」
          コゴロウ「あ!! 分かった!!」
          サトシ「え? 何が?」
          コゴロウ「あんたまさか、ナツメのお父さん!?」
          ナツメの父「その通りだ、やっと分かってくれたか。」
          マチス「ホワット!? このオールドマンがナツメのファザー!?」
          ブルーザー「じゃあ、ユウスケは?」
          ユウスケ「写真には載ってなかったけど、俺はナツメの兄だ!」
          カルロス「な、ナツメの兄ーーーーー!?」
          アシュラ「し、知らなかったでござる...」
          ナツメ「あははははははは!!」
          人形「ウフ...」
          スーーー... 人形の姿はゆっくり消えた。 ピカーーーー! その時カスミ達は元の姿に戻った!
          カスミ達「サトシ!!」
          サトシ「カスミ、タケシ、クリスティ!」
          3姉妹「カスミ!」
          ブルーザー「クリスティ!」
          ゼトラ「元に戻ったみたいだな。」
          3姉妹「カスミーーー!!」
          3姉妹はカスミと抱き合いながら、涙を流した。
          サクラ「よかった...カスミが無事で...」
          アヤメ「本当に...よかった...」
          ボタン「無事で本当に...よかった...」
          カスミ「お姉ちゃん達、ごめんね。 心配かけて。」
          クリスティ「ブルーザー!」
          ブルーザー「クリスティーーー!」
          クリスティとブルーザーは抱き合った。
          ブルーザー「無事でよかったぜ、心配してたんだぞ!」
          クリスティ「ごめんなさい、心配かけて。 でも、助けに来てくれてありがとう!」
          ナツメの母「ナツメ!」
          ナツメ「え!? お母さん!?」
          ナツメの母「やっと正気に戻ったのね!? よかったわ...」
          シゲル「お母さん?? あの人が、ナツメのお母さん!?」
          ユウスケ「ああ、母さんはナツメの超能力で人形になってたんだ。 あの人形が消えたおかげで、全ては元通りになったな。」
          コゴロウ「でもナツメのお父さんに比べると、全然年取ってるな...」
          ナツメの父「当たり前だろ!!! 年取って悪かったな!!!」
          ユウスケ「だから落ち着けって!」
          ナツメ「お母さん、ごめんなさい。 お母さんを人形にしちゃって...」
          ナツメの母「いいのよ、気にしなくて。 でもこれでナツメも元に戻って、本当によかったわ!」
          ナツメ「うん! お父さん、お兄さん、本当にごめんなさい。」
          ナツメの父「いいのだよ、気にしなくても。」
          ユウスケ「俺も気にしてないぜ。 これで家族全員戻ったって事だしな!」
          ナツメ「うん!」
          ブルー「それじゃあ、ユンゲラーが笑ったって事は戦闘不能ね!」
          サトシ「と言う事は、俺達が勝ったんだな! やったー!! これでバッジゲットだぜ!」
          コゴロウ「む!?」
          ブレイク「ん!?」
          コゴロウとブレイクは何やら殺気を感じた!
          2人「そこかーーーーーー!!!」
          ドギューーーーン!! ブレイクは何者かにバスターを撃った! シュシュシュシュ! コゴロウは何者かに手裏剣を投げた! ドガ
          ーーーーーン!! ブレイクとコゴロウの攻撃は何者かに命中した!
          ???「ぐわ!!」
          ドサ! 謎の影が落ちた!
          全員「え!?」
          サトシ「あ! お、お前は...」
          その姿はガレムだった!!
          全員「ガレム!!」
          ガレム「ち! 気付いちまったか!」
          ナツメ「誰なの、あの人?」
          サトシ「奴は人間を殺そうとし、星を破壊しようとする悪の戦士なんだ! 俺達は今でも奴を倒すために旅立ってる事もある! もし
          も奴がポケモンのエネルギーを奪ったら、そのポケモンが死ぬんだ!」
          ユウスケ「な、何だって!?」
          サムライ「それに何しに来たのでござるか!? ここには幽霊なんぞおらんぞ!」
          ガレム「黙れ! 幽霊なんかエスパー攻撃だって持ってるだろ!? 俺はそいつの力のエネルギーを奪いに来たんだよ!」
          サクラ「な、何ですって!?」
          ガレム「それから、ここにいるのは俺一人じゃねえぜ!」
          アヤメ「え!? ま、まさか...」
          ボタン「もう一人いるの!?」
          ???「その通りだ!」
          ドガーーーーーーン!! 天井がいきなり爆発した!
          アキラ「な、何だ!?」
          ???「お前がサトシか、ネクロや他の奴等からちゃんと聞いたぜ。 俺達の邪魔をしてるのはお前だとな!」
          サトシ「だ、誰だ、お前は!?」
          ???「俺か? 俺は魔法も超能力を使う事が出来る魔術師! 魔法生物を操る事が出来る魔法使い! そう、俺は「妖魔師軍
          団」の団長、ゾーマだ!」
          全員「ゾーマ!?」
          アキラ「何しにここに来たんだ!?」
          ゾーマ「ここのジムはエスパーと言うポケモン能力を持つと聞いてな、そのエネルギーを奪いに来たのさ!」
          ジュン「何だって!?」
          ガレム「ゾーマと俺はここのジムの超能力エネルギーを奪いに来たのさ! それからよくもポケモンタワーの時俺の邪魔をしてく
          れたな! その借りを返してやるぜ!!」
          セイヨ「こ、このままじゃ危険だわ!」
          サトシ「ここは俺に任せろ! ゴースト、戦う気あるよな?」
          ゴースト「ゴースト!」
          サトシ「よーし、行こうぜ!」
          ゾーマ「俺達の相手はそんな幽霊か? そんなの勝てないと思いな! 行け、ガーゴイル!」
          ガーゴイル「ガーーーーー!!」
          FF図鑑「ガーゴイル・石像モンスター・伝説のモンスターと呼ばれている。 元々は石像から生まれたが呪文を駆けたおかげで生
          きるモンスターへと生まれ変わった。 石像になってる間は無敵状態になる。」
          ゾーマ「さあ、ガーゴイル! こいつら全部片付けてお終い!」
          ガーゴイル「ガーーーーーー!!」
          ガーゴイルはゴーストの方へ突撃した!
          サトシ「危ない! 避けろ!」
          ゴースト「ゴースト!」
          スーーー...ゴーストは攻撃を避けた! ドガーーーーーーン!! ガーゴイルは攻撃を外し、地面に激突した!
          サトシ「ゴースト、「影分身」!」
          ゴースト「ゴスゴースト!」
          シュシュシュシュ! ゴーストの「影分身」!
          ガーゴイル「ガ!?」
          ガーゴイルの回りにゴーストの分身で迫っていた!
          ガーゴイル「ガ、ガ!?」
          ゾーマ「分身技だと!?」
          ガレム「あいつそんな事も出来るのか!?」
          サトシ「当然の事だ! 幽霊だって分身攻撃だってするぜ! 次はこいつだ! ゴルバット、「かまいたち」だ!」
          ゴルバット「ギーーーーー!」
          シュン! グサグサ! ゴルバットの「かまいたち」!
          ガーゴイル「ガ!?」
          攻撃はガーゴイルの翼を切り裂いた! ドサ! ガーゴイルが落ちた!
          ゾーマ「何!?」
          サトシ「ゴースト、「ナイトヘッド」! 次はゴルバット、「嫌な音」攻撃だ!」
          ゴースト「ゴーースト!」
          ミワワワワワワワ!! ゴーストの「ナイトヘッド」!
          ゴルバット「ギギーーーーー!!」
          キーーーーーーー!! ゴルバットの「嫌な音」攻撃!
          ガーゴイル「ガーーーーーーーー!!」
          サトシ「よーし! 相手が苦しんでる間にとどめのチャンスだ! ナツメ、奴にとどめをさせ!」
          ナツメ「分かったわ! ユンゲラー、「サイケ光線」!」
          ユンゲラー「ユンゲラーー!」
          ビーーーーーーー! ユンゲラーの「サイケ光線」!
          ガーゴイル「ガーーー...」
          サトシ「よっしゃー! 勝ったぜ!」
          ゾーマ「な、ガーゴイル!?」
          ガレム「そ、そんな馬鹿な!?」
          サトシ「さあ、どうする? まだ戦うか?」
          ガレム「く、くそ! 仕方ねえ! ここは諦める事にする!」
          ゾーマ「だが、俺達は終わりと言う物はないからな! 覚えてろよ!」
          シュンシュン! ガレムとゾーマは突然姿を消した!
          マチス「またエスケープしやがった。」
          サトシ「でもよくやったな、ゴースト、ゴルバット!」
          ゴースト「ゴースゴスゴスゴスゴス!」
          ゴルバット「ギーー!」
          サトシ「それから、ナツメもよくやったな!」
          ナツメ「あ、ありがとう。」
          ―ジムの外―
          ユウスケ「確かナツメを倒した約束はバッジ4人分さし上げるんだったな? ナツメ!」
          ナツメ「うん。 はい、これは私を倒した証と、さっきの奴等からこのジムと私達を守ってくれた証、ゴールドバッジよ!」
          サトシ「ありがとう! これでゴールドバッジ、ゲットだぜ!」
          シゲル「俺も同じくゲットだぜ!」
          ブルー「私もゲットだぜ!」
          アキラ「俺もゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          ユウスケ「それから、サトシ。 ナツメをお前達と一緒に連れて行ってくれないか?」
          ナツメ「え!?」
          サトシ「え? なんで?」
          ナツメの父「さっきの戦いで、ユンゲラーのエスパー攻撃であのモンスターを倒してくれた! 君達と一緒にいれば、何かの役に
          立つだろ!」
          サトシ「分かった、ちょうど仲間も必要だったからな! 仲間に入れさしてもいいぜ!」
          ナツメ「でもお父さん、ジムはどうするの?」
          ユウスケ「俺がお前の代わりにやるから、心配するな!」
          ナツメ「う、うん。 あの、サトシ君? あの時は、本当にごめんなさい。 貴方の友達を人形にさせてしまって。」
          サトシ「いいんだよ、そんな事はもう気にしなくてもいいよ! ナツメはもう俺達の仲間なんだからな! 友達として行こうぜ!」
          ナツメ「うん!」
          ナツメは笑った。
          タケシ「ひゃーー、何だか笑うところは可愛い...」
          ダイスケ「タケシってこういう奴なのか?」
          ブルーザー「そうそう。」
          サトシとナツメは握手した。
          ナツメ「これからもよろしくね!」
          サトシ「こちらこそ!」
          ナツメの父「ナツメ、気を付けるんだぞ!」
          ナツメの母「気を付けてね、ナツメ! 私達も応援するから!」
          ユウスケ「それからナツメ、お前はもう超能力をなくなってるんだ。 超能力がなくても、お前はそのまま強いトレーナーだ! 絶対
          にがんばれよ!」
          ナツメ「うん! お父さん、お母さん、お兄さん、ありがとう! 私絶対にがんばるから!」
          ナツメの父「気を付けて行くんだぞ!」
          ナツメの母「がんばってね、ナツメ!」
          ユウスケ「がんばるんだぞ、ナツメ!」
          ―ジムの離れている町の中―
          サトシ「次のジムはどこにあるんだ?」
          ナツメ「タマムシシティにジムがあるわ!」
          サトシ「よーし! あのジムもバッジゲットだぜ! みんな、行くぞ!」
          全員「おう!」
          ナツメと戦いながら彼女を正気に戻し、ガレムとゾーマを倒し、ナツメが新たなる仲間になり、ゴールドバッジをゲットしたサトシ
          達。 厳しい戦いだったが、がんばってよかったね! それより、ロケット団はどうなってるのだろうか? ロケット団の穴によると、シ
          メントトラックのシメントで埋まれているようだ。
          コジロウ「俺達、このまま固まっちゃうの?」
          ムサシ「そ、そんなーー...」
          ニャース「やな感じニャーーー...」
          続く!