第四十三話 エリカとクサイハナ
          ここはタマムシシティ。 タマムシは虹色夢の色で、色々なデパートがある有名な町。 デパートとゲームコーナーもあり、そこにい
          たのはサトシ達。 サトシ達は7番道路でオコリザルをゲットし、ようやくタマムシシティに到着した。 ところが...

          タケシ「お? 何だかいい匂いがする...」
          ピカチュウ「ピッカー。」
          カスミ「本当だわ。」
          シャワーズ「何の匂いだろ?」
          サトシ「ん? どうしたんだよ、みんな?」
          ブルー「分からないけど、何だかいい匂いね。」
          タタタタ... タケシは匂いを追ってどこかへ行ってしまった。
          サトシ「あ、おい! タケシ!」
          シゲル「一体何があるんだ?」
          タケシ「おーーーー!」
          タケシは顔をべったり店の窓にくっ付いた。
          サトシ「タケシ、何やってるんだよ?」
          サムライ「汚いからやめるでござる。」
          タケシ「サトシ、俺この町気に入ったぞ。」
          シゲル「え? どれどれ?」
          サトシ達は店の窓から覗いた。 その中にはミニスカート達がいた。
          アキラ「ミニスカート? お前、ここに女の子ばっかりいるから気に入ってるんだな?」
          タケシ「よく知ってましたー。」
          サトシ「店の事は後にしようぜ。 早く、あれ? カスミ達は?」
          ダイスケ「中にいるぞ。」
          サトシ「え?」
          カスミ達は店の中にいた。
          ミニスカート1「この香水はどう?」
          カスミは香水に匂いを匂った。
          カスミ「いい匂いね!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「ここっていい場所だね!」
          ブルー「色々な香水があるわ!」
          サクラ「いいお店ね!」
          アヤメ「一個買おうかな?」
          ボタン「どの香水にしおうかな?」
          セイヨ「この香水ならどうかしら、ジュン?」
          ジュン「いいんじゃないですか?」
          ナツメ「なかなか素晴らしい香水あるのね!」
          クリスティ「ねえ、ブルーザー! この香水買ってくれないかしら?」
          ブルーザー「しょうがねえな、買ってやるか!」
          クリスティ「ありがとう!」
          サトシ「おい、カスミ!」
          カスミ「あら? サトシ!」
          サトシ「やめとけよ! 香水付けても意味ねえだろ?」
          カスミ「何ですって!?」
          ???「どうやら貴方には香水には興味なさそうでございますわね!」
          ミニスカート2「あ! 店長!」
          その店長は和服だった。
          タケシ「おお、これはまたまた奇麗な人!」
          店長「よろしいですか? 香水には気持ちをリラックスさせたり人の心を癒すか効果もございますのよ!」
          サトシ「へ、へん! 香水がなくても俺はずーっと元気のままだよ!」
          ミニスカート3「あんたって嫌な人ね!」
          ミニスカート4「それじゃあモテないわよ!」
          サトシ「ひ!? な、何だよ!?」
          店長「そんなに香水に興味なさそうならば、出てお行きなさい!」
          ―外―
          カルロス「あらら、サトシの奴酷い目にあってますねー!」
          コゴロウ「どう思いますか、ゼトラ?」
          ゼトラ「ふん! 興味ねえな!」
          ドタ!!!! 急にドアが開き、カルロスに当たった!!
          カルロス「ヴギャ!?」
          ミニスカートはサトシを追い出した。
          ミニスカート5「もう二度と来ないでね!」
          バタン! ドアは閉まった。
          サトシ「いってー、何だよ! あ、カルロスとコゴロウにゼトラ!」
          カルロス「いててて、お前馬鹿な事したな!」
          コゴロウ「興味ないからだってそんな意地悪そうに言わなくてもいいんじゃなかったのか?」
          サトシ「多分、そうだと思うけど...」
          ゼトラ「仲間は全員ここにいるみたいだぜ。 とにかく、俺達だけジムに行こうぜ。」
          サトシ「しょうがねえな。 それじゃあ、タマムシジムへ向おう!」
          ―タマムシシティジム―
          サトシ「えーーーー!? 何で入らせてくれないんだよ!?」
          ガールスカウト1「貴方さっき香水売り場で意地悪な事言ったでしょう? 香水に興味ない人には入らせてはならないとリーダーが
          言ってたわよ!」
          サトシ「え? 何で知ってるんだ?」
          ガールスカウト2「実はねー、その香水ここで作ってるのよ!」
          サトシ「え!? そうなの!?」
          カルロス「ジムで香水作るとは、聞いた事ねえ...」
          コゴロウ「この町って、男は嫌な奴と思ってるのかな?」
          ガールスカウト1「と言うわけで...」
          バシ!! ガールスカウトはサトシの顔に罰点スタンプを付けた!
          サトシ「うぎゃ!?」
          ガールスカウト1「はい! さようなら!」
          ガールスカウト2「ごめんなさいねーー...」
          ウィーーン... 自動ドアが閉まった。
          サトシ「あ!! 頼むよ、中に入らせてくれよ! 俺はどうしてもここのジムバッジをゲットしたいんだ! それでいいだろ?」
          ガールスカウト1「だーーめ!」
          サトシ「そんなー、はーー...ここはもう無理だ...」
          カルロス「じゃあ、諦めるしかないのか?」
          サトシ「入らせてくれないのなら仕方ないさ。」
          コゴロウ「でも何か入る方法はねえのかな?」
          ???「あら? サトシじゃない! それからカルロスとコゴロウとゼトラも!」
          サトシ「ん? その声どっかで聞いたような...」
          ???「覚えてないの? 私よ! ほら、2番道路であったじゃない!」
          サトシ「え? あ! まさか君は、アカネ!?」
          アカネ「そうよ! 久しぶりね!」
          カルロス「おお! 久しぶりだな!」
          コゴロウ「2番道路以来だな!」
          ゼトラ「よう、久しぶり!」
          *アカネ:この女の子は誰なのかは、「第五話 初めてのトレーナー戦」を読んでくれ!
          ???「あ! サトシだ! おーい!」
          サトシ「え? その声は、アユミ!?」
          アユミ「ヤッホー、久しぶりね!」
          カルロス「おお、また会ったな!」
          コゴロウ「久しぶり! 9番道路以来だな!」
          *アユミ:この女の子は誰なのかは、「第三十六話 ボースカウトとガールスカウト」を読んでくれ!
          ゼトラ「お前達なんでこんな所にいるんだ?」
          アカネ「私達ここのメンバーなのよ!」
          サトシ「め、メンバー!?」
          アユミ「サトシこそどうしたのかしら? あ! まさか何か意地悪してジムに入れさせないんでしょう?」
          サトシ「ギク!!!」
          アユミ「図星みたいね。」
          アカネ「ジムに入りたいんでしょ? 私がいい方法があるわ!」
          サトシ「本当か!? じゃあ、教えてくれ!」
          コゴロウ「ところで、アユミ。 お前の兄さんであるユウサクはどうしたんだ?」
          *ユウサク:アユミの兄。 詳しい事は「第三十六話 ボーイスカウトとガールスカウト」を読んでくれ!
          アユミ「お兄ちゃんは何かの勉強があって、一緒に来れなかったの。」
          ゼトラ「なるほどな。」
          アカネ「とにかく、早く来てごらん! ここの有名なデパート、「タマムシデパート」に行けば、何かあるはずよ!」
          ―一方ロケット団―
          ムサシ「噂によるとここに伝説の香水があると聞いたわ。 それを盗めば男にメロメロよ!」
          コジロウ「それを売れば大もうけ! 借金を手に入れれば上手い飯食えるぜ!」
          ニャース「早く探しに行くニャ!」
          ロケット団は密かにジムの中に入った。
          ムサシ「えーっと、どこかしら? ん? げ!」
          コジロウ「どうした?」
          ???「ハナーーー。」
          ニャース「あれはクサイハナだニャ!」
          コジロウ「邪魔をする気だな? そうはさせんぜ! ドガース、「スモッグ」だ!」
          ドガース「ドガーース!」
          ブシューーーーー! ドガースの「スモッグ」!
          クサイハナ「ハナーーー。」
          スーーーーー... クサイハナの「吸い取る」攻撃!
          ムサシ「げ! あれって毒タイプの技なのに...」
          コジロウ「吸い取りやがった!」
          クサイハナ「ハナーーー!」
          ロケット団「ひ!!」
          クサイハナ「ハナーーーー! クサーーーーーーー!!!」
          ブシューーーー! クサイハナは臭い匂いを出した!
          ムサシ「うげ!? な、何この臭い匂い...」
          コジロウ「全くすごい破壊力...」
          ムサシとコジロウが壊れた!
          ニャース「ニャ、鼻が、鼻が曲がるニャーーー!!」
          ムサシ「あんた鼻なんてないんでしょ!?」
          ニャース「ニャ!? 鼻が、鼻がないニャーーー!! フニ? あ、そうか! ニャーは元々鼻がないのニャ!」
          ボカボカボカ! 何者かがピコピコハンマーでロケット団を殴った!
          ロケット団「きゅーーーー...」
          その正体はガスマスクをしたガールスカウト達だった。
          ガールスカウト1「ここは、泥棒立ち入り禁止よ!」
          バシバシバシ! ガールスカウトはロケット団の顔に罰点スタンプを付けた!
          ―数分後―
          ロケット団は木の枝にぶら下がっていた
          ニャース「ニャーを早く助けろニャーー!」
          ムサシ「うるさいわね!!」
          コジロウ「でも腹減ったなーー...」
          ―一方サトシ達―
          サトシ達はタマムシデパートの洋服売り場にいた。
          アカネ「きゃーーー! 可愛い!」
          アユミ「これなら直ぐにばれないわ!」
          サトシは女装をしていた。
          サトシ「そ、そうかな?」
          カルロス「お前変装するのは始めてだったっけ?」
          コゴロウ「シーフや忍者やスパイには変装が一番! ばれないようにすればいいのだよ!」
          ゼトラ「(全く何やってんだか...)」
          サトシ「よーし、こうなったらこの姿でバッジゲットしてやるぜ!」
          カルロス「それじゃあばればれやっちゅーの!」
          コゴロウ「ガッツな声を出すとばれやすい! もっとキュートでプリティーな女の子の声でないといけませーん!」
          サトシ「あ、そうか。 あ、私がんばるわよ!」
          ―夜―
          サトシ達はタマムシジムに着いた。
          アカネ「こっちに申し込みしたい女の子がいます!」
          アユミ「名前は、えーっと、サトコちゃんです!」
          ミニスカート1「貴方達も申し込むのですか?」
          カルロス「(げ!! この子、香水売り場で会った子じゃねえか!)」
          ミニスカート1「あら? どこかお会いしませんでした?」
          コゴロウ「あ、いや! 人違いですよ! ははははは!」
          ガールスカウト1「貴方香水好き?」
          サトシ「え? あ、はい...」
          ガールスカウト1「だったら、申し込みオッケーよ!」
          サトシ「(よっしゃー、大成功!)」
          ミニスカート1「それでは、どうぞこちらへ!」
          ―あるジムの部屋―
          ???「こうして、オムナイトは仲間を裏切る事は出来ませんでした。 お終い。」
          ピカチュウ「ピッカチュウ!」
          シャワーズ「いいお都議話だね!」
          タケシ「何と言う話だ、感動する!」
          タケシは感動していた。
          ブレイク「(でもさっぱり分からん。)」
          ミニスカート1「エリカ様、新しいメンバーが来ました!」
          エリカ「あら、本当? 始めまして、私はエリカ。 このジムのジムリーダーでございますわ。 よろしくね!」
          サトシ達「(げ!! この人は、あの香水売り場の店長さん!)」
          カスミ「あ! アカネちゃんだ!」
          ブルー「アユミちゃんもいるわ!」
          アカネ「カスミちゃんとみんな、久しぶりね!」
          アユミ「久しぶりね、みんな! みんなもここに来てたんだ!」
          タケシ「ああ! それからこの人はとっても優しい人なんだよ! なあ!」
          ピカチュウ「ピーカチュウ!」
          シャワーズ「そうだよね!」
          サトシ「(な!? ピカチュウとシャワーズの奴!)」
          カスミ「ねえ、エリカさん。 クサイハナに近づいてもいいのでしょうか?」
          ブルー「確かクサイハナって臭い匂いを出すんだったよね?」
          クリスティ「なぜ近づいても臭くないのですか?」
          エリカ「それはねえ、この子は自然に優しい子なの。 私が幼い頃から助けてくれたのですもの。 それは10年前、私が危険が迫
          った時ですわ。」
          この先はエリカの10年前のシーンが出るので、少々お待ちください。
          エリカ「(私が幼い頃、迷子になってしまい、べトベターに襲われた事がありましたわ。)」
          幼いエリカ「きゃーーーー!!」
          ベトベター「ベターー!!!」
          幼いエリカ「あ! あれは...」
          クサイハナ「ハナーー。」
          幼いエリカ「助けてーーー!!」
          クサイハナ「ハナ?」
          幼いエリカ「お願い! 私を助けて!」
          エリカ「(その時クサイハナは私の心を通じ、助けてくれました。)」
          クサイハナ「クッサーーーー!!」
          クサイハナは臭い匂いを出した!
          ベトベター「ベターーー...」
          幼いエリカ「クサイハナ! 助けてくれてありがとう!」
          幼いエリカはクサイハナを抱いた。
          クサイハナ「ハナーー...」
          以上これで終わり。
          エリカ「この子は優しいポケモンで、人の心を通じる事が出来るポケモンですわ。」
          ミニスカート1「エリカ様はそのポケモンを助けられたきっかけで、草ポケモントレーナーを目指したの。」
          カルロス「へぇー、そういう事か。」
          タケシ「ええ話やな...」
          タケシはまた感動した。
          ブレイク「(こいつ女の子の話を聞くと直ぐ感動する。 何なんだ、こいつは?)」
          カスミ「一度この事をサトシに聞かせたかったなー。」
          サトシ「聞いてたよ。」
          全員「え!?」
          コゴロウ「(わ! 馬鹿! お前変装してるんだぞ! 声を戻すな!!)」
          サトシ「(ヤベ!) あら、恥ずかしいわ! みんなこっち見ないでよ!」
          カスミ「なーんだか見た事あるような顔だけど...」
          シゲル「そう言えばそうだけど...」
          ブルー「誰かに似てるような...」
          サトシ「き、気のせいですー...」
          ピカチュウ「ピカ?」
          シャワーズ「どうしたの、ピカチュウ?」
          ピカチュウ「ピカピカチュウーーー!!! (サトシに気付いた!)」
          ビリリリリリリ!! ピカチュウの「電気ショック」!
          サトシ「うわーーーーー!!! や、やめろ、ピカチュウーーーー!!」
          ポロ! サトシの頭に付いてた鬘が取れた!
          全員「サトシ!?」
          サトシ「あっちゃーー...」
          ゼトラ「当然ばれたか。」
          サムライ「何なんでござるか、その格好?」
          エリカ「貴方はあの時の...」
          サトシ「いや、あの、その...」
          アカネ「あの、ごめんなさい! サトシは私達の友達なので、どうしてもここのバッジをゲットしたいと言うんです!」
          アユミ「入れさせないからかわいそうだから、わざわざその姿で入らせたのです! サトシにチャンスをあげてください!」
          エリカ「うーん、でも入って来たから仕方ないですわね! いいですわ! チャンスをあげましょう!」
          サトシ「本当か!? じゃあ、公式戦を受けさしてくれ!」
          エリカ「よろしいですわ!」
          ―一方ロケット団―
          ロケット団はジムの香水室にいた。
          ムサシ「やっと縄が解いて再びこのジムの中に忍び込んだわ。」
          コジロウ「そして今度こそ見張りの奴等がいなく、ようやく伝説の香水ゲット!」
          ニャース「でもこの爆弾どうするニャ?」
          ムサシ「どの部屋でもいいから埋めるのよ!」
          ニャース「分かったニャース!」
          ニャースは行ってしまった。
          コジロウ「は? お前このジムを爆破するのか?」
          ムサシ「さっきのお返しよ!」
          ―バトルステージ―
          エリカ「それでは、公式戦を始めますわ!」 
          シゲル「ルールは俺が決める! 俺達が勝てたら、バッジ4人分貰うぜ! トレーナーの交替は3回だけ! その3人は俺とサトシと
          ブルーだ!」
          アキラ「俺は草に強い奴がいないからな。 ここはお前達に任せたぜ!」
          サトシ「ああ!」
          エリカ「いいでしょう! そのルール、受け取ります! 使用ポケモンは3匹! 勝負ですわ!」
          ブルー「一番相手はこの私よ! 草には草ポケモン! ナゾちゃん、行け!」
          ナゾノクサ「ナゾナゾ!」
          エリカ「それではモンジャラ、行きなさい!」
          モンジャラ「クイーー!」
          ポケモン図鑑「モンジャラ・ツル状ポケモン・ブルーのつる植物が絡み合い正体は見えない。 近づく物に絡み付いて来る。 つる
          はずっと延び続けると言う。」
          ブルー「正体不明なら近づかない方がいいわね! ナゾノクサ、「吸い取る」攻撃!
          ナゾノクサ「ナゾーー!!」
          スーーーー... ナゾノクサの「吸い取る」攻撃! 効果は今一つのようだ...
          エリカ「そんな攻撃、効きませんわ! モンジャラ、「絡み付く」攻撃!」
          モンジャラ「クイーーーーー!!」
          ガシ! モンジャラの「絡み付く」攻撃! ナゾノクサは絡み付けた!
          ブルー「な、ナゾノクサ!?」
          エリカ「モンジャラ、「痺れ粉」をお浴びさせなさい!」
          モンジャラ「クイクイー!」
          パラパラパラパラ! モンジャラの「痺れ粉」! ナゾノクサは麻痺状態になった!
          ナゾノクサ「ナゾーーー...」
          ブルー「戻って、ナゾノクサ!」
          ブルーはナゾノクサを戻した!
          エリカ「あら、いけません事。 後で痺れ直しを使わなければなりませんね。」
          シゲル「次は俺の番だ! 草の弱いのは虫ポケモン! スピアー、行け!」
          スピアー「ブーーーン!」
          エリカ「モンジャラ、「叩き付ける」攻撃!」
          モンジャラ「クイーー!」
          シゲル「スピアー、「高速移動」でかわせ!」
          スピアー「ブーーーーン!」
          シュンシュンシュンシュン! スピアーの「高速移動」! スカ! モンジャラの攻撃が外れた!
          シゲル「次ぎは、「ミサイル針」!」
          スピアー「ブブーーーン!」
          シュシュシュシュ! スピアーの「ミサイル針」! 効果は抜群だ!
          モンジャラ「クイーーー...」
          エリカ「も、モンジャラ!?」
          シゲル「どうだ? 俺のスピアーの力を見たか?」
          エリカ「確かに、スピアーの力を見ましたわ! でも、次は負けませんわ! ウツドン、行きなさい!」
          ウツドン「ドーン!」
          エリカ「ウツドン、「居合い斬り」をお見させなさい!」
          ウツドン「ドドーーン!」
          グサ! ウツドンの「居合い斬り」!
          スピアー「ブーーーン...」
          シゲル「何!? 「居合い斬り」だって!?」
          エリカ「これなら負けませんわ!」
          サトシ「次は俺の番だ! 草には炎だ! ヒトカゲ、君に決めた!」
          ヒトカゲ「カゲー!」
          エリカ「ウツドン、「葉っぱカッター」!」
          ウツドン「ドンドーーン!」
          シュシュシュシュ! ウツドンの「葉っぱカッター」!
          サトシ「ヒトカゲ、「火炎放射」!」
          ヒトカゲ「カゲーーー!!」
          ブォーーーーー!! ヒトカゲの「火炎放射」! 炎はウツドンの「葉っぱカッター」を焼き散らした! その火の粉はウツドンに攻撃し
          ている!
          エリカ「う、ウツドン!?」
          サトシ「よーし! ヒトカゲ、とどめの「ロケット頭突き」だ!」
          ヒトカゲ「カゲカゲーー!」
          ドカーーーーン! ヒトカゲの「ロケット頭突き」!
          ウツドン「ドーーーン...」
          エリカ「そ、そんな...ウツドンまで...」
          サトシ「後一匹で最後だ!」
          ガールスカウト1「あの子すごく強いわ...」
          ミニスカート1「あんなに強かったなんて、知らなかったわ...」
          アカネ「やっぱりサトシの方が勝ってるみたいわね!」
          アユミ「サトシなら勝てるかもしれないわ!」
          カスミ「サトシー! がんばってーー!」
          エリカ「サトシさん、貴方の力全て見ましたわ! でも、この次は負けませんわ! 私が大事に育てたこのポケモンで勝負です
          わ! 出でよ、クサイハナ!」
          クサイハナ「ハナーー!」
          サトシ「く、クサイハナ!?」
          ポケモン図鑑「クサイハナ・雑草ポケモン・ナゾノクサの進化形。 めしべを放つとてつもなく臭い匂いは2km先まで届き気を失わ
          せる。 猛烈な臭さ! それなのに1000人に一人ぐらいこれを好んで嗅ぐ人がいる。」
          クサイハナ「クサーーー!!」
          ブシューーーー!! クサイハナは臭い匂いを出した!
          ヒトカゲ「カゲーーーーー!!!」
          ヒトカゲは臭いと言ってるみたいだ。
          ヒトカゲ「カゲーーー...」
          サトシ「も、戻れ、ヒトカゲ!」
          サトシはヒトカゲを戻した!
          エリカ「オーッホッホッホ! これで私の勝ちのようでございますわね!」
          サトシ「ヒトカゲが負けるなんて...次はどのポケモンを出せばいいんだ!? ピカチュウもシャワーズも他のポケモンも、あの匂
          いには絶えられないんだ! 一体どうすれば!?」
          ピカチュウ「ピカピ!」
          シャワーズ「サトシ!」
          サトシ「え? ピカチュウ、シャワーズ?」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「サトシ、ここは僕達に任せて!」
          サトシ「え? お前達、俺のために戦うのか?」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          シャワーズ「サトシがバッジゲットしなかったら、ポケモンマスターになれないんでしょ? ここ僕達に任せてよ! 僕達友達だか
          ら!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ...お前達っていい奴だな!」
          サトシはピカチュウとシャワーズを抱いた。
          ピカチュウ「ピッカ!」
          シャワーズ「あはは!」
          ムサシ「なーんて臭い話だろうね!」
          サトシ「な、何!?」
          エリカ「何事!?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ニャース「この決めセリフそろそろ飽きてきたニャ!」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ガシ! ピカーーーー! ニャースはダイナマイトスイッチを押し、バトルステージの地面が光った!
          ロケット団「え!?」
          ドカーーーーーーーン!! ステージが爆発した! その時ロケット団は吹き飛ばされた!
          コジロウ「どこに仕掛けてるんだよ!?」
          ニャース「ニャ、ニャンでニャーー!?」
          ムサシ「でーも! このジムの伝説の香水は私達ロケット団が頂いたわ!」
          サトシ「何だって!?」
          ロケット団「銀河を駆けるロケット団の2人には、ホワイトホール...」
          キラ! さっきの爆発でジムが燃えている!
          ガールスカウト3「早くポケモンを非難するのよ!」
          ミニスカート1「さあ、みんな! モンスターボールに戻るのよ!」
          ガールスカウト達とミニスカート達はジム内にいる草ポケモンを全て戻した。
          ゼトラ「何やってんだ!? 早くここから逃げろ!」
          アシュラ「火の始末は拙者達に任せるでござる!」
          ガールスカウト1「あ、はい!」
          ミニスカート2「分かりました!」
          ―外―
          ガールスカウト達とミニスカート達はホーズを使い、炎を消そうとしている。
          サトシ「俺達も手伝おうぜ! シャワーズ、ゼニガメ、ラプラス、炎を消してくれ!」
          シャワーズ「オッケー!」
          ゼニガメ「ゼニゼーニ!」
          ラプラス「分かりました!」
          ブルー「カメックス、力を貸して!」
          カメックス「カメーーー!!」
          カスミ「ヒトデマン、スターミー、シェルダー、クラブ、みんなも手伝って!」
          ヒトデマン「デヤ!」
          スターミー「フー!」
          シェルダー「シェル!」
          クラブ「クキクキ!」
          サクラ「アズマオウも手伝って!」
          アズマオウ「マオウー!」
          アヤメ「パルシェンも!」
          パルシェン「パルシェン!」
          ボタン「ニョロゾもやるのよ!」
          ニョロゾ「ニョロ!」
          ブーーーーーーー!! 全ての水系ポケモンの水系技で炎を消そうとする。
          クリスティ「「アイススマッシュ」!」
          コゴロウ「「水団の術」!」
          ブレイク「「ウォーターバルーン」!」
          ジャーーーーーー!! クリスティ、コゴロウ、ブレイクの水系技で炎を消そうとする。
          エリカ「クサイハナー! どこですのー!?」
          アキラ「どうしたんですか、エリカさん?」
          エリカ「クサイハナが見かけないのですわ!」
          ジュン「何だって!?」
          エリカ「は! まさか、まだジムの中に!?」
          エリカはジムの中に戻ろうとする!
          アカネ「あ、エリカさん! 中に入っちゃだめ!」
          アユミ「中は危険すぎるわ!」
          エリカ「でも、クサイハナが!」
          サトシ「俺が探しに行く!」
          カスミ「サトシ!!」
          サトシはジムの中に入った。
          サトシ「クサイハナー! どこにいるんだーー!?」
          クサイハナ「ハナーーー...」
          クサイハナはまだバトルステージにいながら怖がってる。
          サトシ「クサイハナ! 待ってろよ! 今直ぐに、げ!?」
          気付いたらクサイハナは臭い匂いを出していた。
          サトシ「ひーーー、これじゃあ行かれないよーーー!」
          バギャン! クサイハナの目の前に岩が落ちた!
          クサイハナ「ハナーー!!」
          サトシ「クサイハナ! 仕方ねえ、息を止めるしかない!」
          サトシは息を止め、クサイハナの所へ行った。
          クサイハナ「ハナ!?」
          サトシ「心配するな! 俺はお前を助けに来た! 今直ぐに、う!」
          サトシは何やら苦しそうになった!
          サトシ「や、ヤバイ! もう限界だ! プハーーー! あれ? 臭くない、は!」
          エリカ「(この子は優しいポケモンで、人の心を通じる事が出来るポケモンですわ。)」
          サトシ「そうか、クサイハナは優しい奴だからな! 行こうぜ、クサイハナ!」
          クサイハナ「ハナー!」
          ???「逃げると思ってるのか? サトシ。」
          サトシ「え!? 誰だ!?」
          炎の中に謎の影がいた!
          ???「どうした、この声を聞き忘れたのか? だったら思い出してやるぜ! 隠れ里であった以来、一度会わなかったか?」
          サトシ「隠れ里? あ! ま、まさか、お前は...」
          ???「思い出したか! そう、俺は「毒木草軍団」の団長、レグナ! 久しぶりだな!」
          サトシ「な、何でこんな所に!?」
          レグナ「俺はここの草ポケモンのエネルギーを奪いに来たのさ。 このジムは草ポケモンがあると言う有名なジムだからな。 で
          も、来てみたらなぜか燃えている。 まあ、どうせここはもう破壊されたんだ。 今はもうこんなボロなゴミ何ぞ必要ねえからな!」
          サトシ「な、何だとーー!?」
          レグナ「俺が必要なのはそこのポケモンだ。 さっさとよこせ!」
          クサイハナ「ハナ!?」
          サトシ「断る! 俺はお前達なんかポケモンのエネルギーを渡さない! 俺はポケモンも人間も、この世界を守る! 誰のためでも
          俺が守る! お前達なんか絶対に渡さないぞ!」
          レグナ「なるほど、それで言うのか。 だったらいいだろ、これならどうだ? この燃える炎の中で、誰が死ぬか生きるか決めよう
          か?」
          サトシ「い、いいだろ! でも俺は死なないぜ! 必ず生きてやる! ナゾノクサ、ウツドン、フシギダネ、炎は苦手なのは分かるけ
          ど、俺達のためにがんばるんだ!」
          ナゾノクサ「ナゾーー!」
          ウツドン「ドーーン!」
          フシギダネ「ダーネダネ!」
          レグナ「残念ながら、ここから逃がさんぜ! ここで死ぬのはお前なんだからな!」
          ―外―
          マチス「サトシの奴、レートだぜ!」
          ダイスケ「全然帰って来ないぜ!」
          エリカ「まさか、クサイハナが...」
          ブルーザー「そんな事はないはずだぜ! お前のクサイハナはまだ死んでないかもしれないぜ! でももっとも心配なのはサトシ
          なんだが、あいつは一体何をしているんだ!?」
          カスミ「サトシ...」
          ラプラス「ん!? みなさん! ジムの中に何か光りました!」
          クリスティ「え!? 何が光ったの!?」
          ラプラス「分かりませんが、あの炎の中に何か光ったように見ました。 刃物みたいな物が光ったように...」
          全員「刃物!?」
          ゼトラ「ま、まさか、ここにレグナがいるのか!?」
          カルロス「レグナ!? あの時隠れ里で出会った奴か!?」
          エリカ「あの、レグナって言うお方は誰の事ですの?」
          コゴロウ「じ、実は...」
          コゴロウはリユニオンの事を全てエリカに話した。
          エリカ「な、何ですって!? そのリユニオンがこの世界を破壊しようとしてるのですか!? それにそのポケモンのエネルギーを
          奪ってしまうと、死んでしまうですって!?」
          ブレイク「ああ、俺達はそいつを倒すために旅立ってる事もあるんだ。 多分今でも、サトシとレグナはあの炎の中で戦ってるかも
          しれない!」
          カスミ「そんな、サトシ!!」
          カスミはジムの中へ入ろうとする。
          アシュラ「やめるでござる! 入ったら危険すぎるでござる! ここで炎が消えるまで待たなくては!」
          カスミ「でも、サトシが...」
          ゼトラ「サトシとクサイハナは今無事にいると思う! 奴等はそう簡単には死なない! とにかく、炎が消えるまで待つんだ!」
          カスミ「サトシ、どうか無事で...」
          ―中―
          レグナ「ハーッハッハッハッハ! 弱いぞ、お前は!!」
          バキ!! レグナはナゾノクサ、ウツドンとフシギダネを蹴飛ばした!
          ナゾノクサ「ナゾ!」
          ウツドン「ドン!」
          フシギダネ「ダネ!」
          サトシ「み、みんな!?」
          クサイハナ「ハナ!?」
          レグナ「これでお前も終わりだ! お前が終わったら俺達は自由にこの星を消す事が出来る! もう戦うのは諦めるがいい!」
          サトシ「い、嫌だ! 俺は負けない! 絶対に負けない! この世界のために、俺は絶対に負けないぞ!」
          レグナ「諦めの悪い野郎だ! ならば一撃で楽にしてやるぞ!」
          ナゾノクサ「ナゾ!? ナゾーーーー!!」
          サトシ「な、ナゾノクサ!?」
          ナゾノクサの体が突然光り、形が変わり始めた!
          サトシ「こ、これは、まさか...」
          ???「ハナーーー!!」
          サトシ「クサイハナに進化した!」
          レグナ「何!? 進化した!?」
          サトシ「これなら勝てる! クサイハナとエリカのクサイハナ、全員奴に臭い匂いを浴びさせろ!」
          2匹「クッサーーーーー!!」
          ブシューーーーー!! クサイハナ2匹は臭い匂いを出した!
          レグナ「ぐぉ!? な、何だ、この匂いは!?」
          サトシ「どうだ! このものすごい臭さ! こいつを受けたら力尽きるぜ!」
          レグナ「し、しまった! だんだん力が尽きそうになった! このままじゃ、俺が負けちまう!」
          サトシ「だったら負けを認めるかい?」
          レグナ「く、くそ! 仕方ねえ! どうせここが燃えちまったから諦めるしかねえ! でも、俺達はまだ諦めないからな! また会った
          ら必ずお前を倒してやる! 覚えてろよ!」
          シュン! レグナは突然姿を消した!
          サトシ「やったーーー! 大勝利!」
          クサイハナ1「ハナー!」
          クサイハナ2「ハナー!」
          サトシ「とにかく、こんな事をしてる場合じゃない! でも、どれが俺のクサイハナだか分からなくなっちゃった。 そうだ、モンスター
          ボールに戻る方が俺のだな? やってみるか! みんな、戻れ!」
          サトシはフシギダネ、クサイハナとウツドンを戻した!
          サトシ「どうやらこいつは俺のだな! 行こうぜ、クサイハナ!」
          クサイハナ「ハナー!」
          ―外―
          その時ジムの中からサトシの姿がいた!
          全員「サトシ!!」
          サトシ「みんな! 待たせてごめんな!!」
          シゲル「無事だったようだな!」
          ブルー「よかったー、無事で...」
          サトシ「クサイハナは平気だ!」
          エリカ「クサイハナ!」
          クサイハナ「ハナーー!!」
          エリカはクサイハナを抱いた。
          エリカ「よかったわ、クサイハナが無事で...」
          クサイハナ「ハナー!」
          ―次の日―
          エリカ「サトシさん、この4人分のレインボーバッジを受け取ってくださいな!」
          サトシ「え? でも...」
          エリカ「これはクサイハナを助けたお礼でございますわ! いいですね、クサイハナ?」
          クサイハナ「ハナーー!」
          サトシ「そうか! じゃあ、受け取るぜ! これでレインボーバッジ、ゲットだぜ!」
          シゲル「俺もゲットだぜ!」
          ブルー「私もゲットだぜ!」
          アキラ「俺もゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          クサイハナ「ハナーー!」
          サトシ「あ、そうそう! あの時ロケット団が盗んだ伝説の香水...」
          エリカ「ウフフ、心配しないで! あれはねえ、クサイハナから取り出した、クサイハナのエキスでございますわ!」
          ―一方ロケット団―
          ロケット団は香水を開けた。
          ムサシ「ん? 何この匂い?」
          コジロウ「この匂いって...」
          ニャース「まさか...」
          ロケット団「うぎゃーーーー!!! 臭いーーーーー!! やな感じーーーーーーー!!」
          ―一方サトシ達―
          サトシ「あの、エリカさん。 俺達の仲間になりませんか?」
          エリカ「え? 仲間に?」
          サトシ「ああ、実は...」
          エリカ「その話はコゴロウさんから聞きましたわ! 貴方はその悪い敵を倒すために旅立ってるのでしょ? 私も行きたいのです
          が、私はジムの事を...」
          ガールスカウト1「エリカ様、行ってください!」
          エリカ「え!?」
          ミニスカート1「彼と一緒に行けば、何か役に立ちます!」
          ガールスカウト2「ジムは私達がお任せください! その間にサトシ君と一緒に旅立ってください!」
          エリカ「みんな、分かりましたわ! それでは、ジムの事をよろしくお願いしますわ!」
          ガールスカウト1「はい! あ、そうそう。 サトシ君、あの時追い出してごめんね!」
          ミニスカート1「今まで考えてたんだけど、貴方に悪い事をしたから...」
          ミニスカート2「今までの事、本当にごめんね!」
          サトシ「いいよ、別に。 俺はもう気にしてないから!」
          エリカ「それでは、これからもよろしくね!」
          サトシ「こちらもよろしく!」
          アカネ「気を付けて行ってね、サトシ!」
          アユミ「私達も応援するから!」
          サトシ「ああ! じゃあな、みんな!」
          タマムシシティジムでエリカと戦いながらリユニオンのレグナを倒し、ナゾノクサがクサイハナに進化し、エリカが新たに仲間にな
          り、レインボーバッジをゲットしたサトシ達。 次の目的地は何なんだろうか? 次のバッジをゲットするために、旅を続く!
          続くったら続く!