第四十六話 スリーパーとポケモン返り
          ロケット団のアジトであるロケット・ゲームコーナーでサカキを倒し、アキハバラ博士からポリゴンをゲットしたサトシ達。 ゲームコ
          ーナーは何者かに破壊され、一体誰がやったのか不明のままである。 次の目的地に向うため、サトシ達はある街にやってき
          た。

          サトシ「何なんだ、この街は?」
          シゲル「ビルだらけですげー街だな。 コンクリートジャングルだな。」
          ブルー「タケシ、この街の名前は何?」
          タケシ「タウンマップで見ると、「ヨヨヨタウン」だな。」
          カスミ「ヨヨヨタウン!? なんか難しい名前だね。」
          ???「ハジメ!!」
          サトシ「はい?」
          ガバ! 女の人はサトシを抱いた!
          サトシ「な、何だ!?」
          女の人「ハジメ、無事でよかった! ママは心配してたのよ!」
          サトシ「あのー、俺の名前はハジメじゃなくてサトシですけど。」
          カスミ「そして私の名前はカスミでーす!」
          サムライ「誰も自己紹介しろとは言ってないでござる。」
          カスミ「あ、そうでした。」
          ハジメの母「まあ! ごめんなさい! 貴方は私の行方不明の息子と似ていて...」
          サトシ「行方不明の息子?」
          ―公園―
          ハジメの母「私の息子、ハジメは3日前に行方不明になったのです。 それがなぜなのかは分からないのです。」
          サクラ「警察の方に連絡しました?」
          ハジメの母「連絡しましたけど、ハジメがよく行く場所に調べ回ったのですが、全く見つからなかったのです。」
          アヤメ「ハジメって言う子はポケモントレーナーですか?」
          ハジメの母「ハジメはポケモンは好きですけど、トレーナーになるとは言いませんでした。」
          ボタン「じゃあ、今から帰って来るのかもしれないかもね。」
          ハジメの母「まだ分からないのです。 行方不明になったのは私の息子だけじゃないのです。 あそこにポスターが張ってあるでし
          ょ?」
          サトシ達は壁に付いてるポスターを見た。 それにかなり多くも。
          アキラ「げ!? こんなに行方不明になった子供がいるのか!?」
          ハジメの母「はい。 家族はものすごく心配になっているので、警察の方も忙しく調査しているのです。」
          セイヨ「これって、誘拐事件かしら?」
          ジュン「誘拐された場合があるのなら、犯人からの電話が来るはずですよ。」
          セイヨ「そうよね。 ポスターによく見ると、可愛い子ばっかりだね。」
          ???「こんなに可愛い子ばっかり行方不明になるとはね。」
          ダイスケ「あ! ジュンサーさんだ!」
          サトシ「あの、貴方はタマムシシティにいるジュンサーさんの親戚の方ですか?」
          ジュンサー「あら、知ってるの? 私はその従姉妹なのよ!」
          サトシ「へぇー、そうなんだ。」
          タケシ「いやー、でも何と言う美しい顔をしているんだー...」
          マチス「どのタウンやシティに行ってもフェイスはセームだろ?」
          タケシ「こんなに行方不明になった子供が多くいるんですから、一緒に探しに行きましょう!」
          ジュンサー「手伝ってもいいんだけど、邪魔はしないでね!」
          タケシ「え!? あ、はい...」
          サトシはハジメのお母さんを見た。
          サトシ「母さんか、そう言えばママは今頃どうなってるのかな?」
          シャワーズ「心配してるの?」
          サトシ「まあな。 そうだ、俺達も行方不明になった子供達を探しに行こうぜ!」
          ピカチュウ「ピカー!」
          シャワーズ「それもいいね! やろう!」
          ―数分後―
          ナツメ「その子供達の手がかりはありますか?」
          ジュンサー「それを今探してるのだけど、余り見つけられなくて困ってるのよ。」
          エリカ「友達の家とか、心当たりの場所に調べました?」
          ジュンサー「それもなーんにもないのよ。」
          ブルーザー「じゃあ、どこにその詳しいところを探せばいいんだ?」
          ジュンサー「それはどのトレーナーがよく来る場所なの、つまりここの事よ。」
          サトシ達はポケモンセンターに着いた。
          クリスティ「そっか! ポケモンセンターに行けば、その詳しいところが分かるかもね!」
          サトシ「じゃあ、中に入ろうぜ!」
          サトシ達はポケモンセンターの中に入った。
          ―数分後―
          サトシ達は次々のトレーナーに話し掛けた。
          ジュンサー「ねえ、君達。 この子知らない?」
          ジュンサーはその子供の写真を見せた。
          子供1「ううん、知らない。」
          子供2「一回遊んだ事があるよ。」
          ジュンサー「この子はどこに行ったか分かる?」
          子供2「ううん、知らないよ。」
          ヌ!! いきなりタケシが現れた!
          子供達「わ!?」
          タケシ「いいかい、君達! 正直に言うんだよ! 知ってる事があったら、絶対にお兄ちゃんに言うんだよ!」
          子供達「は、はい!」
          タケシ「奇麗な女の人好き?」
          バキ!!! カルロスはタケシを殴った!
          タケシ「きゅーーー...」
          カルロス「邪魔をしてすみません。 こいつの事なら俺がなんとかしますから。」
          カルロスはタケシを引き摺りながら行ってしまった。 そしてサトシ達はジョーイと会った。
          サトシ「あのー、貴方はヤマブキシティにいるジョーイさんの従姉妹ですか?」
          ジョーイ「まあ、そういう事かしら? ちなみに私はタマムシシティにいるジョーイの姉でもあるわ。」
          コゴロウ「あの、俺達この子を探してるんだけど。」
          コゴロウはその子の写真を見せた。
          ジョーイ「あら! この写真は行方不明になった子供ね! 一回テレビで見たわ!」
          ブレイク「何でもいいですから、一度この子みたいな子を見かけませんでしたか?」
          ジョーイ「いいえ、見かけなかったわ。 それに今はこっちも大変な事になってるの!」
          サトシ「大変な事?」
          ―治療室―
          ジョーイ「このポケモン達を見て!」
          テーブルの上に元気のないカラカラとナゾノクサがいた。
          カラカラ「カラーーー...」
          ナゾノクサ「ナゾーーー...」
          ジョーイ「カラカラとナゾノクサはなぜか元気がなくなったの。 それにこのコイキングを見て。」
          コイキング「コーーーイ...」
          ドテ! コイキングが倒れた!
          アシュラ「これは一体?」
          ジョーイ「元気に跳ねるはずのコイキングがこんなになってるの。」
          サトシ「そうだ! 一回ポケモン図鑑で見なかったな! 早速調べよう!」
          ポケモン図鑑「コイキング・魚ポケモン・力もスピードもほとんどダメ。 世界で一番弱くて情けないポケモンだ。 頼りないので有名
          なポケモン。 海川池水溜まり至る所を泳いでいる。」
          ゼトラ「つまり跳ねてないてことは、まな板のコイキングだな。」
          ジョーイ「それにそこにいるヒトカゲのしっぽの炎も消えかかってるわ。」
          ヒトカゲ「カゲーーー...」
          ジョーイ「そしてこのコダックも、まだ悩みっぱなしなの。」
          コダック「クワー。」
          サトシ「治療とかしましたか?」
          ジョーイ「したけど、全然効いてないの。」
          サトシ「こんな事が起ったのはいつなんですか?」
          ジョーイ「そうね、3日前かしら?」
          シゲル「3日前って言うのは、子供達が行方不明になった時じゃねえか!」
          ブルー「この事件もあの事件にも何かの関係あるのかしら?」
          ジュンサー「そうかも知れないね。」
          ピカチュウ「ピカ、チュウーーー...」
          シャワーズ「う、うーーー...」
          ドタドタ! ピカチュウとシャワーズが倒れた!
          サトシ「な!? ピカチュウ、シャワーズ、どうしたんだ!?」
          ピカチュウ「ピカーーー...」
          シャワーズ「何だかよく分からないけど、疲れてきた...」
          サトシ「やっぱりこの事件とあの事件に何か関係があるんだな?」
          ピッピッピッピ! いきなり何かの音が聞こえた。
          ジュンサー「あら、まただわ。」
          ジュンサーは何かのレーダーを出した。
          カスミ「それは何なのですか?」
          ジュンサー「これは睡眠波と言ってね、この街によく出て来るのよ。 一体どこに出て来るか分からないの。」
          タケシ「もしかしてこの睡眠波はこの事件の一つかもしれませんね!」
          サトシ「じゃあ、俺達もそいつの居場所に行こうぜ!」
          ―一方ロケット団―
          ロケット団は睡眠波のレーダーを見ていた。
          ムサシ「この街にはこれがあると聞いたわ。」
          コジロウ「そいつを手に入れば、ボスを眠らせてバケーションを取るんだ!」
          ニャース「ニャぜかと言うといつも連休を貰わなかったからニャー!」
          ムサシ「成功すれば私達も休み取ろうねーー!」
          コジロウ「俺達も休み欲しいぜーー!」
          ロケット団は号泣した。
          ―一方サトシ達―
          サトシ達はエレベータに乗っていた。
          サムライ「このビルにあの睡眠波があるのでござるか?」
          ジュンサー「そうらしいね。 しかもこのビルの屋上にあるみたいだわ!」
          チーン! ウィーーーン... エレベータの扉が開いた。
          サクラ「な、何これ!?」
          屋上に屋敷があった!
          アヤメ「このビルの屋上にお屋敷が!?」
          ボタン「多分あの睡眠波を出してるあじとかもしれないわね。」
          サトシ「俺が一応調べに行ってみる!」
          サトシは密かにドアの所に行った。 その時サトシはこっちに来いと言う合図をあげた。
          アキラ「何だ? 中に何が起ってるんだ?」
          サトシ「中に何か聞こえるけど、一体何なのか分からない。 しかもドアに鍵が掛かってるぜ。」
          ブレイク「心配御無用! やっと俺の出番が来たな! みんな、一応ここから離れてくれ! 力ずくぶち破るから!」
          サトシ「え? いいよ。」
          サトシ達はブレイクから離れた。
          ブレイク「みんな離れたな。 そんじゃ、行くぜ!! 「チャージタックル」!!!」
          ドガーーン!! ブレイクの「チャージタックル」! ドアはぶち破り、そのまたドアを壊した!!
          サトシ「お、おい。 ちょっとやり過ぎじゃ...」
          ブレイク「な、何だこれは?」
          屋敷の中はジェントルな人達がいた。
          女の人「あら? 君達は誰なの?」
          男の人「見掛けない子だね。」
          サトシ「え!? いや、あの、それは...」
          ???「おやおや? 君達は誰かね?」
          セイヨ「貴方は?」
          ???「ワシはこのポケモン大好きクラブの会長じゃよ!」
          ジュン「ポケモン大好きクラブ!? あの有名なクラブ!?」
          マチス「ユー、知ってるのか?」
          ジュン「うん、一度聞いた事があるけどね。」
          会長「ようこそポケモン大好きクラブへ! おや、君が抱えてるポケモンは、シャワーズではないか!」
          シャワーズ「え? 何なの?」
          会長「おめでとう! 君達はこれでポケモン大好きクラブのメンバーとなりました!」
          サトシ「あのー、俺達メンバーになるために来たんじゃないんですよ。」
          会長「じゃあ何かね? まさかワシのポケモンラブラブ話を聞きに来たのかね?」
          ナツメ「どっちも違います! 私達は睡眠波を追ってるのです。 それがここで反応していて。」
          会長「睡眠波? まさかこのポケモンの事かね?」
          テーブルの上にスリーパーがいた。
          スリーパー「スリーパー!」
          ポケモン図鑑「スリーパー・催眠ポケモン・スリープの進化形。 振り子のような物を持ち歩く。 うっかり出会った時は目を逸らさな
          いと危険。 手に持った振り子で眠らされてしまう。」
          会長「このポケモンは元々スリープじゃったのじゃが、3日前に進化したのじゃよ。」
          エリカ「3日前といえば子供達が行方不明になった時と、ポケモンセンターのポケモン達の元気がなくなった時ですわ!」
          ジェントルマン「実は我々には睡眠ストレスがあってね、スリーパーの催眠術のおかげでそのストレスが直ったんだよ。」
          ダイスケ「それでこの催眠術のせいでポケモン達の元気がなくなったんだな!?」
          会長「何じゃと!?」
          サトシはリュックの中に入っていたピカチュウを出した。
          クリスティ「このピカチュウとシャワーズを見てよ! その睡眠波のせいで、ポケモン達の元気がなくなったのよ! 3日前からずー
          っと!」
          会長「そ、そんな...」
          タケシ「これは副作用だな。」
          サトシ「副作用?」
          タケシ「スリーパーの睡眠波を人間用に使ってたから、ポケモンに変な影響を与えたんだ。」
          会長「そ、そうじゃったのか。 ワシらはとんでもない事をしてしもうたのう。」
          カスミ「どれどれ、試してみよう!」
          スリーパー「リーパー、リーパー...」
          ミワワワワワ! スリーパーの「催眠術」!
          カスミ「...パ、パウワウ! パウワウ!」
          カルロス「な、何じゃこれは!?」
          コゴロウ「カスミがパウワウになりきってるぞ!」
          カスミ「パウワウ!」
          カスミはいきなり屋敷から出た!
          サトシ「あ! カスミ、どこへ行くんだよ!?」
          サトシ達はカスミを追った。
          ―公園―
          カスミ「パウワウ、パウワウ!」
          サトシ「何で公園に向ってるんだ!? あ!」
          公園にはポケモンになりきってる子供達がいた!
          少年1「ダネダネ、ダネダネ!」
          少年2「キャタキャタ!」
          少女1「フリーフリー!」
          少女2「ハナー、ハナー!」
          ブレイク「こ、これは一体!?」
          ジュンサー「これは、行方不明になっていた子供達だわ! しかもポケモンになりきってるわ!」
          カルロス「こ、これは、ポケモン返りだ!」
          全員「ポケモン返り!?」
          カルロス「研究でちょっと分かったんだ。 睡眠波を受けた子供は、ポケモンだと思われるんだ!」
          サトシ「え!? じゃあ、あのスリーパーの催眠術は...」
          ポケモン図鑑「一回スリーパーの催眠術が子供に掛けるとどこかへ連れ去る事件が起る事もある。」
          アシュラ「じゃあ、これは全部スリーパーの仕業だったのでござるな!?」
          ジュンサー「みんな、目を覚めて! みんなはもう無事よ! 今はお父さんとお母さん達が心配してるわよ! ほら、目を覚まして
          !」
          だが全然正気に戻らない。
          ゼトラ「無駄な事だ! 相手が催眠術に掛かってるから、そう簡単には目を覚めねえよ!」
          ジュンサー「じゃあ、どうやって目を覚めるのかしら?」
          ブレイク「なあ、これならどうかな? 一回気を失わせれば、正気に戻るんじゃねえの?」
          ブルーザー「お前、こいつらにそんな事をするのか!? 攻撃するのはかわいそうだろ!」
          ブレイク「いや、そう言う意味で言ってるんじゃないって!」
          会長「おお、そうじゃ! スリープなら睡眠波の効果を打ち消せるかもしれん! でも、ワシが持ってたスリープは一匹しか持ってな
          かったし、3日前からもう進化してもうたよ。」
          サトシ「それなら俺に任せてくれ! 俺スリープ持ってるから!」
          ―ポケモン大好きクラブ―
          カスミ「パウワウ、パウワウ!」
          サトシ「スリープ、君に決めた!」
          スリープ「スリスリー!」
          サトシ「スリープ、「催眠術」でカスミを正気に戻してくれ!」
          スリープ「スリ! スリスリー、スリスリー...」
          ミワワワワワ! スリープの「催眠術」!
          カスミ「パウ、ワウ、パ、ウ...」
          カスミは寝てしまった。 パン! スリープは手を叩いた!
          カスミ「あ、あら? 私は一体?」
          サトシ「カスミ、もっと可愛くなれよ!」
          カスミ「何言ってるのよ!? 私は十分可愛いよ!」
          サトシ「やったー! 正気に戻った!」
          カスミ「え?」
          ジュンサー「これさえ使えば、子供達も元に戻れるわ!」
          サトシ「よし、早く子供達の居場所に行こうぜ!」
          サトシ達は屋敷から出た。 その間何が起ったかカスミに説明した。
          カスミ「え!? 私がパウワウになりきってたの!?」
          ブルー「うん、でもスリープの「催眠術」のおかげで、どうにかして正気に戻ったわね!」
          その時空に何かが見えた。
          タケシ「な、何だあれは!?」
          それはグライダーを身に付けていたロケット団だった!
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を掛けるロケット団の2人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          トタトタ! ムサシとニャースは着地した! ドテ! コジロウは着地失敗した!
          コジロウ「いで!」
          ニャース「ドジ!」
          サトシ「何しに来たんだ!?」
          ムサシ「何でも眠らせる事が出来るスリーパーをゲットしにきたのよ! そしてその平気は、こいつよ!」
          ムサシは鏡を出した!
          サムライ「か、鏡でござるか!?」
          ニャース「こいつでスリーパーを眠らせるニャ!」
          コジロウ「(んな事出来るのかな?) ほれ、お願いします!」
          スリーパー「リーパー、リーパー...」
          ミワワワワワワ! スリーパーの「催眠術」! 攻撃は鏡に反射していて、スリーパーに受けている!
          スリーパー「ス、スリーーー...」
          サクラ「このままじゃスリーパーが寝てしまうわ!」
          サトシ「スリーパー、目を覚ませ!」
          バキャーーーン! サトシは植木鉢を投げ、鏡を壊した!
          スリーパー「は!?」
          ムサシ「あ! 何するのよ!?」
          サトシ「何言ってるんだよ! ピジョン、君に決めた!」
          ピジョン「ピジョーーーン!」
          サトシ「ピジョン、「吹き飛ばし」だ!」
          ピジョン「ピジョジョジョジョーーン!」
          バサバサバサバサ! ピジョンの「吹き飛ばし!」
          ロケット団「うわーーーーーー!!」
          ロケット団は吹き飛ばされた!
          ムサシ「あ!」
          コジロウ「う!」
          ニャース「ニャ!」
          ロケット団「やな感じーーーーーーー!!」
          サトシ「よし、今の内に!」
          ―公園―
          サトシ「スリープ、「催眠術」で子供達を正気に戻してくれ!」
          スリープ「スリースリー...」
          ミワワワワワワ! スリープの「催眠術」! スリープの攻撃で、子供達を眠らせた。 パン! スリープは手を叩いた!
          少年1「あれ? ここは、どこ?」
          少年2「僕は一体何をしていたんだろ?」
          少女1「ねえ、お家に帰ろう!」
          少女2「そうね、帰ろう!」
          子供達は帰ってしまった。
          ジュンサー「よかったわ、みんな正気に戻って!」
          アヤメ「これで事件は終わったみたいね!」
          ボタン「みんな無事でよかったわ! あ!」
          ハジメの母「ハジメーーー!!」
          ハジメ「ママーー!」
          ハジメとそのお母さんは抱き合った。
          アキラ「これで元通りになったな!」
          ピカチュウ「ピ、ピカ?」
          シャワーズ「う、うーん? あれ、ここは?」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ、元気になったんだな! よし、次ぎはポケモンセンターのポケモン達だ!」
          ―ポケモンセンター―
          スリープ「スリースリー...」
          ミワワワワワワ! スリープの「催眠術」! パン! スリープは手を叩いた!
          カラカラ「カラ?」
          ナゾノクサ「ナゾー!」
          カラカラとナゾノクサは元気になった!
          ヒトカゲ「カゲ!」
          ヒトカゲのしっぽの炎は大きくなった!
          コイキング「コイコイコイコイコイ!」
          コイキングは元気に跳ねた!
          ジョーイ「よかったわ! これでみんなの元気が戻ったわ! ありがとう、サトシ君!」
          サトシ「いやー、たいした事はないよ!」
          でもジョーイはなぜかがっかりしていた。
          タケシ「おや、どうしたんですか? そんなにがっかりして?」
          ジョーイ「みんなが元に戻ったのはいいけど、まだ戻っていないポケモンが1匹いるの。」
          タケシ「心配しないでください! このタケシが、そのポケモンを元気にさしてやります!」
          ジョーイ「ホントに? それでは、よろしくね! あのポケモンよ!」
          タケシ「え!? あ、あのポケモン?」
          コダック「クワー!」
          ―数分後―
          サトシ「ちゃんと世話をするんだぜ、タケシ!」
          タケシ「でも、水系ポケモンだからな。 これはカスミにやった方が...」
          カスミ「何で私が面倒を見なきゃいけないのよ?」
          セイヨ「カスミは水系トレーナーでしょ? 面倒を見るのは当然じゃないの?」
          カスミ「それはそうなんだけど...」
          サトシ「そう言えば、こいつの事を図鑑で調べなかったな。 どれどれ?」
          ポケモン図鑑「コダック・あひるポケモン・いつも頭痛で悩まされている。 この頭痛が激しくなると不思議な力を使い始める。 念
          力を使うが自分の意志かどうか分からない。」
          ジュン「頭痛? じゃあ、まさか...」
          カスミ「この子は最初から頭が痛かったのね!?」
          ドテ! カスミは石に躓いた!
          カスミ「いた! あ!」
          カスミのモンスターボールは転がって行った。
          カスミ「あー! 私のモンスターボール!」
          モンスターボールはコダックの所に止まった。
          コダック「クワ? クワー!」
          ポチ! ポン! コダックはモンスターボールのボタンを押し、中に入ってしまった!
          カスミ「えーー!? 何で私のボールに!?」
          サトシ「よかったなカスミ! コダックゲットだぜ!」
          カスミ「あーー!! 頭が痛いーーー!!」
          行方不明になった子供達を正気に戻し、ポケモン達の元気を戻したサトシ達。 カスミもコダックをゲットしてよかったね!
          カスミ「よくなーーーーーい!!」
          続く。