第四十七話 ロコン!ブリーダー対決!
          ここはシザーストリート、別名「ブリーダー通り」。 この道路はブリーダー達がよくいる場所で、そこにいたのはサトシ達。ヨヨヨタウ
          ンでポケモン返りを受けていた子供達を正気に戻し、ポケモンセンターのポケモン達の元気を取り戻したサトシ達。 カスミもコダ
          ックをゲットしたが、なぜか余りよくないと言われ、サトシ達はその道路に着いた。

          サトシ「ここがシザーストリートか。」
          シゲル「ここってブリーダー達がよくいる場所だって聞いたな。」
          ブルー「ねえ、確かこの道って別名「ブリーダー通り」だったよね?」
          タケシ「そうなんだ、しかもここは俺が行きたい場所なのさ。」
          カスミ「確かタケシってブリーダーになるためにニビシティジムリーダーをやめたんだってね?」
          サムライ「そうでござるな、おろ?」
          その時変なチラシがあった。 その絵は変な衣装をしていたアーボとドガースだった。
          カスミ「何々? 「ポケモンビューティーサロンラブリーチャーミー。 貴方のポケモンをビューティフォーな感じでおしゃれをします!」
          だって? こういうのが逸ってるんだ! 可愛い!」
          サトシ「そうか?」
          カスミ「ねえねえ、一度行ってみようよ!」
          サトシ「え!? お、おいおい!」
          カスミはサトシを掴んで行ってしまった。
          シゲル「おい、ちょっと待ってくれよ!」
          ―ポケモンビューティーサロンラブリーチャーミー―
          店の入り口には大勢の人がいた。
          サクラ「ここだわ。 結構いっぱい人がいるのね!」
          アヤメ「チラシが張ってあるわ。 ポケモン美容院のアーチストムシャッシー?」
          ボタン「同じくコジローネ?」
          アキラ「何だか趣味悪い美容院だな。」
          ―中―
          そのアーチストはロケット団だった! ロケット団はドードリオとライチュウに化粧している。
          ムサシ「はい、どんどんおしゃれにしましょう!」
          コジロウ「おしゃれこそポケモンの美しいスポットなのよ!」
          ロケット団「出来上がりーー!」
          ムサシ「ビューティフォーな奥様! ポケモンのお化粧は終了しましたわ!」
          女の人「あら? ホントですの? ありがとうございますわ!」
          ドードリオ「ドー?」
          ライチュウ「ライ?」
          ドードリオとライチュウは鏡を見た。
          ドードリオ「ド、ドー!?」
          ライチュウ「ラ、ライ!?」
          ドードリオとライチュウはショックを受けた。
          コジロウ「毎度ありがとうございますー!」
          ―外―
          セイヨ「こんなに込んでいるのなら、入るのは無理ね。」
          タケシ「おーー!! あったぞーー!!」
          タケシはある美容院を見つけた。
          ジュン「ここがタケシが行きたがった場所ですか?」
          タケシ「そ、そうなんだ! やっと見つけたぞ!」
          タケシは店の中に入ろうとしているが、緊張していてまだ入れない。
          サトシ「どうしたんだよ、タケシ? 入らないのなら先に入るぜ!」
          サトシ達は先に入ってしまった。
          タケシ「あ、ちょっと待ってくれ!」
          タケシも中に入った。 中にはラッキーをマッサージしている女の人がいた。
          タケシ「おー! あの人だ!」
          女の人「はい、終わりましたよ!」
          ラッキー「ラッキー!」
          ラッキーの身体はツルツルな感じになった。
          マチス「オー、ワンダフル! ラッキーがあんなに!」
          ラッキーは鏡に見た。
          ラッキー「ラッキー、ラッキー、ラッキー!」
          ラッキーは喜んでいる。 その時オカマの人が店の中に入った。
          オカマ「あーら、ラッキーちゃん! 奇麗じゃなーい! ユキさんありがとう!」
          ダイスケ「げ!? お、オカマだ!」
          ユキ「どういたしまして! またお越しください!」
          オカマとラッキー行ってしまった。
          ユキ「さて、次の方どうぞ!」
          サトシ「あ、俺達はちょっと見に来たのです!」
          タケシ「あ、あのー...」
          カスミ「あー! あそこ見て!」
          ある奇麗な椅子の上に狐のようなポケモンが寝ていた。 そのポケモンはロコンだった。
          ナツメ「あ! あれはロコンだわ!」
          ポケモン図鑑「ロコン・狐ポケモン・子供だが6本のしっぽが美しい。 成長すると更にしっぽが増える。 毛並みやしっぽが美しい。
          大きくなるとしっぽの先が別れて増えていく。」
          カスミ「あは、可愛い! ねえ、触ってもいいかしら?」
          ユキ「あ! それは...」
          カスミはロコンを持ち上げた。
          カスミ「わー! 本当に可愛いわ!」
          ブォーーーーーー!! ロコンの「火炎放射」! カスミの顔は黒くなった。
          カスミ「な、何でーー???」
          ドサ! カスミは倒れた!
          サトシ「なるほど、ロコンは炎系ポケモンだな?」
          ユキ「ごめんなさい! ロコンはまだ人に慣れていないのよ!」
          カスミ「それを早く言ってよ...」
          タケシ「ゆ、ユキさん!」
          ユキ「はい!」
          タケシ「あ、あの、ユキさん! 僕を弟子にしてください!」
          全員「え!?」
          ユキ「そ、そんな事言っても、私はまだ弟子を受けられないのよ。」
          サトシ「ユキさんってそんなに有名な人なの?」
          タケシ「ぬぁにーーーーー!? お前ユキさんの事を知らんのかーーー!? ユキさんはこう見えても、ポケモンのコンテストの優
          勝者なのだ! 彼女はコンテストで3連勝もし、去年の「ポケモン・オブ・ザ・イアー」で優勝し、4連勝もした有名なブリーダーなん
          だぞ!」
          ユキ「まあ、そうとも言えるわ。」
          エリカ「確かそういう話なら一度聞いた事がありますわ。 それじゃあ、このロコンもコンテストで優勝したのでございますの?」
          タケシ「その通り!!! このポケモンこそ、世界一美しいポケモンとも言える有名なポケモンなのだーーー!!」
          バキーン! カルロスはタケシを殴った!
          タケシ「きゅーーーー...」
          カルロス「はいはい、分かったから少しぐれえ落ち着け!」
          ロコン「ファーーー...」
          ロコンは欠伸した。
          ―数分後―
          ユキ「へぇー、そうなの。 それでタケシ君はジムリーダーをやめてブリーダーになるために一緒に旅立ってるのね?」
          ブルーザー「まあ、そう言う事。」
          ユキ「それに、貴方のピカチュウとシャワーズ元気いっぱいあるね!」
          サトシ「ああ、こいつらは最初からゲットしたポケモンでね、俺の大切な仲間なんだ。」
          ピカチュウとシャワーズはポケモンフーズを食べていた。
          ピカチュウ「チュウーー!」
          シャワーズ「うーん、おいしい!」
          ユキ「このフーズもタケシが作ったなんて、さすがにすごいね!」
          タケシ「は、はい!」
          クリスティ「年上の女の人を見るとカチカチになるもんね。」
          ロコン「コン?」
          ピカチュウ「ピカ? ピカチュウ?」
          シャワーズ「ロコンも食べる? おいしいよ!」
          ロコン「コン?」
          パク! ロコンはフーズを食べた。
          タケシ「おー?」
          ロコン「...コン!」
          ロコンは満足している! そしてロコンはポケモンフーズを食べる事になった!
          コゴロウ「おー? 食べてるじゃねえか!」
          ユキ「この子が人の食べ物を食べたのは始めてなのよ!」
          ブレイク「じゃあ、他人からの食べ物を一度も食べなかったのか?」
          ユキ「そうなの、でもよかったわ!」
          アシュラ「そう言えば、あそこにあった変な店の事でござるが、あそこは一番逸りなのでござるか?」
          ユキ「あそこは数日前から作られて、あの店はポケモンを変な姿をしているのよ。 余りには逸りって言うか、ただの趣味の悪いお
          店。 あれでここに来るお客様が来なくなってしまったの。」
          ゼトラ「なるほどな。 まあ、それでも文句は言えねえって事だな。」
          カスミ「ねえ、ピカチュウ、シャワーズ! あの店で可愛い姿にしたらどうかしら?」
          ピカチュウ「ピカ?」
          シャワーズ「えー? 僕なんだか嫌だな、あの店。 カッコ悪いし、ださすぎるし...」
          サトシ「やっぱ中身の方がもっとカッコよければいいんだよ!」
          カスミ「そんな事はないわよ! 外見の方がもっといいのよ!」
          サトシ「中身だ!」
          カスミ「外見よ!」
          サトシとカスミはケンカしはじめた。
          ユキ「あの、止めなくてもいいのかしら?」
          タケシ「あれは元からですから、直ぐにやめますよ。」
          コゴロウ「(あいつ、本当にカスミの事が好きなのかさっぱり分からんな。)」
          サトシ「だったらお前の捕まえたばかりのコダックならどうなんだよ?」
          カスミ「あら、そう言えばそうだったわね! 出てらっしゃい、コダック!」
          コダック「クワー?」
          カスミ「可愛い私とコダックよ!」
          サトシ「誰が、可愛いだって?」
          カスミ「私よ、私!! まあ、あんたのポケモンよりも、もっと可愛い姿になるからね! さあ、おいで! コダック!」
          コダック「コダ? クワーー!」
          カスミとコダックは行ってしまった。
          ユキ「やっぱりあのお店が一番逸りね。 何だか、私はブリーダーになるのが向いてないのかな?」
          タケシ「そんな事はないですよ!」
          ユキ「え?」
          タケシ「簡単に諦めちゃいけませんよ! もしも貴方が世界一のブリーダーになりたいのなら、絶対にその夢を捨てちゃいけませ
          んよ! 何かを成功すれば、絶対にあの店に勝ちますよ! 俺もぜひ協力します!」
          ユキ「でも、どうやればいいの?」
          タケシ「向こうが豪華な外見ばかりならば、こっちは中身で勝負ですよ!」
          ―数分後―
          ユキの店の前に大勢の人がいた。
          タケシ「ポケモンお手入れ講座です! みなさん、押さないでください!」
          シゲル「どうにかして多くの人がここに来たな!」
          ユキ「ポケモンは大切なパートナーです。 激しいバトルで傷付いたら、こうしてマッサージしてあげましょう。」
          ユキはシャワーズをマッサージしている。
          シャワーズ「うーーーん、気持ちいい。」
          ユキ「次はピカチュウの番よ!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          タケシ「それでは、今度はピカチュウがバトル後でマッサージする練習でーす!」
          ユキ「ピカチュウと言えば、電気袋が一番大事です。 だから、ほっぺたの中心にマッサージしましょう。」
          サトシはピカチュウをマッサージしている。
          サトシ「気持ちいいか、ピカチュウ?
          ピカチュウ「ピカー!」
          タケシ「おー! 素晴らしい!」
          ブルー「なかなかやるね!」
          ユキ「こうすれば、ポケモンの信頼が生まれて行き、本来の魅力を引き出すのです。」
          タケシ「それこそ、ブリーダーの腕なのさ!」
          他の客達は自分達のポケモンを見たら、急に落ち込んだ。
          ―ポケモンビューティーサロンラブリーチャーミー―
          ムサシは鬘付きのゼニガメの甲羅に薔薇を描いている。
          ムサシ「はい、これでビューティフォーなゼニガメの出来上がりよー!」
          コジロウ「私達ってこういうプリティーなやり方をしていたとはねー!」
          ゼニガメはため息をした。
          ムサシ「ニャース、次のお客を呼んで!」
          ニャース「外にいる客は一人しかいニャいニャ。 それでも呼ぶニャーか?」
          コジロウ「いいんだよ! 客は一人でもそれでいいの!」
          ウィーーン...自動ドアが開き、カスミとコダックがいた。
          ロケット団「げ!!」
          カスミ「ん? 何?」
          ムサシ「い、いや、何でもありません!」
          コジロウ「どうぞこちらへ!」
          ロケット団はカスミを押し付けた。
          カスミ「ちょ、ちょっと何するの!?」
          コダック「クワーー?」
          ムサシ「はーい、出来上がりましたー!」
          カスミは派手な衣装をしていた。
          コジロウ「どうですか?」
          コジロウは鏡を出した。
          カスミ「ん? まあ! 奇麗じゃないですかー! こんな衣装もあるとはさすがですー! ねえ、もっと奇麗にしてくださーい!」
          ムサシ「はーい、分かりましたー!」
          ロケット団はカスミの顔に色々な形をした物を塗っている。
          ニャース「おミャーらいい加減にするニャ! 早くピカチュウとシャワーズの居場所を教えるニャ!」
          ロケット団「あ!」
          カスミ「あんたはニャース! てことは、あんた達はロケット団ね! コダック、行きなさい!」
          ロケット団「え!? コダック!? どこどこ!?」
          だがコダックの姿がいなかった。
          カスミ「あいつーー!」
          ―一方コダック―
          コダック「コダ、コダ、コダ、コダ!」
          コダックはサトシ達の所に戻った。
          コダック「クワーー! クワーー!」
          サトシ「ん? あれはカスミのコダック。」
          コダック「コダコダコダコダ! クワーー?」
          シャワーズ「な、何だって!?」
          サムライ「なんて言っておるのでござるか?」
          シャワーズ「カスミが行った店で、カスミが変な人達に襲われただって!」
          サクラ「何ですって!? カスミが!?」
          アヤメ「それって本当なの!?」
          コダック「クワクワ!」
          ボタン「私達もあの店に行こう!」
          サトシ「ああ、みんな! あの店に行こうぜ!」
          全員「おう!」
          ―ポケモンビューティーサロンラブリーチャーミー―
          サトシ達は店の前に着いた。
          サトシ「ここか!」
          ウィーーーン...自動ドアが開き、中にはカスミが紐に巻かれ、ロケット団がいた!
          全員「ロケット団!」
          コジロウ「やっと来たみたいだな!」
          カスミ「サトシ!」
          サトシ「か、カスミ。 その顔...ぷ!」
          サトシ達は笑おうとするが、それを堪えようとする。 ゼトラもちょっと笑いそうになっ手いるが、それを堪えようとする。
          サトシ「よくもカスミに酷い顔にしたな!」
          カスミ「あんた達ねーーー...」
          ユキ「これは一体何なの!?」
          ムサシ「あら、あんたじゃない! あんたの所はもう逸っていないのよ!」
          コジロウ「そう! ポケモンは顔よ、顔!」
          ムサシ「どうせ馬鹿な客を騙した限り、くれたお金は全部私達の物よ! どうしてもこのジャリガールを返したければ、ピカチュウと
          シャワーズと交換よ!」
          カスミ「何ですってー!?」
          サトシ「こうなったら戦うしかねえ! みんなもやろうぜ!」
          アキラ「おう、これこそタッグマッチだ!」
          コジロウ「今回はリッチに予算度外視のロケット団専用ステージだ! ポチッとな!」
          ポチ! ゴゴゴゴゴ... コジロウはリモコンのボタンを押し、店の回りがおかしくなった!
          セイヨ「な、何が起るの!?」
          ジュン「とにかくみなさん、ここから離れてください!」
          サトシ達と他の客達は店から離れた。 そして店は派手なステージになった!
          ダイスケ「な、何だこれは?」
          ムサシ「今回のセリフは特別編よ! 世界の華麗にメイクアップ...」
          コジロウ「世界の華麗にドレスアップ...」
          ムサシ「愛と美貌の花を咲かせる...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーなアーティスト...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「2人目指すは美しさのビッグバン...」
          コジロウ「ビューティフルワールド愛と美の新世界が待ってます!」
          ロケット団は派手な衣装をしていた。
          マチス「ホ、ホワットイズディス?」
          ナツメ「これ、派手すぎるわ。」
          ムサシ「行くのだ、ブレイブアーボ!」
          コジロウ「行きなさい、ラブリードガース!」
          アーボ「シャーーボ!」
          ドガース「ドガーース!」
          アーボとドガースは派手なドレスをしていた。
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ、君に決めた!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「オッケー!」
          シゲル「サンダース、お前も行け!」
          サンダース「サンダーース!」
          ブルー「ピクシーちゃん、行きなさい!」
          ピクシー「ピックシー!」
          タケシ「イシツブテ、頼むぞ!」
          イシツブテ「イシ!」
          サムライ「カイロス、頼むでござる!」
          カイロス「カーーイ!」
          サクラ「パウワウ、カスミを助けるのよ!」
          パウワウ「パウワウ!」
          アヤメ「ヒトデマンもがんばるのよ!」
          ヒトデマン「ジェア!」
          ボタン「シェルダーもがんばって!」
          シェルダー「シェル!」
          アキラ「サンド、行け!」
          サンド「ピキーー!」
          セイヨ「カラカラ、行くのよ!」
          カラカラ「カラカラ!」
          ジュン「ウツドン、行け!」
          ウツドン「ドーーン!」
          ダイスケ「ワンリキー、がんばれよ!」
          ワンリキー「リキーー!」
          マチス「ゴー、ライチュウ!」
          ライチュウ「ラーーイ!」
          ナツメ「出でよ、ユンゲラー!」
          ユンゲラー「ユンゲラー!」
          エリカ「お願いしますわ、クサイハナ!」
          クサイハナ「ハナーー!」
          コジロウ「ドガース、「ヘドロ攻撃」で全員メイクしちゃいなさーい!」
          ドガース「ドガーース!!」
          ベチャ!! ドガースの「ヘドロ攻撃」! 攻撃はサトシ達のポケモンの目に命中した!
          ピカチュウ「ピカ!?」
          シャワーズ「うわ!? 見えない!」
          サンダース「サンダ!?」
          ピクシー「ピク!?」
          イシツブテ「ウォ!?」
          パウワウ「パウ!?」
          ヒトデマン「ヌァ!?」
          シェルダー「シェル!?」
          サンド「ピキ!?」
          カラカラ「カラ!?」
          ウツドン「ドン!?」
          ワンリキー「リキ!?」
          ライチュウ「ライ!?」
          ユンゲラー「ユン!?」
          クサイハナ「ハナ!?」
          サトシ「あ! みんな!」
          ムサシ「とどめよ! 全員行け!」
          アーボ「シャーーーー!!」
          ドガース「ドガーーース!!」
          ニャース「ニャーも行くニャーーー!!」
          サトシ「しまった!」
          シュン! サトシ達の前にいきなりロコンが現れた!
          アーボ「アボ!?」
          ドガース「ドガ!?」
          ニャース「ニャ!?」
          サトシ「ろ、ロコン!?」
          ユキ「貴方達に教えてやるわ! ポケモンを外見ばかり気にしている事で、ポケモンの魅力を見えないって事を!」
          ムサシ「女とポケモンはね、顔が命なのよ!」
          ユキ「言い訳してもまだ分からないみたいね! ロコン、「炎の渦」よ!」
          ロコン「コーーーーーン!!」
          ブォーーーーーーーー!!!! ロコンの「炎の渦」!
          コジロウ「わーーーーー!! 来るなーーーー!!」
          ロケット団は渦に巻き込まれ、吹き飛ばされた!
          ロケット団「星になるーーーーー!!」
          キラ!
          ブルーザー「す、すげー技...」
          タケシ「みんな、見たか! これが本当のポケモンの魅力だ!」
          クリスティ「ポケモンを外見だと言う事を考えちゃだめよ!」
          カルロス「中身がいいというのをもっと知るべきだ!」
          客達はポケモン達の派手な姿を消した。
          コダック「コダ?」
          カスミ「あんたって本当に役に立たないんだからー! 早く縄を解いてよーー! ゲホ、ゲホ!」
          コダック「クワーー?」
          ドガーーーーーン!! 隣のビルの方に爆発がした!
          コゴロウ「な、何だ!?」
          ???「ここが人間が多くもいる所だな?」
          アシュラ「な、何者でござるか!?」
          ???「フッフッフ、お前達だな? この前タマムシシティのジムでレグナを倒した奴は?」
          ゼトラ「レグナ!? まさか、お前は...」
          ???「そうさ、久しぶりだな、ゼトラ! そう、俺はレグナと同じくリユニオンの仲間。 そして俺は「戦闘士軍団」の団長、ヘレク
          !」
          全員「ヘレク!?」
          ユキ「知ってるの、サトシ君!?」
          サトシ「ああ、実は...」
          サトシはユキにリユニオンの事を説明した。
          ユキ「何ですって!? じゃあ、あのヘレクって言う人が世界を破壊しようとする仲間の一人なの!?」
          ヘレク「その通りだ。 こんな所でお前達と出会うとは思わなかったな。」
          サトシ「何しにここに来た!?」
          ヘレク「俺か? ここには多くの人間がいると聞いてな。 そいつらの命を貰うためにここに来たのさ!」
          シゲル「な、何だって!?」
          ヘレク「この世には人間が多すぎてな、破壊のためなら必要はないんでね。 だがお前達がここにいると言う事は、俺の邪魔をし
          に来たんだな? 邪魔をするのなら、お前達から先に死なせてもらおう!」
          サトシ「ま、まずい! こんな多くの人達がいたら危険すぎる! みんな、出来る限りここから遠くに逃げてくれ! 逃げないと命は
          取られるぞ!
          客達はステージから逃げた。
          サトシ「お前の相手はこの俺だ! 他の人間に手をだすな!」
          ヘレク「ふん! 死ぬ覚悟をするとはいい度胸だ! ならばこいつに勝ってみな! 現れ、アーマーナイト!」
          アーマーナイト「うぉーーーーー!!」
          ブルー「な、何あれ!? ブルーザーと同じ鎧だわ!」
          ブルーザー「あれは、アーマーナイトか!」
          聖剣図鑑「アーマーナイト・剣士モンスター・モンスターであろうと人間でもある。 殺人鬼の人間こそモンスターと呼ばれる事もあ
          る。 全体に固い鎧を着けていてどんな攻撃に絶えられる。 大きな剣こそどんなものを切り裂く事が出来る。 色々な必殺剣を覚
          えている。 別名「鉄の剣士」。」
          サトシ「こ、こいつはかなり危険だ! 気を付けるんだぞ、ピカチュウ、シャワーズ!」
          ピカチュウ「ピカピカ!」
          シャワーズ「僕達に任せて!」
          ヘレク「そんな情けない生物でアーマーナイトに勝てるか! 殺っちまえな、アーマーナイト!」
          アーマーナイト「おう!」
          サトシ「ニャース、戦ってる間にカスミに縄を解いてくれ!」
          ニャース「フニャー!」
          ニャースはカスミの所に行き、縄を解いた。
          カスミ「あ、ありがとう、ニャース。」
          ニャース「ニャ!」
          アーマーナイト「食らえ!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ、攻撃をかわせ!」
          ピカチュウ「ピ!」
          シャワーズ「わ!」
          ピカチュウとシャワーズは攻撃をかわした!
          アーマーナイト「ち! 外れた!」
          サトシ「ピカチュウ、「電気ショック」だ!」
          ピカチュウ「ピーーカーーチュウーーーーーー!!」
          ビリリリリリリリリ!! ピカチュウの「電気ショック」! でも効果はなかったみたい...
          サトシ「で、電撃には効かない!?」
          ブルーザー「馬鹿な、電気は鉄に通すはずじゃ!?」
          ヘレク「このアーマーナイトの鎧は、特別に作られた鎧で、電撃には効かねえんだよ!」
          サトシ「そ、そうだったのか!? じゃあ、一体何を使えばいいんだ!?」
          アーマーナイト「どうした? もう諦めるのか? さすがにお前はすごく弱いぜ!」
          サトシ「な、何だとーー!?」
          アーマーナイト「俺はこう見えてもどんな攻撃には一度も効かねえんだ! それでも俺には二度と勝てねえぜ! さあ、覚悟するが
          いい!」
          サトシ「く、くそー! どうすればいいんだ!?」
          クリスティ「サトシ! ここは私に任せておいて!」
          サトシ「え!?」
          ブルーザー「く、クリスティ!? 」
          クリスティ「私はあの敵を倒す自信があるわ! だからここは私に任せて!」
          ブルーザー「ば、馬鹿言うな! あいつは危険だぞ! お前があいつ戦ったらお前が...」
          クリスティ「心配しないで! 私はあの敵の弱点を知ってるんだから!」
          ブルーザー「じゃ、弱点!?」
          アーマーナイト「な、何だお前は!? 俺と戦おうとするのか!?」
          クリスティ「もちろんよ! それとも美人な私と戦う事は出来ないと思ってるのかしら?」
          アーマーナイト「ふ、ふざけるな!! 誰であろうと俺は斬る!! 覚悟!!」
          アーマーナイトはクリスティに襲いかけて来た!
          サトシ「クリスティ!」
          ブルーザー「危ない、逃げろ!」
          クリスティ「大丈夫よ! 私は絶対に勝つから!」
          アーマーナイト「うぉーーーーーーーー!!!」
          クリスティ「これでも食らいなさい、「サンダーストーム」!!」
          アーマーナイト「な、何!?」
          ドガーーーーーーン!!! クリスティの「サンダーストーム」!
          アーマーナイト「ぐわーーーーーーーー!!!」
          ドサ! アーマーナイトが倒れた!
          ヘレク「な、何!? アーマーナイトが!?」
          クリスティ「やったー! これで私の勝ちね!」
          ゼトラ「な、何だ? 一体何が起ったんだ?」
          クリスティ「まだ分からないの? アーマーナイトの弱点は風魔法よ!」
          シャワーズ「風魔法?」
          クリスティ「アーマーナイトは特別な鎧を着てるから、色々な攻撃には効かない! 電撃が効かなければ、もっと強力な電撃であ
          る雷を撃てば効果は抜群よ!」
          ヘレク「そ、そう言う事なのか!?」
          クリスティ「そういう事! さて、これからどうするのかしら? まだ戦う気?」
          ヘレク「く、くそ! ここは一度諦める事にする! だが俺はまだ諦めていないぞ! いつかまた会ったら、今度こそ決着を付けてや
          るぜ! 覚えてろよ!」
          シュン! ヘレクとアーマーナイトは突然姿を消した!
          サトシ「す、すごい。 すごいぜ、クリスティ!」
          ブルーザー「あいつの弱点はあれだったとは、知らなかった。 でもやったな、クリスティ!」
          クリスティ「えへ、ありがとう!」
          ―ユキの店―
          ユキ「サトシ君、タケシ君、それからみんな、本当にありがとう! 貴方達のおかげでここが救う事が出来たわ! おかげで私もや
          っと自信を持ったわ!」
          サトシ「まあ、たいした事はないよ!」
          コゴロウ「ところで、これからはどうするんだ?」
          ユキ「一応この店を閉めて、これから旅に出かけるわ。 もっと素晴らしいブリーダーになるために。 だから、これからもライバル
          よ、タケシ君!」
          タケシ「あ、はい!」
          タケシとユキは握手した。
          ロコン「コーーン!」
          ロコンはタケシの足に頭をすりすりしている。
          ユキ「ロコンを貴方に預けてもらう事にしたわ! もうすっかり懐いてるし!」
          タケシ「え!? でもどうして?」
          ユキ「ロコンは私以外始めて他の人に懐いたのよ。 タケシ君ならこの子を育てる事が出来るわ! 信じてるわ、タケシ君!」
          ロコン「コーーン!」
          タケシ「あ、ありがとうございます!」
          タケシは感動した。 サトシ達も感動した。
          タケシ「それじゃ、よろしくな! ロコン!」
          ロコン「コン!」
          ポン! タケシはロコンをモンスターボールに入れさせた。
          タケシ「ロコン、ゲットだぜ!」
          ブレイク「よかったな、タケシ!」
          その時サトシはカスミを見た。
          サトシ「ぷ! クックック...」
          カスミ「あ! 何よ! 私はこの顔気に入てるんだからね!」
          サムライ「あの顔、誰かに似てないでござるか?」
          アキラ「ああ、あの変な芸能人シノラーって言う名前をした奴だったな。」
          カスミ「あのねーーー!!」
          ―外―
          ユキ「みんな、がんばってねーーー!!」
          サトシ「さよなら、ユキさーん! また会おうね!」
          こうしてシザーズストリートでブリーダーのユキと出会いながらロケット団とリユニオンのヘレクを倒したサトシ達。 タケシは新たな
          るポケモンロコンをゲットし、ポケモンは中身の方がいいと分かった仲間達。 その時ロケット団はどうなっていたのか?
          客1「待ちなさいよー!!」
          客2「金返せーー!!」
          ムサシ「何よ! ポケモンは顔が命なのよ!」
          コジロウ「見てろよ、ポケモンの本当の美しさと言うものを!」
          ロケット団「やな感じーーーーーーーー!!」
          続く。