第四十八話 格闘ポケモン!大バトル!
          シザーストリートでブリーダーのユキと出会い、ロケット団とリユニオンのヘレクを倒したサトシ達。 タケシも新しくロコンをゲット
          し、次の目的地に向うところ。 そして道にはエビワラーがいた。

          エビワラー「エビーー!」
          エビワラーはパンチの修行をしていた。 そして木の後ろに謎の少女が隠れていた。
          少女「......」
          サトシ「あ! あそこにエビワラーがいるぜ!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「ホントだ! でもそれもう持ってるんだよね?」
          サトシ「それはそうだな。 誰がエビワラーをゲットしたい?」
          シゲル「俺がゲットするぜ! 一度欲しかったんだよな! 行け、ワンリキー!」
          ワンリキー「リキーーー!!」
          エビワラー「エビ!?」
          シゲル「ワンリキー、「メガトンパンチ」!」
          ワンリキー「リキーーーーー!!」
          バキ! ワンリキーの「メガトンパンチ」!
          エビワラー「エビ!?」
          でも痛くも痒くも感じなかった。
          シゲル「な、効いてない!?」
          ???「エビワラー、あんなポケモンに負けるな! もっと気合いを入れてガンガン攻撃するんだ!」
          ブルー「え!? トレーナー!?」
          カスミ「じゃあ、あのエビワラーはトレーナーのポケモン!?」
          ???「俺の名はアノキ! こいつのトレーナーだ! エビワラー、「連続パンチ」!」
          エビワラー「エビーーー!!」
          バキバキバキバキ! エビワラーの「連続パンチ」!
          ワンリキー「リキーーーー!!」
          アノキ「よし、とどめは「カウンター」だ!」
          エビワラー「エビーーーーーー!!」
          バキ!! エビワラーの「カウンター」!
          ワンリキー「リキーーー...」
          シゲル「わ、ワンリキー!?」
          アノキ「1、2、3! 俺の勝ちだ!」
          少女「もうやめて、お父さん!」
          その時アノキの前にその少女が現れた!
          アノキ「ま、マナミ!」
          マナミ「お願いお父さん、もうこんな事をするのはやめて! お願いだから帰ってきて!」
          アノキ「P-1グランプリに勝つまで、帰らん! そこの少年少女達よ、リングで会おう!」
          アノキとエビワラーは行ってしまった。
          サムライ「あのトレーナーは何なんでござるか?」
          マナミ「あの人は私の父なのです。 ごめんなさい、貴方のポケモンにあんな目にさせて。」
          シゲル「あ、いいんだよ! 気にしなくても。」
          マナミ「あの、貴方達に頼みがあるのです。」
          タケシ「頼みは何でしょうか?」
          マナミ「父を、いや、エビワラーを倒して欲しいのです。」
          タケシ「お安い御用です! 僕達に任せてください!」
          サトシ「またかい。」
          ―闘魂ジム―
          マナミ「ここは私と父の家なの。」
          サクラ「闘魂ジム? 普通のポケモンジムとは違うのね?」
          マナミ「はい、実はある日、父はあるポスターを見ていたのです。」
          そのポスターは壁に張っていた。
          マナミ「このポスターはP-1グランプリと言う大会があって、最強の格闘ポケモンで優勝した選手が、チャンピオンベルトをさし上
          げると書いてあったのです。 それを見た父は、頭の中にはそれしか考えていなく、全然家には帰ってないのです。」
          アヤメ「それは本当に困るね。」
          ボタン「何度も止めようとしても無理だったの?」
          マナミ「はい、何度も止めようとしたのですが、なかなか心には通じてないの。 このまま私はどうなるのか、分からないの。」
          タケシ「マナミさん! 心配しないでください! ここ自分達に任せてください!」
          アキラ「え!? 自分達って、まさか...」
          タケシ「俺はイシツブテで戦うぜ! サトシは?」
          サトシ「ちょっと、勝手に決めないでくれよ! まあ、決めてしまったのなら仕方ないな。 ヤマブキシティの格闘道場でゲットしたエ
          ビワラーやサワムラーを持ってるけど、やっぱ捕まえたばかりのオコリザルを使うのがいいな!」
          シゲル「俺は今回遠慮するよ。」
          ブルー「私も。」
          サトシ「他のみんなはやんないみたいだな。 じゃ、俺とタケシだけで戦うしかないな!」
          ―一方ロケット団―
          ロケット団はP-1グランプリのポスターを見ていた。
          ムサシ「これに優勝すればチャンピオンベルとゲット!」
          コジロウ「売れば金儲け! そうすればベリーグッドな飯たくさん食える事が出来るぜ!!」
          ニャース「いい作戦だニャーー!」
          バシバシ! ムサシははりせんでコジロウとニャースを殴った!
          ムサシ「小さなイメージを見ないでよ! 私みたいにもっと大きなイメージを見るのよ! 例えば美しい男達にモテモテ...」
          コジロウ「お前はそれしか考えてねえな。 でもどうやって出場するんだよ? 俺達は格闘系ポケモン持ってないんだぜ。」
          ムサシ「そんなの誰かから借りればいいんでしょ? 例えば...」
          ロケット団はあるトレーナーのサワムラーを見た。
          ムサシ「別名「キックの鬼」、サワムラーよ!」
          ―会場のトイレ―
          ムサシ「ウフフ、サワムラーゲットよ!」
          ロケット団はサワムラーのトレーナーの衣装をしていた。
          ムサシ「少し位待っててね!」
          男「んー、んー!」
          ―バトルステージ―
          アナウンサー「ようこそP-1グランプリへ! ここは最強の格闘ポケモンとトレーナー達が集まるファイティングスタジアムです! 果
          たして、優勝する挑戦者は誰なのか? チャンピオンベルトをゲットする選手は誰なのか? まず選手紹介します! まずは最初の
          挑戦者は、パンチポケモンエビワラーのトレーナー、闘魂ジムのアノキ選手!」
          アノキ「うぉーーーー!!」
          アナウンサー「次の挑戦者はキックポケモンサワムラーのトレーナー、G(ジャイアント)高田選手!」
          ムサシ「うわ!」
          ロケット団のバランスが崩れた!
          ムサシ「ちょっと、ちゃんとやりなさいよ! あんた男でしょ!?」
          コジロウ「お、重いよーーー...」
          アナウンサー「次の挑戦者はなんと2人組み! 豚猿ポケモンオコリザルのトレーナー、マサラタウンのサトシ選手と、岩石ポケモ
          ンイシツブテのトレーナー、ニビシティのタケシ選手です!」
          ムサシ「げ! ジャリボーイ!」
          サトシ「え?」
          ムサシ「あ、やば!」
          ムサシは振り向いた。
          サトシ「何だ、今の?」
          ―第一回戦―
          アナウンサー「まず最初は、サトシ選手対トウヤ選手です!」
          サトシ「空手王か。 俺の出番だな!」
          トウヤ「よし、気合いを入れてやるか! て、あーーーーーー!!」
          サトシ「な、何だよいきなり!?」
          トウヤ「お、お前はヤマブキシティの格闘道場で戦ってサトシじゃねえか!」
          サトシ「ま、まさかお前、あの時の!?」
          トウヤ「ああ、でもこんな所で会うとは久しぶりだな!」
          サトシ「そっちこそ!」
          *こいつは会った事ないとみんなは思っていたでしょう? 自己紹介はしなかったけど、こいつは「第三十四話 格闘道場!」で登
          場した最初の空手王なのだ。
          トウヤ「お前も出場するとは、知らなかった。 ところでどうだ? 久しぶりにポケモン対決するか?」
          サトシ「おう、望むところだぜ!」
          トウヤ「行っておくが、俺は前みたいには負けねえぜ! 行け、ワンリキー!」
          ワンリキー「リキー!」
          サトシ「オコリザル、君に決めた!」
          オコリザル「ブヒャーーー!」
          アナウンサー「それでは、試合開始!」
          サトシ「オコリザル、「メガトンキック」!」
          オコリザル「ブヒーーーー!!」
          トウヤ「足を掴め、ワンリキー!」
          ワンリキー「ワンリキーー!」
          ガシ! ワンリキーはオコリザルの足を掴んだ!
          トウヤ「よーし、次ぎは「地球投げ」だ!」
          ワンリキー「リキーーーーー!!」
          ブォン! ワンリキーの「地球投げ」! ワンリキーはオコリザルを投げ飛ばした!
          オコリザル「ブヒャーーーーーー!!」
          サトシ「オコリザル!」
          ガシ! サトシはオコリザルを掴んだ!
          サトシ「だ、大丈夫か、オコリザル?」
          オコリザル「ブ、ブヒ...」
          オコリザルは感動していた。
          サトシ「よーし、今度こそは本気で行くぜ、オコリザル!」
          オコリザル「ブヒーーーーー!!」
          サトシ「オコリザル、「乱れ引っかき」だ!」
          オコリザル「ブホーーーーーー!!」
          グサグサグサグサ! オコリザルの「乱れ引っかき」!
          ワンリキー「リキキー!」
          サトシ「よし、とどめは「メガトンキック」!」
          オコリザル「ブホーーーーーーー!!」
          バキ! オコリザルの「メガトンパンチ」!
          ワンリキー「リキーーー...」
          トウヤ「な、俺のワンリキーが!?」
          アナウンサー「サトシ選手の勝ちです!」
          サトシ「よっしゃー! よくやったな、オコリザル!」
          オコリザル「ブヒ!」
          セイヨ「オコリザルの心が開いたのね!」
          ―数分後―
          ジュン「次はタケシの出番ですよ!」
          アナウンサー「次はタケシ選手対G高田選手です!」
          タケシ「行け、イシツブテ!」
          イシツブテ「イシ!」
          ムサシ「行け、サワムラー!」
          サワムラー「ムラーー!」
          タケシ「マナミさーん! 俺は貴方のために戦いますー!」
          アナウンサー「それでは、試合開始!」
          バキ! サワムラーはイシツブテを蹴飛ばした!
          マナミ「危ない!」
          バコン! イシツブテはタケシに当たった!
          タケシ「いて! よくもやったな! 今度こそ頼むぞ、イシツブテ!」
          イシツブテ「アイヨ!」
          ムサシ「「二度蹴り」で蹴り捲くれ!」
          サワムラー「ムラムラーー!」
          ダダダダダダダダ! サワムラーの「二度蹴り」! イシツブテはブロックしている!
          サトシ「おい、そのままじゃイシツブテが砕け散ってしまうぞ!」
          タケシ「く...!」
          その時アノキはタケシにタオルをあげた。
          タケシ「え?」
          アノキ「ギブアップするのなら、このタオルを投げるんだな!」
          タケシはタオルを投げた!
          アナウンサー「おーっと! タケシ選手ギブアップ! 降参したのでG高田選手の勝ちです!」
          ダイスケ「負けてしまったか。」
          マチス「トゥーバッドだな。」
          タケシ「よくやったぜ、イシツブテ!」
          イシツブテ「アリガトヨ!」
          ―数分後―
          ナツメ「次はアノキさんの出番だわ!」
          アナウンサー「次はアノキ選手対G高田選手です!」
          アノキ「エビワラー、がんばるんだぞ!」
          エビワラー「エビ!」
          ムサシ「絶対に勝つのよ、サワムラー!」
          サワムラー「ムラ!」
          アナウンサー「さて、次はライバルであるキックの鬼とパンチの鬼! この戦いで誰が勝つのか!?」
          ―会場のトイレ―
          ゼトラはトイレに入った。
          ゼトラ「何だかあのG高田っていう奴が怪しいな。 まあ、俺には関係のない事かも知れんな。」
          その時とトイレのドアに音がした。
          ゼトラ「な、何だ? この音は?」
          ???「んー、んー!!」
          ゼトラ「あそこに誰かいるのか?」
          ガチャ! ゼトラはドアを開けた。 中には紐に巻かれたG高田がいた!
          G高田「んー、んー!」
          ゼトラ「な!? こ、これは!?」
          ―バトルステージ―
          ムサシ「でも考えてみたらあのエビワラー結構強そうだね。 このままじゃ負けるかも。」
          コジロウ「大丈夫! 予算通りちゃんと準備してるって!」
          アナウンサー「それでは、試合開始!」
          ムサシ「サワムラー、「二度蹴り」!」
          サワムラー「サワーーーー!!」
          アノキ「エビワラー、「高速移動」で攻撃を素早くかわせ!」
          エビワラー「エビーーーー!!」
          シュンシュンシュンシュン! エビワラーの「高速移動」! サワムラーの攻撃が外れた!
          ムサシ「攻撃が効かない!?」
          ―リングの中―
          ニャース「でも、このロケット団特性接着剤で動きを止めるニャー!」
          ―リングの外―
          ドシャ! エビワラーは接着剤を踏んでしまった!
          エビワラー「エビ!?」
          エビワラーは動けない!
          ムサシ「今だ、サワムラー! 「二度蹴り」で蹴り捲くれ!」
          サワムラー「ムラムラムラムラーーーーー!!」
          バキバキバキバキ! サワムラーの「二度蹴り」!
          エビワラー「エビーーーー!!」
          アノキ「エビワラー!」
          ムサシ「とどめよ! サワムラー、「飛び蹴り」!」
          マナミ「やめてー! エビワラーを倒さないでー!」
          エビワラーの前にいきなりマナミが現れた!
          アノキ「ま、マナミ!!」
          バキ!! サワムラーの「飛び蹴り」! 攻撃はアノキに当たり、マナミを庇った!
          マナミ「お、お父さん!?」
          アノキ「だ、大丈夫か!?」
          サトシ「アノキさん!」
          タケシ「マナミさん!」
          エリカ「いつのまにあんな所にいたのですの!?」
          マナミ「お父さん、私を...」
          アノキ「す、すまんな、マナミ。 一度お前の事は考えなかった。」
          アノキはタオルを投げた!
          アナウンサー「おーっと! アノキ選手ギブアップ! この勝負はG高田選手の勝ちとなります!」
          マナミ「お父さん。」
          アノキ「これでいいんだ。 これで俺は家に帰れる事が出来るよ。 心配かけてすまなかったな、マナミ。」
          マナミ「お父さん...」
          アノキとマナミは抱き合った。
          シャワーズ「これで元通りになったね!」
          ピカチュウ「ピーカピカ!」
          ムサシ「何だかこれドラマっぽいね。」
          コジロウ「でも俺は感動してるよ、これ。」
          ゼトラ「やっぱりお前らの仕業だったんだな?」
          サトシ「ゼトラ!」
          ブルーザー「どこに行ってたんだよ!?」
          ゼトラ「ちょっと調べ物があってね、ようやく発見したんだよ。」
          クリスティ「調べ物って?」
          ゼトラ「そこのリングの上にいる奴はG高田ではない。 俺の横にいる人物は、そいつ本人だ!」
          ゼトラの横から本物のG高田が現れた!
          サトシ「な、何だって!?」
          G高田「あ、あいつだ! あいつが私の服とサワムラーを盗った犯人は!
          カルロス「じゃあ、あそこにいるあいつは!?」
          ゼトラ「こいつの話によっては、あいつはG高田を見せかけた2人組み、ロケット団だ!」
          サトシ「ろ、ロケット団!?」
          ムサシ「く、正体をばらしたわね!」
          バッ! ロケット団は衣装を投げ捨てた!
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「せ、世界の、平和を守る、ため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリー、チャーミー、な敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コ、ジ、ロ、ウ...もうだめ...」
          ドサ! コジロウは力尽きた!
          コゴロウ「何アホな事をしてるんだよ?」
          ムサシ「アホじゃないわよ! とにかく、この勝負は私達が勝つのよ!」
          コジロウ「レストランフルコースゲットするためにな!」
          サトシ「いいだろ、だったら決勝戦で俺と勝負だ!」
          ―決勝戦―
          アナウンサー「さあ、これが最後の戦いになりました! マサラタウンのトレーナーサトシ選手の豚猿ポケモンオコリザル対ロケッ
          ト団のムサシ選手とコジロウ選手のキックポケモンサワムラーです!」
          G高田「ちょっと待て! サワムラーは私のポケモンだ!」
          アナウンサー「あ、すみませんでした。 では、決勝戦! 試合開始!」
          ムサシ「サワムラー、「二度蹴り」!」
          サワムラー「ムラムラーー!!」
          ダダダダダダダダ! サワムラーの「二度蹴り」! オコリザルはブロックしている!
          コジロウ「サワムラー、次ぎは「回し蹴り」!」
          サワムラー「ムラーーーーー!!」
          サトシ「オコリザル、攻撃をかわせ!」
          オコリザル「ブヒャーーーー!!」
          スカ! サワムラーの攻撃が外れ、オコリザルはサワムラーに近づいた!
          サトシ「よーし、「乱れ引っかき」だ!」
          オコリザル「ブッヒャーーーー!!」
          グサグサグサグサ! オコリザルの「乱れ引っかき」!
          ムサシ「うわーー、痛そう! でも負けるかも...」
          リングの下からニャースが出て来た。
          コジロウ「どうだ? 次の作戦はどうなんだ?」
          ニャース「ばっちり付けたニャ! リングの中の天井にはロケット団特性時限爆弾を仕掛けたニャ! リモコンのボタンを押すと100
          万ボルトの電撃が放電し、相手が痺れてる間に爆発するニャ!」
          ムサシ「今度こそ上手く行くといいね!」
          シャワーズ「今の話し聞いた、ピカチュウ?」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「僕達もその爆弾を探しに行こう!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          ―リングの中―
          シャワーズ「ロケット団に気付かないように、急ごう!」
          ピカチュウ「ピーカ!」
          その時ピカチュウとシャワーズは爆弾を発見した!
          シャワーズ「あった、あれだね!」
          ピカチュウ「ピカピカ!」
          ―リングの外―
          ムサシ「サワムラー、リングの柱に乗るのよ!」
          サワムラー「ムラーー!」
          サワムラーはリングの柱に乗った。
          コジロウ「よし、今だ! ポチッとな!」
          ポチ! コジロウはリモコンのボタンを押した! でも何も起らない...
          ムサシ「あれ? 何も起らない?」
          ブレイク「何だ? 何が起るって言うんだ?」
          サトシ「分からないけど、攻撃するチャンスだ!」
          コジロウ「まずい! サワムラー、飛べ!」
          サワムラー「ムラ!」
          サワムラーはジャンプした!
          サトシ「オコリザルも飛べ!」
          オコリザル「ブホーーー!!」
          オコリザルもジャンプした!
          サトシ「オコリザル、「地球投げ」だ!」
          オコリザル「ブヒ!」
          ガシ! オコリザルはサワムラーを掴んだ!
          サワムラー「ムラ!?」
          オコリザル「ブホーーーーーーーー!!」
          ブン! ドガーーーーーン!! オコリザルの「地球投げ」!
          サワムラー「ムラーーー...」
          アナウンサー「サワムラーがダウン! と言う事は、優勝者はサトシ選手でーーす!!」
          サトシ「やったぜーーー!! よくやったな、オコリザル!」
          オコリザル「ブヒャヒャー!」
          アノキ「サトシと言ったな? そのオコリザル、俺に預かってもいいか?」
          サトシ「え?」
          アノキ「こいつも世界一の格闘ポケモンにさせてあげるからな!」
          サトシ「世界一の格闘ポケモン?」
          ムサシ「ちょっと何よ!? 何も起らなかったじゃない!」
          コジロウ「全然爆発しねえじゃねえか!!」
          ニャース「おかしいニャー? 確かにセットしたのだがニャー?」
          シャワーズ「ねえねえ、もしかしてこれのこと?」
          シャワーズは爆弾をニャースにあげた。
          ニャース「そうそう、これニャ! ありがとニャ!」
          シャワーズ「じゃあ、そういう事で。」
          シャワーズは行ってしまった。
          ニャース「ニャ!? ちょっと待てニャ! もしかしてこれって...」
          ビリリリリリリリリリリ!! 爆弾は電撃を放電した!
          ロケット団「あぎゃーーーーーーー!!」
          ドカーーーーーーーン!! 爆弾が爆発した! そしてロケット団は吹き飛ばされた!
          ロケット団「やな感じーーーーーーーーーー!!」
          G高田「サトシと言ったね? 君はなかなか強いポケモンを持っていたようだな。 これで私の負けだよ。」
          アシュラ「おろ? でもお主は戦わなかったでござるではないか。」
          G高田「私が戦わなくてもサワムラーが負けてしまったよ。 これで勝負は決めたな。 よくがんばったもんだな、サトシ。」
          サトシ「あ、ありがとうございます!」
          サトシとG高田は握手した。 ドカーーーーーーーン!!! 天井がいきなり爆発した!
          アナウンサー「な、何だ!?」
          シゲル「な、何が起ったんだ!?」
          ???「クックックック、やっぱりここにいたのか。」
          ブルー「だ、誰なの!?」
          ???「おや? もう俺の事を忘れたのか? じゃあ思い出してやるぜ! 一回ヤマブキシティの格闘道場で会った事はなかった
          かな?」
          サトシ「ヤマブキシティの格闘道場? え!? ま、まさか...」
          ???「思い出したか! そう、俺はあの時お前との勝負で負けた。 俺は格闘技を使うモンスターを使う格闘使い。 「獣魔闘軍
          団」の団長、ザクロンだ!」
          全員「ザクロン!?」
          アノキ「知ってるのか、サトシ?」
          サトシ「ああ、実は...」
          サトシはアノキとマナミにリユニオンの事を説明した。
          アノキ「な、何だって!? 奴が人間を殺そうとし、世界を破壊しようとする悪の戦士なのか!?」
          カスミ「そうなの! それより何しにここに来たのよ!?」
          ザクロン「決まってるだろ? P-1グランプリという格闘大会があったと聞いてな、そいつらの格闘エネルギーを奪いに来たのさ
          !」
          タケシ「な、何だって!?」
          ザクロン「でも、もう試合が終わっちまったのか? それじゃあエネルギーを奪い楽しみがもったいないぜ!」
          サトシ「何だとー!?」
          ザクロン「まあ、結局こんなに人間が多くいるんだからそれでもよい。 これでここは血に飢えた墓場になれると俺は思ったぜ!」
          サムライ「何だと!? お主にはそんな事はさせんでござるぞ!」
          ザクロン「あ、そうかい! ならば戦おうじゃねえか! 誰が生きるか死ぬかと言う死闘をよう! 姿を現せ、ブラックファング!」
          ブラックファング「アオーーーーーン!」
          サクラ「な、何あの狼男は!?」
          カルロス「あれは、ウェアウルフの闇のクラスチェンジ、ブラックファング!」
          アヤメ「ブラックファング!?」
          聖剣図鑑「ブラックファング・獣人モンスター・ウェアウルフの進化形と言われるが闇のクラスチェンジとも言われる。 ウェアウルフ
          と違って力は最強。 新たな格闘技も覚えている。」
          サトシ「よーし、オコリザル! また頼むぜ!」
          オコリザル「ブヒャ!」
          アノキ「サトシ、俺も手伝うぞ! 頼むぞ、エビワラー!」
          エビワラー「エビーー!」
          マナミ「お父さん、この戦いは危険すぎるわ!」
          アノキ「大丈夫、俺は必ずサトシと一緒に勝つ! お前のためなら、俺は絶対に死なないぜ!」
          マナミ「お父さん...」
          ザクロン「ふん! カッコ付けて言ってんじゃねえぜ! ブラックファング、「百烈拳」!」
          ブラックファング「グォーーーーーー!!」
          ダダダダダダダダ! オコリザルとエビワラーはブロックしている!
          ザクロン「次ぎは「旋風脚」だ!」
          ブラックファング「ガオーーーーー!!」
          バキバキバキバキ! ブラックファングの「旋風脚」!
          オコリザル「ブヒャ!」
          エビワラー「エビ!」
          サトシ「オコリザル!」
          アノキ「エビワラー!」
          アナウンサー「おーっと! なんと見た事もない化け物がオコリザルとエビワラーをやつけてます! このままじゃ負けてしまいま
          す!」
          サトシ「く、どうすればいいんだ!?」
          アノキ「あのままじゃ攻撃出来ないぜ!」
          ザクロン「ハーッハッハッハ! これで負けを認めたか! だったらとどめをさしてやるぜ!」
          ???「そうは行くか!」
          ガシガシ! ワンリキーとサワムラーはいきなりザクロンとブラックファングを掴んだ!
          ザクロン「何!?」
          ブラックファング「ガル!?」
          ワンリキー「リキー!」
          サワムラー「ムラー!」
          ボタン「あれは、ワンリキーとサワムラーだわ!」

          アキラ「じゃあ、そのトレーナーは...」
          その時トウヤが現れた!
          サトシ「トウヤ!?」
          トウヤ「ザクロンと言ったな! これ以上サトシに指一本触らせねえぜ!」
          セイヨ「じゃあ、そのサワムラーは...」
          G高田「私のだ!」
          ジュン「え!? G高田さんの!?」
          トウヤ「サトシ、今の内にこいつらを倒せ!」
          G高田「早く倒すんだ!」
          サトシ「トウヤ、G高田さん、ありがとう! ギャラドス、君に決めた!」
          ギャラドス「グォーーーーーー!!」
          ザクロン「な、何!?」
          サトシ「ギャラドス、「破壊光線」!」
          ギャラドス「グォーーーーー!!」
          トウヤ「今だ、ワンリキー!」
          G高田「奴から離れろ、サワムラー!」
          ワンリキー「リキ!」
          サワムラー「ムラ!」
          ビーーーーーーーー!! ギャラドスの「破壊光線」!ワンリキーとサワムラーはザクロンとブラックファングから離れた!
          ザクロン「し、しまった!!!」
          ドカーーーーーーーン!! ザクロンとブラックファングは吹き飛ばされた!
          ザクロン「くそーーーー!! 覚えてろよーーー!!」
          サトシ「やったー! 勝ったぜー!」
          アノキ「これで俺達の勝ちだ!」
          アナウンサー「な、何と言う事でしょう! ギャラドスの「破壊光線」で謎の挑戦者を吹き飛ばしました! これでサトシ選手とアノキ
          選手のチームワークで、再び勝利です!」
          ワーーーーーーー!! 客席にいた人達は拍手した。
          ―外―
          サトシとアノキは握手した。
          サトシ「それじゃ、オコリザルを頼みます。」
          アノキ「任しておきな!」
          サトシ「元気でな、オコリザル!」
          オコリザル「ブヒ...」
          サトシ「心配するな! 俺は絶対に帰って来るさ!」
          オコリザル「ブヒ!」
          サトシ「あ、それからトウヤとG高田さん。 さっきはありがとう。」
          トウヤ「いいんだよ、どうせ危ないところだったし、力を組み合わせばたいした事はないさ!」
          G高田「君達も気を付けて旅立つんだぞ!」
          アノキ「俺も一緒に行きたいが、一応ここに残るぜ。 マナミと一緒にいなきゃいけないしな!」
          マナミ「サトシ君達も気を付けてね!」
          サトシ「ああ! オコリザル、みんな、また会おうな!」
          オコリザル「ブヒーーーー!!」
          エビワラーのトレーナーであるアノキと出会いながら、その娘のマナミ、G高田とトウヤと出会い、ロケット団とリユニオンのザクロ
          ンを倒し、チャンピオンベルトをゲットしたサトシ達。 ここは一応オコリザルと別れる事にするが、いつかまた会う事になるよ。 次
          の目的地に向うために、サトシ達の旅はまだまだ続く!
          続くったら続く!