第五十三話 12番道路の事件(後編)
          12番道路でサトシ達は釣り親父のミズオを助け、ロケット団を倒したのだが、ある謎の敵が姿を現した!

          サトシ「な、何だ!?」
          ???「ほほう、ここが12番道路か。」
          サトシ「だ、誰だよ、お前は!?」
          ???「おや? もう忘れたのか? 俺の事をよ! じゃあ、ヒントをあげようか? ここは一体何の意味をする場所かい?」
          サトシ「それは、水...水!? ま、まさかお前は...」
          ???「やっと思い付いたか! そうさ、ここは水の意味をするのだ! この道には湖があるから、そういう意味をするんだよ! そ
          う、俺は水を操る戦士! その名は、「魚水鬼軍団」の団長、ゲルトだ!」
          全員「ゲルト!?」
          ジュンサー「知ってるの、サトシ君!?」
          サトシ「ああ、実は...」
          サトシはジュンサー、ナオトとミズオにリユニオンの事を説明した。
          ジュンサー「な、何ですって!?」
          ナオト「あいつは人間を殺そうとし、世界を破壊しようとし、ポケモン達のそのタイプのエネルギーを奪おうとする悪の戦士なの
          か!?」
          ミズオ「な、何と言う恐ろしい事じゃ...」
          ゲルト「その通りだ! でもサトシ達と再び会うとは久しぶりだな!」
          サクラ「何しにここに来たのよ!?」
          ゲルト「さっきロケット団がここで釣りしててな、それがものすごい大漁でよう! だから俺は水系ポケモンのエネルギーを奪いに
          来たのさ!」
          アヤメ「な、何ですって!?」
          ゲルト「でもまあ、邪魔が入ってきちまったのなら仕方ねえな! それなら今直ぐ消してもらおうか!」
          サトシ「こいつマジでやる気だな! ならば俺が相手に...」
          ブレイク「待ちな! こいつは俺の相手だ!」
          サトシ「え!? で、でも...」
          ブレイク「大丈夫だ。 こいつなら俺に十分だ!」
          サトシ「じゃあ、任せたぜ!」
          ゲルト「お前が俺の相手だと? ふざけるなよ! お前はこの俺に倒すわけないだろ!」
          ブレイク「お前の方が間違ってるんだろ。 どうせ俺にはある取って置きの技があるんだからな!」
          ゲルト「な、何だよそれは!?」
          ブレイク「だったら見せてあげるるぜ! 必殺、ブレイクマンソルジャー作戦、「モードB」!!」
          全員「モードB!?」
          ブレイク「おらーーーー!! α(アルファ)1! 「チャージタックル」!」
          ドカ!! ブレイクの「チャージタックル」!
          ゲルト「ぐぁ!」
          ブレイク「「チャージタックル」は突進技! 相手に勢いで突進して攻撃する技だ!」
          ゲルト「こ、この野郎!」
          ブレイク「おっと、動くと思うなよ! β(ベータ)2! 「ウォーターウェーブ」!」
          ブーーーーーー! ブレイクの「ウォーターウェーブ」!
          ゲルト「うわ!」
          ブレイク「「ウォーターウェーブ」こそ波技! 地面の上に波を噴射し、相手がこれを踏むと滑るぜ! 次はこいつだ! γ(ガンマ)
          3! 「クリスタルアイ」!」
          バキャバキャバキャバキャ! ブレイクの「クリスタルアイ」!
          ゲルト「ぐ!!」
          ブレイク「「クリスタルアイ」は水晶玉技! 相手に水晶玉を発射し、ダメージを与える技だ! 動きを止めてる間に攻撃だ! δ(デ
          ルタ)4! 「ナパームボム」!」
          ドガーーーーン! ブレイクの「ナパームボム」!
          ゲルト「ぐぉ!」
          ブレイク「「ナパームボム」こそ爆弾技! 相手に追跡ミサイルを発射し、爆発でダメージを与える技だ!」
          ゲルト「く、くそ! ならば俺の技でも食らえ! 「獣鬼水撃波」(じゅうきすいげきは)!」
          ブーーーーーーー!! ゲルトの「獣鬼水撃波」!
          ゼトラ「気を付けろ! 「獣鬼水撃波」は鮫型の水の攻撃だぞ! 出来る限り攻撃をかわせ!」
          ブレイク「攻撃が遅いんだよ! ω(オメガ)5! 「スターバリアー」!」
          バキーーーーン! ブレイクの「スターバリアー」!
          ゲルト「何!?」
          ブレイク「「スターバリアー」は星技! 星型の壁をはり、相手の攻撃から守る事が出来る技だ! 油断している間にこいつでも食
          らえ! σ(シグマ)6! 「グラビティホールド」!」
          グォン! ブレイクの「グラビティホールド」!
          ゲルト「な!?」
          ブレイク「「グラビティホールド」は重力技! 重力で相手を怪力し、相手を重力で投げ飛ばす技だ! 上空にいる間に攻撃だ! ζ
          (ジータ)7! 「ジャイロアタック」!」
          グサグサグサグサ! ブレイクの「ジャイロアタック」!
          ゲルト「ぐぁ!!」
          ブレイク「「ジャイロアタック」はプロペラ技! 相手に風車のプロペラを撃ち、相手のダメージを与える技だ! この技こそカッター技
          でもあるのだ! 次はこいつでとどめだ!」
          ブレイクはゲルトの真上にジャンプした!
          ゲルト「し、しまった!!」
          ブレイク「食らえーー!! μ(ミュー)8! 「パワーストーン」!」
          バキ!! ブレイクの「パワーストーン」!
          ゲルト「ぐは!!」
          ブレイク「「パワーストーン」こそ岩石技! 手に巨大な岩石を持ち、相手に攻撃する技だ! この技こそ大ダメージを与えられる
          ぞ!」
          ドサン!! ゲルトが落ちた!
          ボタン「す、すごい...すごい技だわ!」
          ブルーザー「ブレイクの奴、あんな技があったのか!?」
          ブレイク「これこそ、ブレイクマンソルジャーの必殺技さ!」
          ゲルト「ぐ、な、何て技だ...」
          アキラ「かなり派手にやられたな。」
          ブレイク「さあ、どうする? もう一回あの技欲しいか?」
          ゲルト「く、くそ! 取り合えず今回は諦める! だが俺達は二度となくならない戦士達だからな! 今度また会ったら、絶対にお前
          ら全員潰してやる! 覚えてろよ!」
          シュン! ゲルトの姿が突然消えた!
          アキラ「また逃げたか。」
          サトシ「ああ、でもこれで事件が解決してよかったな。」
          ―数分後―
          ミズオ「本当にありがとう、サトシ君。 君達のおかげでワシら無事でいたよ。」
          サトシ「いいんだよ、最後まで助けてくれたのはみんなブレイクのおかげだから。」
          ブレイク「まあ、そう言う事だけどな。」
          ナオト「君達のおかげでようやく事件が解決したぜ! 感謝するぜ!」
          ジュンサー「これからセキチクシティに向うのでしょ? 出来る限り気を付けてね!」
          サトシ「ああ、それじゃ! また会おうな!」
          ミズオ「気を付けて行くんじゃよ!」
          12番道路でナオトとミズオと出会い、リユニオンのゲルトを倒したサトシ達。 だがサトシ達は無事にセキチクシティに向う事が出
          来るのであろうか? 次の道に何がサトシ達を待っているのであろうか? その事なら、次回に続く!
          続くったら続く!