第五十四話 サイクリングレース!決定戦!
          ここは13番道路、別名「サイレンズブリッジ」。 この道はセキチクシティ行きの道で、そこにいたのはサトシ達。 サトシ達は12番
          道路でナオトと出会いながらミズオを助け、ロケット団とリユニオンのゲルトを倒した。 他にも新たなるポケモン達をゲットし、次の
          目的地はセキチクシティ! ところが、コゴロウはあるチラシを読んでいた。

          コゴロウ「おい、サトシ! これを聞いてみろよ! この道にはあるレースがあるらしいぜ!」
          サトシ「レース? 何のレースだ?」
          コゴロウ「「サイクリングレース」だよ! えーっと、「このレースは自転車のレースで、今でも早いトレーナー達を探しています。 自
          信がある方には13番道路に参加してください。」だってよ!」
          シゲル「サイクリングレースか。 でも俺達には自転車ないぜ。」
          コゴロウ「えーっと、「自転車がなくてもレンタルなら出来ます。 レンタルはタダなのでご心配なく。」だってさ!」
          ブルー「すごいじゃない! で、ゴールはどこなの?」
          コゴロウ「「ゴールは13番道路から14番道路です。 あるチェックポイントもあるのでご注意してください。」と書いてあるぜ。」
          タケシ「その商品は何なんだ?」
          コゴロウ「商品? カスミなら欲しいと思うよな。 「優勝した方にはポケモン大好きクラブの会長からの「自転車引き換え券」をプレ
          ゼント! この券さえあれば、どの自転車のお店でタダで買える事が出来ます。」と書いてある。」
          カスミ「ホントに!? 私なら欲しいわ! どうせ新しい自転車欲しかったのよ!」
          サクラ「あら? カスミはもう自転車持ってたんじゃなかったの?」
          コゴロウ「実は、あるトラブルが起った時壊れてしまったんだよ。 だからサトシが弁償しなくてはならなかったんだよ。」
          アヤメ「えー!? 壊れたの!? あれ高かったのよ!」
          ボタン「でも引き換え券さえあれば、タダで買えると思うわね!」
          サムライ「どうする、サトシ殿? 参加するでござるか?」
          サトシ「参加したいけど、余り自信がないなー。」
          コゴロウ「(参加しなよ、サトシ。 もしもお前が優勝すれば、この弁償の事は水の泡になるぜ! 彼女のためなら絶対に喜ぶさ!
          )」
          サトシ「うーん、しょうがないな! じゃあ、やってみようか!」
          全員「おう!」
          ―サイクリングレース会場―
          アナウンサー「ようこそサイクリングレースへ! このレースは自転車に早いトレーナー達がくる大会です! さて、このレースに勝
          つレーサーは誰なのか? 自転車引き換え券をゲットするのは誰なのか? レースの楽しみがもうすぐ始まります!」
          サトシ「自転車をレンタルしたし、ようやく始まるみたいだな!」
          シゲル「サトシ、俺も参加したぜ!」
          ブルー「私もよ!」
          カスミ「私もよ! もちろん引き換え券をゲットするためにね!」
          タケシ「一応俺も参加したぜ。」
          セイヨ「私も参加したわ!」
          ジュン「僕もです!」
          ダイスケ「俺も参加したぜ。」
          カルロス「俺もさ!」
          コゴロウ「俺も!」
          ブレイク「俺も同じさ!」
          サトシ「みんなも参加したのか。 あれ、他のみんなは?」
          アキラ「俺達ならここだぜー!」
          サムライ達は客席にいた!
          サトシ「え!? みんな参加しないのか!?」
          マチス「俺達はここでユー達をチアーするぜ!」
          ナツメ「私達も応援するからね!」
          エリカ「がんばるのですのよ、サトシさん!」
          サトシ「しょうがないな。 それじゃ、準備でもするか!」
          全員「おう!」
          ???「あれ? サトシさんじゃないですか!」
          サトシ「え!? そ、その声は!?」
          シゲル「いつものライバルの...」
          ブルー「イエロー!?」
          イエロー「サトシさん、シゲルさん、ブルーさん、お久しぶりですね! まあ、ご近所山脈以来ですかね?」
          サトシ「お、お前も参加してたのか!?」
          イエロー「はい、僕も商品をゲットするために参加しました! サトシさん達も商品をゲットするために参加したのでしょ?」
          サトシ「ああ、まあな。 でも商品は俺達がゲットするんだよ!」
          イエロー「そうですか。 ならばこれならどうでしょうか? 誰が先にゴールに着くか、勝負してみましょうよ!」
          サトシ「ああ、いいだろ! この勝負受けたぜ!」
          シゲル「俺も受けるぜ!」
          ブルー「私もよ!」
          ―スタートライン―
          アナウンサー「それでは、ルールを教えます! このレースは13番道路から14番道路へ通る事! そこにはゴールがあります!」
          ブルーザー「他のレースと同じルールだな。」
          アナウンサー「このレースにはチェックポイントがあります! 出来れば全チェックポイントコンプリートしてください! たまには危険
          な事もあるので、ご注意してください!」
          クリスティ「チェックポイントってどんなのがあるのかしら?」
          アシュラ「拙者には分からんでござるな。」
          アナウンサー「フェアプレーなので裏技などしないでください! 一番最初にゴールした方には、ポケモン大好きクラブの会長から
          の自転車引き換え券をさし上げます! それでは、準備について!」
          ゼトラ「早速始まるみたいだな。」
          アナウンサー「レディー...ゴー!」
          全挑戦者達は自転車をこぎ始めた!
          サトシ「どうにかしてイエローよりも先にゴールに着かないとな!」
          ピカチュウ「ピカピカ!」
          シャワーズ「この先にはチェックポイント1があるみたいだね!」
          サトシ「よーし、チェックポイント1まで行くぜ!」
          全員「おう!」
          ―チェックポイント1―
          シゲル「あれ? 急に止まってるぞ?」
          他の挑戦者達は止まっていた。
          サトシ「何で止まってるんだ?」
          ブルー「ねえ、みんなどうしたの?」
          トレーナー1「実はな、このチェックポイントは橋に渡らなきゃいけないんだ。」
          サトシ「橋?」
          トレーナー2「あそこに細い橋があるの。 あれに渡るのに一人ずつ渡らなきゃ行けないの。 だからみんなが止まってるわけなの
          よ。」
          カスミ「それなら何で大勢で渡らないの?」
          トレーナー3「大勢で渡る事なんて出来ねえよ。 水の中にようく見てごらん。」
          サトシ「水の中?」
          水の中には何十匹のメノクラゲ達がいた!
          メノクラゲ達「メノメノーー!」
          タケシ「げ!! メノクラゲじゃねえか!」
          トレーナー4「そうなのよ。 だから一人ずつ通っているの。 詳しい事はそこの看板を見て。」
          セイヨ「看板? 「チェックポイント1・この橋に渡れば先に進みます。 ただし、一人ずつ渡らなければいけません。 落ちたら下にあ
          るメノクラゲに麻痺を受けます。」と書いてあるわ!」
          ジュン「これじゃあ待つだけで1時間も掛かりますよ!」
          ダイスケ「こんなのありかよー?」
          ???「当然ありまーす!」
          全員「え!?」
          海パン野郎が現れた!
          海パン野郎「おーっと、すみませーん! ミーの名はアオキでーす! よろしくー!」
          カルロス「よ、よろしく...」
          アオキ「君達は全然知らなかったみたいですねー! このレースこそ「トライポケスロン」と言って、自転車、水泳、マラソンでポケ
          モンを使ってもよいと言う協議なのでーす!」
          アオキはヤドンを出した!
          ヤドン「ヤドーーン!」
          アオキ「だからルールはポケモンを使ってもよろしいのでーす! それでは、アディヨース!」
          ザーーーー! ヤドンの「波乗り」! アオキはヤドンに乗って行ってしまった。
          コゴロウ「な、何だったんだ? あの変な奴は?」
          ブレイク「分からんが、ポケモン使ってもいいらしいな。」
          サトシ「よし、こうなったらラプラス、君に決めた!」
          ラプラス「はい、サトシさん! 私に何の用ですか?」
          サトシ「ラプラス、「波乗り」で俺達をそこから乗せてくれ!」
          ラプラス「分かりました! さあ、乗ってください!」
          サトシ達はラプラスに乗った。
          ラプラス「それでは、行きますよ!」
          ザーーーー! ラプラスの「波乗り」!
          トレーナー1「い、行っちゃった...」
          トレーナー「なんて言うトレーナーかしら?」
          サトシ達はラプラスから降りた。
          サトシ「サンキュー、ラプラス! 感謝するぜ!」
          ラプラス「ありがとうございます!」
          サトシ「よし、次ぎはチェックポイント2だ!」
          ―チェックポイント2―
          ―チェックポイント2―
          サトシ「あれ? 何だ?」
          他の挑戦者達はいきなりカーブした。
          コゴロウ「何で他の奴等が急に向きを変えるんだ? 本当の道はこのまま真っ直ぐじゃねえのか?」
          ブレイク「そうだよな、ん?」
          サトシ達の前に大きな森があった!
          サトシ「な、何だこれは!?」
          シゲル「看板があるぜ! 「チェックポイント2・この森に通るべし! 出口まで辿り着け!」 だってよ!」
          ブルー「通らなきゃいけないのー!?」
          カスミ「これじゃあ、迷いやすいわね。」
          サトシ「そうだな。 しょうがない、他のみんなと同じく、ん?」
          森の入り口には虫取り少年がいた。
          虫取り少年「あれ? お兄ちゃん達もここに通るの?」
          タケシ「ああ、そうだけど。 君は?」
          虫取り少年「僕の名前はショウタ。 僕はこの森に通るところなのさ。 なぜかと言うとこっちが近道だからさ。」
          セイヨ「この森が近道なの?」
          サトシ「そうか、よし! やってみるか!」
          ショウタ「無駄だと思うけどね。 お兄ちゃん達「虫除けスプレー」持ってる? この森には虫系ポケモン多くいるよ。 持ってないと通
          れないよ。」
          ダイスケ「虫除けスプレー? 持ってるか、タケシ?」
          タケシ「いや、持ってないぜ。」
          ショウタ「じゃあ自力でここへ通るしかないね! それじゃ、お先に!」
          ショウタは行ってしまった。
          カルロス「どうする、これから?」
          サトシ「仕方ないさ、チェックポイントを抜けるのはこれしか方法はないさ! 自力で行くぜ!」
          コゴロウ「でもあの中には虫系ポケモンがいるんだぜ。 危険すぎると俺は思うんだけどな...」
          サトシ「大丈夫、こういう時は戦うんだよ! だからポケモンを持ってるんだろ?」
          ブレイク「あ、そうか! そのアイテムがなくてもポケモンは使えるんだな!」
          サトシ「その通りさ! さあ、行こうぜ!」
          全員「おう!」
          サトシ達は森の中に入った。 その時野生のコンパン達が現れた!
          コンパン達「コンパーーン!」
          サトシ「これは俺に任せろ! ピカチュウ、「電気ショック」だ!」
          ピカチュウ「ピーーカーーチュウーーーーーー!!」
          ビリリリリリリリ!! ピカチュウの「電気ショック」!
          コンパン達「コンパーーン...」
          シャワーズ「これなら楽に進めるね!」
          サトシ「ああ、でもまだ終わってないぜ! フシギダネ、君に決めた!」
          フシギダネ「ダネダネ!」
          サトシ「フシギダネ、「葉っぱカッター」で邪魔な木の枝を切り裂け!」
          フシギダネ「ダネーーー!」
          グサグサグサグサ! フシギダネの「葉っぱカッター」! 攻撃は木の枝を切り裂いている!
          サトシ「よーし! このまま真っ直ぐ進め!」
          ドサ! 何かがフシギダネの頭に落ちた!
          フシギダネ「ダネ?」
          サトシ「な、何が落ち、げ!?」
          それは蜂の巣だった!
          シゲル「それは、蜂の巣!」
          ブルー「蜂の巣? それってまさか...」
          サトシ「ああ、まさかな...」
          スピアー達が現れた!
          スピアー達「ブーーン!!」
          カスミ「キャーーー! やっぱりスピアーの巣だったのねーー!!」
          サトシ「逃げろーーーー!!」
          サトシ達は逃げた!
          ―出口―
          サトシ達は森の中から出た。
          タケシ「ぜー、ぜー、何とか出たぜ...」
          セイヨ「つ、疲れたわ...」
          サトシ「でも、これで順位が上がったらいいよな!」
          ジュン「まあ、そう言う事ですね!」
          サトシ「よし、この先は14番道路だ! イエローよりも先にゴールを目指すぜ!」
          全員「おう!」
          ―14番道路―
          ここは14番道路、別名「バードストリート」。 ここにはよく鳥使い達が来る場所で、サトシ達はその道を通っていた。
          ダイスケ「やっと14番道路に付いたぜ! 次は一体なんだ?」
          カルロス「多分、これが最後だろうな! この先はゴールだぜ!」
          コゴロウ「チェックポイントは2個しかないんだ。 てっきり多かったと思ったんだけどな。」
          ブレイク「でも短くていいじゃねえのか?」
          サトシ「後もう少しだ! 真っ直ぐゴールを目指すぜ!」
          ―会場―
          アナウンサー「チェックポイント1と2を成功したのはサトシ選手、シゲル選手、ブルー選手、カスミ選手、タケシ選手、セイヨ選手、
          ジュン選手、ダイスケ選手、カルロス選手、コゴロウ選手、ブレイク選手、イエロー選手、アオキ選手とショウタ選手の14人です!
          後もう少しで、この選手達はここに辿り着きます!」
          サムライ「サトシ殿が勝つといいでござるな!」
          サクラ「うん! 他にもカスミ達もね!」
          アヤメ「でもイエローとかよくがんばってるわね。」
          ボタン「でも勝つのはきっとサトシ達よ!」
          アナウンサー「果たして、引き換え券をゲットするのは誰でしょう? 後もう少しでゴールに辿り着きます!」
          ―14番道路―
          ある岩が道を塞いでいた!
          イエロー「一体何だろ、これ?」
          アオキ「これは行けませんねー。」
          ショウタ「これじゃ、前に進めないよ!」
          サトシ達が来た!
          サトシ「あれ? みんなどうしたんだ? イエローまで?」
          イエロー「あ! サトシさん達! もう来ちゃったんですか!?」
          ブルー「何よ? 来ちゃ悪いの!?」
          イエロー「いや、そういう訳じゃないんですけど...」
          アオキ「実はこの変な岩が道を塞がっているのでーす。」
          カスミ「変な岩? チェックポイントじゃないの?」
          ショウタ「チェックポイントは2個しかないよ。」
          サトシ「じゃあ、これは何なんだ?」
          ムサシ「やっとここまで来たわね!」
          タケシ「な!? 誰だ!?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるわ世の情け...」
          セイヨ「この時略と言ったらどうなるのかしら?」
          ドテ! ロケット団1がこけた!
          ムサシ「ちょっと、いきなり略なんて言わないでよ!」
          コジロウ「今のはいいところだったのに!」
          ジュン「やっぱり止まりますね。」
          ヤマト「次は私達の出番よ! なんだかんだと聞かれたら...」
          コサブロウ「答えてあげないの普通だが...」
          ダイスケ「答えなくてもいいぜ!」
          ドテ! ロケット団2がこけた!
          ヤマト「ちょっと、変な事言わないでよ! いいところを抜かさないでよ!」
          コサブロウ「そうだそうだ! 急に割り込むな!」
          カルロス「やっぱり割り込むと止まるんだな。」
          コゴロウ「ところで何しに来たんだ? 今はレースの途中だから相手にしてる暇はねえぜ!」
          ムサシ「お黙り! 私達のようはそのピカチュウとシャワーズよ!」
          コジロウ「今度こそゲットだぜ!」
          サトシ「何だと!?」
          ヤマト「この岩は、私達の部下のロケット団員達が苦労して作った岩なのよ! あんた達の道を防ぐためにね!」
          コサブロウ「でも、団員達はもう新しいアジトに戻ってるから、今はここにいないのさ! さあ、早速勝負しな!」
          サトシ「いいだろ、勝負なら認めるぜ!」
          コサブロウ「マルマイン、「大爆発」だ!」
          マルマイン「マルーーーー!!」
          シゲル「げ!? じ、自爆する! みんな逃げろ!!」
          ドカーーーーーーン! マルマインの「大爆発」! サトシ達は逃げたが、サトシとイエロー以外他の自転車は壊れた!
          アオキ「オーノー! ミーの自転車が!」
          ショウタ「僕も自転車も壊れた!」
          ニャース「自転車がなければ逃げも出来ニャいニャ!」
          シゲル「そ、そうか! だから自爆したんだな! 俺達のレンタル用の自転車も壊れてしまった。 後残ってるのはサトシとイエロー
          のだけだ...」
          イエロー「お、驚いた...」
          サトシ「何驚いてるんだ?」
          イエロー「だって、あのニャース喋った...」
          *イエローはニャースが喋るところを見るのは始めてなのだ!(言わなくてもいい)
          サトシ「それどころじゃないだろ! とにかく戦わなきゃ! こいつらは俺一人で十分! ビリリダマ、君に決めた!」
          ビリリダマ「ビリリ!」
          コサブロウ「ムサシ、コジロウ、ヤマト、こいつは俺に十分だ! マルマイン「体当たり」だ!」
          マルマイン「マルルー!」
          サトシ「ビリリダマ、「リフレクター」だ!」
          ビリリダマ「ビリ!」
          カチン! ビリリダマの「リフレクター」! ドカーン! ビリリダマは攻撃から守られた!
          マルマイン「マル!?」
          コサブロウ「何!?」
          サトシ「よし、油断してる間に攻撃! ビリリダマ、「10万ボルト」!
          ビリリダマ「ビリリーーー!!」
          ビリリリリリリリリ!! ビリリダマの「10万ボルト」!
          マルマイン「マルーーー...」
          コサブロウ「そ、そんな馬鹿な!? 進化形のマルマインが負けるとは!?」
          ムサシ「やっぱり無理ね。」
          コジロウ「俺もそう思う。」
          ヤマト「あんな勝てないと当然ね。」
          ニャース「そんな事言ってる場合じゃニャいニャ! おミャーらも戦えニャ!」
          サトシ「そうはさせるか! ビリリダマ、「大爆発」だ!」
          ビリリダマ「ビリリーーー!!」
          ロケット団「げ!」
          ドカーーーーーーーーン!! ビリリダマの「大爆発」! ロケット団は吹き飛ばされた!
          ロケット団1「やな感じーーーーーーーー!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ちーーーーーーーーーー!!」
          キラ! 爆発のおかげで岩は砕け散った!
          サトシ「やったー! 勝ったぜー! よくやったな、ビリリダマ!」
          ビリリダマ「ビリリ! ビリ!?」
          サトシ「え? どうしたんだ、ビリリダマ!?」
          ビリリダマの体が突然光り、形が変わり始めた!
          ブルー「これって、もしかして...」
          ???「マル!」
          カスミ「すごいわ! ビリリダマはマルマインに進化したわ!」
          サトシ「やったー! 進化したぜー! これからもよろしくな、マルマイン!」
          マルマイン「マルルー!」
          アオキ「確かにロケット団を倒しましたが、これからどうするのですかー?」
          ショウタ「僕達もう自転車ないよ。でも残ってるのはサトシ兄ちゃんとイエロー兄ちゃんだね。」
          タケシ「サトシ、俺達の代わりにゴールに行ってくれ!」
          サトシ「え!? でも...」
          セイヨ「私達はもう走れないわ。 だからこれで私達はリタイアよ!」
          ジュン「僕達の代わりに走ってください! 優勝を目指して!」
          サトシ「みんな、分かった! やってやるぜ! イエロー、これこそ勝負だ!」
          イエロー「はい、負けませんよ!」
          ―ゴール地点―
          アナウンサー「何と情報が来ました! なんと12人の選手達がいきなりリタイアしました! その理由はあるトラブルが起ったそう
          です!」
          アキラ「トラブルだって!? まさかロケット団か!?」
          マチス「そうだったらサトシ達はセーフか!?」
          ナツメ「何だか心配してきたね。」
          エリカ「私もそう思いますわ。」
          ブルーザー「ちょっと待て! あそこに何か見えるぞ!」
          全員「え!?」
          ゴール地点の離れからものすごい埃が出て来た! そこにはものすごい素早さで走ってるサトシとイエローだった!
          アナウンサー「おー! あれは何とサトシ選手とイエロー選手ではありませんか! どうやらあの2人だけ無事のようです! しかも
          ものすごく走っています!」
          クリスティ「がんばってー、サトシー!」
          アシュラ「イエロー殿なんかに負けてはならんでござるぞ!」
          サトシ「あそこがゴール地点か!」
          イエロー「今度こそは僕の勝ちですよ!」
          サトシ「そうと思ったら大間違いだ! 見せてやるぜ、これが俺の爆裂の根性だ! うぉーーーーーーー!!!」
          サトシはイエローよりも速く走り始めた!
          イエロー「な、何!?」
          2人はゴールに着いた!
          アナウンサー「ゴール!! 優勝は、サトシ選手です!」
          わーーーーーーー!! 客席の客達は拍手した!
          サトシ「やったー! 優勝したぜー!」
          イエロー「うーー、後もうちょっとだったのにー...」
          シャワーズ「優勝してよかったね、サトシ!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          アナウンサー「これこそ君は、ポケモン大好きクラブの会長からの引き換え券をさし上げます! おめでとうございます!」
          サトシ「よっしゃー! 引き換え券、ゲットだぜ!」
          ―夕方―
          イエロー「今回はいい勝負でしたね。」
          サトシ「ああ、俺もそう思うな。」
          イエロー「でも、また負けてしまいましたよ。 ただのレースで。 でも、また会う事が出来るのなら、僕は絶対に勝ちますからね!」
          サトシ「ああ、また会おうな、イエロー!」
          イエロー「そちらこそまたお会いしましょう!」
          イエローは言ってしまった。
          ダイスケ「これでレースも終わったようだな。」
          カスミ「サトシ、その優勝商品、貰ってもいいかしら?」
          サトシ「ああ、いいぜ! どうせ最初からカスミにあげるつもりだったからな!」
          カスミ「え、ホントに!? ありがとう、サトシ!」
          アオキ「君達もう行っちゃうのかーい?」
          サトシ「ああ、これからセキチクシティまで行かなきゃな!」
          ショウタ「だったら旅に気を付けてね! また会おうね、サトシ兄ちゃん!」
          サトシ「ああ、また会おうな!」
          サイクリングレースでイエローに勝ち、アオキとショウタと出会い、ロケット団を倒したサトシ達。 レースに優勝し、ビリリダマもマ
          ルマインに進化したし、いよいよセキチクシティまで向う!
          続く。