第五十五話 セキチク忍者対決!(前編)
          サイクリングレースでアオキとショウタと出会いながらロケット団を倒し、ビリリダマがマルマインに進化し、イエローに勝ったサト
          シ達。 優勝したおかげで引き換え券をゲットし、それをカスミにあげ、セキチクシティに向うところ。 でも今は一休み中。

          カスミ「早くしなさい、コダック!」
          コダックは滝の水を飲んでいた。
          コダック「クワー!」
          カスミ「全く、あんたの顔を見るとこっちが疲れるんだから!」
          コダック「コダ?」
          タケシはロコンの毛をとかしていた。
          ロコン「コーン!」
          タケシ「ロコンの毛は奇麗で素晴らしいな。 さすがユキさんのポケモンだ!」
          カスミ「ねえ、そのロコンをコダックと交換しない?」
          タケシ「絶対にやだ!!」
          カスミ「やっぱりね...」
          サトシ「よし、それじゃ行くか!」
          全員「おう!」
          その時木の中何かがサトシ達を覗いていたような感じがした。
          ???「........」
          ―数分後―
          サトシ達は丸太の上に渡っていた。
          シゲル「こ、こんなのに渡らなきゃいけないのか?」
          ブルー「そうらしいね、あ! サトシ、あれ見て!」
          サトシ「え?」
          道の先には謎の屋敷があった。
          シャワーズ「すごーい、お屋敷だ!」
          ピカチュウ「ピカピカー!」
          サムライ「でもなんでこんな所にお屋敷があるのでござるか? しかも拙者好みの...」
          サトシ「とにかく行ってみるか!」
          サトシ達は屋敷に向った。
          ―一方ロケット団―
          ロケット団は双眼鏡で屋敷を見ていた。
          ムサシ「あの屋敷に毒系ポケモンが大勢いるらしいわね!」
          コジロウ「まさか、あそこは今回のターゲットなのか?」
          ニャース「確かロケット団は毒系ポケモン多く持ってるニャ!」
          ムサシ「その通りよ! 薔薇には毒や刺もあるってわけよ! 刺はあるけど本当は毒なんてないのよ。 それでは、作戦開始よ!」
          ―屋敷の入り口―
          サトシ「ごめんくださーい! 誰かいますかー?」
          ???「貴様ら何やつ!?」
          全員「え!?」
          ジプシージャグラーが現れた!
          サクラ「あ、貴方は?」
          ジプシージャグラー「俺の名はタツヤ! この屋敷の忍者だ!」
          全員「忍者!?」
          タツヤ「俺は元はジプシージャグラーだったが、俺はこの屋敷の主に憧れて忍者になったんだ! お前達は我が主と会いたいん
          だな? 会いたいのならこの俺に倒してからにしな!」
          サトシ「いいだろ、この勝負受け...」
          アキラ「ちょっと待て! こいつは俺に任せな!」
          サトシ「じゃあ、任せたぜ!」
          タツヤ「お前が俺の相手か。 だが俺の敵ではあるまい! 行け、ベトベター!」
          ベトベター「ベターー!」
          アキラ「サンド、行け!」
          サンド「ピキーー!」
          アキラ「サンド、「穴を掘る」攻撃だ!」
          サンド「ピキキーーー!」
          ドギャーーーン! サンドは地面に潜った!
          タツヤ「何!?」
          ドガーーーーーーン! サンドの「穴を掘る」攻撃! 効果は抜群だ!
          ベトベター「ベターーー...」
          タツヤ「べ、ベトベター!?」
          アキラ「ま、こんなもんかな?」
          タツヤ「く、さすがに強い! まさにこの俺が負けるとは。 いいだろ、ここから通ってもいいぜ!」
          サトシ「サンキュー! みんな、行こうぜ!」
          全員「おう!」
          サトシ達は屋敷の中に入った。
          サトシ「ごめんくださーい!」
          返事がしない...
          アヤメ「誰もいないのかしら?」
          カスミは壁によっかかった。
          カスミ「きゃ!」
          壁がいきなり開き、カスミが消えた!
          サトシ「え!? か、カスミ!?」
          カスミ「私はこっちよー!」
          サトシは壁を開けた!
          コゴロウ「こ、これはカラクリ壁だ! 忍者達がよく使うカラクリだぜ!」
          カスミ「いたたたた...」
          ボタン「大丈夫、カスミ?」
          カスミ「うん、大丈夫だけど、あ!」
          サトシ「どうしたんだ、ん?」
          壁の入り口にコンパンがいた。
          コンパン「コンパン!」
          セイヨ「こんな所にコンパンがいるわ。」
          コンパン「コーンパン!」
          コンパンはどこかへ行ってしまった。
          サトシ「あれ? どこへ行くんだ?」
          シャワーズ「付いて来いだって。」
          サトシ「じゃあ、跡を追おうぜ!」
          サトシ達はコンパンを追った。
          ジュン「一体どこまで行くんでしょうね?」
          ビリリリリリリリリ!! 謎の電撃はサトシに当たった!
          サトシ「うぎゃーーーーーーーーー!」
          カスミ「サトシ!」
          ドサ! サトシが倒れた!
          ダイスケ「だ、大丈夫か?」
          サトシ「何するんだよー、ピカチュウ?」
          ピカチュウ「ピーカーピーカー!」
          シャワーズ「ピカチュウじゃないんだって!」
          サトシ「え!? じゃあ、誰が...」
          サトシ達は床を見た。 床の中にビリリダマがいた!
          ビリリダマ「ビリリ!!」
          マチス「オー! ビリリダマではないか!」
          サトシ「こいつの仕業だったんだな? とにかく気を付けよう。」
          ―数分後―
          サトシ「やっとコンパン見つけたぜ!」
          コンパン「コンパーン!」
          コンパンはまたどこかへ行ってしまった。
          サトシ「待て!」
          バシーン! サトシは何かに当たった!
          サトシ「うげ!?」
          それは見えない壁だった!
          ナツメ「今度は見えない壁だわ!」
          エリカ「一体何なのですの、このお屋敷は?」
          サトシ「いててて、あ!」
          またコンパンが現れた!
          コンパン「コーンパーン!」
          コンパンはまたどこかへ行ってしまった。
          サトシ「くそー、逃がすか! え!?」
          また見えない壁があった!
          サトシ「また見えない壁かよ?」
          カルロス「えーーい、邪魔だーーー!!!」
          バキャーーーーーン! カルロスは見えない壁を壊した!
          ブルーザー「お、おい...それはないだろ?」
          カルロス「たく、一体どこのどいつだ! こんなふざけた真似をした奴は!」
          サトシ「ん!?」
          シュシュシュシュ! 何かがサトシに手裏剣を投げた!
          サトシ「うわ!?」
          グサグサグサグサ! 手裏剣はサトシの間の壁に当たった!
          カスミ「サトシ!」
          サトシ「た、助けてーー...」
          クリスティ「だ、誰なの!? 誰がこんな事を...」
          ブレイク「誰だ!? おとなしく姿を現せ!」
          ???「オーッホッホッホッホ!」
          サトシ「な、誰だ!?」
          シュン! 謎の少女が現れた!
          アシュラ「く、くの一!? 名を名乗れ!」
          くの一「くの一アヤ参上!」
          ゼトラ「くの一アヤ? ここの奴か?」
          タケシ「いやー、さすがにピンクは奇麗ですー。」
          アヤ「ちょっと、ここは修行場よ! タツヤから話を聞いたわ! あんた達かなり強そうなトレーナーとね! でもこんな所で簡単に罠
          をはまるなんて、未熟者ね!」
          サトシ「な、何だと!?」
          アヤ「とにかく、私と勝負よ! このコンパンでね!」
          コンパン「コンパン!」
          サトシ「そうか、あいつはお前のだったんだな! ならばこの勝負認めるぜ! フシギダネ、君に決めた!」
          フシギダネ「ダネ!」
          アヤ「コンパン、「サイケ光線」!」
          コンパン「コンパーーン!」
          ビーーーーー!! コンパンの「サイケ光線」!
          フシギダネ「ダーネダネダネーー...」
          サトシ「フシギダネ、負けるな! 「宿り木の種」だ!」
          フシギダネ「ダネフシーー!!」
          ピュン! ギギギギギギ! フシギダネの「宿り木の種」! コンパンの体力は吸い取っている!
          コンパン「コンパーーーーン!!」
          アヤ「あ! こ、コンパン! も、戻れ!」
          アヤはコンパンを戻した!
          サトシ「ヘッヘー! 勝ったぜ!」
          コロコロ...ビリリダマが現れた!
          ビリリダマ「ビリリ!」
          全員「げ!!」
          ドカーーーーーーン!! ビリリダマの「自爆」!
          シゲル「ゲホゲホ、な、何だよ今のは!?」
          煙の中に謎の影が現れた!
          アヤ「兄上!」
          ???「アヤ、お主も未熟者でござるのう。」
          サトシ「だ、誰だ!?」
          ???「拙者の名はキョウ! この屋敷の主であり、セキチクシティジムのリーダーでござる!」
          全員「セキチクシティジムのリーダー!?」
          ブルー「じゃあ、この屋敷はセキチクジムなの!?」
          カスミ「でもどういう事!? ジムは確か街の中にあるんじゃなかったの!?」
          タツヤ「元はそうだったさ。」
          全員「タツヤ!」
          タツヤ「ジムは元々街の中にあったさ。 だがキョウリーダーは余りにもトレーナー戦で負け続けていたから、この森で屋敷を作
          り、修行し続けていたのだ。 だから今でも街から離れたんだ。」
          キョウ「拙者も前からあるイエローというトレーナーに負け、今でも修行のままなのでござるのだ!」
          タケシ「イエローもここのバッジもうゲットしたのか!」
          キョウ「お主も彼奴と同じマサラタウンから来たトレーナーでござるな? ならば拙者と勝負するでござるぞ!」
          サトシ「いいぜ、公式戦なら受けるぜ!」
          シゲル「ルールは俺に決めるぜ! 俺達が勝ったら、バッジ4人分もゲットさせてやるぜ!」
          キョウ「よかろう、そのルールを認めるでござる! 行け、コンパン!」
          コンパン「コンパン!」
          サトシ「さっき勝ったから同じ事だ! 確か毒系はエスパー系に弱かったな! 行け、ユンゲラー!」
          ユンゲラー「ユンゲラー!」
          キョウ「ふっふっふ、だがコンパンはいまいち違うのだ!」
          コンパンの体が突然光り、形が変わり始めた!
          全員「何!?」
          ???「モルフォン!」
          キョウ「此奴の名はモルフォン! 即ち、「変わり身の術」でござる!」
          サムライ「進化したでござるぞ!」
          ポケモン図鑑「モルフォン・毒蛾ポケモン・コンパンの進化形。 羽にりん粉が付いていてヒラヒラと羽ばたくたびに猛毒の粉をばら
          まく。 羽のリン粉は身体につくとなかなか取れない。 しかもそこから毒の成分が染み込んでくる。」
          キョウ「モルフォン、「金縛り」!」
          モルフォン「モル!」
          ギシ! モルフォンの「金縛り」!
          ユンゲラー「ユン!?」
          キョウ「次は「眠り粉」でござる!」
          モルフォン「フォーーーン!」
          パラパラパラパラ! モルフォンの「眠り粉」!
          ユンゲラー「ユ、ン、ZZZ...」
          ユンゲラーは寝てしまった!
          サトシ「く、戻れ!」
          サトシはユンゲラーを戻した!
          キョウ「これこそ拙者に勝てるか?」
          サトシ「ポケモンの笛さえ使えば起こせる事が出来るんだが、「金縛り」を受けてるのなら全然だめだ! スリーパーやヤドンを使
          っても同じだし、よし! ヒトカゲ、君に決めた!」
          ヒトカゲ「カゲー!」
          キョウ「モルフォン、「痺れ粉」!」
          モルフォン「モルーーーー!」
          パラパラパラパラ! モルフォンの「痺れ粉」!
          サトシ「ヒトカゲ、「火炎放射」で粉を焼き散らせ!」
          ヒトカゲ「カゲーーーー!!」
          ブォーーーーーーーー!! ヒトカゲの「火炎放射」! 攻撃は粉を焼き散らした!
          キョウ「な、何!?」
          アキラ「サトシ、虫系ポケモンは炎に弱いはず! もう一回あの技を使え!」
          サトシ「分かったぜ! ヒトカゲ、もう一度...」
          ドガーーーーーーーン!! 壁に突然爆発した!
          サクラ「え!? な、何なの!?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ロケット団は歌舞伎の衣装をしていた。
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を掛けるロケット団の2人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待っておるでござる!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          全員「ロケット団!?」
          アヤメ「何しにここに来たの!?」
          ニャース「このジムには毒系ポケモンが多くいるんだニャ! 悪の印を持つそのポケモンは我がロケット団が頂くニャ!」
          ムサシ「あ、覚悟ー!」
          コジロウ「お、重い...」
          ドサドサ! ムサシとコジロウが倒れた!
          ムサシ「とにかく、勝負よ! 行け、アーボック!」
          コジロウ「マタドガスも行け!」
          アーボック「シャーーボック!」
          マタドガス「ドガーース!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ、君に決めた!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「オッケー!」
          コジロウ「おっと、そうはさせねえぜ! ロケット団特性武器、「クモの巣弾」でも食らえ!」
          ベチャベチャ!! クモの巣はピカチュウとシャワーズに当たった!
          ピカチュウ「ピカーー!!」
          シャワーズ「うわ! な、何これ!?」
          サトシ「しまった、当たってしまった! こうなったらヒトカゲ、ピカチュウとシャワーズを助けろ!」
          ヒトカゲ「カゲーー!」
          キョウ「拙者も手伝うぞ!」
          アヤ「私も!」
          タツヤ「俺もだ!」
          モルフォン「モルーー!」
          コンパン「コンパン!」
          ベトベター「ベターー!」
          ムサシ「残念ながらそうはさせないわよ! もう一回クモの巣攻撃よ!」
          ベッチャ!! 攻撃はヒトカゲ、モルフォン、コンパンとベトベターに当たった!
          ヒトカゲ「カゲーーー!!」
          モルフォン「モルーーー!!」
          コンパン「コンパーーン!!」
          ベトベター「ベターーー!!」
          ボタン「やっぱりだめみたいね。」
          カスミ「こうなったら私の出番よ! 行け、スター...」
          ポン! カスミのバッグからいきなりコダックが現れた!
          コダック「クワー!」
          カスミ「あんたはスターミーじゃないでしょ!」
          セイヨ「この子、呼んでないのに勝手に出てくるくせがあるみたいね。」
          カスミ「しょうがないわね! じゃあ、戦ってみたら?」
          コダック「クワ!」
          ビタ! コダックはカスミにくっ付いた。
          カスミ「あのね、戦えって言ってるのよ!!」
          コダック「コダーー?」
          カスミ「コダックの得意技は何なの!?」
          サトシ「はい、ポケモン図鑑。」
          ポケモン図鑑「コダックの得意技その1・「しっぽを振る」攻撃。」
          フリフリフリフリ! コダックの「しっぽを振る」攻撃! ポ! コダックの顔が赤くなった! ドテ!! サトシ達はこけた!
          カスミ「何も出来ないじゃなーい!!」
          サトシ「少し防御力下がったみたいだぜ。 まだあるよ!」
          ポケモン図鑑「コダックの得意技その2・「引っかく」攻撃。」
          コダック「クワーーー!!」
          ヒュン! コダックの「引っかく」攻撃! だが攻撃が外れた!
          コダック「コダ?」
          ガブ! アーボックの「噛み付く」攻撃!
          コダック「コダーーー!!!」
          カスミ「全然だめじゃない...」
          キョウ「仕方あるまい! ここは一先ず一時退却でござる! ビリリダマ、頼むでござる!」
          ギシ! ボトボトボトボト! キョウはロープを引っ張り、天井からビリリダマ達が落ちた!
          ビリリダマ達「ビリリ!」
          ムサシ「そーれ、クモの巣攻撃よ!」
          コジロウ「げ!!」
          ベッチャ! 攻撃はビリリダマ達に当たった!
          ムサシ「オーッホッホッホ! 大漁大漁!」
          ニャース「これでボーリングでも出来るニャ!」
          コジロウ「お前ら、それはビリリダマだ!!」
          ムサシ「あ、そう言えば...」
          ニャース「忘れてたニャ。」
          ドカーーーーーン!! ビリリダマ達の「自爆」!
          ジュン「ゲホゲホ、な、何ですか、いきなり? え!?」
          サトシ達は斜めに倒れている部屋に移動した!
          アヤ「この部屋は「斜めの部屋」と言って、敵の動きを鈍くする部屋よ。」
          カスミ「何だか不気味な部屋ね。」
          サトシはクモの巣をピカチュウ、シャワーズとヒトカゲから取ろうとするが、全然取れない。
          サトシ「だめだ、全然取れないぜ。」
          ドガーーーーーーン! 壁が突然爆発した!
          ムサシ「やっと見つけたわよ!」
          ダイスケ「またあいつらか!」
          コジロウ「今度こそ逃がさねえぜ! このビリリダマでも食らえ!」
          ビリリダマ「ビリリ!」
          ブン! ドカーーーーーーン! コジロウはビリリダマを投げ、「自爆」した!
          サトシ「ゲホゲホ、またか! ピカチュウ、「電気ショック」だ!」
          ピカチュウ「ピカーーー...」
          ピカチュウは電気を出せない!
          サトシ「そうか、今はクモの巣が付いてるから、技は全部封じてしまったんだ!」
          コダック「クワーー!!」
          コダックは困りながらウロウロ走り回っている。
          カスミ「いつまでいるのよ! 戻りなさい!」
          カスミはコダックを戻そうとするが、全然届かない!
          カスミ「くーーーー!!」
          ニャース「ニャーも、邪魔ニャ!!」
          バキ! ニャースはコダックを蹴飛ばした!
          コダック「クワ!!」
          カスミ「あーあ、大丈夫? ん?」
          コダック「クワーーーー!!」
          ガシ!! コダックの「金縛り」!
          ムサシ「え!? な、何!?」
          コジロウ「か、体が...」
          ニャース「う、動けニャいニャ!」
          サトシ「これは一体...」
          ポケモン図鑑「コダックの得意技その3・「金縛り」。 次にその4・「念力」。」
          コダック「クワーーーーーー!!」
          ミワワワワワワワワ!! コダックの「念力」! コダックはロケット団を持ち上げた!
          ムサシ「うわ、コダックがあんな事出来るの!?」
          コジロウ「これってもしかして...」
          コダック「クワ!!」
          ブン! ドカーーーーン!! コダックはロケット団を投げ飛ばした!
          ロケット団「やな感じーーーーーーーーー!!」
          キラ!
          マチス「イェス!! これでロケット団ディフィーテッドだぜ!」
          カスミ「コダックがこんな技を持つなんて、知らなかったわ。」
          ナツメ「それはそうよ。 だってコダックの頭痛が激しくなると不思議な力を出すからね。」
          エリカ「これこそカスミさんのおかげですわ!」
          カスミ「う、うん。」
          タツヤ「素晴らしいぜ! 君、そのコダックを俺のベトベターと交換しないか?」
          カスミ「え!? どうして?」
          タツヤ「さっきから思ってたんだけど、お前そいついらないんだろ? どうせ役立たずだし、余りにも弱すぎて気に入らないんだろ?
          俺が面倒見れば今回よりも強くなるぜ!」
          ブルーザー「そう言えばお前こいつゲットしたのはよくないと言ったな。 交換するチャンスならあるぜ!」
          カスミ「でも...」
          タツヤ「さあ、どうする?」
          カスミ「う...いいや! 私交換断るわ!」
          タツヤ「え!? でもお前そいついらないんじゃねえのか?」
          カスミ「いいのよ、どうせ水系ポケモンだし、この子を育てればちゃんとしたポケモンになれるわ! 水系ポケモンこそ私の自慢の
          ポケモンだし、だから交換しないわ。」
          タツヤ「あっそ。 ならば勝手にしてもいいぜ。 でもいつか必ず頼りない奴になっちまうぜ。」
          カスミ「かまわないわよ、そういうの!」
          キョウ「とにかく、庭に来るがよい!」
          ―庭―
          キョウ「さっきのは戦いを進める事は出来なかったが、今度こそ本気の対戦でいくでござるぞ! 行け、ゴルバット!」
          ゴルバット「ギギーーー!!」
          サトシ「ならばヒトカゲ、もう一回頼むぜ!」
          ヒトカゲ「カゲーーーー!!」
          サトシ「ヒトカゲ、「火の粉」だ!」
          ヒトカゲ「カゲ!」
          ブォブォブォブォ! ヒトカゲの「火の粉」!
          ゴルバット「キキ!!」
          キョウ「ゴルバット、「嫌な音」攻撃でござる!」
          ゴルバット「キーーーーー!!」
          キーーーーーーーー!! ゴルバットの「嫌な音」攻撃!
          ヒトカゲ「カ、カゲ!!」
          サトシ「がんばれヒトカゲ、「火炎放射」!」
          ヒトカゲ「カゲーーー!」
          ブォーーーーーー!! ヒトカゲの「火炎放射」!
          ゴルバット「ギ!?」
          サトシ「よーし、とどめは「炎の渦」だ!」
          ヒトカゲ「カゲーーーーー!!!」
          ブォーーーーーー!! ヒトカゲの「炎の渦」!
          ゴルバット「キーーー...」
          キョウ「な、何だと!?」
          サトシ「やったーー!! これで俺の勝ちだ!!」
          キョウ「く、拙者はまだ未熟者でござるな。」
          サトシ「さあ、これで約束通り...」
          ドカーーーーーーーーン!! 壁が突然爆発した!
          クリスティ「な、何!? またロケット団!?」
          カルロス「あいつらまだ諦めないのか!?」
          ゼトラ「いや、相手はロケット団じゃない! ロケット団よりも最大な殺気が感じる!」
          サトシ「な、何だって!?」
          ???「ふっふっふ、ここが毒系ポケモンが多くいる屋敷か。」
          突然爆発が起き、謎の敵が出現! これからは一体どうなるのか!?
          続く。