第五十七話 炎のポケモン大レース!
          セキチクジムリユニオンのヴァルプとフェラルドを倒し、ピンクバッジをゲットしたサトシ達。 アーボもアーボックに進化し、コゴロウ
          のクラスチェンジも見る事が出来、キョウとアヤは新たなる仲間になり、サトシ達はある高原に向った。

          サトシ「あ! あそこにポケモンがいるぜ!」
          ピカチュウ「ピカー!」
          シャワーズ「ホントだ!」
          ???「ブモーーー!!」
          ポケモン図鑑「ケンタロス・暴れ牛ポケモン・体当たりして来る時2本のしっぽで自分の体をピシピシと叩く。 スタミナに溢れた暴
          れん棒。 走り出すと体当たりするまでどこまでもひたすら突き進む。」
          シゲル「あいつらは一番珍しいポケモンだぜ! さっそくゲットしなくちゃな!」
          ブルー「私もちょうど欲しかったのよね!」
          サトシ「よーし、ゲットだぜ! ヒトカゲ、君に決めた!」
          ヒトカゲ「カゲーー!」
          サトシ「ヒトカゲ、「火の粉」だ!」
          ヒトカゲ「カーー...」
          ドサーーーン!! 謎のポケモンの「のしかかり」!
          ヒトカゲ「ゲ!?」
          サトシ「な、何!?」
          ???「アオーーン!」
          ポケモン図鑑「ガーディ・小犬ポケモン・人懐こく誠実な性格。 敵には吠えて噛み付き追い払おうとする。 人懐っこい性格だが縄
          張りに入ってきた敵に対しては激しく吠える。」
          バ!! もう一匹の謎のポケモンがサトシ達の目の前に現れた!
          サトシ「うわ!?」
          ???「ヒヒーーーン!」
          ???「ちょっと貴方達! ここはポケモン保護区よ!」
          サトシ「ポケモン、保護区?」
          ???「あら、知らなかったの? この保護区はポケモンをのびのび育てる場所なの! だから捕獲する事はいけないと決めてる
          のよ! そうそう、私の名前はフウコ! この保護区のララミー族の一員よ!」
          タケシ「え!? あの有名なポケモン放牧民!?」
          フウコ「そうなの! この高原こそポケモン保護区の場所なのよ!」
          カスミ「わーー! 色々なポケモンいっぱいいるわー!」
          フウコ「ララミー族達は色々のポケモン達を育てる仕事をしているの。 私もさっきのケンタロスを育っていたの。 もちろんこのガー
          ディとポニータもね!」
          ポニータ「ヒヒーーン!」
          ポケモン図鑑「ポニータ・火の馬ポケモン・体は軽く足の力がものすごい。 一回のジャンプで東京タワーも飛び越える。 ものすご
          いジャンプの跡の着地の衝撃は蹄と足の筋肉で和らげる。」
          サムライ「すごいでござるな! でも乗ってるのに焼けないでござるか?」
          フウコ「ハートを通じてる人なら焼けないのよ!」
          サトシ「へぇーー...」
          ブォ!! サトシはポニータを触ろうとしたら手が燃えた!
          サトシ「あぢーーーーーーーー!!!!!」
          シャワーズ「サトシ! 今「水鉄砲」掛けるから! ブーーーーーー!!」
          バシャ! シャワーズの「水鉄砲」!
          サトシ「ふう、やっと消えた...」
          フウコ「ウフフ、私も苦労したんだ! あ、そうだ! 今夜お祭りがあるんだけど、よかったら一緒に来ない?」
          サクラ「お祭り? それはいいね!」
          アヤメ「私も行きたいわ!」
          ボタン「私も!」
          ドドドドドド... 何かの走る音がした!
          アキラ「な、何だこの音?」
          その足音はドードリオ達だった!
          ドードリオ達「ドードーリオーー!!」
          ポケモン図鑑「ドードリオ・三つ子鳥ポケモン・ドードーの進化形。 滅多に見つからない珍種。 3つの頭は喜び悲しみ怒りの感情
          を現す。 ドードーのどちらかの頭が分裂した変種。 草原を時速60kで走っていく。」
          ???「よう、フウコ!」
          フウコ「ドリオ!」
          ドリオ「明日のレース、俺が頂くぜ!」
          フウコ「速さだけで勝てるわけじゃないでしょ!」
          ドリオ「分かってるぜ、そんじゃまたな!」
          ドリオは行ってしまった。
          ジュン「誰ですか、あの人?」
          フウコ「あいつドリオと言ってね、ドードリオを育てている男なの。 腕はいいんだけどねー。」
          ―夜―
          サトシ達はお祭りにいた。
          セイヨ「ねえ、レースって何のレースなの?」
          フウコ「この保護区は一年に一度育てたポケモンをレースに挑む大会なんだ。」
          ダイスケ「じゃあ今年優勝する自信があるってわけか?」
          フウコ「その事はまだ分からないわね。」
          焼き蕎麦屋の店員「お、フウコちゃん! 明日レースに優勝しろよ!」
          タコ焼き屋の店員「俺達も応援するからな!」
          フウコ「みんな、ありがとう!」
          マチス「うーむ、彼女をチアーするピープルもいるな!」
          ドリオ「フウコ、大変だーー!!」
          ドリオが現れた!
          フウコ「どうしたの、ドリオ?」
          ドリオ「お前んとこのケンタロスの様子がおかしいぜ!」
          フウコ「ホントに!? 分かった、直ぐ行く!」
          ―ケンタロスの牧場―
          フウコはポニータに乗ってケンタロスの牧場へ着いた!
          フウコ「こ、これは!?」
          ケンタロス達「ブモーーーー!!」
          ケンタロス達は暴れ、回りに何か光ってる物があった! その時にサトシ達が来た!
          ナツメ「な、何なのこれ!?」
          エリカ「ケンタロス達が暴れまわってますわ!」
          フウコ「みんな、落ち着いて! 落ち着いて!」
          フウコはケンタロス達の気を静めた。
          フウコ「ふう、これでおさまったね。」
          キラ! 謎の光がポニータに光った!
          ポニータ「ヒヒーーーーーン!!」
          ポニータが暴れ始めた!
          フウコ「きゃ!!」
          ドサ!! フウコは落ちた!
          キョウ「ふ、フウコ殿!?」
          サトシ「フウコ! ポニータ、落ち着け!」
          アヤ「大丈夫、フウコ!?」
          フウコ「うん、だいじょ、いた!」
          ブルーザー「さっきの衝撃で腕が折れたんだな!」
          サトシ「落ち着けポニータ、落ち着け!」
          ポニータ「ヒヒヒーン...」
          ポニータは落ち着いた。
          サトシ「やっと落ち着いたぜ。」
          フウコ「サトシ君...」
          ―牧場の離れ―
          牧場の離れにロケット団が隠れていた!
          ムサシ「ふっふっふ、大成功ね!」
          コジロウ「これこそニャースの小判のおかげだぜ!」
          ニャース「そうだニャ!」
          その光はニャースの小判だった!
          ドリオ「これで明日のレースの優勝は俺の物だぜ!」
          ムサシ「明日はちゃんと準備してあります!」
          コジロウ「明日のレースは俺達に任せてください!」
          ドリオ「これこそギブアンドテイクだぜ!」
          ―フウコの家―
          クリスティ「あの腕じゃあ、レースに出られないわね。」
          カルロス「残念だけど、来年になれば絶対にレースに入れると思うぜ。」
          フウコは落ち込んでいた。
          コゴロウ「やっぱ慰めても無駄だな。」
          フウコ「そうだ! サトシ君、私のポニータに乗ってレース出場して!」
          サトシ「え!? でもなんで俺が...」
          フウコ「君がポニータの落ち着けさせてところを見てからやっと分かったの。 多分君なら絶対にレースに勝てるかもしれないと。」
          サトシ「でも、俺には...」
          フウコ「出来るのを信じてるわ! お願い、私のポニータに乗って明日のレースに優勝して!」
          ブレイク「前サイクリングレースで酷い目にあったからなー。 でもこれこそ人助けでもあるな。」
          アシュラ「フウコ殿のためでござるから、彼女のためでもやってくれたまえ。」
          サトシ「フウコ、分かった! 君のためなら俺は出場するぜ!」
          フウコ「ありがとう、サトシ君! ポニータも喜ぶわ!」
          ポニータ「ヒヒン!」
          サトシ「よろしくな、ポニータ!」
          ブォ!! サトシはポニータを触ろうとしたら手が燃えた!
          サトシ「あぢーーーーーーーー!!!!!」
          フウコ「ポニータ!!」
          ゼトラ「心を伝わるのは、まだ先が遠いな。」
          ―次の日―
          アナウンサー「ウェルカムトゥポケモンレース! いよいよポケモンレースを始まるところです! 今年に優勝する挑戦者は誰でしょ
          う? 後もう少しで始まるところです!」
          サトシ「がんばろうな、ポニータ!」
          ポニータ「ヒヒーン!」
          サトシ「ところでカルロス、他のみんなは何のポケモンでレース参加するんだ?」
          カルロス「シゲルはリザードン、ブルーはカメックス、カスミはスターミーでタケシはイワーク、サムライはカイロス、セイヨはゴロー
          ン、ダイスケはニドキング、ナツメはユンゲラーとキョウはモルフォンだ。 ハナダ3人姉妹、アキラ、ジュン、マチス、エリカとアヤは
          出場出来ねえな。」
          サトシ「じゃあカルロス達は?」
          カルロス「今回俺達は出場しねえな。 これはポケモンだけのレース。 持ってない俺達は入れねえよ! まあ、俺達の代わりにが
          んばってくれ!」
          サトシ「ああ、分かった!」
          アナウンサー「さあ、準備はいいですか? それでは、行きますよ! レディー...ゴー!!」
          ドドドドドドドド! ポケモン達は走り始めた!
          サクラ「がんばってカスミー!」
          アヤメ「ドリオなんかに負けないでねー!」
          ボタン「絶対に勝つのよー!」
          ジュン「がんばってください、セイヨさーん!」
          アキラ「サトシもがんばれー!」
          マチス「ゴーフォーイットサトシ! ネバールーズ!!」
          エリカ「がんばってください、サトシさーん!」
          アヤ「兄上もがんばってー!」
          ブルーザー「負けるんじゃねえぜ!!」
          クリスティ「みんながんばってー!」
          カルロス「絶対に1位を目指せー!」
          コゴロウ「がんばれサトシー!」
          ブレイク「がんばるんだぜ、みんなー!」
          アシュラ「完全勝利を目指すでござるぞー! ほらゼトラ殿、お主も応援するでござる!」
          ゼトラ「まあ、誰が勝つか当然決まってるさ。 応援する必要はないぜ。」
          アシュラ「お主なーー...」
          アナウンサー「まず1位になったのはドリオ選手! ドリオ選手のドードリオはかなり速く走っています! その2位はサトシ選手!
          フウコ選手の代わりであるサトシ選手のポニータも速く走っています!」
          フウコ「がんばって、サトシ君!」
          ―レースコース―
          サトシ「がんばれよ、ポニータ! これこそフウコのためだ!」
          ポニータ「ヒヒーーン!」
          ピシ! あるトレーナーのケンタロスにビー玉が当たった!
          ケンタロス「ブモ!? ブモーーーーー!!」
          アナウンサー「おーっと! 急にケンタロスが暴れ始めました! 一体なぜかわかりません!」
          ドカ!! ケンタロスはあるトレーナーのニドリーナに当たった!
          ニドリーナ「リーナ!?」
          その仕業は草地に隠れていたロケット団だった!
          ムサシ「ホッホッホ、これでばっちりよー!」
          コジロウ「何だかいい感じだなー!」
          アナウンサー「ケンタロスとニドリーナの選手達は早くもリタイアです! それでは早速チェックポイントに行きましょう! まず最初
          は上坂のぼりです! きついですが、負けずにのぼってください!」
          ―チェックポイント1―
          ドリオ「ヘッヘー! こんなもんドードリオが負けてたまるか!」
          サトシ「ポニータ、がんばれ!」
          アナウンサー「これで全選手達が坂に上りました! 今度は下坂から降りるチャレンジです! 途中で落ちないように注意!」
          シゲル「降りるだけなら簡単だぜ!」
          コロコロコロコロ! あるトレーナーのマルマインはより早く坂を降りていた!
          ブルー「あ! マルマインのトレーナーが!」
          アナウンサー「おー! マルマインのトレーナーはなんと一位になりました! それこそ素早さが最大ですから当然...」
          ドサーーン!! マルマインとそのトレーナーが穴に落ちた!
          アナウンサー「おや!? マルマインとそのトレーナーがいきなり穴に落ちました! でも最初からあんな所に穴なんかないはずじ
          ゃ!?」
          その穴を作ったのはロケット団だった!
          ムサシ「大成功!」
          コジロウ「これもいい感じー!」
          アナウンサー「マルマインのトレーナーもリタイアです! 全選手達もチェックポイント1をパスしましたので、次に行きましょう! チ
          ェックポイント2は湖に渡らなければいけません! 水系ポケモンを持っていないトレーナーがいたら、水に浮かんでいる岩に渡っ
          てください! ただし飛行系ポケモンは空を飛んでは行けません!」
          タケシ「これはまずいな。 岩系ポケモンのイワークじゃ無理だ。」
          シゲル「リザードンでも空飛んじゃいけないみたいだな。」
          アナウンサー「おや? サイホーンのトレーナーは挑戦します!」
          ブクブクブクブク... 岩に乗ったサイホーンとそのトレーナーは沈んでしまった!
          アナウンサー「おーっと、やはり沈んでしまいました!」
          イワーク「イワ!?」
          イワークは落ち込んだ。
          タケシ「これで終わりだな。 よくがんばった、イワーク。
          シゲル「これは重さの問題になってるみたいだな。 炎系は危険すぎるから、俺も降参するか。」
          セイヨ「ゴローンも無理だから私も諦めるわ。」
          ダイスケ「ニドキングは重過ぎるから、俺も降参するぜ。」
          アナウンサー「おー、シゲル選手、タケシ選手、セイヨ選手とダイスケ選手はリタイアしました!」
          ピカチュウ「ピカーーー!!」
          シャワーズ「泳いでも大丈夫だから楽々で進もう!」
          ブルー「シゲル、タケシ、セイヨとダイスケ、ここは私達に任せて!」
          カスミ「代わりに優勝するからね!」
          アナウンサー「おー! ブルー選手とカスミ選手とゲストのピカチュウとシャワーズ選手は「波乗り」で渡っています! さてドリオ選
          手は猛スピードで岩を渡りながら1位を目指しています! それを追おうとするサトシ選手、サムライ選手、ナツメ選手とキョウ選手
          もがんばっています!」
          ドリオ「まだいたのか、でも優勝するのは俺だぜ!」
          アナウンサー「ドリオ選手、サトシ選手、ブルー選手、カスミ選手、サムライ選手、ナツメ選手、キョウ選手とピカチュウとシャワー
          ズ選手以外他の選手達はもうリタイアしてしまいました! 残るチェックポイントは3番です! それは坂の岩の上にあるポケモンフ
          ードを全部食べる事です! 出来れば残さずに食べてください!」
          サトシ「これなら簡単だな。 がんばれよ、ポニータ!」
          シャワーズ「おいしい! ピカチュウは?」
          ピカチュウ「ピーカチュウ!」
          ドードリオ「ドードリオー!」
          ドリオのドードリオは食べたくないと言っているようだ!
          アナウンサー「おや? ドリオ選手のドードリオは食べたくないと言っているみたいです! これじゃあ進めません!」
          ドリオ「く、このままじゃだめだ! 先生方達、お願いします!」
          サトシ「え!?」
          モクモクモクモク... サトシ達の回りに謎の煙が現れた!
          ―会場―
          煙のせいで映像が映らない!
          アナウンサー「な、何でしょうこれは!? 急に煙が出てきました! 一体何が起っているか全く分かりません!」
          サクラ「な、何なのあれは!?」
          アヤメ「あの煙はどこかで見た事あるような...」
          ボタン「あれは、「煙幕」だわ!」
          アキラ「じゃあまさか、ロケット団!?」
          フウコ「サトシ君、ポニータ...」
          ―コース―
          サトシ「な、何だこれは!?」
          ムサシ「なんだかんだと聞かれたら...」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け...」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を掛けるロケット団の2人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          全員「ロケット団!?」
          ドリオ「ありがとな、先生方達!」
          ドリオは行ってしまった!
          サトシ「先生方!? まさかこれは、ドリオの悪巧みだったのか!?」
          ムサシ「そうなのよ、あんた達が邪魔を入らないようにドリオを優勝させるのよ!」
          ブルー「じゃあフウコさんの腕を折らしたのも、レース中にトラップが多くあったのは、全部あんた達の仕業だったのね!?」
          コジロウ「その通り! 悪をするのは俺達の仕事! だからレースを勝手にトラップを作るのも俺達の仕事さ! これでドリオも優勝
          だぜ!」
          カスミ「なんて酷い事を!」
          ムサシ「とにかくこの先は進まないわよ! アーボック、「蛇睨み」!」
          アーボック「シャーーボック!!」
          ギロ!!! アーボックの「蛇睨み」!
          ピカチュウ「ピカ!?」
          シャワーズ「うわ!?」
          ユンゲラー「ユン!?」
          ピカチュウ、シャワーズとユンゲラーの体が動かなくなった!
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ!?」
          ナツメ「ユンゲラー!?」
          コジロウ「マタドガス、「ヘドロ攻撃」だ!」
          マタドガス「マータドガーース!」
          ベチャベチャベチャベチャ!! マタドガスの「ヘドロ攻撃」!
          カメックス「カメ!?」
          スターミー「オウ!?」
          カイロス「カイ!?」
          モルフォン「モル!?」
          攻撃はカメックス、スターミー、カイロスとモルフォンの目に当たった!
          ブルー「カメックス!?」
          カスミ「スターミー!?」
          サムライ「カイロス!?」
          キョウ「モルフォン!?」
          ニャース「ニャーッハッハッハ! これで先に進めニャいニャ!」
          サトシ「くそ! こうなったら勝負...」
          ブルー「サトシ! 早くドリオを追って!」
          サトシ「え!?」
          カスミ「こんな時に戦ってる場合じゃないわ! 早くドリオよりも先に優勝して!」
          サムライ「これこそフウコ殿のためでござる! 拙者達の事は構うな!」
          ナツメ「ドリオは後もう少しでゴールに辿り着いちゃうわ! 早く行かないと遅れるわよ!」
          キョウ「拙者達の代わりに、フウコ殿のため、早く行ってくだされ!」
          サトシ「みんな...」
          ピカチュウ「ピ、カーー!!」
          シャワーズ「そう、だよ、サトシ! 早く、先に、行って!」
          ポニータ「ヒヒーーーーン!!」
          サトシ「な!?」
          ポニータはいきなり暴れ始めた!
          ポニータ「ヒヒーーーーーン!!!」
          ブォーーー!! ポニータの体は炎に包まれた!
          アーボック「アボ!?」
          マタドガス「ドガーース!」
          ブシューーーーー!! マタドガスの「スモッグ」!
          コジロウ「あ、よせ! ガスを炎に与えるな!!」
          ドカーーーーーーン!! ガスは爆発し、ロケット団は吹き飛ばされた!
          ロケット団「やな感じーーーーーーーー!!!」
          キラ!
          ―会場―
          マチス「ホワットハッペンド!? 何があったんだ!?」
          エリカ「あそこに何かの爆発音が聞こえたようにみえましたわ。」
          アヤ「まさか兄上達が何かがあったのかしら!?」
          ブルーザー「気にするな、あいつらなら無事にいられるぜ!」
          アナウンサー「おーっと、画面がやっと映る事が出来ました! お!? なんとドリオ選手が1位になりました! 真っ直ぐゴールへ
          向っています!」
          カルロス「何ーーーーーーー!?」
          クリスティ「どういう事なの!?」
          コゴロウ「まさか、もう負け?」
          ゼトラ「いや、まだ負けてはいない。 よく見ろ。」
          コゴロウ「え?」
          フウコ「あ、あれは!」
          アナウンサー「おーー!! 何とサトシ選手です! 勢いでドリオ選手の方へ向っています!」
          ドリオ「何!?」
          サトシ「ドリオ! よくもフウコに酷い目に会わせたな! この勝負、俺が貰ったぜ!!」
          ポニータ「ヒヒーーーーーーン!!」
          ポニータの体が突然光り、形が変わり始めた!
          アナウンサー「おーー!? これは...」
          ???「ヒヒーーーン!!」
          ブレイク「進化した!?」
          アナウンサー「おーー!! なんと、ポニータはギャロップに進化しました!!」
          ポケモン図鑑「ギャロップ・火の馬ポケモン・ポニータの進化形。 時速は最高240km。 メラメラ燃えながら新幹線と同じスピード
          で駆け抜ける。 とにかく走るのが大好きで自分より速いものを見つけると全速力で追いかける。」
          フウコ「ポニータが、ギャロップに進化したわ!」
          アシュラ「これなら勝てるでござるぞ!」
          サトシ「これでお前の負けだ、ドリオ!」
          ドリオ「俺が負けるかーーー!!」
          サトシとドリオはゴールした!
          アナウンサー「ゴール! 結果が出ました! 優勝は、サトシ選手です!!」
          ワーーーーーーー!! 客席にいた客達は拍手した!
          フウコ「やったー! サトシ君が勝ったわー!」
          ガーディ「アオーーーン!」
          サトシ「ひゃっほー! 優勝したぜー!」
          ドリオ「そ、そんな、俺が負けるとは...」
          サトシ「悪巧みなんかしなければ負けなかったんだろ? フェアプレーなんかしないからだよ!」
          ドリオ「う...」
          ギャロップはサトシを舐めた。
          サトシ「あは、これこそお前のおかげだぜ、ギャロップ!」
          シゲル「おーーーい!!」
          サトシ「あ、シゲル達だ!」
          シゲル「勝ったんだよな? おめでとう!」
          ブルー「よくがんばってね、サトシ!」
          カスミ「よかったね、サトシ!」
          サトシ「ああ!」
          ―夕方―
          フウコ「サトシ君、私のために本当にありがとう!」
          サトシ「いいんだって! でもポニータがギャロップに進化してよかったな!」
          フウコ「うん!」
          タケシ「でもサトシがレースに勝ったのはこれで2回目だったな!」
          サトシ「ああ。 あ、そうそう! 実は頼みがあるんだけど、多分無理かもしれないけど、俺達の仲間に入んないか?」
          フウコ「え? でもどうして?」
          ゼトラ「俺が説明する。 実は...」
          ゼトラはフウコにリユニオンの事を説明した。
          フウコ「え!? じゃあ、このリユニオン手言う悪党達は人間とポケモンを抹殺する狙いを持ち、そして世界を滅ぼそうとしてるの
          !?」
          ゼトラ「その通りだ。 俺達の目標は各地のジムリーダーと戦い、バッジを手に入れ、ポケモンマスターになるためではなく、リユ
          ニオンを倒すために旅立ってる事もあるんだ。 そこでトレーナー達とポケモン達を仲間にしてるんだ。」
          サトシ「頼む、フウコ! 君も一緒に来てくれば、何かの役に立つはずさ! だから仲間にしてくれ!」
          フウコ「うーーん、まあ、レースを優勝したお礼ね! 分かった、仲間にしてあげるよ!」
          サトシ「ホントか!? ありがとう! それじゃ、これからもよろしく!」
          フウコ「こちらこそも!」
          ドリオ「フウコ、お前奴等と一緒に行くのか?」
          フウコ「え?」
          ドリオが現れた!
          サムライ「ドリオ殿!? 何でこんな所に!?」
          ドリオ「話はちゃんと聞いたよ。 人間とポケモン、世界まである悪党から狙われてるのを。 俺もちょっと決めたんだ。」
          サクラ「何を決めたの?」
          ドリオ「頼む! 俺も一緒に連れてってくれ!」
          全員「え!?」
          アヤメ「な、何よいきなり!?」
          ドリオ「俺は反省した! 今までのレースは俺が間違ってた! 俺は悪巧みをしたおかげで、俺はこのララミー族の一員になる資
          格がなくなった! 俺は犯罪をしたんだ、例え俺がフウコの腕を折らしたのを! 俺は罰を起こしてしまった。 ロケット団など手を組
          んでいたのは俺が一番馬鹿だった! だから頼む! 俺もお前達の仲間にしてくれ! 俺もいれば何かの役に立つはず! この通
          りだ!」
          サトシ「ドリオ...よし! お前も仲間にしてやるよ!」
          ドリオ「ほ、ホントか!? ありがとう! 今までのレース、本当にすまなかった!」
          サトシ「いいんだよ、気にしなくても! この事はララミー族の人達に言わないからさ!」
          ドリオ「みんな、すまなかった。 フウコ、腕の事、ごめん!」
          フウコ「いいのよ、気にしないで。 これからもやらないのを約束する?」
          ドリオ「ああ、約束する!」
          サトシ「それじゃ、これからもよろしくな!」
          ドリオ「ああ、よろしく!」
          ララミー族の保護区でフウコとドリオと出会い、ロケット団を倒し、ポケモンレースに優勝したサトシ達。 フウコのポニータもギャロ
          ップに進化し、フウコとドリオが新たなる仲間になり、サトシ達の旅はまだまだ続く!
          続くったら続く!