第六十話 ミニリュウの伝説(後編)
          サファリゾーンで様々なポケモンをゲットし、ロケット団を倒した後、突然爆発が起き、謎の敵が出現!

          ???「クックック、ここがサファリゾーンか。 確かに猛獣に関係する物もあるな!」
          アキラ「そこにいるのは誰だ!?」
          ???「おや? そこに帽子を被ってる奴は、サトシか! ヴァルプとフェラルドから聞いたぜ! お前がセキチクジムで奴等を倒し
          たとな!」
          サトシ「ヴァルプとフェラルド!? まさかお前は...」
          ???「その通りだ! 俺は猛獣を操る猛獣使い! 百獣王よりも最強の獣使い! そう、俺は「猛獣鬼軍団」の団長、イグゼス
          だ!」
          全員「イグゼス!?」
          カイザー「知っておるのか、サトシ君?」
          サトシ「ああ、実は...」
          サトシはリユニオンの事を説明した。
          カイザー「何じゃと!? あいつらは人間とポケモンの抹殺を狙い、世界を破壊しようとする悪の軍団なのか!?」
          イグゼス「その通りさ! ここには猛獣みたいなポケモンがいるからよ、そいつらのエネルギーを奪いに来たのさ! この俺様が最
          強になるためにな!」
          セイヨ「何ですって!?」
          イグゼス「おっと、ここにいるのは俺だけだと思うなよ! 実はここにももう一人の奴がいるんだからな!」
          ジュン「もう一人!? それは誰ですか!?」
          イグゼス「教えてやろう。 奴は龍の力を持つ戦士! 龍を操る事が出来る龍使い! 伝説よりも超えるその力を持ち、様々な龍を
          使いこなす最強の男! その名こそ、「龍帝王軍団」の団長、ジャグナル!」
          崖にジャグナルの姿が現れた!
          全員「ジャグナル!?」
          ゼトラ「師匠!?」
          全員「え!?」
          ジャグナル「ふ、久しぶりだな、我が弟子ゼトラよ!」
          ダイスケ「師匠って、どういう意味なんだ!?」
          ゼトラ「俺が昔、リユニオンに入った時、俺の力はジャグナル師匠から教えてもらった。 俺は彼の弟子として教えられたが、裏切
          られた時からやめたのだ。 でもこんな所に会うとは、知らなかったぜ。」
          ジャグナル「まあ、再会と言う物だろうな。 あれから裏切った時から会わなかったな。 裏切ったその理由は、リユニオンの悪事
          のせいからだな?」
          ゼトラ「ああ、あれから俺は悪事をするのは苦手なんだ! だから俺は裏切るしかなかったんだ!」
          ジャグナル「まあ、裏切っても仕方あるまいな。 俺にとっては関係ない物だ。」
          マチス「何トークしてるかアイドントノーだ。」
          イグゼス「とにかくこいつの狙いはそのミニリュウとハクリューというポケモン! そいつらは龍の力を持ち、最強と言う物を持って
          いる! だからジャグナルはそいつらのエネルギーを奪いに来たのさ! なあ、ジャグナル!」
          ジャグナル「ふん! くだらん事を言うんじゃねえ! 俺はエネルギーを奪う仕事なんか興味ない。」
          イグゼス「な!?」
          ジャグナル「エネルギーを奪うのは俺の仕事ではない。 俺には関係のない物だ。」
          ナツメ「ミニリュウとハクリューを見逃すの?」
          ジャグナル「まあ、そう言う事だ。 だからと言って、ここには用がない。 そんなに欲しがるのなら一人でやりな。 あばよ!」
          シュン! ジャグナルの姿が突然消えた!
          イグゼス「あ、ジャグナル!? どこに行く気だ!?」
          サトシ「ジャグナルって、セフィロスのやり方に興味ないの?」
          ゼトラ「ああ、彼は俺よりも何も興味を持たないんだ。 戦いにも当然興味を持たない。」
          イグゼス「くそ! 勝手に逃げやがって! ならば俺一人でやる! 覚悟しな!」
          サトシ「ヤバイ、掛かって来るぞ!」
          ハクリュー「リューーー!」
          カイザー「な、ハクリュー!? やるつもりか!?」
          ハクリュー「リュー!」
          エリカ「無理ですわ! 相手は危険すぎますわ! これは逃げるしか方法がありませんわ!」
          ハクリュー「リューリュー! リューー!」
          シャワーズ「自分の子供とカイザーさんとみんなを守るためなら、絶対に逃げないんだって!」
          キョウ「そんな無茶な事をするのでござるか!?」
          イグゼス「何ゴチャゴチャ言ってんだよ! 掛かってこないのなら先にやるぜ!」
          アヤ「もう掛かってきたわ! もう逃げられないわよ!」
          サトシ「とにかく攻撃するしかないさ! カイザーさん、こいつの技知ってる?」
          カイザー「余り使った事ないから、全然知らんよ!」
          サトシ「だったらポケモン図鑑で調べるか!」
          ポケモン図鑑「ハクリューの得意技その1・「叩き付ける」。」
          ハクリュー「リューーーーー!!」
          バシ!! ハクリューの「叩き付ける」!
          イグゼス「ぐぁ!?」
          フウコ「叩き飛ばしたわ!」
          イグゼス「この野郎!! 食らえ、「獣殺撃波」(じゅうさつげきは)!」
          ドーーーーン!! イグゼスの「獣殺撃波」!
          ゼトラ「「獣殺撃波」は獣型の波動波で相手を攻撃する技だ! どうにかして攻撃を避けろ!」
          ポケモン図鑑「ハクリューの得意技その2・「高速移動」。」
          ハクリュー「ハクハクーー!」
          シュンシュンシュンシュン! ハクリューの「高速移動」! ハクリューは攻撃をかわした!
          イグゼス「な、何!?」
          ポケモン図鑑「ハクリューの得意技その3・「龍の怒り」。」
          ハクリュー「リューーー!!」
          ブォーーーーーーー!! ハクリューの「龍の怒り」!
          イグゼス「ぐぁーーーー!!」
          ポケモン図鑑「ハクリューの得意技その4・「破壊光線」。」
          ハクリュー「リューーーーーー!!」
          ビーーーーーーー!! ドカーーーーーーーン!! ハクリューの「破壊光線」!
          イグゼス「ぐぁーーーーーー!!」
          ドリオ「す、すげえ技じゃねえか!」
          カイザー「ハクリューがこういう技があるとは...」
          イグゼス「ぐ、そ、そんな、馬鹿な...俺が、負けるとは...」
          ブルーザー「もう戦う力がないぜ。 そんな体でまだ戦う気か?」
          イグゼス「く、くそ!! 取り合えずこのサファリゾーンを諦める! でもこれで終わったと思うなよ! また会ったら俺は必ず貴様らを
          ぶっ潰してくれるからな! 覚えてろよ!」
          シュン! イグゼスの姿は突然消えた!
          カイザー「消えた!?」
          サトシ「また逃げたみたいだな。」
          ―夕方―
          カイザー「サトシ君、君のおかげでサファリゾーンのポケモン達とハクリュー達を救う事が出来たよ。 本当にありがとう!」
          サトシ「いやー、今回カイザーさんを救ってくれたのはハクリューですから!」
          ハクリュー「リュー!」
          カイザー「君達セキチクシティに向うところだろ? この道真っ直ぐ行けばセキチクシティだ。 そこに行くには気を付けたほうがい
          い。」
          サトシ「分かった、気を付けるよ!」
          カイザー「それじゃ、また会おう! サトシ君!」
          サトシ「ああ、また会おうな!」
          ハクリュー「リューー!」
          ミニリュウ「ミニーー!」
          サファリゾーンでカイザー、ハクリューとミニリュウと出会いながら、リユニオンのイグゼスを倒したサトシ達。 そしてサトシ達はい
          ざ、セキチクシティへ向う! だが問題なのはジャグナル。 彼はなぜ戦わなかったのか? その事はいつか、明かされるだろう.
          ..