第六十一話 バーサーカーキース(前編)
          サファリゾーンでカイザーとそのポケモンミニリュウとハクリューと出会いながら、ロケット団とリユニオンのイグゼスを倒したサトシ
          達。 新たなるポケモン達もゲットし、サトシ達はセキチクシティに向うところ。 でもサトシ達はまだジャングルの中だった。

          サトシ「後もう少しでセキチクシティに着くはずなんだけど、まだジャングルの中...」
          シゲル「俺達まさかまた道に迷ったのか!?」
          ブルー「でも私達このまま真っ直ぐ歩いていたわよ。 カイザーさんの言った通りに。」
          シャワーズ「疲れたよー。」
          ピカチュウ「ピカチュウ。」
          サトシ「後もう少しだからがんばれ!」
          カスミ「でもどこまで行くのか分からないわよ。」
          タケシ「タウンマップで見てみると、余り教えてくれないみたいだ。」
          サムライ「それじゃあ道に迷ったみたいでござるな。」

          その時木の中に誰かがサトシ達を覗いていた。

          サクラ「ねえ、何だか寒気がしない?」
          アヤメ「え? 何でなの?」
          サクラ「誰かが私達を覗いているみたいなのよ。」
          ボタン「誰もいないわよ。」
          アキラ「気のせいじゃねえのか?」
          サクラ「でも、何だか寒気が感じるのよ。」
          サトシ「じゃあ、確かめてみるか! 誰だ! 出てこい!」

          シュンシュンシュンシュン! 謎の影が素早く移動した!

          ジュン「わ!? 何ですかこれは!?」

          グサグサグサグサ! 謎の影は細い木を切り裂いている!

          セイヨ「きゃ! 何なのこれ!?」
          サトシ「だ、誰だ!? 誰だお前は!?」

          スタ! 爪の鎧をした謎の男が現れた!

          ダイスケ「な、何だこいつ!? 爪だらけの鎧をしてるじゃねえか!」
          サトシ「お、お前は誰だ!?」
          ???「まずはお前から名乗れ!」
          サトシ「お、俺はマサラタウンのサトシ! お前は誰なんだ!?」
          ???「俺の名はキース! 俺はこのサファリランドのバーサーカーで、ガーディアンだ!」
          全員「ガーディアン!?」
          キース「そう、俺はこのジャングルの守り主! そしてお前達はこのジャングルの侵入者だ!」
          サトシ「侵入者!? 何言ってるんだよ!? 俺達はセキチクシティに行くために通ってるんだよ!」
          キース「なるほど、ただセキチクシティに行くためなのか。 だがそれでも俺はお前達をここから通さねえ! 悪いが引き返すんだ
          な!」
          マチス「ホワイ!? 俺達はどうしても次のシティに行かなきゃいけねえんだぞ!」
          キース「次の街に行きたければ別の道に行きな! それとも諦めるがいい!」
          ナツメ「でもどうしてもセキチクシティに行かなきゃいけないのよ! どうして許してくれないの!?」
          キース「俺はこのジャングルのガーディアンだからだ! そんなにここから通りたいのなら、俺を倒してからにしな!」
          サトシ「く、いいだろ。 だったらこの勝負、受けてやるぜ!」
          キース「ルールを教えよう。 俺に勝てたら、ここから通ってもいい。 だが負けたら、諦めて帰るんだな! お前達サファリゾーンに
          行ったんだろ? 使用ポケモンはそこからゲットしたポケモンだ! 使用ポケモンは6匹! 勝負だ!」
          サトシ「いいぜ、ならば勝負だ!」
          キース「サイホーン、行け!」
          サイホーン「サーーイ!!」
          サトシ「サイホーンか、よし! カラカラ、君に決めた!」
          カラカラ「カラカラ!」
          キース「カラカラはポケモンタワーだけに存在したが、サファリにも発見する事もある! それならよかろう! サイホーン「突進」
          だ!」
          サイホーン「ホーーーーン!!」
          サトシ「カラカラ、攻撃をかわせ!」
          カラカラ「カラ!」

          カラカラは攻撃をかわした!

          サトシ「カラカラ、「地割れ」だ!」
          カラカラ「カラーーーー!!」

          ボゴーーーーン! カラカラの「地割れ」!

          サイホーン「サイーーー...」
          サイホーンは穴に落ちた!
          サトシ「よっしゃー! 1匹目倒したぜ!」
          キース「ふ、さっきのは油断したが、今度は油断無しだ! ストライク、行け!」
          ストライク「スットラーーイク!」
          サトシ「ならばカイロス、君に決めた!」
          カイロス「カーイ!」
          キース「ほほう、次は珍しい虫ポケモンで戦うのか。 ならばいいだろ! ストライク、「居合い斬り」!」
          ストライク「ストストーーー!」
          サトシ「カイロス、「挟む」攻撃!」
          カイロス「カイカーーイ!」

          ガシ! カイロスの「挟む」攻撃! カイロスはストライクの攻撃を受け止めた!

          エリカ「あれは、「真剣白刃取り」でございますわ!」
          キース「さすがにすごい技を使うな。 だがこれならどうだ! ストライク、「剣の舞い」!」
          ストライク「ストラーーーイク!」

          グサグサグサグサ! ストライクの「剣の舞い」!

          カイロス「カイ!!」
          サトシ「く! カイロス、「突進」だ!」
          カイロス「カーーーーイ!」

          ドカ! カイロスの「突進」!

          ストライク「ストーーー...」
          サトシ「これで2匹めだぜ!」
          キース「なかなかやるな。 次に行くぜ! ケンタロス、行け!」
          ケンタロス「ブモーーー!」
          サトシ「ガルーラ、君に決めた!」
          ガルーラ「ガルルーー!」
          キース「ケンタロス、「影分身」!」
          ケンタロス「ブモーーーーー!」

          シュシュシュシュ! ケンタロスの「影分身」!

          サトシ「しまった! ガルーラ、気を付けろ!」
          ガルーラ「ガル!?」
          キース「ケンタロス、「突進」だ!」
          ケンタロス「ブモーーーーーーー!」

          ドカ! ケンタロスの「突進」!

          ガルーラ「ガルーーー...」
          サトシ「何!?」
          キョウ「さっきの攻撃は急所に当たったようでござるぞ!」
          キース「強そうに見えるがかなり弱そうだったな。」
          サトシ「何だと!?」
          キース「さあ、次のポケモンを出すがいい!」
          サトシ「俺を甘く見るな! タマタマ、君に決めた!」
          タマタマ「タマタマ!」

          ポケモン図鑑「タマタマ・卵ポケモン・何かの卵のようだが実は植物の種に近い生物である事が分かった。 玉の一つ一つがお互
          いに引き合って回転している。 6つでないと安定しないのだ。」

          キース「ならばこっちはベロリンガだ!」
          ベロリンガ「ベローーン!」

          ポケモン図鑑「ベロリンガ・舐め回しポケモン・舌が身長2倍もある。 餌を採ったり攻撃をしたりとまるで手のように動かせる。 2m
          もある長い舌は前足より起用に動かせる。 舐められるとなぜか痺れて来る。」

          サトシ「タマタマ、「玉投げ」!」
          タマタマ「タマーー!」

          ヒョイヒョイヒョイヒョイ! タマタマの「玉投げ」!

          キース「ベロリンガ、「叩き付ける」で全部弾け!」
          ベロリンガ「ベロローーン!」

          バシバシバシバシ! ベロリンガの「叩き付ける」! 攻撃は玉を弾き飛ばした!

          サトシ「何!?」
          キース「次は、「巻き付く」攻撃!」
          ベロリンガ「ベローーーン!」

          ギューーーー! ベロリンガの「巻き付く」攻撃!

          タマタマ「タマーーー...」
          サトシ「戻れ、タマタマ!」

          サトシはタマタマを戻した!

          キース「ポケモンを戻すのか。 それならいいぜ!」
          アヤ「あの人のポケモン、なかなか強そうの奴ばかりあるわね。」
          フウコ「でも始めの2匹よりも強そうのばかり持ってるわ。」
          サトシ「今度こそ負けねえぜ! ラッキー、君に決めた!」
          ラッキー「ラッキー!」
          キース「ならば俺はモンジャラだ!」
          モンジャラ「クイーー!」
          サトシ「ラッキー、「大福ビンタ」!」
          ラッキー「ラキラッキー!」

          バシバシバシバシ! ラッキーの「大福ビンタ」!

          モンジャラ「クイ!」
          キース「モンジャラ、「吸い取る」攻撃」!
          モンジャラ「クイクイーーー!」

          スーーーーー! モンジャラの「吸い取る」攻撃!

          ラッキー「ラキ!」
          サトシ「負けるな、ラッキー! 「卵爆弾」だ!」
          ラッキー「ラッキーーー!」

          ドカーーーーーン! ラッキーの「卵爆弾」!

          モンジャラ「クイーーー...」
          キース「む!? なかなかやるな!」
          サトシ「へへ、弱いと思ったら大間違いだぜ!」
          ドリオ「サトシとキースって言う奴も結構やるな。」
          ブルーザー「サトシの奴、勝てるかもしれねえぜ!」
          キース「俺のポケモンを倒すとは、それぐらいの力があるってわけだな。 だが、今度こそは本気だ! 例えこいつの敵ではない
          ぜ! ギャラドス、行け!」
          ギャラドス「グォーーーー!!」
          サトシ「ぎゃ、ギャラドス!?」
          クリスティ「どういう事!? ギャラドスはサファリゾーンには存在しないはずでしょ!?」
          キース「どうやらお前達サファリで釣りしなかったな! こいつはサファリで存在する事もあるんだよ! ギャラドス、「龍の怒り」
          だ!」
          ギャラドス「グォーーーーーーー!!」

          ブォーーーーーー! ギャラドスの「龍の怒り」!

          ラッキー「ラッキーーー...」
          サトシ「あ、ラッキー!」
          キース「さあ、どうする? 降参を認めるか?」
          サトシ「まだ降参したわけじゃねえぜ! 何しろ俺は絶対に負けないぜ! 次の目的地に向うためならばな! ストライク、君に決
          めた!」
          ストライク「スットラーイク!」
          キース「ストライクでギャラドスに勝てるかい? ギャラドス、「ハイドロポンプ」!」
          ギャラドス「グォーーーーーーー!!」

          ブーーーーーーー! ギャラドスの「ハイドロポンプ」!

          サトシ「ストライク、「高速移動」でかわせ!」
          ストライク「ストライク!」

          シュンシュンシュンシュン! ストライクの「高速移動」! ストライクは攻撃をかわした!

          サトシ「次はこいつだ! 「かまいたち」!」
          ストライク「ストストーー!」

          シュン! グサ! ストライクの「かまいたち」!

          ギャラドス「グォ!?」
          キース「く! ギャラドス、「冷凍ビーム」!」
          ギャラドス「グォーーー!」

          ビーーーーー! ギャラドスの「冷凍ビーム」!

          サトシ「ストライク、「影分身」!」
          ストライク「ストラーーーイク!」

          シュンシュンシュンシュン! ストライクの「影分身」! スカ! ストライクは攻撃をかわした!

          キース「何!?」
          サトシ「よし、今だ! 「切り裂く」攻撃!」
          ストライク「ストラーーーイク!!」

          グサ!! ストライクの「切り裂く」攻撃!

          ギャラドス「グォーーー...」
          キース「な、何!? そんな馬鹿な!?」
          サトシ「やったー! これで俺の勝ちだぜー!」
          ピカチュウ「ピカピカ!」
          シャワーズ「やっと勝ったね、サトシ!」
          サトシ「うん!」
          キース「く、俺が負けるとは...このジャングルのガーディアンであるこの俺が...」
          サトシ「これで俺が勝ったんだから、約束通りここから通させろ!」
          キース「く、仕方ない。 ルールだからやるしかないな。 よかろう、ここから...」
          ???「待ちやがれ、サトシ! このまま先に進まねえぞ!」
          全員「え!?」

          ドガーーーーーーーン!! 近くに爆発がした!

          カルロス「な、何だ!?」

          突然爆発が起き、謎の敵出現! その敵は一体何者なのか!?
          続く!