第六十四話 嵐のサイクリングロード(後編)
          サトシ達はセキチクシティジムに着き、ジョーイさんの頼みで薬をサニータウンまで届くためにサイクリングロードへ向った。 そこ
          でチャリンコ暴走族のマサとミサと出会った後、途中に嵐が起きた。 そこでここ、サニータウンのポケモンセンターでは、ジョーイ
          はセキチクシティのジョーイと電話で話していた。

          ジョーイ1「えー!? まだ着いていないの!?」
          ジョーイ2「はい、この嵐じゃだめなのかしら?」

          ジョーイ2はタンクの中にいる病気のシェルダーを見た。

          シェルダー「シェルー...」

          ―一方サトシ達―
          サトシ「ん?」

          橋が上がってきた!

          サトシ「は、橋が上がってしまった!」
          コゴロウ「今は船が通るのか、これじゃ無理だ!」
          サトシ「仕方ない、このまま飛び越えるぞ!」
          アシュラ「飛び越えるだと!? そんなの無理でござる!」
          ゼトラ「いくらなんでもそんな事をしても危険すぎるぜ!」
          サトシ「病気のポケモンが俺達を待ってるんだ! このまま放って置くわけにはいかないぜ!」

          ―一方ロケット団―
          ロケット団は橋の出口に入り、コジロウは双眼鏡を除いた。

          ムサシ「橋が上がるみたいね。」
          コジロウ「これじゃ、奴等はここに来ないな。」
          マサ「兄貴、姉御! 俺達のためにロケット団の実力を見せてください!」
          ロケット団「え!?」
          ミサ「見てください!」

          他の暴走族達はロケット団の実力を見たがっている。

          ―外―
          マサ「それでは、がんばってくださーい!」
          ムサシ「何で私達がこんな事に...」
          コジロウ「失敗したら兄貴になる資格がなくなるな...」
          ニャース「とにかくやるニャ。」

          ―サトシ達の方―
          サトシ「行くぜ、とりゃーーーー!!」


          サトシ達は飛んだ!

          ―ロケット団の方―
          ロケット団「とう!」

          ロケット団も飛んだ!

          カスミ「落ちるーーー!!」
          サトシ「あ、ロケット団! そうだ!」
          ムサシ「え?」

          ブギュ! サトシ達はムサシの頭に踏み、再び飛んだ!

          ムサシ「うぎゃ!?」

          ブギュ! ムサシはコジロウの頭に踏んだ!

          コジロウ「うげ!?」
          ニャース「やっぱ三輪車にすればよかったニャーー!」
          ロケット団「やな感じーーーーーー!!」

          ドバーーーーーン! ロケット団は水の中に落ちた! そしてサトシ達は橋を飛び越えた!

          サトシ「やったー! 飛び越えたぜ!」
          マサ「待ちな! 次は俺と挑戦...」
          シゲル「俺達を邪魔するな!!!」
          マサ「え!?」
          サトシ「俺達は今サニータウンで病気のポケモンのために薬を届けないといけないんだ! 俺達の邪魔するな!!」
          ミサ「病気のポケモンのために!? だからこの嵐に...」
          マサ「くーー! これはいいぜ! これこそチャリンコ魂だぜ! 野郎共、今からこいつらと一緒にサニータウンに向うぜ!」
          暴走族達「おう!」

          ―サニータウン―
          ここはサニータウン。 サイクリングロード近くにある街で、ポケモンセンターの入り口にはジョーイがいた。

          ジョーイ「本当に遅いわ、あ!」

          その時サトシ達と暴走族達が来た!

          サトシ「ジョーイさん、薬届けましたよ!」
          ジョーイ「ホントに!? それじゃ、急いで中に入って!」

          サトシ達と暴走族達はポケモンセンターの中に入った。

          ジョーイ「これならシェルダーが元気になるわ!」

          ジョーイは薬をシェルダーに使った。

          シェルダー「シェルーー!」

          シェルダーは元気になった!

          ジョーイ「よかったわ、これでシェルダーは元気になったわ!」
          サトシ「やったー!」

          カスミはセキチクシティのジョーイに電話を掛けた。

          カスミ「ジョーイさん! 薬は無事に届けました!」
          ジョーイ「ホントに? ありがとう、ご苦労だったわね!」
          マサ「サトシ、これからは兄貴と呼ばせてくれ!」
          サトシ「え!? べ、別に俺達はそんなにカッコよくないんだけど...」
          ミサ「姉御と呼ばせてください!」
          ブルー「私はそういう風に呼ばれたくはないんだけど...」

          タケシはミサの手を握った!

          タケシ「俺をダーリンと呼んでください!」

          ベシ!! ミサはタケシを殴った!

          タケシ「あうーーーー!」
          サトシ「あ、そうだ! なあ、マサ、ミサ。 俺達の仲間になれないか?」
          マサ「おう! 兄貴のためなら入らせていたたきますぜ!」
          ミサ「でもなんでなの?」
          ゼトラ「俺が話す。 世界は今大変な事が起ってるのは知らないだろうな。 実はな...」

          ゼトラはマサとミサにリユニオンの事を説明した。

          マサ「な、何だって!? リユニオンって言う族が人間とポケモンを抹殺しようとしてるのか!?」
          ミサ「それからこの世界を破壊しようと思ってるの!?」
          ゼトラ「ああ、でもリユニオンは族ではない。 秘密結社でもなく、殺しと破壊を楽しむ破壊の戦士なんだ。 今でも新たなるポケモ
          ンや仲間を探しながら旅立ってるんだ。」
          サトシ「マサとミサが一緒にいれば、何かの役に立つはずさ! だから頼む、一緒に来てくれ!」
          マサ「分かったぜ、兄貴! 人間とポケモンと世界のためなら俺も行きますぜ!」
          ミサ「あたいも行きます!」
          サトシ「ホントか!? ありがとう! それから俺達を普通に呼んでくれよ。 余り「兄貴」や「姉御」って呼ぶとなんだか力が抜ける
          から...」
          マサ「あ、そうか。 じゃ、これからもよろしくな、サトシ!」
          ミサ「あたいもよろしくね、サトシ!」
          サトシ「こちらこそよろしく!」
          カスミ「これで仲間増えたね!」
          サトシ「うん!」

          サイクリングロードで暴走族達と出会い、ロケット団を倒したサトシ達。 嵐はようやく止み、病気のポケモンも元気になり、新たな
          る仲間マサとミサが入り、サトシ達の旅は続く!
          続くったら続く!