第六十六話 メタモンとモノマネ娘(後編)
          サトシ達はイミテと出会い、ロケット団を倒した後、突然謎の敵がメタモンを捕らえた!

          サトシ「だ、誰だ!?」
          ???「おや? 俺を忘れたのか、サトシ? 忘れてしまうと困るな。」
          サトシ「な、何で俺の名前を...」
          ???「一回ヤマブキシティジムでガレムと一緒に会ったはずだろ?」
          サトシ「あ! まさか、お前...」
          ???「ようやく思い出したか! そう、お前が思ってる通りだ! 俺は魔法を使い、魔法生物を操る魔法使い。 その名こそ、リユ
          ニオンの一人、「妖魔師軍団」の団長、ゾーマだ!」
          全員「ゾーマ!?」
          イミテ「知ってるの、サトシ!?」
          サトシ「ああ、あいつは実は...」

          サトシはイミテにリユニオンの事を説明した。

          イミテ「何ですって!? あいつが人間とポケモンの命を狙い、世界を破壊しようと企む悪の戦士なの!?」
          ゾーマ「そうだ! そしてお前の探し物はこいつかい?」

          ゾーマはメタモンを出した!

          イミテ「メタちゃん!」
          メタモン「モーーン!」
          ジュン「メタモンに何をするんですか!?」
          ゾーマ「知った事だ! こいつは変身能力を覚えていると聞いた。 変身こそ魔術の一つ! 俺はこいつの変身エネルギーを奪いに
          来たのさ!」
          サトシ「何だと!?」
          イミテ「メタちゃん! 私のメタモンを返して!」
          ゾーマ「おっと、近づくなよ! でないとこいつのエネルギーを一発で吸い取るぜ! そしてそのまま死なせてやるからな!」
          イミテ「メタちゃん...」
          メタモン「モーン...」
          サトシ「お前、汚い真似をしやがって!」
          ゾーマ「ハーッハッハッハ、これならお前達は何も出来ないだろ! 邪魔をするとこいつの命はないぜ!」
          マチス「サトシ、ホワットアールユーゴーイングトゥドゥ? これからどうするんだ?」
          サトシ「待て、今考えてるところ...そうだ! マルマイン、君に決めた!」
          マルマイン「マル!」
          ゾーマ「ほほう、やる気だな! ならばこいつの命は...」
          サトシ「メタモン、こいつに「変身」しろ!」
          ゾーマ「な!?」
          メタモン「モンモン!」

          ポン! メタモンの「変身」! メタモンはマルマインに変身した!

          ゾーマ「な、何!?」
          メタモン「マル!」

          ドカーーーーーン! メタモンの「自爆」!

          ゾーマ「ぐぁ!」

          ゾーマはメタモンを離した。

          ナツメ「やったわ! さっきの衝撃でメタモンを離したわ!」
          イミテ「メタちゃん!」

          ポン! メタモンは元に戻った!

          メタモン「モーーン!」

          イミテとメタモンは抱き合った!

          イミテ「よかった、無事で!」
          メタモン「モン!」
          ゾーマ「く、くそ! い、いきなり変身しやがって!」
          エリカ「これ以上メタモンに近づいちゃいけません事よ!」
          キョウ「メタモンには指一本降らせんぞ!」
          ゾーマ「クックック、それはどうかな? さっきの衝撃でさっぱりしたよ。 今度こそ死ぬ覚悟を出来るんだな!」
          サトシ「次は何をすれば、そうだ! メタモン、あいつに「変身」しろ!」
          メタモン「モン!」

          ポン! メタモンの「変身」! メタモンはゾーマに変身した!

          ゾーマ「な、何!? 今度は俺に変身した!?」
          メタモン「なるほど、こいつなら勝てるかもな! おい、これからどうすればいいんだ?」
          イミテ「ねえ、これからどうするの?」
          サトシ「奴と同じ技を使うんだ! 技を知るのはゼトラだ!」
          メタモン「オッケー! それじゃ、よろしくな!」
          ゼトラ「あ、ああ。」
          ゾーマ「く、甘く見るな! 最強なのは俺の方だ! 食らえ、「魔光波」(まこうは)!」

          ビーーーーー!! ゾーマの「魔光波」!

          ゼトラ「「魔光波」は光の光線を発射する技だ! メタモン、「魔反壁」(まはんへき)と言う技を使え!」
          メタモン「分かった! は!」

          ガチーン! ビューーーン! メタモンの「魔反壁」! 攻撃は反射した!

          ゾーマ「な、何!?」

          ドガーーーーン! 攻撃はゾーマに当たった!

          ゾーマ「ぐは!」
          ゼトラ「「魔反壁」は反射の壁技! 奴の壁技には3種類を持つ! これは壁を作り、相手の射撃攻撃を反射する技だ!」
          ゾーマ「く、くそ! 「火炎弾」(かえんだん)!」

          ドーーーン!! ゾーマの「火炎弾」!

          ゼトラ「「火炎弾」は火球を発射する技だ! 「氷河弾」(ひょうがだん)で攻撃しろ!」
          メタモン「分かったぜ! は!」

          バギャーン! メタモンの「氷河弾」! 攻撃は「火炎弾」を突き抜けた!
          バギャーーーン! 攻撃はゾーマに当たった!

          ゾーマ「ぐぉ!」
          ゼトラ「この攻撃は氷の玉を発射する技! こいつは炎に強いぜ!」
          アヤ「すごい、メタモンがあんな事をするなんてすごいわ!」
          フウコ「しかもニセモノの方が強いわ!」
          ゾーマ「そんな、馬鹿な!? ニセモノが強いだと? ふざけるな! 一番強いのは本物であるこの俺だ! 「魔黒冥斬」(まこくめい
          ざん)!」
          ビューーーン! ゾーマの「魔黒冥斬」!
          ゼトラ「「魔黒冥斬」は黒いかまいたちのようなカッターを攻撃する技だ! 「魔光壁」(まこうへき)で防御しろ!」
          メタモン「やってみるぜ! は!」

          ガシン! バキーン! メタモンの「魔光壁」!

          ゾーマ「く、またか!」
          ゼトラ「「魔光壁」は3種類の中で一つの技! これは自分を攻撃から守る技だ! メタモン、とどめは「聖球弾」(せいきゅうだん)
          だ!」
          メタモン「おう! 食らえ!」

          ドーン! メタモンの「聖球弾」!

          ゾーマ「し、しまった!」

          ドカーーーン! 攻撃はゾーマに当たった!

          ゾーマ「ぐぁ!!」
          ドリオ「す、すげー! すげーじゃねえか、メタモン!」
          メタモン「まあ、こんな者よ! それにしても疲れたな。 元に戻るか! いいかい、ゼトラ?」
          ゼトラ「ああ、好きにしろ!」
          メタモン「ほんじゃ、さっきはありがとよ!」

          ポン! メタモンは元に戻った!

          メタモン「モンモン!」
          ゾーマ「く、くそ! 俺が、ニセモノに、負けるとは...」
          マサ「お前その体でまだ戦う気か?」
          ゾーマ「く、仕方ない! あのポケモンを諦める事にする! だがリユニオンの存在は終わってなんかいないぜ! また会う事が出
          来たら、必ずお前らをこの手で倒してくれるわ! それまでに覚えてろよ!」

          シュン! ゾーマの姿は突然消えた!

          ミサ「逃げちゃったみたいね。」

          ―一方ロケット団―
          ニャース「ニャーー!! 何するニャーー!? 離せニャーー!」

          ロケット団はニャースにミニリュウの変装を着させようとした。

          コジロウ「じっとしてろ!」
          ムサシ「今度はあんたがミニリュウに化けて、ボスに見せるのよ!」
          ニャース「お馬鹿!」

          グサグサ! ニャースの「引っかく」攻撃!

          ロケット団「ぐぐぐ...やったなーーー!!」

          バキボコドカバコ! ロケット団はニャースに殴り捲くった!

          ニャース「ニャーーー!! やめろニャーーー!!」

          ―モノマネハウス―
          イミテは看板を直していた。

          イミテ「これで完成だわ!」
          ブルーザー「これでこのハウスを再開するのか?」
          イミテ「うん! その予定なの! でもちょっと心配しそうな感じするの。」
          クリスティ「なんの心配なの?」
          イミテ「もしもさっきの人がまた帰ってきたら、多分また危険な事が起るかと思って。」
          サトシ「それなら俺達と一緒に行かないか?」
          イミテ「え? いいの?」
          カルロス「俺達も仲間を探してるんだ! お前もいい仲間の一人になれるはずさ! 俺達の仲間にならねえか?」
          イミテ「ホントに? それじゃ、私も行くわ! 一応、このハウスをちょっと休むとするわ! これからはよろしくね、サトシ!」
          サトシ「ああ、こっちもよろしくな、イミテ!」
          シャワーズ「これで仲間が増えたね!」
          サトシ「うん!」

          モノマネハウスのイミテとメタモンと出会い、リユニオンのゾーマを倒したサトシ達。 イミテも新たなる仲間になり、サトシ達の旅
          はまだまだ続く!
          続くったら続く!