第七十話 イーブイ4兄弟(後編)
          サトシ達がタイチとその兄弟のポケモン、イーブイとその進化形を助けるため、ロケット団を倒した。 だが、戦いが終わった後、あ
          る謎の3人組みがイーブイ達を攫った!

          タイチ「イーブイ!!」
          イーブイ「ブーーイ!!」
          ライゾウ「誰だ、お前は!?」
          ???「クックック、また会えたな、サトシ!」
          サトシ「な、何で俺の名前を!?」
          ナツメ「サトシ、あれはこの前の奴等よ!」
          サトシ「え!? まさか、お前達は...」
          ???「そう、ピカチュウの楽園以来、いや、クチバジムとグンジョシティにも会ったな!
          そう、俺は雷を使い、稲妻を操る雷戦士! 俺は「雷電神軍団」の団長、
          ラトスだ!」
          全員「ラトス!?」
          ???「いるのはラトスだけじゃねえぜ! 俺は水を使い、魚を操る水戦士! 俺は
          「魚水鬼軍団」の団長、ゲルトだ!」
          全員「ゲルト!?」
          ???「そしてお前が俺と出会うのは始めてだ! お前の話はイグゼスから聞いたぜ! 
          俺は炎の力を持つ男、火炎を操り、燃える所にいても生きる火炎使い! そう、
          俺は「熱炎火軍団」の団長、デルヴァだ!」
          全員「デルヴァ!?」
          ライゾウ「知ってるのか、サトシ!?」
          サトシ「ああ、あいつらは...」
          サトシはタイチ、ライゾウ、ミズキとアツシにリユニオンの事を説明した。
          タイチ「な、何だって!?」
          ライゾウ「奴等は人間とポケモンの命を狙おうとする悪党で...」
          ミズキ「世界を破壊しようとする悪の戦士達なのか!?」
          ラトス「その通りだ!」
          アツシ「でもなんでイーブイとサンダース、シャワーズとブースターに関係するんだ!?」
          ゲルト「こんなちっこいポケモンは3種類に進化すると聞いたんだよ。 それは雷能力、
          水能力と炎能力!」
          デルヴァ「俺達はイーブイの進化能力とこいつらのエネルギーを奪いに来たのさ! 
          我々を最強の破壊の戦士になるためにな!」
          エリカ「何ですって!?」
          タイチ「とにかく、イーブイを返してよ!」
          ラトス「おっと、動くなよ! 動くとこいつらの命はないぜ!」
          ライゾウ「く...」
          サトシ「タイチ、ライゾウ、ミズキ、アツシ! こいつらの事は俺に任せろ! ニョロゾ、
          ウツドン、クサイハナ、タマタマ、ヒトデマン、シェルダー、君に決めた!」
          シゲル「俺も同じ事をするぜ!」
          ブルー「私も!」
          カスミ「私も!」
          サクラ「私もやるわ!」
          アヤメ「私も同じよ!」
          ボタン「私も!」
          セイヨ「ジュン、私達もやりましょ!」
          ジュン「うん、分かった!」
          ダイスケ「こうなったら俺もやるぜ!」
          エリカ「私もやりますわ!」
          ニョロゾ「ニョロ!」
          ウツドン「ドーーン!」
          クサイハナ「ハナー!」
          タマタマ「タマタマー!」
          ヒトデマン「ジェア!」
          シェルダー「シェル!」
          ゲルト「ほほう、その気に行くんだな? ならばこっちも行くぜ! シーサーペント、
          行きな!」
          シーサーペント「シーサーー!」
          デルヴァ「こっちはファイアドレイクだ!」
          ファイアドレイク「ドレーーイク!」
          ラトス「こっちはプチティアマットだ!」
          プチティアマット「プチーー!」

          聖剣図鑑「プチティアマット・ドラゴンモンスター・フロストドラゴンの進化形。 
          氷能力から雷能力を覚えたドラゴンである。 雷の力を持ちその鱗は黄金に
          輝いている。」

          ラトス「さあ、掛かって来な!」
          ライゾウ「(は! 待てよ、この順は...) みんな、これを使え!」
          サトシ「え?」
          ガシ! サトシ達はライゾウが投げた水の石とリーフの石を捕まえた!
          シゲル「これは、水の石とリーフの石!」
          ライゾウ「お前達が持っているポケモンは石で進化する事が出来るポケモンだ! 
          そいつを使ってイーブイ達を助けろ!」
          ブルー「え!? でも...」
          ミズキ「イーブイ達を助けるのはお前達しかいないんだ! 進化して、奴等を
          倒してくれ!」
          タイチ「サトシ兄ちゃん、お願い!」
          サトシ「お前達...分かったぜ! みんな、今から進化するぜ!」
          シゲル「俺もやるぜ!」
          ブルー「私もやるわ!」
          カスミ「ヒトデマン以外、全員進化させるわ!」
          サクラ「私のニョロゾだけ進化よ!」
          アヤメ「私も!」
          ボタン「私も!」
          セイヨ「私達もやりましょ、ジュン!」
          ジュン「うん! ウツドンは僕が最初にゲットしたポケモンだからね! ウツドン以外、
          全員進化だ!」
          ダイスケ「俺もやってみるぜ!」
          エリカ「クサイハナとウツドン以外、タマタマを進化させますわ!」
          サトシ達は自分達のポケモンに水の石とリーフの石を与えた! その時ポケモン達の体が突然光り、形が変わり始めた!
          キョウ「これはもしや...」
          ???「ニョロボン!」
          ???「ボットーー!」
          ???「ラッフーー!」
          ???「ナッシーー!」
          ???「フーー!」
          ???「パルシェン!」
          アヤ「ポケモン達が進化したわ!」

          ポケモン図鑑「ニョロボン・おたまポケモン・ニョロゾに水の石を与えると進化する。 
          泳ぎが得意でクロールやバタフライが出来る。 オリンピックの選手も
          かなわないほど速い。 全身の筋肉を使った力づくよい泳ぎで
          オリンピック選手も追い抜いていく。 水系でも格闘系も覚えている。」

          サトシ「じゃあ、あの花弁のポケモンは?」

          ポケモン図鑑「ラフレシア・フラワーポケモン・クサイハナがリーフの石を与えると
          進化する。 世界一大きい花弁からアレルギーを起こす花粉を鬼のように 
          ばらまく。 毒の花粉を振りまくために大きな花弁を揺らすとものすごい
          音も響き渡る。」

          サトシ「じゃあ、あの椰子の木のポケモンは?」

          ポケモン図鑑「ナッシー・椰子の実ポケモン・タマタマがリーフの石を与えると進化する。
          「歩く熱帯雨林」と呼ばれる。 実の一つ一つに顔があってそれぞれ意志を
          持っている。 鳴き声が賑やかなのは3つある頭がそれぞれ好きな事を
          考えているからだ。 別名は当然「歩く熱帯雨林」。」

          サトシ「すごい、俺達のポケモンが石で進化したぜ!」
          カスミ「これなら勝てるかもよ!」
          サクラ「そうね、これでイーブイ達が助かるかもね!」
          ゲルト「し、進化しやがった!」
          デルヴァ「しかも全部...」
          ラトス「弱音を吐くんじゃねえ! 最強なのは俺達だと分かりな!」
          アヤメ「分からないなのはそっちの方よ! パルシェン達とニョロボン達、全員で
          「冷凍ビーム」!」
          パルシェン達「パルーーー!!」
          ニョロボン達「ボーーーン!!」
          ビーーーーーー! カチン! パルシェン達とニョロボン達の「冷凍ビーム」! ファイアドレイクが凍ってしまった!
          デルヴァ「な、何!? ファイアドレイクが!?」
          ラトス「プチティアマット、「サンダーストーム」だ!」
          プチティアマット「マットーーーー!!」
          ボタン「スターミー達、「光の壁」でみんなを守って!」
          スターミー達「フーーーーー!!」
          ガチーン! ドガーーーーン! スターミー達の「光の壁」! 壁は攻撃から守られた!
          ラトス「な、何だと!?」
          セイヨ「ラフレシア達、「花弁の舞い」よ!」
          ラフレシア達「ラッフーーー!」
          バラバラバラバラ! ラフレシア達の「花弁の舞い」!
          プチティアマット「プチーーー...」
          ラトス「げ!? 馬鹿な!?」
          ジュン「ウツボット達、「巻き付く」攻撃!」
          ウツボット達「ボーットー!」
          ギューーーー! ウツボット達の「巻き付く」攻撃!
          シーサーペント「シーーサーー!!」
          ダイスケ「よーし、ナッシー達! 「玉投げ」で体力を奪え!」
          ナッシー達「ナッシーーー!!」
          バキバキバキバキ! ナッシー達の「玉投げ」!
          シーサーペント「シーサ!?」
          エリカ「それでは、「叩き付ける」攻撃でございますわ!」
          ウツボット達「ボットーーーー!!」
          ドガ!! ウツボット達の「叩き付ける」攻撃!
          シーサーペント「シーサーーー...」
          ゲルト「何!? シーサーペントまでか!?」
          フウコ「さあ、今直ぐイーブイ達を返しなさい!」
          デルヴァ「く、そうはさせるか!」
          ドリオ「ならばドードリオ、「高速移動」で素早くイーブイ達を助けろ!」
          ドードリオ「ドードリオ!」
          ガシガシガシガシ! ドードリオの「高速移動」! ドードリオはイーブイ達を助けた!
          ドリオ「よし! よくやったぜ、ドードリオ!」
          タイチ「イーブイ!」
          ライゾウ「サンダース、シャワーズ、ブースター!」
          ミズキ「みんな無事か?」
          アツシ「みんなは無事だぜ! よかったー。」
          イーブイ「ブイーー!」
          サンダース「ダーース!」
          シャワーズ「シャワーー!」
          ブースター「ブーー!」
          ラトス「し、しまった!」
          マサ「よし、今度こそみんなでこいつらを倒そうぜ!」
          ゲルト「や、ヤバイ! このままじゃ俺達までやられちまう!」
          デルヴァ「仕方あるまい! イーブイやその進化形は諦める事にする! とりあえず
          引き上げるぜ!」
          ラトス「ああ! くそ、覚えてろよ!」
          シュンシュンシュン! ラトス、ゲルトとデルヴァの姿が突然消えた!
          ミサ「逃げたみたいね。」

          ―タイチの家―

          イミテ「これでみんなのポケモン達が取り戻す事が出来たね!」
          ブルーザー「ああ、まあな。 でもロケット団を倒したのはタイチのおかげだけどな!」
          タイチ「いやー、でも僕がイーブイのトレーナーになる自信をあげたにはカスミ
          姉ちゃんのおかげだよ! ありがとう、カスミ姉ちゃん!」
          カスミ「どういたしまして!」
          サトシ「ところで、タイチ達も俺達と一緒に行かないか?」
          ライゾウ「え? でもどうしてなんだ?」
          クリスティ「リユニオンを倒すために仲間とポケモンが必要なの。 しかもリユニオンは
          強い敵だから、多くの仲間が必要なの。 だから私達の仲間にしてくれる?」
          ミズキ「やろうぜ! イーブイ達を助けたお礼さ!」
          アツシ「ああ、しかもまたイーブイ達の命を狙われるかも知れないから、一緒に
          付いていけば平気かもな!」
          タイチ「それじゃ、僕達もサトシ兄ちゃん達と一緒に行くよ!」
          サトシ「ホントかい? それじゃ、これからもよろしくな!」
          タイチ「こちらこそ!」
          ライゾウ「人間とポケモンと世界を救うために、俺達も戦うぜ!」
          カルロス「おーい、みんな! 一応写真取るぜ!」
          サトシ「おう、今行くぜ!」
          コゴロウ「それじゃ、取るぜ!」
          ブレイク「コゴロウも早く来いよ!」
          コゴロウ「分かった、今行くぜ!」
          カチャ! カメラは写真を撮った!

          ストンタウンでタイチとその兄達と出会い、ロケット団とリユニオンのゲルト、ラトスとデルヴァを倒したサトシ達。 おかげで石で進
          化する事が出来るポケモン達も進化したし、タイチとその兄達が新たなる仲間になり、サトシ達の旅はまだまだ続く!
          続くったら続く!