ポケットモンスター小説版
          第74話 パラスとパラセクト

          ここはマツモタウン。 この町はジムもなく、薬とか色々なアイテムがよくある町である。 そこにいたのはサトシ達。 サトシ達はカ
          ーニバルでマギーと出会い、野生のナッシー達を救う事が出来た。 他にもワンリキーとヒトカゲがゴーリキーとリザードに進化
          し、サトシ達はマツモタウンに到着した。

          サトシ「ここがマツモタウンか。」
          シゲル「ここにはジムのない町だな。」
          ブルー「じゃあ、この町をパスするしかないね!」
          タケシ「それがいけないんだよな。」
          ピカチュウ「ピカチュウ?」
          シャワーズ「何でなの?」
          タケシ「俺達にはもう傷薬や何でも治しがないんだ。」
          カスミ「え!? もうないの!?」
          サムライ「それは色々なバトルに全部使ってしまったからでござるからな。」
          タケシ「他にも何か食べに行こうか?」
          サトシ「おう! 俺はハンバーグ!」
          シゲル「俺もハンバーグ!」
          ブルー「私オムライス!」
          タケシ「じゃあ、町に行こうぜ!」
          全員「おう!」
          サトシ達はマツモタウンに行った。 その時草地にロケット団が隠れていた。
          ムサシ「ジャリボーイ達はあの町に行ったようだね。」
          コジロウ「ピカチュウとシャワーズをゲットするために、俺達も向おう!」
          ムサシ「あら? ところで何か忘れてない?」
          コジロウ「確かに何か忘れているような...」
          木の所にニャースが倒れていた。
          ニャース「ニャーーー、ニャーはもうだめニャーー...」
          ムサシ「何のんびりしてるのよ! さっさと起きな...」
          ジワーー! ムサシはニャースのおでこ、そのまた小判を触り、手に火傷した!
          ムサシ「あぢーーーーーー!! このニャース熱あるじゃない!」
          ニャース「ニャー、誰かニャーを助けてニャーー...」
          コジロウ「ピカチュウとシャワーズをゲット!」
          ムサシ「今は私達の仕事の途中!」
          ロケット団「行こう!」
          ???「待ちなさいよ!」
          ロケット団「お?」
          謎の少女が現れた!
          ???「貴方はこのこのトレーナーでしょ! 何でそのまま放っておくの!」
          ムサシ「ニャースのトレーナーですって? オーッホッホッホッホ!」
          ???「何がおかしいのよ!?」
          コジロウ「俺達はそんなまぬけな奴のトレーナーになった覚えはない!」
          その時ロケット団は江戸時代風の旅人の衣装をした。
          コジロウ「我々は旅の最中なのだ。」
          ムサシ「今でも我々のトラブルとささいな出来事に気にしちゃ...」
          ロケット団「おれーぬ!」
          ???「こんなになってるのに、どこがささいなのよーーーー!!」
          コジロウ「コーちゃん怖い...」
          ムサシ「ムーちゃんも怖い...」
          ???「待っててね! 今直ぐ熱治しを作から!」
          謎の少女は薬を作り始めた。 その時ニャースは謎の少女を見た。
          ???「さあ、これを飲んで!」
          ゴク! スーーー... ニャースは薬を飲み、熱が下がった!
          ロケット団「おー、治った!」
          ???「はい、この薬をこの子に毎食後に飲ませるといいわ!」
          ムサシ「あ、ありがとう。」
          ???「私はカンポー堂のキヨミ! よろしくね! それじゃ!」
          キヨミは行ってしまった。
          ニャース「ニャーー、なんて言う素敵なお姉さんニャーー。」
          ポ! ニャースの顔が赤くなった。
          コジロウ「おや? また熱が出てるぞ。」
          ニャース「違うニャーーーーー!!」
          グサグサ! ニャースの「引っかく」攻撃!
          ロケット団「元気になったのね...」

          ―一方サトシ達―

          サトシ達はある薬屋に着いた。
          サトシ「すみませーん、誰かいますか?」
          ???「おやおや、客が来たのかい?」
          サクラ「あの、貴方は誰ですか?」
          ???「ワシの名はレイシじゃよ。 お前達は何か買いに来たのかい? このコイキングのひげを売ってやろうかい?」
          アヤメ「あの、それはいらないのですけど...」
          キヨミ「ちょっとおばあちゃん!」
          キヨミが現れた!
          キヨミ「お客さん達に変な物を売らないでって言ったでしょ?」
          レイシ「何じゃ、もう帰って来たのか? さっきの冗談じゃよ。」
          キヨミ「まあ、それならいいんだけど...」
          ボタン「あの、貴方はここの1人ですか?」
          キヨミ「はい! 私はキヨミっていうの! よろしくね!」
          タケシ「よろしくお願いします!」
          アキラ「またかよ...」
          キヨミ「ところで君達は薬を買いに来たの?」
          タケシ「はい! 俺達は薬を買いに来ました! よろしければ、後でお茶でも...」
          セイヨ「タケシ、もうそれぐらいにしようよ。」
          ジュン「そうですよ。 恥ずかしいですよ。」
          キヨミ「あ! 君達はもしかしてトレーナー!? ねえ、一度私と勝負しない?」
          サトシ「勝負? いいぜ!」
          サトシ達は外に出た。 その時木の後ろにロケット団達が隠れていた。
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ニャース「黙って見てろニャ!」
          ニャースは双眼鏡でキヨミを見ていた。
          ニャース「キヨミちゃん素敵だニャーーー!」
          ロケット団「だめだこりゃ...」
          キヨミ「私のポケモンはこれよ! パラス、出ていらっしゃい!」
          パラス「パラパラ!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          シャワーズ「よろしく!」
          ピカチュウとシャワーズはパラスに握手をしようとする。
          パラス「パラ!」
          パラスはキヨミの後ろに隠れた。
          キヨミ「あ、パラス!」
          ダイスケ「あのパラス、戦いたくないのか?」
          キヨミ「そうなの、この子臆病で、なかなか勇気を持っていないの。」
          マチス「これじゃあ、バトルする意味がないな。」
          キヨミ「一度頼みがあるの!」
          ナツメ「その頼みは何なの?」
          キヨミ「一度バトルに負けてくれないかしら? 私どうしてもこのパラスを進化
          させたいの!」
          エリカ「何でパラスを進化さしたいのですの?」
          キヨミ「それはパラセクトのキノコが必要なの!」
          全員「キノコ!?」
          キヨミ「そう! キノコがあれば、新しい薬が作れるの!」
          ニャース「ニャー、ニャンと言う事ニャ! キヨミちゃんのためニャらば、ニャーはその
          願いを叶えさせてもらうニャ!」
          ムサシ「何だかよく分からないけど...」
          コジロウ「お前その子にほれてるんだな?」
          サトシ「しょうがないな、じゃあ一回だけだぜ!」
          キヨミ「ホントに? ありがとう! がんばって、パラス!」
          パラス「パラーー...」
          サトシ「ピカチュウ、「10万...」、じゃなくって、10ボルトぐらいの電撃を出してくれ!」
          ピカチュウ「ピカ? ピーカ、ピカーー。」
          ピリリリリリ! ピカチュウは10ボルトぐらいの電撃を出した!
          パラス「パラーーー...」
          パラスが倒れた!
          キヨミ「パラス!」
          キョウ「やっぱり無理でござるな。」
          アヤ「進化させるのに経験値が必要ね。 パラスに強いポケモンを出したら?」
          ジュン「確かパラスは虫タイプの次に草タイプを持っていましたよ!」
          サトシ「それだ! シャワーズ、ものすごく弱い「水鉄砲」を出してくれ!」
          シャワーズ「ものすごく弱い「水鉄砲」? それって、どのくらいかな? えーっと、これ
          くらいかな?」
          チロロロロロ! シャワーズはものすごく弱い「水鉄砲」を出した!
          パラス「パラーーー...」
          パラスが倒れた!
          キヨミ「パラス! しっかりして!」
          シャワーズ「やっぱりだめみたいね。」
          サトシ「こうなったら草と虫に強いポケモンを出すしかないな! パルシェン、君に
          決めた!」
          パルシェン「パル!」
          サトシ「パルシェン、ものすごく弱い「冷凍ビーム」を出せ!」
          パルシエン「パル? パ、パルシェン? パルル?」
          ピーーーー! パルシェンはものすごく弱い「冷凍ビーム」を出した。
          パラス「パラーーー...」
          パラスは倒れた!
          サトシ「やっぱ草に強い氷タイプもだめか。 じゃあユンゲラー、君に決めた!」
          ユンゲラ「ユンゲラー!」
          サトシ「ユンゲラー、「念力」で優しく持ち上げろ。 出来ればダメージを受けない奴で!」
          ユンゲラー「ユン!」
          ミーーーー! ユンゲラーの「念力(弱)」!
          パラス「パラーーー...」
          パラスが倒れた!
          マサ「虫に強いポケモンもだめなのか? そのパラスホントにやる気あるのか?」
          キヨミ「そうなんだけど、余りやる気がないのよ。」
          サトシ「じゃあ、次はラフレシア、君に決めた!」
          ラフレシア「ラッフー!」
          サトシ「ラフレシア、ちょっとだけ「吸い取る」攻撃をしてくれ! ダメージ1ぐらいの
          で!」
          ラフレシア「ラフ!」
          スーーー! ラフレシアの「吸い取る(弱)」!
          パラス「パラーーー...」
          パラスが倒れた!
          サトシ「もう、全然だめだ! こうなったらリザード、君に決めた!」
          リザード「リザーーー!」
          ミサ「ちょっと、虫と草は炎に弱いのよ!」
          サトシ「平気さ! ちょっと弱い攻撃を出せれば大丈夫さ! リザード、優しくな!」
          ギロ! リザードはサトシに睨みついた!
          イミテ「な、何なの!? その凍るそうな目付きは!?」
          リザード「リザーーーー!」
          ブルーザー「サトシ、そのリザード本気にやる気だ! 早く戻せ!」
          サトシ「え!?」
          ブォーーーーーーー!! リザードの「火炎放射」!
          パラス「パラーーーーー!」
          キヨミ「パラス!?」
          サトシ「やめろ、リザード!」
          バキ!! リザードの「メガトンキック」!
          パラス「パラーーーーー!!」
          キヨミ「パラス!!」
          サトシ「リザード、お前は何を...」
          ブォーーーーーー!! リザードの「火炎放射」!
          サトシ「ぶぁぢーーーー...」
          ピカチュウ「ピーカーチュウーーーーーー!!」
          ビリリリリリリリ! ピカチュウの「10万ボルト」!
          リザード「リザーーー...」
          パラス「パララーーー!!」
          パラスは逃げた!
          キヨミ「パラス、どこに行くの!?」
          サトシ「あの、ごめんなさい。 パラスにあんな事をさせて...」
          キヨミ「いいのよ、私こそごめんなさい。 私が勝負を仕掛けたから...」
          サトシ「うん、俺のヒトカゲがリザードに進化したばかりだよな。 でもなんで言う事が聞かないんだ?」
          カルロス「多分ヒトカゲの進化形は、余り人の命令を聞かない性格なんだろうな。 プロ
          でも扱いし難い奴だからな。」
          シゲル「でも俺のリザードンは言う事を聞いてるぜ。」
          カルロス「確かにそうだよな。」
          タイチ「それよりサトシ兄ちゃん、パラスを探さなきゃ!」
          サトシ「ああ、探しに行こう!」

          ―一方パラス―

          パラスは森の奥にいた。
          パラス「パラーー、パラ!?」
          パラスの目の前にニャースが現れた!
          ニャース「待っていたニャ!」

          ―一方サトシ達―

          ライゾウ「そっちは見つかったか?」
          ミズキ「いや、見つかんないぜ! そっちは?」
          アツシ「こっちも見つからないよ!」
          ヤス「どこにも探し回っても見つからないとはな。」
          サトシ「キヨミさん、ごめんなさい。 俺のせいでパラスが...」
          キヨミ「気にしないで! 貴方のせいじゃないから。」
          カズ「ところでなぜパラセクトのキノコを欲しがるのだ?」
          キヨミ「新しい薬を作るためなの。 その薬は最も効く薬で、どのポケモンのどの病気を
          治す事が出来る薬なの。」
          クリスティ「それなら野生のパラセクトをゲットすれば、もっと早いわよ!」
          ピカチュウ「ピーカーピーカ!」
          シャワーズ「そんな事をしたらパラスがかわいそうだよ!」
          クリスティ「あ、そうだったわね!」
          コゴロウ「とにかく、パラスを探し続けよう! もしもだったら、この近くにいる
          トレーナーにゲットされたり、野生のポケモンにやられてしまう可能性がある
          からな!」
          サトシ「ああ、分かった!」

          ―一方ロケット団―

          ムサシ「で、そのパラスを何するの?」
          ニャース「キヨミちゃんのためにこのパラスを進化させるのニャ!」
          コジロウ「特訓するのか? そんな弱いポケモンで?」
          ニャース「弱く見えるけどちゃんと特訓すれば、強いポケモンにニャれるニャ! でも
          こいつを強くさせるだけではニャく、進化させるのニャ! そして進化
          すれば...」
          ロケット団「進化すれば?」
          ニャース「ニャーはあの店の招き猫になるニャ!」
          ムサシ「あっそ。」
          コジロウ「じゃあ、がんばってね。」
          ニャース「ありゃま。 でもこれこそ恩人のやり方なんだニャ! 恩を返せばどうなると
          思う?」
          ロケット団は金持ち生活をイメージした。
          コジロウ「見える見える! ビッグな金持ち生活!」
          ムサシ「こういう事にするのならやっぱり恩を返さないとね!」
          ニャース「それじゃ、早速特訓を始めるニャ!」
          そして特訓が始まった。
          ムサシ「アーボック、行け!」
          コジロウ「マタドガスも行け!」
          アーボック「シャーーボック!」
          マタドガス「ドガーース!」
          ニャース「ニャーーー!」
          バキバキ! ニャースの「メガトンキック」!
          アーボック「シャーーー...」
          マタドガス「ドガーーー...」
          ドサドサ! アーボックとマタドガスが倒れた!
          パラス「パラ?」
          チョイチョイ! パラスはアーボックとマタドガスを触った。
          ロケット団「おめでとう! パラスは強いねー!」
          パラス「パラパラ!」
          パラスは何やら怒っている。
          ムサシ「おや? この表情は...」
          コジロウ「進化するのか?」
          ニャース「経験値が足りないのニャ! ニャーを打つのニャ!」
          パラス「パラ?」
          チョイ! パラスはニャースを触った。
          ニャース「ニャーーーーー!! ニャーの負けニャーー!」
          パラス「パラパラ!」
          パラスは木に登った。
          ムサシ「パラスが木に登ったわね。」
          サトシ「パラスー! どこだー!」
          コジロウ「やべ! 来た!」
          ニャース「こうなったらあいつらで任せるニャ!」
          ロケット団は隠れた。
          シャワーズ「あ! あそこにいたよ!」
          キヨミ「パラス! 無事なのね!」
          パラス「パラ?」
          パラスは降りた。
          パラス「パラパラ!」
          ブレイク「でもなんだか様子おかしくねえか?」
          アシュラ「戦う自信でも持ったでござるか?」
          パラス「パラパラ!」
          ゼトラ「なんて言ってるんだ?」
          シャワーズ「今度こそ戦おうだって!」
          シゲル「奴も自信を持ったんだな!」
          サトシ「よーし、今度こそパラスをパラセクトに進化させるぜ! ピカチュウ、調子を
          乗るんじゃねえぞ! 一発を受けたら、負けた振りをするんだ!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          グサ! パラスはピカチュウのしっぽを刺した!
          ピカチュウ「ピカーーーー!!」
          ピカチュウは負けた振りをした。
          キヨミ「やったー! がんばって、パラス!」
          パラス「パラパラー!」
          シャワーズ「次は僕の番だね! さあ、掛かって来い!」
          チョイ! パラスはシャワーズを触った。
          シャワーズ「うわーーー!! 負けたよー。 君は強いーー...」
          パラス「パラパラー!」
          サトシ「この調子で行けば、何とかなるはずだ! リザード、君に決めた!」
          リザード「リザーーー!」
          サトシ「今度こそ優しく、あれ?」
          リザードは怠けている。
          ブルー「全然言う事聞いてないわね。」
          サトシ「どうしてなんだ? ヒトカゲの時は言う事聞いてたのに。」
          タケシ「分かったぞ! サトシのレベルが低いんだ! ポケモンがそれぐらいレベルが
          高すぎると、余り主人の命令を聞かなくなるんだ!」
          サトシ「えーーー!? じゃあ、俺のレベルが低いせいで、リザードは俺の事を
          嫌ったってわけ!?」
          カスミ「でも嫌ったわけじゃないと思うけど、ただ言う事を聞きたくないだけじゃないの
          かな?」
          サムライ「それも同じではないのでござるか?」
          キヨミ「早く戻して!」
          サトシ「やめろ、リザード!」
          リザード「リザーーーー!!」
          ブォーーーーーーー!! リザードの「火炎放射」!
          パラス「パラパラ!」
          パラスは攻撃を避け続けた!
          サトシ「く、戻れ、リザー...」
          ブォーーーーーーー!! リザードの「火炎放射」!
          サトシ「あががが...」
          サクラ「やっぱり戻しても無理みたいね。」
          アヤメ「何とかしたいけど、リザードのレベルが高すぎるって事は、私達のポケモン
          よりも遥かに強くなってるってわけじゃ?」
          ボタン「多分そう言う事かもしれないわね。」
          ニャース「もう我慢出来ニャいニャ!」
          ロケット団は応援団の衣装をして、姿を現した!
          全員「ロケット団!?」
          ムサシ「いい、パラス! 私達があんたに教えたあの特訓を思い出すのよ!」
          コジロウ「あの激しい特訓を思い出せば、お前もあんな奴を倒せる事が出来るぜ!」
          ニャース「だからがんばれニャ!」
          ロケット団「フレー、フレー、パ、ラ、ス! フレ、フレ、パラス! フレ、フレ、パラス!」
          キヨミ「貴方達、パラスを応援してくれるの?」
          ニャース「その通りニャース!」
          アキラ「何だかさっぱり分からんが、そんな事をしてる場合じゃないんじゃねえのか?」
          リザード「リザーーーー!」
          ブォーーーーーーー! リザードの「火炎放射」!
          ロケット団「あがががが...」
          パラス「パラーー!!」
          リザード「リザーーーーー!!」
          キヨミ「パラス!!」
          サトシ「やめろ、リザード!!」
          パラス「パラーーー!」
          グサ!! パラスはリザードを突き刺した!
          リザード「リザーーー...」
          パラス「パラ!?」
          パラスの体が突然光り、形が変わり始めた!
          セイヨ「あ! これってもしかして...」
          ???「パラセクト!」
          ジュン「進化しましたよ!」

          ポケモン図鑑「パラセクト・キノコポケモン・パラスの進化形。 キノコの笠から毒胞子
          を撒き散らす。 中国ではこの胞子を漢方薬にする。 ずっとエキスを吸い
          続けられもはや虫ではなく背中のキノコが考えているようだ。」

          キヨミ「やったわ! やっと進化したわ! よかったわね、パラス、いや、パラセクト!」
          ロケット団「やったー! これでリッチな生活もゲーット! お?」
          リザード「リザーーーー!!」
          バキ!!!! リザードの「メガトンキック」!
          ロケット団「やな感じーーーーーー!」
          キラ!
          リザード「リザーー!」
          キヨミ「やめて、リザード!」
          パラセクト「パラセクト!!」
          パラパラパラパラ! パラセクトの「キノコの胞子」!
          リザード「リザ、リザーーー...」
          リザードは眠ってしまった!
          ダイスケ「すげー、一発で眠ってしまった!」
          キヨミ「ありがとう、パラセクト! 私を守ってくれたのね! 本当にありがとう!」
          キヨミはパラセクトを抱いた。
          パラセクト「パラパラ!」

          ―数分後―

          キヨミ「サトシ君、色々ありがとう! 旅に気を付けてね!」
          サトシ「ああ、キヨミさんもいい薬を作ってください!」
          キヨミ「うん!」
          サトシ「それじゃ、またな!」
          キヨミ「さよならー!」

          マツモタウンでキヨミと出会い、キヨミのパラスをパラセクトに進化させたサトシ達。 次の目的地に向うために、サトシ達の旅はま
          だまだ続く! おや?

          ロケット団「あーーーーーーーー!!」
          ドーーーーーーーン! ロケット団が落ちてきた!
          キヨミ「あら?」

          ―カンポー堂の中―

          キヨミはロケット団を治療していた。
          キヨミ「ありがとう、ニャース! 貴方の特訓のおかげで、パラスがパラセクトに進化
          したわ! ホントにありがとう!」
          ニャース「ゴロゴロゴロゴロ、ニャー、これこそ恩返しだニャー! でもよかったニャー、
          パラセクト!」
          パラセクト「パラセクト!」
          ロケット団「ふふふふ、リッチな生活、リッチな生活!」
          ニャース「あのさ、ニャーをここの招き猫して欲しいのニャー!」
          キヨミ「だめよ! 貴方にはある目的があるでしょ! その目的を絶対に目指さなきゃ!」
          ニャース「ニャ?」
          レイシ「その招き猫ならここにおるぞ。 さっきこの近くでゲットしたのじゃよ。」
          それはぺルシアンだった!
          ペルシアン「ペルニャーン!」
          ニャース「ニャ!?」
          キヨミ「ニャース、あのぺルシアンを貴方と思って育てるわ! だから貴方の事を一生
          忘れないからね!」
          ロケット団「リッチな生活がこっぱ微塵に...」
          ニャース「ニャーーー!! またぺルシアンに負けたニャーー! これもやな感じだニャー
          ーー!」

          泣くな、ニャース! いつか必ずいい事が起るはず! そしてロケット団は、サトシ達の
          追いかけっこの旅はまだまだ続く!
          続くったら続く!