ポケットモンスター小説版
          第76話 グランパキャニオンのトラブル(前編)

          ここはグランパキャニオン。 この山には色々なポケモンの化石が埋まっていて、そこにいたのはサトシ達。 サトシ達はプリンを歌
          えるようにし、その歌でネオンタウンの住人達を眠らせ、騒ぎを静めてくれた。 グレン島に向うために、サトシ達は途中にグラン
          パキャニオンに着いた。

          サトシ「あれ? 何だあれは?」
          そこには多くの人達がいた。
          シャワーズ「何でこんなに込んでいるんだろ?」
          ピカチュウ「ピカチュウ?」
          ???「あーー! サトシさん達じゃありませんか!」
          サトシ「え!?」
          シゲル「そ、その声は...」
          ブルー「イエロー!?」
          イエロー「そうですよ! いやー、久しぶりですね!」
          サトシ「何でこんな所にいるんだよ!? まさか勝負しに来たんじゃねえだろうな!?」
          イエロー「何言ってるんですか? 今はそういう気分じゃありませんよ!」
          タケシ「じゃあ、何でここに来たんだ? それになんだ、この人達は?」
          イエロー「えーー!? 知らないのですか!? ここはグランパキャニオンと言って、
          ポケモンの化石が埋まっているんですよ! そこの人達はそれをゲットしてる
          途中なんですよ!」
          カスミ「じゃあ、君も掘る気なの?」
          イエロー「当たり前ですよ! ポケモンを多くゲットするためならばね! それじゃ、僕は
          お先に失礼します!」
          イエローは行ってしまった。
          サムライ「さすがでござるな。 この山に化石があったとは、おろ?」
          サトシ「うぐぐぐぐ、イエローめ!」
          シゲル「俺達よりも先にポケモンゲットする気だな!」
          ブルー「私達は化石持ってないって言うのに! あ、そう言えばサトシ、甲羅の化石と
          秘密の琥珀持っていたわね?」

          * 甲羅の化石は「第11話 秘密の化石」でカズオと言う理科系の男から貰った物。 秘密の琥珀は「第9話 化石ポケモンの博物
          館」でホンダ博士から貰った物である。 詳しい話はそれぞれにチェック!

          サトシ「え? そうだけど。」
          サクラ「ならばサトシはもういらないんでしょ?」
          サトシ「うーん、掘りたいんだけど...」
          シゲル「なあ、サトシ! 俺達も持っていない限り、もっと化石をゲットしようぜ!」
          ブルー「そうよ! それならイエローなんかに負けるはずはないはずよ!」
          サトシ「うーん、確かにそういう手もあるな! よし、俺達も化石ゲットしようぜ!」
          全員「おう!」
          その時近くの岩にプリンが隠れていた!
          プリン「プリン? プリン! プ?」
          気付いたらサトシ達はいなかった!
          プリン「プーーー!」
          プクーーー! プリンは怒り、膨らんだ!

          ―山の中―

          アヤメ「わーー! すごい人達だわ!」
          ボタン「みんなも化石掘ってるのね!」
          サトシ「よし、俺達もやろうぜ!」

          ―数分後―

          サトシ「ふう、疲れたな。 こんなに掘っても見つからないなんて、やっぱりやめるべきだったかな?」
          シャワーズ「サトシ、こんな化石見つけたよ!」
          サトシ「え、ホントに!? でかしたぞ、シャワーズ! どれどれ?」
          その化石は貝の形をしていた。
          サトシ「これはなんて言う化石だろ?」
          ???「それはオムナイトの化石、「貝の化石」というのです!」
          サトシ「へ?」
          ある研究家が現れた!
          サトシ「あの、誰ですか?」
          ???「おっと、これは失礼! 私はポケモン化石研究家のセイノスケと言います! 
          始めまして!」
          サトシ「あ、はあ、始めまして。」
          セイノスケ「その化石こそ、あのオムナイトと言う古代ポケモンの化石です!」
          サトシ「へぇー、これはすごいや! あ、そうそう! これも本当の甲羅の化石ですか? 
          これ、前お月見山で理科系の男に貰った物ですけど。」
          セイノスケ「ほほう、どれどれ?」
          セイノスケは甲羅の化石を調べた。
          セイノスケ「はい、これは本当の甲羅の化石です!」
          サトシ「ほ、それならよかったけど。」
          シゲル「おーい、サトシ!」
          サトシ「あ、シゲル達の声だ!」
          シゲル「よう、どんな化石ゲットしたか?」
          サトシ「俺は貝の化石ゲットしたぜ!」
          カスミ「私とお姉ちゃん達は貝の化石ゲットしたわ!」
          ブルー「私もよ!」
          セイヨ「私も同じ!」
          ジュン「僕は甲羅の化石と貝の化石ゲットしました!」
          ダイスケ「俺も同じだぜ!」
          マサ「俺は甲羅の化石!」
          ミサ「あたいは貝の化石!」
          ヤス「俺は甲羅の化石だ!」
          カズ「俺も同じだ!」
          シゲル「俺は甲羅の化石とこの変な形をした化石をゲットしたぜ!」
          セイノスケ「その化石を見せてくれないか?」
          シゲル「え? いいですけど。」
          セイノスケ「それでは...」
          セイノスケは化石を調べた。
          アキラ「誰だ、あの人?」
          サトシ「ポケモン化石研究家のセイノスケ博士だってさ!」
          セイノスケ「シゲル君と言ったね?」
          シゲル「あ、はい!」
          セイノスケ「残念ながら、これはポケモンの糞の化石だよ!」
          シゲル「え!?」
          ズターーン! シゲルはこけた!
          マチス「トゥバッドね、シゲル。」
          シゲル「何で糞を化石にするんだよ!? 掘った意味ねえじゃねえか!」
          ニャース「おミャーらちゃんとしろニャ!!」
          ナツメ「その聞き覚えのあるような声は...」
          崖の真上にロケット団がいた!

          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」

          ピコピコ! ニャースはピコピコハンマーでロケット団を殴った!
          ニャース「ちゃんとしろと言ったはずニャ!!」
          ムサシ「痛ーい! 何するのよ!?」
          ニャース「ちゃんとし掛けておいたかニャ?」
          コジロウ「もう準備オッケーさ!」
          ニャース「さあ、この導火線に火を付けて...」
          サトシ「そうはさせねえぞ!」
          ロケット団「え!?」
          サトシ達が現れた!
          エリカ「この山を爆破する気ですの!?」
          キョウ「そんな事はさせぬ!」
          ニャース「でももう遅いんだニャー!」
          導火線に火が付いた!
          アヤ「ヤバイ! もう火が付いてる!」
          サトシ「シャワーズ、導火線を追って火を消すんだ!」
          シャワーズ「オッケー! ブーーーーーー!」
          バシャバシャバシャバシャ! シャワーズの「水鉄砲」! でも攻撃が外れ続けている!
          コゴロウ「俺も行くぜ!」
          キース「俺もな!」
          ブレイク「俺も!」
          ゼトラ「俺も一応行くぜ!」
          サトシ達は導火線の火を追った!
          カスミ「あ、サトシ!」
          ロケット団「そうはさせるか!」
          ロケット団はサトシ達を追った!
          フウコ「サトシ達が無事でいられたらいいんだけど...」
          サトシは導火線の火を追いかけながら走り続けていた。
          サトシ「どんどん攻撃続けろ!」
          ムサシ「アーボック、出て来い!」
          コジロウ「マタドガスも出て来い!」
          アーボック「シャーーボック!」
          マタドガス「マータドガーース!」
          コテ! コジロウは石に躓いた!
          コジロウ「うわ!」
          ドン! コジロウはムサシにぶつかった!
          ムサシ「きゃ!」
          ドン! ムサシはマタドガスにぶつかった!
          マタドガス「ドガ!?」
          ドン! マタドガスはアーボックにぶつかった!
          アーボック「アボ!?」
          ドン! アーボックはニャースにぶつかった!
          ニャース「ニャ!?」
          ゴロゴロゴロゴロ! ロケット団は転がり始めた!
          ロケット団「助けてーーーー!!」
          コゴロウ「げ! 来るな!!」
          ドン!! サトシ達はロケット団にぶつかり、転がり始めた!
          全員「わーーーーーーー!!」
          ドサ!! サトシ達とロケット団は崖に落ちた!
          サトシ「いててて、何とか無事にいられ、あ!!」
          サトシは導火線を見た! そして向かっていたのはダイナマイトだった!
          全員「ダイナマイト!?」
          キース「うぉーー! このまま爆発したら俺達は破滅だ!!」
          ピカチュウ「ピカチュウーーーーーー!!」
          ビリリリリリリリリ!! ピカチュウの「電気ショック」!! 攻撃はダイナマイトに当たった!
          全員「げ!!」
          ピカチュウ「ピ、カ...」
          全員の顔が青くなった! 
          ドカーーーーーーーーーン!! ダイナマイトが爆発した!
          全員「わーーーーーーー!!」
          爆発した後、大きな穴が空き、サトシ達とロケット団が落ちた! そして落ちた後、穴は多くの岩に塞がれた!
          カスミ「サトシ!!」
          シゲル達が来た!
          ドリオ「どこなんだ、サトシーー!?」
          キース「う、ぐ...」
          キースは岩の中から出て来た!
          イミテ「あ、キースだわ! サトシ達は!?」
          キース「みんなは、この穴に落ちてしまった!」
          タイチ「何だって!? それって本当!?」
          キース「無事なのか、俺には分からない。 とにかく、サトシ達を助けないと!」
          カスミ「サトシ達が...私達も助けよう!」
          ライゾウ「俺はジュンサーを呼んで来る!」
          ライゾウは行ってしまった。
          ミズキ「その間に俺達はこの岩を退かないとな!」
          そしてシゲル達は岩を退き始めた。

          ―穴の中―

          サトシ「う、ぐ、あれ? 俺達は無事なのか!?」
          ピカチュウ「ピ、カ、チュウ?」
          シャワーズ「多分、そうらしいね。」
          コゴロウ「そうか、無事だったんだな?」
          ブレイク「でも、俺達はどこなんだ?」
          ゼトラ「そうか、俺達は空洞の中にいるんだ。」
          ムサシ「でも私達ここから一生でられないんでしょ?」
          コジロウ「そんなの嫌だよーー!」
          コゴロウ「お前らのせいだぞ!!! あんな所にダイナマイトなんか仕掛けなければ、
          こんな事にならなかったんだよ!!」
          ムサシ「そんな事言ったって...」
          コジロウ「化石を手に入れるためにこれしか方法が...」
          ブレイク「欲しければ自分で掘れってんだよ!!」
          ニャース「そんな事言ってる場合じゃニャいニャ! 上を見ろニャ! あの穴から脱出
          すれば、ここから出られるニャ!」
          ゼトラ「それは無理だ。 岩が塞がれた限り、そこから出られない。 そしてそこから出るとしても、高すぎて脱出するのは不可能
          だ!」
          サトシ「いや、待てよ。 不可能じゃない! 俺にはいい考えがある! イワーク、君に
          決めた!」
          イワーク「イワーーー!」
          シャワーズ「そうか、イワークは背が高いから、高い所までいかれる事が出来るんだね!」
          サトシ「その通りだな! イワーク、「ロケットずつき」であの岩をぶち破ってくれ!」
          イワーク「イワー!」
          ???「残念だけど、そうはいかないんだよな。」
          全員「え!?」