ポケットモンスター小説版
          第78話 ラッキーのカルテ

          グランパキャニオンでイエローとセイノスケ博士と出会い、貝の化石と謎の卵をゲットし、リユニオンのガロンを倒したサトシ達。
          サトシ達は今ある街で一休みをしているところ。 その時ピカチュウとシャワーズは、木の上にリンゴを食べていた。

          シャワーズ「このリンゴおいしいね!」
          ピカチュウ「ピカー! ピ!?」
          シャワーズ「え?」
          ゴロゴロゴロゴロ! ピカチュウは木から転がり落ちた!
          ピカチュウ「ヂュウーーーー...」
          シャワーズ「ピ、ピカチュウ!?」

          ―一方サトシ達―

          シゲル「サトシ、起きろ!」
          サトシ「あ、ふわーー! 何だよ、気持ちよく寝てたのにー。」
          ブルー「ピカチュウの様子が変なのよ!」
          サトシ「え!?」
          シャワーズはピカチュウと連れた。
          ピカチュウ「クァ、クァ!」
          シャワーズ「喉にリンゴが詰まったんだよ!」
          サトシ「大変だ! 今直ぐ出してあげるからな!」
          サトシはピカチュウを逆さにぶら下げた!
          ピカチュウ「ヂュウーーーー...」
          ピカチュウの具合が余計に悪くなった。
          カルロス「逆さにしたら頭に血が上るぞ。 出血したら死んじまうぜー。」
          カスミ「余計に気持ち悪くしてどうするのよ!?」
          タケシ「とにかく、ポケモンセンターに連れて行かないと!」
          サムライ「でも、ポケモンセンターは遠いでござるぞ!」
          サトシ「とにかく、探しに行かないと!」

          ―病院―

          サクラ「すみません! 開けてくださーい!」
          ウィーーン。 自動ドアが開き、医者が出てきた。
          医者「うるさいな、何だい? 今日は休みだよ。」
          サトシ「急病なんです! 助けてください!」
          カスミ「お願いします!」
          医者はカスミを見た。
          医者「オッケー、治療してあげるよ!」

          ―病室―

          医者「さあ、リトルレディ。 どこが具合が悪いのかな?」
          カスミ「私じゃないんですけど。」
          医者「え?」
          アヤメ「具合が悪いのはこの子なんです!」
          ピカチュウ「クァ、クァ!」
          医者「ポケモンだって!? そんなの僕には無理だよ! そのポケモンをポケモンセンター
             に連れて行きなさい!」
          サトシ「ポケモンセンターまで遠いんです! 助けてください!」
          医者「そんな事言っても、僕は人間を治療する医者なんでね。」
          ブルー「お願いします!」
          医者「うーーむ、女の子に頼まれても、断れないんだよね。 よし、出来るかどうか
             分からないけど、このドクタードクに任せなさい!」
          ドクはピカチュウを調べた。
          ボタン「どうですか、ピカチュウの様子は?」
          ドク「大分弱ってるみたいだ。」
          サトシ「ピカチュウは俺の友達なんです! どうにかして助けてください!」
          ドク「君! そこのパドル持って来てくれないかい?」
          アキラ「え? あのパドルか?」
          ドク「そう、それそれ!」
          アキラはパドルを持ってきた。
          ドク「ピカチュウには「10万ボルト」が必要だ。 みんな、離れて!」
          ビリリリリリリリ! ドクはピカチュウに強力な電気を与えた!
          ピカチュウ「ク、クァ?」
          サトシ「ピカチュウ!」
          セイヨ「これで大丈夫なんですね?」
          ドク「いや、まだ終わっていない。 後は喉に詰まってる物を取らないと。 ピカチュウ、
             ちょっと口を開けてごらん!」
          ピカチュウ「パー!」
          ピカチュウは口を開けた。
          ドク「君達、この子を押さえてくれ。」
          ジュン「僕達ですか?」
          ダイスケ「じゃあ、押さえてやるぜ。」
          ジュンとダイスケはピカチュウを押さえた。
          ドク「はい、ちょっと苦しいかもしれないけど、我慢して!」
          ドクは手をピカチュウの口に入れた!
          ピカチュウ「クァ!? ヂュウーーーーーーーー!!!」
          ビリリリリリリリリリ!! ピカチュウの「電気ショック」!!
          3人「うわーーーーーーーーーーー!!!」
          ポン! ドクはピカチュウの口からリンゴを取り出した!
          サトシ「ピカチュウ! よかった、無事で!」
          シャワーズ「よかったね、ピカチュウ!」
          ピカチュウ「ピカピカー!」
          ドク「どうやらこのリンゴが原因だったようだね。 後もう少しだったら、手遅れだった    
             ようだね。 しかし、こんな物をまるごと飲み込むなんて、ポケモントレーナーの
             修行がまだまだ足りないね。」
          シャワーズ「違うよ! ピカチュウが勝手に...」
          ドク「とにかく、治療は終わったから、早く帰りなさい!」
          ドクは行ってしまった。
          タケシ「さすがに、男だけだと厳しい正確なんだな。」
          マチス「ユーに言われる筋合いはないんじゃねえのか?」
          タケシ「え!?」

          ―メインロビー―

          ドク「あーあ、せっかくのホリデイがだいなしだよ。」
          リンリンリンリン! 電話が鳴った!
          ナツメ「あの、ドクさん! お電話ですけど!」
          ドク「いいの、今日は休みなんだから!」
          エリカ「でも、私達みたいに急病だったらどうするのですの?」
          サトシ「しょうがない、俺達が取るか!」
          ヴィン! 電話からジョーイが映った!
          ジョーイ「もしもし? そちらドクタードクですか?」
          タケシ「おー! ジョーイさん!」
          ジョーイ「あら? ここ、病院じゃないの?」
          キョウ「そうなんでござるが...」
          ドク「今は休みだって言うのに。」
          ジョーイ「緊急事態です! 今、ポケモン達をいれたトラックが事故が起きたのです! 中
           にいたポケモン達も大ケガです!」
          事故現場の画面が映り、ジュンサーが写った。
          ジュンサー「早くポケモン達を救急車に入れて!」
          ラッキー達「ラッキーー!」
          ロケット団も映っていた。
          ムサシ「あんたが前見ないからよ!」
          コジロウ「だってニャースが!」
          ニャース「ニャーの小判はどこニャー!?」
          ニャースの小判がなくなっていた。 しかもロケット団のポケモンも大ケガをしていた。
          ジョーイ「ポケモンの数が多すぎて、ポケモンセンターで治療するのは無理です! 今
           ポケモン達をそちらに連れて行きますから、どうか治療をお願いします!」
          アヤ「このままじゃ、ポケモン達かわいそうね。」
          フウコ「ドクさん、何とかしてください!」
          ドク「オッケー、治療なら任せて! ところでジョーイさん、後で美味しいピザでも
             食べましょうか?」
          ジョーイ「ピザの話は、仕事が終わってからにしてください!」
          ガチャ! ジョーイは電話を切った!
          ドリオ「あのドクター、大丈夫なのか?」
          マサ「何だかやな予感がするんだけどな。」
          ドク「君達、これを着てくれたまえ。」
          ドクはサトシ達に医者と看護婦の衣装をあげた。
          ドク「今日は休みなんでね、他の医者と看護婦がいないんだ。 だから、代わりに君達の
             手を貸したいんだ。 それでいいかな?」
          サトシ「じゃあ、よろしくお願いします!」

          ―数分後―

          ラッキー「ラッキー!」
          ラッキーはストレッチャーでカラカラを連れて行き、治療室に連れてきた。
          カラカラ「カラカラカラカラ!」
          サトシ「おい、暴れるなよ!」
          ミサ「何だかこのナースの衣装、あたいには恥ずかしすぎるな。」
          イミテ「恥ずかしすぎても仕方ないわよ! 気に入らなくても我慢して!」
          ドク「とにかくこの子を押さえないと。」
          サトシ「俺に任せて! フシギダネ、「つるの鞭」でカラカラを押さえろ!」
          フシギダネ「ダネ!」
          バシ! フシギダネの「つるの鞭」! 攻撃はカラカラを押さえた!
          カラカラ「カラーーカラカラ!」
          ドク「ちょっと君! カラカラはまだ子供なんだから、乱暴にしない方がいいよ。」
          サトシ「あ、そうか。」
          ドク「ラッキー、カルテを見せてくれ。」
          ラッキー「ラッキーー!」
          ラッキーはドクにカルテを見せた。
          ドク「なるほど、頭に付いてる骨にひびが出来たんだな? 後で接着剤でくっ付き直そう。」
          タイチ「接着剤? それって大丈夫なの?」
          ドク「気にしない、気にしない!」
          カスミ「はーい、いい子でちゅねー! 泣かない、泣かない!」
          カスミはカラカラを抱っこした。
          カラカラ「カラ? カラカラ!」
          カラカラは笑った。
          ライゾウ「おー、さすがカスミだな!」
          ブルー「私もやりたかったな。」
          ドク「近くに子供のポケモンもいるかもしれないよ。」
          ブルー「ホント? それじゃ、行ってきます!」
          サクラ「あ、ブルーだけじゃずるいわよ! 私も行くわ!」
          アヤメ「あ、待ってよ!」
          ボタン「私も行くわ!」
          セイヨ「私も!」
          ナツメ「じゃあ、私も行くわ!」
          エリカ「私も行きますわ!」
          アヤ「私も!」
          フウコ「私も行く!」
          イミテ「私も!」
          ミズキ「おい、ここは保育園じゃないから、ちゃんとやれよ!」
          アツシ「しょうがない奴等だな。 あれ、ミサは行かないのか?」
          ミサ「あ、あたいは遠慮するよ。」

          ―メインロビー―

          アーボック「シャーーボック!」
          ラッタ「ラッターー!」
          ムサシ「ちょっと誰か、このラッタを退かしてよ! ラッタは私のアーボックを噛み
          付こうとするのよ!」
          ドク「噛み付こうとしても、ラッタの前歯は今折れてるからな。 噛み付こうとしても
             無駄だね。 後で接着剤で付ければ、何とかなるはず。 ところで君、後で美味しい
             ピザでも食べに行かない?」
          ムサシ「あら! いい人ね!」
          ドク「問題は何だい?」
          ムサシ「アーボックが絡まっちゃったの。 治してくれない?」
          ドク「ラッキー、アーボックを治療室まで連れ行ってくれ。」
          ラッキー「ラッキー!」

          ―治療室―

          ヤス「そっちの子守りは上手く行ってるか?」
          ブルー「うん! 上手く行ってるわよ!」
          ラッキーはアーボックを連れてきた。
          サトシ「あ、ロケット団!?」
          ロケット団「ジャリボーイ!?」
          ムサシ「ねえ、早く治してよ。」
          サトシ「ドク、騙されるな! あいつらはロケット団だぞ! 本当はここのポケモン達を
          盗む気だ!」
          ムサシ「何言ってるのよ!? 私達本当に事故を起こしちゃったのよ!」
          コジロウ「そうだよ! 俺達を信じないのかよ!?」
          サトシ「信じるわけねえだろ!」
          ドク「ラッキー、麻酔を。」
          ラッキー「ラッキーー!」
          ドク「これで...」
          ブス! 毒はアーボックに麻酔を打った!
          アーボック「アボーーーー!!」
          アーボックは寝てしまった。
          ドク「眠ったら、直ぐに解く。」
          ドクはアーボックの絡まったしっぽを解いた。
          ムサシ「あら、すごい!」
          サトシ「ちょっと、何でそんな事したんだよ!?」
          ドク「相手が味方であろうと敵であろうと、僕はまだその相手を治療する。 それが僕の
             仕事さ。」
          サトシ「ドク...」
          ドク「特にもっと医者と看護婦が必要だ。 君達も手伝ってくれないかね?」
          ムサシ「え? 私達も?」
          ドク「イェース!」
          ムサシ「オッケー!」
          カズ「やな予感がするけどな。」
          ブルーザー「何もしなければいいんだけど。」

          ―一方ニャース―

          ニャース「ニャーの小判はどこニャー!? 誰かニャーの小判を探してくれニャーー!」
          ラッキー「ラッキー!」
          ラッキーはニャースにご飯をあげた。
          ニャース「ニャ? あ、これはどうも! て、これはご飯ニャ!」
          ラッキー「ラッキー!」
          ラッキーは交番を持ち上げた! 中からジュンサーが出て来た。
          ジュンサー「交番?」
          ニャース「違うニャーーーー!!」
          ラッキー「ラッキー!」
          ラッキーはニャースの頭にコンパンを乗せた。
          コンパン「コンパン!」
          ニャース「いい加減にしろニャ!」
          ボコ! ニャースはコンパンをラッキーに投げた!
          ラッキー「ラッキーーーーーー!!」
          ラッキーは怒った!
          ニャース「ニャニャニャニャ!?」
          バシバシバシバシ! ラッキーの「往復ビンタ」!
          ニャース「ニャンだか目が回るニャーー...」
          ポテ! ラッキーはニャースの頭に伴奏子を付けた。 そして以上、ニャースとラッキーのコント(?)でした。

          ―一方サトシ達―

          カルロス「今ネジを治すから、それまで元気出せよ!」
          カルロスはスクリューでコイルのネジを治していた。
          コイル「キューーン!」
          クリスティ「どう、そっちは?」
          カルロス「おう、大丈夫だぜ! そっちは?」
          クリスティ「それが問題なのよ。」
          カスミ「何とかしてウツドンの口からビリリダマを取り出さないと! ちゃんと引っ張る
          のよ!」
          ムサシ「分かってるわよ! でもちょっと危なすぎるんじゃない?」
          ビリリダマ「ビリリ!!」
          ビリリリリ!! ビリリダマは電気を放電した!
          2人「わ!」
          カルロス「おい、気を付けろよ! そのビリリダマ危険だぜ! なぜかと言うと、一回
           間違えると、「自爆」するぞ。」
          2人「「自爆」!?」
          カルロス「なんだってビリリダマの得意技は「自爆」だからな! だから注意が必要さ!」ムサシ「あ、そうだ! ついでにニャースを
          探しに行こうっと!」
          ムサシは行ってしまった。
          カスミ「あ、ちょっと!」
          カルロス「逃げたな。 クリスティ、頼むぜ。」
          クリスティ「うん! ラッキーも手伝って! 私はカスミと一緒にウツドンを押さえる
            から!」
          ラッキー「ラッキー!」
          2人「それじゃ、せーの!」
          スポ! ラッキーはビリリダマを取り出した!
          2人「やったー!」
          ラッキー「ラッキー!」
          カスミ「よくがんばってね、ウツドン!」
          クリスティ「貴方はもう無事よ!」
          ウツドン「ドン、ドン。」

          ―一方サトシ達―

          ドードリオ「ドードリオーー!」
          コゴロウ「首が絡まってるな。」
          ブレイク「これは問題になれそうだ。」
          ドク「ラッキー、カルテを見せて。」
          ラッキー「ラッキー!」
          ラッキーはドクにカルテを見せた。
          ドク「ドードリオは3つに感情を持つ。 それは喜び、悲しみと怒りだな。」
          アシュラ「怒りに注意しておくでござるぞ。」
          コゴロウ「おい、ゼトラ! のんびりしてないで手伝えよ!」
          ゼトラ「俺はこういう物に興味ないんだよ!」
          コゴロウ「興味なくても我慢しろよ!」
          ゼトラ「全く、仕方ねえな。」
          ドク「ラッキー、麻酔を。」
          ラッキー「ラッキー!」
          ドク「さあ、動くんじゃないよ。」
          ドードリオ「ドーーー!!」
          怒りの感情のドードリオがドクを襲った!
          ドク「うわ!?」
          ブス! 麻酔はドクに打った!
          全員「あ!」
          ラッキー「ラッキー!?」
          サトシ「ドク、大丈夫!?」
          ドク「大丈夫じゃない。 この麻酔を打たれたら、9時間もぐっすりさ。 後は頼む、
             お休み。」
          ドクはソファーの上に寝た。
          シゲル「ちょっとドク、起きてくださいよ!」
          ブルー「もう寝てしまったわ。」
          ドードリオ「ドードーリオ!」
          タケシ「あのドードリオを何とかしないとな!」
          ゼトラ「倒せばどうなんだ?」
          サトシ「え?」
          ゼトラ「あのドードリオ、あの状態で暴れ捲くってる。 これ以上もう落ち着かないだろ。
          気絶すれば、楽に治せるんじゃねえのか?」
          サムライ「そうか! その手があったんでござるな?」
          サクラ「でも攻撃は出来ないわよ。」
          アヤメ「そうよね、ドクが言ってたけど、余り乱暴にしちゃだめだって。」
          ボタン「でも、眠らせれば大丈夫なんじゃないの?」
          アキラ「でも麻酔はもう効かないぜ。」
          サトシ「大丈夫! 俺にはいい手がある! パラス、「キノコの胞子」だ!」
          パラス「パラパラ!」
          パラパラパラパラ! パラスの「キノコの胞子」!
          ドードリオ「ドーードリオ...」
          ドードリオは寝てしまった!
          サトシ「よし、眠ったぜ!」
          パラス「パラー、パラ!?」
          サトシ「え、どうしたんだ!?」
          パラスの体が突然光り、形が変わり始めた!
          アキラ「おー、これってもしかして...」
          ???「パラセクト!」
          セイヨ「パラスがパラセクトに進化したわ!」
          サトシ「やったー! 進化したぜ! よろしくな、パラセクト!」
          パラセクト「パラ!」
          ジュン「喜んでる場合じゃないですよ! とにかく手伝ってください!」
          サトシ「あ、ごめんごめん!」
          サトシ達はドードリオの絡まった首を解いた。

          ―数分後―

          サトシ達は次々のポケモンを治療続けた。 その時ロケット団は隠れていた。
          コジロウ「あいつら次々のポケモンを治療してるな。」
          ムサシ「その間に私達はこっそりポケモン達を頂くのよ!」
          コジロウ「それが、俺達の作戦だ!」
          ムサシ「そのまま恩を返すと大間違いよ!」
          バ! ムサシとコジロウは医者と看護婦の衣装を捨てた!
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため...」
          コジロウ「世界の平和を守るため...」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く...」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ガラガラガラガラ! ロケット団はストレッチャーに乗った。
          ムサシ「銀河を掛けるロケット団の2人には...」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「小判はどこニャーーーーー!?」
          目の前にニャースが現れた!
          ムサシ「うわ、危ない!」
          コジロウ「ニャース、退け!」
          ガシャーーーーーン! ロケット団は落ちた!
          ロケット団「きゅーーーー...」
          ダイスケ「何やってんだよ、お前ら?」
          マチス「レストしないでさっさとヘルプしろよ!」
          ムサシ「うるさいわね! 私達はもうこんな仕事しないわよ!」
          コジロウ「今度こそここのポケモンを全部頂くぜ!」
          全員「何だって!?」
          ナツメ「あんた達のポケモンを治療したっていうのに、恩を返さないっていうわけ!?」
          ムサシ「だって私達ロケット団なんだもん!」
          コジロウ「恩なんていらねえよ! 今回はこのストレッチャーでも食らえ!」
          ガラガラガラガラ! ロケット団はストレッチャーでサトシ達を攻撃した!
          サトシ「そんな物で攻撃しても意味ねえだろ!」
          グラ! ガシ! ストレッチャーはいきなり立ち上がり、腕が生え、サトシ達を捕まえた!
          サトシ「し、しまった。」
          エリカ「う、動かないわ!」
          キョウ「こっちもでござるぞ!」
          コジロウ「お前達が治療してる間にちょっと改造したのさ。」
          サトシ「まだ治療してないポケモンがいるんだぞ!」
          コジロウ「それまでに俺達がするぜ! 今までの恨み、全部払わしてやるぜ!」
          ラッキー「ラッキー!」
          サトシ達の前にラッキーが現れた!
          ムサシ「何よ、退きなさい!」
          ラッキー「ラッキーー!!」
          ムサシ「アーボック、行きなさい!」
          アーボック「シャーーボック! アボ...」
          アーボックは攻撃しない。
          ムサシ「何やってるのよ!? さっさと攻撃しなさいよ!」
          アーボック「アボアボ!」
          アーボックは断ってる。
          ムサシ「え!? 何でなのよ!?」
          コジロウ「しょうがねえな! マタドガス、「ヘドロ攻撃」!」
          マタドガス「マータドガース! ドガ?」
          マタドガスは攻撃しない。
          コジロウ「何やってんだ!? 「ヘドロ攻撃」だ!」
          マタドガス「ドガドガ!」
          マタドガスは断ってる。
          コジロウ「え、やりたくないだって!?」
          ムサシ「どうしちゃったのよ、あんた達!?」
          ドク「どうやらラッキーの事を思い出してるんだな。」
          ドクが現れた!
          全員「ドク!?」
          ドク「グッドモーニング、みなさん!」
          アヤ「どうやって起きたの!?」
          ドク「この人のおかげで目が覚めたんだよ。」
          その相手はゼトラだった。
          ゼトラ「こんな時に寝てよう。 今は大変な事になってるのに、全然助けてくれないから
          な。 だから殴り起こした。」
          サトシ「あ、そ、そうなの。」
          フウコ「普通に起こしたらいいのに。」
          ドク「アーボックとマタドガスを治療したのはラッキー。 あれまで治療したあの優しさ
             が忘れられないんだ。 だから攻撃しなかったんだよ。」
          ムサシ「それがどうしたって言うのよ!?」
          ムサシはボトルを投げた!
          ドク「むん!」
          グサ!! 毒はメスでボトルを切り裂いた!
          ロケット団「何!?」
          ドク「君達、このメスの名手のドクタードクに手術されたいかい?」
          上着の中は手術道具がいっぱいそろっていた。
          ムサシ「ひ! あんなにいっぱい!」
          コジロウ「さすがに危険なドクターだ。」
          ドリオ「すごい、あんなにいっぱい手術道具を持っているなんて。」
          マサ「平成のブ○ックジ○ックって感じだな。」
          ラッキー達「ラッキーー!」
          ガチャ! ラッキー達はストレッチャーの腕を外した!
          サトシ「おー、サンキュー、ラッキー! あ、そうそう! こいつは返すぜ!」
          ガラガラガラガラ! ストレッチャーはロケット団に襲い掛けてきた!
          ロケット団「わーーーーー!! 来るなーーーーーー!!」
          ドギャーーーーン! ロケット団は壁にぶち破った!
          ロケット団「やな感じーーーーーー!!」
          サトシ「もう来るなよー!」

          ―公園―

          ムサシ「はあ、はあ、何とか逃げたわね。 でも全然ポケモンゲットしなかったわね。」
          コジロウ「一応、こいつゲットしたけど。」
          それはビリリダマだった!
          ムサシ「え!?」
          ビリリダマ「ビリリ!」
          ドガーーーーーーーーン!! ビリリダマの「自爆」! ロケット団は吹き飛ばされた!
          ロケット団「再びやな感じーーーーーー!!」
          ドサ! ロケット団は落ちた! 
          ニョ! ニャースの頭から小判が出て来た!
          ニャース「あ、小判があったニャー。」
          ロケット団「いい加減にしろ...」

          ―病院―

          ドク「君達のおかげで全てのポケモン達を治療出来たよ。 君達ここで医者として仕事
             しないか?」
          サトシ「いいよ、俺達はある目的があるから。」
          ドク「そうか、ならばまた来るといいよ!」
          サトシ「ああ! じゃあ、俺達はもう行くから!」
          ドク「気を付けていくんだぞ!」
          ラッキー達「ラッキーー!」

          ある街でドクタードクと出会いながら、ポケモン達を治療し、ロケット団を倒したサトシ達。 パラスもパラセクトに進化したし、次の
          目的地に向うため、サトシ達の旅は続く!
          続くったら続く!