ポケットモンスター小説版
          第79話 ガーディとコジロウ

          ある街でドクタードクと出会い、ポケモン達を全て治療し、ロケット団を倒したサトシ達。 サトシ達は旅を続けている途中、ある看
          板があった。

          サトシ「ん? 何だあれ?」
          ピカチュウ「ピカチュウ?」
          シャワーズ「写真が着いている。」
          シゲル「何だって? 「私達はこの子を探しています。 この写真は幼い頃の子の写真
          でして、今は大人の姿になっているはずです。 もしも見つけたら、直ぐに
          お知らせください。」だってよ。」
          ブルー「住所や電話番号書いてある?」
          シゲル「書いていないんだよ。」
          タケシ「ん? おい、この顔どこかで見た事ないか?」
          カスミ「そう言えば、え!?」
          サトシ「まさか、この写真は...」
          全員「コジロウ!?」
          気づいてみたら、その写真は幼い頃のコジロウだった!
          サムライ「確かに似てるでござるな!」
          その時リムジンが現れた。 リムジンから謎の男が出てきた。
          ???「あなた方様はコジロウお坊ちゃまの知り合いですか?」
          謎の男はメガホンで喋っていた。
          サクラ「知り合い? まあ、そう言う事かな?」
          ???「おーーー!! 神様ありがとう!! どうぞ、お入りなさってください!」
          謎の男はサトシ達を連れた!
          サトシ「え!? 何するんですか!?」
          リムジンは行ってしまった。 その時ロケット団が通りかかった。
          ムサシ「あらま、これコジロウじゃない!」
          ニャース「全く似てるニャ!」
          コジロウ「そうか? どう見ても似てないけど。」
          ムサシ「似てるわよ! だってこれあんたが小さい頃の写真でしょ?」
          ニャース「これは一度行ってみるしかニャいニャ!」
          コジロウ「でも、俺今回...」
          2人「いいから行く!!」
          コジロウ「ひ!!」

          ―リムジンの中―

          アヤメ「あの、貴方は誰ですか?」
          ???「おー、失礼しした。 私はコジロウお坊ちゃまの執事です。 おー、もう着きました!」
          その言えはなんと豪華な家だった!
          ボタン「す、すごい豪華な家!」
          サトシ達はリムジンから出た。
          アキラ「何だかすげえ家だな。」
          執事「そこではありません!」
          セイヨ「え? この家じゃないの?」
          執事「その家はコジロウお坊ちゃまの愛犬ガーちゃんの小屋です! あちらの大きな屋敷
             はコジロウお坊ちゃまの家です!」
          ドテ!! サトシ達はこけた!
          ジュン「ち、小さい家の方が犬小屋だって?」
          ダイスケ「そんなの聞いた事ねえ。」
          執事「どうぞお入りください。」
          サトシ達は大きな屋敷の中に入った。
          全員「な!?」
          なんと中には葬式だった!
          マチス「ほ、ホワットイズジス!? 何だこれは!?」
          ナツメ「これって、お葬式?」
          執事「コジロウ様はこのお屋敷のご主人様の立った1人のご子息なのです。」
          全員「えーーーー!?」
          サトシ「てことは、ここはコジロウの実家なの!?」

          ―天井裏―

          ロケット団は天井裏にいた。
          2人「えーーーーー!?」
          ムサシ「コジロウ、それって本当なの!?」
          コジロウ「さ、さあ...」
          ニャース「それってすごいニャ!」

          ―部屋―

          執事「コジロウ様が入なくなってから、ご両親は嘆き悲しまれ、とうとうポックリと...」
          サトシ「分かりました、いつか探し..」
          執事「いつかじゃ出来ません! 今でもよろしいのです!!」
          エリカ「え? 何でですの?」
          執事「ご両親が亡くなれたこの24時間までコジロウ様を許婚の方と結婚されないと、
             このお屋敷ともども財産はポケモン協会に寄付なさるとご遺言が、事は急ぎなの
             です!」
          全員「は、はあ...」

          ―外―

          キョウ「今日中までだとは無理でござるな。」
          アヤ「そうよね、だってコジロウどこにいるか分からないんだもん。」
          フウコ「でも、コジロウは元々金持ちだったとはね。」
          ドリオ「驚きだよな、こういうのって。」
          ムサシ「待てー、コジロウ!!」
          コジロウ「やだーーーー!!」
          ニャース「待つニャーーーー!!」
          ドサドサドサ!! ロケット団が落ちた!
          全員「ロケット団!?」
          マサ「おー、お空から人が落ちてきた。」
          ムサシ「天井裏から落ちたのよ! とにかく早く行くのよ、コジロウ!」
          コジロウ「やだーー!! 俺は行きたくない!!」
          ニャース「駄々を捏ねないで行くニャ!」
          ミサ「コジロウ兄貴、ご両親が亡くなったのですよ! お葬式に出た方が...」
          *ミサがコジロウの事をなぜ兄貴と呼ばれているのかは、「第63話〜64話 嵐のサイクリングロード(前編)&(後編)をチェッ
          ク!(言わんでいい)
          コジロウ「嫌だ!!」
          ニャース「ニャ? ニャンだか理由があるらしいニャ。」
          ムサシ「せっかく金持ちになったのにねーー。」
          コジロウ「いや、あの、その...あーーーー!! 頭が痛い!! 痛い、何も思い出せ
           ない!!」
          全員「え!?」
          イミテ「まさか、記憶喪失なの!?」
          コジロウ「ポケモンゼミに落ち、チャリンコ暴走族に入ったところは覚えてるけど、
           覚えてるのは、たった一つの風景...」
          ここからはコジロウの子供時代のイメージを出します。

          コジロウ「俺は屋敷から出て、俺の愛犬のガーディのガーちゃんと一緒に家を出たんだ。 
           その時は真冬で、ものすごく寒く、凍るように体が痛かった。」
          ドサ! 幼いコジロウが倒れた!
          ガーちゃん「ワン、ワン!」
          幼いコジロウ「ガーちゃん、僕はもうだめだよ。 僕もうすぐ死ぬかもしれない...」
          ガーちゃん「クーーーン。」
          その時幼いコジロウとガーちゃんの側に光が輝いた。 その光の中には天使達が見えて来た。
          幼いコジロウ「天使達が僕を迎えに来たんだ。 もう、これでおさらばだね、ガーちゃん。 
             さよなら、ガーちゃん...」
          幼いコジロウは気を失った。
          ガーちゃん「クーーン。 アオーーン、アオーーン、アオーーン!」
          以上、コジロウの子供時代のイメージでした。

          コジロウ「こうして美少年は、ガーディに見取れられ、天に召されたのでした。」
          ムサシ「うーー、そんな事があったのねーー...」
          ニャース「泣かせるニャーー...」
          ロケット団は感動していた。
          タイチ「何だか悲しい話だね、兄ちゃん。」
          ライゾウ「俺もそう思うぜ。」
          サトシ達も感動していた。
          カルロス「そんな事が起ったとは悲しい奴、え? て、ちょっと待て!! お前は生きてる
           じゃねえか!!!」
          コジロウ「あ、そうでした!」
          ブレイク「これは傑作だ! その時に死んでこの時にまだ生きてるとは、お前は不死状態
           か!?」
          ブレイクはバスターを用意している!
          コジロウ「ちがーーう!! あ! あーー!! 頭がまだ痛い!!」
          ムサシ「とにかく葬式に出て、財産を手に入れるのよ!」
          ミズキ「でもそれまでに許婚と結婚しなきゃいけないんだぜ!」
          ムサシ「そんなの不利ですればいいでしょ!」
          ニャース「そうニャ!」
          アツシ「結婚式で不利なんて出来るか?」
          ヤス「しないしない。」
          コジロウ「嫌だと言ったら嫌なんだ!」
          コジロウは逃げた!
          ムサシ「行くよ、ニャース!」
          ニャース「アイアイニャー!」
          バシバシ! ムサシとニャースは紐でコジロウを捕まえた!
          コジロウ「うわーーー!! 離せーーーー!!」
          ムサシ「逃げても無駄よ!」
          ニャース「そうだニャース!」
          カズ「やめろよ、お前ら。」
          ブルーザー「これは彼本人の問題だろ?」
          ムサシ「うるさいわね!」
          ニャース「これはニャー達の問題ニャンだニャ!」
          キース「馬鹿だな、あいつらは。」
          コジロウはジェントルな衣装をし、ハンカチで口を塞いだ。 そしてムサシとニャースは黒子の衣装をした。
          ムサシ「これで完璧!」
          クリスティ「それじゃ、ばれるわよ。」
          キース「ほっときな。 どうせ後で殴られるんだからな。」
          コンコンコン! ムサシはコジロウの手でドアをノックした。
          執事「どなたですか?」
          ムサシ「僕だよ、コジロウだよ!」
          コジロウはそう言ってないけど、ムサシはコジロウの代わりに勝手に喋った。
          執事「おーー! コジロウ様ですね!? どうぞ、お屋敷へ!」
          ロケット団は中に入った。
          キース「んなアホな?」
          コゴロウ「執事も馬鹿だったりして?」

          ―中―

          執事「これがコジロウ様のご両親です。」
          ムサシ「パパン、ママン、僕やっと帰ってきたよ! 遺産が欲しくて...」
          執事「は?」
          ムサシ「あ! いやいやいや、何でもありません!」
          ブルブルブルブル! ムサシはコジロウの頭を触らした。 ドアの後ろにサトシ達が除いていた。
          アシュラ「何でばれないのでござるか?」
          ???「ふふふふふ...」
          ???「ほほほほほ...」
          ゼトラ「おい、棺桶の中に笑い声聞こえないか?」
          シゲル「おい、何不気味な事を言ってるんだよ?」
          ブルー「ゼトラの言う通りよ! 何か聞こえるわ!」
          サトシ「何だ、この笑い声は?」
          ???「ワッハッハッハッハ!」
          ???「オッホッホッホッホ!」
          ニャース「ニャ、ニャンニャ?」
          バ!! 棺桶の中からコジロウのパパンとママンが現れた!
          パパン「ニャンだかんだと聞かれたら...」
          ママン「答えてあげるは世の情け!」
          ロケット団「わーーーーー!!」
          パパン「そんなに元気で何よりだ!」
          ママン「我が家のコジロウちゃんカミンバック!」
          ブレイク「おー、これはすごいぜ!」
          ブレイクはバスターを用意している!
          タケシ「馬鹿、相手は生きてるぞ!」
          ブレイク「あ、そうか。」
          ニャース「こ、これはどういう意味ニャ?」
          コジロウはハンカチを取った。
          コジロウ「だから俺は帰りたくなかったんだよ! 俺の両親はこういう性格なんだ! 俺を
           取り戻すだけでこういう芝居をするんだよ!」
          ムサシ「で、今までの記憶喪失は何だったの?」
          コジロウ「げ、しまった! あ! ここはどこ、私は誰!?」
          パパン「君はコジロウ! そしてここはお前のスィートホームだ!」
          ママン「執事、今直ぐ許婚のお部屋に連れてまいりなさい!」
          執事「分かりました!」
          執事はロケット団を持ち上げた。
          コジロウ「お前ら、ここは危険だぞ! 早く逃げろ!」
          ムサシ「何言ってるのよ! 財産を手に入れるまでここからでないわよ!」
          ロケット団とパパン達は許婚の部屋に行った。 そしてサトシ達は屋敷の中に入った。
          カスミ「何だったの、今のは?」
          サムライ「今までの出来事は芝居だったのでござるか。」
          サクラ「私達、結局騙されたってところかな?」

          ―許婚の部屋―

          ムサシとニャースはコジロウを椅子に座らせた。
          コジロウ「俺を離せ!」
          パパン「良いかコジロウ! 我々の栄光ある一族の者だ!」
          ママン「息子は許婚と結婚して立派に生きる義務があるザーマス!」
          ムサシ「うん、分かったよ!」
          サトシ達は後ろのドアに隠れながら除いていた。
          アヤメ「ホントに結婚するのかしら?」
          ボタン「でもコジロウ嫌がってるけど。」
          ママン「名家の男は結婚してこそ一人前ザーマス。」
          アキラ「問題なのは一体誰と結婚するんだろうな?」
          ロケット団「ん?」
          ママン「さあ、たくのコジロウちゃんを上流階級に相応しい紳士に磨き上げるのは許婚
          である貴方のお役目ですよ、ルミカちゃん。」
          ルミカ「はい、お母様。」
          セイヨ「あの人がコジロウの許婚ね。」
          ジュン「でも扇子の邪魔でどんな顔だか分かりませんね。」
          ニャース「ニャーー。 さすがに奇麗な声ニャー! ムサシよりもおしとやかな...」
          バキ!! ムサシはニャースを殴った!
          ムサシ「おしとやかじゃなくって悪かったわね!」
          ルミカ「このルミカ命に代えても、コジロウ様はルミカの夫となる殿方ですもの。」
          ルミカは扇子を降ろした。 顔はムサシそっくりだった!
          サトシ達「えーーーーー!?」
          ロケット団「えーーーーー!?」
          コジロウ「うわ!」
          ダイスケ「あ、あの子、ムサシとそっくりだ!」
          マチス「確かにフェイスはセームだ!」
          ニャース「ムサシそっくりニャ人ニャ!」
          ムサシ「似てないわよ!」
          コジロウ「とにかく、お前達早く逃げろ!」
          ムサシ「何言ってるのよ! このまま逃げたら財産手に入れなくなるわよ!」
          コジロウ「財産なんてないんだよ! 早く逃げろって!」
          ルミカ「コジロウ様、何独り言になさってるのですか?」
          ナツメ「独り言って、気付いていないの?」
          エリカ「そうでございますわね。 でもおしとよしなところは私と同じですわ!」
          キョウ「そんな事を言ってる場合じゃないのでござるが...」
          ルミカ「そうですわ! コジロウ様、私達の財産を見に行きません?」
          ムサシ「うん、いいよ!」
          コジロウ「俺はそんな事言ってないって!」

          ―地下階段―

          ルミカ「コジロウ様が突然いなくなれて、このルミカ胸が張り裂けそうでしたわ。」
          ムサシ「ごめんよ、ルミカちゃん。」
          サトシ達はロケット団の跡を追った。
          アヤ「一体どこまで行くんだろ?」
          フウコ「この地下室に財産なんてあるのかしら?」
          ドリオ「さあな。 本当かどうか、最後まで見なきゃな!」
          ルミカ「着きましたわ。 どうぞ、先に入ってください。」
          ムサシ「はい!」
          ロケット団は部屋に入った。 ロケット団が入った後、ルミカは怪しく笑った。
          ムサシ「ひゃっほー! やっと財産ゲットねー! あら?」
          何と部屋の中は武器、ルームランナー、飛び箱などの物が揃っていた!
          ニャース「ニャ、ニャンだこれは?」
          ムサシ「これが財産?」
          コジロウ「まだ分からないのか!? ルミカは猫を被ってるんだ!」
          ニャース「ニャースを被ったムサシ?」
          コジロウ「お馬鹿!! ギャグってる場合じゃねえだろ!!!」
          2人「ひ!?」
          その時パパンとママンの姿が現れた!
          パパン「一ーつ、人の世生きるために!」
          ドン! パパンは太鼓を叩いた。
          ママン「二ーつ、フラフラしちゃだめよ!」
          ピロローー! ママンは笛を吹いた。
          ルミカ「三つ、みっともないコジロウ様をしつけてあげよう、ルミカちゃん!」
          ニャース「これはムサシよりも増しだニャ。」
          ムサシ「何ですって!?」
          ルミカ「後ろにいるお2人さんもしつけてもらいますわ!」
          ムサシとニャースの回りにパパンとママンが現れた!
          ムサシ「私達は黒子。 誰も気付かないはずよ!」
          パパン「んなわけないだろが!」
          ママン「コジロウちゃんを連れ戻すまで無視したのでザーマス!」
          ムサシ「く、一時退却よ!」
          ボン!! ムサシは煙幕を掛けた!
          コジロウ「ゲホゲホ! おい、ムサシ! どこにいるんだ!? 俺を置いてかないでくれ!」
          ルミカ「逃がしませんわ、コジロウ様!」
          コジロウ「ぎょえーー!!」
          バキャ!! ルミカは鞭でルームランナーを壊した!
          ルミカ「逃がしませんと言ってるはずでしょ!」
          コジロウ「うわ! やめろって!」
          バキャ! ルミカは鞭で飛び箱を壊した! その間パパンとママンは紅茶飲みながら寛いでいた。
          ママン「体の弱かったコジロウちゃんがあんなに元気に...」
          サトシ達は箱の後ろに隠れながら除いていた。
          マサ「ひぇー、これは危ないなー。」
          ミサ「コジロウ兄貴も大変ねー。」
          ルミカ「コジロウ様、お遊びはそれまでですわ! ラフレシア、出て参りなさい!」
          ラフレシア「ラッフーーー!」
          イミテ「あれは、ラフレシアだわ!」
          タイチ「ラフレシアで何を使うんだろ?」
          ルミカ「ラフレシア、「痺れ粉」をお浴びさせなさい!」
          ラフレシア「ラッフーーーー!」
          パラパラパラパラ! ラフレシアの「痺れ粉」!
          コジロウ「しまった! これは昔と同じ...」
          ライゾウ「ヤバイ、俺達まで...」
          ミズキ「気付いてしまったか...」
          コジロウとサトシ達は麻痺になった!
          ルミカ「このルミカ命を代えても、コジロウ様を立派な紳士にさし上げますわ! 執事、
          この下々しい人達を片付けなさい!」
          執事「はい、ルミカお嬢様。」

          ―外―

          ドサ! 執事はサトシ達とムサシとニャースを追い出した!
          シャワーズ「うーーー、痺れるーーー...」
          ピカチュウ「ビガーーー...」
          アツシ「痺れて動かない...」
          ムサシ「これは財産どころじゃないわね。 やっぱりコジロウの言う通りだったわ。 早く
          コジロウを助けないと...」
          ニャース「でも麻痺してるおかげで動けニャいニャ...」
          ゼトラ「それなら俺が治してあげようか?」
          全員「え?」
          気付いたらカルロスとゼトラは麻痺状態になっていなかった!
          ヤス「あれ? カルロスとゼトラは麻痺状態になっていない...」
          カズ「これは一体どういう事だ?」
          カルロス「俺は昔ステータス問題があってね、俺の修行のおかげでそれを超えたんだ。 
           だから、麻痺は効かないのさ!」
          ゼトラ「俺は伝説のソルジャー、それぐらい効かないさ。」
          キース「うぐぐぐ、治せるのなら早く治してくれーーー...」
          ゼトラ「そう慌てるな。 今治してあげるよ。 治療魔法、「エスナ」!」
          パーーーーーーー! ゼトラの「エスナ」! 魔法はサトシ達の麻痺を治した!

          FF図鑑「エスナはステータスにどの症状を治す事が出来る治療魔法。 ただし「治療マテリア」がないと使えない。 またはレベル
          アップで覚える魔法である。」

          ブルーザー「ふー、助かったぜ!」
          クリスティ「後はコジロウを助けないとね!」
          サトシ達は屋敷に戻ろうとするが、鍵が掛かっていた!
          コゴロウ「くそ! さっきの執事が鍵を掛けたんだ!」
          ブレイク「俺のバスターでぶっ壊そうか?」
          アシュラ「よすでござる! そうしたら気付いてしまうでござる!」
          ブレイク「確かに、そうだよな。」
          ???「ワンワンワン!」
          犬小屋の方に鳴き声がした。
          シゲル「あの鳴き声は?」
          ブルー「そう言えば、コジロウは愛犬がいたって言ってたわね。」
          サトシ「とにかく行って見よう。」
          サトシ達は犬小屋に向った。
          ???「ワンワン!」
          サトシ「シャワーズ、なんて言ってるんだ?」
          シャワーズ「ここから出してだって。」
          サトシ達は中に入ろうとするが、ドアに鍵が掛かっていた!
          タケシ「これも鍵が掛かっている。 これもあいつらの仕業か!」
          ブルーザー「ふふふふ、いよいよ俺の出番が来たようだな! みんな、そこから離れて!」
          サトシ達は離れた。
          ブルーザー「俺の剣、「ブロンズソード」で、このドアを切り裂くぜ! 行くぜ、「十文字斬り」!!」
          グサグサ! ブルーザーの「十文字斬り」!
          ブルーザー「よーし、ぶち破っていいぜ!」
          ???「アオーーン!」
          バキャ!! 謎のポケモンはドアをぶち破った! その後ブルーザーの顔を踏んだ!
          ブルーザー「ぶぎゃ!?」
          そして謎のポケモンは屋敷に向った!

          ―地下室―

          ルミカ「さあ、覚悟しなさい、コジロウ様!」
          コジロウ「あわわ、ガーちゃーーーーーーん!!!」
          ガーちゃん「アオーーーーン!」
          ガーちゃんが現れた!
          コジロウ「が、ガーちゃん!」
          ルミカ「何ですって!? 犬小屋に閉じ込まれたはずの愛犬が...」
          ガーちゃん「ガルルルルル!」
          ガーちゃんはコジロウを背中に乗せた!
          コジロウ「うわ!?」
          ガーちゃん「アオーーーン!」
          ガーちゃんは地下室に出て、上に行った。 バキャーーーン! ガーちゃんは窓をぶち破った!
          ガーちゃん「ワンワンワンワン!」
          シャワーズ「みんなも犬小屋に入ってだって!」
          ガーちゃんとサトシ達は犬小屋の中に入った!

          ―犬小屋の二階―

          コジロウ「助かった、サンキュー、ガーちゃん!」
          ガーちゃん「ワン!」
          ペロペロペロペロ! ガーちゃんはコジロウの顔を舐めた。
          コジロウ「あははは!」
          ムサシ「でもあのルミカって言う人すごい危ない人だね。」
          ニャース「ほんとにムサシそっくりな人だニャ!」
          ムサシ「似てないって言ってるでしょ!」
          ブレイク「いや、確かに似てる! 顔の形、目の色、狂暴なところ、髪の毛の色と形は
           全く似てるぜ!」
          ムサシ「だから似てないって!」
          ブレイク「ふ、それは本人の勘違いですよ。」
          ムサシ「あんたねーーー...」
          カスミ「実家から逃げたのは、これの事だったの?」
          コジロウ「ああ、俺があの屋敷から出たのは、あいつのせいなんだ。 子供の頃は、最悪
           だったよ。」
          この辺でコジロウの本当の子供時代を見せます。

          コジロウ「あの日はルミカの婚約を親戚に発表する日だった。」
          幼いコジロウは屋敷から出た。
          幼いコジロウ「付いて来ないでよ!」
          幼いガーちゃん「ワン、ワン!」
          幼いルミカ「逃げてはなりませんわ、コジロウ様! このルミカがコジロウ様をしつけて
            やりますわ!」
          幼いコジロウ「嫌だ! 僕はルミカと結婚しない!」
          幼いルミカ「逃げてもルミカは諦めませんわ!」
          以上、終わりです。

          コジロウ「上流社会の生活なんか、子供の頃から大嫌いだった。 あんな奴と結婚したら、
           もうとっくにお終いだったよ! その時まで俺は生きてなかったかもしれない
           さ!」
          サムライ「そういう過去があったのでござるか。」
          ニャース「金持ちって大変なんだニャ!」
          ビキ! 後ろに何かの音がした!
          ムサシ「あら? 何か変な音しなかった?」
          ドカーーーーーン!! 壁は爆発し、ムサシとニャースは吹き飛ばされた!
          2人「やな感じーーーーーーーー!!」
          コジロウ「な、何だ!?」
          ルミカ「コジロウ様、もう逃げられませんわ!」
          サトシ「しつこいな、こいつ! シャワーズ、「電光石火」だ!」
          シャワーズ「オッケー! ブーーーーーーー!!」
          バシャ! シャワーズの「水鉄砲」!
          ラフレシア「ラフ!?」
          サトシ「ニャース、「引っかく」攻撃!」
          ニャース「ニャオーーーー!」
          グサ!! ニャースの「引っかく」攻撃!
          ラフレシア「ラフ!!」
          サトシ「ピカチュウ、「電気ショック」だ!」
          ピカチュウ「ピーーカーーチュウーーーーー!!」
          ビリリリリリリリリ!! ピカチュウの「電気ショック」!
          ラフレシア「ラフーーー...」
          ルミカ「ら、ラフレシア!?」
          ニャース「ニャース。 ニャ!?」
          サトシ「あ、どうしたんだ、ニャース!?」
          ニャースの体が突然光り、形が変わり始めた!
          サクラ「これって、まさか...」
          ???「ペルニャーーン!」
          アヤメ「ペルシアンに進化したわ!」
          サトシ「やったー! やっと進化したぜー! よろしくな、ペルシアン!」
          ペルシアン「ペルニャン!」
          コジロウ「よし、ガーちゃん、「火炎放射」だ!」
          ガーちゃん「アオーーーーーン!」
          ブォーーーーーー!! ガーちゃんの「火炎放射」!
          ラフレシア「ラフラフラフラフーーー!!」
          ルミカ「キャーーー!! 近づかないでーーーー!!」
          ルミカは逃げた!
          コジロウ「サンキュー、ガーちゃん!」
          ガーちゃん「ワン、ワン!」

          ―一方パパンとママン―

          パパンとママンはコイキングに餌をあげていた。
          パパン「おや? ルミカではないか?」
          ママン「ルミカちゃん、どうですの? コジロウちゃんのしつけは順調ですか?」
          ドカ!! ルミカはパパンとママンと執事にぶつかり、池に落ちた!
          ルミカ「今はそれどころではないのですのーーー!!」
          パパン「活発なお嬢さんだ! はっはっはっは!」
          その時コジロウとガーちゃんは草地の中に隠れていた。
          コジロウ「なあ、ガーちゃん。 あーいうパパンとママンだけど、よろしく頼むよ。 俺は
           ロケット団に戻って、自由な生活をしたいんだ。」
          ガーちゃん「クーーン。」
          コジロウ「しかも一つだけ言っておこう。 サトシから聞いたんだけど、俺達よりも最強
           な敵が存在してるんだ。 それは人間とポケモン抹殺とこの世界の破壊を狙う
           悪の軍団。 もしもここに責めてきたら、俺の代わりにこことみんなを守って
           くれ。」
          ガーちゃん「クーーン。」
          コジロウ「泣くな、ガーちゃん! なくと別れは辛くならあ!」
          コジロウは江戸時代風の旅人の衣装をした。
          コジロウ「あばよ、ガーちゃん!」
          コジロウは行ってしまった。
          ガーちゃん「クーーン、アオーーーン、アオーーーン、アオーーーン!」

          ―一方ムサシとニャース―

          ムサシ「あれからコジロウ、結局帰って来なかったね。」
          ニャース「やっぱり金持ちの方が気に入ってるんだニャ。」
          コジロウ「ニャンだかんだと聞かれたら...」
          2人「え!?」
          コジロウは気球に乗っていた!
          ムサシ「あは! 答えてあげるは世の情け!」
          コジロウはムサシの手を掴み、気球に乗せた!
          ムサシ「お帰り、コジロウ! 帰ってきてホントによかったわよ!」
          コジロウ「ごめんな、財産の事。」
          ムサシ「いいのよ、私達にはお金や財産なんてないけど、ロケット団には自由があるから
          ね!」
          コジロウ「ああ、これからもよろしくな!」
          ムサシ「こちらこそ!」
          ムサシとコジロウは握手した。
          ニャース「コラーーー!! ニャーを置いて行くニャーーー!!」

          ―一方サトシ達―

          サトシ「うぉーーーーー!!」
          ピカチュウ「ピカーーーー!!」
          シャワーズ「付いて来ないでよーーー!!」
          サトシ達はルミカから逃げ、ルミカはサトシ達を追っていた。
          ルミカ「教えてください! コジロウ様はいずこへーー!」
          サトシ「分からないよ! それは彼本人に聞きなよ!!」

          コジロウを助けながらルミカと出会い、サトシのニャースがペルシアンに進化させたサトシ達。 このままルミカはサトシ達の跡を
          追うのか? その事はいつか明かされるだろう。
          続く。